JP3209620B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP3209620B2
JP3209620B2 JP21639593A JP21639593A JP3209620B2 JP 3209620 B2 JP3209620 B2 JP 3209620B2 JP 21639593 A JP21639593 A JP 21639593A JP 21639593 A JP21639593 A JP 21639593A JP 3209620 B2 JP3209620 B2 JP 3209620B2
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLAN等の複数
のコンピュータネットワーク相互間をISDN回線等の
通信時のみ回線接続される経路を介してネットワーク接
続装置で接続した通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にLAN(ローカル・エリア・ネッ
トワーク)等のコンピュータネットワークにおいては伝
送路にワークステーション,プリンタ,表示装置等の各
種のノードが接続される。そして、通常この一つのLA
Nの伝送路に接続された各ノード相互間で各種の通信を
実施する。また、複数のLAN相互間を専用回線で接続
して、異なるLANに所属するノード相互間で通信が可
能である。
【0003】図8は例えば専用回線で接続された3つの
LANで構成された通信システムの概略構成を示す模式
図である。各LAN1a,1b,1cにはそれぞれ独立
した伝送路2a,2b,2cが敷設されている。また、
各LAN1a,1b,1cの各伝送路2a,2b,2c
はそれぞれ複数のノード3a(A1 ,A2 ,…),3b
(B1 ,B2 ,…),3c(C1 ,C2 ,…)が接続さ
れている。各伝送路2a,2b,2cにはそれぞれ2個
のネットワーク接続装置としてのルータ4a,4a1,4
b,4b1,4c,4c1が接続されている。
【0004】そして、例えばLAN1aの各ルータ4
a,4a1に対してそれぞれ専用回線5ab,5ab1 ,5ac
1 を介して他のLAN1b,1cの各ルータ4b,4b
1,4c1に接続されている。また、LAN1bのルータ
4b,4b1とLAN1cの各ルータ4c,4c1との間に
それぞれ専用回線5bc,5bc1 が接続されている。
【0005】各ノード3a〜3cは自己が所属しない他
のLANのノードに対してデータを送信する場合、TC
P/IP通信においては、例えば図2に示すイーサネッ
トパケットにデータを組込んで自己LANに組込まれた
ルータに送信する。各ルータはイーサネットパケットか
らIPヘッダとデータからなるIPパケットを取出し、
このIPヘッダが指定するLANに接続された専用回線
へこのIPパケットを送出する。IPパケットを受信し
た受信側LANのルータはこのIPパケットをイーサネ
ットパケットに組込んでこのIPパケットが指定するノ
ードへ送信する。
【0006】このような通信システムにおいては、各ル
ータ内には自己がどの経路を介してどのLANに接続さ
れているかの情報(経路情報)を、通信回線毎、すなわ
ち各経路毎に記憶する内部テーブルが設けられている。
【0007】各ルータ4a〜4c1は自己の内部テーブル
に記憶された各経路情報を規定周期毎に同報通信(ブロ
ードキャスト)手法で自己が接続されている各専用回線
へ送出する。また、他のルータから専用回線を介して受
信した経路情報で自己の内部テーブルの各経路情報を更
新する。各ルータの内部テーブルの各経路情報は所属す
るLANの各ノードが同報通信を受信することにより把
握している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す通信システムにおいてもまだ改良すべき次のような
課題があった。
【0009】すなわち、各LAN1a〜1c相互間はそ
れぞれ専用回線5ab,5ab1 ,5ac1 ,5bc,5bc1 で
接続されている。当然、専用回線5ab,5ab1 ,5ac1
,5bc,5bc1 が敷設されていないLAN相互間で通
信するためには、ルータや専用回線.伝送路を複数使用
して接続する手法を採用する必要がある。
【0010】さらに、たとえLAN1aとLAN1bと
の間に2本の専用回線5ab,5ab1が敷設されていたと
しても、通常は2本の専用回線5ab,5ab1 のうちの1
本の専用回線5abを稼働側回線と指定し、他方の専用回
線5ab1 を待機(バックアップ)側回線と指定してい
る。
【0011】そして、通常は稼働側の専用回線5abを用
いて通信を行い、この稼働側の専用回線5abに何等かの
異常が発生した場合に、操作者のマニアル操作によって
待機側の専用回線5ab1 を稼働側に変更して使用する場
合が多い。なお、異常検出すると自動的に稼働側と待機
側とが交替する通信システムもある。
【0012】例えばLAN1aのノード3aがLAN1
bのノード3bを指定して通信を実行する場合は、稼働
側のルータ4a及び専用回線5abを介して通信先LAN
1bのノード3bと通信する。通信先LAN1bのルー
タ4bが他のLAN1cとの間で別の専用回線5bcを介
して通信中の場合は、当然、後発の通信要求による回線
接続は成功しない。よって、通信先LAN1bのルータ
4bが、他のLAN1cとの間の通信を終了して、通信
待機状態に移行するまで待つ必要がある。
【0013】このように、たとえ各LAN相互間を複数
の専用回線で接続して、LAN相互間に複数の通信経路
を形成したとしても、これらの経路を有効に活用できな
い問題があった。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各ネットワーク接続装置の内部テーブル内
に記憶された各経路情報に対して、相手側ネットワーク
接続装置通信中等に起因して回線接続できなかった場合
に値が一時的に変化するメトリック値を付加することに
よって、稼働側経路が回線接続できなかった場合は自動
的に待機側経路に対する回線接続を行って通信を実行で
き、敷設された各経路を有効に使用でき、かつ実際に通
信を実行していない経路を遮断でき、システム全体の維
持管理費を低減できる通信システムを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、それぞれ複数のノードを伝送路を介して接
続してなる複数のコンピュータネットワーク相互間を通
信時のみ回線接続される複数の経路を介して複数のネッ
トワーク接続装置で接続することによって、各ノードが
一つの経路を選択して他のコンピュータネットワークに
所属するノードと通信可能にした通信システムにおい
て、各ネットワーク接続装置に対して、各経路毎にノー
ドの経路選択基準となる接続先情報及び該当経路の最適
さの程度を示すメトリック値を含む経路情報を記憶する
内部テーブルと、ノードから入力された経路を指定した
通信要求に応じて、指定経路に対する回線接続を行う回
線接続手段と、内部テーブル内の回線接続が成功しなか
った経路のメトリック値を所定の待ち時間だけ最適さが
低下する方向に変化させるメトリック値変更手段と付加
したものである。
【0016】
【作用】このように構成された通信システムによれば、
各ネットワーク接続装置内に設けられた内部テーブル内
に、各経路毎に接続先情報及び該当経路の最適さの程度
を示すメトリック値を含む経路情報が記憶されている。
そして、各ノードは通信要求が発生すると、各ネットワ
ーク接続装置の内部テーブルから通信先コンピュータネ
ットワークアドレス等で定まる通信経路条件に合致する
経路のうち最適さの程度の高いメトリック値の経路を選
択設定して、この経路に対応するネットワーク接続装置
へ通信要求を送出する。
【0017】この通信要求を受領したネットワーク接続
装置は、該当経路に対して回線接続を行う。そして、相
手側のネットワーク接続装置が通信中等に起因して回線
接続が失敗すると、該当経路のメトリック値を経路の最
適さの程度が低下する方向にメトリック値を所定の待ち
時間だけ変化させる。
【0018】この所定の待ち時間内においては、今回選
択されなかった他の経路情報のメトリック値の方がより
最適さの程度が上昇するので、今回の回線接続失敗した
後において、ノードが同一通信要求に対する経路選択す
ると、前回選択されていなかった経路が選択される。し
たがって、今回は回線接続が成功する確率が高い。
【0019】所定の待ち時間が経過すると、前回回線接
続が失敗した経路の通信先のネットワーク接続装置は通
信中状態が解除されたと見なされるので、該当経路のメ
トリック値は元に戻する。よって、ノードは次回の通信
要求に対しては、メトリック値の最初の条件下で経路の
選択設定ができる。
【0020】このように、ノードは他のコンピュータネ
ットワークのノードに対して通信を実行する際に、最適
の程度が高い経路(稼働側経路)の経路先のネットワー
ク接続装置が通信中の場合には、待機(バックアップ)
側の経路を使用して通信が可能である。よって、敷設さ
れた各経路を効率的に使用できる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0022】図1は実施例の通信システムの概略構成図
である。図8に示した従来の通信システムと同一部分に
は同一符号が付してある、したがって、重複する分の詳
細説明は省略されている。
【0023】この実施例通信システムにおいては、コン
ピュータネットワークとしてのLAN1aの伝送路2a
にネットワーク接続装置としての2台のルータ6a,6
a1が接続されている。また、LAN1bの伝送路2bに
も2台のルータ6b,6b1が接続されている。他のLA
N1cにも2台のルータ6c,6c1が接続されている。
【0024】上記6つのルータ6a,6a1,6b,6b
1,6c,6c1はISDN回線網に接続可能とされてい
る。具体的には、LAN1aのルータ6aとLAN1b
のルータ6bとの間及びLAN1bのルータ6bとLA
N1cのルータ6cとの間はそれぞれ1.5Mbps の伝
送速度を有したISDN回線7ab,7bcが敷設されてい
る。
【0025】また、LAN1aのルータ6a1とLAN1
bのルータ6b1との間、LAN1aのルータ6a1とLA
N1cのルータ6c1との間及びLAN1bのルータ6b1
とLAN1cのルータ6c1との間には、それぞれ64
bps の伝送速度を有した各ISDN回線8ab,8ac,8
bcが敷設されている。
【0026】この通信システムにおいては、上述した5
本のISDN回線7ab,7bc,8ab,8ac,8bcのう
ち、伝送速度が早い1.5Mbps のISDN回線7ab,
7bcが稼働側通信回線に指定され、伝送速度が遅い64
Kbps のISDN回線8ab,8ac,8bcが待機(バック
アップ)側通信回線に指定されている。
【0027】図2は各LAN(イーサネット)の伝送路
上を伝送されるイーサネットパケット9aの構成を示す
図である。このイーサネットパケット9aの宛先アドレ
スDAが全て[1]の場合、このイーサネットパケット
9aは同報通信として扱われる。
【0028】同様に、イーサネットパケット9a内のI
Pヘッダとデータからなる、ISDN回線7ab〜8bc
上を伝送されるIPパケット9bにおいて、IPパケッ
ト9bの宛先アドレスDA中のホスト6ビットが全て
[1]の場合に同報通信として扱われる。
【0029】図3はLAN1bに所属するルータ6bの
概略構成を示すブロック図である。なお、他のルータ6
a〜6c1もほぼ同一構成である。
【0030】このルータ6bは例えばマイクロコンピュ
ータ等の一種の情報処理装置で構成されている。バスラ
イン10に対して、各種情報処理を実施するCPU1
1,各種制御プログラムや固定データを記憶するROM
12,自己の所属するLAN1bの伝送路2bに接続さ
れたイーサネット・インタフェース(以下イーサネット
IFと略記する)13,自己LAN1bの各ノード3b
から他LANの各ノードへ送信すべき情報や他LANの
ノードから自己LANの各ノードへ送信すべき情報を一
時記憶するデータバッファ14が接続されている。
【0031】さらに、このバスライン10には、前記I
SDN回線網の2つのISDN回線7ab,7bcに接続さ
れる2台のISDNインタフェース(以下ISDN・I
Fと略記する)15a,15b、内部テーブル19とエ
ミュレーションテーブル20が形成されたRAM18,
経過時刻を計時する時計回路16等が接続されている。
【0032】前記RAM18内に形成された内部テーブ
ル19内には、図4に示すように、各ISDN・IF1
5a,15bに接続される各ISDN回線7ab,7bcで
示される各経路毎に、該当経路が接続されるインタフェ
ースを特定するインタフェースNo,接続先LANを特
定するためのネットワークアドレスNTA,接続先ルー
タを特定するルータアドレスRA,該当経路(ISDN
回線7ab,7bc)の最適度を示すメトリック値MA,受
信タイマTR .待ち時間タイマTW 等からなる該当経路
の各種情報を示す経路情報19aが記憶されている。
【0033】この実施例においては、N個の経路情報1
9aを記憶することが可能であるが、実際には、このル
ータ6bにおいては、2本のISDN回線7ab,7bcが
接続されているので、少なくとも2個の経路情報19a
が記憶されている。もちろん、接続ISDN回線数が増
加した場合には、記憶される経路情報19aの数も増加
する。
【0034】前記メトリック値MAは該当経路の最適さ
の程度を示す値であり、このメトリック値MAが小さい
程最適さの程度は上昇する。最適さの程度とは、例えば
ISDN回線7ab,7bc,8ab,8ac,8bcを用いた場
合における通信費や回線の混雑程度、相手側ルータの使
用頻度等を考慮して管理者が予め設定することができる
値である。
【0035】この実施例においては、メトリック値MA
の取り得る範囲は0〜16であり,最小が[0]で最大
が[16]である。そして、伝送速度の早い稼働側の各
ISDN回線7ab,7bcのメトリック値MA7 は、伝送
速度の遅い待機(バックアップ)側のメトリック値MA
8 より小さい値に設定されている。
【0036】受信タイマTR は前述した時計回路16の
クロックによってカウントアップされていく。そして、
受信タイマTR は上述した経路を介して該当経路情報1
9aが受信された時点でクリアされる(TR =0)。こ
の受信タイマTR が予め設定された許容時間TRMを越え
ると、該当経路に何等かの異常が生じたと判断する。待
ち時間タイマTW は該当経路情報19aの経路に対して
回線接続を試みたが、経路先ルータが他のLANとの間
で通信中である等に起因して回線接続が失敗した時刻か
らの経過時間を前記時計回路16のクロックによって経
時する。そして、所定の待ち時間TWAに達するとクリア
される。
【0037】前記RAM18内に形成されたエミュレー
ションテーブル20は、図4に示す内部テーブル19の
各経路情報19aとほぼ同一構成の経路情報を記憶す
る。
【0038】このように構成されたルータ6a〜6c1
は、規定周期T0 毎に、前記RAM18の内部テーブル
19内に形成された各経路情報19aを自己が接続され
た各ISDN回線を介して他のLANのルータへ送信す
る。また、他のLANのルータからISDN回線を介し
て経路情報が送信されてくる。そして、他のルータから
送信されてきた各経路情報で自己の内部テーブル19の
各経路情報19a及びエミュレーションテーブル20の
各経路情報を更新する。
【0039】なお、ISDN回線が回線遮断状態におい
ては、他のLANのルータから経路情報が送信されてこ
ない。この場合、エミュレーションテーブル20の各経
路情報を前記規定周期T0 で読出して内部テーブル19
の各経路情報19aを更新する。その結果、ISDN回
線がたとえ回線遮断状態においても見掛け上は各経路情
報19aは更新されるので、通常状態において受信タイ
マTR が許容限界時間TRMを越えることはない。
【0040】また、各LAN1a〜1cの各ノード3a
〜3c内には所属するLANの各ルータ6a〜6c1内に
形成された内部テーブル19と同一のテーブルが形成さ
れている。そして、各ルータ6a〜6c1からの同報通信
によって、そのテーブルに記憶された各経路情報19a
が常時最新の値に更新される。
【0041】LAN1a〜1cの各ノード3a〜3cは
他のLANに所属するノードに対する新規の通信要求が
発生すると、図5に示す流れ図に従って通信処理を実行
するようにプログラム構成されている。
【0042】流れ図が開始され、P1にて通信先LAN
及びノードを指定した通信要求が発生すると、図2に示
す通常通信のイーサネットパケット9を作成する。そし
て、自己の所属するLANの各ルータから送信されてい
るテーブル内の各経路情報19aを検索して、通信先ネ
ットワークアドレスNTAが一致する経路情報19aを
読出す(P2)。
【0043】この通信経路条件が一致する経路情報19
aが、稼働側のISDN回線と待機(バックアップ)側
のISDN回線とからなる2個存在する場合は、両方の
メトリック値MAを調べる(P3)。両方のメトリック
値MAが共に最大値である[16]でなけれは(P
4)、値の小さい方のメトリック値MAに対応する経路
情報19aを選択する(P5)。選択した経路情報19
aが記憶されている内部テーブル19に対応するルータ
へ先に作成した通信パケットを送信する(P6)。
【0044】該当ルータから正常終了が応答あれば(P
7)、今回の通信要求に対する送信処理を終了して、P
1へ戻り、次の通信要求発生を待つ。
【0045】しかし、P7において、該当ルータから通
信先ルータの[通信中]情報が入力すると、該当経路に
対する回線接続が失敗したと判断して、P2へ戻り、再
度同一通信経路条件の各経路情報19aを読出す。
【0046】P4において、両方のメトリック値MAが
共に最大値である[16]であった場合には、先に作成
した通信パケットを破棄して、一旦今回の通信を中止す
る(P8)。
【0047】このように、各ノードはメトリック値MA
が小さい方の経路を選択して通信要求をルータへ送信し
て、[通信中]応答があった場合には、再度メトリック
値MAが小さい方の経路を選択し、両方のメトリック値
MAが共に最大値である[16]になった時点で通信要
求を撤回する。
【0048】各ルータのCPU11は図6に示す通信処
理を実行するようにプログラム構成されている。
【0049】流れ図が開始され、Q1において、自己が
所属するLANのノードから経路を指定した通信要求を
示す通信パケットをイーサネットIF13を介して受信
すると、指定経路のISDN回線が回線接続状態である
か又は回線遮断状態であるかを判断する(Q2)。
【0050】回線遮断状態の場合は、該当ISDN回線
に対する回線接続を試みる(Q3)。正常に回線接続さ
れた場合は(Q4)、該当ISDN回線に対応する経路
情報19aのメトリット値MAを最小値である[0]に
変更する(Q5)。
【0051】次に、回線接続状態にある該当ISDN回
線を介してノードから受信した通信パケットを接続先の
ルータへ送信する(Q6)。
【0052】なお、Q2において、該当ISDN回線が
最初から回線接続状態であった場合は直ちにQ6へ進み
通信パケットを送信する。
【0053】通信パケットの送信が終了しても、送信先
のノードからの応答通信パケットの受信等が存在する場
合もあるので、無信号状態が一定時間以上経過した時点
(Q7)で、今回のノード相互間の一連の通信処理が終
了したと判断して、該当ISDN回線を遮断する(Q
8)。そして、内部テーブル19内の該当ISDN回線
に対応する経路情報19aのメトリック値MAを元のメ
トリック値に戻す(Q9)。
【0054】Q4において、回線接続が失敗すると、送
信元ノードへ通信先ルータの[通信中]情報を返信する
(Q10)。そして、内部テーブル19内の該当ISD
N回線に対応する経路情報19aのメトリック値MAを
最大値の[16]に変更(Q11)すると共に、該当経
路情報19aの待ち時間タイマTW を起動する(Q1
2)。
【0055】このようにノードから通信要求を受領した
ルータは回線接続が成功すれば、該当経路のメトリック
値MAを[0]に変更し、失敗すれば[16]に変更す
る。図7は、CPU11における内部テーブル19に対
する時間割込処理を示す流れ図である。
【0056】例えば1秒等の微小時間ΔT経過すると
(R1)、内部テーブル19内の1つの経路情報19a
を読出す(R2)。内部テーブル19内の経路情報19
aの読出が終了でなければ(R3)、R2で読出した経
路情報19aの待ち時間タイマTW を調べる(R4)。
待ち時間タイマTW が所定の待ち時間TWAに達している
と、この待ち時間タイマTW を0にクリアするととも
に、該当経路情報19aのメトリック値MAを最大値
[16]から元の値に戻す。
【0057】待ち時間タイマTW が起動されていなかっ
たり、起動されていても値が所定の待ち時間TWAに達し
ていなかった場合には、なにもせずにR6にて、受信タ
イマTR を調べる。受信タイマTR が許容限界時間TRM
未満の場合は、何もせずにR2へ戻り次の経路情報19
aを読出す。
【0058】受信タイマTR が許容時間TRM以上の場合
は、該当経路情報19aを内部テーブル19内から削除
する(R7)。
【0059】このように、図7に示す時間割込処理にお
いては、内部テーブル19内に記憶された各経路情報1
9aのうち最大値[16]に設定されたメトリック値M
Aが存在すると、所定の待ち時間TWAを経過するまでそ
の最大値[16]を維持し、待ち時間TWAを経過する
と、この経路で定まる元のメトリック値MAに戻す。
【0060】さらに、各経路情報19aが許容限界時間
RM以上更新されなかった場合は、該当経路情報19a
に対応するルータ又はISDN回線に何等かの異常が発
生したか、又は該当ISDN回線が取外されたと判断し
て、該当経路情報19aを内部テーブル19内から削除
する。
【0061】このように構成された通信システムにおい
ては、ルータ6a,6b間及びルータ6b,6c間を接
続する稼働側通信回線としての伝送速度1.5Mbps
ISDN回線7ab,7bcに対応する各ルータ6a〜6c1
の各内部テーブル19内に設定された各経路情報19a
のメトリック値MA7 は、ルータ6a1,6b1間、ルータ
6a1,6c1間及びルータ6b1,6c1間を接続する待機
(バックアップ)側通信回線としての伝送速度64Kbp
s のISDN回線8ab,8ac,8bcに対応する各経路情
報19aのメトリック値MA8 より低い値に設定されて
いる。
【0062】その結果、稼働側と待機側との2系統の経
路が存在する場合で、かつ全くISDN回線7ab〜8bc
が回線接続されていない状態においては、各ノードが他
のLANのノードと通信を行う場合は、無条件に稼働側
通信回線が選択される。
【0063】そして、稼働側通信回線であるISDN回
線7ab,7bcが、接続先のルータが他のLANに対する
通信中である等に起因して回線接続失敗した場合には、
このISDN回線7ab,7bcに対応するメトリック値M
A7 が所定の待ち時間TWAだけ最大値[16]に設定
れる。その結果、回線接続を失敗したノードが同一通信
経路条件で再度回線接続する場合には、相対的にメトリ
ック値MAが小さくなった待機側のISDN回線8ab,
8bcが選択されて回線接続される。
【0064】このように、従来システムにおいては、異
常発生時のみにしか使用されなかった待機(バックアッ
プ)側のISDN回線8ab.8bc,8acを、稼働側のI
SDN回線7ab,7bcが[通話中]等によって使用でき
ない場合においても、使用できる。よって、各LAN相
互間における通信要求の待ち時間を短縮でき、通信シス
テム全体として、各経路の有効活用ができるととも、通
信の迅速性を確保できる。
【0065】また、内部テーブル19内の各経路情報1
9aは、各ISDN回線7ab〜8bcが回線接続中であろ
うと回線遮断中であろうと、規定周期T0 毎にエミュレ
ーションテーブル20内に記憶された各経路情報で更新
される。その結果、内部テーブル19内のISDN回線
に対応する各経路情報19aは必ず規定周期T0 で更新
されるので、たとえ回線遮断中であっても内部テーブル
19内から削除されることはなく、ノードは他LANと
の間の各経路の経路情報を常時正確に把握できる。
【0066】このように、通信時以外は回線遮断できる
ので、従来の専用回線の代りにISDN回線7ab,7b
c,8ab,8ac,8bcを用いる事によって、回線の敷設
費用を大幅に低減できるとともに、常時回線接続状態を
維持する必要があった図8の通信システムに比較して維
持管理費が大幅に低減できる。
【0067】さらに、公衆回線の一部であるISDN回
線7ab〜8bcを用いているので、簡単に通信回線の増設
及び撤去が可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信システ
ムにおいては、各ネットワーク接続装置の内部テーブル
に記憶された各経路情報に対して、相手側通信中等に起
因して回線接続できなかった場合に値が一時的に変化す
るメトリック値を付加している。したがって、稼働側経
路に対する回線接続ができなかった場合は自動的に待機
側経路に対する回線接続を行って通信を実行でき、敷設
された各経路を有効に使用でき、かつ実際に通信を実行
していない経路を遮断でき、システム全体の維持管理費
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる通信システムの概
略構成を示す図。
【図2】 同通信システムにおけるネットワーク相互間
で伝送されるイーサネットパケットのフレーム構成図。
【図3】 同通信システムに組込まれたネットワーク接
続装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】 同ネットワーク接続装置に形成された内部テ
ーブルの記憶内容を示す図。
【図5】 同通信システムに組込まれた各ノードの動作
を示す流れ図。
【図6】 同通信システムに組込まれた各ネットワーク
接続装置の動作を示す流れ図。
【図7】 同じく同各ネットワーク接続装置の動作を示
す流れ図。
【図8】 一般的な通信システムを示す図。
【符号の説明】
1a〜1c…LAN、2a〜2c…伝送路、3a〜3c
…ノード、6a〜6c1…ルータ、7ab〜8bc…ISDN
回線、11…CPU、13…イーサネットIF、15
a,15b…ISDN・IF、19…内部テーブル、1
9a…経路情報、20…エミュレーションテーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 佳和 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−56080(JP,A) 特開 平6−334687(JP,A) 特開 平7−74774(JP,A) 特開 平7−74773(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/46 H04L 12/56 H04L 12/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数のノード (3a〜3c) を伝送
    路を介して接続してなる複数のコンピュータネットワー
    ク (1a〜1c) 相互間を通信時のみ回線接続される複数の
    経路(7ab〜8bc)を介して複数のネットワーク接続装置
    (6a〜6c1)で接続することによって、前記各ノードが前
    記一つの経路を選択して他のコンピュータネットワーク
    に所属するノードと通信可能にした通信システムにおい
    て、 前記各ネットワーク接続装置は、前記各経路毎に前記ノ
    ードの経路選択基準となる接続先情報及び該当経路の最
    適さの程度を示すメトリック値を含む経路情報(19a) を
    記憶する内部テーブル(19)と、前記ノードから入力され
    た経路を指定した通信要求に応じて、指定経路に対する
    回線接続を行う回線接続手段(Q3)と、前記内部テーブル
    内の前記回線接続が成功しなかった経路のメトリック値
    を所定の待ち時間だけ前記最適さが低下する方向に変化
    させるメトリック値変更手段(Q11) とを備えたことを特
    徴とする通信システム。
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