JP3443709B2 - 磁性トナー及びその製造方法と現像方法 - Google Patents
磁性トナー及びその製造方法と現像方法Info
- Publication number
- JP3443709B2 JP3443709B2 JP30490994A JP30490994A JP3443709B2 JP 3443709 B2 JP3443709 B2 JP 3443709B2 JP 30490994 A JP30490994 A JP 30490994A JP 30490994 A JP30490994 A JP 30490994A JP 3443709 B2 JP3443709 B2 JP 3443709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic toner
- release agent
- particles
- toner
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
画像形成装置に用いられる電子写真方式の現像方法とそ
れに用いる磁性トナー及びその製造方法に関するもので
ある。
としてコロナ放電器が知られている。
ければならず、オゾンの発生量が多い等の問題点を有し
ている。そこで、最近ではコロナ放電器に代えて接触帯
電手段を利用することが検討されており、例えば特公昭
50-13661号に電圧を印加した導電性ローラを感光体に接
触させて感光体表面を所定の電位に帯電させることが記
載されている。この様な接触帯電手段を用いることによ
り、コロナ放電器に比べて低電圧とすることや、オゾン
の発生量の減少が可能となる。
いた場合、被帯電体(感光体)との均一かつ十分な接触
を保つことができないと帯電の電位ムラを生ずるという
問題を有する。具体的には、帯電手段が当接する部分の
感光体表面に現像剤が残留していると、その部分は正常
な帯電電位まで帯電されない。さらに帯電手段を構成す
る部分が所定の当接圧を持って押圧されているため、該
部材及び感光体表面に残留現像剤が固着する。特に、感
光体表面が樹脂で構成されている場合には、トナーが感
光体表面に固着する傾向が強く、結果として潜像の電位
に不要なムラを生ずるため、出来上り画像に悪影響を与
えてしまう。
はキャリアを不要とするため、現像器の構造が簡易化さ
れる長所を有している。しかし、この磁性トナーを使用
した現像方法では、トナーに対する帯電付与がトナー自
体の相互摩擦帯電あるいは現像スリーブ等との摩擦帯電
によってなされるため、その帯電が不充分であったり、
不均一となりやすい。それゆえトナー自体の帯電性を向
上させるために種々の方法が提案されている。例えば無
機微粒子の外添剤のトナーへの添加によって帯電性を向
上する方法(特開昭60-32060号等)が提案されている。し
かし、これらの無機微粒子を添加した場合では無機微粒
子の感光体への付着による傷が発生する欠点を有してい
る。
法も提案されている(特開昭60-186851号等)。しかし、
この場合にはトナーの有機微粒子自体が定着時に定着ロ
ーラーに付着してオフセット現象を発生する。また、特
開平1-234858号ではトナー粒子100個に対して1μm以上
のポリエチレンワックス粒子が10個以下含有する現像剤
が提案されている。この場合は、多量に添加混合される
ために帯電付与以外にトナー粒子自体に対する融着の問
題を発生し、繰り返し使用に於いて画像濃度が低下する
問題を有している。特にこれらの問題点は高温高湿環境
下の様な、帯電時のリークが発生しやすい環境下で顕著
に発生する。
鑑みてなされたものであり、その目的は、接触帯電手段
を用い磁性トナーにより現像する画像形成方法におけ
る、感光体や帯電部材の汚染による帯電性のムラを少な
くし、たとえ帯電電荷の変動が生じても、磁性トナーの
帯電性を高めることにより、高濃度でカブリや濃度ムラ
のない画像を得ることが出来る現像方法と磁性トナー及
びその製造方法の提供にある。
た磁性トナーを供給し、薄い現像剤層を現像領域へ搬送
する、いわゆる薄層現像方式に好適に使用することにあ
る。
成するために、鋭意検討した結果、下記の磁性トナーを
用いることによって本発明の目的を達成することができ
ることを見いだした。 (1)感光体上に、帯電部材を接触させ、該帯電部材に
外部より電圧を印加し、該感光体表面を一様に帯電する
工程、一様に帯電された感光体を像様露光し、感光体表
