JP3444116B2 - ブレーキ負圧センサの異常検出装置 - Google Patents

ブレーキ負圧センサの異常検出装置

Info

Publication number
JP3444116B2
JP3444116B2 JP32167896A JP32167896A JP3444116B2 JP 3444116 B2 JP3444116 B2 JP 3444116B2 JP 32167896 A JP32167896 A JP 32167896A JP 32167896 A JP32167896 A JP 32167896A JP 3444116 B2 JP3444116 B2 JP 3444116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
intake
sensor
brake
negative pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32167896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10157613A (ja
Inventor
浩市 水谷
悟 松本
泰二 勝浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP32167896A priority Critical patent/JP3444116B2/ja
Publication of JPH10157613A publication Critical patent/JPH10157613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3444116B2 publication Critical patent/JP3444116B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ負圧セン
サの異常検出装置に係り、詳しくは、負圧に基づいて運
転者のブレーキ操作を助勢するためのブレーキブースタ
に設けられ、該ブレーキブースタの内部圧力を検出する
ためのブレーキ負圧センサの異常検出装置に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来より、流体圧を検出するための圧力
センサに関する技術として、例えば実開平5−8167
6号公報に開示されたものが知られている。この技術で
は、流体の圧力が半導体圧力センサにより読み込まれ、
その圧力値が、予め定められた所定の値と比較される。
そして、読み込まれた圧力値が所定値以上となったと
き、圧力センサに異常が起こったものと判定される。 【0003】ところで、この技術を、ブレーキブースタ
の内部圧力を検出するためのブレーキ負圧センサの異常
を検出するのに適用することが考えられる。ここで、こ
のブレーキ負圧センサというのは、ブレーキブースタに
設けられる。このブレーキブースタは、車両に搭載され
たエンジンの吸気管に接続され、自身の内部に導入され
る負圧に基づいて運転者のブレーキ操作を助勢するため
のものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来公
報に開示された技術を、前記ブレーキ負圧センサについ
て適用しようとした場合には、次に記すような問題が生
じうる。すなわち、車両が走行する環境は幅広く、その
ため、ブレーキブースタの内部圧力も、気象条件や、高
低差によって大きく変動する。従って、ブレーキブース
タの内部圧力がとりうる値の幅も、大きいものとなる。
これに対し、上記従来技術では、異常を判定するための
判定値(所定値)が、予め定められた固定値である。従
って、判定値としては、あらゆる条件等を考慮した上
で、ブレーキ負圧センサが事実上とりえない値とせざる
を得ない。 【0005】このような事情から、センサの出力値(圧
力値)がいわゆるレンジ外れを起こすことにより異常が
発生したとしても、走行状況によっては、出力値が前記
判定値を外れた値になるまでに時間を要してしまうおそ
れがあった。また、場合によっては、異常を検出できな
い場合が生じてしまうおそれもあった。 【0006】一方、異常検出を早めようと、判定値を設
定した場合(判定のマージンを小さく設定した場合)に
は、誤検出の可能性が増大してしまうおそれがあった。
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、負圧に基づいて車両の制動力を確保するた
めのブレーキブースタの内部圧力検出用のブレーキ負圧
センサの異常検出装置において、走行環境にかかわら
ず、該センサの異常を速やかに、かつ、確実に検出する
ことの可能なブレーキ負圧センサの異常検出装置を提供
することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、車両に搭載され
たエンジンの吸気管に接続され、内部に導入される負圧
に基づいて運転者のブレーキ操作を助勢するためのブレ
ーキブースタに設けられ、該ブレーキブースタの内部圧
力を検出するためのブレーキ負圧センサの異常を検出す
るための装置であって、前記エンジンの吸気管内の圧力
を検知するための吸気圧検知手段と、前記ブレーキ負圧
センサの出力値が、前記吸気圧検知手段の検知結果に基
づいて定められた所定範囲外の値となった場合に、前記
ブレーキ負圧センサに異常が生じたものと判定する異常
判定手段とを備えたことをその要旨としている。 【0008】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、エンジンの吸気管に接続されたブレーキブースタ
は、その内部に導入される負圧に基づいて運転者のブレ
ーキ操作を助勢する。 【0009】さて、本発明では、そのブレーキ負圧セン
サに異常が生じた場合には、次のようにしてその異常が
検出されうる。すなわち、まず、吸気圧検知手段によっ
て、エンジンの吸気管内の圧力が検知される。そして、
前記ブレーキ負圧センサの出力値が、吸気圧検知手段の
検知結果に基づいて定められた所定範囲外の値となった
場合に、異常判定手段によって、ブレーキ負圧センサに
異常が生じたものと判定されるのである。 【0010】従って、車両の走行環境により、ブレーキ
ブースタの内部圧力に差異が生じたとしても、その走行
環境に応じて吸気圧検知手段の検知結果も異なるものと
なる。そのため、走行環境に応じた判定レベルが適正に
形成されこととなる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明におけるブレーキ負
圧センサの異常検出装置を具体化した実施の形態を詳細
に説明する。但し、本実施の形態におけるブレーキ負圧
センサは、「成層燃焼」を行いうるエンジンに搭載され
ている場合について具体化されている。このため、ま
ず、その前提として、「成層燃焼」の技術について簡単
に説明することとする。 【0012】従来より、一般的に使用されているエンジ
ンにおいては、燃料噴射弁からの燃料は吸気ポートに噴
射され、燃焼室には予め燃料と空気との均質混合気が供
給される。かかるエンジンでは、アクセル操作に連動す
るスロットル弁によって吸気通路が開閉され、この開閉
により、エンジンの燃焼室に供給される吸入空気量(結
果的には燃料と空気とが均質に混合された気体の量)が
調整され、もってエンジン出力が制御される。 【0013】しかし、上記のいわゆる均質燃焼による技
術では、スロットル弁の絞り動作に伴って大きな吸気負
圧が発生し、ポンピングロスが大きくなって効率は低く
なる。これに対し、スロットル弁の絞りを小とし、燃焼
室に直接燃料を供給することにより、点火プラグの近傍
に可燃混合気を存在させ、当該部分の空燃比を高めて、
着火性を向上するようにしたいわゆる「成層燃焼」とい
う技術が知られている。かかる技術においては、エンジ
ンの低負荷時には、噴射された燃料が、点火プラグ周り
に偏在供給されるとともに、スロットル弁がほぼ全開に
開かれて成層燃焼が実行される。これにより、ポンピン
グロスの低減が図られ、燃費の向上が図られるのであ
る。 【0014】(第1の実施の形態)さて、図1は、第1
の実施の形態において、車両に搭載された成層燃焼エン
ジンにおけるブレーキ負圧センサの異常検出装置を示す
概略構成図である。エンジン1は、例えば4つの気筒1
aを具備し、これら各気筒1aの燃焼室構造が図2に示
されている。これらの図に示すように、エンジン1はシ
リンダブロック2内にピストンを備えており、当該ピス
トンはシリンダブロック2内で往復運動する。シリンダ
ブロック2の上部にはシリンダヘッド4が設けられ、前
記ピストンとシリンダヘッド4との間には燃焼室5が形
成されている。また、本実施の形態では1気筒1aあた
り、4つの弁が配置されており、図中において、符号6
aとして第1吸気弁、6bとして第2吸気弁、7aとし
て第1吸気ポート、7bとして第2吸気ポート、8とし
て一対の排気弁、9として一対の排気ポートがそれぞれ
示されている。 【0015】図2に示すように、第1の吸気ポート7a
はヘリカル型吸気ポートからなり、第2の吸気ポート7
bはほぼ真っ直ぐに延びるストレートポートからなる。
また、シリンダヘッド4の内壁面の中央部には、点火プ
ラグ10が配設されている。この点火プラグ10には、
図示しないディストリビュータを介してイグナイタ12
からの高電圧が印加されるようになっている。そして、
この点火プラグ10の点火タイミングは、イグナイタ1
2からの高電圧の出力タイミングにより決定される。さ
らに、第1吸気弁6a及び第2吸気弁6b近傍のシリン
ダヘッド4内壁面周辺部には燃料噴射弁11が配置され
ている。すなわち、本実施の形態においては、燃料噴射
弁11からの燃料は、直接的に気筒1a内に噴射される
ようになっており、均質燃焼のみならず、いわゆる成層
燃焼も行われるようになっている。 【0016】図1に示すように、各気筒1aの第1吸気
ポート7a及び第2吸気ポート7bは、それぞれ各吸気
マニホルド15内に形成された第1吸気路15a及び第
2吸気路15bを介してサージタンク16内に連結され
ている。各第2吸気通路15b内にはそれぞれスワール
コントロールバルブ17が配置されている。これらのス
ワールコントロールバルブ17は共通のシャフト18を
介して例えばステップモータ19に連結されている。こ
のステップモータ19は、後述する電子制御装置(以下
単に「ECU」という)30からの出力信号に基づいて
制御される。なお、当該ステップモータ19の代わり
に、エンジン1の吸気ポート7a,7bの負圧に応じて
制御されるものを用いてもよい。 【0017】前記サージタンク16は、吸気ダクト20
を介してエアクリーナ21に連結され、吸気ダクト20
内には、ステップモータ22によって開閉されるスロッ
トル弁23が配設されている。つまり、本実施の形態の
スロットル弁23は、いわゆる電子制御式のものであ
り、基本的には、ステップモータ22が前記ECU30
からの出力信号に基づいて駆動されることにより、スロ
ットル弁23が開閉制御される。そして、このスロット
ル弁23の開閉により、吸気ダクト20を通過して燃焼
室5内に導入される吸入空気量が調節されるようになっ
ているとともに、その吸気ダクト20内で発生する負圧
が調整されるようになっている。なお、本実施の形態で
は、吸気ダクト20、サージタンク16並びに第1吸気
路15a及び第2吸気路15b等により、吸気管が構成
されている。 【0018】また、スロットル弁23の近傍には、その
開度(スロットル開度TA)を検出するためのスロット
ルセンサ25が設けられている。なお、前記各気筒の排
気ポート9には排気マニホルド14が接続されている。
そして、燃焼後の排気ガスは当該排気マニホルド14を
介して図示しない排気管へ排出されるようになってい
る。 【0019】さらに、本実施の形態では、公知の排気ガ
ス再循環(EGR)機構51が設けられている。このE
GR機構51は、排気ガス再循環通路としてのEGR通
路52と、同通路52の途中に設けられたEGRバルブ
