JP2537991B2 - 文字入力装置および方法 - Google Patents

文字入力装置および方法

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JP2537991B2
JP2537991B2 JP63236925A JP23692588A JP2537991B2 JP 2537991 B2 JP2537991 B2 JP 2537991B2 JP 63236925 A JP63236925 A JP 63236925A JP 23692588 A JP23692588 A JP 23692588A JP 2537991 B2 JP2537991 B2 JP 2537991B2
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淳市 久保田
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はワードプロセッサや計算機などにおいて、読
みで指定した日本語文章を漢字かな交じりの日本語文字
表記列に変換して入力する文字入力装置および方法に関
するものである。
従来の技術 従来の文字入力装置および方法としては、かな漢字変
換装置および方法として多くのものが考案されており、
近年は特に「関連語」を利用するものが発表されてい
る。
「関連語」とは文章中で共起する単語対のことを云う
もので、「温かい」と「料理」が関連語であることを利
用して「料理」が文脈に存在する時は「温かい」を「暖
かい」よりも優先して変換出力するかな漢字変換が実現
できる。
このような従来の文字入力装置および方法の例として
は、「連語解析を用いたべた書きかな漢字変換」(情報
処理学会 日本語文書処理研究会21−2 1985 5/8)
などが発表されている。このような従来の文字入力装置
および方法について以下簡単に説明する。
第5図は従来のかな漢字変換装置の構成を示すブロッ
ク図である。
1はかな入力部であり、日本語の読みをコードとして
入力する五十音のかな鍵を備えたキーボード装置であ
る。
2は入力文字列一時記憶部であり、かな入力部1を介
して入力される文字コードを逐次記録し読みコード列と
して一時記憶する。
3はかな漢字変換部であり、内部に保持している単語
辞書との照合に基づき入力文字列一時記憶部2内の読み
列を対応する漢字かな交じりの変換候補に変換し出力す
る。この際、出力する変換候補には単語読みの一致長
さ、また単語の辞書内格納順に基づき出力優先番号を付
けて出力する。一致長さが長い程小さい番号を、また等
しい場合には辞書内格納順が早い程小さい番号をふる。
4は変換指示入力部であり、変換キーを装備するキー
ボード装置で実現される。オペレータが変換指示入力部
4の変換キーを押下すると変換起動を指示するための
「変換指示信号」をかな漢字変換部3に出力する。
5は変換候補一時記憶部で、かな漢字変換部3が出力
した漢字かな交じり列の変換候補単語列を出力優先番号
順に記憶する。
6は変換候補表示部で、変換候補一時記憶部5内の変
換候補単語列を表示番号と対応づけて日本語表示ディス
プレイ装置上に表示する。
7は変換候補選択部で、変換候補一時記憶部5に格納
されている変換候補単語列を変換候補表示部6に表示番
号と対応付けて出力する。変換候補選択部7は「次候補
出力信号」と「選択番号指示信号」を入力として受け付
け、前者の場合は変換候補一時記憶部5から次順の変換
候補単語列を変換候補表示部6に出力し、後者の場合は
変換候補表示部6に表示されている該当表示番号と対応
づけられた変換候補単語列を確定する。
8は選択指示入力部であり、「次候補キー」と候補選
択用の「番号キー」を持つキーボード装置である。選択
指示入力部8は変換候補選択部7に対してこれらのキー
押下に対応して各々「次候補出力信号」と「選択番号指
示信号」を出力する。
9は関連語辞書であり、文章中で共起することの多い
単語対を対応付けて記憶している。記憶項目は両単語の
表記であり、活用語は語幹部分のみを持つ。また、関連
語辞書9内のレコードは片方の単語(見出し語)の表記
でソートされている。
10は関連語検索部であり、関連語辞書9上において変
換候補一時記憶部5上の変換候補単語を見出しとして持
つレコードを検索し、変換候補単語間で関連のあるもの
を抽出する。
11は関連語優先順変更部で、変換候補一時記憶部5内
の変換候補単語の出力優先順を関連語検索部10の処理結
果に応じて変更する。すなわち、変換候補単語群中で互
いに関連語の関係にあるものの出力優先順位を上げる。
12は文章記憶部で、変換候補選択部11が選択した変換
候補単語列を確定した文章テキストとして記憶する。
13は文章表示部で文章記憶部12内の文章文字表記列を
表示するディスプレイ装置である。
14は入力位置変更部で4方向のカーソル移動キーを具
備しており、キー押下の指示により文章記憶部12内の文
章における文字入力位置および変換候補表示部6におけ
る変換候補表示位置を変更する。
第6図は従来の文字入力方法における文字入力処理の
手順を説明するフローチャートである。以下、その動作
を[読み入力]、[入力位置変更]、[変換候補作
成]、[変換候補選択]に分けて説明する。
[読み入力] 601:読み入力段階 オペレータは入力を意図する文字の読みをかな入力部
1上の対応する五十音キーの押下により順に指示する。
1つのキーが押下される毎に各キーに対応した読みコー
ドが入力文字列一時記憶部2に順に追加格納される。文
字が格納されるとすぐにまた入力待ち状態になり再び読
みが入力されると以前に入力した読みに今回入力した読
みが連結されて一続きの入力読み列が入力文字列一時記
憶部2上に形成される。
[入力位置変更] 602:入力位置変更段階 オペレータが文章中での入力位置の変更を意図して、
入力位置変更部14上のカーソルキーを押下すると、変換
候補選択部7は入力位置変更部14からの指示により、現
在表示している候補での確定処理を行なう。その後文章
記憶部12上での文字入力位置を変更したあと、変換候補
表示部16上にその様子を表示させる。
[変換候補作成] 603:変換指示段階 オペレータが変換指示入力部4上の「変換キー」を押
下してその処理の開始を指示すると、変換指示入力部4
は対応する「変換指示信号」をかな漢字変換部3へ出力
する。かな漢字変換部3はその時点の入力文字列一時記
憶部2内の入力読みを対象として変換処理を開始する。
604:変換候補生成段階 かな漢字変換部3は入力文字列一時記憶部2のかな読
み列の先頭部分と一致する単語をかな漢字変換部3の内
部に保持している単語辞書内で検索し解釈可能な変換候
補単語列を変換候補一時記憶部5に格納する。解釈可能
とは入力読みを単語にあてはめ自立語と付属語よりなる
「文節」の繰り返しとしてマッチする場合を言う。この
際、複数の文節区切りが可能な場合、先頭から2文節づ
つ解釈し最も読みが長く解釈できるものを優先する。同
音語同志の中での優先順は単語辞書内での格納順と同じ
とする。
605:関連語検索段階 変換候補単語列が変換候補一時記憶部5に蓄えられる
と関連語検索部10は変換候補一時記憶部5に格納された
単語を関連語辞書9内で検索する。該当する単語が存在
しなければ607へ制御を移す。存在する場合、さらに検
索された関連語辞書レコードの対の単語が同じく変換候
補一時記憶部5に存在するかどうかを調べる。存在する
場合606の出力優先順位変更段階に進み、そうでない場
合には607の変換候補表示段階に制御を移す。
606:出力優先順位変更段階 変換候補一時記憶部5に関連語対が格納されている場
合、変換候補一時記憶部5内の該当単語の同音語中での
出力順位を1にする。関連語対が複数ある場合には関連
語対をなす単語間の距離が短い程優先し、同じ場合には
入力の順に処理を適用する。
607:変換候補表示段階 変換候補選択部7は変換候補一時記憶部5に格納され
ている変換候補単語の出力優先順が小さい単語同士を組
み合わせて変換候補を作成し変換候補表示部6上に表示
番号と対応づけて一定数毎に出力表示する。本実施例で
はその数を5にしている。
[変換候補選択] 608:選択指示段階 変換候補が変換候補表示部6に出力表示されている状
態で、オペレータがその中から特定の候補を選択すると
きには、選択指示入力部8から候補と対応付けて表示さ
れている表示番号を番号キーの押下で指示する。
609:確定文字列記録段階 変換候補選択部7は選択指示入力部8から入力された
数字コードに対応する変換候補単語列を知り、それを構
成する単語を変換候補一時記憶部5上で認知する。その
後、変換候補の表記を文章記憶部12に格納する。格納さ
れた表記はそれ以前の入力文字列とともに文章表示部13
に表示される。
以上のように構成された従来の文字入力装置、および
以上のような段階からなる文字入力方法においては、一
度に入力される文章の単位中に関連語がある限りにおい
てはそれを正しく変換できていた。例えば、「便宜」と
「図る」は関連語の関係として関連語辞書に登録されて
いる。第7図(d)を参照。このとき「べんぎをはか
る」という読みが入力され変換される場合を考える。第
4図(a)を参照。するとかな漢字変換部3は「べん
ぎ」という読みの単語と、「はかる」という読みの単語
を候補として変換候補一時記憶部5上に作成する。第7
図(b)を参照。次に関連語検索部10は、このときの変
換候補一時記憶部5上の単語を関連語辞書9上で検索す
ると「便宜」と「図る」の対が存在するので、「はか
る」の同音語「図る、計る、測る、謀る」の中から「図
る」の出力優先順位が上がり、「便宜を図る」という変
換結果が第一候補として得られていた。第7図(c)を
参照。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、以上に説明したような従来の文字入力
装置および方法においては、読みがオペレータの意志に
従って任意に区切られて入力されるため、区切りと区切
りの間の一つの変換単位中に関連語対が存在しない場合
が発生する。このような場合、関連語情報を利用した変
換ができないという問題があった。例えば、「べんぎ
を」と「はかる」を別々の入力単位として入力するよう
な場合、「便宜を」確定入力した後に「はかる」の部分
を単独で変換することになり、「諮る、測る、量る、謀
る、図る、はかる、計る」などの同音語の中から正しい
「図る」を選択することが出来ない。
また、確定したテキスト中へ文字を挿入するような場
合、確定テキスト中の単語との関連性を利用した変換が
出来ない、という問題点を有していた。
例えば、「一層の便宜をお願いする」という確定した
文章の「便宜を」の直後に「図ってくださるよう」を挿
入したい場合、読み「はかって」に対する同音語「計っ
て」、「諮って」、「図って」、「測って」、「量っ
て」、「謀って」から正しい単語を第一候補として提示
できなかった。
本発明は、前記従来の文字入力装置の問題に鑑み、広
汎な局面において、関連語情報を有効に利用し効率的な
文字入力のできる文字入力装置を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 第1の発明は、日本語の読み列に対応する漢字かな交
じり列の変換候補を優先付けて出力するかな漢字変換部
と、前記かな漢字変換部が出力する変換候補を一時記憶
する変換候補一時記憶部と、文章中で共起する単語対を
格納する関連語辞書と、前記変換候補一時記憶部中から
候補を選択する変換候補選択部と、前記変換候補選択部
が選択した候補の単語を一時記憶する確定単語一時記憶
部と、前記確定単語一時記憶部内の単語および前記変換
候補一時記憶部内の単語が関連語対の関係にあるか否か
を前記関連語辞書を検索して判定する関連語検索部と、
関連するときに変換候補一時記憶部内の該当する変換候
補の出力優先順位を高める関連語優先順変更部を備えた
文字入力装置である。
第2の発明は、文章中で共起する単語対を格納する関
連語辞書と確定された変換候補を有する確定単語一時記
憶部を有する情報処理装置において、読みに対応する漢
字かな交じり列の解釈を生成する変換候補生成段階と、
変換候補の単語および前記確定単語一時記憶部内の単語
の対が前記関連語辞書に存在するか否かを判定する関連
語検索段階と、変換候補および前記確定単語一時記憶部
の単語のうち関連があると判定された単語の出力優先順
位を上げる出力優先順位変更段階と、選択された候補の
単語を前記確定単語一時記憶部に格納する確定単語記録
段階を有する文字入力方法である。
第3の発明は、文章中の入力位置を変更する入力位置
変更部と、入力位置が前記入力位置変更部により変更さ
れると確定単語一時記憶部を初期化する初期化部を持つ
特許請求の範囲第1項記載の文字入力装置である。
第4の発明は、入力位置変更段階と、入力位置が変更
されるに伴い、確定単語一時記憶部を初期化する初期化
段階を有することを特徴とする特許請求の範囲第2項記
載の文字入力方法である。
第5の発明は、日本語の読み列に対応する漢字かな交
じり列の変換候補を優先付けて出力するかな漢字変換部
と、前記かな漢字変換部が出力する変換候補を一時記憶
する変換候補一時記憶部と、文章中で共起する単語対を
格納する関連語辞書と、前記変換候補一時記憶部中から
候補を選択する変換候補選択部と、少なくとも文章表記
を格納する文章記憶部と、前記文章記憶部中における文
字の入力位置を変更する入力位置変更部と、入力位置に
基づき所定の条件で定まる単語を前記文章記憶部から抽
出する近傍単語抽出部と、前記近傍単語抽出部が抽出し
た単語を一時記憶する確定単語一時記憶部と、前記確定
単語一時記憶部内の単語および前記変換候補一時記憶部
内の単語が関連語対の関係にあるか否かを前記関連語辞
書を検索して判定する関連語検索部と、関連するときに
変換候補一時記憶部内の該当する変換候補の出力優先順
位を高める関連語優先順変更部を備えた文字入力装置で
ある。
第6の発明は、文章中で共起する単語対を格納する関
連語辞書と確定単語一時記憶部および文章を格納する文
章記憶部を有する情報処理装置において、読みに対応す
る漢字かな交じり列の解釈を生成する変換候補生成段階
と、変換候補の単語および前記確定単語一時記憶部内の
単語の間の関連性を判定する関連語検索段階と、変換候
補および前記確定単語一時記憶部の単語のうち関連があ
ると判定された単語の出力優先順位を上げる出力優先順
位変更段階と、文章記憶部における文字入力位置に基づ
き所定の条件で抽出した単語を前記確定単語一時記憶部
に格納する近傍単語登録段階を有する文字入力方法であ
る。
作用 本発明は前記した構成により、既に確定入力された数
語の単語を格納する確定単語一時記憶部を持ち、その中
の単語および変換候補一時記憶部の中の単語の関連性の
有無を関連語検索部を用いて判定する。関連性があれば
関連性のある候補の単語の出力優先順位を上げる。
また、文字入力途中で入力位置が意図的に変更される
と入力される単語系列の連続性がなくなったものとみな
し、確定単語一時記憶部を初期化する。
さらに、文字入力途中で入力位置が意図的に変更され
ると文章記憶部中における新しい文字入力位置の前後の
単語を確定単語一時記憶部に複写し、その中の単語およ
び変換候補一時記憶部中の単語との関連性の有無を関連
語検索部を判定する。関連性があれば関連性のある候補
の単語の出力優先順位を上げる。
実施例1 第1図は本発明の一実施例における文字入力装置の構
成をあらわすブロック図である。本構成図のうち1、
2、3、4、5、6、7、8、9、11、12、13および14
は第5図の従来例の同一番号の構成要素と同一である。
15は確定単語一時記憶部であり、変換候補選択部7で
明示的に選択された候補単語を最大5個まで記憶する。
確定単語一時記憶部15はFIFO記憶方式の記憶装置であ
り、6個目の単語が登録されるときには最も古い単語が
自動的に排出される。
16は関連語検索部であり、変換候補一時記憶部5上の
変換候補単語に加え、確定単語一時記憶部15上の確定単
語を関連語辞書9上で検索し、変換候補単語および確定
単語一時記憶部15上の確定単語の間で関連のあるものを
抽出する。
17は初期化部であり、入力位置変更部14が入力位置を
変更すると確定単語一時記憶部15を初期化する。
以上のように構成された本実施例の文字入力装置につ
いて、以下その動作を[読み入力]、[入力位置変
更]、[変換候補作成]、[変換候補選択]に分けて第
2図のフローチャートを用いて説明する。
[読み入力] 101:読み入力段階 オペレータは入力を意図する文字の読みをかな入力部
1上の対応する五十音キーの押下により順に指示する。
1つのキーが押下される毎に各キーに対応した読みコー
ドが入力文字列一時記憶部2に順に追加格納される。文
字が格納されるとすぐにまた入力待ち状態になり再び読
みが入力されると以前に入力した読みに今回入力した読
みが連結されて一続きの入力読み列が入力文字列一時記
憶部上に形成される。
[入力位置変更] 102:入力位置変更段階 オペレータが文章中での入力位置の変更を意図して入
力位置変更部14上のカーソルキーを押下すると変換候補
選択部7は入力位置変更部14からの指示に対して、現在
表示している候補での確定処理を行なう。その後、文章
記憶部12上での文字入力位置を変更した後、変換候補表
示部6上にその様子を表示する。
103:初期化段階 入力位置変更部14に対するオペレータからの指示によ
り入力位置変更が指示されると、その信号が初期化部17
に対して出力される。初期化部17はそのタイミングで確
定単語一時記憶部15を初期化し内容をクリアする。
[変換候補作成] 104:変換指示段階 オペレータが変換指示入力部4上の「変換キー」を押
下してその処理の開始を指示すると、変換指示入力部4
は対応する「変換指示信号」をかな漢字変換部3へ出力
する。かな漢字変換部3はその時点の入力文字列一時記
憶部2内の入力読みを対象として変換処理を開始する。
105:変換候補生成段階 かな漢字変換部3は入力文字列一時記憶部2のかな読
み列の先頭部分と一致する単語をかな漢字変換部3の内
部に保持している単語辞書内で検索し解釈可能な変換候
補単語列を変換候補一時記憶部5に格納する。解釈可能
とは入力読みを単語にあてはめ自立語と付属語よりなる
「文節」の繰り返しとしてマッチする場合を言う。
この際、複数の文節区切りが可能な場合、先頭から2
文節づつ解釈し最も読みが長く解釈できるものを優先す
る。同音語同志の中での優先順は単語辞書の格納順と同
じとする。
106:関連語検索段階 変換候補単語列が変換候補一時記憶部5に蓄えられる
と関連語検索部16は変換候補一時記憶部5および確定単
語一時記憶部15に格納された単語を関連語辞書9内で検
索する。
該当する単語が存在しなければ108へ制御を移す。存
在する場合、さらに検索された関連語辞書レコードの対
の単語が同じく変換候補一時記憶部5および確定単語一
時記憶部15に存在するかどうか調べる。存在する場合10
7の出力優先順位変更段階に進み、そうでない場合には1
08の変換候補表示段階に制御を移す。
107:出力優先順位変更段階 変換候補一時記憶部5および確定単語一時記憶部15に
関連語対が格納されている場合、確定単語一時記憶部15
内の該当単語の同音語中での出力順位を1にする。関連
語対が複数ある場合には関連語対をなす単語間の距離が
短い程優先し、同じ場合には入力の順に処理を適用す
る。
108:変換候補表示段階 変換候補選択部7は変換候補一時記憶部5に格納され
ている変換候補単語の出力優先順が小さい単語同士を組
み合わせて変換候補を作成し変換候補表示部6上に表示
番号と対応づけて一定数毎に出力表示する。本実施例で
はその数を5にしている。
[変換候補選択] 109:選択表示段階 変換候補が変換候補表示部6に出力表示されている状
態で、オペレータがその中から特定の候補を選択すると
きには、選択指示入力部8から候補と対応付けて表示さ
れている表示番号を番号キーの押下で指示する。
110:確定文字列記録段階 変換候補選択部7は選択指示入力部8から入力された
数字コードに対応する変換候補単語列を知り、それを構
成する単語を変換候補一時記憶部5上で認知する。その
後、変換候補の表記を文章記憶部12に格納する。格納さ
れた表記はそれ以前の入力文字列とともに文章表示部13
に表示される。
111:確定単語記録段階 変換候補選択部7は選択された変換候補一時記憶部5
上の変換候補単語を確定単語一時記憶部15に格納する。
なお確定単語一時記憶部15は格納語数として最大5個に
制限されているので6個目を登録する場合、その直前に
最も古い登録単語を取り除く。
以上のように本実施例によれば、確定単語一時記憶部
をFIFOの記憶構造とし、関連性が少なくなる古い単語を
自動的に確定単語一時記憶部から取り除くことにより、
変換精度を向上させている。
実施例2 第3図は本発明の一実施例における文字入力装置の構
成をあらわすブロック図である。本構成図のうち1、
2、3、4、5、6、7、8、9、11、12、13および14
は第5図の従来例の同一番号の構成要素と同一である。
15は確定単語一時記憶部であり、後述する近傍単語抽
出部18が抽出した単語を最大5個まで記憶する。確定単
語一時記憶部15はFIFO記憶方式の記憶装置であり、6個
目の単語が登録されるときには最も古い単語が自動的に
排出される。
16は関連語検索部であり、変換候補一時記憶部5上の
変換候補単語に加え、確定単語一時記憶部15上の確定単
語を関連語辞書9上で検索し、変換候補単語および確定
単語一記憶部15上の単語の間で関連のあるものを抽出す
る。
17は初期化部であり、入力位置変更部14が入力位置を
変更すると確定単語一時記憶部15を初期化する。
18は近傍単語抽出部であり、文章記憶部12内において
現在の入力位置の前後の単語を抽出する。
以上のように構成された本実施例の文字入力装置につ
いて、以下その動作を[読み入力]、[入力位置変
更]、[変換候補作成]、[変換候補選択]に分けて第
4図のフローチャートを用いて説明する。
[読み入力] 301:読み入力段階 オペレータは入力を意図する文字の読みをかな入力部
1上の対応する五十音キーの押下により順に指示する。
1つのキーが押下される毎に各キーに対応した読みコー
ドが入力文字列一時記憶部2に順に追加格納される。文
字が格納されるとすぐにまた入力待ち状態になり再び読
みが入力されると以前に入力した読みに今回入力した読
みが連結されて一続きの入力読み列が入力文字列一時記
憶部2上に形成される。
[入力位置変更] 302:入力位置変更段階 オペレータが文章中での入力位置の変更を意図して入
力位置変更部14上のカーソルキーを押下すると変換候補
選択部7は入力位置変更部14からの指示に対して、現在
表示している候補での確定処理を行なう。その後、文章
記憶部12上での文字入力位置を変更した後、変換候補表
示部6上にその様子を表示する。
303:近傍単語登録段階 入力位置変更部14に対するオペレータからの指示によ
り文字入力位置変更が指示されると、その信号が初期化
部17に対して出力される。初期化部17はそのタイミング
で確定単語一時記憶部15を初期化し内容をクリアする。
クリア直後の読み入力時に近傍単語登録部18は入力位置
前後の単語を確定単語一時記憶部15に登録する。
[変換候補作成] 304:変換指示段階 オペレータが変換指示入力部4上の「変換キー」を押
下してその処理の開始を指示すると、変換指示入力部4
は対応する「変換指示信号」をかな漢字変換部3へ出力
する。かな漢字変換部3はその時点の入力文字列一時記
憶部2内の入力読みを対象として変換処理を開始する。
305:変換候補生成段階 かな漢字変換部3は入力文字列一時記憶部2のかな読
み列の先頭部分と一致する単語をかな漢字変換部3の内
部に保持している単語辞書内で検索し解釈可能な変換候
補単語列を変換候補一時記憶部5に格納する。解釈可能
とは入力読みを単語にあてはめ自立語と付属語よりなる
「文節」の繰り返しとしてマッチする場合を言う。
この際、複数の文節区切りが可能な場合、先頭から2
文節づつ解釈し最も読みが長く解釈できるものを優先す
る。同音語同志の中での優先順は単語辞書の格納順と同
じとする。
306:関連語検索段階 変換候補単語列が変換候補一時記憶部5に蓄えられる
と関連語検索部16は変換候補一時記憶部5および確定単
語一時記憶部15に格納された単語を関連語辞書9内で検
索する。
該当する単語が存在しなければ308へ制御を移す。存
在する場合、さらに検索された関連語辞書レコードの対
の単語が、同じく変換候補一時記憶部5および確定単語
一時記憶部15に存在するかどうか調べる。存在する場合
307の出力優先順位変更段階に進み、そうでない場合に
は308の変換候補表示段階に制御を移す。
307:出力優先順位変更段階 変換候補一時記憶部5および確定単語一時記憶部15に
関連語対が格納されている場合、確定単語一時記憶部15
内の該当単語の同音語中での出力順位を1にする。関連
語対が複数ある場合には関連語対をなす単語間の距離が
短い程優先し、同じ場合には入力の順に処理を適用す
る。
308:変換候補表示段階 変換候補選択部7は変換候補一時記憶部5に格納され
ている変換候補単語の出力優先順が小さい単語同士を組
み合わせて変換候補を作成し変換候補表示部6上に表示
番号と対応づけて一定数毎に出力表示する。本実施例で
はその数を5にしている。
[変換候補選択] 309:選択指示段階 変換候補が変換候補表示部6に出力表示されている状
態で、オペレータがその中から特定の候補を選択すると
きには、選択指示入力部8から候補と対応付けて表示さ
れている表示番号を番号キーの押下で指示する。
310:確定文字列記録段階 変換候補選択部7は選択指示入力部8から入力された
数字コードに対応する変換候補単語列を知り、それを構
成する単語を変換候補一時記憶部5上で認知する。その
後、変換候補の表記を文章記憶部に格納する。格納され
た表記はそれ以前の入力文字列とともに文章表示部13に
表示される。
311:確定単語記録段階 変換候補選択部7は選択された変換候補一時記憶部5
上の変換候補単語を確定単語一時記憶部15に格納する。
なお確定単語一時記憶部15は格納語数として最大5個に
制限されているので6個目を登録する場合、その直前に
最も古い登録単語を取り除く。
以上のように本実施例によれば、入力位置が移動した
後の最初のかなキー入力時点で近傍単語抽出部18を起動
するので、キーを移動するたびの処理に比べて負荷が小
さいので高い応答性を実現することができる。
なお、第1の実施例の動作の説明として同音語の優先
順位を更新するように説明しているが、候補単語として
異なる単語区切りのものが対象になる場合もある。
なお、本実施例では関連語辞書に一つの関連語対につ
いて2つのレコードを格納していたが、一つのレコード
を双方向から検索するようにしてもよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば広汎な局面にお
いて関連語情報を有効に利用して効率的な文字入力が行
える。
具体的には、文節単位に区切ってかな漢字変換する場
合にも関連語を適用して高い変換率の文字入力装置を提
供することができる。また、入力位置が意図的に変更さ
れた場合に確定単語を関連語検索の対象外とすることで
変換精度を高くすることができる。さらに、変更された
入力位置で再度文字入力を行なう際にも確定されたテキ
ストから抽出された単語との関連性を考慮した精度の高
い文字入力が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における第1の実施例の文字入力装置の
ブロック図、第2図は本発明における第1の実施例の文
字入力方法の手順を示すフローチャート、第3図は本発
明における第2の実施例の文字入力装置のブロック図、
第4図は本発明における第2の実施例の文字入力方法の
手順を示すフローチャート、第5図は従来の文字入力装
置のブロック図、第6図は従来の文字入力方法の手順を
説明するためのフローチャート、第7図は従来例の文字
入力装置および方法における動作を説明するための説明
図である。 3……かな漢字変換部、5……変換候補一時記憶部、7
……変換候補選択部、9……関連語辞書、11……関連語
優先順変更部、14……入力位置変更部、15……確定単語
一時記憶部、16……関連語検索部、17……初期化部、18
……近傍単語抽出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−184674(JP,A) 特開 昭59−5336(JP,A) 特開 昭61−156466(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】日本語の読み列に対応する漢字かな交じり
    列の変換候補を優先付けて出力するかな漢字変換部と、
    前記かな漢字変換部が出力する変換候補を一時記憶する
    変換候補一時記憶部と、文章中で共起する単語対を格納
    する関連語辞書と、前記変換候補一時記憶部中から確定
    すべき変換候補を選択する変換候補選択部と、前記変換
    候補選択部が選択した変換候補の単語を一時記憶する確
    定単語一時記憶部と、前記確定単語一時記憶部内の単語
    および前記変換候補一時記憶部内の単語が関連語対の関
    係にあるか否かを前記関連語辞書を検索して判定する関
    連語検索部と、関連するときに変換候補一時記憶部内の
    該当する変換候補の出力優先順位を高める関連語優先順
    変更部を持つことを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】文章中で共起する単語対を格納する関連語
    辞書と確定された変換候補を有する確定単語一時記憶部
    を有する情報処理装置において、読みに対応する漢字か
    な交じり列の解釈を生成する変換候補生成段階と、変換
    候補の単語および前記確定単語一時記憶部内の単語の対
    が前記関連語辞書に存在するか否かを判定する関連語検
    索段階と、変換候補および前記確定単語一時記憶部の単
    語のうち関連があると判定された単語の出力優先順位を
    上げる出力優先順位変更段階と、選択された候補の単語
    を前記確定単語一時記憶部に格納する確定単語記録段階
    を有することを特徴とする文字入力方法。
  3. 【請求項3】文章中の入力位置を変更する入力位置変更
    部と、入力位置が前記入力位置変更部により変更される
    と確定単語一時記憶部を初期化する初期化部を持つこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の文字入力装
    置。
  4. 【請求項4】入力位置変更段階と、入力位置が変更され
    るに伴い、確定単語一時記憶部を初期化する初期化段階
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    文字入力方法。
  5. 【請求項5】日本語の読み列に対応する漢字かな交じり
    列の変換候補を優先付けて出力するかな漢字変換部と、
    前記かな漢字変換部が出力する変換候補を一時記憶する
    変換候補一時記憶部と、文章中で共起する単語対を格納
    する関連語辞書と、前記変換候補一時記憶部中の候補を
    選択する変換候補選択部と、文章表記を格納する文章記
    憶部と、前記文章記憶部中における文字の入力位置を変
    更する入力位置変更部と、入力位置に基づき所定の条件
    で定まる単語を前記文章記憶部から抽出する近傍単語抽
    出部と、前記近傍単語抽出部が抽出した単語を一時記憶
    する確定単語一時記憶部と、前記確定単語一時記憶部内
    の単語および前記変換候補一時記憶部内の単語が関連語
    対の関係にあるか否かを前記関連語辞書を検索して判定
    する関連語検索部と、関連するときに変換候補一時記憶
    部内の該当する変換候補の出力優先順位を高める関連語
    優先順変更部を持つことを特徴とする文字入力装置。
  6. 【請求項6】文章中で共起する単語対を格納する関連語
    辞書と確定単語一時記憶部および文章を格納する文章記
    憶部を有する情報処理装置において、読みに対応する漢
    字かな交じり列の解釈を生成する変換候補生成段階と、
    変換候補の単語および前記確定単語一時記憶部内の単語
    の間の関連性を判定する関連語検索段階と、変換候補お
    よび前記確定単語一時記憶部の単語のうち関連があると
    判定された単語の出力優先順位を上げる出力優先順位変
    更段階と、文章記憶部における文字入力位置に基づき所
    定の条件で抽出した単語を前記確定単語一時記憶部に格
    納する近傍単語登録段階を有することを特徴とする文字
    入力方法。
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