JPH074576Y2 - 試薬の残量検知装置 - Google Patents

試薬の残量検知装置

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JPH074576Y2
JPH074576Y2 JP1992074747U JP7474792U JPH074576Y2 JP H074576 Y2 JPH074576 Y2 JP H074576Y2 JP 1992074747 U JP1992074747 U JP 1992074747U JP 7474792 U JP7474792 U JP 7474792U JP H074576 Y2 JPH074576 Y2 JP H074576Y2
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JP
Japan
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reagent
remaining amount
remaining
analysis
unit
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JP1992074747U
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JPH0540876U (ja
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文夫 溝口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動化学分析装置におい
て試薬の残量を検知する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動化学分析装置では、試薬を毎日取り
替える形式のものから、冷蔵庫を内蔵して数日間取り替
えずに分析を行なう形式のものが多くなってきている。
このような形式の装置では分析開始時およびその途中で
試薬の残量がどの位あるのかを検知し、もし試薬の残量
が足りない場合には一定の分析作業の区切りで新たな試
薬を補給する必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように試薬の残量
を検知する装置としては、例えば特開照55−2966
号公報に記載されたものがある。この装置では検知用の
フロートおよび2列縦隊の被検知群が必要であるため構
成が複雑になると共に少量の液体の残量検知には適さな
い欠点がある。
【0004】本考案の目的は上述した従来の欠点を除去
し、簡単な構成によって試薬の残量を正確に検知するこ
とができる試薬残量検知装置を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の自動化学分析装
置における試薬の残量検知装置は、分析項目に対応した
複数の試薬容器と、試薬容器から所定量の試薬を吸引す
る試薬分注ノズルと、試薬容器内の試薬液面に向って、
試薬分注ノズルを降下させるノズル制御部と、試薬分注
ノズルが試薬液面に到達したことを検知する液面検知部
と、試薬分注ノズルが基準位置から試薬液面に到達する
までの移動距離lを液面検知信号に基づいて求め、基準
位置から試薬容器内の試薬液面の最低基準レベルまでの
移動量Lから上記移動距離lを減算することによって、
試薬の残量の深さを求める比較部と、比較部で求めた試
薬の残量の深さを、試薬の残りの分析回数に換算する演
算部と、試薬の分析項目名又は試薬の番号又はインデッ
クスのいずれかの試薬情報に対応した試薬の残り分析回
数を表示する表示部とから構成される。
【0006】
【作用】試薬分注ノズルによる吸引位置に、分析項目に
対応した試薬容器を選択的に位置出しを行ない、該試薬
容器の試薬面に向って、試薬分注ノズルを降下させて試
薬液面検知信号を分注毎に得る。上記試薬分注ノズルが
基準位置から試薬液面に到達するまでの移動距離lを液
面検知信号に基づいて求め、基準位置から試薬容器内の
試薬液面の最低基準レベルまでの移動量Lから上記移動
距離lを減算することによって、試薬の残量の深さを求
め、求めた試薬の残量の深さを、試薬の残りの分析回数
に換算して、試薬の分析項目名又は試薬の番号又はイン
デックスのいずれかの試薬情報に対応した試薬の残り分
析回数を表示する。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。
【0008】第1図は本考案の試薬残量検知装置の基本
的構成を示すものである。容器1に収容した試薬2を分
注ノズル3より分注するものであるがノズル3は常に基
準位置4から試薬2に向かって一定速度で降下する。ま
たノズル3には液面検知用電極5が取付けてあり、液面
検知信号が得られるようになっている。本考案では基準
位置4からノズル3の先端が液面に達するまでの距離l
を測定する。第1図から明らかなようにこの距離lは液
面レベル、したがって試薬残量に対応し、残量が多い場
合にはlは短くなり、残量が少ない場合にはlは長くな
る。また試薬液面の最低基準レベル6を設定し、その時
のノズル3の移動量Lを最終残量として設定し、l=L
となったときに残量無しと判断するようにする。このよ
うに最低基準レベル6を設定するのは容器1の底面や容
器設置部にはばらつきがあり、多少の余裕を見ておかな
いと誤検知がなされる恐れがあるためである。
【0009】第2図は本考案の試薬の残量検知装置の電
気回路部分の一例の構成を示すブロック線図である。ノ
ズル制御部10は分注指令を受け発信部11にスタート
信号を出力する。発信部11はこれに応答して所定の周
期のクロックパルスを出力し、これをモータ駆動制御部
12へ送り、ノズル用モータ13を駆動し、ノズル3を
一定速度で降下させる。また発信部11からのクロック
パルスはノズル移動量計測用のカウンタ14にも供給す
る。このカウンタ14はノズル制御部10からの信号で
リセットされ、ノズル降下開始と同時にクロックパルス
を加算計数するものである。クロックパルスは減算計数
することもでき、この場合にはノズル降下開始時にカウ
ンタ14を適当にプリセットすれば良い。モータ13の
駆動に伴ないノズル3は降下し、試薬液面に到達すると
液面検知部15から液面検知信号が出力され、これによ
り発信部11からのクロックパルスの送出を停止する。
従ってカウンタ14はノズル降下開始から液面検知信号
が出力されるまでの時間、したがってノズルの移動距離
lに相当するパルス数をカウントすることになる。この
カウンタ14の計数値を残量比較部16には最終残量設
定部17から上述した移動量Lに相当する数値も供給す
る。したがってこれら数値の差を求めることにより残り
の液体の深さ(L−l)を表わす情報が得られる。これ
を演算部18に供給して試薬の残量に換算したり、残り
の分析回数に換算したりして表示部19で表示する。
【0010】このように本考案によれば毎回の分注時に
試薬の残量を測定することができるので分析装置の管理
に対して非常に有用なデータを得ることができる。
【0011】第3図は発信部11の一例の構成を示すも
のであり、本例では、モータ13としてステッピングモ
ータを使用したものである。発信部はクロックパルス発
生器11a,フリップフロップ11bおよびANDゲー
ト11cを具え、ノズル制御部10からのスタート信号
でフリップフロップ11bをセットし、ANDゲート1
1cからクロックパルスを出力させる。一方、液面検知
信号でフリップフロップ11bをリセットし、ANDゲ
ート11cを閉じてクロックパルスの出力を停止させる
ようになっている。
【0012】第4図は発信部11の他の例を示し、本例
ではモータ13はステッピングモータ以外の直流または
交流モータを使用するものとする。構成は第3図に示し
たものとほぼ同様であるが、本例ではモータ駆動制御部
12へはANDゲート11cへの入力信号を供給するよ
うにした点が前例とは相違している。
【0013】上述したように本考案では試薬の残量を検
知することができるが、1回の分析に使用する試薬の量
は既知であるので、演算部18において、残量は1回の
分析での使用量を除算することにより残りの分析回数と
して求めることができる。
【0014】第5図はこのように残りの分析回数を表示
する表示部19の表示パネルに一例を示すものである。
分析項目を第1の表示領域19aのGOT,GPT,T
P,ALB,CREのように表示し、それぞれの分析に
使用する第1の試薬の残量を分析回数として第2の表示
領域19bに表示し、第2の試薬の残量を同じく分析回
数として第3の表示領域19cにおけるマーク「−」は
この分析項目では第2の試薬を使用しないことを表わし
ている。また3種類以上の試薬を用いる場合には表示領
域を増設すればよい。
【0015】第6図は表示部19の表示パネルの変形例
を示すものであり、本例では第1表示領域19aに分析
項目を表示せず、試薬の番号,略称等のインデックスで
表示し、第2表示領域にそれぞれの残量を分析回数で表
示するようにしたものである。表示部19では上述した
ように表示パネル上表示する他にプリンタを設け、これ
により印字することもできる。さらに残量が少なくなっ
たものについてはランプ,ブザー等で警告するように構
成することもできる。
【0016】上述したように表示部19において複数の
試薬の残量を表示することができるが、この場合、1つ
の分注ノズルによる吸引位置に複数の試薬容器の各々を
選択的に位置出しするように構成されており、1つの残
量検知装置によって総ての試薬の残量を検知することが
できるので、構成は非常に簡単となる。
【0017】
【考案の効果】上述した本考案の試薬の残量検知装置に
よれば、分注装置に本来設けられている液面検知装置か
ら出力される液面検知信号を利用することができるの
で、別個に特別な検知機構を設ける必要がなく、構成は
簡単となる。また、分注時に試薬の残量を検知するもの
であるから、残量が一定以上有るか否かだけではなく、
残量そのものを残りの分析回数として正確に求めること
ができ、これを用いて事前の補給用試薬の用意,分析動
作の制御等の総合的管理を余裕を持って行うことができ
る。また、複数の試薬を1台の分注器で分注するように
すれば、1つの検知装置で複数の試薬の残量を求めるこ
とができ、構成はさらに簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による試薬残量検知装置の基本原理を説
明するための線図である。
【図2】同じくその電気回路部分の一例の構成を示すブ
ロック線図である。
【図3】同じくその発信部の構成例を示す回路図であ
る。
【図4】同じくその発信部の構成例を示す回路図であ
る。
【図5】同じくその表示部の表示パネルの構成例を示す
平面図である。
【図6】同じくその表示部の表示パネルの構成例を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 容器 3 分注ノズル 4 基準位置 5 液面検知電極 6 最低基準レベル 10 ノズル制御部 11 発信部 12 モータ駆動制御部 13 モータ 14 カウンタ 15 液面検知部 16 比較部 17 最終残量設定部 18 演算部 19 表示部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動化学分析装置における試薬の残量検
    知装置において、分析項目に対応した複数の試薬容器
    と、試薬容器から所定量の試薬を吸引する試薬分注ノズ
    ルと、試薬容器内の試薬液面に向って、試薬分注ノズル
    を降下させるノズル制御部と、試薬分注ノズルが試薬液
    面に到達したことを検知する液面検知部と、試薬分注ノ
    ズルが基準位置から試薬液面に到達するまでの移動距離
    lを液面検知信号に基づいて求め、基準位置から試薬容
    器内の試薬液面の最低基準レベルまでの移動量Lから上
    記移動距離lを減算することによって、試薬の残量の深
    さを求める比較部と、比較部で求めた試薬の残量の深さ
    を、試薬の残りの分析回数に換算する演算部と、試薬の
    分析項目名又は試薬の番号又はインデックスのいずれか
    の試薬情報に対応した試薬の残り分析回数を表示する表
    示部とを有することを特徴とする試薬の残量検知装置。
  2. 【請求項2】 表示部がプリンターであることを特徴と
    する請求項1に記載の試薬の残量検知装置。
  3. 【請求項3】 試薬の残量をランプ又はブザー等からな
    る警告手段により警告する構成にしたことを特徴とする
    請求項1に記載の試薬の残量検知装置。
JP1992074747U 1992-10-27 1992-10-27 試薬の残量検知装置 Expired - Lifetime JPH074576Y2 (ja)

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JPH0540876U JPH0540876U (ja) 1993-06-01
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