JP3442596B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
技術に係り、特に、フローティングゲートを有する半導
体装置の製造方法に関する。
の要求に伴い、半導体素子自体の更なる微細化が図られ
ている。半導体装置の高集積化を図るには半導体素子自
体の微細化のみならず、素子領域を画定する素子分離領
域の微細化も重要である。従来より、素子分離方法とし
ては、シリコン窒化膜をマスクとしてシリコン基板を熱
酸化して局所的に酸化膜を形成する、いわゆるLOCO
S(LOCal Oxidation of Silicon)法が用いられてい
た。
膜のパターンのエッジから酸素がシリコン窒化膜の下に
も拡散していわゆるバーズビークが形成されるため、バ
ーズビークの長さ分だけ素子分離膜が素子領域に侵入す
ることになる。バーズビーク長は、素子分離膜が厚くな
るほどに長くなるため、素子の微細化を図る上では素子
分離膜を可能な限り薄くすることが好ましい。
Mなどのフローティングゲートを有する半導体装置で
は、メモリセルの書き込み/消去に高い電圧を必要とす
るが、書き込み/消去電圧の低減は難しく、昇圧を行う
周辺回路領域の素子分離膜の薄膜化は困難である。そこ
で、フラッシュEEPROM、EPROMなどの半導体
装置では、これら相反する要求を満足すべく、集積度が
特に要求されるメモリセル領域には薄い素子分離膜を形
成し、高耐圧が要求される周辺回路領域には厚い素子分
離膜を形成することが行われていた。
素子分離膜を形成する半導体装置の製造方法をフローテ
ィングゲートを有する半導体装置に適用した一例を説明
する。図10はフローティングゲートを有する半導体装
置のメモリセル周縁部におけるマスクレイアウトの一例
を示す平面図である。図中、SAEマスクの左上部が概
ねメモリセル領域に相当し、右下部が概ね周辺回路領域
に相当する。
介してシリコン窒化膜を堆積する。次いで、厚い素子分
離膜を形成する周辺回路領域のシリコン窒化膜を選択的
に除去する。薄い素子分離膜を形成するメモリセル領域
はシリコン窒化膜を除去しない。ここで、シリコン窒化
膜のパターニングに用いるマスクを、以後「S/D(ソ
ース/ドレイン)マスク」と呼ぶこととする。
リコン基板を熱酸化し、周辺回路領域に所定の膜厚の酸
化膜を形成する。この後、メモリセル領域のシリコン窒
化膜を選択的に除去する。シリコン窒化膜は、最終的に
素子領域となる領域にのみ残存することになる。ここ
で、シリコン窒化膜のパターニングに用いるマスクを、
以後「Core S/D(コア・ソース/ドレイン)マ
スク」と呼ぶこととする。
リコン基板を熱酸化する。この酸化の際、周辺回路領域
にはすでに所定の膜厚の酸化膜が形成されているので、
周辺回路領域では二段階の酸化によって素子分離膜が形
成されることになる。こうして、メモリセル領域には薄
い素子分離膜が形成され、周辺回路領域には厚い素子分
離膜が形成される。
膜を除去する。この後、メモリセルトランジスタのトン
ネル酸化膜となるシリコン酸化膜を素子領域に形成す
る。次いで、全面に、フローティングゲートとなるポリ
シリコン膜を堆積し、メモリセル領域のポリシリコン膜
を所定のパターンに加工する。このとき、周辺回路領域
は全てポリシリコン膜によって覆っておく。ここで、ポ
リシリコン膜のパターニングに用いるマスクを、以後
「Poly1マスク」と呼ぶこととする。
コントロールゲートとの間の絶縁膜となるONO膜(シ
リコン窒化膜をシリコン酸化膜によって挟んで積層した
積層膜)を形成する。この後、周辺回路領域のONO膜
とポリシリコン膜とを除去する。ここで、ONO膜及び
ポリシリコン膜のパターニングに用いるマスクを、以後
「ONOマスク」と呼ぶこととする。
絶縁膜となるシリコン酸化膜を形成する。続いて、全面
に、ポリシリコン膜とタングステンシリサイド膜との積
層膜を堆積してパターニングし、メモリセル領域にコン
トロールゲートを、周辺回路領域に周辺回路用トランジ
スタのゲート電極を形成する。ここで、コントロールゲ
ートのパターニングに用いるマスクを、以後「Poly
2マスク」と呼ぶこととする。
トを形成し、ONO膜とポリシリコン膜とをコントロー
ルゲートをマスクとしてパターニングする。こうして、
コントロールゲート下に絶縁膜を介して形成されたフロ
ーティングゲートを、コントロールゲートに整合して形
成する。ここで、フローティングゲートのパターニング
に用いるマスクを、以後「SAE(Self Align Etch)
マスク」と呼ぶこととする。
有する半導体装置が製造されていた。
来の半導体装置の製造方法では、素子分離膜等に生じる
段差部においてONO膜やポリシリコン膜が残渣として
残ることがあった。以下に、残渣の発生原因について説
明する。図11は、図10に示すレイアウトを用いた半
導体装置の製造方法における課題を説明する工程断面図
である。
離膜を形成するためのマスクであるS/Dマスクが、薄
い素子分離膜を形成するためのマスクであるCore
S/Dマスクよりもメモリセルの内部側に形成されてい
る。このようなレイアウトを用いた場合、Core S
/DマスクとS/Dマスクとによって囲われた領域(斜
線部)は、Core S/Dマスクを用いてシリコン窒
化膜をエッチングする際にシリコン窒化膜が残存してい
ないため、シリコン窒化膜のエッチングと同時に厚い素
子分離膜24となる酸化膜20がエッチングされ、その
境界で段差が生じることになる(図11(a)〜
(b))。
ると、ONOマスクを用いて異方性エッチングによりO
NO膜32とポリシリコン膜30とを除去する際に、O
NO膜32が完全には除去されずに段差部に残存するこ
