JP3445921B2 - 媒体搬送装置 - Google Patents

媒体搬送装置

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JP3445921B2 JP17950197A JP17950197A JP3445921B2 JP 3445921 B2 JP3445921 B2 JP 3445921B2 JP 17950197 A JP17950197 A JP 17950197A JP 17950197 A JP17950197 A JP 17950197A JP 3445921 B2 JP3445921 B2 JP 3445921B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、通帳等の冊子や伝
票等の単票用紙を搬送する媒体搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の媒体搬送装置は、例えば銀行等
で窓口業務を行うときに使用する窓口端末装置に設けら
れる。この窓口端末装置は、媒体としての通帳類(例え
ば通帳等の冊子、伝票等の単票用紙)を挿入する媒体挿
入口、この媒体挿入口から挿入された通帳類を搬送ロー
ラ等を駆動して装置内に引込んで搬送路に沿って搬送す
る搬送機構、この搬送路の途中に設けられた印字部や読
取部等の処理部、各部を制御するCPU(中央処理装
置)を有する制御部を備える。 【0003】また、上記搬送路の途中には媒体挿入口か
ら処理部までの途中に、媒体の通過を検出する位置決め
用光透過型センサが設けられている。この光透過型セン
サの出力は、A/D(アナログ・デジタル)変換器によ
りアナログ・デジタル変換されてI/O(入出力)ポー
トから取込まれ、取込まれたセンサ出力は装置制御部本
体を構成するCPU(図示しない)で監視される。そし
て、I/Oポートを介して取込んだ位置決め用光透過型
センサからのセンサ出力に変化があると、CPUは通帳
類がセンサ位置を通過したと判断するようになってい
る。 【0004】上記CPUは、このような光透過型センサ
からのセンサ出力に基づいて以下のような媒体の位置決
め制御を行うようになっている。すなわち、CPUは媒
体挿入口に通帳類が挿入されると、パルスモータを駆動
して搬送機構を制御することによりその通帳類を搬送す
る。そして、I/Oポートから取込んだ光透過型センサ
からのセンサ出力に変化があると通帳類の通過を検出し
たと判断して、そのときから所定の搬送パルス数分だけ
パルスモータを駆動制御して停止させる。こうして、所
定の搬送距離だけ通帳類を搬送して位置決めし、印字部
や磁気読取部等の処理部で通帳類への印字等の処理を行
うようになっていた。 【0005】上記位置決め用光透過型センサ1は、具体
的には図5に示すように構成される。すなわち、位置決
め用光透過型センサ1は発光ダイオード等からなる発光
素子2、フォトトランジスタ等からなる受光素子3から
なる。発光素子2は電源電圧Vccと接地間に抵抗R1 を
直列に介して図示極性で接続しており、受光素子3は電
源電圧Vccと接地間に抵抗R2 を直列に介して接続して
いる。 【0006】この光透過型センサ1からのアナログ出力
は、コンパレータ4からなるA/D変換器4でデジタル
出力に変換されてCPUのI/Oポートへ供給される。
このA/D変換器5のコンパレータ4の非反転入力端子
(−)には電源電圧Vccと接地間に直列接続した抵抗R
3 、R4 の接続点が接続しており、コンパレータ4の反
転入力端子(+)には受光素子3からの出力端子が接続
している。また、コンパレータ4の出力端子と反転入力
端子(+)とは抵抗R5 を介して接続している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】このような光透過型セ
ンサ1及びA/D変換器5を備える位置決め基準センサ
回路は、図6に示すように受光素子3としてのフォトト
ランジスタのアナログ出力をデジタル出力に変換する場
合にA/D変換器5からの出力が遅延するという特性が
ある。この特性を、図5に示す位置決め基準センサ回路
のVccを5V、抵抗R1 を520Ω、抵抗R2 を10k
Ω、抵抗R3 を4.7kΩ、抵抗R4 を4.7kΩ、抵
抗R5 を100kΩとした場合について以下に説明す
る。 【0008】すなわち、図5に示すように搬送する媒体
6が発光素子2と受光素子3であるフォトトランジスタ
との間を通過するとき、フォトトランジスタの出力は図
6(a)に示すように媒体6がない場合には0Vを維持
し、媒体6が搬送されて発光素子2からの光を徐々に遮
るようになるに連れて0Vから5Vに次第に変化するよ
うになる。ところが、A/D変換器5のコンパレータの
基準電圧は、2.5Vであるため、コンパレータ4の出
力は図6(b)に示すようにフォトトランジスタの出力
が0Vから2.5Vを越えるまでは0Vを維持してお
り、2.5Vを越えてはじめて5Vに立上がる。この立
上がりタイミングでCPUは搬送媒体6の通過を検知す
ることになる。 【0009】このように光透過センサ1の受光素子3で
あるフォトトランジスタが搬送媒体6を検知してから所
定時間Ta だけ遅延してコンパレータ4からの出力が立
上がるため、実際には搬送媒体6が発光素子2と受光素
子3との間に到達しているにもかかわらず、所定時間T
a が経過するまでは、CPU側で搬送媒体6の通過を検
知できないという特性がある。 【0010】このような遅延特性は、媒体の搬送速度が
遅い場合には、媒体搬送処理に支障はないが、近年にお
ける装置全体の処理速度の向上の要請に応えるため、媒
体の搬送速度を上げて処理を行うと、以下のような不都
合が生じるという問題があった。 【0011】すなわち、媒体の搬送速度が遅い場合には
搬送パルスが生じる時間間隔も比較的長いため、光透過
センサ1のフォトトランジスタが搬送媒体6を検知(t
1 )し始めてからコンパレータ4からの出力が立上がる
(t2 )までの遅延時間Ta内に搬送パルスが発生する
ことはないことから、媒体の停止位置がずれる問題は生
じないが、媒体の搬送速度が速い場合には搬送パルスが
生じる時間間隔も比較的短くなるため、その搬送パルス
の発生タイミングによっては遅延時間Ta 内に搬送パル
スが発生してしまうことがある。その結果、発生した搬
送パルスの分だけ媒体が余計に搬送されるため、媒体停
止位置がずれて正確な位置決めができないという問題が
あった。このような媒体停止位置のずれにより印字位置
がずれて印字不良を生じたり、読取位置がずれて読取不
良を生じたりするため、搬送速度を上げる場合にはこの
点も考慮する必要があることがわかった。 【0012】そこで、本発明は、媒体の搬送速度が速い
ときに生じる媒体停止位置のずれを防止することができ
る媒体搬送装置を提供しようとするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、パルスモータ
に与える搬送パルス数に基づいて媒体を搬送し停止制御
する媒体搬送装置において、媒体の通過を検出する光学
センサからの出力をアナログ・デジタル変換して取込
み、取込んだ出力に変化があったときに媒体が通過した
ことを検出する媒体通過検出手段と、パルスモータを駆
動して媒体に応じて低速から高速までの異なる搬送速度
の1つを選択してその媒体を搬送可能とし、媒体通過検
出手段が媒体の通過を検出したときからさらに光学セン
サ配置位置から媒体を停止させようとする位置までの搬
送距離に相当する位置決め搬送パルス数分をカウントし
て搬送を停止する搬送制御手段と、媒体の搬送速度が低
速側であるか高速側であるかを判断し、媒体の搬送速度
が低速側であると判断した場合は搬送制御手段を駆動制
御させて所定の位置決め搬送パルスで媒体を搬送制御
し、媒体の搬送速度が高速側であると判断した場合は光
学センサからの出力をアナログ・デジタル変換して取込
むまでの遅延時間内に発生するパルス数を位置決め搬送
パルス数から減算したものを新たに位置決め搬送パルス
数として搬送制御手段を駆動制御させて媒体を搬送制御
するものである。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を通帳類印字装置に
適用した場合の第1の実施の形態を図1及び図2を参照
して説明する。図1は、本実施の形態にかかる通帳類印
字装置の構成を示すブロック図で、11は制御部本体を
構成するCPU(中央処理装置)、12はこのCPU1
が各部を制御するためのプログラムデータ等を格納した
ROM(リード・オンリ・メモリ)、13はCPU11
がデータ処理等を行うためのメモリ領域等を設けたRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)、14はI/Oポー
ト、15はI/Fである。上記CPU11とROM1
2、RAM13、I/Oポート14、I/F15とはデ
ータバス、アドレスバス等からなるバスライン16によ
り相互に電気的に接続されている。また、I/F15に
はホスト装置17が通信ケーブルを介して接続されてい
る。 【0015】上記I/Oポート14には、媒体挿入口
(図示しない)から挿入された通帳類等の媒体を搬送ロ
ーラ等を駆動して装置内に引込み、搬送路に沿って搬送
する搬送ローラ等を駆動する搬送モータ(ここではパル
スモータで構成される)18を制御するモータドライバ
19、媒体を搬送ローラで挟持して搬送するために搬送
ローラをクランプ制御するクランプマグネット20を駆
動するマグネットドライバ21、搬送路の途中に設けた
印字ヘッド22を駆動するヘッドドライバ23、その他
ユーザがキー操作等を行う操作パネル(図示しない)が
それぞれ接続している。 【0016】さらに、I/Oポート14には、媒体の通
過により媒体の搬送距離を制御する基準となる出力を発
生する位置決め基準センサ回路24が接続している。な
お、この位置決め基準センサ回路24の構成は、図5に
示すものと同様であるため、その詳細な説明を省略す
る。 【0017】上記ROM12には、媒体の搬送を行うた
めに搬送モータ18に供給する搬送パルスを記憶するス
テップレートデータテーブル(ステップレート記憶手
段)が設けられている。このステップレートデータテー
ブルは、媒体の種類や業務内容に応じて低速搬送処理用
テーブル及び高速搬送処理用テーブルの2種類が用意さ
れている。 【0018】上記低速搬送処理用テーブルは通帳等の冊
子を搬送媒体とする場合に使用され、例えば媒体を18
00BPSで搬送できるような搬送パルスデータが記憶
されている。また、高速搬送処理用テーブルは伝票等の
単票用紙を搬送媒体とする場合に使用され、例えば媒体
を3000BPSで搬送できるような搬送パルスデータ
が記憶されている。このように、2種類のステップレー
トデータテーブルを用意するのは、以下の理由による。 【0019】すなわち、装置全体の処理速度を速くする
ため、媒体の搬送速度も速くしたいが、媒体によって搬
送速度を速くすることができない場合がある。例えば搬
送媒体が通帳等の冊子の場合、通常は2ぺージ分が見開
きになるように開き、その開いた方向から媒体挿入口に
挿入するため、先に挿入されるぺージは水平になってい
ても、後から挿入されるぺージは冊子の性質上、その綴
じ部で折れて開いた側の端部が上方に浮き上がり、後か
ら挿入されるぺージが媒体挿入口に当たってしまう。こ
の場合に媒体の搬送速度が速いと搬送モータのトルクが
弱いため脱調等が生じて搬送不良を生じるおそれがあ
る。このため、冊子の場合は媒体の搬送速度を遅くして
搬送モータのトルクを強くする必要がある。 【0020】これに対して、搬送媒体が伝票等の単票用
紙の場合は冊子の場合と同様の問題は生じないため、搬
送速度を上げることができる。このように、搬送する媒
体によって搬送速度を変えて制御する必要があるため、
2種類のステップレートデータテーブルを用意してい
る。 【0021】上記RAM13には、位置決め用光透過型
センサ1を媒体が通過したときのA/D変換器5からの
電圧出力変化(図6参照)を基準にして、その後に発生
した搬送パルスをカウントするためのカウンタ13aが
設けられている。 【0022】また、ROM12には、媒体を停止させる
位置までの搬送量を、位置決め用光透過型センサ1の設
置位置から停止位置までの距離及び速度に応じた位置決
め搬送パルス数として予め記憶しておく位置決め搬送パ
ルス数データテーブル(位置決め搬送パルス数記憶手
段)が設けられている。この停止位置までの搬送距離
は、業務内容(冊子と単票用紙のいずれに印字するか
等)により停止位置は予め決定される。 【0023】さらに、ROM12には、媒体の搬送速度
に応じて位置決め搬送パルス数を補正するための補正搬
送パルス数を予め記憶しておく補正搬送パルス数データ
テーブル(補正搬送パルス数記憶手段)が設けられてい
る。この補正搬送パルス数は、媒体が位置決め用光透過
型センサ1の設置位置に達してから、そのことをCPU
11が検知するまでの遅延時間Ta(図6参照)による
搬送停止位置のずれを補正するものであるため、媒体の
搬送速度や位置決め用光透過型センサ1の応答速度等に
基づいて決定する。 【0024】具体的には、実験や計算により遅延時間T
a内に発生する搬送パルス数を補正搬送パルス数として
設定する。例えば3000BPSで搬送する場合には遅
延時間Ta内に2パルス発生するため、補正搬送パルス
数を2パルスに設定しておく。すなわち、この場合には
搬送された媒体は位置決め搬送パルス数分だけカウント
して停止させても、遅延時間Ta内に発生した2パルス
分だけ多く搬送されて停止するため、この2パルスを位
置決め搬送パルス数から引算して2パルス分手前で停止
させれば、正確な停止位置で媒体を停止させることがで
きるためである。 【0025】上記CPU11は、媒体挿入口から挿入さ
れた通帳類等の媒体を搬送する場合には図2に示すよう
な媒体搬送処理を行うようになっている。すなわち、C
PU11はST(ステップ)1にて媒体を搬送するため
に必要な搬送パルスをROM12のステップレートデー
タテーブルから読出す。この場合、ROM12のステッ
プレートデータテーブルのうち、低速搬送処理用テーブ
ルと高速搬送処理用テーブルのいずれを読出すかは、予
め設定された業務内容(冊子と単票用紙のいずれに印字
するか等)に基づいて決定される。 【0026】次に、ST2にて設定された業務内容から
媒体の搬送速度が低速搬送処理用のものか否かを判断す
る。このとき低速搬送処理用(ここでは1800BP
S)のものであると判断した場合は、ST3にてROM
12の位置決め搬送パルス数データテーブルから位置決
め搬送パルス数を読出し、この位置決め搬送パルス数デ
ータに基づいて媒体挿入口から挿入された媒体の搬送処
理を行う。すなわち、ST1にてROM12のステップ
レートデータテーブルから読出した搬送パルスデータに
基づいて媒体を吸入して搬送を開始し、その後の位置決
め基準センサ回路24からの出力の立上がり(図6参
照)後に発生した搬送パルス数をRAM13のカウンタ
13aでカウントし、カウントした搬送パルス数が上記
位置決め搬送パルス数になったら媒体の搬送を停止す
る。その後は、例えば印字ヘッド22を駆動してその媒
体停止位置で媒体に所定の印字処理等を行う。 【0027】また、ST2にて設定された業務内容から
媒体の搬送速度が高速搬送処理用(ここでは3000B
PS)のものであると判断した場合は、ST5にてRO
M12の位置決め搬送パルス数データテーブルから位置
決め搬送パルス数を読出すとともに、補正搬送パルス数
データテーブルから補正搬送パルス数を読出して位置決
め搬送パルス数から補正搬送パルス数を減算して補正す
る。 【0028】続いてST6にて補正後の位置決め搬送パ
ルス数データに基づいて媒体挿入口から挿入された媒体
の搬送処理を行う。すなわち、ST1にてROM12の
ステップレートデータテーブルから読出した搬送パルス
データに基づいて媒体を吸入して搬送を開始し、その後
の位置決め基準センサ回路24からの出力の立上がり
(図6参照)後に発生した搬送パルス数をRAM13の
カウンタ13aでカウントし、カウントした搬送パルス
数が上記補正後の位置決め搬送パルス数になったら媒体
の搬送を停止する。これにより、媒体は補正搬送パルス
数分だけ手前で停止する。その後は、例えば印字ヘッド
22を駆動してその媒体停止位置で媒体に所定の印字処
理等を行う。 【0029】このような構成の本実施の形態において
は、予め設定された業務内容に基づいて搬送媒体の搬送
速度を判断し、その搬送速度が低速搬送処理用のもので
ある場合には所定の位置決め搬送パルス数で媒体の搬送
処理を行い、その搬送速度が高速搬送処理用のものであ
る場合には所定の位置決め搬送パルス数から補正搬送パ
ルス数を減算した補正後の位置決め搬送パルス数で媒体
の搬送処理を行う。 【0030】これにより、媒体を高速で搬送する場合
に、媒体が位置決め用光透過型センサ1の設置位置に達
してから、そのことをCPU11が検知するまでの遅延
時間Ta(図6参照)による搬送停止位置のずれを補正
することができ、正確な位置決めを行うことができる。
従って、印字位置がずれて印字不良を生じたり、読取位
置がずれて読取不良を生じることなく、搬送速度を上げ
ることができるため、結果として装置全体の処理速度を
上げることができる。 【0031】以下、本発明を通帳類印字装置に適用した
場合の第2の実施の形態を図3及び図4を参照して説明
する。なお、上記第1の実施の形態における部分と同一
部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0032】図3は、本実施の形態にかかる通帳類印字
装置の構成を示すブロック図で、図1に示すものと異な
るのは、搬送路を沿って搬送されている媒体の種類(例
えば冊子又は単票用紙)を検出する媒体種類検出回路2
5を設けた点である。この媒体種類検出回路25は、例
えば搬送路の幅方向に設けた媒体種類検出用光透過型セ
ンサ(1つでも複数でもよい)とこの光透過型センサか
らの出力をアナログ・デジタル変換するA/D変換器を
備え、このA/D変換器からの出力はI/Oポート14
へ入力される。本実施の形態におけるCPU11は媒体
種類検出用光透過型センサ25からの出力を監視し、そ
のセンサ出力に基づいて媒体の幅サイズを検出すること
により媒体の種類を判断する。すなわち、通常は冊子で
ある通帳と単票用紙である伝票とでは幅サイズが異なる
ため、その幅の違いを検出することによって、現在、搬
送されている媒体が冊子か単票用紙かを検出するもので
ある。 【0033】本実施の形態におけるCPU11は、媒体
挿入口から挿入された通帳類等の媒体を搬送する場合に
は図4に示すような媒体搬送制御を行うようになってい
る。すなわち、CPU11はST11にて媒体を搬送す
るために必要な搬送パルスをROM12のステップレー
トデータテーブルから読出して、この搬送パルスデータ
に基づいて媒体挿入口から挿入された媒体を吸入して搬
送を開始する。この場合、ROM12のステップレート
データテーブルのうち、低速搬送処理用テーブルと高速
搬送処理用テーブルのいずれを読出すかは、予め設定さ
れた業務内容に基づいて決定される。 【0034】次に、ST12にて上記媒体種類検出回路
25からの出力に基づいて現在搬送中の媒体の種類を検
出し、ST13にて検出された媒体の種類が低速搬送処
理用のものであるか否かを判断する。つまり、第1の実
施の形態では、低速搬送処理を行っているか、又は高速
搬送処理を行っているかは、予め設定された業務内容に
基づいて判断するが、本実施の形態では業務内容の有無
を問わず、実際に搬送されている媒体の種類を検出して
低速搬送処理か高速搬送処理かを判断する。すなわち、
媒体が通帳等の冊子である場合には、低速搬送処理を行
っていると判断し、媒体が伝票等の単票用紙である場合
には高速搬送処理を行っていると判断する。 【0035】ST13にて搬送中の媒体が低速搬送処理
用のもの(通帳等の冊子)であると判断した場合は、S
T14にてROM12の位置決め搬送パルス数データテ
ーブルから位置決め搬送パルス数を読出し、この位置決
め搬送パルス数データに基づいて搬送中の媒体の位置決
め搬送処理を行う。すなわち、位置決め基準センサ回路
24からの出力の立上がり(図6参照)後に発生した搬
送パルス数をRAM13のカウンタ13aでカウント
し、カウントした搬送パルス数が上記位置決め搬送パル
ス数になったら媒体の搬送を停止する。続いて、例えば
印字ヘッド22を駆動してその媒体停止位置で媒体に所
定の印字処理等を行う。 【0036】また、ST13にて搬送中の媒体が高速搬
送処理用のもの(伝票等の単票用紙)であると判断した
場合は、ST16にてROM12の位置決め搬送パルス
数データテーブルから位置決め搬送パルス数を読出すと
ともに、補正搬送パルス数データテーブルから補正搬送
パルス数を読出して位置決め搬送パルス数から補正搬送
パルス数を減算して補正する。 【0037】続いてST17にて補正後の位置決め搬送
パルス数データに基づいて搬送中の媒体の位置決め搬送
処理を行う。すなわち、位置決め基準センサ回路24か
らの出力の立上がり(図6参照)後に発生した搬送パル
ス数をRAM13のカウンタ13aでカウントし、カウ
ントした搬送パルス数が上記補正後の位置決め搬送パル
ス数になったら媒体の搬送を停止する。これにより、媒
体は補正搬送パルス数分だけ手前で停止する。続いて、
例えば印字ヘッド22を駆動してその媒体停止位置で媒
体に所定の印字処理等を行う。 【0038】このような構成の本実施の形態において
は、搬送中の媒体の種類を検出し、検出した媒体の種類
に基づいて搬送速度を判断し、その媒体の種類が低速搬
送処理用のものである場合には所定の位置決め搬送パル
ス数で媒体の搬送処理を行い、その媒体の種類が高速搬
送処理用のものである場合には所定の位置決め搬送パル
ス数から補正搬送パルス数を減算した補正後の位置決め
搬送パルス数で媒体の搬送処理を行う。 【0039】これにより、第1の実施の形態と同様に、
媒体を高速で搬送する場合に、媒体が位置決め用光透過
型センサ1の設置位置に達してから、そのことをCPU
11が検知するまでの遅延時間Ta(図6参照)による
搬送停止位置のずれを補正することができ、正確な位置
決めを行うことができる。従って、印字位置がずれて印
字不良を生じたり、読取位置がずれて読取不良を生じる
ことなく、搬送速度を上げることができるため、結果と
して装置全体の処理速度を上げることができる。 【0040】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、光学センサとして光透過型センサを使用したも
のについて述べたが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、光学センサとして光反射型センサを使用したも
のであってもよい。 【0041】また、本実施の形態においては、媒体の種
類に応じて低速か高速かの2種類の搬送速度を選択可能
とし、いずれの速度で搬送するかで制御を分けたものに
ついて述べたが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、低速から高速までの3種類以上の搬送速度の1つを
選択可能としてもよい。この場合には、媒体の搬送速度
が低速側であるか高速側であるかを判断し、低速側の速
度であると判断した場合は位置決め搬送パルスで媒体を
搬送制御し、媒体の搬送速度が高速側であると判断した
場合は光学センサからの出力をアナログ・デジタル変換
して取込むまでの遅延時間内に発生するパルス数を位置
決め搬送パルス数から減算したものを新たに位置決め搬
送パルス数として媒体を搬送制御してもよい。 【0042】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、媒
体の搬送速度が速いときに生じる媒体停止位置のずれを
防止することができる媒体搬送装置を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる通帳類印字
装置の構成を示すブロック図。 【図2】図1に示すCPUが行う処理を示す流れ図。 【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる通帳類印字
装置の構成を示すブロック図。 【図4】図3に示すCPUが行う処理を示す流れ図。 【図5】媒体の搬送処理における位置決め搬送処理の基
準となる媒体距離基準センサの構成を示す図。 【図6】図5に示す媒体距離基準センサ内でセンサ出力
が遅延することを説明する図で、同図(a)は受光素子
であるフォトトランジスタの出力電圧と時間との関係を
示す図で、同図(b)はA/D変換器のコンパレータ出
力電圧とと時間との関係を示す図である。 【符号の説明】 1…位置決め用光透過型センサ(光学センサ) 5…A/D変換器 11…CPU 13…RAM 18…搬送モータ(パルスモータ) 24…位置決め基準センサ 25…媒体種類検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 B41J 11/42 B41J 13/00 B65H 7/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パルスモータに与える搬送パルス数に基
    づいて媒体を搬送し停止制御する媒体搬送装置におい
    て、前記媒体の通過を検出する光学センサからの出力を
    アナログ・デジタル変換して取込み、取込んだ出力に変
    化があったときに前記媒体が通過したことを検出する媒
    体通過検出手段と、前記パルスモータを駆動して前記媒
    体に応じて低速から高速までの異なる搬送速度の1つを
    選択してその媒体を搬送可能とし、前記媒体通過検出手
    段が前記媒体の通過を検出したときからさらに前記光学
    センサ配置位置から前記媒体を停止させようとする位置
    までの搬送距離に相当する位置決め搬送パルス数分をカ
    ウントして搬送を停止する搬送制御手段と、前記媒体の
    搬送速度が低速側であるか高速側であるかを判断し、前
    記媒体の搬送速度が低速側であると判断した場合は搬送
    制御手段を駆動制御させて所定の位置決め搬送パルスで
    前記媒体を搬送制御し、前記媒体の搬送速度が高速側で
    あると判断した場合は前記光学センサからの出力をアナ
    ログ・デジタル変換して取込むまでの遅延時間内に発生
    するパルス数を前記位置決め搬送パルス数から減算した
    ものを新たに位置決め搬送パルス数として前記搬送制御
    手段を駆動制御させて前記媒体を搬送制御することを特
    徴とする媒体搬送装置。
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