53とを含んでいる。EGR通路52は、スロットル弁
23の下流側の吸気ダクト20と、排気ダクトとの間を
連通するよう設けられている。また、EGRバルブ53
は、弁座、弁体及びステップモータ(いずれも図示せ
ず)を内蔵している。EGRバルブ53の開度は、ステ
ップモータが弁体を弁座に対して断続的に変位させるこ
とにより、変動する。そして、EGRバルブ53が開く
ことにより、排気ダクトへ排出された排気ガスの一部が
EGR通路52へと流れる。その排気ガスは、EGRバ
ルブ53を介して吸気ダクト20へ流れる。すなわち、
排気ガスの一部がEGR機構51によって吸入混合気中
に再循環する。このとき、EGRバルブ53の開度が調
節されることにより、排気ガスの再循環量が調整される
のである。 【0020】また、図1に示すように、本実施の形態で
は、運転者のブレーキ操作を助勢するための装置として
ブレーキブースタ71が設けられている。このブレーキ
ブースタ71によって、ブレーキペダル81の踏込み力
が出力ロッド82を介して増幅され、その増幅された踏
込み力がマスターシリンダ(図示せず)にて油圧に変換
され、各車輪のブレーキアクチュエータ(図示せず)が
駆動される。より詳しく説明すると、このブレーキブー
スタ71は、ダイヤフラム72によって区画された定圧
室73と変圧室74とを備えている。ダイヤフラム72
は出力ロッド82と気密に固定されている。定圧室73
は、スロットル弁23よりも下流側の吸気ダクト20に
対し、接続配管75を介して接続されており、該ダクト
20内で発生する負圧が導入されるように構成されてい
る。また、接続配管75には、吸気ダクト20内の圧力
が定圧室73内の圧力より小さいときにのみ開く逆止弁
76が設けられている。さらに、ブレーキブースタ71
には、その定圧室73側において、ブレーキブースタ内
圧力PBK(本実施の形態では絶対圧)を検出するため
のブレーキ負圧センサとしての圧力センサ63が設けら
れている。 【0021】一方、変圧室74側には、ブレーキペダル
81が踏み込まれていない状況では、定圧室73との連
通路(図示せず)を通して定圧室73と同様、吸気ダク
ト20内で発生する負圧が導入されている。そして、ブ
レーキペダル81が踏み込まれると、前記連通路は遮断
されるとともに、ブレーキペダルの踏込み量に応じて、
大気導入口77より大気が導入されるようになってい
る。そして、ブレーキブースタ71は、ブレーキペダル
の踏込み量に応じて形成される変圧室74内の圧力と、
前記定圧室73内の圧力との差でもって、運転者のブレ
ーキ操作を助勢する。 【0022】さて、上述したECU30は、デジタルコ
ンピュータからなっており、双方向性バス31を介して
相互に接続されたRAM(ランダムアクセスメモリ)3
2、ROM(リードオンリメモリ)33、マイクロプロ
セッサからなるCPU(中央処理装置)34、入力ポー
ト35及び出力ポート36を具備している。本実施の形
態においては、当該ECU30により、異常判定手段が
構成されている。 【0023】なお、前記アクセルペダル24には、当該
アクセルペダル24の踏込み量に比例した出力電圧を発
生するアクセルセンサ26Aが接続され、該アクセルセ
ンサ26Aによりアクセル開度ACCPが検出される。
当該アクセルセンサ26Aの出力電圧は、AD変換器3
7を介して入力ポート35に入力される。また、同じく
アクセルペダル24には、アクセルペダル24の踏込み
量が「0」であることを検出するための全閉スイッチ2
6Bが設けられている。すなわち、この全閉スイッチ2
6Bは、アクセルペダル24の踏込み量が「0」である
場合に全閉信号XIDLとして「1」の信号を、そうで
ない場合には「0」の信号を発生する。そして、該全閉
スイッチ26Bの出力電圧も入力ポート35に入力され
るようになっている。 【0024】また、上死点センサ27は例えば1番気筒
1aが吸気上死点に達したときに出力パルスを発生し、
この出力パルスが入力ポート35に入力される。クラン
ク角センサ28は例えばクランクシャフトが30°CA
回転する毎に出力パルスを発生し、この出力パルスが入
力ポートに入力される。CPU34では上死点センサ2
7の出力パルスとクランク角センサ28の出力パルスか
らエンジン回転数NEが算出される(読み込まれる)。 【0025】さらに、前記シャフト18の回転角度はス
ワールコントロールバルブセンサ29により検出され、
これによりスワールコントロールバルブ17の開度が測
定される。そして、スワールコントロールバルブセンサ
29の出力はA/D変換器37を介して入力ポート35
に入力される。 【0026】併せて、前記スロットルセンサ25によ
り、スロットル開度TAが検出される。このスロットル
センサ25の出力はA/D変換器37を介して入力ポー
ト35に入力される。 【0027】加えて、本実施の形態では、サージタンク
16内の圧力(吸気圧PM)を検出する吸気圧検知手段
としての吸気圧センサ61が設けられている。さらに、
本実施の形態では、エンジン1の冷却水の温度(冷却水
温THW)を検出する水温センサ62が設けられてい
る。併せて、車両の速度(車速)SPDを検出するため
の車速センサ64も設けられている。そして、これら各
センサ61,62,64の出力もA/D変換器37を介
して入力ポート35に入力されるようになっている。ま
た、前記圧力センサ63の出力もA/D変換器37を介
して入力ポート35に入力されるようになっている。 【0028】本実施の形態において、これらスロットル
センサ25、アクセルセンサ26A、全閉スイッチ26
B、上死点センサ27、クランク角センサ28、スワー
ルコントロールバルブセンサ29、吸気圧センサ61、
水温センサ62、圧力センサ63、車速センサ64等に
より、エンジン1の運転状態が検出される。 【0029】一方、出力ポート36は、対応する駆動回
路38を介して各燃料噴射弁11、各ステップモータ1
9,22、イグナイタ12及びEGRバルブ53(ステ
ップモータ)に接続されている。そして、ECU30は
