JP3443483B2 - 転がり軸受クラッチ - Google Patents

転がり軸受クラッチ

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JP3443483B2 JP16921695A JP16921695A JP3443483B2 JP 3443483 B2 JP3443483 B2 JP 3443483B2 JP 16921695 A JP16921695 A JP 16921695A JP 16921695 A JP16921695 A JP 16921695A JP 3443483 B2 JP3443483 B2 JP 3443483B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
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    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
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    • F16D41/086Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action the intermediate members being of circular cross-section and wedging by rolling

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内輪と外輪の軌道面を
互いに接近又は離間させることによりオンオフ動作を行
う転がり軸受クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】転がり軸受クラッチとしては、例えば図
に示すような構成のものが知られている。すなわち転
がり軸受クラッチは、図(a)に示すように内輪10
0と、外輪101と、内輪100外周と外輪101内周
の間に介装される多数のローラ104とを備えている。
ローラ104は、図(b)に示すように、内外輪10
0,101の中心軸xに対して所定のねじれ角βでもっ
て配置されている。内輪100外周の軌道面102は先
細となるような円錐台形状のテーパ面で、外輪101内
周の軌道面103も内輪100の軌道面102に対応し
て円錐台形状に形成されている。また、これらの軌道面
102,103はローラ104が線接触することが条件
となるので、ローラ104を中心軸xを中心にして回転
させた軌跡である単葉双曲面となる。内外輪100,1
01の軌道面102,103は中心軸xに対して所定の
ソケット角φでもって傾斜している。
【0003】ローラ104は所定のねじれ角βでもって
内外輪100,101の軌道面102,103と接触
し、内外輪100,101の回転に伴ってローラ104
が軌道面102,103間で螺旋状に転がることにな
る。図(b)に示すように、ローラ104を介して内
輪100を外輪101内にねじり込む方向に回転させる
と、ローラ104の転がりによって内輪100と外輪1
01を軸方向に接近させるクラッチ分力F1が働き、内
輪100と外輪101間のローラ104がロック状態と
なってトルク伝達が可能となる。
【0004】一方、逆方向に回転させると、図(c)
に示すように、ローラ104の転がりによって内外輪1
00,101を互いに引き離す方向の転がり分力F2が
発生し、ローラ104がフリー状態で転がり回転する。
このような特性を利用して、一方向にはトルクを伝達
し、他方向にはフリーに回転する一方向クラッチとして
利用されている。なおローラ104を内外輪100,1
01に初期接触させるために、内輪100と外輪101
間に軽い予圧を加える予圧バネ105が設けられてい
る。
【0005】上述の構成の転がり軸受クラッチをオン・
オフクラッチとして利用する場合には、図に示す構造
のものが知られている。図(a)はオン・オフクラッ
チの全体構造を示す図、図(b)はその動作説明図で
ある。図(a)に示すように、転がり軸受クラッチの
外輪101をシリンダ107内にピストンとして収納
し、ポート108よりエア圧等の流体圧を供給してロー
ラ104と内外輪100,101の軌道面102,10
3が互いに接触しなくなる方向に外輪101を移動させ
正逆両方向の回転を可能とし、エアの供給を断つことに
よって予圧バネ105によりローラ104を内,外輪1
00,101の軌道面102,103に接触させて一方
向にロックさせるようにしたものである。なお、シリン
ダ107と外輪101間にはボールスプライン109が
介装されている。また符号110は保持器である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のオン・オフクラッチの構成では、図(b)に
示すように、ねじ込んでロックすることによりクラッチ
オンとした後に、クラッチをオフする場合には、反転し
てねじ込み解除した後にエアで外輪を押してリリースし
なければならなかった。即ち、従来のオン・オフクラッ
チではトルク負荷中にねじり込まれた分だけねじり戻し
てトルクをゼロにしないと、ロック状態を切ってフリー
状態に戻せないという問題があった。
【0007】また、クラッチオン時には、一方向にのみ
トルクを伝達する一方向クラッチとしてのみ機能するた
め、用途が限られてしまうという問題があった。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、クラッチをオフする際にねじり戻し動作を行う必要
がなく、又トルク負荷中にクラッチをオフすることがで
きる転がり軸受クラッチを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、内輪と、外輪と、内輪外周と外輪内周
の軌道面間に介装される多数のローラとを備え、前記ロ
ーラは内外輪の中心軸に対して所定のねじれ角(β)で
もって傾斜配置され、内輪及び外輪の軌道面を前記ロー
ラを中心軸に対して回転させた際の回転軌跡である双曲
面形状とし、内外輪を一方向に相対回転させる場合には
ロックし、逆方向には自由に相対回転するように構成し
た転がり軸受クラッチにおいて、前記ローラの軸線方向
から見たローラと外輪及び内輪の軌道面との少なくとも
いずれか一方の接触部の転がり接触角を、当該接触部の
静止摩擦係数に対応する摩擦角よりも大きい値に設定し
て前記内外輪をロック方向に相対回転させた場合にロー
ラを内輪と外輪の軌道面との接触部ですべることを可能
とし、ローラと外輪の軌道面との接線と中心軸とのなす
角をソケット角(φ)とした場合に、ローラのねじれ角
(β)を21°〜24°、ソケット角(φ)を8°〜1
0°の範囲に設定し、前記内輪と外輪の軌道面を互いに
接近させるための押圧手段を設け、前記内外輪をロック
方向に相対回転させた状態で前記押圧手段で押圧するこ
とにより前記内外輪をロックしてクラッチをオンとし、
前記押圧手段の押圧を解除することにより前記ローラを
内輪と外輪の軌道面との接触部ですべらせてクラッチを
オフとするように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【0011】
【作用】本発明においては、内外輪をロック方向に相対
回転させた状態で押圧手段で押圧することにより内輪と
外輪の軌道面を互いに接近させ、内外輪をロックしてク
ラッチをオンとすることにより、入力軸と出力軸とを機
械的にカップリングすることができる。そして、トルク
負荷中に押圧手段の押圧を解除すると、ローラが内輪と
外輪の軌道面との接触部ですべり始めてクラッチがオフ
となり、入力軸と出力軸との機械的なカップリングを直
ちに解除することができる。
【0012】従来の転がり軸受クラッチでは、内外輪を
ロックする方向に回転させた場合には、ローラを内外輪
の軌道面に対して食い付かせて内外輪間がテーパねじ状
に締め込んでいくため、クラッチをオフする場合にはね
じり戻し動作が必要であったのに対して、本発明におい
ては、押圧力の解除と同時にローラをすべらせて内外輪
の軌道面間に転がって食い付いていかないようにしたも
のである。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る転がり軸受クラッチを図
示の実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の第
実施例に係る転がり軸受クラッチを示す断面図である。
【0015】転がり軸受クラッチ1は、内輪2と、外輪
3と、内輪2外周と外輪3内周の間に介装される多数の
円筒状のローラ4と、ローラ4を所定位置に保持する保
持器7とを備えている。内輪2は、出力軸8に直接結合
されている。外輪3はボールスプライン機構9を介して
外環10に連結されており、外輪3は外環10に対して
軸方向に相対移動自在で回転方向に一体回転するように
なっている。また外環10には入力軸20が固定されて
いる。
【0016】外環10には内環11が固定され、この外
環10と内環11とで囲まれた部分はシリンダ部を構成
しており、このシリンダ部内にピストン12が軸方向に
可動に配設されている。そして、シリンダ部内面とピス
トン12との間にはクラッチオンオフ用作動油室14が
画成されており、この作動油室14内に、固定フランジ
15及び内環11に形成された作動油供給路16a,1
6b,16c,16dを介して作動油が供給されるよう
になっている。作動油供給路16aはコントロール弁V
を介して油ポンプ(図示せず)に接続されている。また
外環10には作動油室14に連通する作動油排出用ノズ
ル25が設けられている。
【0017】前記ピストン12と外輪3との間には、複
数のスラストボール17が介装されている。なおボール
17は円板状の保持器18に保持されている。また、外
輪3と外環10の対向面間には予圧バネ19が介装され
ており、外輪3は予圧バネ19の付勢力により右方向に
常時押されている。また、固定フランジ15と出力軸8
との間にはラジアル軸受22が介装され、外環10と内
輪2との間にはラジアル軸受23が介装されている。な
お符号26はシール用のOリングである。
【0018】次に、内輪2、外輪3及びローラ4の関係
を詳細に説明する。図2は内輪2、外輪3及びローラ4
の関係を示す図であり、図2(a)は内輪2、外輪3及
びローラ4を示す概略断面図、図2(b)及び図2
(c)はローラと軌道面との関係を示す図である。ロー
ラ4は、図2(a)及び図2(b)に示すように、内外
輪2,3の中心軸xに対して所定のねじれ角βでもって
配置されている。内輪2外周の軌道面5は先細となるよ
うな円錐台形状のテーパ面で、外輪3内周の軌道面6も
内輪2の軌道面5に対応して円錐台形状に成形されてい
る。
【0019】ここで、内外輪2,3の軌道面5,6はロ
ーラ4が線接触してはじめて機能を満足するものであ
り、図3(a)及び(b)に示すように、ローラ4を中
心軸xの周りに公転させた場合のローラ4の外周及び内
周の軌跡であり双曲面形状となる。
【0020】内外輪2,3の軌道面5,6は、図3
(c)に示すように中心軸xに対して所定のソケット角
φでもって傾斜している。ソケット角φとは、図2
(b)に示すように、内輪2及び外輪3の中心軸線xを
通る平面で切断した双曲線となる軌道断面のローラ接点
P(x,y)における接線aと中心軸xとのなす角であ
る。
【0021】ローラ4は保持器7によって所定間隔に保
持されている。ローラ4のねじれ角βは保持器7によっ
て保持されるのではなく、内外輪2,3の軌道面5,6
の双曲面形状によって自動的に維持される。保持器7
は、内外輪2,3を分解した際にローラ4がバラバラに
ならないように保持するものである。
【0022】ここで、食い込み角(ψ)について図4を
参照して説明する。図4(a)はテーパねじを示す図で
ある。図示するように、テーパねじ33のねじ山34
は、仮想円筒面35に対して所定のリード角βでもって
螺旋状に巻き付けられると同時に、その外周は中心軸x
に対して所定のソケット角φでもって上方に向かって拡
径する円錐台36の外周上に位置する。したがって、ね
じ山34の外径は仮想円筒面35に対して上方に向かう
につれて所定の角度θで徐々に拡大するくさび形状とな
る。この角度θを転がりくさび角とする。
【0023】この転がりくさび角θは、テーパねじとし
た場合の雄ねじと雌ねじのねじりに伴うねじ径の増加ま
たは減少角を求めたものであるが、雄ねじと雌ねじにね
じ込むときは、この両者の転がりくさび角の和が実際の
くさび角となる。このくさび角を食い込み角ψと定義す
る。
【0024】転がり軸受クラッチ1の場合には、内輪2
と外輪3間に介在するローラ4がねじれ角βを有してい
るので、ローラ4を介して内輪2と外輪3を相対回転さ
せると、ローラ4の転がり方向によって、あたかもねじ
が存在するように内輪2が外輪3内にねじり込まれ、ロ
ーラ4が内輪2と外輪3の軌道面5,6間に食い込むこ
とになり、テーパねじ33と全く同様の関係となる。
【0025】図4(b)は、転がり軸受クラッチ1の内
外輪2,3をローラ4の転がり方向に螺旋状に切断した
図を示している。図示するように、内輪2側の軌道面5
はローラ4の転動方向に転がりくさび角θiでもって徐
々に大径となるように傾斜し、外輪3側の軌道面6は上
方に向かって転がりくさび角θoでもって徐々に小径と
なるように傾斜している。
【0026】図4(c)は、軌道面5,6間に介在する
ローラ4を軸方向から見た模式図である。内輪2と外輪
3の軌道面5,6間が狭まる方向に相対移動させるとロ
ーラ4が食い込むことになる。このローラ4の食い込み
状態は、内輪2側と外輪3側の転がりくさび角θiとθ
oの両方が作用するので、両方を合成して食い込み角ψ
として評価する。ここで、内輪2と外輪3の軌道面5,
6間にローラ4が転がり食い込んでロックされる前提
は、ローラ4と軌道面5,6の接触部がすべらないこと
が条件となっている。
【0027】本発明では、内輪2と外輪3の軌道面5,
6間にローラ4が転がり食い込まないように、ローラ4
と軌道面5,6の接触部がすべることを条件としてい
る。その条件として、ローラ4と軌道面5,6とのなす
接触部の転がりくさび角θi,θoの少なくともいずれ
か一方が、接触部の静止摩擦係数μsi,μsoに対応する
摩擦角λi,λoよりも大きく設定されている。ここ
で、摩擦角λとは、平らな斜面上に物体をのせて徐々に
傾けた場合にすべり始める角度のことで tanλi=μs
i, tanλo=μsoである。
【0028】ローラ4の接点は内輪2側と外輪3側の接
触部の少なくともいずれか一方がすべれば食い込まない
から、θi>λiあるいはθo>λoとする。もちろ
ん、θi>λiかつθo>λoとしてもよい。書き換え
れば、 tanθi>μsiと、 tanθo>μsoの2条件のう
ちの少なくともいずれか一方の条件である。
【0029】図2(c)は、θiとθoの合成角(θi
+θo)として定義されるψを、モデル的に表したもの
である。内外輪2,3は同一材料であり、ローラ4と両
軌道面5,6との接触部の静止摩擦係数は等しく、ま
た、内輪2と外輪3の軌道面5,6との転がり接触角θ
i,θoはほぼ等しいと考えられるので、食い込み角
(ψ)が、式 tan(ψ/2)>μsの関係を満足するよ
うに設定されている。このように設定しても実用上問題
はない。図中、Nは接触面からローラ4に作用する抗
力、Fは摩擦力、Pはその合力である。
【0030】しかし、このような転がり接触角θを測定
して成形することは困難であり、実際はローラのねじれ
角βとソケット角φとの関係で接触角θが設定される。
この接触角θ、ローラねじれ角β及びソケット角φは、
幾何学的に一定の関係を有している。
【0031】図4(a)に示したテーパねじモデルで説
明すると、次式のような関係となる。 tan θ=sin β・tan φ すなわち、図中、h=ltan β,Δ=htan φよりΔ=
ltan β・tan φ。また、l1=1/cos β、tan θ=
Δ/l1より、tan θ=cos β・tan β・tan φ=sin
β・tan φで証明される。したがって、ローラねじれ角
βと、ソケット角φが、sin β・tan φ>μsとなるよ
うに設定すればよい。μsについては、内輪2,外輪3
及びローラ4の材質、潤滑状態等の条件で種々の値とな
る。μsが0.05程度とした場合に、ローラねじれ角
βを21°〜24°、ソケット角φを8°〜10°の範
囲に設定することが好ましい。
【0032】ローラのねじれ角βが21°以下になると
ロックしやすくなり、25°以上になると転がりにくく
なる。また、ソケット角φが8°以下になるとロックし
やすくなり、10°を越えるとスリップしやすく安定性
が悪くなってくるためである。sin β・tan φを計算す
ると、β:24°,φ:8°の場合には約0.057、
β:21°,φ:10°の場合は約0.063、β:2
1°,φ:8°の場合には0.0503程度となり、最
大静止摩擦係数μsより大きくすべり条件を満足する。
この時の食い込み角ψは、(ψ/2)=3°付近であ
る。
【0033】これに対して、従来は、ローラねじれ角β
15〜18°とし、ソケット角φを4〜4.5°の範囲
で使用していた。この従来の場合のsin β・tan φを計
算すると、β:15°,φ:4°の場合には約0.01
8、β:18°,φ:4.5°の場合に約0.024、
β:18°,φ:4°の場合は約0.021となり、最
大静止摩擦係数よりも小さくロック条件となっている。
【0034】もちろん、ローラねじれ角βとソケット角
φは相対的なもので、βを従来の15°〜18°とし、
それに合わせてsin β・tan φが0.05以下の範囲と
なるようにソケット角φを選べばよいし、逆にソケット
角を従来の4〜4.5°の範囲に設定し、それに合わせ
てsin β・tan φが0.05以下の範囲となるように設
定すればよい。
【0035】また、上記数値以外のローラねじれ角βが
上記以外の15°以下の範囲、18〜21°間の範囲、
さらに24°以上の範囲についても適用可能である。ま
た、ソケット角φについても、上記以外の4°以下の範
囲、4.5〜8°の範囲、10°以上の範囲も適用可能
である。
【0036】さらに、最大静止摩擦係数μを0.05程
度としたが、この静止摩擦係数μを調整することも可能
であり、0.1,1.5等種々の値をとり得る。すなわ
ち、ローラねじれ角βもソケット角φも従来の角のまま
とし、最大静止摩擦係数を変えることによってすべり条
件とすることもできる。すなわち、従来のローラねじれ
角を15〜18°、ソケット角φを4〜4.5°の範囲
であっても、最大静止摩擦係数μsを0.02より小さ
くすればすべる条件になる。あくまでも静止摩擦係数μ
とローラ4の転がり摩擦角θあるいは食い込み角ψとの
相対関係であり、静止摩擦係数は0.05に限定されな
い。
【0037】上記ローラねじれ角βとソケット角φとの
間にも、図3(c)に示すように、幾何学的に一定の関
係がある。図3(c)より次式の関係が成立する。
【数1】 ここで、ローラ4の食い込み角ψは、内外輪2,3とロ
ーラ4の転がり接触角θi,θoの和であるから、次式
で示される。
【数2】
【0038】この関係について説明すると、図3(c)
に示すように、ローラ4の摩擦角θ及びねじれ角βによ
って軌道断面形状が決定する。ソケット角φは、決定さ
れた軌道断面のどの範囲を実際に軌道として使うかで決
まる。すなわち、ローラ接点PのX座標(上式中のx
0)と、予め定めたFの値で決まることになる。ローラ
接点はローラの軸方向中央位置である。
【0039】次に、前述のように構成された転がり軸受
クラッチの動作を説明する。入力軸20は原動機(図示
せず)に連結されている。入力軸20は転がり軸受クラ
ッチ1の内外輪のロック方向に相対回転する場合を説明
する。入力軸20が回転しても、転がり軸受クラッチ1
がオフの場合には、外環10と一体に外輪3はロック方
向に回転するが、ローラ4は軌道面間に螺旋状に食い込
んでいかないですべりながら転がるため、内輪2は回転
しない。この状態で図1のコントロール弁Vを開にする
と、外環10、内環11及びピストン12によって形成
されるクラッチオンオフ用作動油室14内に作動油が供
給される。作動油室14に作動油が供給されると、作動
油室14内への作動油の供給油量、回転数等に応じて遠
心圧力が発生し、図1においてピストン12を左側、内
環11を右側に押す作用をする。結果的に、図1におい
て、転がり軸受クラッチ1の外輪3を予圧バネ19の右
方向の力に抗して左側に押し、外輪3と内輪2の軌道面
が互いに接近して内外輪2,3がロックしクラッチがオ
ン(結合)した状態となる。即ち、入力軸20と出力軸
8とが機械的にカップリングされた状態となり、入力軸
20から出力軸8へトルクが伝達される。
【0040】転がり軸受クラッチ1を作動させるための
遠心圧力Pxは次式で表される。 Px=γω2 (r2 −rx 2)/2g ここで、γは作動油の比重量、ωは回転角速度である。
作動油供給量q0 のとき、作動油室14内に最内周半径
x 、最外周半径rの油膜が形成される。最外周半径r
は作動油室14の外周壁によって決定される。作動油供
給量q0 を増加すればrx は小となり、q0 を減少すれ
ばrx は大きくなる。以上より、必要な遠心圧力Pxは
作動油供給量q0 を制御することにより、時間的要素を
加味して制御可能であることがわかる。
【0041】コントロール弁Vが開の状態で作動油室1
4に作動油が供給されているときには、作動油による遠
心圧力は発生し続け、このとき外環10に設けられたノ
ズル25からは常時作動油が流出している。そして、ト
ルク負荷中にコントロール弁Vを閉じて作動油室14へ
の作動油の供給を停止すれば、遠心力により作動油室1
4内の作動油はノズル25より排出され、ピストン12
への押圧力が解除されるため、ローラ4が内輪2と外輪
3の軌道面5,6との接触部ですべり始めて外輪3のみ
が回転し内輪2は回転せず、転がり軸受クラッチ1は直
ちにオフ状態になる。即ち、入力軸20と出力軸8との
機械的なカップリングは直ちに解除される。
【0042】一方、入力軸20が転がり軸受クラッチ1
の内外輪のロック方向と反対のころがり方向に相対回転
させた場合には、ピストン12の押圧力がない状態のと
きには、ローラ4は抜け出す方向にすべりながら転が
り、クラッチはオフ状態となりトルクは伝達されず、外
輪3のみがフリー回転する。そして、この状態で遠心圧
力を作用させてピストン12の押圧力を外輪3に作用さ
せれば、外輪3と内輪2の軌道面が互いに接近しクラッ
チがオンした状態となる。即ち、本実施例の転がり軸受
クラッチによれば、双方向の回転トルクを伝達すること
ができる。
【0043】次に、図5及び図6を参照して本発明の他
の実施例について説明する。図5及び図6に示す実施例
においても、内輪と外輪の軌道面間にローラが転がり食
い込まないように、ローラと軌道面の接触部がすべるこ
とが条件となっており、第1実施例の場合と全く同様の
構造なので、ローラと内外輪との転がり接触角の関係に
ついては説明を省略する。また図5及び図6において、
図1に示す構成要素と同一の作用及び機能を有する構成
要素は、同一の符号を用いて説明を省略する。
【0044】図5には本発明の第2実施例が示されてい
る。本実施例の内輪2、外輪3、ローラ4、外環10、
内環11等は、図1に示す第1実施例と同様である。本
実施例においては、ピストン12を駆動するための押圧
力が遠心圧力によって生ずるのではなく、作動油自体の
流体圧(静圧)によって生ずる点が異なっている。即
ち、本実施例においては、内環11と固定フランジ15
との間にはメタルからなるすべり軸受27が介装されて
いる。そして、コントロール弁Vを開けると、作動油室
14内に所定の高圧の作動油が供給される。ピストン1
2は作動油の圧力によって左側に移動し、外輪3を左側
に押し、外輪3と内輪2の軌道面が互いに接近しクラッ
チがオンの状態となる。その他の構成及び作用は図1に
示した実施例と同様である。
【0045】図6には本発明の第3実施例が示されてい
る。本実施例の内輪2,外輪3、ローラ4、外環10等
は図1に示す実施例と同様である。本実施例において
は、外輪3を押圧するための手段がピストンとアクチュ
エータとから構成されている。即ち、外輪10には、ケ
ーシング40が接続されており、このケーシング40内
にピストン41とピストン41を駆動する油圧シリンダ
42とが収容されている。ピストン41の先端はスラス
トボール17に当接しており、油圧シリンダ42の後端
にはベアリング受け43が固定されている。ベアリング
受け43とケーシング40との間にはスラストベアリン
グ44が介装されている。
【0046】油圧シリンダ42は後部に固定部42aを
有しており、固定部42aとケーシング40との間には
ラジアル軸受45が介装されている。本実施例において
は、油圧シリンダ42が非作動のときには、クラッチは
オフ状態である。油圧シリンダ42が作動すると、ピス
トン41が左側に移動し、外輪3を左側に押し、外輪3
と内輪2の軌道面が互いに接近しクラッチがオンの状態
となる。その他の構成及び作用は図1に示した実施例と
同様である。
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
外輪を相対回転させた状態で押圧手段で押圧することに
より内輪と外輪の軌道面を互いに接近させ、内外輪をロ
ックしてクラッチをオン状態にすることができ、そして
トルク負荷中に押圧手段の押圧を解除すると内輪と外輪
の軌道面が互いに離間しクラッチをオフ状態にすること
ができる。したがって、従来の転がり軸受クラッチのよ
うにクラッチをオフする際にねじり戻し動作を行う必要
がなく、又トルク負荷中にクラッチをオフすることがで
きる。
【0056】また本発明においては、双方向の回転トル
クを伝達することができるため、多様な用途に使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転がり軸受クラッチの第1実施例
を示す断面図である。
【図2】図1に示す転がり軸受クラッチの説明図であ
る。
【図3】転がり軸受クラッチの軌道面の説明図である。
【図4】転がり軸受クラッチのローラのくさび角の説明
図である。
【図5】本発明に係る転がり軸受クラッチの第2実施例
を示す断面図である。
【図6】本発明に係る転がり軸受クラッチの第3実施例
を示す断面図である。
【図7】従来の転がり軸受クラッチを示す図である。
【図8】従来の転がり軸受クラッチを示す図である。
【符号の説明】
1,51 転がり軸受クラッチ 2,52 内輪 3,53 外輪 4,54 ローラ 5,6,55,56 軌道面 7,57 保持器 8,58 出力軸 9,59 ボールスプライン機構 10,60 外環 11,61 内環 12,62 ピストン 14,64 作動油室 15,65 固定フランジ 17,67 スラストボール 19,69 予圧バネ 20,70 入力軸 22,23,72,73 ラジアル軸受 25,75 ノズル 27 すべり軸受 40,80 ケーシング 41,81 ピストン 42,82 油圧シリンダ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−173976(JP,A) 特開 平5−10352(JP,A) 特開 昭60−34529(JP,A) 特開 昭63−243528(JP,A) 特開 昭63−41668(JP,A) 特開 平4−290619(JP,A) 特開 平6−74260(JP,A) 特開 平5−263831(JP,A) 実開 平1−158827(JP,U) 実開 平5−42754(JP,U) 実開 平2−146215(JP,U) 実開 平6−80025(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 25/02 F16D 41/06 - 41/10 F16D 43/20,43/26 F16D 7/06 - 7/10 F16D 13/24 - 13/28 F16D 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と、外輪と、内輪外周と外輪内周の
    軌道面間に介装される多数のローラとを備え、前記ロー
    ラは内外輪の中心軸に対して所定のねじれ角(β)でも
    って傾斜配置され、内輪及び外輪の軌道面を前記ローラ
    を中心軸に対して回転させた際の回転軌跡である双曲面
    形状とし、内外輪を一方向に相対回転させる場合にはロ
    ックし、逆方向には自由に相対回転するように構成した
    転がり軸受クラッチにおいて、 前記ローラの軸線方向から見たローラと外輪及び内輪の
    軌道面との少なくともいずれか一方の接触部の転がり接
    触角を、当該接触部の静止摩擦係数に対応する摩擦角よ
    りも大きい値に設定して前記内外輪をロック方向に相対
    回転させた場合にローラを内輪と外輪の軌道面との接触
    部ですべることを可能とし、ローラと外輪の軌道面との接線と中心軸とのなす角をソ
    ケット角(φ)とした場合に、ローラのねじれ角(β)
    を21°〜24°、ソケット角(φ)を8°〜10°の
    範囲に設定し、 前記内輪と外輪の軌道面を互いに接近させるための押圧
    手段を設け、前記内外輪をロック方向に相対回転させた
    状態で前記押圧手段で押圧することにより前記内外輪を
    ロックしてクラッチをオンとし、前記押圧手段の押圧を
    解除することにより前記ローラを内輪と外輪の軌道面と
    の接触部ですべらせてクラッチをオフとするように構成
    したことを特徴とする転がり軸受クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記内外輪をロック方向に相対回転させ
    た場合にローラを内輪と外輪の軌道面との接触部ですべ
    る条件として、 前記ローラの軸線方向から見たローラと外輪及び内輪の
    軌道面との食い込み角を(ψ)、接触部の静止摩擦係数
    を(μs)とした場合に、食い込み角(ψ)を、式 tan
    (ψ/2)>μsの関係となるように設定したことを特
    徴とする請求項1に記載の転がり軸受クラッチ。
  3. 【請求項3】 最大静止摩擦係数を、0.05程度に設
    定したことを特徴とする請求項2に記載の転がり軸受ク
    ラッチ。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、前記外輪に係合可能な
    ピストンと、該ピストンの受圧面に流体圧力を付与する
    手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の転が
    り軸受クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記流体圧力を付与する手段は、前記ピ
    ストンの受圧面と該ピストンを収容するシリンダ部との
    間に画成された作動油室と、該作動油室に作動油を供給
    する作動油供給部と、前記作動油室から作動油を逃すノ
    ズルとからなり、流体圧力は前記作動油室内の作動油に
    付与される遠心力により形成される遠心圧力であること
    を特徴とする請求項に記載の転がり軸受クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記流体圧力を付与する手段は、前記ピ
    ストンの受圧面と該ピストンを収容するシリンダ部との
    間に画成された作動油室と、該作動油室に作動油を供給
    する作動油供給部と、前記作動油室から作動油を逃すノ
    ズルとからなり、流体圧力は前記作動油室内に昇圧され
    た作動油を供給することにより形成されることを特徴と
    する請求項に記載の転がり軸受クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記押圧手段は、前記外輪に係合可能な
    ピストンと、該ピストンを駆動するアクチュエータとか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受ク
    ラッチ。
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