JP3442992B2 - 回転電機の固定子コイル - Google Patents

回転電機の固定子コイル

Info

Publication number
JP3442992B2
JP3442992B2 JP06109998A JP6109998A JP3442992B2 JP 3442992 B2 JP3442992 B2 JP 3442992B2 JP 06109998 A JP06109998 A JP 06109998A JP 6109998 A JP6109998 A JP 6109998A JP 3442992 B2 JP3442992 B2 JP 3442992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
heat
low resistance
resistance tape
electric machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06109998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11262210A (ja
Inventor
一成 柄沢
勝彦 吉田
Original Assignee
ティーエムエイエレクトリック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ティーエムエイエレクトリック株式会社 filed Critical ティーエムエイエレクトリック株式会社
Priority to JP06109998A priority Critical patent/JP3442992B2/ja
Publication of JPH11262210A publication Critical patent/JPH11262210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3442992B2 publication Critical patent/JP3442992B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧で使用され
る発電機又は電動機等の回転電機の固定子コイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11は一般的な回転電機の固定子コイ
ルの一部を拡大して示す断面図である。図示するよう
に、この回転電機の固定子コイルは、コイル導体1に絶
縁テープ2a及び含浸樹脂流出を防止するための熱収縮
性フィルム3を巻回した後に鉄心4に挿入されている。
【0003】ここで、高電圧が印加されているコイル絶
縁層2と、接地されている鉄心4との間に空隙が存在す
ると、コロナ放電が発生してコイル絶縁層2を損傷させ
てしまう。
【0004】これを防ぐため、図12に示すように、半
導電ワニス5をテープ基材6に含浸して成る低抵抗テー
プ7が、鉄心4内及び外部に若干延出したコイル直線部
に巻回されている。この低抵抗テープ7により、導体コ
イル1の表面と鉄心4との間の電位差を無くし、コロナ
放電の発生を抑制している。
【0005】但し、低抵抗テープ7の巻回端部では、電
界が集中して沿面コロナ放電が生じてしまうので、低抵
抗テープ7の巻回端部からコイルエンド部8表面に沿っ
た電界を緩和する観点から、シリコンカーバイド(SiC
)粒子を混入させた熱硬化性樹脂を補強布に含浸して
成るSiC テープ9を、低抵抗テープ7の巻回端部を覆う
ようにコイル直線部に巻回してコロナシールド層を形成
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな回転電機の固定子コイルでは、図13に示すよう
に、低抵抗テープ7内側に巻回した熱収縮性フィルム3
が含浸後の乾燥時に収縮することにより、コイル導体1
表面と鉄心4との間を同電位にするための低抵抗テープ
7とコイル絶縁層2との間に空隙10が生じてコロナ放
電を発生させる可能性がある。
【0007】同様の可能性は、互いに抵抗値の大きく異
なる低抵抗テープ7とSiC テープ9との接続部において
も存在する。低抵抗テープ7とSiC テープ9との電気的
接続が不良になると、コロナ放電を生じさせる可能性が
ある。
【0008】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、熱収縮性フィルムの熱収縮に起因したコイル絶縁層
との間の空隙の発生を阻止し、コロナ放電の発生を抑制
し得る回転電機の固定子コイルを提供することを目的と
する。
【0009】また、本発明の他の目的は、低抵抗テープ
とSiC テープとの接触性を向上でき、コロナ放電の発生
を抑制し得る回転電機の固定子コイルを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、直線部及び周回部を持つコイル導体に絶縁テープが
巻回され、前記周回部から前記直線部の端部に至る領域
に熱収縮性フィルムが巻回され、前記直線部のうちの前
記端部を除く領域に位置する前記絶縁テープ上には低抵
抗テープが巻回され、この低抵抗テープと前記熱収縮性
フィルムとの境界部上にはシリコンカーバイド(SiC)
粒子が混入された樹脂を補強布に含浸させたSiCテープ
が巻回されて成る積層体が前記直線部を外部に若干延出
させるように鉄心に収められた回転電機の固定子コイル
であって、前記低抵抗テープとしては、熱収縮性フィル
ムからなる基材と、この基材の片面又は両面に塗布され
た半導電ワニスとを備えており、前記低抵抗テープ上に
巻回され、半導電ワニスが含浸された熱収縮性ポリエス
テル繊維の不織布からなる外層側低抵抗テープを備えた
回転電機の固定子コイルである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】また、請求項に対応する発明は、請求項
に対応する回転電機の固定子コイルにおいて、前記外
層側低抵抗テープとしては、前記低抵抗テープ上にこの
低抵抗テープの端部を除いて巻回され、前記SiCテープ
としては、前記熱収縮性フィルムと前記低抵抗テープと
前記外層側低抵抗テープとの各境界部上に巻回された回
転電機の固定子コイルである。
【0016】
【0017】また、請求項に対応する発明は、請求項
1又は請求項に対応する回転電機の固定子コイルにお
いて、前記SiCテープの補強布としては、熱収縮性ポリ
エステル繊維の不織布である回転電機の固定子コイルで
ある。請求項4に対応する発明は、直線部及び周回部を
持つコイル導体に絶縁テープ及び熱収縮性フィルムが順
次巻回され、且つ前記直線部に位置する熱収縮性フィル
ム上に低抵抗テープが巻回され、この低抵抗テープの巻
回両端にはシリコンカーバイド(SiC)粒子が混入され
た樹脂を補強布に含浸させたSiCテープが巻回されて成
る積層体が前記直線部を外部に若干延出させるように鉄
心に収められた回転電機の固定子コイルであって、前記
低抵抗テープとしては、熱収縮性ポリエステル繊維の不
織布と、前記不織布に含浸された半導電ワニスとを備え
ており、前記SiCテープの補強布としては、熱収縮性ポ
リエステル繊維の不織布である回転電機の固定子コイル
である。 (作用) 従って、請求項1に対応する発明は以上のような手段を
講じたことにより、低抵抗テープにも熱収縮性を持たせ
ることにより、熱収縮性フィルムの熱収縮と共に低抵抗
テープも熱収縮するので、熱収縮性フィルムの熱収縮に
起因したコイル絶縁層との間の空隙の発生を阻止し、コ
ロナ放電の発生を抑制させることができる。
【0018】また、請求項に対応する発明は、低抵抗
テープが熱収縮性を持つと同時に基材がフィルムである
ことから含浸樹脂流出を防止する機能も果たすので、
同様の熱収縮作用に加え、コイル直線部の熱収縮性フ
ィルムを省略することができる。
【0019】さらに、請求項に対応する発明は、低抵
抗テープの両面に導電性ワニスが塗布された場合前述
した作用に加え、片面のみに半導電ワニスが塗布された
構造よりもテープの低抵抗維持性を向上でき、鉄心スロ
ットへの挿入時や運搬時に生じる傷に対する信頼性を向
上できる。
【0020】
【0021】また、請求項に対応する発明は、半導電
ワニスが含浸された熱収縮性ポリエステル繊維の不織布
からなる外層側低抵抗テープが低抵抗テープ上に巻回さ
れたので、前述した作用に加え、低抵抗テープの機械的
強度と熱収縮性とを共に向上させることができる。
【0022】次に、請求項に対応する発明は、請求項
に対応する2種類の低抵抗テープを重ねて巻回する際
に、低抵抗テープ巻回両端のSiCテープとの接続部にお
いて、(内層側の)低抵抗テープを外層側低抵抗テープ
よりも突出させた構成であるため、内層側の低抵抗テー
プ及び外層側低抵抗テープの両者ともSiCテープと良好
に接触するので、請求項に対応する作用に加え、電気
的接続の信頼性を向上でき、コロナ放電の発生を抑制さ
せることができる。
【0023】
【0024】次に、請求項3,4に対応する発明は、Si
Cテープの補強布が熱収縮性ポリエステル繊維の不織布
であるため、請求項1乃至請求項のいずれかに対応す
る作用に加え、低抵抗テープ同様にSiCテープにも熱収
縮性を持たせることにより、低抵抗テープとSiCテープ
との接触性を向上でき、コロナ放電の発生を抑制するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は第1の実施形態に係る回転電
機の固定子コイルの一部を拡大して示す断面図であり、
図11乃至図13と同一部分には同一符号を付してその
詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分を述べる。な
お、以下の各実施形態も同様にして重複した説明を省略
する。
【0026】すなわち、本実施形態は、熱収縮性フィル
ム3の熱収縮に起因した空隙10の発生の阻止を図り、
図1に示すように、外部を若干延出させるように鉄心4
に収められるコイル直線部に位置した熱収縮性フィルム
3上に熱収縮性低抵抗テープ11が巻回されている。
【0027】ここで、熱収縮性低抵抗テープ11は、図
2に示すように、熱収縮性ポリエステル繊維の不織布1
2と、この不織布12に含浸された半導電ワニス5とを
備えている。
【0028】従って、以上のような構成によれば、低抵
抗テープに熱収縮性を持たせた熱収縮性低抵抗テープ1
1により、図3に示すように、熱収縮性フィルム3の熱
収縮と共に熱収縮性低抵抗テープ11も熱収縮するの
で、熱収縮性フィルム3の熱収縮に起因したコイル絶縁
層2との間の空隙10の発生を阻止し、コロナ放電の発
生を抑制させることができる。また、これにより、コイ
ル絶縁の長寿命化を図ることができる。 (第2の実施の形態)図4は本発明の第2の実施形態に
係る回転電機の固定子コイルの一部を拡大して示す断面
図である。
【0029】本実施形態は、第1の実施形態の変形形態
を示しており、図4に示すように、コイルの周回部から
直線部の端部に至る領域に熱収縮性フィルム3が巻回さ
れ、直線部のうちの当該端部を除く領域に位置する絶縁
テープ2a上には熱収縮性低抵抗テープ13が巻回され
ている。
【0030】ここで、熱収縮性低抵抗テープ13は、図
5に示すように、熱収縮性フィルム3からなる基材3a
と、この基材3aの片面に塗布された半導電ワニス5と
を備えている。
【0031】本実施の形態によれば、熱収縮性低抵抗テ
ープ13が熱収縮性を持つと同時に基材3aがフィルム
であることから含浸樹脂流出を防止する機能も果たすの
で、第1の実施形態の効果に加え、コイル絶縁層2から
の含浸樹脂流出を防止するために別途巻回していた熱収
縮性フィルム3をコイル直線部の熱収縮性低抵抗テープ
13を巻回する範囲で省略することができる。
【0032】なお、変形例として、熱収縮性低抵抗テー
プ13は、図6に示すように、半導電ワニス5を基材3
aの片面だけでなく両面に塗布しても良い。これによ
り、片面のみに半導電ワニス5が塗布された構造よりも
熱収縮性低抵抗テープ13の低抵抗維持性を向上でき、
鉄心4のスロットへの挿入時や運搬時に生じる傷に対す
る信頼性を向上させることができる。 (第3の実施形態)図7は本発明の第3の実施形態に係
る回転電機の固定子コイルの一部を拡大して示す断面図
である。
【0033】本実施形態は、第2の実施形態の変形形態
であり、具体的には図7に示すように、外層側低抵抗テ
ープ14が熱収縮性低抵抗テープ13上に巻回されてい
る。ここで、外層側低抵抗テープ14は、図8に示すよ
うに、ガラスクロスである基材15と、基材15上に塗
布された半導電性ワニス5とを備えている。
【0034】以上のような構成によれば、機械的に弱い
熱収縮性フィルム3を基材3aとする熱収縮性低抵抗テ
ープ13の上に機械的に強いガラスクロスを基材15と
する外層側低抵抗テープ14を重ねて巻回するので、第
2の実施形態の効果に加え、固定子コイル製造時に熱収
縮性低抵抗テープ13に加わる機械的応力に対する強度
を増し、テープの信頼性を向上させることができる。
【0035】なお、変形例として、外層側低抵抗テープ
14に代えて、熱収縮性低抵抗テープ13を下層の熱収
縮性低抵抗テープ13の上に重ねて巻回した構成として
も良い。これにより、熱収縮性低抵抗テープ13の機械
的強度と熱収縮性とを共に向上させることができ、熱収
縮性低抵抗テープ13とコイル絶縁層2との間の空隙に
おけるコロナ放電の発生を抑制することができる。 (第4の実施形態)図9は本発明の第4の実施形態に係
る回転電機の固定子コイルの一部を拡大して示す断面図
である。
【0036】本実施形態は、第3の実施形態の変形形態
であり、具体的には第3の実施形態で重ねて巻回した2
枚の熱収縮性低抵抗テープ13,14(又は13,13
でもよい)とその巻回端部にさらに巻回するSiC テープ
9との接続構成を示している。
【0037】すなわち、本実施の形態は、熱収縮性低抵
抗テープ13,14を重ねて巻回した場合において、熱
収縮性低抵抗テープ13,14とその端部に巻回するSi
C テープ9との接触面積(図9の太線部)を増加させる
ために、内層側の熱収縮性低抵抗テープ13を熱収縮性
の外層側低抵抗テープ14より突出させている以上のよ
うな構成によれば、コイル導体1から電界緩和用のSiC
テープ9に湧き上がった充電電荷が熱収縮性低抵抗テー
プ13,14に沿ってSiC テープ9に流入する際、熱収
縮性低抵抗テープ13,14とSiC テープ9との接触性
が第3の実施形態に比べて向上し、熱収縮性低抵抗テー
プ13,14の巻回端部からSiC テープ9にかけての電
界変化がより均一になるので、熱収縮性低抵抗テープ1
3,14とSiC テープ9との接続部におけるコロナ放電
の発生を抑制することができる。
【0038】なお、本実施形態は、図10に示すよう
に、内層側の熱収縮性低抵抗テープ13と外層側の熱収
縮性低抵抗テープ14との間にSiC テープ9を挟み込ん
だ構成に変形してもよい。この変形構成の方が、図8に
示した構成に比べ、熱収縮性低抵抗テープ13,14と
SiC テープ9との接触性をより一層向上できるので、コ
ロナ放電の抑制効果の向上を期待することができる。
【0039】なお、第1〜第4の実施形態及びその変形
例において、SiC テープ9の基材である補強布を熱収縮
性低抵抗テープ11と同様にポリエステル不織布12と
しても良い。これにより、夫々対応する実施形態の効果
に加え、SiC テープ9にも熱収縮性を持たせることがで
き、もって、熱収縮性低抵抗テープ13,14とSiCテ
ープ9との接触性をより向上させてコロナ放電の発生を
抑制することができる。その他、本発明はその要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
イル絶縁層とその上に巻回する低抵抗テープとの間の空
隙が生じ難くなり、また、低抵抗テープとその巻回端部
にさらに巻回するSiC テープとの接触性が向上するの
で、コロナ放電の発生を抑制し、コイル絶縁の長寿命化
を図り得る回転電機の固定子コイルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る回転電機の固定子コイル
の一部を拡大して示す断面図
【図2】同実施形態における熱収縮性テープの構成を示
す断面図
【図3】同実施形態における作用を説明するための模式
【図4】本発明の第2の実施形態に係る回転電機の固定
子コイルの一部を拡大して示す断面図
【図5】同実施形態における熱収縮性低抵抗テープの構
成を示す断面図
【図6】同実施形態における熱収縮性低抵抗テープの変
形構成を示す断面図
【図7】本発明の第3の実施形態に係る回転電機の固定
子コイルの一部を拡大して示す断面図
【図8】同実施形態における外層側低抵抗テープの構成
を示す断面図
【図9】本発明の第4の実施形態に係る回転電機の固定
子コイルの一部を拡大して示す断面図
【図10】同実施形態における変形構成を示す断面図
【図11】従来の回転電機の固定子コイルの一部を拡大
して示す断面図
【図12】従来の低抵抗テープの構成を示す断面図
【図13】従来の課題を説明するための模式図
【符号の説明】
1…コイル導体 2a…絶縁テープ 3…熱収縮性フィルム 4…鉄心 5…半導電ワニス 3a,15…基材 8…コイルエンド部 9…SiC テープ 11,13…熱収縮性低抵抗テープ 12…不織布 14…外層側低抵抗テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−244745(JP,A) 特開 昭62−68030(JP,A) 特開 昭62−104449(JP,A) 特開 昭62−196051(JP,A) 実開 昭57−113645(JP,U) 実開 昭63−137550(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/34 H02K 3/30 H02K 3/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線部及び周回部を持つコイル導体に絶
    縁テープが巻回され、前記周回部から前記直線部の端部
    に至る領域に熱収縮性フィルムが巻回され、前記直線部
    のうちの前記端部を除く領域に位置する前記絶縁テープ
    上には低抵抗テープが巻回され、この低抵抗テープと前
    記熱収縮性フィルムとの境界部上にはシリコンカーバイ
    ド(SiC)粒子が混入された樹脂を補強布に含浸させたS
    iCテープが巻回されて成る積層体が前記直線部を外部に
    若干延出させるように鉄心に収められた回転電機の固定
    子コイルであって、 前記低抵抗テープは、熱収縮性フィルムからなる基材
    と、この基材の片面又は両面に塗布された半導電ワニス
    とを備えており、 前記低抵抗テープ上に巻回され、半導電ワニスが含浸さ
    れた熱収縮性ポリエステル繊維の不織布からなる外層側
    低抵抗テープ を備えたことを特徴とする回転電機の固定
    子コイル。
  2. 【請求項2】 請求項に記載の回転電機の固定子コイ
    ルにおいて、 前記外層側低抵抗テープは、前記低抵抗テープ上にこの
    低抵抗テープの端部を除いて巻回され、 前記SiCテープは、前記熱収縮性フィルムと前記低抵抗
    テープと前記外層側低抵抗テープとの各境界部上に巻回
    されたことを特徴とする回転電機の固定子コイル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項に記載の回転電機
    の固定子コイルにおいて、 前記SiCテープの補強布は、熱収縮性ポリエステル繊維
    の不織布であることを特徴とする回転電機の固定子コイ
    ル。
  4. 【請求項4】 直線部及び周回部を持つコイル導体に絶
    縁テープ及び熱収縮性フィルムが順次巻回され、且つ前
    記直線部に位置する熱収縮性フィルム上に低抵抗テープ
    が巻回され、この低抵抗テープの巻回両端にはシリコン
    カーバイド(SiC)粒子が混入された樹脂を補強布に含
    浸させたSiCテープが巻回されて成る積層体が前記直線
    部を外部に若干延出させるように鉄心に収められた回転
    電機の固定子コイルであって、 前記低抵抗テープは、熱収縮性ポリエステル繊維の不織
    布と、前記不織布に含浸された半導電ワニスとを備えて
    おり、 前記SiCテープの補強布は、熱収縮性ポリエステル繊維
    の不織布であることを特徴とする回転電機の固定子コイ
    ル。
JP06109998A 1998-03-12 1998-03-12 回転電機の固定子コイル Expired - Fee Related JP3442992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06109998A JP3442992B2 (ja) 1998-03-12 1998-03-12 回転電機の固定子コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06109998A JP3442992B2 (ja) 1998-03-12 1998-03-12 回転電機の固定子コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11262210A JPH11262210A (ja) 1999-09-24
JP3442992B2 true JP3442992B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=13161311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06109998A Expired - Fee Related JP3442992B2 (ja) 1998-03-12 1998-03-12 回転電機の固定子コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3442992B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028943A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電界緩和用半導電性ワニス及びテープ並びに回転電機の固定子
JP2012115113A (ja) * 2010-11-29 2012-06-14 Hitachi Ltd 回転電機
JP5355632B2 (ja) * 2011-07-08 2013-11-27 三菱電機株式会社 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11262210A (ja) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3745383B2 (ja) 回転電機の固定子コイル
JP4913551B2 (ja) 回転電機巻線及び回転電機並びにそれに用いる半導電性絶縁基材
US3679925A (en) Electrical apparatus with corona suppression means
JP2007174816A (ja) 回転電機の固定子、およびその製造方法
JP3442992B2 (ja) 回転電機の固定子コイル
JP2007282410A (ja) 回転電機の固定子コイル、回転電機の固定子コイルの製造方法、半導電性シート、半導電性テープ、および回転電機
JP5101248B2 (ja) 回転電機の固定子
JP4004028B2 (ja) 回転電機の固定子コイル
JP2003333786A (ja) 回転電機
JPS61177134A (ja) コロナシ−ルド層
JP2005080468A (ja) 回転電機の固定子コイル
JP4069560B2 (ja) 回転電機の巻線
JP2005110450A (ja) 低抵抗コロナ防止テープまたはシートおよび回転電機の固定子コイル
US20220209610A1 (en) Stator coil and stator comprising said stator coil, rotating electrical machine, and manufacturing method for stator coil
JP2004201417A (ja) 回転電機の固定子コイル
JP3615926B2 (ja) 回転電機の固定子コイルエンド構造
JP3711800B2 (ja) 回転電機
JP4675741B2 (ja) 回転電機の固定子コイル
JP2002223550A (ja) 回転電機の固定子絶縁コイルの製造方法
JP2005341706A (ja) 回転電機
JP5890698B2 (ja) ステータ及びセグメントコイル
JP2842975B2 (ja) 回転電機の固定子コイル
JP2001186705A (ja) 回転電機のスロットライナー
JPH08237916A (ja) 高圧回転機の固定子コイル製造方法
JP2004297916A (ja) 回転電機の固定子コイル

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees