JP3159129B2 - ネットワーク監視方式 - Google Patents

ネットワーク監視方式

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JP3159129B2
JP3159129B2 JP16854497A JP16854497A JP3159129B2 JP 3159129 B2 JP3159129 B2 JP 3159129B2 JP 16854497 A JP16854497 A JP 16854497A JP 16854497 A JP16854497 A JP 16854497A JP 3159129 B2 JP3159129 B2 JP 3159129B2
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  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク内の
1つあるいは2つ以上のノードに接続されたネットワー
ク監視装置がネットワーク全体の監視を行なうネットワ
ーク監視方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークの監視を行なう場合、従来
は、監視対象ノードに向けてメッセージを送信し、相手
ノードからその応答メッセージが戻ってくるか否かを監
視し、当該ノードから応答メッセージが戻ってきた場合
はその応答メッセージによって通知される内容に基づき
当該ノードの状態を調べるようにしている。
【0003】ここで、ノード間の通信は各ノードに予め
設定されたルーティング情報によってルーティングが行
なわれる。そして、途中の経路で障害が発生すると、関
係するノードのルーティング情報を変更して迂回ルート
を設定する。この場合、ルーティング情報を変更するた
めに迂回ルートの探索を行なったり、あるいは予め障害
を予測して予備のルーティング情報を設定しておき、そ
のルーティング情報に基づきルートを切り替え対象ノー
ドの監視を行うといった方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、設定されたル
ートの途中に障害が発生し不通となったときには、その
ルートを使用して通信を行なう全てのノードと通信が不
可になるという課題があった。また、ノードの増設や回
線接続の変更等、ネットワーク構成が変更になる場合
は、各ノードの設定変更が必要になるという課題があっ
た。さらに、目的ノードとの通信が途絶えた時に、それ
が一時的障害であっても、目的ノードとの通信を回復さ
せるためには、迂回ルートの設定を行い、経路にあたる
ノードのルーティング情報の書き換えが必要になるとい
う課題があった。従って本発明は、途中経路に障害が発
生した場合にも特別な迂回処理を行なうことなく目的ノ
ードとの通信を行い対象ノードを監視することを目的と
する。また、ノードの増設あるいは回線接続の変更等、
ネットワーク構成が変更される場合にも従局ノードの設
定変更を不要にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ネットワーク内の主局にのみルーテ
ィング情報を設定するようにしたものである。ルーティ
ング情報には、監視対象ノードのノードIDと、各対象
ノードとの通信ルートを設定する。そして1つのノード
に対して通信可能ルートが複数存在する場合には、その
全てのルートを設定する。主局は通信ルートが複数存在
するノードに対してメッセージを送信する場合には、設
定されている全てのルートに送信する。主局は、ルーテ
ィング情報に設定された従局ノードの状態監視を行なう
手段を有する。従局は、ルーティング情報は持たずに、
主局から目的ノード宛に送信されるコマンドメッセージ
は複数ルートヘブロードキャストし、目的ノードから主
局に返送される応答メッセージは1つのルートを選択し
て送信するルーティング手段を有する。各ノードは、主
局機能と従局機能の両方を有し、外部からの設定によっ
てそのどちらにもなり得る手段を有する。より具体的に
は、各ノードは、通信ルートを決定するルーティング手
段23、受信メッセージを一定期間記憶しておくメッセ
ージ記憶手段24、ノードの状態を収集してネットワー
ク監視装置に通知するノード状態監視手段22、ノード
間でメッセージの送受信を行なうノード間通信手段25
と、主局となった時に機能するネットワーク監視装置通
信手段21、ルーティング情報記憶手段26を有する。
【0006】したがって、主局に設定されるルーティン
グ情報には監視対象ノードとの通信可能なルートが設定
され、主局は通信可能なルートが複数存在する監視ノー
ドに対してはその全てのルートにメッセージを送信す
る。また、従局においては、ルーティング手段により、
主局発信のメッセージで自局宛ならば応答メッセージを
コマンドメッセージを受信したルートに送出し、自局宛
でなければメッセージ受信ルート以外のすべてのルート
に送出する。また、目的ノードからの応答メッセージな
らば、当該メッセージに対応するコマンドメッセージを
受信した時のルートに送出するというルーティング処理
を行う。このため、従局にはルーティング情報を設定し
ておく必要がなく、目的ノードに到達するルートが複数
存在する場合には、1つのルートが不通となっても目的
ノードと通信することができる。また、主局は、目的ノ
ードに到達できないことが明らかなルートへの送信は行
なわないため、不要なメッセージの流出を防ぐことがで
きる。更に、従局ではルーティング処理したメッセージ
をメッセージ記憶部に記録しておき、すでに処理したも
のと同一のメッセージを再び受信したときにはそれを廃
棄する。これと、前記目的ノードから主局への返送メッ
セージは1つのルートのみを通るルーティング手段とに
より、メッセージのループやネットワーク内メッセージ
流量の増加による通信路の輻輳を防ぐことができる。ま
た、目的ノードからは、主局からのメッセージが最初に
到達したルートで返送されるため、複数存在するルート
の中で最速のルートで通信を行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係るネットワーク監視方
式を適用したネットワークの構成を示すブロック図であ
る。この第1の実施の形態では、図1(a)に示すよう
に、ネットワーク監視装置(以下、NMSと記す)10
が接続されるノードlを主局とし、その他のノード2〜
6を従局とするものである。
【0008】主局1には、図1(b)に示すルーティン
グ情報が設定される。ルーティング情報には、主局1が
状態収集を行なう従局ノードのID及び各ノードとの通
信可能ルートが設定される。通信可能なルートが複数あ
る場合にはその全てのルートが設定される。
【0009】図1(c)はノードの構成を示すブロック
図である。各ノードには、ノード状態監視処理を行なう
ノード状態監視手段22と、受信メッセージの解析、メ
ッセージ送出ルートの決定を行なうルーティング手段2
3と、送受信メッセージを一時的に記録しておくメッセ
ージ記憶手段24と、伝送路27に対しメッセージの送
受信を行なうノード間通信手段25と、ノードが主局と
なった時に機能するルーティング情報記憶手段26と、
ネットワーク監視装置通信手段(NMS通信手段)21
とが設けられている。
【0010】次に、図2は状態監視メッセージのフォー
マットを示す図である。状態監視メッセージは、メッセ
ージID101、宛先アドレス102、送出元アドレス
103、メッセージ識別番号104及び情報部105か
らなる。また、図3〜図5は各ノードの動作を示すフロ
ーチャートである。図1〜図5を参照し、本実施の形態
の動作について説明する。ここで、ノードを、主局の場
合と従局の場合とに分け、まず図3のフローチャートに
基づき主局の動作から説明する。
【0011】まず、NMS10から主局となるノード1
に対して、ルーティング情報が設定される。ノード1の
NMS通信手段21は、NMS10からルーティング情
報を受信すると(図3のステップS1)、受信したデー
タでルーティング情報記憶手段26の内容を更新し(図
3のステップS2)、ノード1は主局としての動作を開
始する。
【0012】主局となったノード1のノード状態監視手
段22は、ルーティング情報記憶手段26に設定されて
いる各ノードの状態を収集する。また、ノード状態監視
手段22は、図2に示す状態監視メッセージを作成して
ルーティング手段23に送出を依頼し、応答待ちタイマ
を起動して応答メッセージを待ち合わせる。ここで、図
2のメッセージの宛先アドレス102には相手ノードの
アドレス、送出元アドレス103には自局のアドレスを
設定する。なお、メッセージ識別番号104はルーティ
ング手段23が設定する。
【0013】メッセージ識別番号104は、発信メッセ
ージがネットワーク内で一意に特定できればよく、従局
ノードのポーリング周期及びメッセージのネットワーク
内滞留時間を考慮して、同じ識別番号を持った別々の時
刻に発信されるメッセージが混在することのないように
決定する。なお、この識別番号は主局1で発信メッセー
ジ毎に+1インクリメントする適当な範囲の番号でも良
い。
【0014】ルーティング手段23はルーティング情報
で宛先ノードへの送信ルートを調ベ、そのルートへの送
信をノード間通信手段25に依頼する。送信ルートが複
数ある場合は、同一メッセージをそれら全てのルートへ
送信するよう依頼する。ノード間通信手段25は、指定
された伝送路27ヘメッセージを送出する(図3のステ
ップS3)。
【0015】ノード間通信手段25がメッセージを受信
したならぱ、受信メッセージをルーティング手段23に
通知する。ルーティング手段23は受信メッセージが応
答メッセージであるか否かを判断し(図3のステップS
4)、応答メッセージでない場合は、受信メッセージを
廃棄する(図3のステップS6)。また、受信メッセー
ジが応答メッセージならばノード状態監視手段22に通
知する。ノード状態監視手段22は応答待ちタイムアウ
ト後のメッセージならばその受信メッセージを廃棄す
る。また、応答待ちタイムアウト前ならば、受信した応
答メッセージでノードの状態を調ベ、状態に変化がある
場合はNMS通信手段21を通じてNMS10に状態変
化を通知する(図3のステップS5)。また、応答待ち
時間内に応答メッセージを受信できなかった場合は、そ
の旨をNMS10に通知する(図3のステップS7)。
【0016】以上の動作が主局ノードとしての動作であ
るが、次に従局ノードとしての動作を図4のフローチャ
ートに基づいて説明する。ノード間通信手段25は、伝
送路27からメッセージを受信したならば(図4のステ
ップS11)、受信メッセージと受信ルートとをルーテ
ィング手段23に通知する。ルーティング手段23は受
信メッセージが自局宛か否か判断し、自局宛ならば終端
局動作、自局宛でなければ中継局動作を行なう(図4の
ステップS12)。
【0017】自局が中継局となる場合のルーティング手
段23は、図4(b)のフローチャートに示すような動
作を行う。即ち、まずメッセージを受信したルート以外
に送出ルートがあるか否かを判断し(図4のステップS
21)、他に送出ルートがない場合はメッセージを廃棄
する(図4のステップS30)。また、他に送出ルート
がある場合は、受信メッセージが主局から目的ノード宛
に送信されたコマンドメッセージか、あるいは目的ノー
ドから主局宛に送信された応答メッセージかを判断する
(図4のステップS22)。
【0018】ここで、コマンドメッセージならば、図2
に示すメッセージの宛先アドレス102、識別番号10
4等から同一メッセージを既に受信していないかどうか
をメッセージ記憶手段24の内容に基づいて判断し(図
4のステップS23)、既に同一のメッセージを受信し
ている場合は受信メッセージを廃棄する(図4のステッ
プS31)。また、受信記録がない場合は、受信メッセ
ージと受信ルートをメッセージ記憶手段24に記録する
(図4のステップS24)とともに、受信メッセージと
同じものを受信ルート以外の全てのルートに送出し(図
4のステップS25)、かつメッセージ記録保持タイマ
を起動する(図4のステップS26)。
【0019】一方、受信メッセージが応答メッセージの
場合は、図2の宛先アドレス102、送出元アドレス1
03及び識別番号104等から対応するコマンドメッセ
ージの受信記録があるか否かをメッセージ記憶手段24
の内容に基づいて判断し(図4のステップS27)、コ
マンドメッセージの受信記録がない場合は受信メッセー
ジを廃棄する(図4のステップS30)。また、コマン
ドメッセージの受信記録がある場合はその記録からコマ
ンドメッセージを受信したルートを調べて、そのルート
ヘ応答メッセージを送信し(図4のステップS28)、
かつメッセージ記憶手段24の受信記録を消去する(図
4のステップS29)。
【0020】次に、自局が終端局となる場合のルーティ
ング手段23は図5(a)のフローチャートに示すよう
な動作を行う。即ち、まず図2に示す識別番号104か
ら同一メッセージを既に受信していないかどうかをメッ
セージ記憶手段24の内容に基づいて判断し(図5のス
テップS41)、既に同一のメッセージを受信している
場合は、受信メッセージを廃棄する(図5のステップS
45)。
【0021】一方、メッセージ記憶手段24に受信記録
がない場合は、受信メッセージと受信ルートをメッセー
ジ記憶手段24に記録し(図5のステップS42)、か
つメッセージ記録保持タイマを起動する(図5のステッ
プS43)とともに、受信メッセージをノード状態監視
手段22に通知する。この場合、ノード状態監視手段2
2は応答メッセージを作成し、ルーティング手段23に
送信を依頼する。ルーティング手段23はコマンドメッ
セージを受信したルートに応答メッセージを送出する
(図5のステップS44)。その後、従局動作に移行す
る。なお、中継局及び終端局において、受信メッセージ
の記録保持タイマがタイムアウトしたならば、該当する
メッセージの受信記録を消去する(図5のステップS5
1)。
【0022】次に、本発明の第1の実施の形態の要部動
作について、図1,図2を参照してさらに詳細に説明す
る。図1(a)において、主局1がノード6のポーリン
グを行う場合を例にとりその動作を具体的に説明する。
主局1は、図2のメッセージID101に「1」(図2
の符号に相当)、宛先アドレス102にノード6のア
ドレス、送出元アドレス103に主局1のアドレスを設
定した状態監視メッセージを作成して、ルーティング情
報(図1(b))によりノード6との通信ルートである
ルートL2とL3にメッセージを送出する。そして、応
答待ちタイマを起動して応答メッセージを待つ。
【0023】ルートL2から状態監視メッセージを受信
したノード3は、宛先アドレスが自局宛ではないので、
ルートL2以外のルートがあるか調べる。この場合、ル
ートL4、L5、L6があるので、次に受信メッセージ
がコマンドメッセージか応答メッセージか調べる。この
場合、コマンドメッセージであるので、同一のメッセー
ジを既に受信していないか調べる。同一メッセージの受
信記録がなければ、受信メッセージと受信ルートL2を
記録して記録保持タイマを起動し、受信メッセージのコ
ピーをルートL4、L5、L6に送信する。
【0024】ノード4では、ルートL4及びルートL3
からメッセージを受信することになるが、ここではL4
からのメッセージが先に届いたとして説明する。ノード
4は、ノード3と同様のルーティング処理を行い、ルー
トL3とL7にメッセージを送出する。ここでルートL
3からメッセージを受信した時には、既に同一のメッセ
ージをルートL4から受信しているため、L3からのメ
ッセージを廃棄する。ノード5では、ルートL5からメ
ッセージを受信するが自局宛でなく他に送出ルートがな
いので、受信メッセージを廃棄する。ルートL3からメ
ッセージを受信した主局1では、受信メッセージが応答
メッセージではないのでこれを廃棄する。
【0025】目的ノードであるノード6では、ルートL
6とL7から同一のメッセージを受信することになる
が、ルートL6からのメッセージを先に受信したとす
る。ノード6では、受信メッセージが自局宛であるので
同一メッセージを既に受信しているか調べる。この場
合、まだ受信していないので受信メッセージと受信ルー
トL6を記録して記録保持タイマを起動し、メッセージ
ID101に「2」(図2の符号に相当)、宛先アド
レス102に主局1のアドレス、送信元アドレス103
にノード6のアドレス、識別番号104には受信メッセ
ージと同じ番号を設定した状態監視応答メッセージを作
成して、受信ルートであるルートL6に送信する。
【0026】その後、ルートL7からノード4経由のメ
ッセージを受信した時には、既に同一メッセージの受信
記録があるので、受信メッセージを廃棄する。受信記録
は、記録保持時間が経過したならば消去される。ノード
6から送信された応答メッセージを受信したノード3で
は、宛先アドレス、送出元アドレス及び識別番号から対
応するコマンドメッセージの受信記録があるか調べる。
ルートL2から受信した記録があるので、応答メッセー
ジをルートL2に送信し、該当する受信記録を消去す
る。受信記録は応答メッセージが返ってこなくても、記
録保持時間が経過すれば消去される。主局1では、ルー
トL2を介しノード6からの応答メッセージを受信す
る。受信した応答メッセージはノード状態監視手段22
で処理し、前回とノード6の状態に変化がある場合は、
NMS10へ通知する。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
図6を参照して説明する。この第2の実施の形態は、第
1点として図6(a)に示すように主局を複数設定した
ネットワーク構成であること、第2点として図6(d)
に示すように主局アドレス設定手段28を有すること、
第3点として図7に示すように主局アドレス設定メッセ
ージ(即ち、メッセージIDとして図7の符号に相当
するメッセージ及び符号に相当する応答メッセージ)
が追加されたことが、第lの実施の形態と異なる。
【0028】ノード1及び5である主局1及び5は、N
MS10からルーティング情報が設定された時に主局ア
ドレス設定手段28により、それぞれの監視ノードに対
して、図7のフォーマットにしたがって主局アドレス設
定メッセージを送信する。主局アドレス設定メッセージ
は、第1の実施の形態で説明したと同様に、途中ノード
でルーティングされ目的ノードに届く。主局アドレス設
定メッセージを受信したノードは、通知された主局アド
レスを主局アドレス設定手段28に記録し、送信元に対
して応答メッセージを送信する。主局は応答メッセージ
を時間内に受信できないノードに対しては、リトライ処
理を行なう。
【0029】一方、従局ノードでは状態監視メッセージ
を受信した場合、先に設定された主局アドレスと一致す
るアドレスが設定されたメッセージだけルーティング処
理を行い、主局アドレスが異なるメッセージは廃棄す
る。これにより、各主局の監視エリア外にメッセージが
広がることはない。なお、主局アドレス設定メッセージ
の場合は、どの主局から発信されたメッセージであって
もルーティング処理を行なう。主局障害等により、一方
の主局からの監視ができなくなった場合など、適宜各主
局の監視範囲を変更することができる。その場合、監視
主局が変わる従局に対して新たに主局アドレスの設定が
行われる。
【0030】次に第2の実施の形態について、図6を参
照して具体的に説明する。図6(a)においてノード1
とノード5が主局となる。主局1には、図6(b)のル
ーティング情報が設定され、ノード4、6、7を監視す
る。主局5には、図6(c)のルーティング情報が設定
され、ノード2、3を監視する。主局アドレス設定手段
28により、主局1からはノード4、6、7に対して、
主局1のアドレスが設定され、主局5からはノード2、
3に対して、主局5のアドレスが設定される。
【0031】主局1からノード6に対して状態監視メッ
セージが送信される場合、そのメッセージはノード3に
も届くが、ノード3では設定されている主局5のアドレ
スと異なるアドレスが設定されたメッセージであるた
め、これを廃棄する。
【0032】このように本実施の形態では、通信を行な
おうとするノード間に複数の通信ルートがある場合に、
一部の通信ルートに障害が発生しても迂回処理を行なう
ことなく、相手ノードとの通信を行うことができる。こ
れにより、途絶えることなくネットワーク監視を行なう
ことができる。また、ノードの増設、回線接続の変更
等、ネットワーク構成が変更される場合でも従局ノード
の設定変更の必要がないことである。その理由は、主局
から目的ノードまでのルートが固定されておらず、更
に、従局にはルーティング情報を設定することなく、ダ
イナミックなルーティングが行なわれるためである。ま
た、主局−従局間でその時々における最速の(メッセー
ジ到達が一番速い)通信ルートを使った通信が行われる
ことである。これにより、負荷の集中しているルートを
通らず、迅速な状態収集を行なうことができる。その理
由は、主局から従局へのメッセージは、複数のルートを
通って目的ノードに達するが、この中で最も早く目的ノ
ードに到達したルートでメッセージの返送が行われるた
めである。更に、同一メッセージが同一ルートを2回以
上通らないようにしていること、返送は1本のルートの
みで行なわれること、主局からは、目的ノードヘ到達す
ることができないルートや、監視範囲外へのルートへの
送出を行なわないことにより、通信路のトラフィックを
最低限に抑え輻奏を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
局ノードに、監視対象ノードの設定及び監視対象ノード
との間の通信ルート情報の設定を行う手段を設けるよう
にしたので、従局にはルーティング情報を設定しておく
必要がなく、目的ノードに到達するルートが複数存在す
る場合、主局は1つのルートが障害などで不通となって
も目的ノードと通信を行い対象目的ノードを監視するこ
とができる。また、ノードの増設あるいは回線接続の変
更等、ネットワーク構成が変更される場合にも従局ノー
ドの設定変更を不要にできる。また、通信ルート情報
は、各監視対象ノード毎にそのノードに到達できるルー
トとして設定され、全ての到達可能なルートが設定され
るため、目的ノードに到達できないことが明らかなルー
トへの送信は行なわれず、不要なメッセージの流出を防
ぐことができる。また、主局ノードから目的ノードへの
複数の通信ルートが存在する場合、主局ノードは、存在
する全ての通信ルートを介して該当目的ノード宛のメッ
セージを送信するようにしたので、目的ノードと確実に
通信を行うことができる。また、従局ノードは、主局ノ
ードから監視対象の目的ノードに向けて送信されるコマ
ンドメッセージを中継する場合は前記コマンドメッセー
ジの受信ルート以外の全てのルートに送信し、目的ノー
ドから主局ノードに向けて返送される応答メッセージを
中継する場合は対応のコマンドメッセージを受信したル
ートにのみ送信するようにしたので、主局と従局間でそ
の時々における最速の(メッセージ到達が一番速い)通
信ルートを用いた通信が行われ、負荷の集中しているル
ートを通らず、迅速な状態収集を行なうことができる。
また、メッセージに識別番号を付与し、lつの従局ノー
ドにおいて同一メッセージを2回以上受信した場合は、
従局ノードでは以降の受信メッセージを廃棄するように
したので、ネットワーク内メッセージ流量の増加による
通信路の輻輳を防ぐことができる。また、主局ノード毎
に監視範囲を設けるとともに各従局ノードに監視元主局
アドレスを設定し、従局ノードではメッセージを受信す
ると受信メッセージに設定されている主局アドレスと自
局の監視元主局アドレスとを比較照合し、両アドレスが
不一致の場合には該当メッセージを廃棄するようにした
ので、ネットワーク内に複数の主局を配置する場合、各
主局では自局の管理する従局を的確に監視することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るネットワーク監視方式を適用し
たシステムの第1の実施の形態を示すブロック図(図1
(a))、主局のルーティング情報例(図1(b))、
及びノードの構成を示すブロック図(図1(c))であ
る。
【図2】 図1の第1の実施の形態に用いられる状態監
視メッセージのフォーマットを示す図である。
【図3】 第1の実施の形態の要部動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】 第1の実施の形態の要部動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 第1の実施の形態の要部動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図
(図6(a))、主局のルーティング情報例(図6
(b),(c))、及びノードの構成を示すブロック図
(図6(d))である。
【図7】 第2の実施の形態に用いられる状態監視メッ
セージのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1〜7…ノード、10…ネットワーク監視装置、21…
ネットワーク監視装置通信手段、22…ノード状態監視
手段、23…ルーティング手段、24…メッセージ記憶
手段、25…ノード間通信手段、26…ルーティング情
報記憶手段、27…伝送路、28…主局アドレス設定手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/24 H04L 12/26 H04L 29/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードを有するネットワークの監
    視を行うネットワーク監視装置を備え、ネットワーク監
    視装置が接続されたノードである主局ノードがネットワ
    ーク監視装置が接続されないノードである従局ノードの
    情報を収集してネットワーク監視装置に通知するネット
    ワークシステムにおいて、 前記主局ノードに、監視対象ノードの設定及び該監視対
    象ノードとの間の通信ルート情報の設定を行う設定手段
    を設け、前記ネットワークシステムに複数の主局ノードが設けら
    れている場合、主局ノード毎に監視範囲を設けるととも
    に各従局ノードに監視元主局アドレスを設定し、主局ノ
    ードは自局のアドレスが設定されたメッセージを従局ノ
    ードへ送信する一方、従局ノードでは主局ノードからの
    メッセージを受信するとこの受信メッセージに設定され
    ている主局アドレスと自局の監視元主局アドレスとを比
    較照合し、両アドレスが一致する場合は該当メッセージ
    のルーティング処理を行い、両アドレスが不一致の場合
    は該当 メッセージを廃棄することを特徴とするネットワ
    ーク監視方式。
JP16854497A 1997-06-25 1997-06-25 ネットワーク監視方式 Expired - Fee Related JP3159129B2 (ja)

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