JPH08147289A - かな漢字変換システム及びかな漢字変換方法 - Google Patents

かな漢字変換システム及びかな漢字変換方法

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JPH08147289A
JPH08147289A JP6289579A JP28957994A JPH08147289A JP H08147289 A JPH08147289 A JP H08147289A JP 6289579 A JP6289579 A JP 6289579A JP 28957994 A JP28957994 A JP 28957994A JP H08147289 A JPH08147289 A JP H08147289A
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kanji
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JP6289579A
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English (en)
Inventor
Seiji Kuwari
聖二 桑理
Masanori Harima
正紀 針間
Hiroshi Nagaoka
宏 長岡
Hideyuki Kishiba
秀行 岸塲
Yasuhisa Watanabe
泰久 渡辺
Junichi Shinohara
淳一 篠原
Kenichi Miura
健一 三浦
Shigeki Kuwauchi
繁樹 桑内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力されたかな文字列の読みで始まる候補群の
中から確定変換候補または確定読み候補を選択するよう
にして、かな漢字変換の高速化を図る。 【構成】キーボード1には、入力されたかな文字列の読
みが前方一致する変換候補群または読み候補群をかな漢
字辞書頻度ファイル6から検索するためのコマンドを入
力するコンプリーションコマンド入力キー1aが具備さ
れていて、このコンプリーションコマンド入力キー1a
を操作することにより、入力された少ないかな文字列か
ら長い文字列の変換候補または変換候補群を得たり、入
力された少ないかな文字列から長い読み文字列の候補ま
たは候補群をディスプレイ2上に表示する。これによ
り、かな漢字変換入力を高速にし、さらに、予期しない
変換結果となるのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワードプロセッ
サやコンピュータの日本語処理部に使用されるかな漢字
変換システム及びかな漢字変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、かな漢字変換システムの基本的
な構成図を示している。
【0003】図において、1はローマ字やかな入力等に
よってかな漢字変換のためのかな文字列を入力するキー
ボードである。2は、入力した文字、変換結果、変換候
補群等を表示するディスプレイである。3は、かな漢字
変換入出力を処理する部分で、おもにキーボード1から
の入力を処理する部分、ディスプレイ2への出力を処理
する部分、文節切り処理部と通信を行う部分からなって
いる。キーボード1からかな文字列がきたらそれを文節
切り処理部4に渡す。この文節切り処理部4は、入出力
処理部3から受け取った読みの文字列を5の辞書検索部
からの結果を基に、文節の区切りの評価を行い、変換結
果をディスプレイ2へ戻すモジュールである。5はかな
漢字辞書から、文節切り処理された後の各語句の候補を
検索するモジュールである。6は読み、漢字、品詞、使
用優先順位情報を持つかな漢字辞書と、各語句の使用頻
度を記憶する頻度ファイルである。
【0004】以上の構成で、文節切り処理部4、辞書検
索部5、およびかな漢字辞書頻度ファイル6をかな漢字
変換サーバと呼ぶ。
【0005】上記図6に示すかな漢字変換システムにお
いて、従来のシステムでは、キーボード1から入力され
た読み文字列に対して忠実に変換候補を検索していた。
たとえば、「じょうほう」と読み文字列を入力して、変
換候補として「情報」を検索し、また、「じょうほうし
ょり」と入力して変換候補「情報処理」を検索してい
た。また、ユーザ辞書登録方法という、短い読み文字列
に対する長い変換候補を登録する方法があり、このユー
ザ辞書登録方法によって、たとえば、「じょうほう」と
入力して変換候補「情報処理学会」を検索できるように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のかな漢字変換システムは、基本的にユーザの入力
した読みの文字列から忠実に変換候補が検索されるため
に、かな漢字辞書に長い読み文字列とそれに対応する変
換候補が存在している場合に、その変換候補を得ようと
する場合、ユーザは正確にその長い読み文字列を全部入
力しなければならず入力効率が悪い問題があった。ま
た、ユーザ辞書登録方法を使用すればこの問題を解決す
ることができるが、その登録時に使用した短い読みが、
通常のかな漢字変換時に期待しない変換候補を出力する
という問題があった。たとえば、ユーザ辞書登録によっ
て「おぺ」と入力して「オペレーテイングシステム」と
表示されるようにした場合、通常のかな漢字変換を行お
うとする場合に「おぺれーてぃんぐしすてむを」と入力
すると「オペレーティングシステムれ−手ぃん具システ
ムを」と期待しない変換が行われてしまい、正しい変換
候補を得るためにさらにその後に面倒な作業を必要とす
る問題があった。
【0007】本発明の目的は、入力されたかな文字列の
読みで始まる候補群の中から確定変換候補または確定読
み候補を選択することにより上記問題点を解決するかな
漢字変換システムおよびかな漢字変換方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かな漢字変換
のためのかな文字列を入力する手段と、前記かな文字列
の読みが前方一致する変換候補群を辞書から検索する手
段とを備え、前記変換候補群の中から確定変換候補を選
択するようにしたことを特徴とする。そして、前記変換
候補群の各々は、その候補の持つ文字長が長いほど確定
変換候補として選択される優先順位が高く設定された
り、また、前記辞書は各語句の使用頻度情報記憶部を持
ち、前記変換候補群の各々は、その候補の使用頻度が高
いほど確定変換候補として選択される優先順位が高く設
定される。
【0009】また、本発明は、かな漢字変換のためのか
な文字列を入力する手段と、前記かな文字列を読みが前
方一致する読み候補群を辞書から検索する手段とを備
え、前記読み候補群の中から確定読み候補を選択するよ
うにしたことを特徴とする。この場合も、前記読み候補
群の各々は、その候補の持つ文字長が長いほど確定読み
候補として選択される優先順位が高く設定されたり、前
記読み候補群の各々は、その候補の使用頻度が高いほど
確定読み候補として選択される優先順位が高く設定され
る。なお、確定読み候補が選択されたときには、さら
に、その選択された確定読み候補に対してかな漢字変換
が行われる。
【0010】本発明では、かな漢字変換のためのかな文
字列を入力する手段と、該かな文字列に対してかな漢字
変換して変換候補を出力する変換コマンドを入力する変
換コマンド入力手段に加えて、前記かな文字列と読みが
前方一致する変換候補群または読み候補群を得るのに、
コンプリーションコマンド入力手段を備える。そして、
変換候補群を得るために、その変換候補群を辞書から検
索するコマンドを変換候補コンプリーションコマンドと
して入力する変換候補コンプリーションコマンド入力手
段と、前記変換コマンド入力によって得られる変換候補
もしくは前記変換候補コンプリーションコマンド入力に
よって得られる変換候補群または該変換候補群から選択
された確定変換候補を表示出力する表示手段とを備え
る。
【0011】また、読み候補群を得るために、前記かな
文字列と読みが前方一致する語句の読み候補群を辞書か
ら検索するコマンドを読み候補コンプリーションコマン
ドとして入力する読み候補コンプリーションコマンド入
力手段を備える。
【0012】
【作用】この発明では、入力された読み文字列(かな文
字列)の読みが前方一致する変換候補群または読み候補
群を表示画面上に表示する。
【0013】たとえば、「じょうほう」と入力した場
合、表示画面上には変換候補群として、「情報」、「情
報処理」、「情報処理学会」・・・と表示される。ま
た、読み候補群として表示される場合には、上記読み文
字列が入力された場合、「じょうほう」、「じょうほう
しょり」、「じょうほうしょりがっかい」・・・が表示
される。オペレータは、この表示群の中から確定変換候
補または確定読み候補を選択する。確定変換候補を選択
した場合には、その選択した候補がそのままかな漢字変
換の確定語句として出力され、確定読み候補を選択した
場合には、さらにその確定読み候補がかな漢字変換され
て確定語句が表示される。
【0014】また、上記変換候補群や読み候補群の各々
に対して優先順位を設定することができる。優先順位が
高ければ確定変換候補または確定読み候補を選択する時
に優先順位の高いものから表示されるようにすることが
できる。この場合、最も優先順位の高いものを自動的に
選択するようにしておけば、上記変換候補群または読み
候補群の中から優先順位の最も高いものが選択されて確
定変換候補または確定読み候補とすることができる。優
先順位は、各候補の持つ文字長が長いほど高くしたり、
各候補の使用頻度が高いほど高くすることができる。な
お、各候補の使用頻度は辞書に設けられている各語句の
使用頻度情報記憶部に記憶されている。本発明のかな漢
