JP2001189724A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP2001189724A
JP2001189724A JP37488799A JP37488799A JP2001189724A JP 2001189724 A JP2001189724 A JP 2001189724A JP 37488799 A JP37488799 A JP 37488799A JP 37488799 A JP37488799 A JP 37488799A JP 2001189724 A JP2001189724 A JP 2001189724A
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Yasuhiro Suzuki
泰広 鈴木
Toshihiro Fujimoto
敏浩 藤本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局と課金情報処理部とを接続する回
線に障害が発生した場合でも、課金情報の通知を効率よ
く確実に行う。 【解決手段】 第1の課金情報蓄積手段11は、課金情
報を収集し蓄積する。第1の課金情報通知手段12は、
課金情報を外部へ通知する。正常通知判断手段13は、
課金情報の正常通知が可能か否かを判断する。課金情報
無線送信手段14は、課金情報の正常通知が不可能であ
る場合に、課金情報を他の無線基地局に無線で送信す
る。課金情報無線受信手段21は、無線で送信された課
金情報を受信する。第2の課金情報蓄積手段22は、受
信した課金情報を蓄積する。第2の課金情報通知手段2
3は、送信側無線基地局10に代わって、課金情報を外
部へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークシステ
ムに関し、特に課金情報の通知制御を行うネットワーク
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機等の普及に伴い、モバ
イルコンピューティング環境が急速に整備化され、様々
な移動通信サービスが提供されている。また、このよう
な移動通信サービスへの運用管理に対するさらなる高度
化、効率化が期待されている。
【0003】運用管理の中の主要項目の1つに課金管理
制御がある。課金管理制御は、無線基地局で課金情報を
収集し、運用管理センタ内にある課金情報処理部へ課金
情報を通知する。
【0004】図12は従来の課金通知制御の概念を示す
図である。移動局5と無線基地局100は無線で接続
し、無線基地局100は交換局3と有線で接続する。交
換局3は公衆網4と、課金情報処理部61を含む運用管
理センタ60と接続する。
【0005】無線基地局100は、移動局5と交換局3
との呼処理制御、課金情報の収集、障害監視及び課金情
報処理部61への課金情報の通知等を行う。交換局3
は、無線基地局100と公衆網4への呼処理信号の制御
や中継を行う。また、無線基地局100と課金情報処理
部61へのパケット信号の制御や中継を行う。
【0006】無線基地局100と交換局3間は、ISD
N回線により接続している。ISDN回線は、呼処理信
号用の回線(例えば、JT-Q931b等に準拠した呼処理信号
用の回線)と、課金情報等の伝送に使用されるパケット
信号用の回線(例えば、X.25に準拠したパケット信号用
の回線)が論理的に2つ存在する。
【0007】従来の無線基地局100で課金情報を収集
するタイプでは、移動局〜固定電話や移動局〜移動局の
通話によって生成される課金情報(接続/切断時刻や送
信/受信側電話番号等からなる)は、無線基地局100
で収集され、ISDN回線によって接続された交換局3
を経由して、事業者側の課金情報処理部61へ通知され
る。
【0008】一方、呼処理信号用の回線とパケット信号
用の回線は、論理的に独立であるから、片方だけのリン
クが確立しない場合が起こりうる。このため、無線基地
局100から課金情報処理部61へ、収集した課金情報
を通知する際に使用されるISDNのパケット回線に障
害が発生すると、無線基地局100で収集した課金情報
を、課金情報処理部61へ通知することができなくなっ
てしまう。
【0009】このような場合、従来では、無線基地局1
00で課金情報を一時的に保持しておき、パケット回線
障害が復旧して通知可能となった後に、保持しておいた
課金情報を課金情報処理部61へ通知して、課金情報の
損失を防いでいた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の課金通知制御では、パケット回線のみが障害にな
