JP3441957B2 - 位置登録制御方式 - Google Patents

位置登録制御方式

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JP3441957B2
JP3441957B2 JP06092298A JP6092298A JP3441957B2 JP 3441957 B2 JP3441957 B2 JP 3441957B2 JP 06092298 A JP06092298 A JP 06092298A JP 6092298 A JP6092298 A JP 6092298A JP 3441957 B2 JP3441957 B2 JP 3441957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
おける移動局の位置登録制御方式に関する。移動通信シ
ステムは,通信指令を行う指令卓や無線基地局の無線回
線割当て制御を行う機能を装備する制御局と,その制御
局に有線または無線回線で接続する複数の無線基地局
と,複数の移動局で,無線基地局を介して制御局と移動
局間,または移動局と移動局間での無線通信を行う通信
サービスエリアを構成する。
【0002】このような移動通信システムでは,各移動
局は基地ゾーン間を移行,または圏外より基地ゾーンに
移行,または基地ゾーン内で電源ONにした時,当該基
地ゾーン内に所在していることを通知する位置登録要求
信号を送信し,制御局で管理する当該基地ゾーンの位置
登録情報を常に更新することにより,通信開始の際に制
御局の位置登録情報を参照し,当該基地ゾーンに通信回
線の割当て制御が行われるが,制御局に障害が発生した
り制御局と無線基地局間の回線に障害が発生すると位置
登録を行うことができないため,それに対処することが
望まれている。
【0003】
【従来の技術】図12は移動通信システムのブロック構
成を示す。図中,80は制御局,81は無線基地局,8
2は携帯電話機等の移動局である。
【0004】制御局80は無線回線の割り当てや基地ゾ
ーン内の移動局を管理し,制御局80に有線または無線
回線で接続される複数の無線基地局81で無線通信を行
うサービスエリア(基地局ゾーンという)を構成し,各
基地ゾーン内の移動局82は,当該無線基地局81ある
いは当該無線基地局81と制御局80を経由して,他の
移動局または制御局内の指令卓や電話機と通信を行う。
【0005】制御局80は,移動局82または指令卓8
0bから発信要求があった場合に移動局の位置情報を管
理するホームロケーションレジスタ80c(以下HLR
という)などで着信先移動局の位置登録情報を確認し,
最適な無線基地局を選択するとともに無線回線の割当て
制御を行う。尚,HLR80cで位置情報を確認せず制
御局80に接続される全ての無線基地局に無線回線を割
り当てたり,また割り当て後,着信先移動局からの応答
信号により不要な無線基地局81の無線回線を切断する
ことも可能であるが,通信対象外の無線基地局にも一時
的に無線回線を割り当てるため接続遅延や無線回線に無
駄が生じる。また,複数の移動局とのグループ通信の場
合には,複数の移動局から応答を得る方法では,更なる
接続遅延や無線回線に無駄が生じることになるため,移
動局の位置登録と位置情報管理,および位置登録情報に
よる当該無線基地局を選択して無線回線を割当てる制御
が必要になる。
【0006】図13は従来の制御局,無線基地局,移動
局の構成を示し,図14は位置登録制御シーケンスを示
す。図13において,80〜82は上記図15と同じ符
号の各部に対応する。制御局80内の800は基地局イ
ンタフェース部,801は指令卓,802は回線制御
部,803は移動局位置登録情報管理部(HLR)であ
る。無線基地局81内の,810は主制御部,811は
変調部,812は送信部,813は空中線共用部,81
4は受信部,815は復調部,816はメモリ・タイマ
部,817は制御局インタフェース部,818は障害監
視制御部,819はアラーム表示部である。また,移動
局82において,820は制御部,821は変調部,8
22は送信部,823は空中線共用部,824は受信
部,825は復調部,826はメモリ・タイマ部,82
7は位置登録制御部,827a電源オン(ON)検出
部,828は再送制御部,829は受信レベル監視,制
御チャネル捕捉,等の制御プログラムである。
【0007】図14に示す位置登録制御シーケンスを説
明すると,上記図12,図13に示す移動通信システム
における位置登録制御は,移動局82が一つの基地局ゾ
ーンから他のゾーンへ移行した時,または圏外から基地
局ゾーン内に移動した時,または基地局ゾーン内で電源
ONした時に,当該無線基地局81の制御チャネルを捕
捉しその制御チャネルで送信されている報知情報を受信
することにより(図14のa),移動局82の位置登録
制御部827が当該無線基地局81に対して位置登録要
求信号を送信する(同b)。位置登録要求信号を受信し
た無線基地局81は,制御局80へ移動局の位置登録デ
ータを伝送する(図14のc)。位置登録データを受信
した制御局80は,移動局の位置情報を管理するHLR
803の位置登録情報を更新するとともに,無線基地局
81に対して位置登録の受付データを返送する(図14
のd)。受付データを受信した無線基地局81は,当該
移動局82に対して位置登録の受付信号を送信する(図
14のe)。位置登録の受付信号を受信した当該移動局
82は位置登録を完了する。
【0008】ここで,もし制御局80がシステムダウン
となったり,制御局80と無線基地局81間の接続回線
に障害が発生した場合(図14のgに示す制御局から無
線基地局への定期通信が断となることで検出),移動局
82からの位置登録要求信号がもともと制御局80まで
届かず無線基地局81で破棄され(図14のi,k),
無線基地局81から位置登録拒否信号が送信される(同
j,l)。これを受けた移動局82は,位置登録失敗の
まま位置登録制御を終了することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように,従来
は制御局のシステムダウンや制御局と無線基地局間の接
続回線障害の場合,位置登録失敗のまま位置登録制御を
終了することになり,移動局が実際に存在する無線基地
局のゾーンと制御局で管理する位置登録情報に不一致が
生じるという問題があった。また,位置登録拒否信号を
受けた多数の移動局が,位置登録要求の再送を繰り返し
行ったり,障害が復旧した時にも一斉に位置登録要求が
発生して無線基地局または制御局における通信のトラヒ
ックが上昇し,他の通信の接続要求が阻害される可能性
が高くなるという問題があった。
【0010】本発明は,障害中の不要な位置登録要求信
号の再送信を止めること,及び移動局と制御局の位置情
報不一致を早急に解消することができる位置登録制御方
式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示す。図中,1は無線基地局,2は移動局,3は制御
局である。無線基地局1内の10は情報送出部,10a
は障害中情報送出部,10bは障害復旧情報送出部,1
0cは障害中位置登録拒否情報送出部である。11は管
理部であり,11aは移動局番号指定管理部,11bは
障害発生時刻管理部,11cは障害復旧時刻管理部,1
1dは障害時間指定管理部である。12はメモリであ
り,12aは位置登録移動局番号である。移動局2にお
いて,20は位置登録部,21は障害中処理部,22は
障害復旧部,22aは障害復旧処理部,22bは送信起
動部,22cは再送起動部,22dは再送保留解除送信
起動部,22eは障害時間指定再送起動部,22fは指
定移動局再送起動部,23はメモリ,23aは障害中登
録送信情報,23bは送信保留情報,23cは登録拒否
信号である。また,24は時刻管理部,24aは送信時
刻,24bは障害時刻,24cは復旧時刻である。ま
た,制御局3において,30は障害復旧基地局選択部で
ある。
【0012】本発明による各原理に対応する(1) 〜(7)
の動作を以下に順に説明する。 (1) 無線基地局1は,制御局3の障害または制御局3と
無線基地局1間の接続回線に障害が発生したことを検出
してその後,その障害が復旧したことを検出した場合,
移動局2に対して障害復旧を知せるための障害復旧情報
送出部10bを送信する。移動局2はその無線基地局1
からの障害復旧情報を受信した場合,当該基地ゾーンの
無線基地局1への位置登録要求信号を障害復旧処理部2
2aから送信する。これにより,制御局3が管理する位
置情報を最新の位置情報に更新することができる。
【0013】(2) 無線基地局1は,制御局3の障害また
は制御局3と無線基地局1間の接続回線に障害が発生し
たことを検出すると,移動局2に対して障害中であるこ
とを知らせるため障害中情報送出部10aにより障害中
報知情報を送信させ,その障害が復旧したことを検出す
ると,移動局2に対して障害復旧を知らせるための障害
復旧報知情報を障害復旧情報送出部10bから発生す
る。移動局2は,基地ゾーン間を移行,圏外から基地ゾ
ーンに移行または基地ゾーン内で電源オンにした時点
で,その無線基地局1からの障害中情報を受信すると,
位置登録要求信号を送信すると同時に当該送信が障害中
であったことをメモリ23の障害中登録送信情報23a
として障害中処理部21で記憶処理し,無線基地局1か
らの障害復旧報知情報を受信した時に,障害中登録送信
情報23aに記憶されている場合は,送信起動部22b
で位置登録要求信号を再送信する。これにより,障害発
生中に位置登録要求信号を送信した移動局だけに限定し
て再送信させ,全移動局が一斉に位置登録要求信号を再
送信することによる無線回線の通信トラヒック上昇を防
ぐ。
【0014】(3) 移動局2は,位置登録要求信号を発生
した時点で,当該無線基地局1からの障害中報知情報を
受信した場合,位置登録要求信号の送信を一時保留する
と同時に送信保留情報23bに当該送信の一時保留が障
害中であったことを記憶する。当該無線基地局1からの
障害復旧報知情報を受信し,送信保留情報23bに障害
中の送信が一時保留であったことが記憶されている場合
は,位置登録要求信号の送信を送信起動部22bで起動
する。このようにして,障害発生中は,移動局の位置登
録要求信号の送信を一時保留し不要な送信を防止し,か
つ,障害復旧時にその一時保留した移動局のみに限定し
位置登録要求信号を送信させることにより,無線回線の
通信トラヒック上昇を防ぐ。
【0015】(4) 無線基地局1は,制御局3の障害また
は制御局3と無線基地局1間の接続回線に障害が発生し
たことを検出し,かつ移動局2からの位置登録要求信号
を受信すると,障害中位置登録拒否情報送出部10cか
らその移動局2に対して障害発生中のため位置登録要求
信号が受付できないことを知らせる障害中位置登録拒否
信号を返送し,その障害が復旧したことを検出すると障
害復旧情報送出部10bからその移動局2に対して障害
復旧を知らせる障害復旧報知情報を送信する。
【0016】移動局2では,位置登録要求信号を送信
後,当該無線基地局からの障害中位置登録拒否信号の返
送を受信し位置登録要求信号の再送制御を一時保留する
