JP3445454B2 - 複合碍子 - Google Patents

複合碍子

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JP3445454B2
JP3445454B2 JP30261196A JP30261196A JP3445454B2 JP 3445454 B2 JP3445454 B2 JP 3445454B2 JP 30261196 A JP30261196 A JP 30261196A JP 30261196 A JP30261196 A JP 30261196A JP 3445454 B2 JP3445454 B2 JP 3445454B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/32Single insulators consisting of two or more dissimilar insulating bodies

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  • Insulators (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合碍子に関し、
より詳しくは、本発明は、FRP等からなるコア部材と
コア部材の外周面に設けた絶縁高分子材料からなる外被
とからなり、該外被が大径笠部と小径笠部とをシース部
を介して交互に配列した形状を有する段違い笠部付き複
合碍子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の段違い笠部付き複合碍子として
は、図1乃至図3に示すようなものがある。図1は、外
被が交互に配列した同一大径の笠部と同一小径の笠部を
有する段違い笠部付き複合碍子であり、図2は外被が大
径笠部と小径笠部を有し、隣接する2個の同一径の大径
笠部の間に2個の同一小径の笠部が設けられた段違い笠
部付き複合碍子を示し、図3は外被が大径笠部と小径笠
部を有し、隣接する2個の同一径の大径笠部の間に2個
の異なった径の小径笠部が設けられた段違い笠部付き複
合碍子を示す。「段違い笠部付き複合碍子」とは、外被
が大径笠部と小径笠部を有し、隣接する2個の同一径ま
たは異径の大径笠部あるいは隣接する2個の同一径また
は異径の小径笠部の間に2個の同一または異径の小径笠
部または大径笠部が設けられた笠部付き複合碍子をい
い、本発明もかかる「段違い笠部付き複合碍子」を対象
とし、本明細書中を通し「大径笠部と小径笠部とを交互
に配列する」とは上記内容を指す。このような段違い笠
部付き複合碍子にあっては、外被の軸方向単位長さp
(図1乃至図3参照)に対する表面漏れ距離lの適性な
比(以下1/p値と略す)については今まで研究されて
いなかった。なお、「軸方向単位長さp」とは、隣接す
る2個の同一径の大径笠部間の軸線方向距離(いわゆる
「ピッチ」)を指すものとする。
【0003】一般に碍子の汚損耐電圧特性は、漏れ距離
の増える程増え続けると信じられており、そのため、従
来の磁器碍子と違い外被の成形が自由に設定できる特徴
を持つ複合碍子については、所定の碍子の長さに対して
漏れ距離をどこまでも大きくすることにより、すなわ
ち、できるだけ笠部を径方向に延ばし、笠部の間隔を限
り無く縮めることにより、1/p値をできるだけ大きく
することが汚損耐電圧特性上望ましい設計と考えられて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1/p
値を大きく取れば、使用する外被ゴムの量が増大する。
現在、ポリマー碍子の外被の材料としては劣化に対して
有機材料中最も優秀であるシリコーンゴムが一般に使わ
れるが、シリコーンゴムは高価な材料である。もし、1
/p値の増加に対し汚損耐電圧の向上具合が比例して増
加せずに、汚損耐電圧が増加させたシリコーンゴムの増
量に対して見合わない程度であれば経済的に問題があ
る。また、1/p値の増大して汚損耐電圧が却って低下
するようあればなおさら問題である。かかる知見を基
に、本発明達は段違い笠部付き複合碍子について汚損耐
電圧の観点からl/p値を適切に設定する必要があるこ
とを発見した(第1発明)。また、汚損耐電圧の観点か
ら、第1発明に係る段違い笠部付き複合碍子の形状につ
いてさらに研究を進めた所、大径笠部の先端と小径笠部
の先端とを結ぶ直線距離と汚損耐電圧との間に何らかの
関係があり、汚損耐電圧の観点から大径笠部の先端と小
径笠部の先端とを結ぶ直線距離の適正化を図ることが望
ましいことが判明した(第2発明)。さらに、第1発明
に係る段違い笠部付き複合碍子の形状についての研究の
過程で、汚損耐電圧は外被の大径笠部の笠出張長さaと
軸方向単位長さpとの比率にも関係することが分かり、
汚損耐電圧の観点から大径笠部の笠出張長さaと軸方向
単位長さpとの比率を適正化するのが望ましいことが分
かった(第3発明)。また、第1発明に係る段違い笠部
付き複合碍子において、汚損耐電圧の観点から、大径笠
部の先端と小径笠部の先端とを結ぶ直線距離との関係、
並びに大径笠部の笠出張長さaと軸方向単位長さpとの
関係を同時に適正化するのが更に望ましいことが分かっ
た(第4発明)。すなわち、発明者は、段違い笠を配列
したシリコーンゴム製外皮を持つポリマー碍子につい
て、 (1)1/p値と汚損耐電圧との関係、 (2)大径笠部の先端と小径笠部の先端とを結ぶ直線距
離cと汚損耐電圧との関係、並びに (3)外被の大径笠部の笠出張長さaと軸方向単位長さ
pの比率p/aと汚損耐電圧との関係のそれぞれについ
て汚損試験を実際に実施する実験及び研究を行い、汚損
耐電圧特性が1/pに対して一方的に上がるのではな
く、ある適正な1/p値のところで極大値を持ってそれ
より先は低下していくこと、それが1/p値に対して放
物線状の特性を示すことを突き止めた。その適正なる1
/p値を外被に持たせることで、汚損特性が最高に発揮
され、ゴム材料のむやみな増量の必要性を排し、問題を
解決できることを突き止めた。また、上述した適正なる
1/p値を外被に持たせた状態で、更に、上記大径笠部
の先端と小径笠部の先端とを結ぶ距離(笠先端間距離と
略す)と汚損耐電圧との関係や、外被の大径笠部の笠出
張長さaと軸方向単位長さpの比率p/aと汚損耐電圧
との関係についても同様のことが当てはまることが判明
した。本第1乃至第4発明は、かかる知見を基に完成さ
れた。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る段違い笠
部付き複合碍子は、コア部材とコア部材の外周面に設け
た絶縁高分子材料からなる外被とからなり、該外被が大
径笠部と小径笠部とをシース部を介して交互に配列した
形状を有し、外被の軸方向単位長さpに対する表面漏れ
距離lの比率l/pが4.3〜5.0の範囲であること
を特徴とする。第2発明に係る複合碍子は、第1発明に
おいて、大径笠部の半径方向外側先端と小径笠部の半径
方向外側先端とを結ぶ直線距離(笠先端間距離)が32
〜40mmであることを特徴とする。第3発明に係る複
合碍子は、第1発明において、外被の大径笠部の笠出張
長さaに対する軸方向単位長さpの比率p/aが0.7
5〜1.0であることを特徴とする。第4発明に係る複
合碍子は、第1発明において、上記第2発明の特徴及び
第3発明の特徴を兼ね備えることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の態様】以下に、本発明を図4に示す段違
い笠部付き複合碍子について本発明者達が行った汚損耐
電圧実験験について述べる。実験は定印霧中法という汚
損試験方法で行った。実験は、表1に示す寸法を有する
段違い笠部付き複合碍子について行ない、外被形成材料
としてはシリコーンゴムを用いた。上記実験で得られた
汚損耐電圧特性を表1にまとめて示し、図5乃至図7に
それぞれ1/p値と汚損耐電圧の関係、大径笠部の先端
と小径笠部の先端とを結ぶ直線距離cと汚損耐電圧との
関係、並びに外被の大径笠部の笠出張長さaと軸方向単
位長さpとの比率p/aと汚損耐電圧との関係を示す。
なお、図5乃至図7での縦軸の「耐電圧」とは「単位有
効長(例えば1m)当たりの耐電圧」、即ち「単位有効
長当たりの50%F.O.V」を指す。汚損耐電圧はこ
の「耐電圧」に比例するものである。なお、耐電圧は測
定値の絶対値ではなく、相対値で示してある。
【0007】
【表1】
【0008】(1)1/p値と汚損耐電圧の関係(表1
及び図5参照) 適性な1/p値は、あらゆる条件でいつも同じというわ
けではなく、汚損度が違えば若干異なる。汚損度は、等
価塩分付着密度(「ESDD」と略す)で表すことがで
きる。本実験では、汚損度を0.03〜0.5mg/c
2 という範囲に設定したが、0.03〜0.5mg/
cm2 という範囲は実使用状態にあって実質的にあり得
る殆どの場合を網羅する範囲であるので、本実験でもか
かる範囲に付いて試験を行った。以下のその他の実験に
ついても同じである。実験結果から、耐電圧(V/H)
は下記の式で近似されることが判明した。 (1)l/p(x)と耐電圧(V/H:y)との関係 i)ESDD=0.03mg/cm2 の場合 y=−11.532x2 + 101.28x − 122.86 =−11.532(x−4.39)2 + 99.513 ii)ESDD=0.5 mg/cm2 の場合 y=−14.024x2 + 129.62x − 199.2 =−14.024(x−4.62)2 +100.311 したがって、ESDD=0.03mg/cm2 の場合で
は、1/p=4.39にて汚損耐電圧が最大、ESDD
=0.5mg/cm2 の場合では、1/p=4.62に
て汚損耐電圧が最大であることが判明した。ESDD=
0.03mg/cm2 とESDD=0.5mg/cm2
でそれぞれ極大値を与える1/p値の差はわずかに0.
23である。また、例えば、両者の中間値1/ p=4.
51(上記式にx=1/pを代入して計算した値。以下
同じ)をとった場合、0.03mg/cm2 汚損では汚
損耐電圧がその最大値の99.9%、0.5mg/cm
2 汚損に対しても同様にその最大値の99.8%に低下
するのみで、実質的にそれぞれの最大値と殆ど変わらな
い。
【0009】また、0.03mg/cm2 において1/
p=5.0をとった場合、汚損耐電圧はその最大値の9
5.6%に低下するのみで、0.5mg/cm2におい
て1/p=5.0をとった場合には、汚損損耐電圧はそ
の最大値の98.0%に低下するのみで、この範囲をと
っておけば、ESDDがどう変わろうとも汚損耐電圧は
最大値に対して低下率がわずか4.4%以内と、実質的
に最大値と殆ど変わらないことが判明した。
【0010】結局、実使用状態にあっての汚損度範囲
0.03〜0.5mg/cm2 において実質的に最大値
と殆ど変わらない最大値を与える1/p値は4.65±
0.35という狭い範囲のどこかに設定するだけよく、
それによって実質的にすべての実使用状態に対していつ
も最大に近い汚損耐電圧特性の複合碍子が得られること
になることが判明した。
【0011】(2)笠先端間距離c(x)と耐電圧(V
H:y)との関係(表1及び図6参照) i)ESDD=0.03mg/cm2 の場合 y=−0.1532x2 + 12.05x − 137.68 =−0.1532(x−39.3)2 + 99.27 ii)ESDD=0.5 mg/cm2 の場合 y=−0.1387x2 + 10.154x − 87.394 =−0.1387(x−36.60)2 +98.45 したがって、適正な笠先端間距離の値は汚損度により異
なることが分かった。ESDD=0.03mg/cm2
の場合では、笠先端間距離=39.3mmにて汚損耐電
圧が最大、ESDD=0.5 mm/cm2 の場合で
は、笠先端間距離=36.6mmにて汚損耐電圧が最大
となり、ESDD=0.03mg/cm2 及びESDD
=0.5mm/cm2 で耐電圧の最大値を与える笠先端
間距離の差は僅か2.7mmである。また、例えば両者
の中間値の笠先端間距離38.0(上記式にx=1/p
を代入して計算した値。以下同じ)をとった場合、0.
03mm/cm2 汚損にては汚損耐電圧がその最大値の
99.7%、0.5mg/cm2 汚損に対しても同様に
その最大値の99.7%に低下するのみで、実質的にそ
れぞれの最大値と殆ど変わらないことが判明した。
【0012】さらに、0.03mg/cm2 においてE
SDD=32mmをとった場合、汚損耐電圧はその最大
値の91.6%に低下するのみであり、0.5mg/c
2 においてESDD=32mmをとった場合、汚損耐
電圧はその最大値の97%に低下するのみで、32−4
0mmの範囲をとっておけば、ESDDがどう変わろう
とも汚損耐電圧は最大値に対して低下率がわずか8.4
%以内と、実質的に最大値と殆ど変わらないことが判明
した。
【0013】笠先端間距離をわずか36±4mmという
狭い範囲のどこかに設定するだけで、汚損度0.03〜
0.5mg/cm2 の範囲において実質的にすべての実
使用状態に対していつも最大に近い汚損耐電圧特性の碍
子が得られることになる。
【0014】(3)外被の大径笠部の笠出張長さaと軸
方向単位長さpとの比率p/a(x)と耐電圧(VH:
y)との関係(表1及び図7参照) 実験により、適正なp/a値は汚損度によって異なるこ
とが分かった。 i)ESDD=0.03mg/cm2 の場合 y=−140.82x2 + 270.29x − 30.453 =−140.82(x−0.960)2 +99.25 ii)ESDD=0.5 mg/cm2 の場合 y=−135.36x2 + 236.95x − 4.9976 =−135.36(x−0.875)2 +98.70 したがって、適正な外被の大径笠部の笠出張長さaと軸
方向単位長さpとの比率p/a値は汚損度により異なる
ことが分かり、ESDD=0.03mg/cm2の場合
では、p/a=0.960にて汚損耐電圧が最大、ES
DD=0.5mm/cm2 の場合では、p/a=0.8
75て汚損耐電圧が最大となり、ESDD=0.03m
g/cm2 及びESDD=0.5mm/cm2 で耐電圧
の最大値を与える笠先端間距離の差は僅か0.085で
ある。また、例えばp/a=0.875(上記式にx=
1/pを代入して計算した値。以下同じ)をとった場
合、0.03mm/cm2 汚損にては汚損耐電圧がその
最大値の99%に低下し、そのp/aで0.5mg/c
2 汚損に対してはその最大値となり、実質的にそれぞ
れの最大値と殆ど変わらないか変わらないことが判明し
た。また、0.03mm/cm汚損においてp/a=
0.75をとった場合、汚損耐電圧がその最大値の9
3.8%に低下し、0.5mg/cm2 汚損においては
p/a=0.75及び1.0をとった場合、汚損耐電圧
がその最大値の97.4%に低下するのみで、p/a値
を0.75−1.0の範囲にとっておけば、ESDDが
どう変わろうと汚損耐電圧は最大値に対して低下率が最
大でもわずか6.2%と実質的にそれぞれの最大値と殆
ど変わらないことが判明した。
【0015】複合碍子の外被形状が汚損耐電圧特性をあ
る形状範囲で最大値を与える理由については、以下のよ
うに考えられる。上記(1)適正1/p値、(2)適正
笠先端間距離c、並びに(3)外被の大径笠部の笠出張
長さaと軸方向単位長さpとの適正比率p/aが最大の
汚損耐電圧特性をもたらす理由について、正確なところ
は今後の詳細な研究に待たねばならないが、これまで発
明者らが実施した実験研究から得られた知見は次の通り
である。 (1)通常、汚損耐電圧は、漏れ距離の増加に対して直
線的に増加する。 (2)しかし、笠部と笠部との間隔があまり詰まり過ぎ
ると別の要因を考慮する必要が出てくる。それは、汚損
時に電圧がかかったときに火花が笠先端間を橋絡しやす
くなることである。笠先端間を火花が橋絡すると、そこ
は電気的に短絡状態となり、その奥の方で表面漏れ距離
が大きくとってあっても効かなくなる。これは、笠先端
間距離が狭くなるほど顕著に起こる。結局、(1)と
(2)との両方の効果が重畳する結果、汚損特性は1/
p値の変化に対して、また笠先端間距離c及び/又は外
被の大径笠部の笠出張長さaと軸方向単位長さpとの比
率p/aの変化に対してどこかで最大値を持つこととな
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の段違い笠部付き複合碍子によれ
ば以下の効果が得られる。 (1)1/p値を適正に選択することによって優れた汚
損耐電圧特性が得られる。 (2)1/p値を適正な範囲に設定できるので、最大の
汚損耐電圧を得るために外被ゴムの使用量がむやみに大
きくする必要がなくなる。すなわち、いわゆるコストパ
フォーマンスが最大な碍子が得られる。 (3)更に、笠先端間距離c、並びに外被の大径笠部の
笠出張長さaと軸方向単位長さpとの比率p/aをそれ
ぞれ適正に選択すれば、一層優れた汚損耐電圧特性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】段違い笠部付き複合碍子の一例を示す。
【図2】段違い笠部付き複合碍子の別の例を示す。
【図3】段違い笠部付き複合碍子のさらに別の例を示
す。
【図4】本発明の諸寸法を表示した段違い笠部付き複合
碍子の例を示す。
【図5】1/p値と汚損耐電圧の関係の実験結果を示す
グラフである。
【図6】大径笠部の先端と小径笠部の先端とを結ぶ直線
距離cと汚損耐電圧との関係の実験結果を示すグラフで
ある。
【図7】外被の大径笠部の笠出張長さaと軸方向単位長
さpとの比率p/aと汚損耐電圧との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
a 大径笠部の笠出張長さ、b 小径笠部の半径方向長
さ、c 大径笠部の先端と小径笠部の先端とを結ぶ直線
距離、l 表面漏れ距離、p 軸方向単位長さ、H 碍
子有効長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−135493(JP,A) 特開 昭63−193413(JP,A) 特公 昭40−11536(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 17/00 - 17/54

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コア部材とコア部材の外周面に設けた絶縁
    高分子材料からなる外被とからなり、該外被が大径笠部
    と小径笠部とをシース部を介して交互に配列した形状を
    有し、外被の軸方向単位長さpに対する表面漏れ距離l
    の比率l/pが4.3〜5.0の範囲であることを特徴
    とする複合碍子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複合碍子であって、大径笠
    部の半径方向外側先端と小径笠部の半径方向外側先端と
    を結ぶ直線距離cが32〜40mmであることを特徴と
    する複合碍子。
  3. 【請求項3】請求項1記載の複合碍子であって、外被の
    軸方向単位長さpに対する大径笠部の笠出張長さaの比
    率p/aが0.75〜1.0であることを特徴とする複
    合碍子。
  4. 【請求項4】請求項1記載の複合碍子であって、以下の
    特徴(1)及び(2)を有する複合碍子。 (1)大径笠部の半径方向外側先端と小径笠部の半径方
    向外側先端とを結ぶ直線距離が32〜40mmである。 (2)外被の軸方向単位長さpに対する大径笠部の笠出
    張長さaの比率p/aが0.75〜1.0である。
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