JP3445898B2 - 連続式洗濯機における洗濯方法 - Google Patents

連続式洗濯機における洗濯方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外胴の内部を軸
方向に区画することによって形成した複数の洗濯槽に洗
濯物を順次移送しながら洗濯を行う連続式洗濯機におけ
る洗濯方法に関し、特に洗濯水を介して後から洗濯され
る洗濯物に色移り等の弊害を生じさせるおそれのある洗
濯物(この明細書で「色物の洗濯物」又は単に「色物」
という)の後に、上記色移り等の弊害を受けるおそれの
ある洗濯物(この明細書で「白物の洗濯物」又は単に
「白物」という)を洗濯するときの洗濯方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】連続式洗濯機は、水平に置かれた筒状の
外胴を備えており、その軸方向の一方の端部から投入さ
れた洗濯物を軸方向に移送しながら洗濯し、他方の端部
から排出する構造をしている。外胴の内部は複数の洗濯
槽に区画されており、区画された洗濯槽の幾つかを組に
して、上流側から予洗領域、本洗領域及び濯ぎ領域が形
成される。例えば添付図面に示したものでは、外胴の内
部が10個の洗濯槽V1・・・V10に区画されてお
り、上流側の2槽V1、V2が予洗領域、中間の5槽V
3・・・V7が本洗領域、下流側の3槽V8、V9、V
10が濯ぎ領域の洗濯槽となっている。
【0003】一般に従来のこの種の洗濯機による洗濯に
おいては、予洗水は予洗領域の最初の槽に供給されて予
洗領域の最後の槽から流出するようになっており、また
本洗領域と濯ぎ領域においては、洗濯水は各領域の最後
の槽から供給されて各領域の最初の槽から排出されるよ
うになっている。すなわち、洗濯物の移送方向と洗濯水
の流れが同方向の場合を順流、逆方向の場合を向流とい
うこととすれば、従来は図16に示すように予洗領域で
は順流CFで、本洗領域と濯ぎ領域では向流RFで洗濯
が行われていた。
【0004】このような連続式洗濯機は、ホテルや病院
のシーツやタオルなどの白物の洗濯に主に用いられてお
り、連続して投入される洗濯物が白物ばかりであれば何
等問題は生じないのであるが、白物の間に濃い色に染色
された色物が投入されると、洗濯水中に染料が溶出し、
これが色物の後に投入された白物に付着して、色移りが
起こるという問題が生ずる。この色移りは、洗剤を含ん
だ洗濯水を蒸気等で加熱して洗濯を行う本洗領域で発生
する。
【0005】そこでこの問題を避けるために、特公平4
−30320号公報には、色物に続けて白物が投入され
たとき、本洗領域の洗濯水の流れを図16に実線で示す
向流RFから破線で示す順流CFに切り換えるように改
良された連続式洗濯機が提唱されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記改良された連続式
洗濯機において、本洗領域に色物の後に投入した白物が
移動してきたとき、本洗領域での洗濯水の流れを向流R
Fから順流CFに切り換えてやれば、色物を洗濯した後
の洗濯水が後で投入した白物の方に流れてこないので、
後で投入した白物への色移りは防止することができる。
しかしながらこのとき、色物の前方(下流側)の本洗領
域に先に投入した白物が残っていると、洗濯水を順流に
切り換えることによって、色物を洗った後の洗濯水が先
に投入した白物の方へと流れ、色移りを起こす危険があ
る。
【0007】従って上記改良された装置で色移りを完全
に防止するためには、後から投入した白物が本洗領域に
入ってきたとき、本洗領域の下流側の槽内がすべて色物
であることが必要であり、本洗領域に5つの洗濯槽を設
けた図16の装置では、少なくとも4槽分の色物を連続
的に投入しなければならず、色物が1槽分だけしかない
場合には、その前(または後)の3槽を空にして洗濯し
なければならないという不都合が生ずる。
【0008】この発明は、白物に混じって洗濯される色
物の量が少ない場合や、白物と色物の投入が交互に行わ
れるような場合にも、色移りを完全に防止してより効率
良く洗濯を行うことができる連続式洗濯機を得ることを
課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の連続式
洗濯機における洗濯方法は、通常の洗濯状態では洗濯水
を洗濯物の移送下流側から上流側へと流す向流で本洗を
行う連続式洗濯機の洗濯方法において、色物の洗濯物の
後に最初に投入された白物の洗濯物Lwhが本洗領域の
洗濯槽に移送されるときに、その移送先の槽に連通する
給水弁と排水弁とを開いて当該移送先の槽の洗濯水を交
換するとともに、上記最初に投入された白物の洗濯物が
本洗領域の最後の洗濯槽に移送されるまでの間は本洗領
域の各洗濯槽に接続された給水弁と排水弁とを閉鎖した
状態で溜洗いを行い、本洗領域の全槽が白物となるまで
この溜洗い状態を継続するものである。
【0010】また請求項2の発明の連続式洗濯機におけ
る洗濯方法は、通常の洗濯状態では洗濯水を洗濯物の移
送下流側から上流側へと流す向流で本洗を行う連続式洗
濯機の洗濯方法において、色物の洗濯物に続けて白物の
洗濯物を投入するとき、当該色物に続く白物の洗濯物L
whの投入前の1槽を空にし、その空の槽が本洗領域に
移動してきたとき、他の槽で洗濯が行われている間に当
該空の槽に接続されている給水弁及び排水弁を開いて当
該空の槽の洗濯水を交換し、かつ当該空の槽が本洗領域
にあるときは本洗領域の他の槽に接続されている給水弁
及び排水弁を閉じて溜洗いを行うことを特徴とするもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】図15はこの発明の方法が適用さ
れる連続式洗濯機を模式的に示したものである。図の洗
濯機は、中央に洗濯物移送用の開口3を備えた隔壁4
で、外胴1の内部が10個の洗濯槽V1・・・V10に
区画されており、第1と第2の洗濯槽V1、V2が予洗
領域、第3から第7の洗濯槽V3・・・V7が本洗領
域、第8から第10の洗濯槽V8・・V10が濯ぎ領域
となっている。外胴1内にはその長手軸まわりに回転す
る内胴2が設けられており、洗濯物はこの内胴内を第1
洗濯槽V1側から第10洗濯槽V10へと順次間歇的に
(洗濯動作と移送動作とを交互に繰り返して)移送され
ながら洗濯される。第1洗濯槽V1には、洗濯物投入口
5が設けてあり、第10洗濯槽V10には、洗濯物排出
口6が設けてある。
【0012】洗濯槽のうちの必要なものには、給水管
W、洗剤供給管C、蒸気供給管S、リサイクル水の給水
管R及び排水管Dが接続されており、これらの配管には
給水弁W1・・・W7及びW10、洗剤供給弁C1、C
4、C5及びC7、蒸気供給弁S3・・・S7並びに排
水弁D1・・・D8が設けられている。これらの弁の符
号に付した添字は、接続されている洗濯槽の番号を示し
ている。
【0013】洗濯機内に形成する洗濯槽の数及び形成し
た洗濯槽を予洗領域、本洗領域及び濯ぎ領域にどのよう
に割り振るかは、この発明の方法を実施するうえで特に
制限はない。また洗剤や蒸気をどの槽に供給するかにつ
いても特に制限はない。極端な例を言えば、洗剤や蒸気
を全く供給しないで洗濯を行う装置についても、この発
明の方法は可能である。
【0014】給水管と排水管及び給水弁と排水弁につい
ては、以下のことが考慮される。まず、本洗領域で向流
により洗濯を行うためには、本洗領域の最後の槽V7へ
の給水管Wと最初の槽V3への排水管Dの接続は不可欠
である。また予洗領域及び濯ぎ領域で向流または順流で
洗濯を行うためには、それぞれの領域の最初の槽と最後
の槽とにそのいずれか一方には給水管Wを、他方には排
水管Dを接続しなければならない。通常は予洗を順流
で、濯ぎを向流で行うので、最初の槽V1と最後の槽V
10に給水管R、Wが、また予洗区間の最後の槽V2と
濯ぎ区間の最初の槽V8に排水管Dが接続される。
【0015】上記のような通常の配管に加えて、この発
明方法の実施のためには、槽内の洗濯物が白物から色物
に替わったときに色移りが生ずるのを防止しようとする
洗濯槽のすべてに給水弁を備えた給水管Wと排水弁を備
