JP2001120876A - 連続式洗濯機及びそれを用いた洗濯方法 - Google Patents

連続式洗濯機及びそれを用いた洗濯方法

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JP2001120876A
JP2001120876A JP30694299A JP30694299A JP2001120876A JP 2001120876 A JP2001120876 A JP 2001120876A JP 30694299 A JP30694299 A JP 30694299A JP 30694299 A JP30694299 A JP 30694299A JP 2001120876 A JP2001120876 A JP 2001120876A
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tank
water
washing
recovered water
treatment agent
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JP30694299A
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English (en)
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Koki Nomura
弘毅 野村
Chikashi Takahashi
史 高橋
Kenjiro Mishina
健次郎 三科
Masami Endo
雅巳 遠藤
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Tokyo Sensen Kikai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Tokyo Sensen Kikai Seisakusho Co Ltd
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 漂白剤として過酸化水素あるいは過酸化水素
発生物を使用して洗浄する工程で、血液ジミを主体とす
る蛋白質由来の汚れを効率的に除去することが可能な連
続式洗濯機及び洗濯方法を提供する。 【解決手段】 連続洗濯機100は洗濯ユニット110
と、脱水機13と、洗剤希釈溶解槽14と、漂白剤希釈
槽15と、被洗物投入水タンク19と、被洗物投入口2
1と、リサイクルタンク22と、脱水回収水リサイクル
タンク23とを含む。リサイクルタンク22から排出さ
れる排出液、脱水回収水リサイクルタンク23から排出
される排出液、及び、回収水処理剤溶解槽29が排出す
る回収水処理剤希釈液は、それぞれポンプの動作により
被洗物投入水タンク19へ移送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に病院用のリネ
ン洗浄工程において、血液ジミを主体とする蛋白質由来
の汚れを効率的に除去することが可能な連続式洗濯機を
用いた洗濯方法及び連続式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続式洗濯機の構造が、例えば、
特開昭56−15790号公報、特開平4−15889
8号公報、特開平5−146583号公報、特開平5−
154270号公報、特開平7−674号公報等に記載
されている。このような連続式洗濯機には、洗濯液を収
容する外胴の中に、被洗物を収容して回転する内胴を備
えるダブルドラムタイプと、単一の回転胴からなるシン
グルドラムタイプとがある。そして、複数の外胴及び内
胴を含む洗濯ユニット体を同心状に配置して洗濯ユニッ
トを構成している。洗濯ユニットは、予洗用ユニット・
本洗用ユニット・すすぎ用ユニットを含む。
【0003】洗濯ユニットは、洗濯ユニットを回転させ
る駆動装置の動作により、洗濯ユニットの中心軸線を回
転中心として、右回り、左回りの両方向に交互に一定の
回転角度範囲で断続的に回転駆動される。更に、このよ
うな連続式洗濯機は、各洗濯ユニット体の間における被
洗物の搬送のための螺旋シュートを備える。連続式洗濯
機では、通常、移送の下流側から上流側へと流す向流を
生じるように作動され、各洗濯ユニット体の内部におい
て被洗物の予洗・本洗・すすぎを順々に行う。
【0004】更に、従来より、病院用のリネン洗浄にお
いては、特開昭58−8180号公報に記載されている
ように、殺菌効果あるいは血液を始めとする蛋白質由来
の汚れの除去効果、各種薬品由来の汚れの除去効果を目
的として次亜塩素酸塩が漂白剤として用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、次亜塩