と同時に当該再送制御の一時保留が障害中であったこと
をメモリ23の登録拒否信号23cとして記憶し,当該
無線基地局1からの障害復旧報知情報を受信すると登録
拒否信号23cで障害中の再送制御が一時保留であった
ことが記憶されている場合は,再送保留解除送信起動部
22dにより位置登録要求信号の再送を起動する。この
ように,障害発生中に,移動局からの位置登録要求信号
を受信した場合は障害中位置登録拒否信号を返送し,移
動局の再送信を一時保留することにより不要な送信を防
止し,かつ,障害復旧時にその一時保留した移動局のみ
に限定し位置登録要求信号を再送信させることにより,
無線回線の通信トラヒック上昇を防ぐ。
【0017】(5) 無線基地局1は,障害が発生すると発
生時刻を障害発生時刻管理部11bで管理して,障害中
情報送出部10aから送出情報に障害発生時刻を付加
し,障害復旧時刻を障害復旧時刻管理部11cが記憶す
ると共に障害復旧報知情報に障害復旧時刻を付加して送
信させる。また,障害時間指定管理部11dは障害が復
旧すると,障害復旧情報の送信時に障害期間中の任意の
時間帯を付加して,指定時間帯の位置登録要求信号を再
送するよう要求を行う。移動局は,障害中情報を受信す
ると共に,付加されている障害時刻(障害発生時刻)2
4bを時刻管理部24に記憶して規定の位置登録要求信
号の送信を行い,その送信時刻24aを時刻管理部24
に記憶する。
【0018】移動局2は障害が復旧して無線基地局1か
らの障害復旧情報を受信すると,付加されている障害復
旧時刻を復旧時刻24cとして時刻管理部24に記憶
し,同じく障害復旧報知情報に付加されている障害期間
中の任意の時間帯と自局の位置登録要求信号の送信時刻
を照合し,指定された時間帯が位置登録要求信号を送信
した時間帯に該当した場合は,障害時間指定再送起動部
22eを起動して再送信を行う。
【0019】これにより,障害期間中の任意の時間帯を
指定し,その時間帯に対応した移動局のみに限定し位置
登録要求信号を再送信させることにより,障害復旧後の
無線回線の通信トラヒック上昇を防ぐ。
【0020】(6) 無線基地局1は,障害中に移動局から
の位置登録要求信号を受信した場合,その移動局番号を
メモリ12の位置登録移動局番号12aに記録する。障
害が復旧すると障害復旧情報に付加して障害中に位置登
録要求信号を送信してきた移動局の番号をメモリ12か
ら取り出して当該基地ゾーンへ送信する。移動局2はこ
れを受信すると,指定された移動局番号が自局番号と一
致した場合は,指定移動局再送起動部22fが位置登録
要求信号の再送信を行う。
【0021】このように,無線基地局で指定した移動局
のみに限定し位置登録要求信号を再送信させることによ
り,無線回線の通信トラヒック上昇を防ぐ。 (7) 制御局3は,障害復旧時に障害復旧基地局選択部3
0により接続されている複数の無線基地局の選択優先順
位テーブル(図示省略)の中から1つずつ無線基地局を
選択し障害復旧通知を送出する。無線基地局1は,制御
局3からの障害復旧通知を受信し当該基地ゾーン内の移
動局2に,上記(1) 〜(6) の各障害復旧報知情報を送信
する。このように, 無線基地局毎に順次,当該移動局の
位置登録要求信号を再送信させることにより,無線回線
の通信トラヒック上昇を防ぐ。
【0022】以上の構成は,無線基地局からの障害中,
および障害復旧の報知情報のみで移動局が自立で位置登
録要求信号を送信するよう構成することができる。ま
た,無線基地局の障害復旧情報と共に移動局の状態,障
害時間情報,移動局番号を通知することにより無線基地
局から送信する移動局を限定するよう構成することも可
能である。更にシステムを構成する制御局で当該無線基
地局を選択するよう構成することも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】図2,図3は実施例の構成(その
1),(その2)である。図2に無線基地局1と制御局
3が示され,図3に移動局2が示される。図2の無線基
地局1内において,100は主制御部,101は送信制
御部,102は共通制御部,103は受信制御部,10
4は変調部,105は送信部,106は空中線共用部,
107は受信部,108は復調部である。109はメモ
リ・タイマ部である。110は無線基地局と制御局間の
インタフェースをとる制御局インタフェース部,111
は障害監視制御部,112はアラーム表示部である。1
13〜120は本発明による設けられた各部であり,1
13は障害中に位置登録要求を発生した移動局の番号を
記憶する位置登録移動局番号記憶部,114は障害復旧
情報送出部,115は移動局番号指定管理部,116は
障害復旧時刻管理部,117は障害時間指定管理部,1
18は障害中情報送出部,119は障害発生時刻管理
部,120は障害中位置登録拒否情報送出部である。図
2において,30は基地局インタフェース部,31は指
令卓,32は回線制御部,33は障害復旧基地局局選択
部,34は移動局位置登録情報を管理するHLR(Home
LocationResister) である。
【0024】図3の移動局2において,200は制御
部,201は送信制御部,202は共通制御部,203
は受信制御部,204は変調部,205は送信部,,2
06は空中線共用部,207は受信部,208は復調
部,209はメモリ・タイマ部である。
【0025】210は位置登録要求信号の制御を行う位
置登録制御部,211は再送制御部,212は電源オン
(ON)検出部,213は送信時刻管理部,214障害
復旧情報処理部,215は障害中の位置登録送信を記憶
するための障害中情報処理部,216は障害復旧再送起
動部,217は送信保留記憶制御部,218は障害復旧
送信起動部,219は登録拒否信号記憶制御部,220
は再送保留解除送信起動部,221は障害時間指定再送
起動部,222は障害時刻管理部,223は復旧時刻管
理部,224は指定移動局再送起動部,225は受信レ
ベル監視,制御チャネル捕捉,報知情報の照合,位置登
録制御等の既存の機能部である。
【0026】上記図2,図3に示す構成により,上記図
1の(1) 〜(7) の各原理構成に対応する実施例の制御シ
ーケンスを図4乃至図10を用いて以下に説明する。図
4は本発明による第1の位置登録制御シーケンスであ
り,上記図1の原理構成による上記(1) の制御動作に対
応する。図4には移動局2,無線基地局1及び制御局3
の相互の制御動作が時間経過に従って示される。
【0027】無線基地局1と制御局間3の定期通信が断
になると(図4のa),無線基地局1は障害監視制御部
111により障害発生を検出し,障害中情報送出部11
8により制御チャネル構造や自局の位置情報を含む障害
報知情報(図4のb)を呼制御を行っていないタイミン
グに送信する。移動局2は,基地ゾーンの移行や基地ゾ
ーンで電源をオンした場合,前記の障害報知情報を受信
して,制御局3に登録されている移動局の位置情報を更
新するためにこの無線基地局1に位置登録要求信号(図
4のc)を送信する。但し,その信号は,障害中である
ため制御局3への伝送が行われず無線基地局1は,障害
中位置登録拒否情報送出部120の動作により,障害中
に伴う登録拒否信号(図4のd)を返送する。移動局2
は,登録拒否信号を受信すると,その中の拒否理由情報
を参照し理由表示する。その後,予め設定されたしきい
値に従って位置登録要求信号cを再送信するが,障害中
に伴う登録拒否信号dが返送されるため再送を停止し位
置登録失敗の状態となる。
【0028】無線基地局1と制御局3間の定期通信が再
開され障害復旧が検出されると無線基地局1は,障害復
旧情報送出部114(図2)により障害復旧報知情報
(図4のf)を送信する。その情報を受信した移動局2
は,位置登録要求信号(図4のc)と同一内容である位
置登録要求信号(図4のg)を送信する。この情報を受
信した無線基地局1は,位置登録データを制御局3に伝
送する(図4のh)動作を実行する。これを受けて制御
局3の位置情報が最新の位置情報に更新される。位置情
報を更新すると制御局3は,位置登録受付データを無線
基地局1に伝送し(図4のi),無線基地局1から登録
受付信号(図4のj)を送信する。その信号を受信した
移動局2は,位置登録を完了し,制御局3の位置登録情
報と移動局2の位置との不一致が解消される。
【0029】なお,位置登録失敗の移動局1に限らず障
害復旧報知情報(図4のf)を受信した全移動局が位置
情報を送信することも可能であり,複数の移動局が一斉
に送信した場合は送信権獲得の移動局から順次位置登録
処理をすることが可能である。 図5は本発明による第
2の位置登録制御シーケンスであり,上記図1の原理構
成による上記(2) の制御動作に対応する。
【0030】無線基地局1と制御局3間の定期通信が断
になると,無線基地局1は上記図4の場合と同様に障害
発生を検出し,無線基地局1より制御チャネル構造や自
局の位置情報を含む障害中報知情報(図5のb)を呼制
御を行っていないタイミングに送信する。移動局2は,
基地ゾーンの移行や基地ゾーンで電源をオンした場合,
前記の障害中報知情報を受信し,かつ,障害中を認識し
制御局の位置情報を更新するための位置登録要求信号
(図5のc)を当該無線基地局1に送信するとともに障
害中の送信であることを障害中情報処理部215(図
3)に記憶する(図5のS20)。但し,その位置登録
要求信号は,障害中であるため制御局3への伝送が行わ
れず無線基地局1は障害中位置登録拒否情報送出部12
0の動作により,障害中に伴う登録拒否信号(図5の
d)を返送する。
【0031】移動局2は,登録拒否信号(図5のd)を
受信すると,その中の拒否理由情報を参照し理由表示す
る。その後,予め設定された時間間隔のしきい値に従っ
て位置登録要求信号を再送信するが,障害中に伴う登録
拒否信号が返送されるため再送を停止し位置登録失敗の
状態となる。
【0032】無線基地局1と制御局3間の定期通信が再
開され障害復旧が検出されると無線基地局1は,障害復
旧情報送出部114(図2)が駆動されて障害復旧報知
情報(図5のf)を送信する。その情報を受信した移動
局2は,障害復旧を認識する。移動局2はこの時障害中
に位置登録要求信号を送信していたことを上記障害中情
報処理部215(図3)の記憶内容から認識する(図5
のS21),位置登録要求信号を再送信する。これを無
線基地局1が,制御局3に伝送することにより制御局3
の位置情報が最新の位置情報に更新される。このよう
に,障害中に位置登録要求を行った移動局がこれを記憶
しておくことで,障害復旧時に障害中登録要求の記憶が
ある移動局のみ位置登録要求を送信する(記憶がない移
動局は障害復旧時に登録要求の送信を禁止および位置登
録要求の送信対象外)ことにより制御局3の位置登録情
報と移動局2の位置の不一致が解消されるとともに障害
復旧後の位置登録要求信号を送信する移動局を限定し
て,複数の移動局が一斉に送信することによる通信トラ
ヒックの上昇を防ぐことが可能となる。
【0033】図6は本発明による第3の位置登録制御シ
ーケンスであり,上記図1の原理構成による上記(3) の
制御動作に対応する。無線基地局1と制御局3間の定期
通信が断になると,無線基地局1は障害発生を検出し,
上記図4,図5と同様に無線基地局1より制御チャネル
構造や自局の位置情報を含む障害中報知情報を呼制御を
行っていないタイミングで送信する(図6のb)。移動
局2は,基地ゾーンの移行や基地ゾーンで電源オンした
場合,前記の障害中報知情報(図6のb)を受信する
と,送信保留記憶制御部217(図3)の制御により無
線基地局側が障害中であることを認識して制御局の位置
情報を更新するための位置登録要求信号の送信を一時保
留して,一時保留したことを記憶する(図6のS2
0)。
【0034】無線基地局1と制御局3間の定期通信が再
開され(図6のc),障害復旧が検出されると無線基地
局1は,障害復旧情報送出部114(図2)から障害復
旧報知情報(図6のd)を送信する。その情報を受信し
た移動局1は,障害復旧送信起動部218(図3)が障
害復旧を認識し,且つ障害中に位置登録要求信号の送信
を一時保留していたことを送信保留記憶制御部217
(図3)の記憶内容から認識すると(図6のS21),
位置登録要求信号(図6のe)を送信する。この情報を
受信した無線基地局1が,位置登録データを制御局3に
伝送する(図6のf)ことにより制御局の位置情報が最
新の位置情報に更新される。
【0035】位置情報を更新すると制御局3は,位置登
録受付データを無線基地局1に伝送し(図6のg),無
線基地局1から登録受付信号を送信する(図6のh)。
その信号を受信した移動局2は,位置登録を完了し,制
御局3と移動局2との位置登録情報の不一致が解消され
る。このように,障害中の報知により移動局からの位置
登録要求の送信を保留させ,障害復旧後に保留させた移
動局からの位置登録要求信号を送信させることで,移動
局から障害中の不要な位置登録要求信号の送信を行わな
いように制御し,障害復旧後に多数の移動局が一斉に送
信することによる通信トラヒックの上昇を防ぐことがで
きる。
【0036】図7は本発明による第4の位置登録制御シ
ーケンスであり,上記図1の原理構成による上記(4) の
制御動作に対応する。無線基地局1と制御局3間の定期
通信が断になると,上記図4乃至図6と同様に無線基地
局1は障害発生を検出し,無線基地局1は障害中情報送
出部制御チャネル構造や自局の位置情報を含む障害中報
知情報(図7のb)を呼制御を行っていないタイミング
に送信する。移動局2は,基地ゾーンの移行や基地ゾー
ンで電源オンした場合,無線基地局1からの障害中報知
情報を受信し,且つ障害中を認識し制御局3に登録され
た自移動局の位置情報を更新するための位置登録要求信
号を当該無線基地局1に送信する(図7のc)とともに
障害中情報処理部214(図3)で障害中の登録送信を
行ったことを記憶する(図7のS20)。但し,この位
置登録要求信号は,障害中であるため制御局3への伝送
が行われず無線基地局1では,障害中位置登録拒否情報
送出部120(図2)が動作して,障害中に伴う登録拒
否信号(図7のd)が移動局2へ返送される。移動局2
は,登録拒否信号を受信すると,その中の拒否理由情報
を参照し理由表示すると共に予め設定されたしきい値に
従って行われる位置登録要求信号の再送信を保留する
(図7のS21)。
【0037】無線基地局1と制御局間の定期通信が再開
され障害復旧が検出されると無線基地局1は,障害復旧
情報送出部114の動作により障害復旧報知情報を送信
する(図7のf)。その情報を受信した移動局2は,障
害復旧を認識し,障害中に位置登録要求信号を送信して
いたことを上記障害中情報処理部214の記憶内容を参
照することにより認識すると,再送保留解除送信起動部
220(図3)が駆動されて登録拒否信号による位置登
録要求信号の再送信の保留を解除し(図7のS22),
位置登録要求信号を送信する(図7のg)。この位置登
録要求信号を受信した無線基地局1は,位置登録データ
を制御局3に伝送することにより制御局の位置情報が最
新の位置情報に更新する。この後は,上記図4乃至図6
と同様であり説明を省略する。
【0038】このように,位置登録要求信号を再送信す
る移動局を限定することと,当該移動局に障害中の不要
な位置登録要求信号の再送信を行わないよう制御するこ
とにより,複数の移動局が一斉に送信することによる通
信トラヒックの上昇を防ぐことができる。
【0039】図8は本発明による第5の位置登録制御シ
ーケンスであり,上記図1の原理構成による上記(5) の
制御動作に対応する。無線基地局1と制御局3間の定期
通信が断になると,上記図4乃至図7と同様に無線基地
局1は障害発生を検出する。この時無線基地局1は,障
害発生時刻管理部119(図2)で障害発生時刻を発生
し,制御チャネル構造や自局の位置情報を含む障害中報
知情報にこの障害発生時刻を呼制御を行っていないタイ
ミングに送信する(図8のb)。移動局2は,基地ゾー
ンの移行や基地ゾーンで電源オンした場合,前記の障害
中報知情報を受信するとともに障害発生時刻を記憶し,
かつ,障害中を認識し制御局3に記憶されている位置情
報を更新するための位置登録要求信号を当該無線基地局
1に送信する(図8のc)とともに障害中の送信である
ことと,その送信時刻を送信時刻管理部213(図3)
に記憶し(図8のS20),無線基地局1から受け取っ
た障害発生時刻を障害時刻管理部222(図3)に記憶
する。但し,その信号は,障害中であるため制御局3へ
の伝送が行われず無線基地局1からは障害中に伴う登録
拒否信号が移動局2へ返送される(図8のd)。
【0040】移動局2は,登録拒否信号を受信すると,
その中の拒否理由情報を参照し理由表示する。その後,
予め設定されたしきい値に従って行われる位置登録要求