字変換システムでは、通常のかな漢字変換を行う場合
と、上記のように読みが前方一致する候補群を検索する
かな漢字変換を行うことができる。前者の通常のかな漢
字変換を行う時には、変換コマンド入力手段を使用し、
後者のかな漢字変換を行う時には変換候補コンプリーシ
ョンコマンド入力手段または読み候補コンプリーション
コマンド入力手段を使用する。これらのコマンドは、通
常、キーボード中の任意の1つのキーまたは複数のキー
の組み合わせで入力することができる。したがって、入
力されたかな文字列の読みが前方一致する候補群を辞書
から検索して表示するには、かな文字列を入力した後
に、上記変換候補コンプリーションコマンドまたは読み
候補コンプリーションコマンドを入力する。このコマン
ド入力後、全ての候補群が表示出力されるから、その中
から確定変換候補または確定読み候補を選択する。確定
変換候補を選択する場合には、その確定変換候補がかな
漢字変換確定語句となり、確定読み候補の場合には、さ
らにその確定読み候補から通常のかな漢字変換が行われ
る。
【0015】なお、上記候補群に優先順位が設定されて
いて上記コンプリーションコマンドを入力した時に優先
順位の最も高い1つの候補が選択されるように構成した
場合には、上記コンプリーションコマンドを入力するこ
とにより、優先順位の最も高い変換候補または読み候補
が表示出力される。
【0016】
【実施例】本発明に係るかな漢字変換システムの構成を
図1に示すが、その基本的構成は図6に示す従来のかな
漢字変換システムと同一である。ただし、本発明に係る
かな漢字変換システムでは図1に示すように、キーボー
ド1は、コンプリーションコマンド入力キー1aを含ん
でいる。このコンプリーションコマンド入力キー1aと
他のキーとを組み合わせることにより、入力されたかな
文字列と読みが前方一致する変換候補群を出力するか、
読み候補群を出力するかを区別することができ、さらに
他のキーとの組み合わせにより、上記変換候補群の中か
ら最も優先順位の高い変換候補を出力するか、最も優先
順位の高い読み候補を出力するかを区別することができ
る。この場合、複数のコンプリーションコマンド入力キ
ーを設けて、それぞれにコンプリーションコマンドの種
類を割り当てても、もちろんよい。
【0017】入出力処理部3においては、上記のコンプ
リーションコマンドがキーボード1からくると、そのコ
マンドに従った情報を文節切り処理部4に渡す。文節切
り処理部4では、コンプリーションコマンドが入力され
た時には、コンプリーション処理を行い、その結果をデ
ィスプレイ2へ戻す。
【0018】図2は、かな漢字辞書頻度ファイル6の一
部を示している。同図に示すように、この辞書には「読
み」の欄と、「候補」の欄と、「品詞」の欄とを備え、
「読み」と「候補」の各欄には各語句の文字長を表す
「長さ」の欄が付属している。この「長さ」の欄の情報
は各語句のストリングリングスで単位はバイトである。
たとえば、読みが「おぺこーど」の場合のストリングレ
ングスは10バイトである。後述するように、このスト
リングレングスは、コンプリーションコマンドが入力さ
れた際に確定読み候補または確定変換候補の優先順位を
決めるために使用される。また、文節切り処理部4にお
いての処理を高速にするためにも用いられる。さらに、
かな漢字辞書頻度ファイルには、「頻度」の欄が設けら
れ、この欄には、各候補がかな漢字変換の結果として確
定使用された使用頻度が記憶される。この操作は辞書検
索部5によって行われる。後述のように、この使用頻度
情報は、上記ストリングスレングスと同様に、コンプリ
ーションコマンドが入力された際に、各コンプリーショ
ン候補に対して優先順位をつけるために使用される。次
に、図3〜図5を参照して、上記かな漢字変換サーバの
動作について説明する。
【0019】図3は入出力処理部の動作を示すフローチ
ャートである。
【0020】ステップST1においてキーボード1から
の入力イベントまたは文節切り処理部4からの変換結果
イベントを待つイベント待ちの状態になる。キー入力イ
ベントがあると、その状態をST2で判断し、キー読み
入力(かな文字入力)かキーコマンド入力かを判断す
る。キー読み入力の時にはST4に進んで、入力された
かな文字(キー読み)を読みバッファに入力する。そし
て、その結果を画面に表示する(ST6)。イベントの
原因がキーコマンド入力の時には、ST3に進んで入力
コマンドをかな漢字変換サーバに送る。そして、ST1
のイベント待ちに戻る。キーコマンドの種類には、図4
に示す(1)から(7)のコマンドがある。上記ST2
においてイベントの原因がかな漢字変換サーバからの変
換結果である時には、ST2からST5に進む。そして
変換結果を格納バッファにセットして表示する。
【0021】図5はかな漢字サーバの動作を示すフロー
チャートである。サーバは入出力処理部3からの要求待
ち(受信待ち)をST10でしていて、要求がくると
(ここではコマンド受信)、ST11においてそのコマ
ンドの種類を判定する。コマンドの種類が、変換コマン
ド、すなわち図4に示す(2)または(3)のコマンド
である場合(かな漢字変換結果候補を得る、または、か
な漢字変換結果全候補群を得るコマンド)、ST12に
進んで、かな漢字辞書頻度ファイル6の頻度情報を基に
文節切りおよび評価を行い、その結果をST13におい
て入出力処理部3に送信する。その後、処理すべき要求
がなければ再び要求待ち(受信待ち)となる。なお、上
記変換コマンドは、キーボード1に設けられている変換
キーを押すことにより生成される。(1)と(2)のコ
マンドの区別は、例えば、変換キーと他のキーとの組み
合わせで行う。
【0022】上記ST11において、コマンドが確定コ
マンド(図4の(1)のコマンド)の時には、ST14
において、変換結果を確定させてその確定した情報を基
にST14において頻度情報を更新する。すなわち、か
な漢字辞書頻度ファイル6の確定した候補に対して頻度
データを更新する。なお、確定コマンドは、例えばキー
ボード1のリターンキーを押すことにより生成される。
【0023】一方、ST11において受信情報がコンプ
リーションコマンドであるなら、すなわち、図4におけ
る(4)〜(7)のいずれかのコマンドであるなら、S
T4において読みバッファにセットされている読み文字
列(入力文字列)の読みが前方一致するエントリー(変
換候補群または読み候補群)をかな漢字辞書頻度ファイ
ル6から検索する(ST15)。図2に示すかな漢字辞
書頻度ファイルの一部のデータは、上記読み文字列が
「おぺ」であった時の各語句を示している。ST16で
は、上記コンプリーションコマンドの種類が読みコンプ
リーションに対応するものなのか変換コンプリーション
に対応するものなのかの判定を行う。変換コンプリーシ
ョンに対応する上記(5)または(7)のコマンドの時
には、ST17において、コンプリーション変換候補群
全てをソートバッファにセットする。また、上記(4)
または(6)の読みコンプリーションに対応するコマン
ドの時にはST18に進み、コンプリーション読み候補
群全てをソートバッファにセットする。続いて、ST1
9において、上記ソートバッファをかな漢字辞書頻度フ
ァイル6の「長さ」欄のストリングスレングスおよび頻
度情報に基づいてソートする。この場合のソートの第1
キーをストリングの長さ、第2キーを頻度にする。ソー
トのキーはどちらか一方または上記第1キーと第2キー
を逆にすることも可能である。さらにST20で上記コ
ンプリーションコマンドがコンプリーション結果を得る
コマンドかコンプリーション群を得るコマンドかを判定
する。コンプリーション結果を得るコマンド、すなわち
読みコンプリーション結果を得るコマンド(4)か変換
コンプリーション結果を得るコマンド5の場合には、S
T21に進み、上記ソートバッファの最も上位にセット
されている情報、すなわち優先順位の最も高い候補(変
換候補か読み候補)を確定変換候補または確定読み候補
として送信バッファにセットする。一方、上記コマンド
が群を得るコマンド、すなわち読みコンプリーション群
を得るコマンド(6)または候補コンプリーション群を
得るコマンド(7)の時には、ST22に進み、上記ソ
ートバッファの内容全てを送信バッファにセットする。
【0024】以上の処理を終えた後、上記送信バッファ
にセットされている候補を入出力処理部3に渡す。入出
力処理部3では、図3に示すようにサーバより変換結果
を得ることによってST2からST5へと進み、その変
換結果を格納バッファにセットして表示する。
【0025】したがって、コンプリーションコマンド
は、上記(4)の読みコンプリーション結果を得るコマ
ンドである時には、ST6において優先順位の最も高い
読み候補が確定読み候補として表示される。この後、変
換キーを押せば通常のかな漢字変換が行われ、サーバに
おいて、ST12以下の処理が行われる。また、変換コ
ンフリーション結果を得るコマンドが入力された時に
は、変換候補群のうち最も優先順位の高い候補が確定変
換候補として上記ST6において表示される。この後確
定キーを押せば、サーバにおいてST14以下の処理が
行われる。
【0026】また、読みコンプリーション群を得るコマ
ンド(6)が入力された時には、全ての読み候補群がS
T6において画面上に表示される。その後、その中から
任意の読み候補を選択してかな漢字変換を行うことで確
定語句を得ることができる。また、変換コンプリーショ
ン群を得るコマンド7が入力された時には、全ての変換
候補群がST6で表示される。その後、表示されている
中から1つの候補を確定変換候補として選択し、確定コ
マンドを入力することによりかな漢字変換語句を得るこ
とができる。
【0027】以上の処理によって、たとえば、「じょう
ほう」と入力して変換コンプリーション群を得る上記コ
マンドを(7)を入力すると、表示画面上には、「情報
処理学会」,「情報」,「情報処理」・・・・と、入力
されたかな文字列の読みが前方一致する全てのコンプリ
ーション変換候補群が表示される。この時、確定変換候
補として選択されるべき優先順位が最も高い語句が「情
報処理学会」とすると、「じょうほう」と入力して、続
いて変換コンプリーション結果を得る上記コマンド
(5)が入力された時には、確定変換候補として「情報
処理学会」と表示される。このような処理により、さら
に、「のうりん」と入力して、変換候補群「農林水産
省」、「農林」等を表示することができ、また、「りん
き」と入力して、確定変換候補「臨機応変」を表示し、
また、「オペ」と入力して確定変換候補「オペレーティ
ングシステム」と表示させることができる。
【0028】一方、コンプリーション読み候補や読み候
補群を表示する場合には、「じょうほう」と入力して
「じょうほうしょりがっかい」、「じょうほうしょり」
・・・と表示させたり、「のうりん」と入力して「のう
りんすいさんしょう」、「のうりんすいさん」と表示さ
せたり、または、「りんき」と入力して確定読み候補
「りんきおうへん」と表示させることができる。したが
って、従来の辞書登録方法によると、「おぺ」と入力し
た場合に予期しない変換が行われる可能性があるが、本
実施例ではそのようなことがなく正しい変換が行われ
る。
【0029】すなわち、短い読み入力で文字数の長い候
補を得ることができ、かな漢字入力が高速になる利点が
ある。さらに、短い読み入力で長い読み入力を得ること
ができ、この場合もかな漢字入力を高速にできる利点が
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明では、少ない読み文字列の入力か
ら長い変換候補または変換候補群を得たり、少ない読み
文字列の入力から長い読み候補や読み候補群を得ること
ができ、かな漢字入力を高速化できる利点があるととも
に、従来の辞書登録されている場合のような予期しない
変換を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のかな漢字変換システムの構成
図を示す。
【図2】上記システムに使用されるかな漢字辞書頻度フ
ァイルの一部を示す図。
【図3】上記システムの入出力処理部3の概略の動作を
示すフローチャート。
【図4】キーボードから入力されるコマンドの種類を示
す図。
【図5】かな漢字変換サーバの動作を示すフローチャー
ト。
【図6】従来のかな漢字変換システムの構成を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸塲 秀行 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 渡辺 泰久 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 篠原 淳一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 三浦 健一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 桑内 繁樹 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かな漢字変換のためのかな文字列を入力す
    る手段と、前記かな文字列の読みが前方一致する変換候
    補群を辞書から検索する手段とを備え、前記変換候補群
    の中から確定変換候補を選択するようにしたことを特徴
    とするかな漢字変換システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記変換候補群の各々
    は、その候補の持つ文字長が長いほど確定変換候補とし
    て選択される優先順位が高く設定されていることを特徴
    とするかな漢字変換システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記辞書は各語句の使
    用頻度情報記憶部を持ち、前記変換候補群の各々は、そ
    の候補の使用頻度が高いほど確定変換候補として選択さ
    れる優先順位が高く設定されていることを特徴とするか
    な漢字変換システム。
  4. 【請求項4】かな漢字変換のためのかな文字列を入力す
    る手段と、前記かな文字列を読みが前方一致する読み候
    補群を辞書から検索する手段とを備え、前記読み候補群
    の中から確定読み候補を選択するようにしたことを特徴
    とするかな漢字変換システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記読み候補群の各々
    は、その候補の持つ文字長が長いほど確定読み候補とし
    て選択される優先順位が高く設定されていることを特徴
    とするかな漢字変換システム。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記辞書は各語句の使
    用頻度情報記憶部を持ち、前記読み候補群の各々は、そ
    の候補の使用頻度が高いほど確定読み候補として選択さ
    れる優先順位が高く設定されていることを特徴とするか
    な漢字変換システム。
  7. 【請求項7】請求項4において、さらに、選択された前
    記確定読み候補に対してかな漢字変換を行うかな漢字変
    換部を備えたことを特徴とするかな漢字変換システム。
  8. 【請求項8】かな漢字変換のためのかな文字列を入力す
    る手段と、該かな文字列に対してかな漢字変換して変換
    候補を出力する変換コマンドを入力する変換コマンド入
    力手段と、前記かな文字列と読みが前方一致する変換候
    補群を辞書から検索するコマンドを変換候補コンプリー
    ションコマンドとして入力する変換候補コンプリーショ
    ンコマンド入力手段と、前記変換コマンド入力によって
    得られる変換候補もしくは前記変換候補コンプリーショ
    ンコマンド入力によって得られる変換候補群または該変
    換候補群から選択された確定変換候補を表示出力する表
    示手段とを備えたことを特徴とするかな漢字変換システ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記かな文字列と読み
    が前方一致する語句の読み候補群を辞書から検索するコ
    マンドを読み候補コンプリーションコマンドとして入力
    する読み候補コンプリーションコマンド入力手段を、さ
    らに備え、 前記表示手段は、該読み候補コンプリーションコマンド
    によって得られる読み候補群または該読み候補群から選
    択された確定読み候補をさらに表示する手段であること
    を特徴とするかな漢字変換システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記変換候補群また
    は前記読み候補群の各々が、その候補の持つ文字長が長
    いほど確定変換候補または確定読み候補として選択され
    る優先順位が高く設定されていることを特徴とするかな
    漢字変換システム。
  11. 【請求項11】請求項9において、前記辞書は各語句の
    使用頻度情報記憶部を持ち、前記変換候補群または前記
    読み候補群の各々は、その候補の使用頻度が高津ほど確
    定変換候補または確定読み候補として選択される優先順
    位が高く設定されていることを特徴とするかな漢字変換
    システム。
  12. 【請求項12】かな漢字変換のためのかな文字列が入力
    された時に、そのかな文字列と読みが前方一致する変換
    候補群を辞書から検索し、その検索した中から確定変換
    候補を選択することを特徴とするかな漢字変換方法。
  13. 【請求項13】かな漢字変換のためのかな文字列が入力
    された時に、そのかな文字列と読みが前方一致する読み
    候補群を辞書から検索し、その検索した中から確定読み
    候補を選択することを特徴とするかな漢字変換方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記選択された確
    定読み候補に対してかな漢字変換を行うことを特徴とす
    るかな漢字変換方法。
JP6289579A 1994-11-24 1994-11-24 かな漢字変換システム及びかな漢字変換方法 Pending JPH08147289A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001075955A (ja) * 1999-09-01 2001-03-23 Casio Comput Co Ltd データ処理装置、及び記憶媒体
JP2007086911A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Nec Corp 文章入力装置、文章入力方法及び文章入力用プログラム
JP2011039893A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Fujitsu Ltd 携帯端末装置、文字変換装置、文字変換方法およびプログラム
US7974877B2 (en) 2005-06-23 2011-07-05 Microsoft Corporation Sending and receiving electronic business cards
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