JP3443478B2 - 自動分析装置及び試薬残量管理方法 - Google Patents

自動分析装置及び試薬残量管理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料に試薬を加え化学
的に分析する自動分析装置及び試薬残量管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動分析装置は、試料に試薬を加えて化
学反応を生じさせ、試料の呈色状態を測定し試料中の成
分分析を行うものである。この場合、試薬容器内の試薬
は、ノズルで吸引した後、試料が入っている反応容器内
に分注される。そこで、分析に使用する試薬が足りない
場合は、分析作業中のタイミングを図って補給する必要
がある。この補給作業を適正に行わないと、多くの試料
の自動分析を迅速に行わせる妨げとなる。
【0003】したがって、試薬の残量を的確に把握して
おくことは、自動分析装置にとって不可欠な要素とな
る。このため、これまで試薬残量を把握するための装置
が種々提案されてきている。例えば実公平4−279号
公報には、分注装置に本来設けられている液面検知装置
から出力される液面検知信号を利用して試薬の残量を検
知し、さらに試薬の残量表示とともに試薬の残りの分析
回数表示をも可能にした構成が開示されている。
【0004】さらに上記従来例における試薬残量の計算
方法について、図4に基づいて詳細に説明すると、液面
検知器51aを有する吸引ノズル51は、その先端が試
薬容器52内の試薬53の液面に達するまで下降するよ
うに制御される(図4A)。図4Bは、このようにして
吸引ノズル51先端が液面に達した状態を示しており、
基準位置50からこの状態までの下降量X(l)と吸引
ノズル51を試薬容器52内の最下点54まで下降させ
た時(図4C)の下降量Lとの差(L−X)と、試薬容
器52の水平断面積Sによって試薬残量が計算できると
されている。 V(試薬残量)=Sl・・・(式1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
では吸引ノズル51の下降量から試薬残量を計算するた
めには、試薬残量Vと下降量lとの関係を表す関数 V
=f(l) を設定しておく必要がある。一方、試薬容
器52は、容量、形状等において種々であり全ての試薬
容器52に対する前記関数 V=f(l) を自動分析
装置に記憶させておくことは困難である。したがって、
標準的に使用する試薬容器に対する関数のみを記憶させ
て試薬残量を計算することになるが、これでは使用中の
試薬容器と異る試薬容器、新しい試薬容器を用いた場
合、正しい試薬残量の表示を行わせることができないと
いう不具合がある。
【0006】この不具合を解決する方法として、他の試
薬容器、新しい試薬容器を想定して多数の関数を装置に
記憶させておいて、使用する試薬容器に合わせて適切な
関数を選択し試薬残量を計算することが考えられる。し
かし、この方法では適切な関数を選択するという作業を
オペレータがその都度行わなければならないので、迅速
な分析作業の妨げとなるという不具合がある。
【0007】次に、図4Cに示すように、吸引ノズル5
1が最下点54に下降した位置より下にある試薬容器5
2内の試薬は、吸引することができない。そこで、無駄
になる試薬量をできるだけ少なくするため、図5に示す
ように試薬容器52の底面を両側部から中央に向かう傾
斜面52aに形成することが一般的に行われている。こ
のような試薬容器52の底面の水平断面積は、底面深部
から傾斜面52a上端までの垂直方向高さlの関数S
(l)となる。そして、図5Bに示す図5AにおけるX
−X断面図のように、試薬容器52の底面が長さ2l1
幅a、底面深部52bから傾斜面52a上端までの垂直
方向高さl1にわたって広がる場合、l1と試薬残量V'
は、次式で表される。ここで、bは吸引ノズル51が最
下点54まで下降したときのノズル先端から試薬容器5
2の底面深部52bまでの長さを指す。 V' = (al')2 (0≦l'≦l1) V' = 2l1・a(l'−l1) +al1 2 (l1<l') ・・・(式
2) なお、図6は上記式2を図式化したものであり、図7は
前記式1を図式化したものである。
【0008】前記のように、吸引ノズル51が最下点5
4まで下降したときのノズル先端から試薬容器52の底
面深部52bまでの長さをb(b<l1とする)とすると、
V'(b)は吸引することができない試薬量なので、吸引で
きる試薬残量VはV(l) =V'(l)−V'(b)で、これを最
下点54からの垂直方向高さl=l'−bで表すと、次式
となる。 V= a(l+b)2 −ab2 (0≦l ≦l1−b) V=2al1(l+b)−ab2 ( l1−b< l )・・・(式
3)
【0009】上記式3には、吸引ノズル51の最下点5
4から試薬容器52の底面深部52bまでの距離bが入
っているが、この値は自動分析装置の試薬容器によって
一定ではない。したがって、各自動分析装置、各試薬容
器に合わせてbを求める必要がある。しかし、これを求
めることは困難で実際は各自動分析装置、各試薬容器の
平均値をとって使用している。そのため、試薬残量Vの
計算値に誤差を生じてしまうおそれがある。自動分析装
置では、所望の試料数(サンプル数)のそれぞれの分析
が可能か否かを試薬残量計測装置によって計算された試
薬残量から判断するが、試薬の残量が少なくなったとき
に上記のような誤差があると、所望の試料数の分析が可
能か否かの判断を誤らせてしまう不具合がある。
【0010】本発明は、上記の不具合を解決すべく提案
されるもので、試薬容器の容量、形状等が変わっても、
オペレータを煩わすことなく試薬残量を把握でき、所望
の試料の分析を迅速にできる自動分析装置、及び分析作
業当初から試薬残量を管理できる自動分析装置における
試薬残量管理方法を提供することを目的としたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に係る自動分析装置の発明は、複数の試薬容器から
所望量の試薬を吸引・分注する試薬吸引分注器と、この
試薬吸引分注器に付設された上下動可能な吸引・分注用
ノズルと、このノズルが試薬容器内の試薬液面に達した
ことを検知する液面検知器と、試薬の残量を表示する残
量表示器と、前記試薬吸引分注器による試薬吸引量及
び、前記ノズルの試薬液面までの移動量を用いて試薬残
量計算式を演算する演算・制御回路と、この演算・制御
回路で演算した試薬残量計算式を記憶する記憶装置と、
を有することを特徴とするものである。また、請求項2
に係る発明は、請求項1記載の自動分析装置において、
分析中の試薬吸引量及び、前記ノズルの試薬液面までの
移動量から、前記記憶装置に記憶されている試薬残量計
算式を補正する補正手段を設けたことを特徴とするもの
である。さらに、請求項3に係る試薬残量管理方法の発
明は、試薬吸引分注器により上下動可能な吸引・分注用
ノズルを介して吸引・吐出される試薬容器内の試薬の残
量を管理する自動分析装置における試薬残量管理方法に
おいて、前記試薬容器内に試薬に代えて任意の液体を収
容して、該液体がなくなるまで前記試薬吸引分注器によ
り前記ノズルを介して吸引・吐出動作を繰り返し行い、
その際の前記試薬吸引分注器による液体の吸引量及び前
記ノズルの液面までの移動量を用いて試薬残量計算式を
演算し、その後、前記試薬容器内に所定の試薬を収容し
て、該試薬の残量を前記試薬残量計算式を用いて管理す
ることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によると、演算・制御回路にお
いて試薬吸引分注器による試薬吸引量及びノズルの試薬
液面までの移動量を用いて演算された試薬残量計算式が
記憶装置に記憶され、その記憶された試薬残量計算式に
よって以後の分注動作における試薬残量が残量表示器に
表示された管理される。請求項2の発明によると、すで
に使用中の試薬残量計算式が適切でない場合には、その
試薬残量計算式が分析中の試薬吸引量及びノズルの試薬
液面までの移動量から補正手段によって補正される。請
求項3の発明によると、使用する試薬容器における試薬
残量計算式が、実際の分析作業に先立つ試薬に代わる液
体の吸引、吐出動作によって演算され、その演算された
試薬残量計算式によって分析作業当初から試薬残量が管
理される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を説明していく。図1は、本発明の第1実施例を説明す
るための自動分析装置の一部概要図である。液面検知電
極1を付設したノズル(吸引・分注用ノズル)2は、試
薬容器3の上方に図示されていない駆動機構により移動
され、ノズル駆動用モータ4によって上下動できるよう
になっている。液面検知電極1は液面検知回路5に接続
され、この液面検知回路5は演算制御回路6に接続され
ている。また、ノズル2は分注器7に連結され、分注器
7は分注器駆動用モータ8によって駆動されるようにな
っている。演算・制御回路6には記憶装置9が併設され
るとともに、演算・制御回路6に残量表示器10が接続
されている。なお、11は試薬である。
【0014】このように構成されている装置の動作を説
明すると、ノズル駆動用モータ4によってノズル2とと
もに液面検知電極1が下降し、試薬容器3内の試薬11
に接し液面検知回路5から液面検知信号が演算・制御回
路6に出力されるまで下降し続ける。そして、分注器7
を作動させノズル2を介して所定量の試薬11を吸引す
る。その後、ノズル2は図示されていない駆動機構によ
り試料の入った反応容器位置まで移動し、吸引した試薬
11を反応容器内に吐出する。こうした一連の動作を繰
り返すことによって試薬11を消費していくことにな
る。
【0015】図2は、ノズル2の動作と下降量を示す説
明図である。先ず、最上点位置Xにあるノズル2がX1
け下降する(図2A)。この場合、前記の演算・制御回
路6(図1)は、ノズル2の下降量X1を例えば次のよう
な方法で測定する。演算・制御回路6のノズル制御部が
図示していないキーボード等の入力装置を介して分注指
令を受け発振部にスタート信号を出力する。発振部はこ
れに応答して所定の周期のクロックパルスを出力し、こ
れをモータ駆動制御部に送りノズル駆動用モータ4を駆
動し、ノズル2を一定速度で降下させる。
【0016】また、発振部からのクロックパルスは、ノ
ズル移動量計測用のカウンタにも供給する。このカウン
タはノズル制御部からの信号でリセットされ、ノズル降
下開始と同時にクロックパルスを加算計数するものであ
る。こうして、ノズル駆動用モータ4の駆動に伴いノズ
ル2が降下し、試薬液面に到達すると液面検知部から液
面検知信号が出力され、これにより発振部からのクロッ
クパルスの送出を停止する。したがって、カウンタはノ
ズル降下開始から液面検知信号が出力されるまでの時
間、つまりノズル2の移動距離X1に相当するパルス数を
カウントすることになる。そして、この値を記憶装置9
に記憶させる。
【0017】ノズル2が下降し、吸引可能状態となりδ
V1だけ試薬11を吸引することとなるが(図2A)、こ
の吸引量δV1も合わせて記憶装置9に記憶させる。試薬
11を吸引した後、次の吸引のためにノズル2を上昇さ
せ、図2Bに示すように再びXiだけ下降させδViだけ試
薬11を吸引する。こうしてノズル2が最下点位置Yに
まで達し、試薬11を吸引できなくなるまでノズル2の
上下動を繰り返し、個々のデータを記憶装置9に記憶さ
せていくと図3に示すような表が記憶装置9内にでき
る。
【0018】そこで、ノズル2が最下点位置Yにまで達
した時に、自動的に又はキーボード等の入力装置等を介
してノズル2の下降量と試薬残量の関係式を演算・制御
回路6によって求め、その結果を記憶装置9に記憶させ
ておき試薬残量の計算に使用する。この場合、予め記憶
装置9に数種の関係式を記憶させておいて、その中から
最適な関係式を選択しそれを試薬残量の計算に使用して
もよい。このように、記憶装置9に数種の関係式を記憶
させておいた方が記憶装置9の容量が少なくてすみ有利
であるが、正確な残量を算出するためには図3に示すよ
うな表をそのまま記憶させて求めた下降量と試薬残量の
関係式を使用した方がよい。
【0019】同じ自動分析装置を用いた次の分析作業を
行う場合は、前記のようにして記憶装置9に記憶させて
ある関係式を用いて試薬残量を算出し、残量表示器10
に表示させ、必要に応じて試薬の補給を行うようにす
る。
【0020】次に、本発明の第2実施例を説明する。前
記第1実施例では、試薬吸引量とノズル又は液面検知器
の移動量から試薬残量計算式を設定しているが、通常使
用される試薬容器について、予め数種の関係式を求め記
憶装置にそれを記憶させてある。ところが、予め求めて
ある関係式は、試薬容器が図5に示したように試薬残量
を少なくするため底面を両側部から中央に向かう傾斜面
形成していると、試薬容器の断面形状が変化する位置に
よって変わる。これは関係式の中に位置に関する値が含
まれるからである。同じ試薬容器でも自動分析装置毎に
試薬容器を設置する高さ位置、ノズルの位置関係により
関係式が異なるのであるが、簡易的に平均値を用いた関
係式を記憶させている。したがって、実際に吸引できる
試薬残量と記憶されている関係式に基づく計算値との間
に誤差を生じてしまう。
【0021】本実施例では記憶された試薬残量計算式を
用い、さらに試薬残量表示させながら自動分析を行うと
ともに、試薬の吸引量δvとノズルの下降量δxの変化
の比δv/δxを演算・制御回路で演算し、記憶してあ
る関係式から算出したδv’/δxと比較する。そし
て、比較した結果によって記憶してある関係式を演算・
制御回路に設けた補正手段で補正する(つまり、前記し
た式3におけるbの値を補正することになる)。この補
正によりそれ以降の試薬残量の計算は、自動分析装置毎
に異なるノズルと試薬容器との位置関係による誤差がな
くなり、試薬残量計算を適正に行うことが可能となる。
他の構成については第1実施例と同様である。
【0022】なお、本実施例では試薬容器の断面形状が
変化するタイミングを捉えて補正するようにしている
が、他のタイミングをも捉えて補正するようにすれば、
一層適正な関係式に基づいて、残量計算を行うことがで
きることはいうまでもない。また、関係式の補正にあた
って学習機能を持ったコンピュータで行わせるようにし
てもよい。
【0023】次に、本発明の第3実施例を説明する。前
記各実施例では、試薬残量計算式を求めるのは分析中の
データに基づいているので、試薬残量計算式を設定でき
るまで、つまり少くとも初回の試薬残量の計算ができな
い。または、大きな誤差のある残量計算をするおそれが
ある。そこで、本実施例では初回の分析から、試薬の適
正な残量計算が可能な試薬残量管理方法とした。
【0024】先ず、試薬残量計算式を求めたい試薬容器
に水等の試薬にみたてた液体を入れ自動分析装置にセッ
トする。次に、キーボード等の入力装置からの信号を受
けることにより、演算・制御回路によって試薬容器から
所定量の液体を吸引させる。さらに、液体を吸引したノ
ズルをノズル洗浄位置に移動させ液体を吐出させる。こ
の一連の動作を試薬容器の液体がなくなるまで繰り返さ
せる。
【0025】こうした作業を繰り返すことにより、図3
に示した表を作成するに必要なデータを短時間のうちに
測定でき、試薬残量計算式を求めることができる。した
がって、この試薬残量計算式によって試薬容器に本来の
試薬を入れ分析を開始すれば試薬残量計算式が予め設定
されていない試薬容器でも、初回から試薬残量の算出及
び表示をさせながら分析作業を行うことができる。な
お、本実施例に用いる装置は第1実施例のものと同様で
ある。
【0026】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、種々の変更が可能である。例えば、上述した実施例
では液面検知器として電極を利用するものを用いたが、
光反射、振動、静電容量等による他の液面検知器でも構
わない。また、使用する試薬の多様化に応じて高頻度に
用いられる試薬用の各試薬容器については、第1実施例
のように予め記憶した中から最適な式を選択するととも
に、特殊検査や緊急検査項目のような低頻度に用いられ
る試薬については、第3実施例のように試薬容器毎に式
を決定し記憶するような選択的制御を実施してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。請求項1の自動分析装置によれば、
分析中の試薬吸引分注器による試薬吸引量及びノズルの
試薬液面までの移動量を用いて試薬残量を管理する試薬
残量計算式を演算するようにしたので、装置で予定され
ている試薬容器以外の試薬容器を使う場合でもオペレー
タを煩わすことなく試薬残量を把握でき、所望の試料の
分析を迅速にできる。
【0028】請求項2の自動分析装置によれば、記憶装
置に記憶されている試薬残量計算式を、分析中の試薬吸
引量及びノズルの試薬液面までの移動量から補正する補
正手段を設けので、自動分析装置毎に異なるノズルと試
薬容器との位置関係による誤差がなくなり、試薬残量計
算を適正に行うことができる。
【0029】請求項3の試薬残量管理方法によれば、使
用する試薬容器における試薬残量計算式を、実際の分析
作業に先立って試薬に代わる液体の吸引、吐出動作を行
って演算するので、迅速に求めることができると共に、
実際の分析においては、分析作業当初から試薬残量を管
理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を説明するための自動分析装置の一
部概要図である。
【図2】同ノズルの動作と下降量を示す説明図である。
【図3】同個々のデータまとめた表である。
【図4】従来例に係る試薬残量の計算方法の説明図であ
る。
【図5】同特殊な試薬容器と試薬残量を示す説明図であ
る。
【図6】同試薬残量の変化を示した説明図である。
【図7】同試薬残量の変化を示した説明図である。
【符号の説明】
1 液面検知電極 2 ノズル 3 試薬容器 4 ノズル駆動用モータ 5 液面検知回路 6 演算・制御回路 7 分注器 8 分注器駆動用モータ 9 記憶装置 10 残量表示器 11 試薬

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の試薬容器から所望量の試薬を吸引
    ・分注する試薬吸引分注器と、 この試薬吸引分注器に付設された上下動可能な吸引・分
    注用ノズルと、 このノズルが試薬容器内の試薬液面に達したことを検知
    する液面検知器と、 試薬の残量を表示する残量表示器と、 前記試薬吸引分注器による試薬吸引量及び、前記ノズル
    の試薬液面までの移動量を用いて試薬残量計算式を演算
    する演算・制御回路と、 この演算・制御回路で演算した試薬残量計算式を記憶す
    る記憶装置と、 を有することを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】 分析中の試薬吸引量及び、前記ノズルの
    試薬液面までの移動量から、前記記憶装置に記憶されて
    いる試薬残量計算式を補正する補正手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 試薬吸引分注器により上下動可能な吸引
    ・分注用ノズルを介して吸引・吐出される試薬容器内の
    試薬の残量を管理する自動分析装置における試薬残量管
    理方法において、 前記試薬容器内に試薬に代えて任意の液体を収容して、
    該液体がなくなるまで前記試薬吸引分注器により前記ノ
    ズルを介して吸引・吐出動作を繰り返し行い、その際の
    前記試薬吸引分注器による液体の吸引量及び前記ノズル
    の液面までの移動量を用いて試薬残量計算式を演算し、 その後、前記試薬容器内に所定の試薬を収容して、該試
    薬の残量を前記試薬残量計算式を用いて管理することを
    特徴とする試薬残量管理方法。
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