JP3441274B2 - フューエルインレットの製造方法 - Google Patents

フューエルインレットの製造方法

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Futaba Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の燃料タ
ンクにガソリン等の燃料を注入するためのフューエルイ
レットの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車等の燃料タンクにガソリン
等の燃料を注入するためのフューエルインレットとし
て、例えば図4に示すように、燃料を燃料タンクに導く
インレットパイプ102と、このインレットパイプ10
2の先端を拡径して形成されキャップを螺合するための
螺旋溝104bを設けた注入部104と、インレットパ
イプ102の先端側に開口し燃料を注入する際に燃料タ
ンクから空気を抜くためのブリーザチューブ110とを
備えたフューエルインレットが知られていた。 【0003】かかるフューエルインレットのブリーザチ
ューブ110は、ネッキングされた開口部110aをイ
ンレットパイプ102に差し込んだ状態で、該開口部1
10aの周囲をろう付けすることにより固着されてい
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ューエルインレットでは、ブリーザチューブ110をろ
う付けする際、ネッキングされた開口部110aに低融
点金属で形成されたリングを通した状態でインレットパ
イプ102の孔に差込み、これを高温の炉に入れること
によりろう付けを行うため、製造コストが嵩むという問
題があった。 【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、従来と同等のシール性や強度を有し、製造コストが
嵩まないフューエルインレットの製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、燃料を燃料タ
ンクに導くインレットパイプと、燃料を注入する際に前
記燃料タンクから前記インレットパイプの先端側に空気
を抜くブリーザチューブとを備えたフューエルインレッ
トを製造するフューエルインレットの製造方法におい
て、一方の電極をインレットパイプの先端側内部に配置
し、他方の電極をブリーザチューブの開口端に設けたテ
ーパ状の拡管部に外挿し、両電極を対向させた状態で両
電極が近づく方向に加圧すると共に両電極に電流を流す
ことにより、前記拡管部を押し広げてフランジとし前記
インレットパイプの先端側に設けた孔の周囲にプロジェ
クション溶接して前記インレットパイプの外側に前記フ
ランジを接触させたフューエルインレットを製造する
とを特徴とする。【0007】 かかる製法では、ブリーザチューブの開口
端にテーパ状の拡管部が設けられている。この拡管部は
テーパ状であるためブリーザチューブの開口端に対して
所定の拡管角度(例えば30〜60゜)をなしている
が、このような拡管部を形成する作業は、ブリーザチュ
ーブの開口端にフランジを形成する場合に比べて容易で
ある。即ち、ブリーザチューブの開口端にフランジを設
けるとすれば、フランジはブリーザチューブの開口端に
対して約90゜をなしているため、開口端の伸び率が大
きくなり、フランジを形成する際の加工作業が煩雑化す
る。これに対して拡管部を形成する作業は、開口端の伸
び率がフランジほど大きくならないため、フランジを形
成する場合と比べて加工作業が容易化するのである。そ
して、プロジェクション溶接を行う際には加圧すると同
時に抵抗熱が発生するため、テーパ状の拡管部をプロジ
ェクション溶接すると同時に容易に押し広げてフランジ
とすることができる。【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。 [実施例] 図1は一実施例のフューエルインレットの断面図であ
る。【0009】 本実施例のフューエルインレット1は、イ
ンレットパイプ2と、注入部4と、ブリーザチューブ1
0から構成されている。インレットパイプ2は、燃料を
燃料タンク(以下「タンク」という)に導くための円筒
パイプであり、ブリーザチューブ10を取り付けるため
の取付用平坦部2a及びこのブリーザチューブ10をプ
ロジェクション溶接する際に支持し易くするための支持
用平坦部2bを備えている。また、取付用平坦部2aに
はブリーザチューブ10に通じる孔2cが設けられてい
る。注入部4は、インレットパイプ2の先端を拡径して
形成され、図示しないキャップと螺合するための螺旋溝
4bが設けられている。ブリーザチューブ10は、開口
端10cにフランジ10aが設けられ、このフランジ1
0aがインレットパイプ2の取付用平坦部2aにプロジ
ェクション溶接されている。【0010】 かかるフューエルインレット1を自動車の
タンクに取り付ければ、図示しない注入用ノズルを注入
部4の注入口4aから挿入しガソリンを注入する際、タ
ンク内の空気がブリーザチューブ10を介して排出され
るため、ガソリンの供給をスムーズに行うことができ、
またタンク内のガソリンへの気泡の混入が防止される。【0011】 次に、フューエルインレット1の製造方法
について図2及び図3に基づいて説明する。図2はフュ
ーエルインレットの製造工程を表す断面図であり、図3
は図2のA−A断面図である。取付用平坦部2a、支持
用平坦部2b及び孔2cを設けたインレットパイプ2、
開口端10cにテーパ状の拡管部10b(拡管角度θ=
45゜)を設けたブリーザチューブ10(図2及び図3
にて2点鎖線で図示)、略直方形状の電極6、リング状
の電極7、支持台8を準備する。尚、電極6、7はいず
れか一方が+、他方が−である。【0012】 まず、インレットパイプ2の注入部4側か
ら略直方形状の電極6を挿入する。このとき、電極6が
取付用平坦部2aの内面全体に接触するように配置す
る。また、支持台8上にインレットパイプ2の支持用平
坦部2bを当接させ、インレットパイプ2が横転(軸回
転)しないようにする。更に、リング状の電極7をブリ
ーザチューブ10の拡管部10bに外挿する。この電極
7の内径はブリーザチューブ10の外径と略一致する。【0013】 そして、この状態でリング状の電極7とイ
ンレットパイプ2内の電極6とを対向させ、電極7を下
方(図2及び図3にて白抜きの矢印で図示)に移動して
ブリーザチューブ10の拡管部10bの開口端部をイン
レットパイプ2の取付用平坦部2aに接触させる。そし
て、リング状の電極7を電極6に向かって加圧すると共
に両電極6、7に電流を流す。すると、抵抗熱により拡
管部10bの端部が取付用平坦部2aに溶接されると共
に、加圧によって拡管部10bは徐々に押し広げられ、
その押し広げられた部分が更に溶接されていく。このよ
うにして、拡管部10bは最終的にフランジ10aとな
り、フランジ10aはその全周が取付用平坦部2aに溶
接される。【0014】 この製造方法によれば、以下の効果が得ら
れる。即ち、従来のように高温の炉を用いる必要がな
いため、製造コストを低く抑えることができる。ブリ
ーザチューブ10の開口端10cにテーパ状の拡管部1
0b(拡管角度θ=45゜)を形成する作業は、ブリー
ザチューブ10の開口端10cにフランジ10aを形成
する場合に比べて、伸び率が小さくてよいため容易であ
る。プロジェクション溶接を行う際には加圧すると同
時に抵抗熱が発生するため、テーパ状の拡管部10bを
プロジェクション溶接すると同時に容易に押し広げてフ
ランジ10aとすることができる。孔2cの周囲は平
坦面であるため、円筒面のような曲面にプロジェクショ
ン溶接する場合に比べて、溶接作業を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本実施例のフューエルインレットの断面図で
ある。 【図2】 本実施例のフューエルインレットの製造工程
を表す断面図である。 【図3】 図2のA−A断面図である。 【図4】 従来例のフューエルインレットの断面図であ
る。 【符号の説明】 1・・・フューエルインレット、 2・・・イ
ンレットパイプ、 2a・・・取付用平坦部、 2b・・・
支持用平坦部、 2c・・・孔、 4・・・注
入部、 4a・・・注入口、 4b・・・
螺旋溝、 6、7・・・電極、 8・・・支
持台、 10・・・ブリーザチューブ、 10a・・
・フランジ、 10b・・・拡管部、 10c・・
・開口端、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/04 B23K 11/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 燃料を燃料タンクに導くインレットパイ
    プと、燃料を注入する際に前記燃料タンクから前記イン
    レットパイプの先端側に空気を抜くブリーザチューブと
    を備えたフューエルインレットを製造するフューエルイ
    ンレットの製造方法において、 一方の電極をインレットパイプの先端側内部に配置し、
    他方の電極をブリーザチューブの開口端に設けたテーパ
    状の拡管部に外挿し、両電極を対向させた状態で両電極
    が近づく方向に加圧すると共に両電極に電流を流すこと
    により、前記拡管部を押し広げてフランジとし前記イン
    レットパイプの先端側に設けた孔の周囲にプロジェクシ
    ョン溶接して前記インレットパイプの外側に前記フラン
    ジを接触させたフューエルインレットを製造することを
    特徴とするフューエルインレットの製造方法。
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US6648033B2 (en) * 2001-11-15 2003-11-18 Martinrea Industries, Inc. Fuel fill tube assembly
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