JP3444579B2 - 文字処理装置および文字処理方法 - Google Patents

文字処理装置および文字処理方法

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JP3444579B2
JP3444579B2 JP17007196A JP17007196A JP3444579B2 JP 3444579 B2 JP3444579 B2 JP 3444579B2 JP 17007196 A JP17007196 A JP 17007196A JP 17007196 A JP17007196 A JP 17007196A JP 3444579 B2 JP3444579 B2 JP 3444579B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語ワードプロ
セッサや電子手帳等の手書き入力機能を有する文字処理
装置および文書処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の文字処理装置においては、近
年、ペンによる手書き入出力タブレット等の入出力デバ
イスを用いた手書き文字入力が一般的になってきてお
り、その際の漢字の入力方法としては、読み仮名を入力
した上で仮名漢字変換により表記を得る方法や、直接漢
字を入力して認識結果候補から所望の表記を選択する方
法等が実現されている。
【0003】そして、文字認識の精度を向上させるため
の工夫としては、直前,直後に入力された文字情報を基
に単語辞書を検索し、単語として存在することが認識さ
れた候補を優先するといった方法が採用されている。こ
のような文字処理装置の従来例として、特開昭61−1
15185号公報、特開昭62−278688号公報、
特開平6−318270号公報、特開平5−33449
7号公報及び特開平7−192096号公報に開示され
たものがある。
【0004】また、入力作業の効率を上げるために、漢
字の表記の一部だけを入力し、この部分表記を基に候補
の検索を行う方法が特開平6−348687号公報に開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の仮名
漢字変換を行う方法では、読み仮名を入力することに関
しては比較的認識精度が良く、また入力する画数が少な
いため手書き入力における負担は少ないという長所を有
する。
【0006】しかしながら、仮名漢字変換での候補が多
い場合には、候補選択に手間がかかるという問題があ
る。このような問題は、入力する読み仮名として所望の
漢字の音や訓を用い、1文字ずつ変換する場合には特に
顕著である。
【0007】また、上記の漢字を直接入力する方法で
は、認識結果によっては多少の候補選択が必要になる
が、仮名漢字変換に比ベて候補選択の負担は軽減される
という長所を有する。
【0008】しかしながら、文字によっては認識しにく
いものがあるといった問題が存在する。この問題に対し
て、上記の文字処理装置では、直前,直後の入力情報と
組み合わせて単語として認識することによって認識精度
の向上が図られている。
【0009】しかるに、いずれの文字処理装置において
も、入力される情報が完全なものであることを前提とし
ている。このため、以下に示す問題点がある。
【0010】(1)入力したい漢字の表記が一部不明な
場合等は候補を得ることが困難となる。
【0011】(2)文字によっては画数が多く入力処理
が面倒なものになる。
【0012】このような問題に対して、上記の文字処理
装置では、漢字の表記の一部を入力するだけで、部分的
にその入力を含む漢字の候補検索を行う手法を採用して
いる。しかしながら、表記の部分パターン情報だけで検
索する場合には、やはり候補が多すぎるために利用者に
とって候補選択の手間がかかるといったことや、表示領
域の小さな文字処理装置では候補を一括表示できずに文
字入力の効率低下を招くといった問題が生じる。
【0013】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、入力効率の向上が図
れ、かつ出力候補の数を絞り込むことができるため、利
用者に明示すべき候補数が少なく、電子手帳のように表
示領域が限られた携帯情報端末であっても、選択候補が
一括表示できる等扱いやすいユーザーインターフェース
を備えた文字処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【0015】
【発明を解決するための手段】 発明の文字処理装置
は、手書き入力情報を入力する入力部と、該入力情報を
文字又は文字の部分として認識する認識部と、少なくと
も単語を構成する表記情報及び各表記情報に関しての部
分パターン情報を有する辞書部と、直前に入力されて前
記認識部によって文字認識された文字を含む文字列を確
定文字列として記憶する記憶部と、該確定文字列を基に
該辞書部を検索し、該確定文字列に続く文字を含む単語
を候補とする検索部と、入力された部分パターン情報と
該検索部で検索された候補から確定文字列に続く照合対
象文字の部分パターン情報とを照合する照合部と、該照
合部にて入力部分パターンの情報と照合対象文字の部分
パターン情報とが一致した文字を候補文字として出力す
る出力部と、前記入力情報を前記部分パターン情報とみ
なして前記検索部及び前記照合部による処理を行うこと
を指示する検索照合指示部とを備えることを特徴とし、