えた排水管Dとが接続される必要がある。通常色移りが
最も生じやすいのは本洗領域であり、少なくとも本洗領
域の洗濯槽V3・・・V7に給水弁W3・・・W7を備
えた給水管Wと、排水弁D3・・・D7を備えた排水管
Dを設けることが必要である。
【0016】図15に示した装置では、上述のことを考
慮した配管に加えて、予洗領域においてもこの発明の方
法を実施可能とするために、第1槽V1及び第2槽V2
にも給水弁W1、W2を備えた給水管R、W及び排水弁
D1、D2を備えた排水管Dを接続している。
【0017】図1ないし図8は、この発明方法の第1の
実施形態を示したものである。実施形態を示すこれらの
図においては、洗濯物投入口、外胴、外胴内の洗濯槽、
各槽に接続された給水管の給水弁及び排水管の排水弁の
みが示されており、これらの部材には図15と同一の符
号が付してある。また洗濯槽内に示した○印は、洗濯物
の塊であり、白○印は白物、ハッチングを付けた○印は
色物を示し、符号のLchは色物の先頭の塊を、Lwh
は白物の先頭の塊を示す。また給水弁と排水弁とは、そ
れぞれの配管を示す線分に重ねて表示した×印と○印で
示されており、○印は弁が開いていることを、×印は弁
が閉じていることを示す。
【0018】図1ないし図8に示す第1実施形態は、本
洗領域のみで本発明方法を実施した形態を示している。
図1において、白物に続けて色物の最初の塊Lchが第
1槽V1に投入されている。この状態では通常の洗濯時
と同様に、予洗領域では順流で、本洗領域及び濯ぎ領域
では向流で洗濯が行われている。従って予洗領域の最初
の槽の給水弁W1、本洗領域の最後の槽の給水弁W7、
濯ぎ領域の最後の槽の給水弁W10、予洗領域の最後の
槽の排水弁D2、本洗領域の最初の槽の排水弁D3及び
濯ぎ領域の最初の槽の排水弁D8が開き、その他の弁は
すべて閉じられている。
【0019】図2は図1の状態から順次洗濯物の塊が送
られながら、続けて3個の色物の塊が投入され、その後
に再び白物の塊が投入されて、後で投入された最初の白
物の塊Lwhが予洗領域の最後の槽V2まで送られた状
態である。図1から図2の状態までは、上述した弁の開
閉関係には変化がない。図3は図2の状態から洗濯物の
塊が次の槽へ移送される途中の状態である。白物の最初
の塊Lwhは予洗領域の最後の槽V2から本洗領域の最
初の槽V3に移動しようとしている。このとき白物の最
初の塊Lwhが移動してくる槽V3に接続されている給
水弁W3及び排水弁D3が開となり、当該槽V3の洗濯
水の交換が行われる。同時に本洗領域の残りの槽V4・
・V7に接続されている給水弁W4・・W7及び排水弁
D4・・D7は閉じられる。予洗領域及び濯ぎ領域の弁
の開閉関係は変化しない。
【0020】図4は、図3での処理により洗濯水が交換
された本洗領域の最初の槽V3に、最初の白物の塊Lw
hが移動して洗濯が継続されている状態を示したもので
ある。この状態においては、本洗領域の給水弁W3・・
・W7及び排水弁D3・・・D7はすべて閉鎖されてい
る。すなわち本洗領域の各槽V3・・・V7では、洗濯
水を他の槽に移流させない溜洗いが行われる。
【0021】図5は図4の状態から洗濯物の塊が次の槽
に移動する途中の状態を示したものである。後で投入さ
れた最初の白物の塊Lwhは第3槽V3から第4槽V4
に移動しようとしている。このとき第4槽V4に接続さ
れている給水弁W4と排水弁D4とが開き、当該槽V4
の洗濯水を交換する。本洗領域の他の給水弁W3、W5
・・W7及び排水弁D3、D5・・D7は閉じられたま
まである。予洗領域及び濯ぎ領域の弁の開閉関係は変化
しない。
【0022】図6は図5の状態から洗濯物の塊の移送が
終わって洗濯が継続されているときの状態である。この
状態では図4の状態と同様に、本洗領域の給水弁W3・
・・W7及び排水弁D3・・・D7はすべて閉鎖され
て、溜洗いが行われている。
【0023】このようにして、色物の後に投入された最
初の白物の塊Lwhが本洗領域を通過していくときは、
最初の白物の塊Lwhが移送されようとする槽の給水弁
と排水弁とを開いて、当該槽の洗濯水、すなわち色物が