信号を再送信するが,障害中に伴う登録拒否信号が返送
されるため再送を停止し位置登録失敗の状態となる。
【0041】無線基地局1と制御局3間の定期通信が再
開され障害復旧が検出されると無線基地局1は,障害復
旧報知情報に障害復旧時刻管理部116(図2)から取
り出した障害復旧時刻と,再送対象移動局に対する障害
時間指定管理部117(図2)からの再送指定時間帯を
付加して送信する。その情報を受信した移動局2は,障
害復旧と復旧時刻と再送指定時間帯を認識する(図8の
S21)。続いて,移動局2は障害時間指定再送起動部
221(図3)で指定された時間帯が自局に記憶されて
いる障害発生時刻から復旧時刻までの間で,且つ位置登
録要求信号の送信を行っていたか判別し(図8のS2
2),条件を満たす場合は,再送制御部211(図3)
を駆動して位置登録要求信号を送信する(図8のg)。
この情報を受信した無線基地局1が,位置登録データを
制御局に伝送することにより制御局の位置情報が最新の
位置情報に更新される。この後,上記図4乃至図7と同
様に制御局3へ位置登録データが送られて移動局のデー
タが更新される。
【0042】この場合,障害発生期間中の時刻に合わせ
てその中の任意の時間帯を指定し,位置登録要求信号を
再送信する移動局を限定することにより,複数の移動局
が一斉に送信することによる通信トラヒックの上昇を防
ぐことができる。
【0043】図9は本発明による第6の位置登録制御シ
ーケンスであり,上記図1の原理構成による上記(6) の
制御動作に対応する。無線基地局1と制御局3間の定期
通信が断になると(図9のa),上記図4乃至図8と同
様に無線基地局1は障害発生を検出する。この時無線基
地局1は,制御チャネル構造や自局の位置情報を含む障
害中報知情報を呼制御を行っていないタイミングに送信
する(図9のb)。移動局2は,基地ゾーンの移行や基
地ゾーンで電源オンした場合,前記の障害中報知情報を
受信すると,障害中を認識し制御局の位置情報を更新す
るための位置登録要求信号を当該無線基地局1に送信す
る(図9のc)。無線基地局1は,障害発生中に位置登
録要求信号,または再送信による位置登録要求信号を受
信すると,当該移動局の番号を,位置登録移動局番号記
憶部113(図2)に記憶する。無線基地局1は位置登
録要求信号を受信しても障害中であるため制御局3への
伝送を行わず破棄し,無線基地局1より,移動局2に対
し障害中に伴う登録拒否信号が返送される(図9の
d)。
【0044】移動局2は,登録拒否信号を受信すると,
その中の拒否理由情報を参照し理由表示する。その後,
予め設定されたしきい値に従って再送信が行われるが,
障害中に伴う登録拒否信号が返送されるため再送を停止
し位置登録失敗の状態となる。
【0045】無線基地局1と制御局間の定期通信が再開
され(図9のg),障害復旧が検出されると無線基地局
1は,障害復旧報知情報に位置登録移動局番号記憶部1
13の中から再送信をさせる移動局2の番号を付加して
送信する(図9のh)。障害復旧報知情報を受信した移
動局2は,指定されている移動局番号を認識し(図9の
S20),この移動局番号を自局の番号と照合して一致
するか判別し(図9のS21),一致していれば位置登
録要求信号を再送信する(図9のi)。この情報を受信
した無線基地局1が位置登録データを制御局3に伝送す
ることにより制御局3の位置情報が最新の位置情報に更
新される。こうして,制御局3の位置登録情報と移動局
2の現在の位置情報の不一致が解消される。また,位置
登録要求信号を再送信する移動局を移動局番号により限
定することによって,複数の移動局が一斉に送信するこ
とによる通信トラヒックの上昇を防ぐことができる。
【0046】図10,図11は本発明による第7の位置
登録制御シーケンス(その1),(その2)であり,上
記図1の原理構成による上記(7) の制御動作に対応す
る。この図10,図11では,制御局3に対し,無線基
地局1A,1Bが有線または無線で接続され,この無線
基地局1Aのゾーンに移動局2Aが在圏し,無線基地局
1Bのゾーンに移動局2Bが在圏しているものとする。
【0047】無線基地局1Aまたは無線基地局1Bと制
御局3間の定期通信が断になると(図10a,a’),
無線基地局1A,1Bでそれぞれ障害発生が検出され,
無線基地局1Aまたは1Bより制御チャネル構造や自局
の位置情報を含む障害中報知情報を呼制御を行っていな
いタイミングにそれぞれ送信する(同b,b’)。移動
局2Aまたは移動局2Bは,基地ゾーンの移行や基地ゾ
ーンで電源オンした場合,上記の障害中報知情報を受信
し,且つ障害中を認識し制御局3の位置情報を更新する
ための位置登録要求信号を当該無線基地局1Aまたは1
Bに送信すると共に障害中の送信であることを記憶する
(図10のc,c’)。但し,その信号は,障害中であ
るため制御局への伝送が行われず無線基地局1Aまたは
1Bより,それぞれ障害中に伴う登録拒否信号が返送さ
れる(図10のd,d’)。
【0048】移動局2Aまたは2Bは,登録拒否信号を
受信すると,その中の拒否理由情報を参照し理由表示
し,その後,予め設定されたしきい値に従って位置登録
要求信号(図10のe,e’)を再送信するが,障害中
に伴う登録拒否信号(同f,f’)が返送されるため再
送を停止し位置登録失敗の状態となる。
【0049】無線基地局1Aまたは1Bと制御局3間の
定期通信が再開され(図11のg,g’),障害復旧が
検出されると,制御局3は自局内部に持つ障害復旧基地
局選択部33(図2)の自局に接続されている無線基地
局1Aと1Bの優先順位選択テーブル33aを参照し,
無線基地局1A,1Bの順に以下の位置登録要求信号の
再送信号を制御する。無線基地局1Aを選択した場合,
制御局3は無線基地局1Aに対して無線基地局1A選択
指示(図11のh)を送出する。そのデータを受信した
無線基地局1Aは,障害復旧報知情報を送信する(図1
1のi)。その情報を受信した当該基地ゾーンの移動局
2Aは,障害復旧を認識し,上記図10の位置登録要求
信号cと同一内容である位置登録要求信号(図11の
j)を送信する。この情報を受信した無線基地局1A
が,位置登録データを制御局3に伝送する(図11の
k)ことにより制御局3の移動局2Aの位置情報が最新
の位置情報に更新される。
【0050】位置情報を更新すると制御局3は,位置登
録受付データを無線基地局1Aに伝送し(図11の
l),無線基地局1Aから移動局3へ登録受付信号(図
11のm)を送信する。その信号を受信した移動局2A
は位置登録を完了し,制御局と移動局との位置登録情報
の不一致が解消される。次に無線基地局1Bを選択した
場合,制御局3は無線基地局1Bに対して無線基地局1
B選択指示を送出する(図11のh’)。そのデータを
受信した無線基地局1Bは,障害復旧報知情報を送信す
る(図11のi’)。その情報を受信した当該基地ゾー
ンの移動局2Bは,障害復旧を認識し,位置登録要求信
号を送信する(図11のj’)。この情報を受信した無
線基地局2 が,位置登録データを制御局に伝送する(図
11のk’)ことにより制御局3の移動局2Bの位置情
報を最新の位置情報に更新する。位置情報を更新すると
制御局3は,位置登録受付データを無線基地局1Bに伝
送し(図11のl’),無線基地局1Bから登録受付信
号を送信する(図11のm’)。その信号を受信した移
動局2Bは,位置登録を完了し,制御局と移動局との位
置登録情報の不一致が解消される。
【0051】以上のように,制御局3の障害の場合,障
害は復旧したときに接続される全ての無線基地局を順次
選択して移動局3から位置登録要求信号の送信を無線基
地局単位で限定することにより,複数の無線基地局から
の通信トラヒックの上昇を防ぐことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の位置登録制御方式によれば,制
御局または制御局と無線基地局間の接続回線障害時に位
置情報の更新が有った移動局,および全移動局に障害復
旧後,位置登録送信を再送させることにより,制御局に
登録された移動局の位置情報と移動局の現在位置との不
一致を早急に解消することが可能である。また,再送信
する移動局や無線基地局を限定することで位置登録再送
信による無線回線の通信トラヒック上昇を軽減すること
が可能であり,位置登録以外の他の通信を円滑に行うこ
とが可能となる。更に,無線回線の利用効率向上と無線
回線品質の向上により移動通信システムの信頼性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】実施例の構成(その1)を示す図である。
【図3】実施例の構成(その2)を示す図である。
【図4】本発明による第1の位置登録制御シーケンスを
示す図である。
【図5】本発明による第2の位置登録制御シーケンスを
示す図である。
【図6】本発明による第3の位置登録制御シーケンスを
示す図である。
【図7】本発明による第4の位置登録制御シーケンスを
示す図である。
【図8】本発明による第5の位置登録制御シーケンスを
示す図である。
【図9】本発明による第6の位置登録制御シーケンスを
示す図である。
【図10】本発明による第7の位置登録制御シーケンス
(その1)を示す図である。
【図11】本発明による第7の位置登録制御シーケンス
(その2)を示す図である。
【図12】移動通信システムのブロック構成を示す図で
ある。
【図13】従来の制御局,無線基地局,移動局の構成を
示す図である。
【図14】位置登録制御シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 無線基地局 10 情報送出部 11 管理部 12 メモリ 2 移動局 20 位置登録部 21 障害中処理部 22 障害復旧部 23 メモリ 24 時刻管理部 3 制御局 30 障害復旧基地局選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−234729(JP,A) 特開 平6−133354(JP,A) 特開 平5−300082(JP,A) 特開 平11−55725(JP,A) 特開 平11−55740(JP,A) 特開 平10−126840(JP,A) 特開 平5−110502(JP,A) 特開 昭61−72423(JP,A) 特開 平8−223635(JP,A) 特開 平10−13944(JP,A) 特開 昭57−109441(JP,A) 特開 平9−294289(JP,A) 特開 平4−373325(JP,A) 特開 平4−245724(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局と接続する制御局と,
    前記無線基地局と無線により通信を行う移動局が基地ゾ
    ーン間を移行する等により位置登録要求信号を発生し
    て,前記制御局で管理する移動局位置登録情報が更新さ
    れる移動通信システムにおいて, 前記無線基地局は,制御局の障害または制御局と無線基
    地局間の接続回線に障害が発生したことを検出し,その
    後前記障害が復旧したことを検出すると移動局に対して
    障害が復旧したことを知せる障害復旧報知情報の送信手
    段を備え, 移動局は,前記基地局からの障害復旧報知情報を受信す
    ると当該基地局のゾーンへの位置登録要求信号の送信手
    段を備え, 当該基地ゾーンの全移動局から位置登録要求信号を送信
    させることにより,上記障害による実在圏基地ゾーンと
    位置登録情報とを一致させることを特徴とする位置登録
    制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において, 前記無線基地局は,制御局の障害または制御局と無線基
    地局間の接続回線に障害が発生したことを検出すると,
    移動局に対して障害中報知情報を送信する送信手段と,
    当該障害が復旧したことを検出すると移動局に対して障
    害復旧報知情報を送信する送信手段とを備え, 移動局は,基地ゾーン間の移行等により位置登録要求信
    号を発生した時点で,当該無線基地局からの障害中報知
    情報を受信すると,位置登録要求信号の送信が障害中で
    あったことを記憶する記憶手段と,当該無線基地局から
    の障害復旧報知情報を受信すると前記記憶手段に障害中
    の送信であったことが記憶されていると位置登録要求信
    号を再送信する手段を備えることを特徴とする位置登録
    制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項2において, 移動局は,基地ゾーン間の移行時等に前記無線基地局か
    ら障害中報知情報を受信すると,位置登録要求信号の送
    信を一時保留すると同時に当該送信の一時保留が障害中
    であったことを記憶する手段と,当該無線基地局からの
    障害復旧報知情報の受信時に,前述の記憶手段に障害中
    の送信が一時保留であったことが記憶されていると,位
    置登録要求信号の送信を起動する手段を備えることを特
    徴とする位置登録制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1において, 前記無線基地局は,制御局の障害または制御局と無線基
    地局間の接続回線に障害が発生したことを検出し,かつ
    移動局からの位置登録要求信号を受信すると,当該移動
    局に対して障害中位置登録拒否信号を返送する手段と,
    その障害が復旧したことを検出すると移動局に対して障
    害復旧報知情報を送信する手段を備え, 移動局は,当該無線基地局からの障害中位置登録拒否信
    号を受信すると位置登録要求信号の再送制御を一時保留
    すると同時に当該再送制御の一時保留が障害中であった
    ことを記憶する手段と,当該無線基地局からの障害復旧
    報知情報を受信したとき,前述の記憶手段に障害中の再
    送制御が一時保留であったことが記憶されている場合の
    み,位置登録要求信号の再送制御を再開する手段を備え
    ることを特徴とする位置登録制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4の何れかにおいて, 前記無線基地局は,障害発生時刻の記憶手段と,送信す
    る障害中報知情報に障害発生時刻を付加する手段と,障
    害復旧時刻の記憶手段と送信する障害復旧報知情報に障
    害復旧時刻を付加する手段と,前記障害復旧報知情報に
    障害期間中の任意の時間帯を付加して,指定時間帯の位
    置登録要求信号の再送要求を行う手段を備え, 移動局は,位置登録要求信号を送信した時刻を記憶する
    手段と,受信した障害中報知情報に付加されている障害
    発生時刻を記憶する手段と,受信した障害復旧報知情報
    に付加されている障害復旧時刻を記憶する手段と,前記
    障害復旧報知情報に付加されている障害期間中の任意の
    時間帯と自局の位置登録要求信号の送信時刻を照合し
    て,指定された時間帯が位置登録要求信号を送信した時
    間帯に該当すると位置登録要求信号の再送信を行う手段
    を備え, 位置登録要求信号の再送信を障害発生の時間帯に対応し
    た移動局に限定することを特徴とする位置登録制御方
    式。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかにおいて, 前記無線基地局は,障害中に移動局からの位置登録要求
    信号を受信すると当該移動局番号を記憶する手段と,障
    害復旧報知情報に前述の移動局番号を付加して送信する
    手段を備え, 移動局は,障害復旧報知情報を受信すると,当該情報に
    付加されている指定移動局番号と自局番号を照合して,
    指定移動局番号が自局番号と一致すると位置登録要求信
    号の再送信を行う手段を備えることを特徴とする位置登
    録制御方式。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6の何れかにおいて, 制御局は,障害復旧時に接続されている複数の無線基地
    局の中から1つずつ無線基地局を選択して障害復旧通知
    を送出する手段を備え, 無線基地局は,前記制御局からの障害復旧通知を受信す
    ると当該基地ゾーン内の移動局に,請求項1乃至6の障
    害復旧報知情報を送信する手段を備え, 前記無線基地局は,順次当該基地ゾーン内の移動局に位
    置登録要求信号を送信させることを特徴とする位置登録
    制御方式。
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