とがある。ONO膜32が段差部に残存すると、下地の
ポリシリコン膜30のエッチングはこのONO膜32を
マスクとして進行するため、段差部に残渣50が残るこ
とがあった(図11(c)〜(d))。
ることも考えられるが、図10の領域52に示すように
様々な工程において発生する段差を有する領域ではオー
バーエッチングによって残渣を除去することが困難であ
った。また、ONO膜32を等方的なエッチングを用い
て除去することにより残渣の発生を低減しうるが、異な
るエッチング特性を有する積層膜からなるONO膜32
を均一にエッチングすることは困難であった。
グしたポリシリコン膜30の側壁にもONO膜32が堆
積される(図11(d))。したがって、ONOマスク
を用いてONO膜32とポリシリコン膜30とを除去し
た後も、この領域にはONO膜32が残渣50として残
存することになる(図11(e))。このONO膜32
を除去するには、ポリシリコン膜30の膜厚に相当する
ONO膜32のオーバーエッチングが必要であった。O
NO膜32が残渣50として残ると、フローティングゲ
ートをパターニングするセルフアラインエッチング工程
(SAEマスクを用いたエッチング工程)においてこの
残渣50が剥離し、パーティクルとなる虞があるからで
ある。
オーバーエッチングを行うと、表面に露出する素子分離
膜24までもが相当にエッチングされるため、素子分離
膜24を十分厚いまま維持することが困難であった。特
に、コントロールゲートが延在する領域54では高電圧
が印加されるため、素子分離膜24が薄くなることは望
ましくなかった。
をCore S/Dマスクの外側に配置することによ
り、素子分離膜24の段差発生を回避することができ
る。しかし、図12の領域56には活性領域が形成され
るが、その上にはフローティングゲートと同層のポリシ
リコン膜30が形成されないため、ONOマスクを用い
るエッチング工程とSAEマスクを用いるエッチング工
程においてシリコン基板が掘れることになる。したがっ
て、図12に示すレイアウトで半導体装置を製造する
と、表面平坦性を劣化し、また、接合リーク電流の増加
をもたらす虞があるため好ましくなかった。また、領域
56に形成される段差においてコントロールゲートとな
る導電膜の残渣を除去することが困難であった。
有する半導体装置の製造方法において、段差部に発生す
る残渣を容易に除去できる半導体装置の製造方法を提供
することにある。
ーンを有するマスク膜をマスクにして半導体基板を酸化
し、周辺回路領域の素子分離領域に酸化膜を形成し、第
2のパターンを有するマスク膜をマスクにして前記半導
体基板を酸化し、前記酸化膜を更に酸化してなる第1の
素子分離膜と、メモリセル領域に形成された第2の素子
分離膜とを形成する素子分離膜形成工程と、前記素子分
離膜が形成された前記半導体基板上に、フローティング
ゲートとなる第1の導電膜を堆積し、前記メモリセル領
域の周縁部に抜きパターンを有する第3のパターンをマ
スクにして前記第1の導電膜を加工する第1の導電膜パ
ターニング工程と、前記第1の導電膜が形成された前記
半導体基板上に絶縁膜を堆積し、前記第1の導電膜の縁
部が前記絶縁膜によって覆われるように、前記メモリセ
ル領域を覆い、前記第3のパターンの前記抜きパターン
上に周縁部が位置する第4のパターンをマスクにして前
記絶縁膜を加工する絶縁膜パターニング工程と、前記絶
縁膜が形成された前記半導体基板上に第2の導電膜を堆
積して第5のパターンをマスクにして前記第2の導電膜
を加工し、前記周辺回路領域に前記第2の導電膜よりな
るゲート電極を形成し、前記メモリセル領域にコントロ
ールゲートを形成するゲート電極形成工程とを有し、前
記第3のパターンの抜きパターンは、前記第2のパター
ンの抜きパターン内に位置することを特徴とする半導体
装置の製造方法によって達成される。このようにして半
導体装置を製造することにより、第1の導電膜の側壁は
絶縁膜によって覆われるので、後の酸化工程によって酸
化されることはなく、第1の導電膜が残渣として残るこ
とはない。
て、前記第2のパターンは、前記メモリセル領域の周縁
部に抜きパターンを有することが望ましい。このように
して半導体装置を製造すれば、素子分離膜に形成される
段差部近傍に他工程での段差が発生しないので、段差部
における残渣の発生を容易に抑えることができる。
るマスク膜をマスクにして半導体基板を酸化し、周辺回
路領域の素子分離領域に酸化膜を形成し、第2のパター
ンを有するマスク膜をマスクにして前記半導体基板を酸
化し、前記酸化膜を更に酸化してなる第1の素子分離膜
と、メモリセル領域に形成された第2の素子分離膜とを
形成する素子分離膜形成工程と、前記素子分離膜が形成
された前記半導体基板上に、フローティングゲートとな
る第1の導電膜を堆積し、前記第1のパターンの抜きパ
ターンと前記第2のパターンの抜きパターンとが重なる
第1の領域以外に縁部が存在する第3のパターンをマス
クにして前記第1の導電膜を加工する第1の導電膜パタ
ーニング工程と、前記第1の導電膜が形成された前記半
導体基板上に絶縁膜を堆積し、前記第1の領域以外に縁
部が存在する第4のパターンをマスクにして前記絶縁膜
を加工する絶縁膜パターニング工程と、前記絶縁膜が形
成された前記半導体基板上に第2の導電膜を堆積して第
5のパターンに加工し、前記周辺回路領域に前記第2の
導電膜よりなるゲート電極を形成し、前記メモリセル領
域にコントロールゲートを形成するゲート電極形成工程
とを有し、前記第3のパターンの抜きパターンは、前記
第4のパターンの残しパターン内に位置することを特徴