各センサ等25〜29,61〜64からの信号に基づ
き、ROM33内に格納された制御プログラムに従い、
燃料噴射弁11、ステップモータ19,22、イグナイ
タ12(点火プラグ10)及びEGRバルブ53等を好
適に制御する。 【0030】次に、上記構成を備えたエンジン1におい
て、本実施の形態に係る基本的な制御の内容について説
明する。すなわち、本実施の形態では、成層燃焼が行わ
れうるため、スロットル弁23の開度がほぼ全開となる
ような制御が頻繁に行われる。このため、何らの制御を
も行わないとするとスロットル弁23下流の負圧が不足
しがちとなる。そこで、本実施の形態では、スロットル
弁23(ステップモータ22)を制御して、ブレーキブ
ースタ71の定圧室73内に負圧を導入する制御が基本
的に行われるようになっている。 【0031】この制御において、ECU30は、成層燃
焼が実行されていると判断した場合に、現在読み込まれ
ている各種検出信号(アクセル開度ACCP、エンジン
回転数NE等)に基づき、基本スロットル開度TRTB
を算出する。また、これとともに、圧力センサ63から
の検出信号[ブレーキブースタ内圧力PBK(大気圧と
の相対圧力でも可)]が所定のしきい値よりも大きくな
っているか否かを判断する。そして、例えばブレーキブ
ースタ内圧力PBKが所定のしきい値よりも大きくなっ
ている場合には、ブレーキブースタ71内の負圧が不足
しているものとして、基本スロットル開度TRTBから
別途算出されたスロットル閉じ量TRTCBKを減算し
た値を、最終的な目標スロットル開度TRTとして設定
する。このように、ECU30は、圧力センサ63から
の検出結果に基づき、ブレーキブースタ71を作動させ
るために必要な負圧を確保するべく、スロットル弁23
の閉じ込み制御を実行する。 【0032】さて、次には、本発明に係る上記圧力セン
サ63の異常を検出するための処理内容について説明す
る。すなわち、図3は、本実施の形態における圧力セン
サ63の異常を検出するべく、ECU30により実行さ
れる「異常判定ルーチン」を示すフローチャートであっ
て、本ルーチンは例えば、エンジン1の始動とともに開
始される。 【0033】処理がこのルーチンへ移行すると、ECU
30は、先ず、ステップ101において、異常を検出す
るための前提条件が成立したか否かを判断する。ここ
で、前提条件としては、次のようなものが挙げられる。 【0034】(1)現在のブレーキブースタ内圧力PB
Kが、最大吸気圧PMmaxと最小吸気圧PMminと
の間にあること。ここで、最大吸気圧PMmaxという
のは、エンジン1の始動直後から読み込まれる吸気圧P
Mの現在までの最大値をいい、最小吸気圧PMminと
いうのは、エンジン1の始動直後から読み込まれる吸気
圧PMの現在までの最小値をいう。 【0035】これは、ブレーキブースタ内圧力PBKと
いうのは、そもそも吸気圧PMによって形成されるもの
であることに起因している。すなわち、ブレーキブース
タ内圧力PBKが最大吸気圧PMmaxと最小吸気圧P
Mminとの間にない場合には、吸気圧センサ61に異
常がある等して、圧力センサ63の異常を検出する状態
にないと考えられるためである。 【0036】(2)エンジン1が始動した後、所定時間
(例えば「2秒」)が経過していること。これは、エン
ジン1の始動直後は、バッテリ電圧が低下して正常な判
定が困難であるため、かかる領域での異常検出を禁止す
る趣旨である。 【0037】(3)吸気圧センサ61が異常でないこ
と。これは、本実施の形態では、圧力センサ63の異常
を吸気圧センサ61の検出結果に基づいて判断するもの
であるため、吸気圧センサ61が異常であれば、圧力セ
ンサ63の異常を検出する状態にないからである。 【0038】また、その外にも、次のような前提条件を
挙げることができる。なお、以下の条件は、サージタン
ク16内の吸気圧PM(最小吸気圧PMmin)を下げ
ることができ、ブレーキブースタ内圧力PBKを下げる
(負圧を確保する)ことができる条件である。つまり、
これらの条件を採用することにより、ブレーキブースタ
71内に負圧を確保することができ、圧力センサ63の
異常の検出の精度が高められる。 【0039】(4−a)エンジン1の始動時において、
アイドリング状態で、かつ、エンジン課NEが所定回転
数(例えば「600rpm」)以上である状態が所定時
間(例えば「10秒」)以上継続したこと。 【0040】このような条件が満たされた場合には、ス
ロットル弁23が比較的閉じられ、サージタンク16内
に負圧が蓄積されやすい。このため、サージタンク16
内の吸気圧PM(最小吸気圧PMmin)を下げること
ができ、ブレーキブースタ内圧力PBKを下げる(負圧
を確保する)ことができる。 【0041】(4−b)フューエルカット中でないこ
と。このような条件が満たされない、すなわち、フュー
エルカット中の場合には、エンジン回転数NEが低下す
るため、吸気圧PMは高くなる。このため、ブレーキブ
ースタ内圧力PBKを下げる(負圧を確保する)という
観点からは、フューエルカット中でないという条件が挙
げられる。 【0042】(4−c)エンジン1の暖機完了後[エン
ジン1の始動から所定時間(例えば「120秒」経過
後]。このような条件が満たされない場合、つまり、冷
間始動時にはスロットル弁23が開きぎみになり、吸気
圧PM(最小吸気圧PMmin)が下がりにくい。この
ような観点からは、エンジン1の暖機が完了した後とい
う条件を挙げることができる。 【0043】(4−d)運転状態(モード)が均質燃焼
モードであること(なお、本実施の形態では、運転状態
によって燃焼モードが均質燃焼モードと成層燃焼モード
との間で切り換えられるようになっている。すなわち、
一般に低・中負荷の場合には成層燃焼モードが採択さ
れ、高負荷の場合には均質燃焼モードが採択され
る。)。 【0044】このような条件が満たされない場合、つま
り、成層燃焼モード時にはスロットル弁23が開きぎみ
になり、吸気圧PM(最小吸気圧PMmin)が下がり
にくい。従って、このような観点から、均質燃焼モード
であることを条件として挙げることができる。 【0045】さて、ステップ101において、上述した
ような異常を検出するための前提条件が成立したと判断
した場合には、後述するステップ104へ移行する。こ
れに対し、異常を検出するための前提条件が成立してい
ないと判断した場合には、ステップ102へ移行する。
ステップ102においては、車両の走行・停止を繰り返
しても上述の前提条件が成立しないか否かを判断する。
そして、車両の走行・停止を繰り返した結果、上記前提
条件が成立しない場合には、後述するステップ107へ
移行する。これに対し、車両の走行・停止を繰り返した
結果、上記前提条件が成立した場合には、ステップ10
3へ移行する。 【0046】ステップ103においては、ブレーキブー
スタ内圧力PBKがほぼ一定の値に固定してしまってい
るか否かを判断する。ここで、ブレーキブースタ内圧力
PBKがほぼ一定の値に固定してしまう場合としては、
ショート、断線、配管外れ等が考えられる。そして、ブ
レーキブースタ内圧力PBKがほぼ一定の値に固定して
しまった場合にも、後述するステップ107へ移行す
る。これに対し、ブレーキブースタ内圧力PBKがほぼ
一定の値に固定してしまっていない場合には、圧力セン
サ63の異常検出を許容するべくステップ104へ移行
する。つまり、上記ステップ101で肯定判定された場
合、又は、ステップ104で否定判定された場合に、ス
テップ104へ移行する。 【0047】さて、ステップ104においては、ブレー
キブースタ内圧力PBKが最大吸気圧PMmaxよりも
大きい状態が、一定時間以上成立したか否かを判断す
る。ここで、上述したように、ブレーキブースタ内圧力
PBKによって形成されるものであるため、正常時に
は、ブレーキブースタ内圧力PBKは最大吸気圧PMm
axを超えない筈である。従って、前提条件等が成立し
た上で、ブレーキブースタ内圧力PBKが最大吸気圧P
Mmaxよりも大きい状態が、一定時間以上成立した場
合には、圧力センサ63に異常が起こった可能性が高い
ものと判断される。そのため、ステップ104において
肯定判定された場合には、後述するステップ107へ移
行する。これに対し、ブレーキブースタ内圧力PBKが
最大吸気圧PMmaxよりも大きい状態が、一定時間以
上成立していない場合には、次なるステップ105へ移
行する。 【0048】ステップ105においては、ブレーキブー
スタ内圧力PBKが最小吸気圧PMminよりも小さい
状態が、一定時間以上成立したか否かを判断する。ここ
で、上述したように、ブレーキブースタ内圧力PBKに
よって形成されるものであるため、正常時には、ブレー
キブースタ内圧力PBKは最小吸気圧PMminを下回
らない筈である。従って、前提条件等が成立した上で、
ブレーキブースタ内圧力PBKが最小吸気圧PMmin
よりも小さい状態が、一定時間以上成立した場合には、
圧力センサ63に異常が起こった可能性が高いものと判
断される。そのため、ステップ105において肯定判定
された場合には、後述するステップ107へ移行する。
これに対し、ブレーキブースタ内圧力PBKが最小吸気
圧PMminよりも小さい状態が、一定時間以上成立し
ていない場合には、次なるステップ106へ移行する。 【0049】ステップ106においては、ブレーキブー
スタ内圧力PBKがほぼ一定の値に固定してしまったか
否かを判断する。そして、ブレーキブースタ内圧力PB
Kがほぼ一定の値に固定してしまった場合には、ショー
ト、断線、配管外れ等により、圧力センサ63系統に異
常が起こった可能性が高いものと判断される。そのた
め、かかる場合には後述するステップ107へ移行す
る。これに対し、ブレーキブースタ内圧力PBKがほぼ
一定の値に固定していない場合には、現在のところ圧力
センサ63に異常が発生していないものと判断して処理
をステップ104へ戻す。そして、ステップ104〜ス
テップ106の処理を繰り返し実行する。 【0050】さて、ステップ102〜ステップ106に
おいて、肯定判定された場合には、圧力センサ63系統
に異常が起こった可能性が高いものと判断され、ステッ
プ107へと移行する。ステップ107において、EC
U30は、フェイルセーフ処理を実行する。このフェイ
ルセーフ処理としては、次の(1)から(3)が挙げら
れる。 【0051】(1)強制的に均質燃焼モードでの運転
(ストイキ運転)を行う。 (2)圧力センサ63により検出されたブレーキブース
タ内圧力PBKにかかわらず、所定時間間隔でスロット
ル弁23の閉じ込み制御を実行することにより、常にブ
レーキブースタ71内の負圧を確保する。 【0052】さらに、この場合には、過去の負圧の消費
の速さを学習し、負圧の消費が早い場合には、閉じ込み
制御を実行する間隔を短くするか、或いは、閉じ込み制
御を実行している時間を長くすると一層望ましい。この
ような制御により、ブレーキペダルを踏み込む回数、強
さによって負圧の消費の仕方に差異が生じるのが抑制さ
れる。 【0053】(3)ブレーキ入力信号により、ブレーキ
ペダルが踏み込まれた場合には、常に閉じ込み制御又は
ストイキ運転を実行する。そして、上述したステップ1
07において、フェイルセーフ処理を実行した後、EC
U30は、ステップ108へと移行する。 【0054】ステップ108においては、フェイルセー
フ処理を実行した後であっても、依然として、ステップ
102〜ステップ106のいずれかが繰り返し肯定判定
されたか否かを判断する。そして、ステップ102〜ス
テップ106のいずれかが繰り返し肯定判定された場合
には、フェイルセーフ処理が無駄であり、圧力センサ6
3系統に異常が発生したものと判断し、異常検出を行
う。そして、その後の処理を一旦終了する。 【0055】これに対し、フェイルセーフ処理を実行し
たことにより、ステップ102〜ステップ106のいず
れにおいても繰り返し肯定判定されることが無くなった
場合には、ステップ110へ移行する。ステップ110
においては、フェイルセーフ処理を解除するとともに、
その後の処理を一旦終了する。なお、この場合には、ス
テップ101へ再度移行することとなる。 【0056】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。 (イ)本実施の形態では、ブレーキブースタ内圧力PB
Kが最大吸気圧PMmaxよりも大きい状態が、一定時
間以上成立した場合や、ブレーキブースタ内圧力PBK
が最小吸気圧PMminよりも小さい状態が、一定時間
以上成立した場合に、圧力センサ63に異常が起こった
可能性が高いものと判断される。換言すれば、圧力セン
サ63の出力値が、吸気圧センサ61の出力値に基づい
て定められた所定範囲外の値となった場合に、圧力セン
サ63に異常が生じたものと判定される。 【0057】従って、気象条件や、高低差といった車両
の走行環境により、ブレーキブースタ71の内部圧力に
差異が生じたとしても、その走行環境に応じて吸気圧セ
ンサ61の出力値も異なるものとなる。そのため、走行
環境に応じた判定レベルが適正に形成されこととなる。
その結果、走行環境にかかわらず、圧力センサ63の異
常を速やかに、かつ、確実に検出することができる。 【0058】(ロ)また、本実施の形態では、圧力セン
サ63の異常を、吸気圧センサ61の出力値に基づいて
検出することとした。ここで、吸気圧センサ61は、圧
力センサ63の異常検出のためのみに設けられるもので
はなく、基本的には、別途燃料噴射量等の算出のため
に、エンジン1の運転状態を検出するための手段の1つ
として一般的に設けられるものである。従って、圧力セ
ンサ63の異常を検出するために、別途特別な検出手段
を設ける必要がなく、ひいては、コストの上昇を抑制す
ることができる。 【0059】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においては上述した第1の実施の形態
と同等であるため、同一の部材等については同一の符号
を付してその説明を省略する。そして、以下には、第1
の実施の形態との相違点を中心として説明することとす
る。 【0060】本実施の形態では、検出条件という点で、
上記第1の実施の形態のステップ104〜ステップ10
6と異なっている。すなわち、図4は、本実施の形態に
おける圧力センサ63の異常を検出するべく、ECU3
0により実行される「異常判定ルーチン」の一部を示す
フローチャートである。 【0061】処理がこのルーチンへ移行すると、ECU
30は、先ず、ステップ101において、異常を検出す
るための前提条件が成立したか否かを判断する。そし
て、前提条件が成立した場合には、ステップ201へ移
行する。 【0062】ステップ201においては、吸気圧センサ
61にて検出された吸気圧PMが、最小吸気圧PMmi
nに所定値aを加算した値よりも小さく、かつ、ブレー
キブースタ内圧力PBKが、現在の吸気圧PMから所定
値bを減算した値よりも小さい状態が一定時間継続した
か否かを判断する。そして、このステップ201で肯定
判定された場合には、圧力センサ63の検出値が下側に
レンジ外れを起こしており、圧力センサ63系統に異常
が起こった可能性が高いものと判断して、第1の実施の
形態で説明したステップ107へと移行する。そして、
ステップ107において、ECU30は、フェイルセー
フ処理を実行し、それでも異常が解消されない場合に
は、異常検出を行う。 【0063】一方、ステップ201において、否定判定
された場合には、ステップ202へ移行する。ステップ
202においては、吸気圧センサ61にて検出された吸
気圧PMが、最小吸気圧PMminに所定値aを加算し
た値よりも小さく、かつ、ブレーキブースタ内圧力PB
Kが、現在の吸気圧PMに所定値cを加算した値よりも
大きい状態が一定時間継続したか否かを判断する。そし
て、このステップ202で肯定判定された場合には、圧
力センサ63の検出値が上側にレンジ外れを起こしてお
り、圧力センサ63系統に異常が起こった可能性が高い
ものと判断して、上記同様ステップ107へと移行す
る。そして、ステップ107において、ECU30は、
フェイルセーフ処理を実行し、それでも異常が解消され
ない場合には、異常検出を行う。 【0064】これに対し、ステップ202においても否
定判定された場合には、ステップ201へ戻り、上記ス
テップ201,202の処理を繰り返す。次に、本実施
の形態における作用効果について説明する。 【0065】(ハ)本実施の形態でも、基本的には、第
1の実施の形態で説明したのと同等の作用効果が奏され
る。また、これに加えて、本実施の形態では、ブレーキ
ブースタ内圧力PBKと、現在の吸気圧PMとを対比し
て、異常を検出するようにした。従って、そのときどき
の吸気圧PM、ひいては、そのときどきの走行条件に応
じて異常の検出のレンジを変動させることができ、タイ
ムリーな検出が可能となる。その結果、異常検出をより
シビアに行うことができ、もって、誤検出をより一層確
実に防止することができる。 【0066】また、これとともに、現在の吸気圧PMと
最小吸気圧PMminに所定値aを加算した値とを対比
することとした。従って、現在の吸気圧PMを用いて異
常判定する場合の判定精度を高めることができる。その
結果、異常検出をより一層シビアに行うことができる。 【0067】尚、実施の形態は上記に限定されるもので
はなく、次のように変更してもよい。 (1)上記実施の形態では、ブレーキブースタ71に負
圧を作用させるための手段として、吸気ダクト20に設
けられたスロットル弁23及び該スロットル弁23を開
閉するためのステップモータ22よりなる電子制御式ス
ロットル機構により構成したが、その他にも、スロット
ル弁23をバイパスするバイパス吸気通路に設けられた
アイドルスピードコントロールバルブ及び該バルブを開
閉するためのアクチュエータよりなるISC機構により
構成してもよい。 【0068】また、上記EGRバルブ53等を備えたE
GR機構51により構成してもよい。さらに、図示しな
い負圧発生機構を別途設けるようにしてもよい。これら
の場合には、いわゆる電子制御式のスロットル弁23に
代えて、アクセルペダル24にリンクしたメカニカル式
のスロットル弁を用いるようにしてもよい。 【0069】さらにまた、これらを適宜に組み合わせて
もよい。 (2)上記実施の形態では、筒内噴射式のエンジン1に
本発明を具体化するようにしたが、その他のいわゆる成
層燃焼、弱成層燃焼を行うタイプの内燃機関であっても
よい。例えば吸気ポート7a,7bの吸気弁6a,6b
の傘部の裏側に向かって噴射するタイプのものも含まれ
る。また、吸気弁6a,6b側に燃料噴射弁が設けられ
てはいるが、直接シリンダボア(燃焼室5)内に噴射す
るタイプのものも含まれる。或いは、成層燃焼を行わな
い内燃機関にも具体化してもよい。 【0070】(3)また、上記実施の形態では、ヘリカ
ル型の吸気ポートを有し、いわゆるスワールを発生させ
ることが可能な構成としたが、かならずしもスワールを
発生しなくともよい。従って、例えば上記実施の形態に
おけるスワールコントロールバルブ17、ステップモー
タ19等を省略することもできる。 【0071】(4)さらに、上記実施の形態では、内燃
機関としてガソリンエンジン1の場合に本発明を具体化
したが、その外にもディーゼルエンジン等の場合等にも
具体化できる。 【0072】(4)さらに、上記実施の形態では、吸気
圧検知手段として吸気圧センサ61を用いたが、吸気ダ
クト20内の圧力を検知する他の手法として、スロット
ル開度又は吸入空気量とエンジン回転数NEとを検出
し、これらによって吸気ダクト20内の圧力を推定する
ようにしてもよい。 【0073】特許請求の範囲の請求項に記載されないも
のであって、上記実施の形態から把握できる技術的思想
について以下に記載する。 (a)請求項1に記載のブレーキ負圧センサの異常検出
装置において、前記ブレーキ負圧センサの出力値に基づ
いて、前記ブレーキブースタへの負圧の導入を制御する
制御手段を有することを特徴とする。 【0074】(b)請求項1又は上記付記(a)に記載
のブレーキ負圧センサの異常検出装置において、前記エ
ンジンは、成層燃焼を行いうることを特徴とする。 (c)請求項1又は上記付記(a)若しくは(b)に記
載のブレーキ負圧センサの異常検出装置において、前記
吸気圧センサの出力値は、別途前記エンジンの制御演算
のために用いられるものであることを特徴とする。 【0075】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
負圧に基づいて車両の制動力を確保するためのブレーキ
ブースタの内部圧力検出用のブレーキ負圧センサの異常
検出装置において、走行環境にかかわらず、該センサの
異常を速やかに、かつ、確実に検出することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1の実施の形態におけるブレーキ負圧センサ
の異常検出装置を示す概略構成図である。 【図2】エンジンの気筒部分を拡大して示す断面図であ
る。 【図3】ECUにより実行される「異常判定ルーチン」
を示すフローチャートである。 【図4】第2の実施の形態における「異常判定ルーチ
ン」の一部を示すフローチャートである。 【符号の説明】 1…内燃機関としてのエンジン、11…燃料噴射弁、1
6…サージタンク、23…スロットル弁、25…スロッ
トルセンサ、26A…アクセルセンサ、26B…全閉ス
イッチ、27…上死点センサ、28…クランク角セン
サ、29…スワールコントロールバルブセンサ、30…
異常判定手段を構成するECU、61…吸気圧センサ、
62…水温センサ、63…ブレーキ負圧センサとしての
圧力センサ、71…ブレーキブースタ、72…ダイヤフ
ラム、73…定圧室、74…変圧室、75…接続配管、
81…ブレーキペダル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−164840(JP,A) 特開 平10−54286(JP,A) 実開 昭61−25270(JP,U) 実開 昭58−58965(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 17/22 G01L 19/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンの吸気管に接
    続され、内部に導入される負圧に基づいて運転者のブレ
    ーキ操作を助勢するためのブレーキブースタに設けら
    れ、該ブレーキブースタの内部圧力を検出するためのブ
    レーキ負圧センサの異常を検出するための装置であっ
    て、 前記エンジンの吸気管内の圧力を検知する吸気圧検知手
    段と、 前記ブレーキ負圧センサの出力値が、前記吸気圧検知手
    段の検知結果に基づいて定められた所定範囲外の値とな
    った場合に、前記ブレーキ負圧センサに異常が生じたも
    のと判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする
    ブレーキ負圧センサの異常検出装置。
JP32167896A 1996-12-02 1996-12-02 ブレーキ負圧センサの異常検出装置 Expired - Fee Related JP3444116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32167896A JP3444116B2 (ja) 1996-12-02 1996-12-02 ブレーキ負圧センサの異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32167896A JP3444116B2 (ja) 1996-12-02 1996-12-02 ブレーキ負圧センサの異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10157613A JPH10157613A (ja) 1998-06-16
JP3444116B2 true JP3444116B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=18135205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32167896A Expired - Fee Related JP3444116B2 (ja) 1996-12-02 1996-12-02 ブレーキ負圧センサの異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3444116B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19935899B4 (de) * 1999-07-30 2010-12-02 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum sicheren Betreiben eines Bremskraftverstärkersystems, Bremskraftverstärkersystem und Diagnosevorrichtung dafür zur Ausführung des Verfahrens
DE10052257B4 (de) * 2000-10-21 2008-07-31 Audi Ag Verfahren und Vorrichtung zur Überprüfung der Funktion eines Drucksensors in einer Bremsanlage mit einem Bremskraftverstärker
JP2008068747A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Honda Motor Co Ltd 車両の負圧システム
JP5146302B2 (ja) * 2008-12-22 2013-02-20 トヨタ自動車株式会社 負圧センサ異常検出装置
KR101135795B1 (ko) * 2009-09-28 2012-04-16 주식회사 케피코 브레이크 부스터 센서 신뢰성 판단장치 및 그 판단방법
JP5391031B2 (ja) * 2009-11-06 2014-01-15 トヨタ自動車株式会社 ブースタ負圧センサの異常検出装置
JP5113880B2 (ja) * 2010-05-27 2013-01-09 本田技研工業株式会社 車両の負圧システム
EP2505446B1 (en) 2011-04-01 2013-12-18 Honda Motor Co., Ltd. Vehicular brake apparatus
JP2017081185A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 トヨタ自動車株式会社 車両用ブレーキシステム
KR102529443B1 (ko) 2018-04-05 2023-05-08 현대자동차주식회사 브레이크 부스터 부압센서 정상 작동 검증 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10157613A (ja) 1998-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3067668B2 (ja) 内燃機関の負圧制御装置
JP3019019B2 (ja) 内燃機関の負圧制御装置
JP3031270B2 (ja) 内燃機関の負圧制御装置
JP3218997B2 (ja) 内燃機関の負圧制御装置
KR100237512B1 (ko) 성층 연소 엔진의 연료분사 제어장치
KR100263223B1 (ko) 내연기관의부압제어장치
JP3052869B2 (ja) 内燃機関の負圧制御装置
JP3444116B2 (ja) ブレーキ負圧センサの異常検出装置
JP3317228B2 (ja) 成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置
JP3175601B2 (ja) 希薄燃焼エンジンの吸気量制御装置
JP3489368B2 (ja) 内燃機関の負圧制御装置
JP3500021B2 (ja) 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP3362616B2 (ja) 成層燃焼内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH1136927A (ja) 車両用ブレーキ装置
JPH10153146A (ja) ステップモータ式egr制御装置
JP3209059B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP3788088B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2000002130A (ja) 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH09209812A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2000002131A (ja) 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP2000002139A (ja) 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置
WO1998026170A1 (fr) Dispositif de commande de tour de ralenti destine a un moteur a combustion interne, a combustion de charge stratifiee
JPH11132059A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees