JP3446457B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP3446457B2
JP3446457B2 JP05009296A JP5009296A JP3446457B2 JP 3446457 B2 JP3446457 B2 JP 3446457B2 JP 05009296 A JP05009296 A JP 05009296A JP 5009296 A JP5009296 A JP 5009296A JP 3446457 B2 JP3446457 B2 JP 3446457B2
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pair
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徹 朝日
登 梨木
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭あるいは会社
等で広く一般に使用されている電話機に関し、特に卓上
で使用する場合の送受話器の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の電話機は、壁掛け用の
ブラケットを用いて壁掛け用として使用するときと、机
あるいはテーブル等において卓上用として使用する2種
類の使用方法がある。壁掛け用として使用する場合は、
設置場所が固定されているので電話機を持ち運んで移動
させるようなことはないが、卓上用として使用するとき
は、電話機の持ち運びが可能なために置き場所を移動さ
せて使用することがある。この場合、電話機を持ち運ぶ
際に、筐体の上面に載置された送受話器が落下しないよ
うに、送受話器を筐体と一緒に把持して移動させてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
この種の電話機は装飾的要素が要求され、外観の意匠が
重要視されるために、持ち運びの際に送受話器の保持を
容易とするような構造、例えば指等が挿入できる凹嵌部
を設けた構造となっていないものが多くなってきた。ま
た、外観形状そのものが送受話器を把持しにくいものも
あり、このため持ち運びをする際に、送受話器を落下さ
せて破損するおそれがあった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、持ち運びの際、送受話器の落下を防止し、送受話器
の破損を防止した電話機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る電話機は、筐体の上面に送受話器の送
話部を載置する凹嵌部が形成された電話機であって、前
記凹嵌部の対向する側壁に筐体内部に貫通する一対の窓
を穿設し、これら窓から凹嵌部内に進出する方向に弾性
復帰力が付与され前記送受話器の送話部の両側を挟持す
る一対の腕部が形成された断面コの字状の板ばねを設け
るとともに、筐体の内部に進退自在となるように支持さ
れ前記板ばねの前記一対の腕部を連結する基部に係合し
てこの板ばねの弾性復帰力により筐体の底部から外部に
突出する方向に付勢された作動ピンを設けたものであ
る。したがって、電話機を机等から持ち上げると、板ば
ねの弾性復帰力により作動ピンが筐体の外部に突出して
板ばねの腕部によって送受話器が保持される。一方、電
話機を机等に載置すると、作動ピンが筐体内に進出して
板ばねの腕部による送受話器の保持が解除され、送受話
器を持ち上げることが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る電話機の全体の
外観を示す斜視図、図2は図1におけるII-II 線断面
図、図3は動作を説明するための図1におけるIII-III
線断面図である。これらの図において、全体を符号1で
示す電話機は、ロアケース4と図2に示すように水平線
から角度α前方側が高く傾斜したアッパーパネル3によ
って筐体2が形成されている。
【0007】アッパーパネル3の略中央の一側方には、
ダイヤルボタン5が設けられており、他側方の前後部に
は平面視矩形状の凹嵌部6,7が凹設されている。8は
両端部に受話部9と図3に示すマイクロホン11が内蔵
され、両側に凹部10aが形成された送話部10とが突
出形成された送受話器であって、受話部9が凹嵌部6内
に、また送話部10が凹嵌部7内にそれぞれ係入するこ
とによってアッパーパネル3に載置される。
【0008】図2において、12は一方の凹嵌部6の底
部に穿設された孔、13は凹嵌部6の底部に一体に突出
形成した支持部15の支持軸16に一端が枢着され、他
端の下部に突出部14が設けられたフックボタンであっ
て、上端が孔12から凹嵌部6内に臨んでいる。17は
通話を断切するフックスイッチであって、ロアケース4
の底部に突設されたスタッド部19に取り付けられた支
持板18に固定され、前記フックボタン13の突出部1
4が当接している。
【0009】他方の凹嵌部7の両側壁には、互いに対向
する一対の窓20,20が穿設され、これら窓20,2
0を挟み一対のガイド壁21,21が凹嵌部7の外周部
を囲むようにして設けられている。これらガイド壁2
1,21は、凹嵌部7の両側部から突出した側部21a
と、凹嵌部7の底部から突出した底部21bとで形成さ
れている。
【0010】22は対向する一対の腕部22a,22a
と、これら腕部22a,22aを連結する基部22bと
で形成された断面コの字状の板ばねであって、腕部22
a,22aの先端部に対向するように保持パッド23,
23が固着されている。保持パッド23はゴムのような
弾性材またはフッ素樹脂のようなプラスチックで形成さ
れ、互いに対向する面の上端部には断面楔状の面取り部
23aが形成されている。この板ばね22は、前記一対
のガイド壁21,21間に前記送受話器8の長手方向の
移動を規制されるようにして配置され、保持パッド2
3,23が前記窓20,20から凹嵌部7内に臨むよう
に、両腕部22a,22aが図中矢印A方向への弾性復
帰力が付与されている。
【0011】25は板ばね22の基部22bの略中央部
に対応してロアケース4の底部の上下面から突出するよ
うに立設され、中央に貫通孔25aが穿設されたスリー
ブである。26はスリーブ25の貫通孔25aに摺動自
在に支持された作動ピンであって、上端部にフランジ2
6aが形成されている。この作動ピン26は、図3
(b)に示すように図中矢印C方向に下降して、フラン
ジ26aがスリーブ25の上端に係止されているときに
は、フランジ26aの上端面は板ばね22の基部22b
から離間し、先端はロアケース4の底部に固着されたゴ
ム足27の下端よりも下方に突出している。
【0012】次に、このような構成の電話機における送
受話器の保持および保持の解除動作を説明する。図3
(a)に示すように、電話機1を机28上に載置した状
態のときには、ゴム足27の下端より下方に突出してい
た作動ピン26の先端が机28の上端面に当接し、電話
機1の重量により、スリーブ25の貫通孔25a内を矢
印D方向に摺動して上昇する。矢印方向に上昇した作
動ピン26のフランジ26aは、板ばね22の基部22
bを方向に押圧するので、一対の腕部22a,22a
の先端は弾性復帰力に抗して離間する方向、すなわち矢
印B方向に移動する。
【0013】この一対の腕部22a,22aの先端の矢
印B方向の移動によって一対の保持パッド23,23が
凹嵌部7内から窓20を通って退出し、保持パッド2
3,23は送受話器8の送話部10の両側部から離間す
るので、送受話器8の保持パッド23,23からの保持
が解除される。したがって、送受話器8を筐体2から取
り上げることが可能となるので、発信動作や通話が可能
となる。
【0014】一方、電話機1を移動させるために、図3
(b)に示すように筐体2を把持して電話機1を机28
から持ち上げると、作動ピン26の先端と机28との係
合が外れるので、作動ピン26は板ばね22の弾性復帰
力によって図中矢印C方向に移動して先端が筐体2から
突出する。このように板ばね22が作動ピン26のフラ
ンジ26aによる押圧を解除されると、一対の腕部22
a,22aは弾性復帰力によって、図中矢印方向に移
動し窓20から凹嵌部7内に進出するので、一対の保持
パッド23,23が送受話器8の送話部10の凹部10
aに係合し、送話部10は一対の保持パッド23,23
によって保持される。このとき、保持パッド23が送話
部10の凹部10aに係合するので、保持パッド23に
よる保持が確実に行われる。
【0015】このため、電話機1の移動中に、送受話器
8を指等で把持しなくても、送受話器8が筐体2から脱
落することがないので、送受話器8を床等に落下させて
破損させるようなこともなく、また筐体2を強固に把持
できるので、筐体2自体を落すようなこともない。
【0016】次に、筐体2を机28から持ち上げて移動
しながら通話し、筐体2を持ち上げたままの状態で通話
を終了して送受話器8の送話部10を凹嵌部7に戻すと
きの動作を説明する。この状態では、作動ピン26によ
って板ばね22の基部22bが押圧されていないので、
板ばね22の弾性復帰力によって一対の腕部22aの先
端側が矢印A方向に移動し保持パッド23が凹嵌部7内
に進出している。この状態で、通話が終了して送受話器
8の送話部10を凹嵌部7に戻すと、送話部10の両側
の先端が保持パッド23の面取り部23aに当接する。
【0017】さらに送話部10を凹嵌部7内に係入させ
ると、送話部10は面取り部23aに案内されて一対の
腕部22a,22aの弾性復帰力に抗しながら矢印C方
向に移動し、図3(b)に示すように送話部10の凹部
10aに一対の保持パッド23,23が係合する。この
とき、保持パッド23が凹部10aに係合する際に、ク
リック感が得られるので、送受話器8の送話部10を確
実に凹嵌部7に係入したことが確認できる。
【0018】この状態、すなわち、電話機1を持ち上げ
た状態で、通話あるいは着信応答するときには、板ばね
22の一対の腕部22aの弾性復帰力に抗して送受話器
8を上方に比較的強い力で持ち上げることによって、保
持パッド23と凹部10aとの係合を解除し、送受話器
8をアッパーパネル3から外すことによって行う。
【0019】このように、保持手段として断面がコの字
状の板ばね22を用いたことにより、板ばね22が送受
話器8の保持機能と、保持する方向に付勢する付勢機能
を兼ね合わせることができるので、部品点数が削減され
て構造が簡易となる。
【0020】なお、本実施の形態では、送受話器8の送
話部10の両側に凹部10aを設けたが、板ばね22の
一対の腕部22a,22aの弾性復帰力のみで送受話器
8の保持が確実に行われるのであれば、特に設ける必要
はなく適宜設計変更が可能である。また、凹部10aを
設ける場合には、保持パッド23の材質を弾性変形がほ
とんどなくかつ摩擦係数の低いフッ素樹脂等で形成し、
凹部10aを設けない場合には、弾性変形が大きくかつ
摩擦係数の高いゴム等で形成することによって、送受話
器8の保持が確実となるとともに、送受話器8と保持パ
ッド23との係合および解除を円滑に行える。また、本
実施の形態では、送受話器8の保持機能と、保持する方
向に付勢する弾性復帰力を兼ね合わせた板ばね22を用
いたが、送受話器8を保持する保持部を備えた一対の保
持部材と、これら保持部材を付勢する付勢手段とを設
け、一対の保持部材を共通の軸に枢着し、作動ピン26
によってこれら一対の保持部材を揺動させるような構成
としてもよく、種々の設計変更が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
話機を持ち運んでいるときには、板ばねの一対の腕部に
よって送受話器の送話部が保持されるので、送受話器が
落下して破損するのが防止される。また、送話部の保持
を断面コの字状の板ばねで行うようにしたことにより、
板ばねが送受話器の保持機能と、保持する方向に付勢す
る弾性復帰力を兼ね合わせることができるので、部品点
数が削減され、構造が簡易となる。
【0022】
【0023】また、本発明によれば、送受話器の送話部
の両側に腕部が係合する凹部を形成したことにより、ク
リック感が得られるとともに腕部の保持パッドによる保
持が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電話機の全体の斜視図である。
【図2】 図1におけるII-II 線断面図である。
【図3】 図1におけるIII-III 線断面図で、(a)は
電話機を机等に載置した状態を示し、(b)は電話機を
持ち運んでいる状態を示す。
【符号の説明】
1…電話機、2…筐体、6,7…凹嵌部、8…送受話
器、10…送話部、20…窓、21…ガイド壁、22…
板ばね、22a…腕部、23…保持パッド、26…作動
ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 - 1/23

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の上面に送受話器の送話部を載置す
    る凹嵌部が形成された電話機であって、前記凹嵌部の対
    向する側壁に筐体内部に貫通する一対の窓を穿設し、こ
    れら窓から凹嵌部内に進出する方向に弾性復帰力が付与
    され前記送受話器の送話部の両側を挟持する一対の腕部
    が形成された断面コの字状の板ばねを設けるとともに、
    筐体の内部に進退自在となるように支持され前記板ばね
    の前記一対の腕部を連結する基部に係合してこの板ばね
    の弾性復帰力により筐体の底部から外部に突出する方向
    に付勢された作動ピンを設けたことを特徴とする電話
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機において、送受話
    器の送話部の両側に前記腕部が係合する凹部を形成し、
    前記一対の腕部の先端部に対向するように保持パッドを
    設けたことを特徴とする電話機。
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