素酸塩は前記殺菌効果や汚れの除去効果は充分なもの
の、酸化作用が強力なため色柄物の色素まで退色した
り、綿繊維を酸化劣化させリネンの耐久性を低下させる
といった弊害も出ることから、近年では漂白剤として過
酸化水素あるいは過酸化水素発生物を使用し、高温で洗
浄を行うことにより殺菌効果や各種汚れの除去性能を高
める洗浄方法がとられる様になった。しかしながら、過
酸化水素あるいは過酸化水素発生物を漂白剤として使用
した場合、特に血液汚れを始めとする蛋白質由来の汚れ
の除去効果が不充分であり、これは過酸化水素などの使
用量を増やしても解決することはできなかった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、漂白剤として過酸化水素ある
いは過酸化水素発生物を使用して、特に病院用のリネン
を洗浄する洗浄工程において、血液ジミを主体とする蛋
白質由来の汚れを効率的に除去することが可能な連続式
洗濯機を用いた洗濯方法及び連続式洗濯機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、すすぎ槽からの排水をリサイクルタン
クに回収し、リサイクルタンクに回収された回収水を予
洗槽へ流入する被洗物投入水に再利用するか又はリサイ
クルタンクに回収された回収水を本洗槽最終槽の洗濯水
と、予洗槽への被洗物投入水に分割し再利用する機構を
有する連続式洗濯機において、過酸化水素中和剤を含む
回収水処理剤をリサイクルタンクから被洗物投入水タン
クへの移送配管中へ供給するための装置、または、過酸
化水素中和剤を含む回収水処理剤を被洗物投入水タンク
中へ供給するための装置を設けるように構成した。この
構成により、すすぎ第1槽から回収され予洗槽への被洗
物投入水に再利用される回収水に、過酸化水素中和剤を
含む回収水処理剤を添加することで、血液ジミを主体と
する蛋白質由来の汚れを効率的に除去することが可能と
なった。
【0008】なお、本発明において、排水をリサイクル
タンクに回収するすすぎ槽を複数備えた連続式洗濯機を
用いる場合、すすぎ第1槽、すすぎ第2槽、すすぎ第3
槽のうちの少なくとも1つから排水をリサイクルタンク
に回収するように構成するのがよい。本発明において
は、移送の上流側に配置されたすすぎ第1槽から排水を
リサイクルタンクに回収するように構成するのが特に好
ましい。
【0009】また、本発明の連続洗濯機は、洗濯水を洗
濯物の移送下流側から上流側へと流す向流で、予洗・本
洗・すすぎを行い、且つ、すすぎ槽からの排水をリサイ
クルタンクに回収し、該リサイクルタンクに回収された
回収水を本洗槽最終槽の洗濯水と、予洗槽への被洗物投
入水に分割し再利用するように構成し、過酸化水素中和
剤を含む回収水処理剤をすすぎ槽中へ供給するための装
置、または、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を過
酸化水素中和剤を含む回収水処理剤をすすぎ槽中へ供給
するための装置、または、過酸化水素中和剤を含む回収
水処理剤をリサイクルタンク中へ供給するための装置を
有することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、洗濯水を洗濯物の移送下
流側から上流側へと流す向流で、予洗・本洗・すすぎを
行い、且つ、過酸化水素または過酸化水素発生物を漂白
剤として使用する連続式洗濯機の洗濯方法において、す
すぎ槽から回収され予洗槽への被洗物投入水に再利用さ
れる回収水に、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を
添加することを特徴とする。
【0011】なお、本発明の洗濯方法において、排水を
リサイクルタンクに回収するすすぎ槽を複数備えた連続
式洗濯機を用いる場合、すすぎ第1槽、すすぎ第2槽、
すすぎ第3槽のうちの少なくとも1つから排水をリサイ
クルタンクに回収するように構成するのがよい。本発明
においては、移送の上流側に配置されたすすぎ第1槽か
ら排水をリサイクルタンクに回収するように構成するの
が特に好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。 (1)第1の実施の形態 図1を参照すると、連続洗濯機100は洗濯ユニット1
10を含む。洗濯ユニット110は、洗濯液を収容する
外胴の中に、被洗物を収容して回転する内胴を備えるダ
ブルドラムタイプであってもよいし、又は単一の回転胴
によって構成されるシングルドラムタイプでもよい。そ
して、洗濯ユニット110のダブルタイプの場合には、
複数の外胴及び内胴を含む洗濯ユニット体1〜12が同
心状に配置されている。洗濯ユニット110は、予洗用
ユニットと、本洗用ユニットと、すすぎ用ユニットと、
仕上ユニットとを含む。
【0013】予洗用ユニットは第1槽(予洗槽)1を含
む。本洗用ユニットは、第2槽(本洗第1槽)2と、第
3槽(本洗第2槽)3と、第4槽(本洗第3槽)4と、
第5槽(本洗第4槽)5と、第6槽(本洗第5槽)6
と、第7槽(本洗第6槽)7と、第8槽(本洗第7槽)
8とを含む。すすぎ用ユニットは、第9槽(すすぎ第1
槽)9と、第10槽(すすぎ第2槽)10と、第11槽
(すすぎ第3槽)11とを含む。仕上ユニットは第12
槽(仕上槽)12を含む。予洗用ユニットを構成する槽
の数、本洗用ユニットを構成する槽の数、すすぎ用ユニ
ットを構成する槽の数、仕上ユニットを構成する槽の数
は、上述した図1に示す構造における数に限定されるも
のではない。
【0014】図5及び図6を参照すると、洗濯ユニット
110は、駆動装置112により一定の回転角度範囲
で、洗濯ユニット110の中心軸線116を回転中心と
して、図6に矢印120で示す左回りの方向と、矢印1
22で示す右回りの方向に、交互に断続的に回転駆動さ
れる。駆動装置112は、モータ、ギアボックスなどを
含む。連続式洗濯機100は、第1槽1〜第12槽12
の隣接した相互の槽間における被洗物の搬送のための螺
旋シュート131〜142を備える。
【0015】図1を参照すると、連続式洗濯機100
は、第12槽12に連結された脱水機13と、第1槽1
に設けられた被洗物投入口21とを備える。連続式洗濯
機100は、水により洗剤を希釈するための洗剤希釈溶
解槽14と、過酸化水素又は過酸化水素発生物である漂
白剤を希釈するための漂白剤希釈槽15とを備える。洗
剤希釈溶解槽14で希釈された洗剤は洗剤希釈液移送ポ
ンプ16の動作により第1槽1へ移送され、洗剤希釈液
移送ポンプ17の動作により第4槽へ移送されるように
構成される。漂白剤希釈槽15で希釈された漂白剤は漂
白剤希釈液移送ポンプ18の動作により第5槽5へ移送
されるように構成される。
【0016】新水投入量調整バルブ28が、洗濯水供給
源150から連続式洗濯機100に新たな洗濯水を供給
する作動を制御するために洗濯水供給源と第11槽11
との間に設けられる。脱水回収水リサイクルタンク23
が、第12槽12から脱水回収水を回収し、脱水機13
から脱水回収水を回収するために、第12槽12及び脱
水機13に連結される。
【0017】リサイクルタンク22が、第9槽9から洗
濯水を回収するために第9槽9に連結される。リサイク
ルタンク22は、第9槽9、第10槽10、第11槽1
1のうちの少なくとも1つに連結される。リサイクルタ
ンク22は、第9槽9に連結されるのが特に好ましい。
【0018】被洗物投入水タンク19が、被洗物投入水
移送ポンプ20の動作により被洗物投入水を被洗物投入
口21に移送するために設けられる。リサイクルタンク
22から排出される排出液は、回収水移送ポンプ26の
動作により回収水投入量調整バルブ27を介して第8槽
8へ移送され、回収水移送ポンプ24の動作により被洗
物投入水タンク19へ移送されるように構成される。脱
水回収水リサイクルタンク23から排出される排出液
は、脱水回収水移送ポンプ25の動作により被洗物投入
水タンク19へ移送されるように構成される。
【0019】過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を溶
解するための回収水処理剤溶解槽29が設けられる。回
収水処理剤溶解槽29が排出する回収水処理剤希釈液
は、回収水処理剤希釈液移送ポンプ30の動作により被
洗物投入水タンク19へ移送されるように構成される。
【0020】このような連続式洗濯機100では、移送
の下流側から上流側へと流す向流を生じるように作動さ
れ、被洗物は第1槽1から第11槽11に順々に移動し
て、第1槽1で被洗物の予洗が行われ、第2槽2から第
8槽8で被洗物の本洗が行われ、第9槽9から第11槽
11で被洗物のすすぎが行われ、脱水機13で被洗物は
脱水されるように構成される。
【0021】(2)第2の実施の形態 次に本発明の連続式洗濯機の第2の実施の形態について
説明する。なお、以下の説明は、主として、本発明の連
続式洗濯機の第2の実施の形態と本発明の連続式洗濯機
の第1の実施の形態との相違点について行う。したがっ
て、本発明の連続式洗濯機の第2の実施の形態について
以下に記載のない個所の構成及び作用は、本発明の連続
式洗濯機の第1の実施の形態についての説明を参照され
たい。
【0022】図2を参照すると、連続洗濯機200は洗
濯ユニット110と、脱水機13と、洗剤希釈溶解槽1
4と、漂白剤希釈槽15と、洗剤希釈液移送ポンプ16
と、洗剤希釈液移送ポンプ17と、漂白剤希釈液移送ポ
ンプ18と、被洗物投入水タンク19と、被洗物投入水
移送ポンプ20と、被洗物投入口21と、リサイクルタ
ンク22と、脱水回収水リサイクルタンク23と、回収
水移送ポンプ24と、脱水回収水移送ポンプ25と、回
収水移送ポンプ26と、回収水投入量調整バルブ27と
を含む。
【0023】過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を溶
解するための回収水処理剤溶解槽29が設けられる。回
収水処理剤溶解槽29が排出する回収水処理剤希釈液
は、回収水処理剤注入口31を介して回収水移送ポンプ
24に導入され、回収水移送ポンプ24の動作により被
洗物投入水タンク19へ移送されるように構成される。
変形例として、図2に2点鎖線で示すように、回収水処
理剤溶解槽29が排出する回収水処理剤希釈液は、回収
水移送ポンプ24に導入されずに、リサイクルタンク2
2へ移送されるように構成してもよい。
【0024】(3)第3の実施の形態 次に本発明の連続式洗濯機の第3の実施の形態について
説明する。なお、以下の説明は、主として、本発明の連
続式洗濯機の第3の実施の形態と本発明の連続式洗濯機
の第1の実施の形態との相違点について行う。したがっ
て、本発明の連続式洗濯機の第3の実施の形態について
以下に記載のない個所の構成及び作用は、本発明の連続
式洗濯機の第1の実施の形態についての説明を参照され
たい。
【0025】図3を参照すると、連続洗濯機300は洗
濯ユニット110と、脱水機13と、洗剤希釈溶解槽1
4と、漂白剤希釈槽15と、洗剤希釈液移送ポンプ16
と、洗剤希釈液移送ポンプ17と、漂白剤希釈液移送ポ
ンプ18と、被洗物投入水タンク19と、被洗物投入水
移送ポンプ20と、被洗物投入口21と、リサイクルタ
ンク22と、脱水回収水リサイクルタンク23と、回収
水移送ポンプ24と、脱水回収水移送ポンプ25と、回
収水移送ポンプ26と、回収水投入量調整バルブ27と
を含む。
【0026】過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を溶
解するための回収水処理剤溶解槽29が設けられる。回
収水処理剤溶解槽29が排出する回収水処理剤希釈液
は、回収水処理剤希釈液移送ポンプ30の動作によりス
タティックミキサー32へ移送されるように構成され
る。スタティックミキサー32が排出する排出液は被洗
物投入水タンク19へ移送されるように構成される。ス
タティックミキサー32は、液体を強制攪拌せずに攪拌
効率を発現させる混合機であって、液体に乱流を発生さ
せることにより液体を攪拌することができる。
【0027】(4)第4の実施の形態 次に本発明の連続式洗濯機の第4の実施の形態について
説明する。なお、以下の説明は、主として、本発明の連
続式洗濯機の第4の実施の形態と本発明の連続式洗濯機
の第1の実施の形態との相違点について行う。したがっ
て、本発明の連続式洗濯機の第4の実施の形態について
以下に記載のない個所の構成及び作用は、本発明の連続
式洗濯機の第1の実施の形態についての説明を参照され
たい。
【0028】図4を参照すると、連続洗濯機400は洗
濯ユニット110と、脱水機13と、洗剤希釈溶解槽1
4と、漂白剤希釈槽15と、洗剤希釈液移送ポンプ16
と、洗剤希釈液移送ポンプ17と、漂白剤希釈液移送ポ
ンプ18と、被洗物投入水タンク19と、被洗物投入水
移送ポンプ20と、被洗物投入口21と、リサイクルタ
ンク22と、脱水回収水リサイクルタンク23と、回収
水移送ポンプ24と、脱水回収水移送ポンプ25と、回
収水移送ポンプ26と、回収水投入量調整バルブ27と
を含む。連続洗濯機400には、回収水処理剤を溶解す
るための回収水処理剤溶解槽29が設けられる。回収水
処理剤溶解槽29が排出する回収水処理剤希釈液は、回
収水処理剤希釈液移送ポンプ30の動作により第1槽1
へ移送されるように構成される。
【0029】以上説明したように、本発明の連続洗濯機
は、洗濯水を洗濯物の移送下流側から上流側へと流す向
流で、予洗・本洗・すすぎを行い、且つ、すすぎ槽、例
えば、すすぎ第1槽からの排水をリサイクルタンクに回
収し、該リサイクルタンクに回収された回収水を本洗槽
最終槽の洗濯水と、予洗槽への被洗物投入水に分割し再
利用するように構成された連続式洗濯機であり、且つ、
過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を該リサイクルタ
ンクから被洗物投入水タンクへの移送配管中へ供給する
ことが可能な装置、または、過酸化水素中和剤を含む回
収水処理剤を被洗物投入水タンク中へ供給することが可
能な装置、または、過酸化水素中和剤を含む回収水処理
剤を予洗第1槽中へ供給することが可能な装置、また
は、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤をリサイクル
タンク中へ供給することが可能な装置が設けられてい
る。
【0030】本発明の連続洗濯機は、前記の機能を付加