面上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像を現像する
ための工程を有する現像方法に用いられる、少なくとも
樹脂、磁性粉及び離型剤を含有する磁性トナーにおい
て、上記磁性トナーに離型剤を主成分とし、且つ該離型
剤を含有する粒子の体積平均粒径(Dp)と、磁性トナーの
体積平均粒径(Dt)との間に、下記の関係を有する該粒子
が1×10-3〜5×10-2個数%添加されていることを特徴
とする磁性トナー。
外部より電圧を印加し、該感光体表面を一様に帯電する
工程、一様に帯電された感光体を像様露光し、感光体表
面上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像を、少なく
とも樹脂、磁性粉及び離型剤を含有する磁性トナーを用
いて現像する工程を有する現像方法であって、該トナー
に離型剤を主成分とし、且つ該離型剤を含有する粒子の
体積平均粒径(Dp)と、磁性トナーの体積平均粒径(D
t)との間に、下記関係を有する該粒子を1×10-3〜5
×10-2個数%添加した磁性トナーからなる現像剤の層を
20〜500μmの厚みに規制し現像領域へ搬送し、現像する
ことを特徴とする現像方法。
性トナーの製造方法において、離型剤を主成分とし、且
つ該離型剤を含有する粒子の体積平均粒径(Dp)と、磁
性トナーの体積平均粒径(Dt)との間に下記関係を有す
る該粒子を作製し、その後、上記少なくとも樹脂及び磁
性粉及び離型剤を含有する磁性トナーと、該粒子が1×
10 -3 〜5×10 -2 個数%になるよう混合することを特徴と
する磁性トナーの製造方法。
50〜90重量%含有されている粒子を示す。純粋に離型剤
から構成される材料である場合には離型剤自体が軟質の
材料であるために、高温高湿環境下で現像器等に融着を
起す問題を発生しやすいためである。しかし、離型剤の
含有量が少ない場合には帯電付与効果が少ない。
ナー自体を構成する材料と同一の材料で構成されている
ことが好ましい。この理由は、熱特性等がトナー自体と
異ならない材料を使用した場合には定着性がトナーと同
様であるために、オフセット等の問題を発生することが
無いためである。
る粒子の粒径はトナーとほぼ同等の体積平均粒径を有す
ることが好ましい。すなわち、大きな粒子である場合に
は帯電性を付与するためには多量に添加混合する必要が
あり、さらに磁性体がほとんど含有されていない粒子で
あるためにこの粒子自体の飛散という問題を発生する。
粒径が小さい場合には、トナーに対する帯電付与効果は
大きくなるが、その効果が過多となり、粒子自体の帯電
量が増加し、現像器表面に対する付着力が大きくなるた
めに現像器表面に対する融着の問題を発生する。このた
め、平均粒径として、該離型剤を主成分とする粒子の体
積平均粒径(Dp)が前記磁性トナーの体積平均粒径(Dt)に
対して0.8<Dp/Dt<1.2であることが必要である。
-3〜5×10-2個数%添加すればよい。この添加量が過多
であるとこれら粒子が遊離する現象を発生し、感光体上
への付着によるカブリの発生あるいは飛散粒子による機
内汚染の問題を発生する。また、添加量が少ない場合に
は帯電付与効果が発揮されない。
ナーを製造すると同様にトナーを構成する材料を使用し
て離型剤が所望の範囲になるように調整して混練/粉砕
/分級することによって得ることができる。また、この
段階で必要な粒度分布へ調整される。
添剤混合と同様に必要量添加し、混合を行えばよい。
電工程と現像工程の概略図である。図中、1は被帯電体
である感光体ドラムであり、2は感光体ドラム1に所定
圧力を持って接触させた帯電部材である帯電ローラーで
あり、金属芯に導電性ゴム層を設け、更にその周面に離
型性被膜である表面層を設けた。帯電ローラーの感光体
への当接圧は、5〜500g/cmに、帯電ローラーに印加
される直流電圧は、絶対値200〜900Vに調整されること
が好ましい。
料を添加して形成されるもので、ゴムとしてはウレタン
ゴム、シリコンゴム、エチレン-プロピレン系ゴム等が
あり、導電性材料としては導電性カーボンブラックが好
適に使用される。また、離型性被膜はフッ素樹脂で構成
されることが好ましく、特にテトラフルオロエチレン樹
脂、フッ化ビニリデン樹脂、ナイロン系樹脂等が好適に
使用される。
ドラム1が帯電せず、抵抗が小さすぎると感光体ドラム
1に大きな電圧がかかり過ぎ、ドラムの損傷が起こるの
で適度な抵抗、即ち体積抵抗率109〜1014Ωmがよく、こ