って、無線基地局100から課金情報処理部61へ課金
情報が通知できない状態が長時間におよぶと、呼処理回
線は正常であるから移動局5や交換局3からの呼処理は
実施可能なので課金情報が次々と生成され、無線基地局
100内部で保持できる課金情報の許容量を超過してし
まう。
【0011】したがって、通話によって生成された新規
の課金情報を破棄してしまうといった問題があった。ま
た、この新規の課金情報の破棄を防ごうとして、新規通
話の制限や拒否を行うと、接続率が低下してしまうとい
った問題があった。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、無線基地局と課金情報処理部とを接続する回
線に障害が発生した場合でも、課金情報の通知を効率よ
く確実に行うネットワークシステムを提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、課金情報の通知を行
うネットワークシステム1において、課金情報を収集し
蓄積する第1の課金情報蓄積手段11と、課金情報を外
部へ通知する第1の課金情報通知手段12と、課金情報
の正常通知が可能か否かを判断する正常通知判断手段1
3と、課金情報の正常通知が不可能である場合に、課金
情報を他の無線基地局に無線で送信する課金情報無線送
信手段14と、から構成される送信側無線基地局10
と、無線で送信された課金情報を受信する課金情報無線
受信手段21と、受信した課金情報を蓄積する第2の課
金情報蓄積手段22と、送信側無線基地局10に代わっ
て、課金情報を外部へ通知する第2の課金情報通知手段
23と、から構成される受信側無線基地局20と、を有
することを特徴とするネットワークシステム1が提供さ
れる。
【0014】ここで、第1の課金情報蓄積手段11は、
課金情報を収集し蓄積する。第1の課金情報通知手段1
2は、課金情報を外部へ通知する。正常通知判断手段1
3は、課金情報の正常通知が可能か否かを判断する。課
金情報無線送信手段14は、課金情報の正常通知が不可
能である場合に、課金情報を他の無線基地局に無線で送
信する。課金情報無線受信手段21は、無線で送信され
た課金情報を受信する。第2の課金情報蓄積手段22
は、受信した課金情報を蓄積する。第2の課金情報通知
手段23は、送信側無線基地局10に代わって、課金情
報を外部へ通知する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のネットワークシス
テムの原理図である。ネットワークシステム1は、課金
情報を他の周辺無線基地局へ無線で送信する送信側無線
基地局10、課金情報を無線で受信する受信側無線基地
局20、交換局3、運用管理センタ60及び公衆網4か
ら構成される。ネットワークシステム1は例えば、PH
S、PDS等の種々の移動通信ネットワーク及びWLL
等の通信ネットワークに適用できる。
【0016】送信側無線基地局10と受信側無線基地局
20は、交換局3とISDN回線等の有線の回線L1、
L2で接続する。交換局3は公衆網4と、課金情報処理
部61を含む運用管理センタ60と接続する。
【0017】送信側無線基地局10に対し、第1の課金
情報蓄積手段11は、課金情報を収集し蓄積する。課金
情報とは、移動局5と固定電話の通話や、移動局5とそ
の他の移動局の通話によって生成される接続/切断時刻
や送信/受信側電話番号等からなる、課金に必要な情報
のことである。
【0018】第1の課金情報通知手段12は、課金情報
を外部へ通知する。ここでいう外部とは、課金情報処理
部61のことである。課金情報処理部61は、課金情報
を受信して、実際の課金額を計算する。
【0019】正常通知判断手段13は、課金情報の正常
通知が可能か否かを判断する。具体的には例えば、回線
(パケット回線)L1に障害が発生したか否かの監視を
行う。
【0020】課金情報無線送信手段14は、正常通知判
断手段13によって課金情報の正常通知が不可能である
と判断された場合に(回線L1に障害が発生した場合
に)、課金情報を他の無線基地局(送信側無線基地局1
0の周辺にある受信側無線基地局20)に無線で通知す
る。
【0021】受信側無線基地局20に対し、課金情報無
線受信手段21は、送信側無線基地局10から無線で送
信された課金情報を受信する。第2の課金情報蓄積手段
22は、課金情報を蓄積する。
【0022】第2の課金情報通知手段23は、送信側無
線基地局10に代わって、課金情報を回線L2を通じて
課金情報処理部61へ通知する。なお、上記の説明で
は、送信側無線基地局10と受信側無線基地局20とを
区別して説明したが、実際には1つの無線基地局に両方
の機能が設置される。すなわち、送信側無線基地局10
が受信側無線基地局20の動作を行うこともできれば、
受信側無線基地局20が送信側無線基地局10の動作を
行うこともできる。
【0023】次に動作について説明する。図2、図3は
本発明の課金通知制御の処理手順を示すフローチャート
である。 〔S1〕送信側無線基地局10は、通信時の呼処理を行
う。 〔S2〕第1の課金情報蓄積手段11は、生成された課
金情報を蓄積する。 〔S3〕正常通知判断手段13は、回線L1に障害が発
生しているか否かを監視する。回線障害が発生している
場合はステップS4へ、回線障害が発生していない場合
はステップS12へ行く。 〔S4〕第1の課金情報蓄積手段11が蓄積した課金情
報の数(滞留課金情報の数)が、あらかじめ設定された
しきい値を越えた場合はステップS5へ、越えない場合
はステップS12へ行く。 〔S5〕送信側無線基地局10は、移動局への報知情報
の送信を停止して、移動局に対するサービスを中断す
る。 〔S6〕送信側無線基地局10の課金情報無線送信手段
14と、受信側無線基地局20の課金情報無線受信手段
21間で、無線回線による接続処理を行う。 〔S7〕課金情報無線送信手段14は、受信側無線基地
局20へ課金情報を無線によって送信する。 〔S8〕課金情報無線受信手段21によって受信された
課金情報は、第2の課金情報蓄積手段22によって蓄積
される。 〔S9〕第2の課金情報通知手段23は、課金情報処理
部61へ課金情報を回線L2を通じて通知する。 〔S10〕送信側無線基地局10の課金情報無線送信手
段14と、受信側無線基地局20の課金情報無線受信手
段21間で、無線回線による解放処理を行う。 〔S11〕送信側無線基地局10は、移動局へ報知情報
を送信し、移動局に対するサービスを再開する。 〔S12〕第1の課金情報通知手段12は、課金情報処
理部61へ課金情報を回線L1を通じて通知する。
【0024】図4は無線基地局間で課金情報を送受信す
る際のシーケンスを示す図である。送信側無線基地局1
0の課金情報無線送信手段14と、受信側無線基地局2
0の課金情報無線受信手段21間でのシーケンスを示
す。 〔S20〕制御チャネルのSCCH(Signalling Contr
ol CHannel) による、リンクチャネル確立要求及びリン
クチャネル割り当てを行う。 〔S21〕同期バースト信号により同期確立を行う。 〔S22〕課金情報無線送信手段14は、SABM(Se
t Asynchronous Balanced Mode) を送信し、課金情報無
線受信手段21は、UA(unnumber acknowledgement)
を返信する。 〔S23〕課金情報無線送信手段14は、課金情報送信
開始要求を送信し、課金情報無線受信手段21は、課金
情報送信開始応答を送信する。 〔S24〕課金情報無線送信手段14は、課金情報の送
信を行う。 〔S25〕課金情報無線送信手段14は、課金情報送信
終了要求を送信し、課金情報無線受信手段21は、課金
情報送信終了応答を送信する。 〔S26〕課金情報無線受信手段21は、DISC(DI
SConnect) を送信し、課金情報無線送信手段14は、U
Aを返信する。 〔S27〕課金情報無線受信手段21は、無線チャネル
切断を行い、課金情報無線送信手段14は、無線チャネ
ル切断応答を返信する。
【0025】以上説明したように、本発明のネットワー
クシステム1は、送信側無線基地局10が、移動局のよ
うに動作して、受信側無線基地局20へ課金情報を送信
する構成とした。
【0026】したがって、送信側無線基地局10が接続
するパケット回線L1のみが障害になって、送信側無線
基地局10から課金情報処理部61へ課金情報が通知で
きない状態が長時間におよんでも、滞留課金情報がしき
い値を越えた場合には、無線で受信側無線基地局20へ
課金情報を送信することができる。
【0027】これにより、通話によって生成された新規
の課金情報が破棄されることを防ぐことが可能になる。
また、新規通話の制限や拒否を行う必要がないので、接
続率の低下を防ぐことが可能になる。
【0028】次に本発明のネットワークシステム1の具
体的な構成及び動作について説明する。図5はネットワ
ークシステムの構成を示す図である。ネットワークシス
テム1aは、送信側無線基地局10−1と受信側無線基
地局20−1を含む。
【0029】送信側無線基地局10−1に対し、課金管
理部11aと共通データ部(課金管理)11bは第1の
課金情報蓄積手段11に対応し、有線側送受信部(パケ
ット信号)12aは第1の課金情報通知手段12に対応
し、障害監視部13aと共通データ部(障害管理)13
bは正常通知判断手段13に対応し、無線側送受信部
(無線基地局)14aと呼処理部(無線基地局)14b
は課金情報無線通知手段14aに対応する。
【0030】装置制御部15は、送信側無線基地局10
−1の全体制御を行う。障害監視部13aは、自局の無
線側や有線側等の障害発生及び復旧の監視・管理を行
う。共通データ部(障害管理)13bは、RAM領域に
障害管理テーブルを有する。
【0031】無線側送受信部(移動局)16は、移動局
とRCR-STD-28に準拠した信号の送受信及び報知情報の送
信を行う。呼処理部(移動局)17は、移動局とRCR-ST
D-28に準拠した呼処理を行う。有線側送受信部(呼処理
信号)18は、交換局3と呼処理信号の送受信を行う。
【0032】なお、送信側無線基地局10が課金情報を
無線で受信する無線基地局になった場合には、無線側送
受信部(移動局)16は課金情報を受信し、呼処理部
(移動局)17は、課金情報のメッセージの呼処理を行
う。
【0033】課金管理部11aは、収集された課金情報
の管理を行う。共通データ部11bは、RAM領域に滞
留課金情報テーブルを有する。有線側送受信部(パケッ
ト信号)12aは、交換局3とパケット信号の送受信を
行う。課金情報に対しては、交換局3を経由して事業者
の課金情報処理部61へ課金情報を含むパケット信号が
送信される。
【0034】無線側送受信部(無線基地局)14aは、
周辺無線基地局とのRCR-STD-28に準拠した信号の送受信
を行う。本発明では課金情報を受信側無線基地局20へ
送信する。呼処理部(無線基地局)14bは、移動局と
しての機能をもち、移動局と同様に周辺無線基地局(受
信側無線基地局20−1)と呼処理を行う。
【0035】受信側無線基地局20−1に対し、無線側
送受信部(無線基地局)21aと呼処理部(移動局)2
1bは課金情報無線受信手段21に対応し、課金管理部
22aと共通データ部(課金管理)22bは第2の課金
情報蓄積手段22に対応し、有線側送受信部(パケット
信号)23は第2の課金情報通知手段23に対応する。
【0036】なお、図中の受信側無線基地局20−1で
は、障害監視部、共通データ部(障害管理)、無線側送
受信部(無線基地局)及び呼処理部(無線基地局)は省
略している。
【0037】無線側送受信部(移動局)21aは、移動
局とのRCR-STD-28に準拠した信号の送受信を行う。ま
た、送信側無線基地局10−1から無線による課金情報
を受信する。
【0038】呼処理部(移動局)21bは、移動局とRC
R-STD-28に準拠した呼処理を行う。また、送信側無線基
地局10−1との課金情報に関する呼処理を行う。装置
制御部25は、受信側無線基地局20−1の全体制御を
行う。課金管理部22aは、課金情報の管理を行う。共
通データ部(課金管理)22bは、RAM領域に滞留課
金情報テーブルを有する。有線側送受信部(パケット信
号)23は、交換局3を経由して事業者の課金情報処理
部61へ、課金情報を含むパケット信号の送受信を行
う。有線側送受信部(呼処理信号)28は、交換局3と
呼処理信号の送受信を行う。
【0039】次に送信側無線基地局10−1の動作につ
いてフローチャートを用いて説明する。図6、図7は送
信側無線基地局10−1の動作手順を示すフローチャー
トである。 〔S30〕呼処理部(移動局)17は、呼処理終了後に
課金情報を生成する。 〔S31〕障害監視部13aは、課金情報が課金情報処
理部61へ通知可能か否かを判断する。可能ならばステ
ップS32へ、そうでなければステップS33へ行く。 〔S32〕有線側送受信部(パケット信号)12aは、
課金情報を課金情報処理部61へ通知する。 〔S33〕課金管理部11aは、共通データ部(課金管
理)11bに課金情報を格納する。 〔S34〕課金管理部11aは、滞留課金情報数がしき
い値を超過しているか否かを判断する。超過した場合は
ステップS35へ、そうでなければ終了する。 〔S35〕無線側送受信部(移動局)16は、報知情報
を停止する。 〔S36〕無線側送受信部(無線基地局)14aは、周
辺無線基地局の報知情報を検出する。 〔S37〕呼処理部(無線基地局)14bは、周辺無線
基地局の呼接続処理を実施する。 〔S38〕無線側送受信部(無線基地局)14aは課金
情報を送信する。 〔S39〕課金管理部11aは、課金情報がすべて送信
されたか否かを判断する。送信された場合はステップS
40へ、そうでなければステップS38へ戻る。 〔S40〕呼処理部(無線基地局)14bは、呼切断の
実施を行う。 〔S41〕無線側送受信部(無線基地局)14aは報知
情報を送信する。
【0040】次に受信側無線基地局20−1の動作につ
いてフローチャートを用いて説明する。図8は受信側無
線基地局20−1の動作手順を示すフローチャートであ
る。 〔S50〕無線側送受信部(移動局)21aと呼処理部
(移動局)21bは、送信側無線基地局10−1からの
呼接続処理を行う。 〔S51〕装置制御部25と課金管理部22aは、受信
メッセージが課金情報か否かを判断する。課金情報であ
ればステップS53へ、そうでなければステップS52
へ行く。 〔S52〕装置制御部25は、受信メッセージを破棄す
る。そしてステップS54へ行く。 〔S53〕有線側送受信部(パケット信号)23は、課
金情報を課金情報処理部61へ通知する。 〔S54〕呼処理部(移動局)21bは、呼解放処理を
行う。
【0041】次に共通データ部11b、13bについて
説明する。図9は共通データ部(課金管理)11bの構
成例を示す図である。共通データ部(課金管理)11b
は、滞留課金情報テーブル11b−1を有する。
【0042】滞留課金情報テーブル11b−1は、課金
情報処理部61に通知できない場合に課金情報を格納し
ておくテーブルであり、滞留課金情報数と、呼毎に生成
される滞留課金情報#1〜#nとから構成される。
【0043】滞留課金情報数には、格納している課金情
報の数が格納される。滞留課金情報#1〜#nは、呼情
報、接続/切断時刻、発信/着信番号等の課金情報から
なる。
【0044】呼情報は、発信呼であるか着信呼であるか
等の情報である。接続時刻及び切断時刻は、それぞれ通
話が開始した時刻及び通話が終了した時刻であり、年月
日時分秒で設定される。発信番号及び着信番号は、それ
ぞれ発側及び着側の電話番号である。
【0045】図10は共通データ部(障害管理)13b
の構成例を示す図である。共通データ部(障害管理)1
3bは、障害管理テーブル13b−1を有する。障害管
理テーブル13b−1は、無線基地局の無線側、有線側
及び装置内部の障害の発生/復旧を管理するテーブルで
あり、無線側監視項目#1〜#nと有線側監視項目#1
〜#nと装置内監視項目#1〜#nから構成される。例
えば、各項目に障害が発生した場合には“1”、正常の
場合は“0”が設定される。
【0046】図11は課金情報のメッセージフォーマッ
トを示す図である。(A)は無線基地局間で使用される
無線区間用フォーマットであり、(B)は無線基地局と
課金情報処理部61間で使用される有線区間用フォーマ
ットである。
【0047】無線区間用フォーマットの課金情報メッセ
ージM1は、メッセージ長、収集CS番号、呼情報、接
続時刻、切断時刻、発信番号、着信番号からなる。収集
CS番号は送信側無線基地局10が保有する識別番号で
ある。呼情報は、発信呼であるか着信呼であるか等の情
報である。接続時刻及び切断時刻は、それぞれ通話が開
始した時刻及び通話が終了した時刻であり、年月日時分
秒で設定される。発信番号及び着信番号は、それぞれ発
側及び着側の電話番号である。
【0048】有線区間用フォーマットの課金情報メッセ
ージM2は、メッセージ長、送信CS番号、収集CS番
号、呼情報、接続時刻、切断時刻、発信番号、着信番号
からなる。送信CS番号は、受信側無線基地局20の識
別番号である。その他は上記と同じなので説明は省略す
る。
【0049】以上説明したように、本発明のネットワー
クシステム1は、有線区間のパケット回線障害等によ
り、無線基地局から事業者の課金情報処理部61に課金
情報を通知できなくなった場合でも、無線基地局が移動
局としての機能を保有し、移動局〜無線基地局の接続動
作と同様な動作を用いることで、他の周辺無線基地局と
通信を行うことが可能になる。
【0050】これにより、障害を検出した無線基地局か
ら周辺の無線基地局経由で事業者の課金情報処理部61
へ課金情報をすみやかに通知できる。また、新規通話の
拒否や制約による呼損率の低下を防止し、さらに課金情
報回収率の向上を図ることが可能になる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ークシステムは、送信側無線基地局で課金情報を正常に
通知できない場合に、課金情報を受信側無線基地局へ無
線で通知し、受信側無線基地局から外部へ課金情報の通
知を行う構成とした。これにより、回線障害などが発生
した場合でも、課金情報の通知を効率よく確実に行うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステムの原理図であ
る。