した新規の連続洗濯機でも良く、既存の連続洗濯機に前
記の機能が発現するような装置を増設したものでも良
い。本発明の連続洗濯機は、予洗ゾーン、本洗ゾーン、
すすぎゾーンに槽が振り分けられており、通常洗濯物の
移送上流側から前記の順番に振り分けられている。各槽
の振り分けは、用いる連続洗濯機の総槽数にも依るが、
通常、予洗ゾーンは1槽以上3槽以下、本洗ゾーンは全
体の槽数の3割から6割、すすぎゾーンは全体の槽数の
2割から5割が割り当てられ、またすすぎゾーンの最終
1〜3槽は仕上げ槽として柔軟剤や糊剤、サワー剤、そ
の他の仕上げ加工剤を投入し処理する槽として使用され
ることもある。
【0031】本発明に用いる過酸化水素発生物は、水中
で解離して過酸化水素を発生させるものをいう。この過
酸化水素発生物の好ましい例としては、過炭酸ナトリウ
ム、過ホウ酸ナトリウム等があげられる。本明細書にお
いて過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤とは、被洗物
投入水に含まれる過酸化水素を中和する効果を示すもの
をいう。本発明に用いる過酸化水素中和剤を含む回収水
処理剤としては、好ましくは、亜硫酸塩、ハイドロサル
ファイト、チオ硫酸塩、アスコルビン酸塩、次亜塩素酸
塩から選択される1種または2種以上を主成分とするも
のである。これらの塩としては、アルカリ金属又はアル
カリ土類金属との塩が好ましく、ナトリウムとの塩が特
に好ましい。これらは有効成分だけの粉体の形態でも良
く、他の無機酸塩、有機酸塩又はポリマーと混合した粉
体の形態でも良く、水溶液の形態でも良く、ポリエチレ
ングリコール等の有機溶媒に分散した形態でも良い。無
機酸塩としては、無水硫酸塩、炭酸塩等があげられ、有
機酸塩としては、クエン酸塩、ニトリロトリ酢酸塩等が
挙げられる。ポリマーとしては、アクリル酸−マレイン
酸共重合体、ポリエチレンテレフタレートとポリオキシ
エチレンテレフタレートとのポリマー等があげられる。
中でも亜硫酸塩、チオ硫酸塩、アスコルビン酸塩が更に
好ましく、有効成分だけの粉体の形態または他の無機酸
塩と混合した粉体の形態が更に好ましい。本発明に用い
る回収水処理剤としては、回収水中の残留過酸化水素を
中和するのに好適な量添加されるのが好ましい。具体的
な本発明の回収水処理剤の添加量としては、回収水処理
剤溶解槽に0.5質量%から20質量%の範囲で予備溶
解し、回収水の移送毎に1Lから10Lの範囲で添加さ
れる量である。
【0032】本発明の回収水処理剤を供給することが可
能な装置の設置場所としては、排水リサイクルタンクか
ら被洗物投入水タンクへの移送配管中または被洗物投入
水タンク中または予洗第1槽中またはリサイクルタンク
中へ回収水処理剤を供給することが可能な場所に設置さ
れ、好ましくは排水リサイクルタンクから被洗物投入水
タンクへの移送配管中または被洗物投入水タンク中に回
収水処理剤を供給することが可能な場所に設置される。
【0033】供給部に関しては、回収水と回収水処理剤
が自然に混合するような機構を有していても良く、強制
的に混合するような機構を有していても良い。例えば、
タンク中への供給であれば、攪拌機を備えつけても良
く、回収水の放出口部と回収水処理剤の添加口が同一に
なるような配管設計にしても良い。また、移送配管中へ
の設置であれば、スタティックミキサーやラインミキサ
ーといった混合機を設置しても良く、移送ポンプに直接
回収水処理剤が添加できるように配管設置を行うことも
可能である。本発明の回収水処理剤を供給することが可
能な装置の設置場所を上記以外の場所に設置すると、目
的とする血液等の蛋白質由来である汚れの洗浄力向上効
果が得られなかったり、漂白性能が低下するといった弊
害が出ることから好ましくない。
【0034】本発明の連続洗濯機を用いて洗浄を行う場
合、洗浄に使用する洗剤は、通常のリネンサプライで使
用する洗剤で良く、非イオン界面活性剤を主成分とした
洗剤であっても陰イオン界面活性剤を主成分とした洗剤
であっても良く、メタ珪酸ナトリウムのようなアルカリ
剤等を洗剤と併用して使用することも可能である。更に
洗浄力向上を目的としてキレートビルダーを主成分とし
た洗浄強化剤を併用して使用することも可能である。
【0035】本発明の連続洗濯機を用いて洗浄を行う場
合、予洗第1槽の設定温度は、洗浄前の蛋白質由来の汚
れが熱による変質を起こし除去し難い汚れに変化するこ
とを防止する目的で、40℃以下に設定することが好ま
しい。また本洗の設定温度としては、本洗の洗剤投入部
及び漂白剤投入部において、白物であれば50℃以上、
色柄物であれば40℃以上の温度に設定することが好ま
しい。
【0036】
【発明の効果】本発明の連続洗濯機を用いた洗浄方法お
よび連続洗濯機によれば、連続洗濯機を使用したリネン
洗浄工程において、従来、過酸化水素を漂白剤として使
用した場合に除去するのが困難であった血液ジミを主体
とする蛋白質由来の汚れを効率的に除去することができ
る。
【0037】
【実施例】(1)〔洗浄力評価方法〕 血液汚れ汚染布(EMPA No.111:EMPA社
製、5cm×5cm)をシーツに縫い付けたものを試験
布とした。洗浄前と洗浄後の汚染布の反射率を測定し、
以下に示す(式1)によって洗浄力を評価した。 洗浄力(%)=((洗浄布の反射率−未洗浄布の反射率)/(原布の反射率− 未洗浄布の反射率))×100 ……(式1)
【0038】(2)〔洗剤の調整〕 蛋白質分解酵素配合洗剤は以下のように調整した。 EP7030:15質量%、EP14020:5質量
%、石鹸:7質量%、蛍光剤:0.7質量%、酵素:
1.2質量%、ホワイトカーボン:3.0質量%、炭酸
ナトリウム:残部。 ここで、EP7030はダイヤドール13アルコール
(炭素数13の分岐鎖含有高級アルコール、三菱化学
製)にエチレンオキシドを平均で7モル、プロピレンオ
キシドを平均で3モル付加したもの、EP14020は
ダイヤドール13アルコールにエチレンオキシドを平均
で14モル、プロピレンオキシドを平均で2モル付加し
たもの、蛍光剤はチバガイギー社製チノパールCBS、
酵素はノボノルディスク社製エスペラーゼ4.0Tであ
る。
【0039】(3)〔洗浄補助剤の調整〕 洗浄補助剤は以下のように調整した。 ソカランCP7:35質量%、ニトリロトリ酢酸ナトリ
ウム:25質量%、SRC−1:2質量%、無水硫酸ナ
トリウム:残部。 ここで、ソカランCP7はBASF社製のアクリル酸と
マレイン酸の共重合体、SRC−1はクラリアント社製
のポリエチレンテレフタレートとポリオキシエチレンテ
レフタレートを主骨格とする高分子である。
【0040】(4)〔回収水処理剤の調整〕 回収水処理剤は以下のように調整した。 回収水処理剤[1] 亜硫酸ナトリウム :50質量% 無水硫酸ナトリウム :50質量% 回収水処理剤[2] アスコルビン酸ナトリウム :70質量% 無水硫酸ナトリウム :30質量% 回収水処理剤[3] チオ硫酸ナトリウム :98質量% 無水硫酸ナトリウム : 2質量% 回収水処理剤[4] 亜硫酸ナトリウム :67質量% 無水硫酸ナトリウム :33質量% 回収水処理剤[5] アスコルビン酸ナトリウム :93質量% 無水硫酸ナトリウム : 7質量% 回収水処理剤[6] 亜硫酸ナトリウム :67質量% 無水硫酸ナトリウム :13質量% 炭酸ナトリウム :20質量% 回収水処理剤[7] 亜硫酸ナトリウム :67質量% 無水硫酸ナトリウム :13質量% クエン酸ナトリウム :20質量% 回収水処理剤[8] 亜硫酸ナトリウム :67質量% 無水硫酸ナトリウム :15質量% ニトリロトリ酢酸ナトリウム:18質量% 回収水処理剤[9] 亜硫酸ナトリウム :67質量% 無水硫酸ナトリウム :23質量% ソカランCP7 :10質量% 回収水処理剤[10] 亜硫酸ナトリウム :67質量% 無水硫酸ナトリウム :31質量% SRC−1 : 2質量% 回収水処理剤[11] 亜硫酸ナトリウム :100質量%
【0041】(5)実施例1〜3、比較例1(図1参
照) 洗剤希釈溶解槽14に蛋白質分解酵素配合洗剤30kg
と洗浄補助剤30kg及びメタ珪酸ナトリウム10kg
を投入し、水にて1500Lに希釈した。これを連続洗
濯機の第1槽に1.6L/ターン(リットル/ター
ン)、第4槽に2.7L/ターン投入を行った。また漂
白剤希釈槽15に35%過酸化水素80kgを投入し、
水にて800Lに希釈した。これを連続洗濯機の第5槽
に2.0L/ターン投入を行った。回収水処理剤は回収
水処理剤溶解槽29に20kg投入し、水にて400L
に希釈した。これを連続洗濯機の被洗物投入水タンク1
9に4L/回収水移送時投入を行った。試験布は、他の
シーツと共に合わせて50kgなるように調整し、投入
した。洗浄槽各槽の温度は次の様に設定した。第1槽:
35℃、第2槽:40℃、第3槽:60℃、第4槽:8
0℃、第5槽:80℃、第6槽:80℃、第7槽:70
℃、第8槽:50℃。第11槽への新水投入量は8t/
h、リサイクルタンク22からの第8槽と被洗物投入水
タンク19への回収水の分岐の比率は第8槽:被洗物投
入水タンク=5.5:2.5と設定した。
【0042】 実施例1 回収水処理剤[1]を使用 血液汚れ洗浄力:62% 実施例2 回収水処理剤[2]を使用 血液汚れ洗浄力:59% 実施例3 回収水処理剤[3]を使用 血液汚れ洗浄力:58% 比較例1 回収水処理剤は無添加 血液汚れ洗浄力:42%
【0043】(6)実施例4〜10(図2参照) 洗剤希釈溶解槽14に蛋白質分解酵素配合洗剤25kg
と洗浄補助剤27.5kg及びメタ珪酸ナトリウム7.
5kgを投入し、水にて1200Lに希釈した。これを
連続洗濯機の第1槽に1.4L/ターン、第4槽に2.
8L/ターン投入を行った。また漂白剤希釈槽15に3
5%過酸化水素70kgを投入し、水にて600Lに希
釈した。これを連続洗濯機の第5槽に1.8L/ターン
投入を行った。回収水処理剤は回収水処理剤溶解槽29
に30kg投入し、水にて600Lに希釈した。これを
連続洗濯機のリサイクルタンク22から被洗物投入水タ
ンク19への移送配管中に設置した移送ポンプ24に併
設した回収水処理剤注入口31より3L/回収水移送時
投入を行った。試験布は、他のシーツと共に合わせて5
0kgなるように調整し、投入した。洗浄槽各槽の温度
は次の様に設定した。第1槽:35℃、第2槽:35
℃、第3槽:55℃、第4槽:80℃、第5槽:80
℃、第6槽:80℃、第7槽:70℃、第8槽:50
℃。第11槽への新水投入量は9t/h、リサイクルタ
ンク22からの第8槽と被洗物投入水タンク19への回
収水の分岐の比率は第8槽:被洗物投入水タンク=5.
5:2.5と設定した。
【0044】 実施例4 回収水処理剤[4]を使用 血液汚れ洗浄力:60% 実施例5 回収水処理剤[5]を使用 血液汚れ洗浄力:57% 実施例6 回収水処理剤[6]を使用 血液汚れ洗浄力:61% 実施例7 回収水処理剤[7]を使用 血液汚れ洗浄力:58% 実施例8 回収水処理剤[8]を使用 血液汚れ洗浄力:60% 実施例9 回収水処理剤[9]を使用 血液汚れ洗浄力:61% 実施例10 回収水処理剤[10]を使用 血液汚れ洗浄力:62%
【0045】(7)実施例11〜12(図3参照) 洗剤希釈溶解槽14に蛋白質分解酵素配合洗剤30kg
と洗浄補助剤30kg及びメタ珪酸ナトリウム10kg
を投入し、水にて1500Lに希釈した。これを連続洗
濯機の第1槽に1.6L/ターン、第4槽に2.7L/
ターン投入を行った。また漂白剤希釈槽15に35%過
酸化水素80kgを投入し、水にて800Lに希釈し
た。これを連続洗濯機の第5槽に2.0L/ターン投入
を行った。回収水処理剤は回収水処理剤溶解槽29に2
0kg投入し、水にて400Lに希釈した。これを連続
洗濯機のリサイクルタンク22から被洗物投入水タンク
19への移送配管中に設置したスタティックミキサー部
32に4L/回収水移送時投入を行った。試験布は、他
のシーツと共に合わせて50kgなるように調整し、投
入した。洗浄槽各槽の温度は次の様に設定した。第1
槽:35℃、第2槽:40℃、第3槽:60℃、第4
槽:80℃、第5槽:80℃、第6槽:80℃、第7
槽:70℃、第8槽:50℃。第11槽への新水投入量
は8t/h、リサイクルタンク22からの第8槽と被洗
物投入水タンク19への回収水の分岐の比率は第8槽:
被洗物投入水タンク=5.5:2.5と設定した。
【0046】 実施例11 回収水処理剤[1]を使用 血液汚れ洗浄力:63% 実施例12 回収水処理剤[3]を使用 血液汚れ洗浄力:60%
【0047】(8)実施例13(図1参照) 洗剤希釈溶解槽14に蛋白質分解酵素配合洗剤30kg
と洗浄補助剤30kg及びメタ珪酸ナトリウム10kg
を投入し、水にて1500Lに希釈した。これを連続洗
濯機の第1槽に1.6L/ターン、第4槽に2.7L/
ターン投入を行った。また漂白剤希釈槽15に35%過
酸化水素80kgを投入し、水にて800Lに希釈し
た。これを連続洗濯機の第5槽に2.0L/ターン投入
を行った。回収水処理剤は回収水処理剤溶解槽29に1
0kg投入し、水にて400Lに希釈した。これを連続
洗濯機の被洗物投入水タンク19に4L/回収水移送時
投入を行った。試験布は、他のシーツと共に合わせて5
0kgなるように調整し、投入した。洗浄槽各槽の温度
は次の様に設定した。第1槽:35℃、第2槽:40
℃、第3槽:60℃、第4槽:80℃、第5槽:80
℃、第6槽:80℃、第7槽:70℃、第8槽:50
℃。第11槽への新水投入量は8t/h、リサイクルタ
ンク22からの第8槽と被洗物投入水タンク19への回
収水の分岐の比率は第8槽:被洗物投入水タンク=5.