そのことにより上記目的が達成される。
【0016】
【0017】また、好ましくは、入力途中の文字情報を
前記認識部において逐次認識し、得られた部分パターン
情報を用いて前記照合部での候補の絞り込みを行い、絞
り込んだ候補を、前記出力部の特定領域へ逐次表示して
いく表示部を更に備えた構成とする。
【0018】本発明の文字処理方法は、単語を構成する
表記情報および各表記情報に関する部分パターンを辞書
として記憶した記憶部を使用して、手書き入力された情
報に基づいて文字を認識して出力する文字処理方法であ
って、直前に入力されて文字認識された第1文字とすで
に文字認識された文字とを有する文字列を記憶して、記
憶された文字列および第1文字と手書き入力された文字
の部分パターンとに基づいて、前記辞書を単語検索する
ことにより、出力する候補文字を絞り込み、入力途中の
文字情報を逐次認識し、得られた部分パターン情報を用
いて前記検索を行って、絞り込んだ候補文字を逐次出力
することを特徴とする。
【0019】また、本発明の文字処理方法は、単語を構
成する表記情報および各表記情報に関する部分パターン
を辞書として記憶した記憶部を使用して、手書き入力さ
れた情報に基づいて文字を認識して出力する文字処理方
法であって、直前に入力されて文字認識された文字を含
む文字認識された複数の文字によって構成された確定文
字列を記憶して、直前に入力されて文字認識された文字
と手書き入力された文字の部分パターンとに基づいて、
前記辞書を単語検索することにより、出力する候補文字
絞り込み、入力途中の文字情報を逐次認識し、得られ
た部分パターン情報を用いて前記検索を行って、絞り込
んだ候補文字を逐次出力するようになっており、前記記
憶される確定文字列は、単語検索に使用された文字以降
の文字認識された文字であることを特徴とする。
【0020】また、本発明の文字処理方法は、単語を構
成する表記情報および各表記情報に関する部分パターン
を辞書として記憶した記憶部を使用して、手書き入力さ
れた情報に基づいて文字を認識して出力する文字処理方
法であって、直前に入力されて文字認識された文字を含
む確定文字列を記憶して、文字の部分パターンが手書き
入力されたことが利用者によって指示されると、直前に
入力されて文字認識された文字と該部分パターンとに基
づいて、前記辞書を単語検索することにより、出力する
候補文字を絞り込み、入力途中の文字情報を逐次認識
し、得られた部分パターン情報を用いて前記検索を行っ
て、絞り込んだ候補文字を逐次出力することを特徴とす
る。
【0021】好ましくは、利用者による指示に基づい
て、手書き入力された情報を文字または文字の部分パタ
ーンとして認識し、前記辞書を単語検索する。
【0022】以下に、作用を説明する。
【0023】本発明の文字処理装置では、直前までに入
力されている文字列(以後、確定文字列と呼ぶ)を検索
キーとして、検索部が辞書部で単語辞書検索を行い、こ
の検索により確定文字列部分が一致する候補を得る。続
いて、照合部が入力された部分パターン情報と先の候補
中の確定文字列に続く表記部分(以後、照合対象文字と
呼ぶ)との照合を行い、照合結果により部分パターン情
報が含まれ得る候補のみを最終的な出力候補とする。即
ち、これで出力候補文字の絞り込みを行っている。
【0024】今少しこの動作を具体的に説明すると、例
えば、表記「会議」を得たい場合の2文字目「議」の入
力において、入力情報としては部分パターン情報である
「言」だけであるが、出力候補としては「議」,
「計」,「談」等の直前に入力された確定文字列「会」
と併せて単語となり得る文字しか選ばれないようにして
いる。即ち、検索部が既に入力済みの確定文字列「会」
を基に単語辞書を検索し、検索結果の中から「会」に続
く文字部分に「言」を含む「会議」,「会計」,「会
談」等の候補のみを選別するようにしている。このた
め、部分パターン情報「言」を含むが「会」とつながっ
て単語を構成することのない「許」,「設」等の候補は
除外されることになる。
【0025】これにより、漢字を直接入力することが可
能な文字処理装置において、認識結果があいまいで選択
候補の多い文字の認識精度を高めることができる。ま
た、手書きによる入力量を減ずることができる。また、
一部表記が不明な文字も入力できる。更には、単なる漢
字単位の部分パターン検索よりも候補を少なくできる。
このため、本発明によれば、入力効率の向上が期待でき
る。
【0026】また、単に部分パターン情報のみで文字を
検索した場合に比べて出力候補の数を絞り込むことが可
能になるため、利用者に明示すべき出力候補数を少なく
できる。このため、電子手帳のように表示領域が限られ
た携帯情報端末であっても、選択候補が一括表示できる
等扱いやすいユーザーインターフェースを備えた文字処
理装置を実現できる。
【0027】なお、上記構成において、確定文字列を記
憶する記憶部としては、直前までに入力された文字のう
ち一定のルールに従って選ばれた文字だけを確定文字列
として記憶する記憶部や、直前までに入力された文字の
うち、その文字からの単語辞書検索において検索の完了
していない文字以降だけを確定文字列として記憶する記
憶部を用いることができる。
【0028】また、前記認識部としては、利用者による
指示入力に基づき前記入力情報を文字又は文字の部分と
して認識する認識部や前記入力情報が入力されている途
中状態から文字又は文字の部分として認識を開始する認
識部を用いることができる。このような記憶部や認識部
を用いれば、上記作用を奏し得る種々の態様の文字処理
装置を実現できる。
【0029】また、文字の認識機能を備える手書き入力
装置において、常に部分パターン情報による入力を必要
としない、部分パターン情報によって入力したい場合が
特定される(装置に熟練したオペレータが利用する場合
等)、といった場合には部分パターン情報による検索・
照合処理の起動を指示するための指示手段を設け、利用
者の指示に応じて処理を起動する構成によれば、通常の
入力作業への悪影響を抑制した上で、更に入力効率の向
上が期待できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0031】(実施形態1)図1〜図10は本発明文字
処理装置の実施形態1を示す。図1はこの文字処理装置
の概略構成を示し、図2はその具体的な構成を示してい
る。
【0032】この文字処理装置は、CPU1と、入出力
装置2と、ROM3、ROM4及びRAM5とを備えて
おり、これらは制御バス、データバスを介して相互に接
続されている。
【0033】ここで、CPU1はこの文字処理装置の制
御中枢となるものであり、処理制御部として機能する。
入出力装置2は、図2に示すように、入出力部20と入
出力制御部21で構成されている。また、図1に示すよ
うに、入出力部20は入力部200と出力部201で構
成され、入出力制御部21は入力制御部210と出力制
御部211で構成されている。
【0034】入力部200は、文字等の入力や候補選択
指示等を行うためのものであり、例えば、ペン入力装置
で構成される。出力部201は、入力文字や検索結果文
字等を出力(表示出力)するためのものであり、例えば
LCD等によって構成される。入力制御部210は入力
部200から入力される文字や各種指示要求信号等を取
り込むためのものである。また、出力制御部211は出
力部201の出力信号を制御する。
【0035】ROM3は辞書部となるものであり、その
メモリ領域には、各種辞書が記憶されており、具体的に
は図2に示すように、単語辞書30と文字認識辞書31
が記憶されている。
【0036】また、ROM4には、各種処理を行うため
のプログラムが格納されており、表記情報を基に単語辞
書を検索する単語辞書検索部40と、文字の部分パター
ン情報と単語辞書の検索結果の照合を行う部分パターン
照合部41と、利用者による侯補選択等で確定された文
字列を確定情報として確定文字列領域に格納するかどう
かを判断する確定情報判断部42と、入出力装置2から
入力された情報を文字として認識する文字認識部43
と、入出力装置2から入力される情報を手書き入力情報
として抽出する入力情報判断部44とで構成されてい
る。
【0037】このため、CPU1が上記各部に格納され
たプログラムを読み出すと、読み出されたプログラムに
従った処理が実行されるようになっている。但し、その
内容については後述する。
【0038】RAM5(=図1では記憶部5として表
示)は、上記各処理を行うためのワークエリアとなるも
のであり、図2に示すように、既に入力された文字列の
うち、確定情報判断部42において確定情報として判定
された文字列を記憶しておくための確定文字列領域50
と、確定文字列領域の文字列を指し示すための検索ポイ
ンタ領域51と、手書き入力された入力情報を記憶して
おくための入力情報領域52と、単語辞書の検索結果や
部分パターンの照合結果を格納しておくための検索/照
合候補領域53と、入力情報に対する通常の文字認識結
果候補を格納しておくための文字認識候補領域54とで
構成されている。
【0039】なお、入力部200と出力部201は、手
書き入力タブレットのような入出力が共通な手段を用い
ることも可能である。
【0040】次に、図3に従い本発明文字処理装置にお
ける処理手順について説明する。このプログラムがスタ
ートすると、CPU1は、まず、ステップS101で、
入出力装置2から入力される文字情報の取り込みを開始
する。この際、入力情報判断部44において、一般的に
は入力速度等を基に入力の切れ目を判断する。例えば、
一定時間入力がなされなかった場合には、CPU1は入
力情報の切れ目と判断し(ステップSS02)、新規に
入力情報として入力情報領域52に次順のデータを格納
する(ステップS103)。
【0041】或いは、この手法に代えて、手書き入力の
終了を指示する手段(例えば、キー入力)を入出力装置
2に設けて、利用者が入力の終了をCPU1に指示する
構成とすることも可能である。
【0042】更には、利用者が入力の途中であってもC
PU1が一定のタイミングで入力情報の取り込みを行
い、利用者の入力と並行して入力情報を随時更新してい
くように構成することも可能である。これら、入力情報
の抽出方法は一般によく知られたものであるため、詳細
については省略する。
【0043】ステップS103において、入力情報が得
られると、次にCPU1は、ROM5の確定文字列領域
50を参照し、直前までに入力されている確定文字列が
あるかを調べる(ステップS104)。
【0044】ここで、図4及び図5に従い上記入力処理
の詳細を説明する。但し、図4(A)〜(E)及び図5
(A)〜(E)は入出力装置2の入力処理における動作
手順を示している。ここで、図4(A)中の(a)は既
に入力がなされた文字列が表示される部分を示し、同図
中の(b)はペン入力デバイスにより文字を入力する部
分を示す。また、図4(B)は、本文字処理装置の利用
者が最終的に「会議」と入力しようとした場合であっ
て、文字「会」の入力が終了した時点を表している。
【0045】上記ステップS103に示すように、CP
U1は入力情報として「会」を抽出し、これを入力情報
領域52に格納した後、確定文字列領域50を参照する
が(ステップS104)、図示例では初期状態のため確
定文字列領域50に確定文字列は格納されていない。従
って、この場合は、ステップS122に移行し、CPU
1はここで入力情報を基に通常の文字認識処理を実行す
る。
【0046】即ち、ROM4の文字認識部43におい
て、ROM3の文字認識辞書31を基に、入力情報
「会」に対する文字認識候補があるかどうかを調べ、候
補が得られれば結果をRAM5の文字認識候補領域54
に格納する。そして、ステップS123で文字認識処理
の結果、候補文字があると判定すると、候補文字を入出
力装置2に表示し(ステップS124)、利用者の選択
指示を待つ。
【0047】一方、ステップS123において、候補文
字がないと判定した場合、或いは、候補文字の中に利用
者の所望する文字候補がなく、選択されなかったような
場合には(ステップS125)、ステップS126で再
度利用者に入力情報の入力を促すメッセージを出す等し
て、ステップS101の入力情報の取り込み処理へ戻
る。
【0048】なお、ステップS125で候補中から文字
が選択されたと判定すると、確定文字として図5中の
(a)で示される領域に文字「会」を表示する(ステッ
プS117)。
【0049】ここで、通常の文字認識処理に関しては、
現在一般的になされている文字認識処理であるため、詳
細については省略する。
【0050】図示例においては、図4(C)に示すよう
に、入力情報「会」に対する文字認識候補「会」,
「今」が得られ、入出力装置2に表示される。図4中の
(c)の部分は選択候補群、つまり「会」,「今」を表
示する部分であり、候補選択の手段としては利用者が所
望の表記をペンで直接指定する等の方法が考えられる。
【0051】また、図4(D)は、利用者が選択した文
字候補を網掛け表示で示したものであり、その後、確定
文字列として図4(E)に示すように表示領域(a)に
表示される。なお、入出力装置2の表示形態及び候補選
択方法は図示例に限定されるものではない。
【0052】新たに確定した文字があると、CPU1は
ステップS118で、ROM4の確定情報判断部42に
おいて、その文字情報を確定文字列領域50に格納する
かどうかの判定処理を行う。即ち、確定情報判断部42
に格納された判定用のプログラムを読み出し、このプロ
グラムに従ってこの判定処理を実行する。より具体的に
は、確定文字列情報として、引き続き行われる手書き入
力文字の候補の絞り込みに利用するかどうかを判定す
る。例えば、確定文字列領域に何も格納されていない初
期状態では、確定文字列情報として格納されるといった
ような処理を実行する。そして、ステップS119で確
定文字列とすると判定した場合は、ステップS120で
確定文字列領域50に文字情報を格納する。なお、その
他の確定文字列化の判定方法については後述する。
【0053】ステップS120の処理を実行すると、再
び入力情報の取り込み状態となり、CPU1は引き続き
入力される文字情報の抽出を開始する。
【0054】なお、図5(A)は、文字「会」の確定処
理が終わった直後の状態を示しており、図5(B)は、
更に入力処理が続けられ、文字「議」の一部「言」の部
分が入力された状態を示している。
【0055】入力情報の抽出に関しては、上述したよう
に、利用者の入力間隔の長短や、利用者に入力の終了を
直接指示させる、或いは利用者が入力中であっても一定
のタイミングで随時認識/抽出を行うことが考えられ
る。
【0056】図示例では、「議」の部分パターン「言」
の部分が入力された時点で入力情報の抽出が行われたも
のとしている。このため、CPU1は、入力情報として
「言」を入力情報領域52に格納し(ステップS10
3)、先程と同様に確定文字列があるかどうかを、確定
文字列領域50を参照して調べる(ステップS10
4)。この場合には、先に入力された文字「会」が確定
文字列として格納されているので、入力情報「言」は、
ステップS105に示すように、まず文字の部分パター
ン情報として認識される。
【0057】次に、CPU1は、確定文字列を基に単語
辞書30を検索すべく、確定文字列の検索ポインタ領域
51に、確定文字列の先頭を指すよう値をセットする
(ステップS106)。図6(A)〜(E)は確定文字
列領域50の変化を示しており、同図(A)は、確定文
字列に対して検索ポインタがセットされた状態を示す。
図中の記号↓が検索ポインタを表している。
【0058】続いて、CPU1は検索ポインタを基に、
ステップS107で検索のキーとなる文字が確定文字列
から切り出し可能かどうかを判定する。そして、切り出
し可能であると判定すると、単語辞書検索部40に格納
されたプログラムを読み出し、このプログラムに従って
単語辞書30の検索を行う(ステップS108)。
【0059】図示例では、文字「会」を切り出し、単語
辞書の検索を行い、図7に示すように、「会釈」,「会
得」,「会員」,「会館」等の候補を得て、これらを検
索/照合候補領域53に格納する。
【0060】ここで、図7(A)は、文字「会」により
検索された候補が検索/照合候補領域53に格納された
様子を示している。
【0061】次に、CPU1は、ステップS109で単
語辞書30の検索の結果、候補が得られたかどうかを判
定し、候補が得られたことを確認すると、ステップS1
10で、これら候補の確定文字列に続く照合対象文字
(「会員」の「員」等)と、先に格納した部分パターン
情報(「議」の部分パターン「言」)との照合を、RO
M4の部分パタン照合部41に格納されたプログラムを
読み出し、このプログラムに従って部分パターン照合を
実行する。
【0062】続いて、ステップS111で、検索候補中
の照合対象文字に部分パターン情報を含む候補があるか
どうかを判定する。即ち、一致する候補があるかどうか
を判定する。
【0063】図8は、単語辞書30の構造を示してい
る。ここで、図中の(a)は確定文字列をキーにした候
補検索に必要な表記情報部分を示し、(b)はその各表
記を構成する部分パターン情報を格納している部分を示
している。なお、部分パターン情報(b)は各表記を構
成する文字からたどることが可能な構造になっているも
のとする。
【0064】CPU1は部分パターン照合部41に格納
されたプログラムを読み出し、このプログラムに従い各
候補の照合対象文字に対して、単語辞書30中の部分パ
ターン情報をたどり、入力された部分パターン情報と一
致するものがないかを調べる。図示例では、「会議」の
「議」や「会計」の「計」等の文字が一致することにな
る。
【0065】CPU1は、ステップS111で部分パタ
ーン照合処理の結果、一致した候補があることを確認す
ると、これらをRAM5の検索/照合領域53に候補と
して格納し、他の候補は棄却する。即ち、この処理で候
補文字の絞り込みが行われる。図7(B)は、部分パタ
ーン照合によって候補の絞り込みが行われた状態を示し
ている。
【0066】検索ポインタ領域51の指し示す確定文字
に対する処理が終了すると、CPU1は、ステップS1
13で検索ポインタ領域51を更新する。以下更新され
た検索ポインタ領域51の指し示す確定文字に対してス
テップS107〜ステップS113の処理を再行する。
【0067】なお、ステップS109において、単語辞
書30の検索処理において候補がなく、或いはステップ
S111で部分パターンによる照合処理において候補が
なければ、ステップS113に移行し、ここで検索ポイ
ンタ領域51の更新処理を実行する。
【0068】図6(B)は、検索ポインタ領域51が更
新された状態を示しており、この場合はポインタの指し
示す先に確定文字列がないため、検索/照合処理を終え
る(ステップS107)。
【0069】次に、CPU1は、ステップS114で検
索/照合候補領域53を調ベ、候補文字があることを確
認すると、各表記中の照合対象文字を選択候補として入
出力装置2に表示する(ステップS115)。
【0070】ここで、図5(C)は、選択候補文字であ
る「議」,「計」,「談」,「話」を、入出力装置2の
領域(c)に表示した状態を表しており、同図(D)は
候補文字中から利用者が「議」を選択した状態を表して
いる。
【0071】CPU1は、ステップS116で入出力装
置2に表示した候補文字から文字が選択されたかどうか
を判定し、選択されたことを確認すると、確定候補とし
て当該文字を表示する(ステップS117)。図5
(E)は文字「議」が確定された状態を示す。
【0072】なお、辞書検索や部分パターン照合の結
果、検索/照合候補領域53に候補が残ってなかった場
合(ステップS114)、及び候補はあるが利用者に選
択されなかった場合(ステップS116)には、入力情
報を文字入力(部分パターンではない)とみなして、通
常の文字認識処理を行う。或いは、入出力装置2に所定
のメーッセージを表示して利用者に入力情報の再入力を
促して、入力情報の取り込み待機状態(ステップS10
1)に復帰することにしてもよい。
【0073】入力文字確定後、CPU1は、ステップS
118で確定された文字を確定文字列領域50に格納す
るかどうかの確定文字列化判定を実行する。この判定処
理は、ROM4の確定情報判断部42に格納された確定
情報判断処理用のプログラムを読み出し、このプログラ
ムに従って行う。
【0074】確定情報の判定ルールとしては、図示例の
「議」のように、部分パターンの照合によって絞り込ま
れた候補から利用者が選択した場合には単語の切れ目で
あったと判断し、確定文字列領域42を一旦初期化する
(「議」の次の入力から新たに処理を行う)ことが考え
られる。また、通常の文字認識候補から選ばれた場合に
は、単語の切れ目かどうかの判断が難しいので、確定文
字列に追加することも考えられる。或いは、候補の得ら
れた過程にかかわらず確定文字列領域50に格納するも
のとし、一定文字数までは確定文字列領域50への追加
を許すことも考えられる。
【0075】更には、単語辞書30の検索時に、あるポ
インタ位置からの検索が完了した(対象文字からの検索
において、それ以上候補が一致する可能性がなくなっ
た)場合には、確定文字列情報から棄却して確定文字列
領域50の更新を図ることも考えられる。また、以上の
ルールを組み合わせて用いることも可能である。
【0076】次に、ステップS120で確定情報判断部
42の判定結果に基づき、確定文字列領域50にセット
する、或いは、確定文字列領域50を初期化(もしくは
部分的にデータを削除する等)した上で(ステップS1
21)、入力情報の取り込み待機状態(ステップS10
1)に戻る。
【0077】なお、CPU1は、利用者の入力作業が終
了するまで以上の処理ステップを再行する。
【0078】図9は、他の入力例として「飛行機」を得
る場合の入出力装置2の表示例を示している。ここで、
図9(A)は文字「飛行」部分までの確定が終わった入
出力装置2の状態を表している。確定文字列領域50に
は「飛行」が格納されているものとして処理の流れを簡
単に説明する。
【0079】CPU1は、図9(B)に示すように、文
字「機」の部分パターンである「木」の入力がなされる
と、入力情報として「木」を抽出し、入力情報領域52
に格納する。次に、確定文字列領域50に基づく単語辞
書30の検索を行うため、図6(C)に示すように、検
索ポインタを確定文字列の先頭「飛」にセットする。こ
れにより、単語辞書30を検索した結果「飛行機」,
「飛行士」,「飛行場」等が検索される。
【0080】図10(A)は、確定文字列「飛」からの
単語辞書30の検索が終わった時点の検索/照合候補領
域53の状態を示す。次に、CPU1は、各候補の照合
対象文字(「飛行機」の「機」や「飛行場」の「場」
等)と部分パターン情報「木」との照合を行う図10
(B)は、照合の結果、部分パターン情報「木」を含む
候補「飛行機」のみが残り、他は棄却された様子を表し
たものである。
【0081】続いて、確定文字列の検索ポインタ領域5
1の更新が行われ、図6(D)に示すように、検索対象
文字が「飛行」の「行」に移る。やはり、文字「行」か
らも単語辞書30の検索および、検索結果に対する部分
パターン照合が行われ、候補の絞り込みがなされる。文
字「行」についての処理が終了すると、検索ポインタ領
域51は更に更新され、図6(E)に示すような状態と
なって、確定文字列情報にもとづく単語辞書30の検索
および部分パターン照合処理は終了する。
【0082】図10(C)は、文字「行」からの単語辞
書30の検索結果が、検索/照合候補領域53に追加さ
れた状態を表すものである。また、図10(D)は、検
索された候補と部分パターン情報との照合の結果「行
楽」のみに絞り込まれた状態を表しており、最終的には
「飛行機」の「機」と「行楽」の「楽」が、選択候補と
して得られたことを示す。図9(C)は部分パターン入
力「木」に対する候補文字「機」,「楽」が入出力装置
2に表示されている様子を、図9(D)は候補中から
「機」が選択されたことを、図9(E)は文字「機」の
入力が確定したことを、それぞれ表している。
【0083】以上の本実施形態1の文字処理装置によれ
ば、認識結果があいまいで選択候補の多い文字の認識精
度を高めることができ、手書きによる入力量を減ずるこ
とができ、一部表記が不明な文字も入力でき、更には、
単なる漢字単位の部分パターン検索よりも候補を少なく
できるので、入力効率の向上を図ることができる。ま
た、単に部分パターン情報のみで文字を検索した場合に
比べて出力候補の数を絞り込むことが可能になるため、
利用者に明示すべき出力候補数を少なくできる。このた
め、電子手帳のように表示領域が限られた携帯情報端末
であっても、選択候補が一括表示できる等扱いやすいユ
ーザーインターフェースを備えた文字処理装置を実現で
きる。
【0084】(実施形態2)図11は本発明文字処理装
置の実施形態2を示す。この実施形態2では、図3中の
(a)の部分、即ちステップS107〜ステップS11
3に示す処理の代わりに、ステップS107’〜ステッ
プS113’の処理を行っている。
【0085】より詳しくは、本実施形態2では、検索ポ
インタが指し示す全ての文字からの単語辞書30の検索
を行ってから(ステップS108’)、部分パターンに
よる照合を行う(ステップS110’)構成をとってお
り、この点のみが上記実施形態1と異なっている。
【0086】本実施形態2においても、実施形態1と同
様の効果を奏することができる。
【0087】(実施形態3)図12〜図14は本発明文
字処理装置の実施形態3を示す。この文字処理装置は、
図12と図1とを比較してみれば明かなように、図1の
構成に加え、部分パターンによる検索照合処理の起動
(開始)を、利用者が指示するための指示手段たる検索
照合指示部22を備えている。なお、他の共通する部分
には同一の符号を付し、具体的な説明については省略す
る。
【0088】この検索照合指示部22は、具体的には図
13中の(d)で示す位置に設けられており、利用者が
この検索照合指示部22をタッチすると、部分パターン
情報等による検索処理が開始されるようになっている。
以下に図13及び図14に基づきその詳細を説明する。
【0089】まず、図13(A)は、最初の文字「今」
の入力が確定された状態を表しており、図13(B)
は、続けて「日」が入力された状態を表している。部分
パターンによる検索要求を指示する手段、即ち検索照合
指示部22を備えている本実施形態2の文字処理装置に
おいては、入力された情報は、まず通常の文字入力であ
るとして処理を進める。即ち、入力情報「日」は、通常
の文字認識処理において「日」と判断され、図13
(C)に示すように、表示領域(a)に表示される。も
し利用者が「日」を得たい場合は、このまま確定すれば
よい。或いは、「日」を部分パターン情報として入力し
たいのであれば、図13(D)に示すように表示領域
(d)にタッチすると、上記実施形態1と同様に、確定
文字列「今」及び部分パターン情報「日」による候補検
索処理が開始される。
【0090】図示例では、部分パターン情報の照合を経
て「春」,「昔」,「晩」,「時」等が得られ、図13
(D)に示すように表示領域(c)に表示される。ま
た、図13(E)は、その後、利用者が候補文字「春」
を選択した状態を表している。
【0091】また、図14は、図12の構成の文字処理
装置において、利用者が入力する文字情報を、CPUが
特定タイミングで逐次認識しながら、それと並行して候
補を入出力装置2に、表示するようにした場合の、入出
力装置2の表示形態を表している。
【0092】一例として、文字「熱海」を入力する場合
を例にとってこの場合の動作を説明する。まず、図14
(A)は1文字目の「熱」の入力が終わった状態を示
す。なお、図14(A)中の(a)は、利用者が確定し
た文字を表示する領域であり、(b)は手書き入力を行
う領域である。
【0093】図14(B)は、2文字目の「海」の入力
を開始した状態である。CPUは、入力情報を逐次認識
しながら、上記実施形態1同様に確定文字列「熱」と部
分パターン情報を基に候補の検索を進め、例えば図14
(B)の状態では「熱湯」,「熱源」,「熱演」,「熱
波」,「熱海」等が単語として検索され、それぞれ
「湯」,「源」,「演」,「波」,「海」という文字が
候補となる。
【0094】図14(C)は、この時点で検索された候
補を表示した状態を表す。同図中の(c)が部分パター
ンに対する候補の表示領域である。利用者はこの状態
で、表示された候補から選択してもよいし、更に候補を
限定するために文字情報の入力を続けてもよい。
【0095】図14(D)は、文字情報の入力を引き続
き行った状態を表す図である。この段階での部分パター
ン情報の認識が行われると、それを用いた検索候補はさ
らに絞り込まれ、例えば「熱湯」,「熱海」等になる。
図15(E)は、新たに入力された文字「海」の部分パ
ターン情報に基づき候補検索を行い、候補表示領域の更
新を行った状態を表す。図14(F)は、候補表示領域
に表示されている文字「海」を利用者が選択した状態を
表しており、例では選択された文字をハイライト表示し
ている。更に図14(G)は、選択された候補文字
「海」が確定領域に表示され、次の入力情報読み込みの
待機状態となったことを表す。
【0096】このように確定文字列を利用して候補の絞
り込みを行うことで、部分パターン検索による候補数の
増大を抑制し、入力情報の逐次認識と連動して候補の一
覧表示を行うような文字処理装置であっても、表示領域
の省スペース化が図れる。
【0097】(その他の実施形態)本発明の実施形態は
上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような
変更が可能である。
【0098】例えば、記憶部としては、直前までに入力
された文字のうち一定のルールに従って選ばれた文字だ
けを確定文字列として記憶する記憶部や、直前までに入
力された文字のうち、その文字からの単語辞書検索にお
いて検索の完了していない文字以降だけを確定文字列と
して記憶する記憶部を用いることができる。
【0099】また、認識部としては、利用者による指示
入力に基づき前記入力情報を文字又は文字の部分として
認識する認識部や前記入力情報が入力されている途中状
態から文字又は文字の部分として認識を開始する認識部
を用いることができる。
【0100】
【発明の効果】以上の本発明文字処理装置によれば、漢
字を直接入力することが可能な文字処理装置において、
認識結果があいまいで選択候補の多い文字の認識精度を
高めることができ、手書きによる入力量を減ずることが
でき、一部表記が不明な文字も入力でき、更には、単な
る漢字単位の部分パターン検索よりも候補を少なくでき
るので、入力効率の向上が期待できる。
【0101】また、単に部分パターン情報のみで文字を
検索した場合に比べて出力候補の数を絞り込むことが可
能になるため、利用者に明示すべき出力候補数を少なく
できる。このため、電子手帳のように表示領域が限られ
た携帯情報端末であっても、選択候補が一括表示できる
等扱いやすいユーザーインターフェースを備えた文字処
理装置を実現できる。
【0102】また、本発明によれば、そのような効果を
奏することができる文字処理装置を種々の実施態様で実
現できる。
【0103】また、特に、部分パターン情報による検索
・照合処理の起動を指示するための指示手段を備えるこ
とにより、利用者の指示に応じて処理を起動できるの
で、通常の入力作業への悪影響を抑制した上で、入力効
率の一層の向上が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明文字処理装置の実施形態1を示す、装置
構成の概略を示すブロック図。
【図2】本発明文字処理装置の実施形態1を示す、装置
構成の具体例を示すブロック図。
【図3】本発明文字処理装置の実施形態1を示す、処理
の流れを示すフローチャート。
【図4】(A)〜(E)は、本発明文字処理装置の実施
形態1を示す、入出力装置の表示形態の変化を示す図。
【図5】(A)〜(E)は、本発明文字処理装置の実施
形態1を示す、入出力装置の表示形態の変化を示す図。
【図6】(A)〜(E)は、本発明文字処理装置の実施
形態1を示す、確定文字列領域の変化を示す図。
【図7】(A),(B)は、本発明文字処理装置の実施
形態1を示す、検索/照合候補領域の変化を示す図。
【図8】本発明文字処理装置の実施形態1を示す、単語
辞書の構造を示す図。
【図9】(A)〜(E)は、本発明文字処理装置の実施
形態1を示す、入出力装置の表示形態の変化を、図4と
は別の例をとって示す図。
【図10】(A)〜(D)は、本発明文字処理装置の実
施形態1を示す、図7とは別の例をとって、検索/照合
候補領域の変化を示す図。
【図11】本発明文字処理装置の実施形態2を示す、処
理の流れの一部を示すフローチャート。
【図12】本発明文字処理装置の実施形態3を示す、装
置構成の概略を示すブロック図。
【図13】(A)〜(E)は、本発明文字処理装置の実
施形態3を示す、入出力装置の表示形態の変化を示す
図。
【図14】(A)〜(G)は、本発明文字処理装置の実
施形態3を示す、入出力装置の表示形態の変化を示す
図。
【符号の説明】
1…CPU 2…入出力装置 20…入出力部 21…入出力制御部 200…入力部 201…出力部 3…ROM 30…単語辞書 31…文字認識辞書 4…ROM 40…単語辞書検索部 41…部分パターン照合部 42…確定情報判断部 43…文字認識部 44…入力情報判断部 5…RAM 50…確定文字列領域 51…検索ポインタ領域 52…入力情報領域 53…検索/照合候補領域 54…文字認識候補領域

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力情報を入力する入力部と、 該入力情報を文字又は文字の部分として認識する認識部
    と、 少なくとも単語を構成する表記情報及び各表記情報に関
    しての部分パターン情報を有する辞書部と、 直前に入力されて前記認識部によって文字認識された文
    字を含む文字列を確定文字列として記憶する記憶部と、 該確定文字列を基に該辞書部を検索し、該確定文字列に
    続く文字を含む単語を候補とする検索部と、 入力された部分パターン情報と該検索部で検索された候
    補から確定文字列に続く照合対象文字の部分パターン情
    報とを照合する照合部と、 該照合部にて入力部分パターンの情報と照合対象文字の
    部分パターン情報とが一致した文字を候補文字として出
    力する出力部と、 前記入力情報を前記部分パターン情報とみなして前記検
    索部及び前記照合部による処理を行うことを指示する検
    索照合指示部と、 を備えることを特徴とする文字処理装置。
  2. 【請求項2】 入力途中の文字情報を前記認識部におい
    て逐次認識し、得られた部分パターン情報を用いて前記
    照合部での候補の絞り込みを行い、絞り込んだ候補を、
    前記出力部の特定領域へ逐次表示していく表示部を更に
    備えた請求項1に記載の文字処理装置。
  3. 【請求項3】 単語を構成する表記情報および各表記情
    報に関する部分パターンを辞書として記憶した記憶部を
    使用して、手書き入力された情報に基づいて文字を認識
    して出力する文字処理方法であって、 直前に入力されて文字認識された第1文字とすでに文字
    認識された文字とを有する文字列を記憶して、記憶され
    た文字列および第1文字と手書き入力された文字の部分
    パターンとに基づいて、前記辞書を単語検索することに
    より、出力する候補文字を絞り込み、入力途中の文字情
    報を逐次認識し、得られた部分パターン情報を用いて前
    記検索を行って、絞り込んだ候補文字を逐次出力する
    とを特徴とする文字処理方法。
  4. 【請求項4】 単語を構成する表記情報および各表記情
    報に関する部分パターンを辞書として記憶した記憶部を
    使用して、手書き入力された情報に基づいて文字を認識
    して出力する文字処理方法であって、 直前に入力されて文字認識された文字を含む文字認識さ
    れた複数の文字によって構成された確定文字列を記憶し
    て、直前に入力されて文字認識された文字と手書き入力
    された文字の部分パターンとに基づいて、前記辞書を単
    語検索することにより、出力する候補文字を絞り込み、
    入力途中の文字情報を逐次認識し、得られた部分パター
    ン情報を用いて前記検索を行って、絞り込んだ候補文字
    を逐次出力するようになっており、 前記記憶される確定文字列は、単語検索に使用された文
    字以降の文字認識された文字であることを特徴とする文
    字処理方法。
  5. 【請求項5】 単語を構成する表記情報および各表記情
    報に関する部分パターンを辞書として記憶した記憶部を
    使用して、手書き入力された情報に基づいて文字を認識
    して出力する文字処理方法であって、 直前に入力されて文字認識された文字を含む確定文字列
    を記憶して、文字の部分パターンが手書き入力されたこ
    とが利用者によって指示されると、直前に入力されて文
    字認識された文字と該部分パターンとに基づいて、前記
    辞書を単語検索することにより、出力する候補文字を
    り込み、入力途中の文字情報を逐次認識し、得られた部
    分パターン情報を用いて前記検索を行って、絞り込んだ
    候補文字を逐次出力することを特徴とする文字処理方
    法。
  6. 【請求項6】 利用者による指示に基づいて、手書き入
    力された情報を文字または文字の部分パターンとして認
    識し、前記辞書を単語検索する請求項3〜請求項5のい
    ずれかに記載の文字処理方法。
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