JP5245356B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特にフローティングゲート型フラッシュメモリに適した半導体装置及びその製造方法に関する。
下記の特許文献1に、フローティングゲート型フラッシュメモリの製造方法が開示されている。フラッシュメモリの各セルを構成するFETは、第1のゲート絶縁膜、フローティングゲート、第2のゲート絶縁膜、及びコントロールゲートがこの順番に積層されたゲート構造を有する。
特許文献1に開示された方法では、1枚の基板上に高電圧用トランジスタと低電圧用トランジスタとを混在させるために、厚さの異なる2種類の素子分離絶縁膜をシリコン局所酸化(LOCOS)により形成する。その過程で、素子分離絶縁膜の表面に段差が発生する。この段差部分に、多結晶シリコン等の意図しない残渣が残る場合がある。この残渣により、パーティクルが発生したり、ゲート分離が不十分になったりする。特許文献1に記載された発明では、素子分離絶縁膜の段差の近傍に、その後の工程で段差が形成されないように、多結晶シリコン膜のパターニング用のマスクや、第1のゲート絶縁膜のパターニング用のマスクを配置する。これにより、段差部に発生した残渣をオーバエッチングにより容易に除去することができる。
特開平10−163456号公報
図11A〜図11Dを参照して、従来のフラッシュメモリの製造方法について説明する。
図11Aに示すように、シリコンからなる基板20の表層部に素子分離絶縁膜21が形成され、図の横方向に周期的に配列した活性領域が画定されている。活性領域の表面に、第1のゲート絶縁膜23が形成されている。第1のゲート絶縁膜23の上にフローティングゲート25aが形成されている。図11A〜図11Dでは、紙面に垂直な方向に電流が流れる。すなわち、紙面の手前と奥に、それぞれソース及びドレインが配置される。フローティングゲート25aの表面に第2のゲート絶縁膜33が形成されている。
フローティングゲート25aの上方を通過し、活性領域と交差するように、図の横方向に延在する多結晶シリコンからなる導電パターン35aが形成されている。相互に隣り合うフローティングゲート25aの間隔が狭いため、導電パターン35aの上面は、フローティングゲート25aが周期的に配列する領域においては、ほぼ平坦である。ところが、最も端に配置されているフローティングゲート25aの、外側の縁に対応する部分には、段差が発生してしまう。
図11Bに示すように、基板全面に、窒化シリコンからなる絶縁膜38を形成する。図11Cに示すように、絶縁膜38を異方性エッチングすることにより、導電パターン35aの側面に保護膜38aを残す。このとき、最も外側のフローティングゲート25aの外側の縁に対応する位置に発生した段差部にも、導電パターンの残渣38bが残る場合がある。
保護膜38aを形成した後、ソース、ドレイン、及び導電パターン35aへの不純物注入を行う。
図11Dに示すように、導電パターン35aの露出した表面に、金属シリサイド膜43を形成する。導電パターン35aと金属シリサイド膜43との積層構造により、ワード線WLが構成される。ワード線WLは、各FETのコントロールゲートを兼ねる。基板の全面に層間絶縁膜50を形成する。層間絶縁膜50を貫通し、ワード線WLの端部に接続される導電プラグ51を形成する。
導電パターン35aの表面のうち、残渣38bが残っている領域には、金属シリサイド膜43が形成されない。また、残渣38bは、導電パターン35aへの不純物注入を阻害してしまう。導電プラグ51は、残渣38bが残っている箇所よりも端部側において、ワード線WLに接続される。これらの要因により、導電プラグ51から、各FETのコントロールゲートまでのワード線WLの抵抗が増大してしまう。ワード線の抵抗増大は、セルへの書き込み時間の遅延につながる。
上記課題を解決するための半導体装置は、
半導体基板と、
前記半導体基板に形成され、第1の方向に並ぶ複数の活性領域を画定する素子分離絶縁膜と、
前記半導体基板の上方において、前記複数の活性領域の各活性領域上に各々配置されて前記第1の方向に配列された複数の第1の導電膜を含む第1の導電膜群と、
前記第1の方向に、前記第1の導電膜群に近接して、前記活性領域上には重ならないように前記素子分離絶縁膜上に設けられ、該第1の導電膜群に対向する側とは反対側に向かって、上面が階段状または連続的に低くなっている部位を有する段差緩和パターンと、
前記複数の第1の導電膜及び前記段差緩和パターンを覆う第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜を介して前記複数の第1の導電膜及び前記段差緩和パターンの上に形成され、前記第1の方向に延在する第2の導電膜と
を有する。
上記半導体装置の製造方法は、
(a)第1の方向に並ぶ複数の活性領域を画定する素子分離絶縁膜の形成された半導体基板の上方に、前記複数の活性領域の各活性領域上に各々配置されて前記第1の方向に配列された複数の第1の導電パターン、及び最も外側に配置された少なくとも一方の前記第1の導電パターンよりもさらに外側に、前記活性領域上には重ならないように前記素子分離絶縁膜上に配置され、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在する段差緩和パターンを形成する工程と、
(b)前記段差緩和パターンの、前記第1の導電パターンから遠い方の一部の領域を薄くする工程と、
(c)前記工程(b)の後、前記半導体基板上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンを覆う第2の導電膜を形成する工程と
を含み、
前記工程(b)は、
(b1)前記段差緩和パターンの上面のうち、前記第1の導電パターンに近い方の一部の領域を第1のマスクパターンで覆う工程と、
(b2)前記第1のマスクパターンをマスクとして、前記段差緩和パターンを厚さ方向の途中までエッチングする工程と、
(b3)前記第1のマスクパターンを除去する工程と
を含む。
上記半導体装置の他の製造方法は、
(a)第1の方向に並ぶ複数の活性領域を画定する素子分離絶縁膜の形成された半導体基板の上方に、前記複数の活性領域の各活性領域上に各々配置されて前記第1の方向に配列された複数の第1の導電パターン、及び最も外側に配置された少なくとも一方の前記第1の導電パターンよりもさらに外側に、前記活性領域上には重ならないように前記素子分離絶縁膜上に配置され、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在する段差緩和パターンを形成する工程と、
(c)前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンを覆うように、前記半導体基板の上に、第2の導電膜を形成する工程と、
(d)前記第2の導電膜上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンと交差して前記第1の方向に延在し、前記第2の方向に配列された第2のマスクパターンを形成する工程と、
(e)前記第2のマスクパターンをマスクとして、前記第2の導電膜、前記第1の導電パターン、及び前記段差緩和パターンを一括エッチングすることにより、該第2の導電膜からなる第2の導電パターンを残すとともに、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンの一部分を、該第2の導電パターンと交差する領域にのみ残す工程と、
(f)前記第2のマスクパターンを除去する工程と
を有し、
前記工程(a)の前に、さらに、
(p)前記半導体基板の表面上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンとなる第1の導電膜を形成する工程と、
(q)前記段差緩和パターンとなる部分の、前記第1の導電パターンから遠い方の一部の領域を薄くする工程と
を含み、前記工程(a)において、前記第1の導電膜をパターニングすることにより前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンを形成する。
段差緩和パターンを配置することにより、その上に配置される第2の導電膜の上面に発生する段差を緩やかに、または低くすることができる。このため、第2の導電膜の側面上にサイドウォール保護膜を形成する際に、上面の段差部分に残渣が残りにくくなる。残渣が残ると、第2の導電膜の上面のシリサイド化の妨げになるが、残渣が残りにくいため、第2の導電膜の上面全域に、再現性よく金属シリサイドを形成することができる。
図1に、第1の実施例によるフラッシュメモリの等価回路図を示す。複数のワード線WLが図の横方向に延在し、複数のビット線BLが図の縦方向に延在する。ワード線WLとビット線BLとの交差箇所にフローティングゲート型FET27が配置されている。FET27は、ドレインD、ソースS、フローティングゲートFG、及びコントロールゲートCGを含む。ドレインDは、対応するビット線BLに接続され、コントロールゲートCGは、対応するワード線WLに接続されている。各FET27のソースは、ソース線SLに接続されている。
情報書き込み時には、例えばソース線SLを0V、書き込み対象セルのビット線BLを5V、書き込み対象セルのワード線WLを10Vとする。これにより、チャネルホットエレクトロンがフローティングゲートFGに注入され、書き込みが行われる。情報読み出し時には、例えばソース線SLを0V、読み出し対象セルのワード線WLを5Vとし、読み出し対象セルのビット線BLに現れる電気信号をセンスアンプで検出する。一括消去時には、例えばソース線SLを5V、ワード線WLを−10V、ビット線BLをフローティング状態にする。これにより、フローティングゲートFGに蓄積されていた電子が、ファウラノルドハイム(FN:Fowler-Nordheim)トンネル現象によりソースに引き抜かれる。
図2に、第1の実施例によるフラッシュメモリの部分平面図を示す。基板表面をXY面とし、法線方向をZ軸とするXYZ直交座標系を定義する。Y軸方向に延在する複数の活性領域22が、X軸方向に周期的に配列している。X軸方向に延在する複数のワード線WLが、Y軸方向に周期的に配列している。ワード線WLと活性領域22との交差箇所に、フローティングゲート型FET27が配置される。
FET27は、フローティングゲートFG、コントロールゲートCG、ソースS、及びドレインDを含む。X軸方向に隣り合うFET27のコントロールゲートCGは相互に連続し、ワード線WLを構成する。フローティングゲートFGは、ワード線WLの下方に配置されており、隣のFET27のフローティングゲートFGから離隔されている。
活性領域22のうち、ワード線WLの一方の側の領域がソースSとされ、他方の側の領域がドレインDとされている。ドレインDは、ビアホールHBLを介して、上層のビット線BL(図1)に接続され、ソースSは、ビアホールHSLを介して上層のソース線SL(図1)に接続されている。ビット線BLは、図1に示したように、ワード線WLと直交する方向、すなわちY軸方向に延在する。ソース線SLは、ワード線WLと平行な方向、すなわちX軸方向に延在する。
最も外側に配置された活性領域22(図2において最も右側に配置された活性領域)よりもさらに外側の、ワード線WLの下方に、段差緩和パターン25bが配置されている。段差緩和パターン25bの平面形状は、例えば各FET27のフローティングゲートFGの平面形状と同一である。また、段差緩和パターン25bと、それに最近接のFET27のフローティングゲートFGとの間隔は、X軸方向に隣り合う2つのFET27のフローティングゲートFGの間隔と等しい。
次に、図3Ay〜図3Qxを参照して、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法について説明する。図3Ayは、図2の一点鎖線3A−3Aにおける断面に相当する。
図3Ayに示すように、シリコンからなる半導体基板20の表層部に、シャロートレンチアイソレーション(STI)構造の素子分離絶縁膜21を形成し、Y軸方向に延在する複数の活性領域22を画定する。活性領域22にn型ウェル24Nを形成し、さらにn型ウェル24Nよりも浅いp型ウェル24Pを形成する。ウェル形成後、活性領域22の表面に、酸化シリコンからなる第1のゲート絶縁膜23を形成する。第1のゲート絶縁膜23は、例えば、酸化性ガスとしてNOを用い、温度1000℃で基板表面を熱酸化することにより形成される。第1のゲート絶縁膜23の厚さは、FNトンネル現象によりフローティングゲートFGから電子を引き出すことができる程度であり、例えば10nmである。
図3Byに示すように、基板上に、ドープドアモルファスシリコンからなる第1の導電膜25を形成する。第1の導電膜25は、例えば、原料ガスとしてSiHとPHとを用い、基板温度を530℃とした化学気相成長(CVD)により形成される。第1の導電膜25の厚さは、例えば110nmである。
図3Cy及び図3Czに示すように、第1の導電膜25をパターニングして、第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bを形成する。図3Czは平面図であり、図3Czの一点鎖線3Cy−3Cyにおける断面が図3Cyに相当する。第1の導電膜25のパターニングは、例えば、誘導結合型プラズマエッチング装置を用い、エッチングガスをHBrとClとの混合ガスとし、圧力を1.3Pa(10mTorr)として行うことができる。
第1の導電パターン25aは、活性領域22に対応して配置され、活性領域22よりも広い幅を有し、X軸方向に関して活性領域22を内包する。すなわち、第1の導電パターン25aは、Y軸方向に延在し、X軸方向に周期的に配置される。段差緩和パターン25bは、最も外側の第1の導電パターン25aよりもさらに外側に配置されている。段差緩和パターン25bは、素子分離絶縁膜21の上に配置される。段差緩和パターン25bと最も外側の第1の導電パターン25aとの間隔は、相互に隣り合う第1の導電パターン25aの間隔と等しい。また、段差緩和パターン25bの平面形状は、第1の導電パターン25aの平面形状と同一である。なお、段差緩和パターン25bの平面形状は、必ずしも第1の導電パターン25aの平面形状と同一である必要はない。例えば、第1の導電パターン25aより太くしてもよい。また、段差緩和パターン25bの下に、活性領域を形成しておいてもよい。
図3Dyに示すように、第1の導電パターン25a、及び第1の導電パターン25aの間の領域を覆うレジストパターン30を形成する。レジストパターン30は、最も外側の第1の導電パターン25aの上面から、段差緩和パターン25bの上面の一部の領域まで広がっている。すなわち、レジストパターン30は、段差緩和パターン25bの上面のうち、第1の導電パターン25aに近い方の一部の領域を覆う。
図3Eyに示すように、レジストパターン30をマスクとして、段差緩和パターン25bを、厚さ方向の途中までエッチングして薄くする。段差緩和パターン25bのエッチングは、第1の導電膜25のパターニングの条件と同一である。エッチング後、レジストパターン30を除去する。段差緩和パターン25bの、第1の導電パターン25aから遠い方の一部を薄くすることにより、段差緩和パターン25bの上面に、第1の導電パターン25a側の縁から他方の縁に向かって、階段状に低くなる段差が形成される。さらに、段差緩和パターン25bの、外側の縁(図3Eyにおいて右側の縁)に対応する部分の段差が低くなる。
図3Fyに示すように、第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bの表面上に、第2のゲート絶縁膜33を形成する。第2のゲート絶縁膜33は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、及び酸化シリコン膜がこの順番に積層された3層構造を有する。以下、第2のゲート絶縁膜33の形成方法について説明する。
まず、第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bの上に、CVDにより酸化シリコン膜を形成する。酸化シリコン膜の堆積は、原料ガスとしてSiHClとOとを用い、基板温度を700℃として行う。この酸化シリコン膜の表面上に、CVDにより窒化シリコン膜を堆積させる。窒化シリコン膜の堆積は、原料ガスとしてSiHClとNHとを用い、基板温度を700℃として行う。堆積した窒化シリコン膜の表層部を熱酸化することにより、酸化シリコン膜を形成する。これにより、第2のゲート絶縁膜33が形成される。
図3Gyに示すように、第2のゲート絶縁膜33が形成された第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bを覆うように、基板全面に多結晶シリコンからなる第2の導電膜35を形成する。第2の導電膜35の堆積は、原料ガスとしてSiHを用い、基板温度を620℃としたCVDにより行うことができる。
第2の導電膜35の厚さは、相互に隣り合う第1の導電パターン25aの間隔の1/2以上である。このため、相互に隣り合う第1の導電パターン25aの間の領域、及び第1の導電パターン25aと段差緩和パターン25bとの間の領域は、第2の導電膜35で充填され、これらの領域上の第2の導電膜35の上面はほぼ平坦になる。段差緩和パターン25bと最も外側の第1の導電パターン25aとの間隔を、相互に隣り合う第1の導電パターン25aの間隔と等しくしたが、必ずしも等しくする必要はない。段差緩和パターン25bと最も外側の第1の導電パターン25aとの間の領域上において、第2の導電膜35の上面がほぼ平坦になればよい。例えば、この間隔を、第2の導電膜35の厚さの2倍以下にすればよい。
段差緩和パターン25bの上面に形成された段差、及び段差緩和パターン25bの外側の縁に対応する段差を反映して、第2の導電膜35の上面に段差が発生する。
図3Hy及び図3Hzに示すように、第2の導電膜35の上面の一部をレジストパターン37で覆う。図3Hzは平面図であり、図3Hzの一点鎖線3Hy−3Hyにおける断面が図3Hyに相当する。レジストパターン37は、図2に示したワード線WLに整合する平面形状を有する。レジストパターン37の各々は、X軸方向に延在し、第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bと交差する。
レジストパターン37をマスクとして、第2の導電膜35、第2のゲート絶縁膜33、第1の導電パターン25a、及び段差緩和パターン25bをエッチングする。第2の導電膜35、第1の導電パターン25a、及び段差緩和パターン25bのエッチングは、誘導結合型プラズマエッチング装置を用い、エッチングガスとしてHBrとClとを用いて行う。第2のゲート絶縁膜33のエッチングは、エッチングガスとしてCFを用いる。エッチング後、レジストパターン37を除去する。
図3Iy、図3Ix、及び図3Izに示すように、X軸方向に延在する複数の第2の導電パターン35aが形成される。図3Izは平面図であり、図3Izの一点鎖線3Iy−3Iy、及び一点鎖線3Ix−3Ixにおける断面が、それぞれ図3Iy及び図3Ixに相当する。
第2の導電パターン35aの下にのみ、第2のゲート絶縁膜33、第1の導電パターン25a、及び段差緩和パターン25bが残る。図3Ixに示すように、第1の導電パターン25aの、X軸に平行な側面は、第2の導電パターン35aの側面に整合する。
図3Jxに示すように、第2の導電パターン35aの両側の活性領域22の表層部に、n型不純物をイオン注入することにより、ソースS及びドレインDのエクステンション領域を形成する。このとき、第2の導電パターン35aにもn型不純物が導入される。
図3Ky及び図3Kxに示すように、第2の導電パターン35aを覆うように、基板全面に窒化シリコンからなる絶縁膜38を形成する。この絶縁膜38の堆積は、原料ガスとしてSiHClとNHとを用い、基板温度を700℃としたCVDにより行う。絶縁膜38の厚さは、例えば100nmである。
絶縁膜38を異方性エッチングする。このエッチングは、例えば、容量結合型プラズマエッチング装置を用い、エッチングガスをCHF、Ar、及びOとし、圧力を6.7Pa(50mTorr)として行う。
図3Ly及び図3Lxに示すように、第2の導電パターン35a、第1の導電パターン25a、及び段差緩和パターン25bの側面上に、窒化シリコンからなるサイドウォール保護膜38aが残る。段差緩和パターン25bの上面に段差が形成されており、第1の導電パターン25aとは反対側の一部の領域が薄くなっているため、段差緩和パターン25bの縁の段差が低くなっている。このため、第2の導電パターン38aの上面に発生する段差も低くなる。これにより、第2の導電パターン38aの上面の段差部分に、絶縁膜38の残渣が残りにくい。
図3Mxに示すように、第2の導電パターン35a及びサイドウォール保護膜38a等をマスクとして、活性領域22の表層部にn型不純物をイオン注入することにより、ソースS及びドレインDの深い領域を形成する。このとき、第2の導電パターン35aにもn型不純物が導入される。
図3Ny及び図3Nxに示すように、基板全面にCo膜40をスパッタリングにより形成する。なお、Coに代えて、シリコンとシリサイド化物を形成する他の金属、例えばTi、Ni等を用いてもよい。
図3Oy及び図3Oxに示すように、500℃で熱処理することにより、Co膜40と第2の導電パターン35aとの界面に金属シリサイド膜43を形成する。さらに、ソースS及びドレインDの表面にも、金属シリサイド膜43が形成される。
図3Py及び図3Pxに示すように、未反応のCo膜40を除去する。Co膜の除去は、アンモニア水と過酸化水素水との混合液を用いたウェットエッチングにより行う。図3Pyに示した、第2の導電パターン35aと、その上の金属シリサイド膜43との2層が、ワード線WLを構成する。図3Pxに示したように、第1の導電パターン25aがフローティングゲートFGとなり、第2の導電パターン33と、その上の金属シリサイド膜35aとがコントロールゲートCGとなる。
図3Qy及び図3Qxに示すように、基板全面に第1層目の層間絶縁膜60を形成する。層間絶縁膜60に、ソースSを露出させるビアホールHSL、及びドレインDを露出させるビアホールHBLを形成する。これらのビアホール内に、導電プラグを充填する。層間絶縁膜60の上にソース線SLを形成する。ソース線SLは、ビアホールHSL内の導電プラグを介してソースSに接続される。
ソース線SL及び層間絶縁膜60の上に、2層目の層間絶縁膜61を形成する。層間絶縁膜61に、ビアホールHBLを形成し、内部に導電プラグを充填する。層間絶縁膜61の上に、ビット線BLを形成する。ビット線BLは、ビアホールHBL内の導電プラグを介して、ドレインDに接続される。
上記第1の実施例では、段差緩和パターン25bの上面に、FET27側の縁から、ワード線WLの端部側の縁に向かって低くなるような段差が形成されている。このため、段差1つあたりの高さが低くなり、図3Ly及び図3Lxに示した異方性エッチング時における残渣の発生を抑制することができる。このように、段差緩和パターン25bは、第2の導電パターン35aの上面の段差を緩和させる。このため、図3Oyに示したように、第2の導電パターン35aの上面に、その端部からFET27上の領域まで連続する金属シリサイド膜43を形成することができる。
サイドウォール保護膜38aは、フローティングゲートFGに蓄積された電子の、外部への流出を抑制し、良好な保持特性を確保する。
図4Aに、第1の実施例による方法で作製したワード線の電子顕微鏡写真を示す。ワード線は、図の中央に縦方向に延在しており、その側面にサイドウォール保護膜が形成されていることがわかる。ワード線の上面に段差は観測されるが、全面に金属シリサイド膜が形成されている。
図4Bに、段差緩和パターン25bに段差を形成しないで作製したワード線の電子顕微鏡写真を示す。ワード線の上面の段差部分に、金属シリサイド膜が形成されていない領域が観測された。
図5に、ワード線の抵抗の累積確率の標準偏差を示す。横軸はワード線の抵抗を単位「Ω」で表し、縦軸は累積確率の標準偏差を表す。図中の四角記号が、第1の実施例による方法で作製したワード線の抵抗の分布を示し、菱形記号が、図4Bに示した試料のワード線の抵抗の分布を示す。第1の実施例の方法を採用することにより、再現性よく、低抵抗のワード線が得られることが確認された。
次に、図6A〜図6Cを参照して、第2の実施例によるフラッシュメモリの製造方法について説明する。
図6Aは、第1の実施例の図3Dyに示した段階の構造に対応する。第1の実施例では、レジストパターン30の側面がほぼ垂直に形成されていたが、第2の実施例では、レジストパターン30Aの側面が、縁に近づくに従って低くなるように傾斜している。このようなレジストパターン30Aは、例えば露光時にピントをやや外すことにより形成される。
図6Bに示すように、レジストパターン30Aをマスクとして、段差緩和パターン25bを、厚さ方向の途中までエッチングする。レジストパターン30Aも少しずつエッチングされるため、段差緩和パターン25bの上面は、レジストパターン30Aの側面の形状を引き継いで、傾斜した段差面を有することになる。
図6Cに示すように、レジストパターン30Aを除去する。その後の工程は、第1の実施例の図3Fyに示した第2のゲート絶縁膜33を形成する工程以降の工程と同一である。
第2の実施例では、段差緩和パターン25bの上面に形成される段差面が、内側の縁から外側の縁に向かって低くなるように傾斜する。
次に、図7A〜図7Eを参照して、第3の実施例によるフラッシュメモリの製造方法について説明する。
図7Aは、第1の実施例の図3Dyに示した段階の構造と同一である。図7Bに示すように、レジストパターン30をマスクとして、段差緩和パターン25bの一部を、厚さ方向の途中までエッチングする。
図7Cに示すように、レジストパターン30の表層部を、Oを用いて薄くアッシングする。これにより、段差緩和パターン25bの上に配置されている側面が後退する。この後退量は、側面が段差緩和パターン25bから外れない程度とする。
図7Dに示すように、側面が後退したレジストパターン30をマスクとして、段差緩和パターン25bを、さらに厚さ方向の途中までエッチングする。レジストパターン30の側面の後退と、段差緩和パターン25bのエッチングとを繰り返すことにより、段差緩和パターン25bの上面に複数の段差を形成することができる。最後に、図7Eに示すように、レジストパターン30を除去する。その後の工程は、第1の実施例の図3Fyに示した第2のゲート絶縁膜33を形成する工程以降の工程と同一である。
第3の実施例では、段差緩和パターン25bの上面に複数の段差が形成されるため、1つ当たりの段差を低くすることができる。
次に、図8A〜図8Dを参照して、第4の実施例によるフラッシュメモリの製造方法について説明する。
図8Aは、第1の実施例の図3Dyに示した段階の構造と同一である。図8Bに示すように、レジストパターン30をマスクとして、段差緩和パターン25bの一部を、厚さ方向の途中まで異方性エッチングする。引き続いて、図8Cに示すように、段差緩和パターン25bを、厚さ方向の途中まで等方性エッチングする。エッチング後、レジストパターン30を除去する。その後の工程は、第1の実施例の図3Fyに示した第2のゲート絶縁膜33を形成する工程以降の工程と同一である。
異方性エッチングを行った後に等方性エッチングを行うことにより、段差緩和パターン25bの上面に形成される段差の段差面を緩やかな斜面にすることができる。
次に、図9A〜図9Dを参照して、第5の実施例によるフラッシュメモリの製造方法について説明する。
図9Aは、第1の実施例の図3Dyに示した段階の構造と同一である。図9Bに示すように、レジストパターン30をマスクとして、段差緩和パターン25bの一部を、厚さ方向の途中まで等方性エッチングする。引き続いて、図9Cに示すように、段差緩和パターン25bの一部を、厚さ方向の途中まで異方性エッチングする。図9Dに示すように、レジストパターン30を除去する。
等方性エッチングを行った後、異方性エッチングを行うことにより、段差緩和パターン25bの上面に形成される段差を緩やかにすることができる。
上記第2〜第5の実施例では、段差緩和パターン25bの上面に形成される段差が緩やかになるか、または1段当たりの高さが低くなる。これに対応して、段差緩和パターン25bの外側の縁に対応する段差を、より低くすることが可能になる。このため、段差緩和パターン25bの上に配置される第2の導電パターン(図3Iyに示された第2の導電パターン35aに相当)の上面に形成される段差を緩やかに、または低くすることが可能になる。これにより、第2の導電パターン35aの上に形成される金属シリサイド膜(図3Oyに示した金属シリサイド膜43に相当)を連続的に形成することができる。
次に、図10A〜図10Eを参照して、第6の実施例によるフラッシュメモリの製造方法について説明する。図10Aは、第1の実施例の図3Byの段階の構造と同一である。
図10Bに示すように、第1の導電膜25の上にレジストパターン50を形成する。第1の導電膜25のうち段差緩和パターン25bとなる領域のうち、FETが配置されるべき領域側の一部を覆うとともに、FETが配置される領域全面を覆う。
図10Cに示すように、レジストパターン50をマスクとして、第1の導電膜25の一部を、その厚さ方向の途中までエッチングする。その後、レジストパターン50を除去する。
図10Dに示すように、第1の導電膜25の上に、新たにレジストパターン51を形成する。レジストパターン51は、第1の実施例の図3Czに示した第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bの平面形状に対応する。レジストパターン51をマスクとして、第1の導電膜25をエッチングする。その後、レジストパターン51を除去する。
図10Eに示すように、第1の導電パターン25a及び段差緩和パターン25bが形成される。第1の実施例では、段差緩和パターン25bを形成した後、その上面に段差を形成したが、第6の実施例では、第1の導電膜25をパターニングする前に、段差緩和パターン25bになるべき領域に段差を形成しておく。このように、事前に段差を形成しても、第1の実施例と同様の効果が得られる。第1の導電膜25の上面への段差の形成は、第1の実施例による方法に限らず、第2〜第5の実施例による方法を適用してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
図1は、第1の実施例によるフラッシュメモリの等価回路図である。 図2は、第1の実施例によるフラッシュメモリの平面図である。 図3Ay及び図3Byは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図3Cy及び図3Czは、それぞれ第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図及び平面図である。 図3Dy、図3Ey、図3Fy、及び図3Gyは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図3Hy及び図3Hzは、それぞれ第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図及び平面図である。 図3Iy及び図3Ixは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図であり、図3Izは、その平面図である。 図3Jx、図3Ky、及び図3Kxは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図3Ly、図3Lx、及び図3Mxは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図3Ny、図3Nx、図3Oy、及び図3Oxは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図3Py及び図3Pxは、第1の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図3Qy及び図3Qxは、第1の実施例によるフラッシュメモリの断面図である。 図4Aは、第1の実施例による方法で作製したワード線の電子顕微鏡写真であり、図4Bは、比較例による方法で作製したワード線の電子顕微鏡写真である。 図5は、第1の実施例による方法で作製したワード線の抵抗の累積確率の標準偏差を、比較例による方法で作製したワード線の抵抗の累積確率の標準偏差と対比して示すグラフである。 図6A〜図6Cは、第2の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図7A〜図7Eは、第3の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図8A〜図8Dは、第4の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図9A〜図9Dは、第5の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図10A〜図10Eは、第6の実施例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。 図11A〜図11Dは、従来例によるフラッシュメモリの製造方法の途中段階における装置の断面図である。
符号の説明
20 半導体基板
21 素子分離絶縁膜
22 活性領域
23 第1のゲート絶縁膜
24N n型ウェル
24P p型ウェル
25 第1の導電膜
25a 第1の導電パターン
25b 段差緩和パターン
27 FET
30、37、50、51 レジストパターン
33 第2のゲート絶縁膜
35 第2の導電膜
35a 第2の導電パターン
38 絶縁膜
38a サイドウォール保護膜
40 Co膜
43 金属シリサイド膜
S ソース
D ドレイン
FG フローティングゲート
CG コントロールゲート
WL ワード線
BL ビット線
SL ソース線
HBL、HSL ビアホール

Claims (13)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成され、第1の方向に並ぶ複数の活性領域を画定する素子分離絶縁膜と、
    前記半導体基板の上方において、前記複数の活性領域の各活性領域上に各々配置されて前記第1の方向に配列された複数の第1の導電膜を含む第1の導電膜群と、
    前記第1の方向に、前記第1の導電膜群に近接して、前記活性領域上には重ならないように前記素子分離絶縁膜上に設けられ、該第1の導電膜群に対向する側とは反対側に向かって、上面が階段状または連続的に低くなっている部位を有する段差緩和パターンと、
    前記複数の第1の導電膜及び前記段差緩和パターンを覆う第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜を介して前記複数の第1の導電膜及び前記段差緩和パターンの上に形成され、前記第1の方向に延在する第2の導電膜と
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. さらに、
    前記第2の導電膜、及び前記複数の第1の導電膜と前記段差緩和パターンの側面上に形成され絶縁材料からなるサイドウォール保護膜と、
    前記第2の導電膜の上面上に形成された金属シリサイド膜と
    を有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記段差緩和パターンの前記上面の高さは、前記第1の導電膜に対向する前記段差緩和パターンの第1端から、前記第1の導電膜に対向する側とは反対側の前記段差緩和パターンの第2端に向かって低くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. (a)第1の方向に並ぶ複数の活性領域を画定する素子分離絶縁膜の形成された半導体基板の上方に、前記複数の活性領域の各活性領域上に各々配置されて前記第1の方向に配列された複数の第1の導電パターン、及び最も外側に配置された少なくとも一方の前記第1の導電パターンよりもさらに外側に、前記活性領域上には重ならないように前記素子分離絶縁膜上に配置され、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在する段差緩和パターンを形成する工程と、
    (b)前記段差緩和パターンの、前記第1の導電パターンから遠い方の一部の領域を薄くする工程と、
    (c)前記工程(b)の後、前記半導体基板上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンを覆う第2の導電膜を形成する工程と
    を含み、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記段差緩和パターンの上面のうち、前記第1の導電パターンに近い方の一部の領域を第1のマスクパターンで覆う工程と、
    (b2)前記第1のマスクパターンをマスクとして、前記段差緩和パターンを厚さ方向の途中までエッチングする工程と、
    (b3)前記第1のマスクパターンを除去する工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. (d)前記第2の導電膜上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンと交差して前記第1の方向に延在し、前記第2の方向に配列された第2のマスクパターンを形成する工程と、
    (e)前記第2のマスクパターンをマスクとして、前記第2の導電膜、前記第1の導電パターン、及び前記段差緩和パターンをエッチングすることにより、該第2の導電膜からなる第2の導電パターンを残すとともに、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンの一部分を、該第2の導電パターンと交差する領域にのみ残す工程と、
    (f)前記第2のマスクパターンを除去する工程と、
    (g)前記第2の導電パターン、及び該第2の導電パターンの下に残っている前記第1の導電パターンと段差緩和パターンとの側面上に、絶縁材料からなるサイドウォール保護膜を形成する工程と、
    (h)前記第2の導電パターンの上に、前記第2の導電パターンと反応することでシリサイド化物を形成する金属からなる第3の導電膜を形成する工程と、
    (i)前記第2の導電パターンと前記第3の導電膜とを反応させて、該第2の導電パターンの上面上に金属シリサイド膜を形成する工程と
    をさらに有する請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記工程(b2)の後、工程(b3)の前に、さらに、
    前記第1のマスクパターンの表層部をエッチングして、該第1のマスクパターンの端面を、該端面が前記段差緩和パターンの上面から外れない位置まで後退させる工程と、
    端面が後退した前記第1のマスクパターンをマスクとして、前記段差緩和パターンを厚さ方向の途中までエッチングする工程と
    を含む請求項またはに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記工程(b2)において、前記段差緩和パターンの等方性エッチングと異方性エッチングとの両方を行う請求項乃至のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. (a)第1の方向に並ぶ複数の活性領域を画定する素子分離絶縁膜の形成された半導体基板の上方に、前記複数の活性領域の各活性領域上に各々配置されて前記第1の方向に配列された複数の第1の導電パターン、及び最も外側に配置された少なくとも一方の前記第1の導電パターンよりもさらに外側に、前記活性領域上には重ならないように前記素子分離絶縁膜上に配置され、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在する段差緩和パターンを形成する工程と、
    (c)前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンを覆うように、前記半導体基板の上に、第2の導電膜を形成する工程と、
    (d)前記第2の導電膜上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンと交差して前記第1の方向に延在し、前記第2の方向に配列された第2のマスクパターンを形成する工程と、
    (e)前記第2のマスクパターンをマスクとして、前記第2の導電膜、前記第1の導電パターン、及び前記段差緩和パターンを一括エッチングすることにより、該第2の導電膜からなる第2の導電パターンを残すとともに、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンの一部分を、該第2の導電パターンと交差する領域にのみ残す工程と、
    (f)前記第2のマスクパターンを除去する工程と
    を有し、
    前記工程(a)の前に、さらに、
    (p)前記半導体基板の表面上に、前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンとなる第1の導電膜を形成する工程と、
    (q)前記段差緩和パターンとなる部分の、前記第1の導電パターンから遠い方の一部の領域を薄くする工程と
    を含み、前記工程(a)において、前記第1の導電膜をパターニングすることにより前記第1の導電パターン及び前記段差緩和パターンを形成する半導体装置の製造方法。
  9. さらに、
    (g)前記第2の導電パターン、及び該第2の導電パターンの下に残っている前記第1の導電パターンと段差緩和パターンとの側面上に、絶縁材料からなるサイドウォール保護膜を形成する工程と、
    (h)前記第2の導電パターンの上に、前記第2の導電パターンと反応することでシリサイド化物を形成する金属からなる第3の導電膜を形成する工程と、
    (i)前記第2の導電パターンと前記第3の導電膜とを反応させて、該第2の導電パターンの上面上に金属シリサイド膜を形成する工程と
    を有する請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記工程(q)は、
    (q1)前記第1の導電膜のうち、薄くしない領域を第1のマスクパターンで覆う工程と、
    (q2)前記第1のマスクパターンをマスクとして、前記第1の導電膜を厚さ方向の途中までエッチングする工程と、
    (q3)前記第1のマスクパターンを除去する工程と
    を含む請求項8または9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記工程(q2)の後、工程(q3)の前に、さらに、
    前記第1のマスクパターンの表層部をエッチングして、該第1のマスクパターンの端面を、該端面が前記段差緩和パターンとなる部分の上面から外れない位置まで後退させる工程と、
    端面が後退した前記第1のマスクパターンをマスクとして、前記第1の導電膜を厚さ方向の途中までエッチングする工程と
    を含む請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記工程(q2)において、前記第1の導電膜の等方性エッチングと異方性エッチングとの両方を行う請求項10または11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記工程(c)において、前記段差緩和パターンの上面の高さは、前記第1の導電パターンに対向する前記段差緩和パターンの第1端から、前記第1の導電パターンに対向する側とは反対側の前記段差緩和パターンの第2端に向かって低くなっていることを特徴とする請求項4〜12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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