5:2.5と設定した。 実施例13 回収水処理剤[11]を使用 血液汚れ洗浄力:63%
【0048】(9)比較例2(図4参照) 洗剤希釈溶解槽14に蛋白質分解酵素配合洗剤30kg
と洗浄補助剤30kg及びメタ珪酸ナトリウム10kg
を投入し、水にて1500Lに希釈した。これを連続洗
濯機の第1槽に1.6L/ターン、第4槽に2.7L/
ターン投入を行った。また漂白剤希釈槽15に35%過
酸化水素80kgを投入し、水にて800Lに希釈し
た。これを連続洗濯機の第5槽に2.0L/ターン投入
を行った。回収水処理剤は回収水処理剤溶解槽29に2
0kg投入し、水にて400Lに希釈した。これを連続
洗濯機の第1槽に4L/ターン投入を行った。試験布
は、他のシーツと共に合わせて50kgなるように調整
し、投入した。洗浄槽各槽の温度は次の様に設定した。
第1槽:35℃、第2槽:40℃、第3槽:60℃、第
4槽:80℃、第5槽:80℃、第6槽:80℃、第7
槽:70℃、第8槽:50℃。
【0049】第11槽への新水投入量は8t/h、リサ
イクルタンク22からの第8槽と被洗物投入水タンク1
9への回収水の分岐の比率は第8槽:被洗物投入水タン
ク=5.5:2.5と設定した。 (10)比較例2 回収水処理剤[1]を使用 血液汚れ洗浄力:52%
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続式洗濯機の第1の実施の形態を示
す概略断面図である。
【図2】本発明の連続式洗濯機の第2の実施の形態を示
す概略断面図である。
【図3】本発明の連続式洗濯機の第3の実施の形態を示
す概略断面図である。
【図4】本発明の連続式洗濯機の第4の実施の形態を示
す概略断面図である。
【図5】本発明の連続式洗濯機の洗濯ユニットの実施の
形態を示す概略縦断面図である。
【図6】本発明の連続式洗濯機の洗濯ユニットの実施の
形態を示す概略横断面図である。
【符号の説明】
1 第1槽(予洗槽) 2 第2槽(本洗第1槽) 3 第3槽(本洗第2槽) 4 第4槽(本洗第3槽) 5 第5槽(本洗第4槽) 6 第6槽(本洗第5槽) 7 第7槽(本洗第6槽) 8 第8槽(本洗第7槽) 9 第9槽(すすぎ第1槽) 10 第10槽(すすぎ第2槽) 11 第11槽(すすぎ第3槽) 12 第12槽(仕上槽) 13 脱水機 14 洗剤希釈溶解槽 15 漂白剤希釈槽 16 洗剤希釈液移送ポンプ(第1槽へ移送) 17 洗剤希釈液移送ポンプ(第4槽へ移送) 18 漂白剤希釈液移送ポンプ 19 被洗物投入水タンク 20 被洗物投入水移送ポンプ 21 被洗物投入口 22 リサイクルタンク 23 脱水回収水リサイクルタンク 24 回収水移送ポンプ(被洗物投入水タンクへ移送) 25 脱水回収水移送ポンプ 26 回収水移送ポンプ(第8槽へ移送) 27 回収水投入量調整バルブ 28 新水投入量調整バルブ 29 回収水処理剤溶解槽 30 回収水処理剤希釈液移送ポンプ 31 回収水処理剤注入口 32 スタティックミキサー 100 連続式洗濯機 110 洗濯ユニット 112 駆動装置 131〜142 螺旋シュート 150 洗濯水供給源 200 連続式洗濯機 300 連続式洗濯機 400 連続式洗濯機
フロントページの続き (72)発明者 高橋 史 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 三科 健次郎 東京都目黒区大橋1丁目6番2号 株式会 社東京洗染機械製作所内 (72)発明者 遠藤 雅巳 山梨県山梨市東後屋敷707−1 株式会社 東京洗染機械製作所内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA19 BB08 CA13 CB15 CB39 FD06 FD08 GA13 MA01 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯水を洗濯物の移送下流側から上流側へ
    と流す向流で、予洗・本洗・すすぎを行い、且つ、過酸
    化水素または過酸化水素発生物を漂白剤として使用する
    連続式洗濯機を用いた洗濯方法において、すすぎ槽から
    回収され予洗槽へ流入する被洗物投入水に再利用される
    回収水に、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を添加
    することを特徴とする洗濯方法。
  2. 【請求項2】洗濯水を洗濯物の移送下流側から上流側へ
    と流す向流で、予洗・本洗・すすぎを行い、且つ、すす
    ぎ槽からの排水をリサイクルタンクに回収し、該リサイ
    クルタンクに回収された回収水を予洗槽へ流入する被洗
    物投入水に再利用するように、又は、該リサイクルタン
    クに回収された回収水を本洗槽最終槽の洗濯水と、予洗
    槽へ流入する被洗物投入水に分割し再利用するように構
    成された連続式洗濯機において、 過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤をリサイクルタン
    クから被洗物投入水タンクへの移送配管中へ供給するた
    めの装置、 または、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤を被洗物
    投入水タンク中へ供給するための装置、 または、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤をすすぎ
    槽中へ供給するための装置、 または、過酸化水素中和剤を含む回収水処理剤をリサイ
    クルタンク中へ供給するための装置、を有することを特
    徴とする連続式洗濯機。
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