【図2】本発明の課金通知制御の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の課金通知制御の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】無線基地局間で課金情報を送受信する際のシー
ケンスを示す図である。
【図5】ネットワークシステムの構成を示す図である。
【図6】送信側無線基地局の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】送信側無線基地局の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】受信側無線基地局の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】共通データ部(課金管理)の構成例を示す図で
ある。
【図10】共通データ部(障害管理)の構成例を示す図
である。
【図11】課金情報のメッセージフォーマットを示す図
である。(A)は無線基地局間で使用される無線区間用
フォーマットであり、(B)は無線基地局と課金情報処
理部間で使用される有線区間用フォーマットである。
【図12】従来の課金通知制御の概念を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム 3 交換局 4 公衆網 5 移動局 10 送信側無線基地局 11 第1の課金情報蓄積手段 12 第1の課金情報通知手段 13 正常通知手段 14 課金情報無線送信手段 20 受信側無線基地局 21 課金情報無線受信手段 22 第2の課金情報蓄積手段 23 第2の課金情報通知手段 60 運用管理センタ 61 課金情報処理部 L1、L2 回線
フロントページの続き Fターム(参考) 5K025 AA02 DD06 EE04 GG12 GG29 HH16 HH17 JJ02 JJ10 5K030 GA12 HA08 HB08 HC05 HC09 JL01 JT09 KA02 LD11 MB01 5K033 AA06 BA13 CC01 DA17 DB12 DB19 EA04 EB07 5K067 AA26 DD29 DD57 EE02 EE10 FF04 HH22 LL05 LL14 9A001 BB06 CC05 DZ10 JJ12 JZ18 JZ57 KK56 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 課金情報の通知制御を行うネットワーク
    システムにおいて、 前記課金情報を収集し蓄積する第1の課金情報蓄積手段
    と、前記課金情報を外部へ通知する第1の課金情報通知
    手段と、前記課金情報の正常通知が可能か否かを判断す
    る正常通知判断手段と、前記課金情報の正常通知が不可
    能である場合に、前記課金情報を他の無線基地局に無線
    で送信する課金情報無線送信手段と、から構成される送
    信側無線基地局と、 無線で送信された前記課金情報を受信する課金情報無線
    受信手段と、受信した前記課金情報を蓄積する第2の課
    金情報蓄積手段と、前記送信側無線基地局に代わって、
    前記課金情報を外部へ通知する第2の課金情報通知手段
    と、から構成される受信側無線基地局と、 を有することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記課金情報無線送信手段は、前記課金
    情報の正常通知が不可能であり、かつ前記第1の課金情
    報蓄積手段が蓄積した前記課金情報の数が、あらかじめ
    設定されたしきい値を越えた場合に、前記課金情報を無
    線で送信することを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 課金情報を送信する送信側無線基地局に
    おいて、 前記課金情報を収集し蓄積する課金情報蓄積手段と、 前記課金情報を外部へ通知する課金情報通知手段と、 前記課金情報の正常通知が可能か否かを判断する正常通
    知判断手段と、 前記課金情報の正常通知が不可能である場合に、前記課
    金情報を他の無線基地局に無線で送信する課金情報無線
    送信手段と、 を有することを特徴とする送信側無線基地局。
  4. 【請求項4】 課金情報を受信する受信側無線基地局に
    おいて、 無線で送信された前記課金情報を受信する課金情報受信
    手段と、 受信した前記課金情報を蓄積する課金情報蓄積手段と、 前記課金情報を外部へ通知する課金情報通知手段と、 を有することを特徴とする受信側無線基地局。
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