洗濯されたことによって染料が溶出した洗濯水が排出さ
れ、新しい洗濯水が供給され、その新しい洗濯水内に先
頭の白物の塊Lwhが投入されることとなる。
【0024】すなわち向流または溜洗いによって色物を
洗濯した洗濯水は、最初の白物の塊Lwhが投入される
直前に排出されて、新しい洗濯水に交換されるから、最
初の白物の塊Lwhに色移りが生ずる危険はない。そし
て最初の白物の塊Lwhに続く白物は、白物を洗濯した
洗濯水によって溜洗いされるのであるから、当然色移り
のおそれはない。
【0025】図7は後に投入した最初の白物の塊Lwh
が本洗領域の最後の槽V7に移送される途中の状態を示
したものである。この状態では給水弁W7と排水弁D7
とが開かれて、本洗領域の最後の槽V7の洗濯水が交換
される。
【0026】そして最初の白物の塊Lwhが本洗領域の
最後の槽V7に移動した図8の状態では、本洗領域での
色移りのおそれがなくなるので、本洗領域の最後の槽の
給水弁W7と最初の槽の排水弁D3とを開いた状態で、
すなわち本洗領域を向流に戻した通常の状態で、洗濯が
継続される。そしてこの向流に切り換えた時、最も使い
古されている(溜洗いを長く行った)本洗領域の最初の
槽V3の洗濯水から順に排水され、最も新しい本洗領域
の最後の槽V7の洗濯水が排水側の槽へと順に流動して
いくので、途中で溜洗いに切り換えたことによる洗濯水
の無駄も最少にできる。
【0027】なお順流で予洗を行う場合には洗濯水が洗
濯水と同方向に移動していく関係上、及び濯ぎ領域では
強い洗濯作用が働かない関係上、本洗領域に比べて色移
りが生ずる危険は少なく、従って予洗領域や濯ぎ領域で
この発明の方法を実施する必要性は少ないが、予洗領域
でも洗剤等を投入して向流で洗濯を行うような場合に
は、予洗領域においてもこの発明方法を実施することが
好ましい。
【0028】上述した第1実施形態では、色物の後で投
入した最初の白物の塊Lwhが槽から槽へと移動すると
きに、その移動先の槽の洗濯水の交換を行っている。一
般に移送に必要な時間は、槽内の洗濯水の交換に要する
時間より短いから、移送中に移送先の槽の洗濯水を完全
に交換することは困難である。この困難は移送が開始さ
れる少し前から移送先の槽(まだ色物が洗濯中である)
から洗濯水の交換を開始し、移送が終わった後も所定時
間洗濯水の交換状態(当該槽の給水弁と排水弁を開いた
状態)を継続して、洗濯水の交換をより完全に行うよう
にすることも可能である。しかしより好ましい方法は、
次の実施形態に示すように、色物とその後に続く最初の
白物の塊との間に、1槽分の空の領域を設けて、他の槽
で洗濯が行われている間に、当該空の槽の洗濯水を交換
する方法である。
【0029】図9ないし図14は、上述したより好まし
い方法の実施形態を示したものである。図9の状態で
は、色物の最後の塊Lceが第2槽V2に移送されたと
きの状態で、このとき第1槽V1は洗濯物が投入されて
いない空の槽となっており、この第1槽の給水弁W1と
排水弁D1が開かれて、洗濯水の交換が行われており、
第2槽の排水弁D2は閉じられて、第2槽では溜洗いが
行われている。そして洗濯物が次の槽に移送された図1
0に示す状態で、洗濯水が交換された第1槽に白物の最
初の塊Lwhが投入される。そしてこのとき最初の槽V
1の給水弁W1と排水弁D1が閉じられて溜洗いが行わ
れ、最後の色物の塊Lceと最初の白物の塊Lwhとの
間の空の槽V2の給水弁W2と排水弁D2とが開かれて
色物を洗濯した後の洗濯水が排出されている。
【0030】そしてこの空の槽が本洗領域の最初の槽V
3に移動してきた図11の段階では、予洗領域が元の順
流状態に復帰し、空の槽V3の供給弁W3と排水弁D3
とが開いて洗濯水の交換が行われ、本洗領域の他の槽の
給水弁W4・・W7及び排水弁D4・・D7はすべて閉
じられて溜洗いが行われる。次に空の槽が第4槽目に移
動した図12の状態では、この第4槽の給水弁W4と排
水弁D4とが開かれて、第4槽の洗濯水が交換され、本
洗領域の他の槽の給水弁W3、W5・・W7及び排水弁
D3、D5・・D7は閉鎖されて、これらの槽では溜洗
いが行われる。このように空の槽が移動してきたとき、
当該槽に接続された給水弁と排水弁とが開かれて、他の
槽で洗濯が行われている間に、当該空の槽の洗濯水が交
換される。そしてこの間本洗領域の他の槽では、給水弁
及び排水弁を閉鎖した状態で溜洗いが行われる。
【0031】このようにして本洗領域の最後の槽V7に
空の槽が移動して当該槽の洗濯水の交換を行った後、空
の槽が濯ぎ領域に移動した図14の状態で、本洗領域の
最後の槽の給水弁W7と最初の槽の排水弁D3とを開い
た通常の向流での本洗に復帰するのである。
【0032】この第2の実施形態のものによれば、他の
槽で洗濯が行われている間に、洗濯水の交換を行ってや
ればよいから、洗濯水の交換に十分な時間を確保するこ
とができる。なお以上の説明では、給水弁と排水弁を同
時に開閉して洗濯水の交換を行うような説明となってい
るが、先に排水弁を開いて槽内の洗濯水を排出し、次に
排水弁を閉じて給水弁を開いて、新しい洗濯水を槽内に
供給するという洗濯水の交換を行ってもよいことはもち
ろんであり、洗濯水の交換に十分時間がとれるときは、
そのような交換方法がより好ましいことは言うまでもな
い。
【0033】なおこの第2実施形態のものでは、予洗領
域においても洗濯水の交換を行っているが、前述したよ
うに、予洗領域では常に順流状態で洗濯を行うようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の第1状態を示す模式図
【図2】第1実施形態の第2状態を示す模式図
【図3】第1実施形態の第3状態を示す模式図
【図4】第1実施形態の第4状態を示す模式図
【図5】第1実施形態の第5状態を示す模式図
【図6】第1実施形態の第6状態を示す模式図
【図7】第1実施形態の第7状態を示す模式図
【図8】第1実施形態の第8状態を示す模式図
【図9】第2実施形態の第1状態を示す模式図
【図10】第2実施形態の第2状態を示す模式図
【図11】第2実施形態の第3状態を示す模式図
【図12】第2実施形態の第4状態を示す模式図
【図13】第2実施形態の第5状態を示す模式図
【図14】第2実施形態の第6状態を示す模式図
【図15】この発明の方法を実施することができる連続
式洗濯機の構造の一例を示す図
【図16】従来方法の一例を示す模式図
【符号の説明】
Lwh 洗濯物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の洗濯状態では洗濯水を洗濯物の移
    送下流側から上流側へと流す向流で本洗を行う連続式洗
    濯機の洗濯方法において、色物の洗濯物の後に最初に投
    入された白物の洗濯物(Lwh)が本洗領域の洗濯槽に移送
    されるときに、その移送先の槽に連通する給水弁と排水
    弁とを開いて当該移送先の槽の洗濯水を交換するととも
    に、上記最初に投入された白物の洗濯物が本洗領域の最
    後の洗濯槽に移送されるまでの間は本洗領域の各洗濯槽
    に接続された給水弁と排水弁とを閉鎖した状態で溜洗い
    を行い、本洗領域の全槽が白物となるまでこの溜洗い状
    態を継続することを特徴とする、連続式洗濯機における
    洗濯方法。
  2. 【請求項2】 通常の洗濯状態では洗濯水を洗濯物の移
    送下流側から上流側へと流す向流で本洗を行う連続式洗
    濯機の洗濯方法において、色物の洗濯物に続けて白物の
    洗濯物を投入するとき、当該色物に続く白物の洗濯物
    (Lwh)の投入前の1槽を空にし、その空の槽が本洗領域
    に移動してきたとき、他の槽で洗濯が行われている間に
    当該空の槽に接続されている給水弁及び排水弁を開いて
    当該空の槽の洗濯水を交換し、かつ当該空の槽が本洗領
    域にあるときは本洗領域の他の槽に接続されている給水
    弁及び排水弁を閉じて溜洗いを行うことを特徴とする、
    連続式洗濯機における洗濯方法。
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