の時の離型性被膜の厚さは30μm以内が好ましい。
されているトナー層規制棒4により薄層現像剤層が形成
される。さらに5は現像器壁、6は感光体上に潜像形成
を行うための像様露光光である。
剤は全て使用することができる。具体的には、低分子量
ポリプロピレン・低分子量ポリエチレン・エチレン−プ
ロピレン共重合体等のオレフィン類、マイクロクリスタ
リンワックス・カルナウバワックス・サゾールワックス
・パラフィンワックス等があげられる。
添加することが好ましい。又、この中で低分子量ポリプ
ロピレン及び低分子量ポリエチレンが好適に使用でき
る。
着樹脂と磁性粉及び離型剤、並びに必要に応じて添加さ
れる荷電制御剤・着色剤等の添加剤とを含有してなり、
その粒径は体積平均粒径で通常1〜30μm、好ましくは
5〜20μmである。磁性トナーを構成する結着樹脂とし
ては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いられ
る。例えば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレ
ン/アクリル系樹脂・ポリエステル樹脂等が挙げられ
る。磁性粉としては数平均一次粒子径が0.1〜2.0μmの
フェライトやマグネタイト等の強磁性体粒子が用いられ
る。磁性粉の添加量はトナー粒子中の20〜70重量%であ
る。
御剤等があるが、着色剤としては特に限定されず、従来
公知の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラッ
ク・ニグロシン染料・アニリンブルー・カルコイルブル
ー・クロムイエロー・ウルトラマリンブルー・デュポン
オイルレッド・キノリンイエロー・メチレンブルークロ
ライド・フタロシアニンブルー・マラカイトグリーンオ
クサレート・ローズベンガル等が挙げられる。荷電制御
剤としては、サリチル酸誘導体・アゾ系金属錯体等があ
げられる。
加される離型剤を主成分とする粒子以外に、流動性付与
のための一次粒子径が5〜500nmのシリカ、酸化チタ
ン、チタン酸ストロンチウム、酸化アルミニウム等の無
機微粒子を添加しても良い。これらは疎水性処理をして
使用しても良い。さらに、クリーニング助剤としてステ
アリン酸亜鉛の様な高級脂肪酸金属塩を添加してもよ
い。
で、「離型剤を主成分とする粒子」とは、離型剤が50〜
90重量%含有されている粒子を示す。すなわち、離型剤
自体はトナー自体とは異なる摩擦帯電特性を有するもの
である。しかし、純粋に離型剤から構成される材料であ
る場合には離型剤自体が軟質の材料であるために、高温
高湿環境下で現像器等に融着を起す問題を発生しやす
い。また、離型剤の含有量が少ない場合には帯電付与効
果が少ない。さらに、この粒子を構成する材料は磁性ト
ナー自体を構成する材料と同一の材料で構成されている
ことが好ましい。この理由は、熱特性等がトナー自体と
大きく異ならない材料を使用した場合には定着性がトナ
ーと同様であるために、オフセット等の問題を発生する
ことが無いためである。また、本発明ではこの離型剤を
主成分とする粒子の粒径はトナーとほぼ同等の体積平均
粒径を有することが好ましい。すなわち、大きな粒子で
ある場合には帯電性を付与するためには多量に添加混合
する必要があり、さらに磁性体がほとんど含有されてい
ない粒子であるためにこの粒子自体の飛散という問題を
発生する。粒径が小さい場合には、トナーに対する帯電
付与効果は大きくなるが、その効果が過多となり、粒子
自体の帯電量が増加し、現像器表面に対する付着力が大
きくなるために現像器表面に対する融着の問題を発生す
る。このため、平均粒径として、該離型剤を主成分とす
る粒子の体積平均粒径(Dp)が前記磁性トナーの体積平均
粒径(Dt)に対して0.8<Dp/Dt<1.2であることが必須で
ある。
して1×10-3〜5×10-2個数%添加することが必要であ
る。この添加量が過多であるとこれら粒子が遊離する現
象を発生し、感光体上への付着によるカブリの発生ある
いは飛散粒子による機内汚染の問題を発生し、また、添
加量が少ない場合には帯電付与効果が発揮されない。
ナーを製造すると同様にトナーを構成する材料を使用し
て離型剤が所望の範囲になるように調整して混練/粉砕
/分級することによって得ることができる。また、この
段階で必要な粒度分布へ調整される。
添剤混合と同様に必要量添加し、混合を行えばよい。
電手段を用いる電子写真システムにおいて、感光体や帯