とする半導体装置の製造方法によっても達成される。こ
のようにして半導体装置を製造することにより、素子分
離膜に形成される段差部近傍に他工程での段差が発生し
ないので、段差部における残渣の発生を容易に抑えるこ
とができる。
て、前記第3のパターンの抜きパターンは、前記第4の
パターンの残しパターン内に位置することが望ましい。
このようにして半導体装置を製造すれば、第4のパター
ンを用いたエッチング工程において、第1の導電膜の側
壁に絶縁膜の残渣が残ることはない。これにより、後工
程でパーティクルが発生することを防止することができ
る。
て、前記第5のパターン下に延在する前記第4のパター
ンの端部は、前記第2のパターンの抜きパターン内に位
置することが望ましい。このようにして半導体装置を製
造すれば、周辺回路領域に形成される厚い素子分離膜上
にフローティングゲートとコントロールゲートが積層さ
れることはない。これにより、後工程で平坦化を容易に
行うことができる。
記絶縁膜パターニング工程において、前記周辺回路領域
に存在する前記絶縁膜及び前記第1の導電膜を除去する
半導体装置の製造方法に適用することができる。また、
上記の半導体装置の製造方法は、前記素子分離膜形成工
程に、前記第1のパターンに加工された前記マスク膜を
マスクにして前記半導体基板を酸化し、前記半導体基板
に前記第1の素子分離膜を形成する工程と、前記マスク
膜を除去する工程と、前記第2のパターンに加工された
別のマスク膜をマスクにして前記半導体基板を酸化し、
前記半導体基板に、前記第1の素子分離膜より薄い前記
第2の素子分離膜を形成する工程とを行う半導体装置の
製造方法に適用することができる。
置の製造方法を図1乃至図3を用いて説明する。図1は
本実施形態による半導体装置の製造方法におけるマスク
レイアウトを示す平面図、図2及び図3は図1の半導体
装置のA−A′線断面における半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。
アウトを用いた従来の半導体装置の製造方法では、領域
52において残渣を除去することは困難であった。領域
52においてこのように残渣が残りやすいのは、領域5
2が、様々な工程において発生する段差が存在する領域
であること、また、微細なパターンが形成される領域で
あることなどから、他の領域と比較してエッチングレー
トが遅くなるためと考えられる。
は、かかる観点からパターンレイアウトを工夫したもの
であり、素子分離膜の段差部近傍に他工程で段差が形成
されないようにPoly1マスク及びONOマスクをレ
イアウトし、且つ、SAEマスクを用いたエッチング工
程においてポリシリコン膜側壁に形成されたONO膜残
渣が剥離しないようにONOマスクの内側にPoly1
マスクの抜きパターンを配置していることに特徴がある
(図1)。以下、製造工程を追って詳細に説明する。
nmのパッド酸化膜12を熱酸化法によって形成する。
次いで、パッド酸化膜12上に、膜厚約170nmのシ
リコン窒化膜14をCVD法によって堆積する。続い
て、通常のリソグラフィー技術及びドライエッチング技
術を用い、厚い素子分離膜を形成する領域のシリコン窒
化膜14をパターニングする。薄い素子分離膜を形成す
る領域はシリコン窒化膜14を除去しない(図2
(a))。
グに用いるS/Dマスクは、少なくとも、メモリセル領
域18の素子領域となる領域にシリコン窒化膜14が残
存するパターンとする(図1)。この後、シリコン窒化
膜14をマスクとしてシリコン基板10を熱酸化し、膜
厚約290nmの酸化膜20を形成する。
ライエッチング技術を用い、メモリセル領域18のシリ
コン窒化膜14をパターニングする。シリコン窒化膜1
4は、最終的に素子領域となる領域にのみ残存する。な
お、領域22の酸化膜20はシリコン窒化膜14のエッ
チングの際に同時にエッチングされる。これにより、領
域22境界の酸化膜20には、約120nmの段差が生
じることになる((図2(b))。
グに用いるCore S/Dマスクは、後工程で形成す
るコントロールゲート36が延在する領域22を除き、
S/Dマスクの内側に抜きパターン(薄い素子分離膜が
形成される領域)が位置するように配置する(図1)。
コントロールゲート36が延在する領域22でS/Dマ
スクとCore S/Dマスクの抜きパターンを重ねる
のは、フローティングゲートとなるポリシリコン膜が残
存しない領域に素子領域が形成されると、後のエッチン
グ工程でシリコン基板が掘れるため、接合リーク電流が
増加するなどの虞があるからである(図12参照)。
は、リソグラフィー工程においてレジストを除去する領
域をいうものとし、「残しパターン」とは、レジストを
残存する領域をいうものとする。続いて、シリコン窒化
膜14をマスクとしてシリコン基板10を熱酸化する。
この酸化により、メモリセル領域18には膜厚約250
nmの素子分離膜26が形成され、周辺回路領域16で
は酸化膜20が更に酸化されて膜厚約400nmの素子
分離膜24が形成される。
膜14を除去する(図2(c))。次いで、パッド酸化
膜12を除去して再度熱酸化し、素子分離膜26によっ
て画定された素子領域に膜厚約10nmのトンネル酸化
膜28を形成する。続いて、膜厚約110nmのポリシ
リコン膜30を堆積する。ポリシリコン膜30はフロー
ティングゲートを形成するための導電膜である。
ッチング技術により、ポリシリコン膜30を所定のパタ
ーンに加工する(図2(d))。ここで、ポリシリコン
膜30のパターニングに用いるPoly1マスクは、ワ
ード線(コントロールゲート36)が延在する方向に連
なるメモリセルトランジスタのフローティングゲートを
互いに分断するようにレイアウトする。図1に示す半導
体装置では、ストライプ状に配置された素子分離膜26
上にポリシリコン膜30の抜きパターンが延在するよう
にレイアウトしている。また、後工程で領域22境界の
段差部に残渣が発生しないように、領域22上には抜き
パターンを設けている(図1)。なお、周辺回路領域1
6のポリシリコン膜30はパターニングせず、全体がポ
リシリコン膜30で覆われるようにしておく。
膜厚約10nmのシリコン窒化膜と、膜厚約3nmのト
ップ酸化膜とが順次積層されてなるONO膜32を堆積
する。ONO膜32は、フローティングゲートとコント
ロールゲートとを容量結合する絶縁膜である。続いて、
通常のリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を
用い、周辺回路領域16のONO膜32とポリシリコン
膜30とを除去する(図3(a))。
30のパターニングに用いるONOマスクには、メモリ
セル領域18のほぼ全域を覆うパターンを適用すること
ができる。また、Poly1マスクの抜きパターンは、
ONOマスクの内側に位置するように配置することが望
ましい。ONOマスクの外側にPoly1マスクの抜き
パターンが位置すると、ONOマスクを用いたONO膜
32のエッチングの際に、ポリシリコン膜30の側壁に
形成されたONO膜32の除去が困難だからである。
てポリシリコン膜30をパターニングする際に周辺回路
領域にポリシリコン膜30を残しておき、周辺回路領域
16のONO膜32を除去する際にポリシリコン膜30
を同時に除去している。これは、シリコン基板10にダ
メージを与えずにONO膜32を除去するためである。
用い、周辺回路用のトランジスタでは用いない場合には
周辺回路領域のONO膜32を除去する必要がある。こ
こで、周辺回路領域のONO膜32は、トンネル酸化膜
28の形成と同時に形成される薄いシリコン酸化膜上に
形成されているが、ONO膜32とシリコン酸化膜との
エッチング選択比を確保することが困難なため、ONO
膜32を除去する際にシリコン基板10にダメージを与
える虞がある。
残存しておけば、ONO膜32のエッチングの際にはポ
リシリコン膜30があるためシリコン基板10にダメー
ジを与えることはない。また、ポリシリコン膜30をエ
ッチングする際にはトンネル酸化膜28と同時に形成さ
れる薄い酸化膜上までエッチングする必要があるが、ポ
リシリコン膜30と酸化膜との選択比を極めて大きくと
れるため、シリコン基板10に与えるダメージを大幅に
低減することができる。
0エッチングする領域には、パターニングされたポリシ
リコン膜30の周縁部が存在しないため、ONO膜32
のエッチングによってポリシリコン膜30の側壁に残渣
が残ることもない。この後、周辺回路用トランジスタの
ゲート絶縁膜34となるシリコン酸化膜を形成する。例
えば、膜厚約15nmのシリコン酸化膜を熱酸化法によ
り形成し、ゲート絶縁膜34とする。
シリコン膜と、膜厚約150nmのタングステンシリサ
イド膜と、膜厚約90nmの酸窒化膜(SiON膜)と
を、例えばCVD法により順次堆積する。ポリシリコン
膜及びタングステンシリサイド膜はポリサイド構造のゲ
ート電極を形成するための導電膜であり、酸窒化膜は後
工程でフローティングゲートを加工するためのマスク膜
である。
ライエッチング技術を用いて酸窒化膜、タングステンシ
リサイド膜、ポリシリコン膜よりなる積層膜をパターニ
ングし、メモリセル領域18にコントロールゲート36
を、周辺回路領域16にゲート電極38を形成する。こ
こで、コントロールゲート36及びゲート電極38のパ
ターニングに用いるPoly2マスクは、デバイス構造
に応じて適宜レイアウトすることができ、本実施形態に
おいて何等の制約を受けることはない。
ジストを形成し、メモリセル領域16のONO膜32及
びポリシリコン膜30をコントロールゲート36をマス
クとしてエッチングする。コントロールゲート36上
は、酸窒化膜よりなるマスク膜40によって覆われてい
るので、ONO膜32及びポリシリコン膜30のエッチ
ングの際にコントロールゲート36がエッチングされる
ことはない。こうして、コントロールゲート36下にO
NO膜32を介して形成されたフローティングゲート4
2を、コントロールゲート36に整合して形成する(図
3(b))。
ーニングに用いるSAEマスクは、メモリセル領域18
に残存する不要のONO膜32、ポリシリコン膜30を
除去する必要があるので、少なくとも、ONOマスクで
覆われる領域より広いメモリセル領域を開口するように
レイアウトすることが望ましい。このようにしてフロー
ティングゲート半導体装置を製造することにより、段差
部に発生する残渣を容易に除去し、且つ、パーティクル
の発生を防止することができる。
離膜24に形成される段差部近傍に他工程で段差が形成
されないようにPoly1マスク及びONOマスクをレ
イアウトするので、段差部に形成されるONO膜32や
ポリシリコン膜30の残渣をオーバーエッチングによっ
て容易に除去することができる。また、ONOマスクの
内側にPoly1マスクの抜きパターンを配置するの
で、ONOマスクを用いたエッチングによってポリシリ
コン膜30の側壁部にONO膜32の残渣が発生するこ
とはない。これにより、SAEマスクを用いたエッチン
グ工程においてポリシリコン膜30の側壁に形成された
ONO膜32の残渣が剥離することを防止できる。 [第2実施形態]本発明の第2実施形態による半導体装
置の製造方法について図4及び図5を用いて説明する。
第1実施形態による半導体装置の製造方法と同一の構成
要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にす
る。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図、図5は本
実施形態の変形例による半導体装置の製造方法における
マスクレイアウトを示す平面図である。第1実施形態に
よる半導体装置の製造方法では、素子分離膜24に形成
される段差部近傍に他工程で段差が形成されないように
Poly1マスク及びONOマスクをレイアウトし、段
差部に形成されるONO膜32やポリシリコン膜30の
残渣をオーバーエッチングによって容易に除去できるよ
うにした。
と、領域44ではコントロールゲート36下にフローテ
ィングゲート42が形成され、更に、その下層には厚い
素子分離膜24が形成されることになる。このため、領
域44はシリコン基板10上で最も高い領域となり、後
の平坦化工程における律則領域となってしまう。
コントロールゲート36とフローティングゲート42と
が重なる領域を形成しない半導体装置の製造方法を提供
する。本実施形態による半導体装置の製造方法は、素子
分離膜24とコントロールゲート36との間にフローテ
ィングゲート42が形成されないように、コントロール
ゲート36が周辺回路領域に延在する領域では、S/D
マスクのパターンをONOマスクの外にまで伸ばしてい
ることに特徴がある(図4)。
とにより、素子分離膜28上にはフローティングゲート
42とコントロールゲート36が積層されてなる構造体
が形成されることはないので、後の平坦化工程を容易に
することができる。なお、図4に示すレイアウトを採用
すると、ONO膜32及びポリシリコン膜30をエッチ
ングする際、領域46の段差部にONO膜32、ポリシ
リコン膜30の残渣が残る可能性がある。しかし、本実
施形態による半導体装置の製造方法では、シリコン窒化
膜14をパターニングする際に形成された段差しか存在
せず、他工程で形成される段差、例えばPoly1マス
クによるポリシリコン膜30のエッチング工程やONO
マスクによるONO膜32及びポリシリコン膜30のエ
ッチング工程などによって形成される段差が近傍に存在
しないため、図10に示す従来の半導体装置の製造方法
と比較して容易に残渣を除去することができる。これに
より、オーバーエッチングを少なくして残渣を除去する
ことができるので、素子分離膜28の減耗を抑えること
が可能となる。
ロールゲート36が周辺回路領域16に延在する領域で
は、S/DマスクのパターンをONOマスクの外にまで
伸ばすので、素子領域28とコントロールゲート36と
の間にフローティングゲート42が形成されることはな
い。これにより、後工程で平坦化を容易に行うことがで
きる。
では、ONOマスクの外側までS/Dマスクのパターン
の端部を伸ばしたが、少なくともCore S/Dマス
クのパターンがONOマスクのパターンより外側に位置
すれば本実施形態と同様の効果を得ることができる。し
たがって、例えば図5に示すように、Core S/D
マスクのパターンとS/Dマスクのパターンとの間にO
NOマスクのパターンの端部が位置するようにしてもよ
い。 [第3実施形態]本発明の第3実施形態による半導体装
置の製造方法を図6乃至図9を用いて説明する。第1又
は第2実施形態による半導体装置の製造方法と同一の構
成要素には同一の符号を付して説明を省略又は簡略にす
る。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図、図7及び
図8は図6の半導体装置のA−A′線断面における半導
体装置の製造方法を示す工程断面図、図9は本実施形態
の変形例による半導体装置の製造方法におけるマスクレ
イアウトを示す平面図である。第1又は第2実施形態に
よる半導体装置では、ONOマスクを用いてONO膜3
2及びポリシリコン膜30をパターニングした後には、
側壁部にポリシリコン膜30が露出することになる(例
えば、図3(a)の領域44参照)。
出すると、後の酸化工程(例えば、周辺回路用トランジ
スタのゲート酸化工程)においてポリシリコン膜30と
ONO膜32との境界から酸化反応が進行し、厚いON
O膜32がONOマスクの周縁部に沿って形成されるこ
とになる。このように厚いONO膜32が形成される
と、SAEマスクを用いてONO膜32を除去する際に
ONO膜32が充分に除去しきれず、下層のポリシリコ
ン膜30が残渣として残る虞がある。
の周縁部に残渣を発生しない半導体装置の製造方法を示
す。本実施形態による半導体装置の製造方法は、ONO
マスクの周縁部にポリシリコン膜30が存在しないよう
に、ONOマスクのパターン周縁部に沿ってPoly1
マスクの抜きパターンを配置していることに特徴があ
る。
傍に他工程で段差が形成されないように、Poly1マ
スクのパターン周縁部よりも外にCore S/Dマス
クのパターン周縁部を設けていることにも特徴がある。
このように、本実施形態による半導体装置の製造方法で
は、Poly1マスク及びCore S/Dマスクの抜
きパターンが、メモリセル領域の周囲を囲うように配置
されることになる。以下、製造工程を追って詳細に説明
する。
置の製造方法と同様にして、周辺回路領域16に膜厚約
290nmの酸化膜20を形成する(図7(a))。次
いで、通常のリソグラフィー技術及びドライエッチング
技術を用い、メモリセル領域20のシリコン窒化膜14
をパターニングする(図7(b))。ここで、シリコン
窒化膜14のパターニングに用いるCore S/Dマ
スクは、メモリセル領域16の周縁部に抜きパターンが
形成されるように配置する。そして、抜きパターンの中
には、メモリセルの構造に応じた所定の残しパターンを
形成する。図6に示す半導体装置では、素子領域となる
残しパターンをストライプ状に形成している。
てシリコン基板10を熱酸化する。この酸化により、メ
モリセル領域18には膜厚約250nmの素子分離膜2
6が形成され、周辺回路領域16では酸化膜20が更に
酸化されて膜厚約400nmの素子分離膜24が形成さ
れる。この後、酸化マスクに用いたシリコン窒化膜14
を除去する。
熱酸化し、素子分離膜26によって画定された素子領域
に、膜厚約10nmのトンネル酸化膜28を形成する。
続いて、膜厚約110nmのポリシリコン膜30を堆積
する。ポリシリコン膜30はフローティングゲートを形
成するための導電膜である。この後、通常のリソグラフ
ィー技術及びエッチング技術により、ポリシリコン膜3
0を所定のパターンに加工する(図7(c))。
グに用いるPoly1マスクは、Core S/Dマス
クの内側の領域に、メモリセル領域の周縁を囲う抜きパ
ターンを配置する。そして、抜きパターンの中には、メ
モリセルの構造に応じた所定の残しパターンを形成す
る。図6に示す半導体装置では、ストライプ状に形成さ
れた素子領域を覆うようにストライプ状の残しパターン
を形成している。なお、周辺回路領域16のポリシリコ
ン膜30はパターニングせず、全体がポリシリコン膜3
0で覆われるようにしておく。
膜厚約10nmのシリコン窒化膜と、膜厚約3nmのト
ップ酸化膜とが順次積層されてなるONO膜32を堆積
する(図7(d))。続いて、通常のリソグラフィー技
術及びドライエッチング技術を用い、周辺回路領域16
のONO膜32とポリシリコン膜30とを除去する(図
8(a))。
30のパターニングに用いるONOマスクは、Poly
1マスクの抜きパターン内にパターンの周縁が位置する
ようなレイアウトとする。このようにONOマスクをレ
イアウトすることにより、ONOマスクの周縁部にはポ
リシリコン膜30の側壁が露出しないので、後の酸化工
程でONO膜32が厚膜化することはない。
0をエッチングする際、領域22の境界には素子分離膜
28に形成された段差部が存在するため、この段差部に
ONO膜32、ポリシリコン膜30の残渣が残る可能性
がある。しかし、本実施形態による半導体装置の製造方
法では、シリコン窒化膜18を除去する際に形成された
段差しか存在せず、図10に示す従来の半導体装置の製
造方法と比較して容易に残渣を除去することができる。
これにより、オーバーエッチングを少なくして残渣を除
去することができるので、素子分離膜28の減耗を抑え
ることが可能となる。
外側にはポリシリコン膜30の段差が存在するため、そ
の側壁に形成されたONO膜32が残渣として残る可能
性もあるが、この領域にも他の工程によって形成された
段差が存在しないので、オーバーエッチングを少なくし
て残渣を除去することができる。この後、周辺回路用ト
ランジスタのゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜(図示
せず)を形成する。次いで、全面に、膜厚約120nm
のポリシリコン膜と、膜厚約150nmのタングステン
シリサイド膜と、膜厚約90nmの酸窒化膜とを、例え
ばCVD法により順次堆積する。ポリシリコン膜及びタ
ングステンシリサイド膜はポリサイド構造のゲート電極
を形成するための導電膜であり、酸窒化膜は後工程でフ
ローティングゲートを加工するためのマスク膜である。
ライエッチング技術を用いて酸窒化膜、タングステンシ
リサイド膜、ポリシリコン膜よりなる積層膜をパターニ
ングし、メモリセル領域18にコントロールゲート36
を、周辺回路領域16にゲート電極(図示せず)を形成
する(図8(b))。この後、周辺回路領域16を覆う
フォトレジストを形成し、メモリセル領域16のONO
膜32及びポリシリコン膜30をコントロールゲート3
6をマスクとしてエッチングする。コントロールゲート
36上は、酸窒化膜よりなるマスク膜40によって覆わ
れているので、ONO膜32及びポリシリコン膜30の
エッチングの際にコントロールゲート36がエッチング
されることはない。こうして、コントロールゲート36
下にONO膜32を介して形成されたフローティングゲ
ート42を、コントロールゲート36に整合して形成す
る(図8(c))。
ーニングに用いるSAEマスクは、メモリセル領域18
に残存する不要のONO膜32、ポリシリコン膜30を
除去する必要があるので、少なくとも、ONOマスクで
覆われる領域より広いメモリセル領域を開口するように
レイアウトすることが望ましい。このようにしてフロー
ティングゲート半導体装置を製造することにより、段差
部に発生する残渣を容易に除去し、且つ、パーティクル
の発生を防止することができる。
マスクの周縁部にポリシリコン膜30が存在しないよう
に、ONOマスクのパターン周縁部に沿ってPoly1
マスクの抜きパターンを配置するので、ONOマスクの
パターン周縁部に残渣が残ることを防止することができ
る。また、素子分離膜24に形成される段差部近傍に他
工程で段差が形成されないようにPoly1マスク及び
ONOマスクをレイアウトするので、段差部に形成され
るONO膜32やポリシリコン膜30の残渣をオーバー
エッチングによって容易に除去することができる。
S/Dマスクの抜きパターンを配置し、そのパターン
内にPoly1マスクの抜きパターン及びCore S
/Dマスクの残しパターンを形成するので、素子分離膜
24に形成される段差近傍には他工程で段差が形成され
ることはない。これにより、残渣の発生を抑えることが
できる。
のCore S/Dの残しパターンを、Poly1マス
クの残しパターン内に配置しているが、S/Dマスクの
パターンより内側の領域にあっては、必ずしも図6に示
すレイアウトである必要はない。例えば、図9に示すよ
うに、Core S/Dの残しパターンとPoly1マ
スクの残しパターンとを重ねて配置することもできる。
また、Core S/Dマスクの残しパターンをストラ
イプ状にしたが、メッシュ状の残しパターンとしてもよ
い。これらのマスクパターンは、デバイス構造に応じて
適宜変形することができる。
導体装置の製造方法では、同一のシリコン窒化膜14を
用いて異なる膜厚の素子分離膜24、26を形成する場
合について示したが、素子分離膜24に段差が発生する
問題は、異なるシリコン窒化膜をマスクに用いて2回の
LOCOSプロセスを行う半導体装置の製造方法におい
ても同様に発生する。したがって、本発明は、このよう
な半導体装置の製造方法においても適用することができ
る。
素子分離膜を選択的にエッチングして薄い素子分離膜と
厚い素子分離膜とを形成する半導体装置の製造方法も知
られている。この場合にも、厚い素子分離膜には段差が
発生することがあり、本発明の半導体装置の製造方法を
適用することができる。
ターンを有するマスク膜をマスクにして半導体基板を酸
化し、周辺回路領域の素子分離領域に酸化膜を形成し、
第2のパターンを有するマスク膜をマスクにして半導体
基板を酸化し、酸化膜を更に酸化してなる第1の素子分
離膜と、メモリセル領域に形成された第2の素子分離膜
とを形成する素子分離膜形成工程と、素子分離膜が形成
された半導体基板上に、フローティングゲートとなる第
1の導電膜を堆積し、メモリセル領域の周縁部に抜きパ
ターンを有する第3のパターンをマスクにして第1の導
電膜を加工する第1の導電膜パターニング工程と、第1
の導電膜が形成された半導体基板上に絶縁膜を堆積し、
第1の導電膜の縁部が絶縁膜によって覆われるように、
メモリセル領域を覆い、第3のパターンの抜きパターン
上に周縁部が位置する第4のパターンをマスクにして絶
縁膜を加工する絶縁膜パターニング工程と、絶縁膜が形
成された半導体基板上に第2の導電膜を堆積して第5の
パターンをマスクにして第2の導電膜を加工し、周辺回
路領域に第2の導電膜よりなるゲート電極を形成し、メ
モリセル領域にコントロールゲートを形成するゲート電
極形成工程とを有し、第3のパターンの抜きパターンが
第2のパターンの抜きパターン内に位置する半導体装置
の製造方法によって半導体装置を製造することにより、
第1の導電膜の側壁は絶縁膜によって覆われるので、後
の酸化工程によって酸化されることはなく、第1の導電
膜が残渣として残ることはない。
て、メモリセル領域の周縁部に第2のパターンの抜きパ
ターンを設ければ、素子分離膜に形成される段差部近傍
に他工程での段差が発生しないので、段差部における残
渣の発生を容易に抑えることができる。
マスクにして半導体基板を酸化し、周辺回路領域の素子
分離領域に酸化膜を形成し、第2のパターンを有するマ
スク膜をマスクにして半導体基板を酸化し、酸化膜を更
に酸化してなる第1の素子分離膜と、メモリセル領域に
形成された第2の素子分離膜とを形成する素子分離膜形
成工程と、素子分離膜が形成された半導体基板上に、フ
ローティングゲートとなる第1の導電膜を堆積し、第1
のパターンの抜きパターンと第2のパターンの抜きパタ
ーンとが重なる第1の領域以外に縁部が存在する第3の
パターンをマスクにして第1の導電膜を加工する第1の
導電膜パターニング工程と、第1の導電膜が形成された
半導体基板上に絶縁膜を堆積し、第1の領域以外に縁部
が存在する第4のパターンをマスクにして絶縁膜を加工
する絶縁膜パターニング工程と、絶縁膜が形成された半
導体基板上に第2の導電膜を堆積して第5のパターンに
加工し、周辺回路領域に第2の導電膜よりなるゲート電
極を形成し、メモリセル領域にコントロールゲートを形
成するゲート電極形成工程とを有し、第3のパターンの
抜きパターンが第4のパターンの残しパターン内に位置
する半導体装置の製造方法によって半導体装置を製造す
ることにより、素子分離膜に形成される段差部近傍に他
工程での段差が発生しないので、段差部における残渣の
発生を容易に抑えることができる。
て、第3のパターンの抜きパターンを、第4のパターン
の残しパターン内に設けるので、第4のパターンを用い
たエッチング工程において、第1の導電膜の側壁に絶縁
膜の残渣が残ることはない。これにより、後工程でパー
ティクルが発生することを防止することができる。ま
た、上記の半導体装置の製造方法において、第5のパタ
ーン下に延在する第4のパターンの端部を、第2のパタ
ーンの抜きパターン内に設けるので、周辺回路領域に形
成される厚い素子分離膜上にフローティングゲートとコ
ントロールゲートが積層されることはない。これによ
り、後工程で平坦化を容易に行うことができる。
縁膜パターニング工程において、周辺回路領域に存在す
る絶縁膜及び第1の導電膜を除去する半導体装置の製造
方法に適用することができる。また、上記の半導体装置
の製造方法は、素子分離膜形成工程に、第1のパターン
に加工されたマスク膜をマスクにして半導体基板を酸化
し、半導体基板に第1の素子分離膜を形成する工程と、
マスク膜を除去する工程と、第2のパターンに加工され
た別のマスク膜をマスクにして半導体基板を酸化し、半
導体基板に、第1の素子分離膜より薄い第2の素子分離
膜を形成する工程とを行う半導体装置の製造方法に適用
することができる。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図である。
導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)であ
る。
導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)であ
る。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図である。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図である。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図である。
導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)であ
る。
導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)であ
る。
方法におけるマスクレイアウトを示す平面図である。
レイアウトを示す平面図である。
説明する工程断面図である。
スクレイアウトを示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 第1のパターンを有するマスク膜をマス
クにして半導体基板を酸化し、周辺回路領域の素子分離
領域に酸化膜を形成し、第2のパターンを有するマスク
膜をマスクにして前記半導体基板を酸化し、前記酸化膜
を更に酸化してなる第1の素子分離膜と、メモリセル領
域に形成された第2の素子分離膜とを形成する素子分離
膜形成工程と、 前記素子分離膜が形成された前記半導体基板上に、フロ
ーティングゲートとなる第1の導電膜を堆積し、前記メ
モリセル領域の周縁部に抜きパターンを有する第3のパ
ターンをマスクにして前記第1の導電膜を加工する第1
の導電膜パターニング工程と、 前記第1の導電膜が形成された前記半導体基板上に絶縁
膜を堆積し、前記第1の導電膜の縁部が前記絶縁膜によ
って覆われるように、前記メモリセル領域を覆い、前記
第3のパターンの前記抜きパターン上に周縁部が位置す
る第4のパターンをマスクにして前記絶縁膜を加工する
絶縁膜パターニング工程と、 前記絶縁膜が形成された前記半導体基板上に第2の導電
膜を堆積して第5のパターンをマスクにして前記第2の
導電膜を加工し、前記周辺回路領域に前記第2の導電膜
よりなるゲート電極を形成し、前記メモリセル領域にコ
ントロールゲートを形成するゲート電極形成工程とを有
し、 前記第3のパターンの抜きパターンは、前記第2のパタ
ーンの抜きパターン内に位置 することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記第2のパターンは、前記メモリセル領域の周縁部に
抜きパターンを有することを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項3】 第1のパターンを有するマスク膜をマス
クにして半導体基板を酸化し、周辺回路領域の素子分離
領域に酸化膜を形成し、第2のパターンを有するマスク
膜をマスクにして前記半導体基板を酸化し、前記酸化膜
を更に酸化してなる第1の素子分離膜と、メモリセル領
域に形成された第2の素子分離膜とを形成する素子分離
膜形成工程と、 前記素子分離膜が形成された前記半導体基板上に、フロ
ーティングゲートとなる第1の導電膜を堆積し、前記第
1のパターンの抜きパターンと前記第2のパターンの抜
きパターンとが重なる第1の領域以外に縁部が存在する
第3のパターンをマスクにして前記第1の導電膜を加工
する第1の導電膜パターニング工程と、 前記第1の導電膜が形成された前記半導体基板上に絶縁
膜を堆積し、前記第1の領域以外に縁部が存在する第4
のパターンをマスクにして前記絶縁膜を加工する絶縁膜
パターニング工程と、 前記絶縁膜が形成された前記半導体基板上に第2の導電
膜を堆積して第5のパターンに加工し、前記周辺回路領
域に前記第2の導電膜よりなるゲート電極を形成し、前
記メモリセル領域にコントロールゲートを形成するゲー
ト電極形成工程とを有し、 前記第3のパターンの抜きパターンは、前記第4のパタ
ーンの残しパターン内に位置 することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記第5のパターン下に延在する前記第4のパターンの
端部は、前記第2のパターンの抜きパターン内に位置す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法において、 前記絶縁膜パターニング工程では、前記周辺回路領域に
存在する前記絶縁膜及び前記第1の導電膜を除去するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法において、 前記素子分離膜形成工程は、 前記第1のパターンに加工された前記マスク膜をマスク
にして前記半導体基板を酸化し、前記半導体基板に前記
第1の素子分離膜を形成する工程と、 前記マスク膜を除去する工程と、 前記第2のパターンに加工された別のマスク膜をマスク
にして前記半導体基板を酸化し、前記半導体基板に、前
記第1の素子分離膜より薄い前記第2の素子分離膜を形
成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
造方法。
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KR20050002424A (ko) | 플래쉬 메모리 소자의 제조방법 |
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