JP3444399B2 - 波形整形回路 - Google Patents

波形整形回路

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JP3444399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロープを持った
デジタル入力信号やアナログ入力信号の波形を整形して
デジタル信号を出力する波形整形回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の波形整形回路の実現例として、シ
ュミットトリガ回路10を用いた場合を図9に示す。説
明を簡単にするため、この波形整形回路は、入力信号I
NがLow(グランドGND)からHigh(電源電位
VDD)に変化する場合を考慮した回路構成を示してい
る。図9において、Q1はPチャネルMOSトランジス
タ、Q2およびQ3はNチャネルMOSトランジスタで
ある。また、1はインバータゲート、VDDは電源電位、
N0は節点である。また、2は矢印の信号Aレベルによ
って導電性が変化する能動素子であり、能動素子2は出
力信号OUTがHighになったときに遮断状態にな
る。能動素子2は例えばPチャネルMOSトランジスタ
で実現できる。本回路構成では出力信号OUTにより能
動素子2の導電性が制御されている。以上の要素により
シュミットトリガ回路10が構成される。
【0003】このシュミットトリガ回路10は入力信号
INと同じ極性の信号を出力する。ここで、出力にイン
バータゲートを1個追加すれば入力信号INの反転信号
を出力するシュミットトリガ回路となる。また、インバ
ータゲート1を削除するか、またはインバータゲート1
をバッファ回路にしても、同様に入力信号INの反転信
号を出力するシュミットトリガ回路となる。この場合、
能動素子2は出力信号OUTがLowになったときに遮
断状態になる。能動素子2は例えばNチャネルMOSト
ランジスタで実現できる。次に、図10は、図9に示し
たシュミットトリガ回路10の動作を説明する図であ
る。入力信号INがLowからHighに徐々に変化し
ていく場合を考えると、入力信号INが論理しきい値V
tよりも大きくなったところでHighに変化する(図
中の曲線)。
【0004】すなわち、スロープを持ったデジタル信号
やアナログ信号を入力した場合、論理しきい値Vtを境
としてLowまたはHighのディジタル信号に波形整
形する機能を持っている。論理しきい値Vtは能動素子
2とトランジスタQ3との導通抵抗の比で決まる節点N
0の電位を制御することで調節できる。ここで能動素子
2の導通時の抵抗を下げると、節点N0の電位は高くな
って図中のようになり、論理しきい値を大きくするこ
とができる。逆に、能動素子2の導通時の抵抗を上げる
と、図中のように論理しきい値を小さくすることがで
きる。能動素子2にMOSトランジスタを用いた場合に
は、MOSトランジスタのゲート幅を調節することでこ
れを実現できる。
【0005】入力信号INがHighからLowに変化
する場合は、図9のMOSトランジスタの極性を逆に
し、電源電位VDDとグランドGNDを入れ替えると同様
の効果を得ることができる。一般的には、入力信号IN
はLowからHigh、およびHighからLowへの
変化をするため、上記構成を組み合わせた回路構成が実
際には用いられる。以上のように、論理しきい値を制御
して入力信号INを波形整形し出力信号OUTとして出
力することができる。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、従来の
波形整形回路では、論理しきい値を製造後に変更するこ
とはできなかった。そのため、製造ぱらつきなどにより
入力信号INのレベルが設計値からずれた場合に論理し
きい値を変更して対処しようとしても調整することがで
きなかった。また、アナログ信号のように波形が動作時
の状況により異なるような入力波形に対して動的に論理
しきい値を変化させて所望の波形整形を行うような制御
をすることもできなかった。したがって、製造ばらつき
によって入力波形が変化する場合や動作時の状況により
入力波形が異なるような場合に、所望の波形整形が実現
できないという課題があった。したがって本発明の目的
は、波形整形回路の論理しきい値をこの波形整形回路の
製造後にも調節または制御可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、入力電圧と論理しきい値との関係に
応じて所定の電圧を出力する波形整形回路において、信
号入力端子と、電源電位と接地電位との間に、電源電位
側から順に第1のPチャネルMOSトランジスタ、第1
のNチャネルMOSトランジスタ、第2のNチャネルM
OSトランジスタが直列接続され、かつMOSトランジ
スタの各ゲートが信号入力端子に接続された第1のCM
OSインバータと、第1のCMOSインバータの出力を
入力する第2のインバータと、第2のインバータの出力
が接続される信号出力端子と、前記電源電位および前記
接地電位ならびに前記MOSトランジスタのどれにも直
接接続されておらず、かつ外部から電位の制御が可能な
第1の接点とを備え、第1のNチャネルMOSトランジ
スタと第2のNチャネルMOSトランジスタとの間の第
2の接点と第1の接点との間に、信号出力端子の出力に
よって導電性が変化する能動素子を接続したものであ
る。この場合、第1の接点と電源電位との間に負荷素子
を接続したものである。また、上記波形整形回路を複数
設置し、各波形整形回路の第1の接点の全てをひとつに
接続したものである。また、上記波形整形回路を複数設
置し、各波形整形回路の第1の接点の全てをひとつに接
続し、この第1の接点と電源電位との間に負荷素子を接
続したものである。また、第1のNチャネルMOSトラ
ンジスタと第2のNチャネルMOSトランジスタとの間
の第2の接点と電源電位との間に、電源電位側から順に
第1の接点の電位によって導通抵抗が制御される負荷素
子と、信号出力端子の出力によって導電性が変化する能
動素子とを接続したものである。また、全てのMOSト
ランジスタの極性を入れ替えるとともに、電源電位と接
地電位とを入れ替えたものである。また、電源電位と接
地電位との間に、電源電位側から順に第1のPチャネル
MOSトランジスタ、第2のPチャネルMOSトランジ
スタ、第1のNチャネルMOSトランジスタ、第2のN
チャネルMOSトランジスタが直列接続され、かつMO
Sトランジスタの各ゲートが信号入力端子に接続された
第1のCMOSインバータと、前記電源電位および前記
接地電位ならびに前記MOSトランジスタのどれにも直
接接続されておらず、かつ外部から電位の制御が可能な
第1の接点と第2の接点とを備え、かつ第1のPチャネ
ルMOSトランジスタと第2のPチャネルMOSトラン
ジスタとの間の第3の接点と第1の接点との間に信号出
力端子の出力によって導電性が変化する第1の能動素子
を接続し、第1のNチャネルMOSトランジスタと第2
のNチャネルMOSトランジスタとの間の第4の接点と
第2の接点との間に信号出力端子の出力によって導電性
が変化する第2の能動素子を接続したものである。この
場合、第1の接点と接地電位との間に第1の負荷素子を
接続し、第2の接点と電源電位との間に第2の負荷素子
を接続したものである。また、第1のPチャネルMOS
トランジスタと第2のPチャネルMOSトランジスタと
の間の第3の接点と接地電位との間に、接地電位側から
順に第1の接点の電位によって導通抵抗が制御される第
1の負荷素子と、信号出力端子の出力によって導電性が
変化する第1の能動素子とを接続し、第1のNチャネル
MOSトランジスタと第2のNチャネルMOSトランジ
スタとの間の第4の接点と電源電位との間に、電源電位
側から順に第2の接点の電位によって導通抵抗が制御さ
れる第2の負荷素子と、信号出力端子の出力によって導
電性が変化する第2の能動素子とを接続したものであ
る。また、信号出力端子を第3のインバータの入力に接
続し、第3のインバータを波形整形回路の出力端子とし
たものである。また、第2のインバータの代わりにバッ
ファ回路を接続するか、または第1のCMOSインバー
タの出力を信号出力端子に直接接続したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る波形整形回路は、製
造後に論理しきい値を調節または制御できるようにする
ものである。以下、本発明について図面を参照して説明
する。 [第1の実施の形態]図1は本発明に係る波形整形回路
の第1の実施の形態を示す図である。なお、本波形整形
回路11及び後述する各波形整形回路は、何れもシュミ
ットトリガ回路により構成されるものである。図1にお
いて、Q1はPチャネルMOSトランジスタ、Q2およ
びQ3はNチャネルMOSトランジスタである。また、
1はインバータゲート、VDDは電源電位、N0およびN
1は節点である。また、2は矢印の信号Aのレベルによ
って導電性が変化する能動素子である。能動素子2は、
出力信号OUTがHighになったときに遮断状態にな
る。この場合、能動素子2は例えばPチャネルMOSト
ランジスタで実現できる。
【0009】本波形整形回路11では、出力信号OUT
により能動素子2の導電性が制御されている。以上の要
素により波形整形回路11が構成される。従来例とは、
能動素子2を接続する節点N1の電位を波形整形回路1
1の外部から印加できるところが異なる。図1におい
て、節点N1の電位を上下させると、節点N0の電位も
それに伴って上下する。このため、節点N1の電位を制
御することで入力信号INがLowからHighに変化
する場合の論理しきい値を調節することができる。
【0010】また、図2に示すように複数の波形整形回
路111 〜11n の各節点N1を接続し、かつ節点N1
と電源電位VDDの間に負荷素子3を接続することで、入
力波形により論理しきい値を動的に変化させることがで
きる。ここで負荷素子3は、抵抗素子やゲート電極の電
位がバイアスされたMOSトランジスタ等により実現す
ることができる。図2ではn個の波形整形回路111
11n を接続しており、入力信号IN1,IN2,IN
n、及び出力信号OUT1,OUT2,OUTnはそれ
ぞれの波形整形回路111 ,112 ,11n に対応する
入出力信号である。
【0011】ここで、図2において、それぞれの入力信
号の電位変化のスロープが異なる場合を考える。説明を
簡単にするために入力信号IN1がもっとも急峻なスロ
ープをもち、入力信号IN2は入力信号IN1よりも緩
やかなスロープをもち、入力信号INnがもっとも緩や
かなスロープをもっているとする。
【0012】このような入力波形を同時に図2のように
構成された回路に入力した場合の動作波形を図3に示
す。図3において、まず全ての入力信号がLowのとき
には、全ての波形整形回路111 〜11n の論理しきい
値はVtaになっている。ここで、入力信号が変化し始
めると、入力信号IN1の電位がもっとも速く論理しき
い値Vtaに達するため、最初に波形整形回路111
ら出力される出力信号OUT1がHighに変化する。
この結果、出力信号OUT1により制御される波形整形
回路111 内の能動素子2が遮断状態になるため、図2
に示す節点N1の電位は少し高くなる。これによって、
全ての波形整形回路111 〜11n の論理しきい値はV
taよりも僅かに高くなる。
【0013】次に入力信号IN2がこの変化した論理し
きい値を超えると、上記と同様の動作がさらに起こる。
最終的には入力信号INnが論理しきい値を超えるとき
には論理しきい値はVtbまで高くなっている。したが
って、従来の出力信号に比べ出力信号OUTnの出力の
タイミングを遅くすることができる。
【0014】このように波形整形回路11は、他の波形
整形回路11の動作によって論理しきい値を動的に変化
していることがわかる。このような効果は、スロープは
同一であるが入力タイミンクが異なる入力波形に対して
も同様に得ることができる。したがって、波形整形回路
11を用いることにより入力波形に応じて論理しきい値
を変更することができる。
【0015】[第2の実施の形態]図4は本発明の第2
の実施形態を示す図である。基本的な構成は第1の実施
の形態と同じであるが、本波形整形回路12は節点N1
と電源電位VDDの間に負荷素子4を波形整形回路12の
内部で接続したところが異なる。負荷素子4は、抵抗素
子やゲート電極の電位がバイアスされたMOSトランジ
スタ等により実現することができる。このようにするこ
とで、節点N1の電位の初期値を負荷素子4と能動素子
2およびトランジスタQ3の導通抵抗の比により設定す
ることができる。そしてその後、節点N1の電位を変化
させることで波形整形回路12の論理しきい値を第1の
実施の形態と同様に調節する。
【0016】また、図5に示すように、複数の波形整形
回路121 〜12n の節点N1を接続することで、入力
波形により論理しきい値を動的に変化させることができ
る。動作原理および効果は、図2に示す第1の実施の形
態の場合と同じである。
【0017】[第3の実施の形態]図6は本発明の第3
の実施の形態を示す図である。図6に示す第3の実施の
形態の波形整形回路13と、図4に示す第2の実施の形
態の波形整形回路12とは、負荷素子4の導通抵抗を節
点N1の電位により制御しているところが異なる。第3
の実施の形態では節点N1の電位を変化させることで負
荷素子4の導通抵抗が変化し、結果として波形整形回路
13の論理しきい値を調節することができる。
【0018】[第4の実施の形態]図7は本発明の第4
の実施の形態を示す図である。図7の第4の実施の形態
の波形整形回路14は、図1に示す第1の実施の形態の
波形整形回路11のMOSトランジスタの極性を入れ替
え(Q2→Q5)、かつ電源電位VDDとグランドGND
を入れ替え、さらに節点N1を節点N2としたものであ
る。この第4の実施の形態の波形整形回路14では、入
力波形がHighからLowに変化した場合に、節点N
2の電位を制御することで同様に論理しきい値を調節す
ることができる。
【0019】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
の形態は、図1から図7への変換例と同様、図4に示す
第2の実施の形態の波形整形回路12内のMOSトラン
ジスタQ2の極性を入れ替え、かつ電源電位VDDとグラ
ンドGNDを入れ替え、さらに節点N1を節点N2とし
たものである。この第5の実施の形態は図示されていな
いが、第2の実施の形態に示す図(図4)から容易に類
推できるので図示を省略する。第5の実施の形態の波形
整形回路では、入力波形がHighからLowに変化し
た場合に、節点N2の電位を制御することで図7に示す
第4の実施の形態の波形整形回路14と同様に論理しき
い値を調節することができる。
【0020】[第6の実施の形態]本発明の第6の実施
形態は、図1から図7への変換と同様、図6に示す第3
の実施の形態の波形整形回路13のMOSトランジスタ
Q2の極性を入れ替え、かつ電源電位VDDとグランドG
NDを入れ替え、さらに節点N1を節点N2としたもの
である。この第6の実施の形態は図示されていないが、
第3の実施の形態に示す図(図6)から容易に類推でき
るので図示を省略する。第6の実施の形態の波形整形回
路では、入力波形がHighからLowに変化した場合
に、節点N2の電位を制御することで図7に示す第4の
実施の形態の波形整形回路14と同様に論理しきい値を
調節することができる。
【0021】[第7の実施の形態]図8は本発明の第7
の実施の形態を示す図である。第7の実施の形態の波形
整形回路15は、図1の第1の実施の形態の波形整形回
路11と、図7の第4の実施の形態の波形整形回路14
とを1つの回路に組み合わせたものである。第7の実施
の形態の波形整形回路15では、入力波形がLowから
Highに変化した場合に図1の第1の実施形態の波形
整形回路11と同様に論理しきい値を調整することが可
能になるとともに、入力波形がHighからLowに変
化した場合には、図7の第4の実施の形態の波形整形回
路14と同様に論理しきい値を調節できる。
【0022】[第8の実施の形態]本発明の第8の実施
の形態は、図4の第2の実施の形態の波形整形回路12
と上記した第5の実施の形態を1つの回路に組み合わせ
たものである。この第8の実施の形態は図示されていな
いが、第2の実施の形態に示す図(図4)及び上述した
第5の実施の形態から容易に類推できるので図示を省略
する。第8の実施の形態の波形整形回路では、入力波形
がLowからHighに変化した場合は、図4の第2の
実施の形態の波形整形回路12と同様、論理しきい値の
調節が可能になるとともに、入力波形がHighからL
owに変化した場合は、第5の実施の形態と同様、論理
しきい値の調節が可能になる。
【0023】[第9の実施の形態]本発明の第9の実施
の形態は、図6の第3の実施の形態に示す波形整形回路
13と上記した第6の実施の形態の波形整形回路とを1
つの回路に組み合わせたものである。第9の実施の形態
は図示されていないが、第3の実施の形態(図6)と上
述した第6の実施の形態から容易に類推できるので図示
を省略する。第9の実施の形態の波形整形回路では、入
力波形がLowからHighに変化した場合は、図6の
第3の実施の形態と同様、論理しきい値の調節が可能に
なるとともに、入力波形がHighからLowに変化し
た場合は、第6の実施の形態と同様、論理しきい値の調
節が可能になる。
【0024】なお、以上の各波形整形回路では、入力信
号と同じ極性の信号を出力する場合を示したが、出力に
インバータゲートを1個追加すれば入力信号INの反転
信号を出力する波形整形回路となる。また、インバータ
ゲート1を削除するか、またはインバータゲート1をバ
ッファ回路にしても、同様に入力信号INの反転信号を
出力する波形整形回路となる。この場合、能動素子2は
出力信号OUTがLowになったときに遮断状態にな
る。能動素子2は例えばNチャネルMOSトランジスタ
で実現できる。
【0025】以上説明したように、本波形整形回路では
論理しきい値を回路の製造後に変更することができる。
そのため、回路の製造ばらつきなどにより入力レベルが
設計値からずれた場合に論理しきい値を変更して対処す
ることで調整可能になる。また、異なるスープをもつ
入力波形や入力タイミングが異なる入力波形に対して論
理しきい値を動的に変化しながら波形整形を行うことが
できる。したがって、回路の製造ばらつきなどによって
入力波形が変化する場合や、動作時の状況により入力波
形が異なるような場合に、所望の波形整形出力を得るこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力電圧と論理しきい値との関係に応じて所定の電圧を出
力する波形整形回路において、信号入力端子と、電源電
位と接地電位との間に、電源電位側から順に第1のPチ
ャネルMOSトランジスタ、第1のNチャネルMOSト
ランジスタ、第2のNチャネルMOSトランジスタが直
列接続され、かつMOSトランジスタの各ゲートが信号
入力端子に接続された第1のCMOSインバータと、第
1のCMOSインバータの出力を入力する第2のインバ
ータと、第2のインバータの出力が接続される信号出力
端子と、電源電位および接地電位ならびにMOSトラン
ジスタのどれにも直接接続されておらず、かつ外部から
電位の制御が可能な第1の接点とを備え、かつ第1のN
チャネルMOSトランジスタと第2のNチャネルMOS
トランジスタとの間の第2の接点と第1の接点との間
に、信号出力端子の出力によって導電性が変化する能動
素子を接続するようにしたので、回路の製造後にも回路
の論理しきい値を変更することができる。したがって、
回路の製造ばらつきなどにより入力レベルが設計値から
ずれた場合に論理しきい値を変更して対処することで調
整できる。また、異なるスープをもつ入力波形や入力
タイミングが異なる入力波形に対して論理しきい値を動
的に変化しながら波形整形を行うことができる。したが
って、回路の製造ばらつきなどによって入力波形が変化
する場合や、回路の動作時の状況により入力波形が異な
るような場合に、所望の波形整形出力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る波形整形回路の第1の実施の形
態を示す回路図である。
【図2】 図1の波形整形回路の接続例を示す図であ
る。
【図3】 図2に示す回路構成による動作波形を示す図
である。
【図4】 上記波形整形回路の第2の実施の形態を示す
回路図である。
【図5】 図の波形整形回路の接続例を示す図であ
る。
【図6】 上記波形整形回路の第3の実施の形態を示す
回路図である。
【図7】 上記波形整形回路の第4の実施の形態を示す
回路図である。
【図8】 上記波形整形回路の第7の実施の形態を示す
回路図である。
【図9】 従来の波形整形回路の構成を示す回路図であ
る。
【図10】 図9の波形整形回路の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1…インバータゲート、2,2A…能動素子、3,4…
負荷素子、11,12,13,14,15…波形整形回
路、N0,N1,N2…接点、IN,IN1,IN2,
INn…入力信号、OUT,OUT1,OUT2,OU
Tn…出力信号、VDD…電源電位、Vt,Vta,Vt
b…論理しきい値、Q1,Q4,Q5,Q7,Q8…P
チャネルMOSトランジスタ、Q2,Q3,Q6,Q
9,Q10…NチャネルMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−229716(JP,A) 特開 平10−163826(JP,A) 特開 昭57−67319(JP,A)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力端子と、 電源電位と接地電位との間に、電源電位側から順に第1
    のPチャネルMOSトランジスタ、第1のNチャネルM
    OSトランジスタ、第2のNチャネルMOSトランジス
    タが直列接続され、かつ前記MOSトランジスタの各ゲ
    ートが前記信号入力端子に接続された第1のCMOSイ
    ンバータと、 前記第1のCMOSインバータの出力を入力する第2の
    インバータと、 前記第2のインバータの出力が接続される信号出力端子
    と、前記電源電位および前記接地電位ならびに前記MOSト
    ランジスタのどれにも直接接続されておらず、かつ 外部
    から電位の制御が可能な第1の接点とを有し、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタと前記第2の
    NチャネルMOSトランジスタとの間の第2の接点と前
    記第1の接点との間に、前記信号出力端子の出力によっ
    て導電性が変化する能動素子が接続されていることを特
    徴とする波形整形回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記波形整形回路は複数設置され、各波形整形回路の前
    記第1の接点の全てがひとつに接続され、ひとつに接続
    された前記第1の接点と電源電位との間に負荷素子が接
    続されていることを特徴とする波形整形回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1の接点と電源電位との間に負荷素子が接続され
    ていることを特徴とする波形整形回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記波形整形回路は複数設置され、各波形整形回路の前
    記第1の接点の全てがひとつに接続されていることを特
    徴とする波形整形回路。
  5. 【請求項5】 信号入力端子と、 電源電位と接地電位との間に、電源電位側から順に第1
    のPチャネルMOSトランジスタ、第1のNチャネルM
    OSトランジスタ、第2のNチャネルMOSトランジス
    タが直列接続され、かつ前記MOSトランジスタの各ゲ
    ートが前記信号入力端子に接続された第1のCMOSイ
    ンバータと、 前記第1のCMOSインバータの出力を入力する第2の
    インバータと、 前記第2のインバータの出力が接続される信号出力端子
    と、前記電源電位および前記接地電位ならびに前記MOSト
    ランジスタのどれにも直接接続されておらず、かつ 外部
    から電位の制御が可能な第1の接点とを有し、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタと前記第2の
    NチャネルMOSトランジスタとの間の第2の接点と電
    源電位との間に、電源電位側から順に前記第1の接点の
    電位によって導通抵抗が制御される負荷素子と、前記信
    号出力端子の出力によって導電性が変化する能動素子と
    が接続されていることを特徴とする波形整形回路。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れかにおい
    て、 全てのMOSトランジスタの極性を入れ替えるととも
    に、電源電位と接地電位とを入れ替えたことを特徴とす
    る波形整形回路。
  7. 【請求項7】 信号入力端子と、 電源電位と接地電位との間に、電源電位側から順に第1
    のPチャネルMOSトランジスタ、第2のPチャネルM
    OSトランジスタ、第1のNチャネルMOSトランジス
    タ、第2のNチャネルMOSトランジスタが直列接続さ
    れ、かつ前記MOSトランジスタの各ゲートが前記信号
    入力端子に接続された第1のCMOSインバータと、 前記第1のCMOSインバータの出力を入力する第2の
    インバータと、 前記第2のインバータの出力が接続される信号出力端子
    と、前記電源電位および前記接地電位ならびに前記MOSト
    ランジスタのどれにも直接接続されておらず、かつ 外部
    から電位の制御が可能な第1の接点と第2の接点とを有
    し、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタと前記第2の
    PチャネルMOSトランジスタとの間の第3の接点と前
    記第1の接点との間に前記信号出力端子の出力によって
    導電性が変化する第1の能動素子が接続され、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタと前記第2の
    NチャネルMOSトランジスタとの間の第4の接点と前
    記第2の接点との間に前記信号出力端子の出力によって
    導電性が変化する第2の能動素子が接続されていること
    を特徴とする波形整形回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記第1の接点と接地電位との間に第1の負荷素子が接
    続され、前記第2の接点と電源電位との間に第2の負荷
    素子が接続されていることを特徴とする波形整形回路。
  9. 【請求項9】 信号入力端子と、 電源電位と接地電位との間に、電源電位側から順に第1
    のPチャネルMOSトランジスタ、第2のPチャネルM
    OSトランジスタ、第1のNチャネルMOSトランジス
    タ、第2のNチャネルMOSトランジスタが直列接続さ
    れ、かつ前記MOSトランジスタの各ゲートが前記信号
    入力端子に接続された第1のCMOSインバータと、 前記第1のCMOSインバータの出力を入力する第2の
    インバータと、 前記第2のインバータの出力が接続される信号出力端子
    と、前記電源電位および前記接地電位ならびに前記MOSト
    ランジスタのどれにも直接接続されておらず、かつ 外部
    から電位の制御が可能な第1の接点と第2の接点とを有
    し、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタと前記第2の
    PチャネルMOSトランジスタとの間の第3の接点と接
    地電位との間に、接地電位側から順に前記第1の接点の
    電位によって導通抵抗が制御される第1の負荷素子と、
    前記信号出力端子の出力によって導電性が変化する第1
    の能動素子とが接続され、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタと前記第2の
    NチャネルMOSトランジスタとの間の第4の接点と電
    源電位との間に、電源電位側から順に前記第2の接点の
    電位によって導通抵抗が制御される第2の負荷素子と、
    前記信号出力端子の出力によって導電性が変化する第2
    の能動素子とが接続されていることを特徴とする波形整
    形回路。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9の何れかにお
    いて、 前記信号出力端子を第3のインバータの入力に接続し、
    第3のインバータを波形整形回路の出力端子とすること
    を特徴とする波形整形回路。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項9の何れかにお
    いて、 前記第2のインバータに替えてバッファ回路が接続され
    ているか、または前記第1のCMOSインバータの出力
    が前記信号出力端子に直接接続されていることを特徴と
    する波形整形回路。
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