電部材の汚染により帯電電荷の変動が生じても、磁性ト
ナーの帯電性を高めることにより、特に高温高湿環境で
の画像濃度の安定性を得ることができる。
た現像において、現像スリーブ表面に現像領域で20〜50
0μmのトナー層を形成する方式(薄層形成方式)を採用
することが必須である。この薄層形成を行う場合には、
磁気の力を使用する磁性ブレードや現像スリーブ表面に
トナー層規制棒を押圧する方式等がある。さらに、ウレ
タンブレードや燐青銅板等を現像スリーブ表面に接触さ
せトナー層を規制する方法もある。
層よりも大きくても小さくても良い。さらに、現像バイ
アスとしてDC成分のみ付与する方式でも良いし、AC
バイアスを印加する方式のいずれでも良い。
望ましく、押圧力が小さい場合には規制力が不足するた
めに搬送が不安定になる。一方、押圧力が大きい場合に
は現像剤に対するストレスが大きくなるため、現像剤の
耐久性が低下する。特に好ましい範囲は3〜10gf/mmで
ある。
る粒子の存在量を測定する方法は、一定濃度分散液を調
整した後にコールターカウンター(測定レンジ:2.00〜
50.8μm)にて一定時間測定を行い、その個数を求める
方法で行った。
では添加量測定の誤差を生じることから、本発明では磁
性トナーに添加した後の離型剤を主成分とする粒子の存
在量を求めることで行った。
し、界面活性剤水溶液20mlを加え、撹拌した後に超音波
を90秒間照射し分散する。ついでこの分散液を3.5ml採
取し、イソトン液へ添加し、10〜20秒間超音波を照射す
る。その後、コールターカウンターにて1分間測定を行
う。ここで磁性トナーが90個数%以上存在する領域とそ
の領域に存在する磁性トナーの個数を求める。この個数
をAとする。
る粒子を添加した後に、その現像剤5.0gを採取し、界
面活性剤水溶液20mlを加え、撹拌した後に90秒間超音波
照射を行い磁性トナーと離型剤を主成分とする粒子とを
分離する。ついで、容器底部に磁石をあて、磁性トナー
を容器底部に沈澱させる。その後、上澄み液を3.5ml以
上採取し、6時間以上静置する。ビーカーに150mlのイ
ソトン液を用意し、静置した上澄み液を3.5ml採取しイ
ソトン液へ添加する。ついで10〜20秒間超音波照射後、
コールターカウンターにて1分間測定を行い、磁性トナ
ー自体が90個数%以上存在する粒径範囲に存在する粒子
の個数を求める。この個数をBとする。
成分とする粒子の個数%を下記式に従って算出する。
{(B)/(A+B)}×100
るが、本発明の態様はこれに限定されない。なお本文中
「部」とは「重量部」を表す。
30部とを混合し、混練・粉砕分級することによって体積
平均粒径11.2μmの離型剤を主成分とする粒子を得た。
これを「粒子1」とする。
0μmの離型剤を主成分とする粒子とした他は同様にして
「粒子2」を得た。
た他は同様にして体積平均粒径9.4μmの離型剤を主成分
とする粒子を得た。これを「粒子3」とする。
ポリエステル樹脂を60部使用した他は同様にして体積平
均粒径11.3μmの離型剤を主成分とする粒子を得た。こ
れを「粒子4」とする。
μmの離型剤を主成分とする粒子とした他は同様にして
「粒子5」を得た。
チレン-アクリル樹脂100部とした他は同様にして体積平
均粒径11.2μmの比較用粒子を得た。これを「比較粒子
1」とする。
代わりにポリエステル樹脂を120部使用し、体積平均粒
径6.6μmの比較用粒子を得た。これを「比較粒子2」と
する。
使用せず、粉砕条件を変更して体積平均粒径6.8μmの比
較用粒子を得た。これを、「比較粒子3」とする。
50部と荷電制御剤(サリチル酸誘導体の金属錯体)1部と
を混合し、通常の条件に従って練肉・粉砕・分級し体積
平均粒径が11.4μの磁性着色粒子を得た。
の粒径分布は、90個数%以上が存在する領域は6.35〜2
0.2μmの領域であった。この磁性着色粒子に、疎水性シ
リカ0.4重量%及び本発明の「粒子1」を添加し、この
範囲に存在する「粒子1」の量を4×10-3個数%となる
様に添加混合し、本発明の磁性トナーを得た。これを
「磁性トナー1」とする。なお、Dp/Dt=0.98である。
粒径7.3μmの磁性着色粒子を得た。このものの粒度分布
は90個数%以上が存在する領域は3.17〜12.7μmであっ
た。この範囲に存在する「粒子2」の量が3×10-2個数
%存在する様に「粒子2」を添加し、さらに疎水性シリ
カを0.9重量%添加混合し、本発明の磁性トナーを得
た。これを「磁性トナー2」とする。なお、Dp/Dt=0.
96である。
粒径9.1μmの磁性着色粒子を得た。このものの、粒度分
布は90個数%以上が存在する領域は4.00〜16.0μmであ
った。この範囲に存在する「粒子3」の量が4×10-2個
数%存在するように「粒子3」を添加し、さらに疎水性
シリカを0.7重量%添加混合し、本発明の磁性トナーを
得た。これを、「磁性トナー3」とする。なお、Dp/Dt
=1.03である。
0部と磁性粉(マグネタイト)50部と荷電制御剤(サリ
チル酸誘導体の金属錯体)1部とを混合し、通常の条件に
従って練肉・粉砕・分級し体積平均粒径が10.7μmの磁
性着色粒子を得た。
は、90個数%以上が存在する領域は6.35〜20.2μmの領
域であった。この磁性着色粒子に、疎水性シリカ0.4重
量%及び本発明の「粒子4」を添加し、この範囲に存在
する「粒子4」の量を4×10-2個数%となる様に添加混
合した。これを、「磁性トナー4」とする。なお、Dp/
Dt=1.06である。
粒径6.8μmの磁性着色粒子を得た。このものの粒度分布
は90個数%以上が存在する領域は3.17〜12.7μmであっ
た。この範囲に存在する「粒子5」の量が1×10-2個数
%存在する様に「粒子5」を添加し、さらに疎水性シリ
カを1.0重量%添加混合し、本発明の磁性トナーを得
た。これを「磁性トナー5」とする。なお、Dp/Dt=0.
94である。
「比較粒子1」を使用した他は同様にして比較用磁性ト
ナーを得た。これを、「比較磁性トナー1」とする。
「比較粒子2」を使用した他は同様にして比較用磁性ト
ナーを得た。これを、「比較磁性トナー2」とする。
「比較粒子3」を使用した他は同様にして比較用磁性ト
ナーを得た。これを、「比較磁性トナー3」とする。
数%添加した他は同様にして比較用磁性トナーを得た。
これを、「比較磁性トナー4」とする。
数%添加した他は同様にして比較用磁性トナーを得た。
これを、「比較磁性トナー5」とする。
「粒子2」を使用した他は同様にして比較用磁性トナー
を得た。これを、「比較磁性トナー6」とする。なお、
この場合、Dp/Dt=0.61である。
「粒子1」を使用した他は同様にして比較用磁性トナー
を得た。これを、「比較磁性トナー7」とする。なお、
この場合、Dp/Dt=1.53である。
他は同様にして比較用磁性トナーを得た。これを、「比
較磁性トナー8」とする。
高温・高湿環境下(30℃,80%RH)において、コニカ
(株)社製レーザープリンター(LP-3015)を改造して
以下の条件で画像濃度、画像濃度ムラ及びカブリをマク
ベス社製「RD-918」濃度計を用いて評価した。
キサンジエン共重合体に導電性カーボンブラックを分散
させたもの 表面層 :厚み10μmのナイロン系樹脂 帯電ローラの当接圧 :250g/cm 帯電ローラへの印加電圧:直流500V 現像方式 :非接触方式 現像スリーブ :6極の固定磁石を内蔵した直
径25mmの磁性ステンレス製 現像領域間隔(Dsd) :0.3mm 現像領域における現像器表面のトナー層厚み:0.15mm 感光体 :積層型有機感光体 現像バイアス :直流−500V 交番電圧 :交流バイアス〜周波数2kH
z、ピークからピークまでの電圧1000V 《画像濃度》5%画素のパターンをA4で10,000枚印字
後、ベタ黒画像の絶対反射濃度を12点測定し、平均した
値とした。
小値との差で示す。
画像の反射濃度を12点測定し、紙自体の濃度を「0.00
0」とした平均相対反射濃度で示す。
は、高温高湿環境下に於いても優れた耐久性を示すこと
が理解される。
も耐久性に優れた磁性トナーを提供することが出来る。
また、本発明の磁性トナーは、薄い現像剤層を現像領域
へ搬送する、いわゆる薄層形成方式に好適に使用するこ
とができる。
の概略図。
Claims (3)
- 【請求項1】 感光体上に、帯電部材を接触させ、該帯
電部材に外部より電圧を印加し、該感光体表面を一様に
帯電する工程、一様に帯電された感光体を像様露光し、
感光体表面上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像を
現像するための工程を有する現像方法に用いられる、少
なくとも樹脂、磁性粉及び離型剤を含有する磁性トナー
において、上記磁性トナーに離型剤を主成分とし、且つ
該離型剤を含有する粒子の体積平均粒径(Dp)と、磁性ト
ナーの体積平均粒径(Dt)との間に、下記の関係を有する
該粒子が1×10-3〜5×10-2個数%添加されていること
を特徴とする磁性トナー。 0.8<Dp/Dt<1.2 - 【請求項2】 感光体上に、帯電部材を接触させ、該帯
電部材に外部より電圧を印加し、該感光体表面を一様に
帯電する工程、一様に帯電された感光体を像様露光し、
感光体表面上に静電潜像を形成する工程、該静電潜像
を、少なくとも樹脂、磁性粉及び離型剤を含有する磁性
トナーを用いて現像する工程を有する現像方法であっ
て、該トナーに離型剤を主成分とし、且つ該離型剤を含
有する粒子の体積平均粒径(Dp)と、磁性トナーの体積
平均粒径(Dt)との間に、下記関係を有する該粒子を1
×10-3〜5×10-2個数%添加した磁性トナーからなる現
像剤の層を20〜500μmの厚みに規制し現像領域へ搬送
し、現像することを特徴とする現像方法。 0.8<Dp/Dt<1.2 - 【請求項3】 少なくとも樹脂、磁性粉及び離型剤を含
有する磁性トナーの製造方法において、離型剤を主成分
とし、且つ該離型剤を含有する粒子の体積平均粒径(D
p)と、磁性トナーの体積平均粒径(Dt)との間に下記
関係を有する該粒子を作製し、その後、上記少なくとも
樹脂及び磁性粉及び離型剤を含有する磁性トナーと、該
粒子が1×10-3〜5×10-2個数%になるよう混合するこ
とを特徴とする磁性トナーの製造方法。 0.8<Dp/Dt<1.2
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30490994A JP3443709B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 磁性トナー及びその製造方法と現像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30490994A JP3443709B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 磁性トナー及びその製造方法と現像方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160656A JPH08160656A (ja) | 1996-06-21 |
JP3443709B2 true JP3443709B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=17938767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30490994A Expired - Fee Related JP3443709B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 磁性トナー及びその製造方法と現像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3443709B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP30490994A patent/JP3443709B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08160656A (ja) | 1996-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4054644B2 (ja) | 電子写真用非磁性一成分トナーおよび現像方法 | |
JP3253416B2 (ja) | 現像剤 | |
JP2858005B2 (ja) | 現像方法 | |
JP3443709B2 (ja) | 磁性トナー及びその製造方法と現像方法 | |
JP2795355B2 (ja) | 現像剤 | |
WO2016158802A1 (ja) | 静電荷像現像用トナー、現像剤、及び画像形成方法 | |
JPS59220765A (ja) | 磁気ブラシ現像法の改良 | |
JP3215980B2 (ja) | 静電像現像剤および現像方法 | |
JP3333978B2 (ja) | 一成分磁性現像剤及び現像方法 | |
JP2872504B2 (ja) | 静電荷像現像用一成分系現像剤及び画像形成方法 | |
JP2789256B2 (ja) | フルカラー画像形成方法 | |
JPH07295282A (ja) | 磁性トナー及び電子写真方法 | |
JP3930944B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3073171B2 (ja) | 非磁性一成分現像方法 | |
JP3258858B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3054880B2 (ja) | 負帯電性現像剤及び画像形成方法 | |
JP2717667B2 (ja) | 一成分現像方法 | |
JPH08194328A (ja) | 静電荷像現像用トナー組成物および画像形成方法 | |
JP2646276B2 (ja) | 負帯電性非磁性カラートナー及び画像形成方法 | |
JP2584281B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3250977B2 (ja) | 非磁性1成分現像剤とそれを用いた接触現像方法 | |
JP2989687B2 (ja) | 現像方法 | |
JP3079404B2 (ja) | 一成分磁性現像剤及び画像形成方法 | |
JPH0619189A (ja) | 画像形成方法 | |
JPH07306543A (ja) | 電子写真方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |