JP2006264588A - フューエルインレット及びその製造方法 - Google Patents

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誠 加藤
Yoshihiro Sumiya
佳弘 角谷
Tomiyoshi Ikeda
富栄 池田
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Abstract

【課題】引張力に対しても、また、曲げ力に対して十分な強度を有するフューエルインレットを得る。
【解決手段】燃料を燃料タンクに導くインレットパイプ2と、燃料を注入する際に燃料タンクからインレットパイプ2の先端側に空気を抜くブリーザチューブ4とを備える。インレットパイプ2の先端側に設けた接続孔14の周囲に、インレットパイプ2の径方向外側に向かって立設した筒部16を有すると共に、筒部16からインレットパイプ2の内部に挿入したブリーザチューブ4の先端に拡径部18を設け、インレットパイプ2とブリーザチューブ4とをロー付けした。拡径部18は、先端に向かって徐々に拡径するテーパ状に形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の燃料タンクにガソリン等の燃料を注入するためのフューエルインレット及びその製造方法に関する。
従来より、自動車等の燃料タンクにガソリン等の燃料を注入するためのフューエルインレットとして、先端側にキャップを螺合するための螺旋溝が設けられ燃料を燃料タンクに導くインレットパイプと、インレットパイプの先端側に開口し燃料を注入する際に燃料タンクから空気を抜くためのブリーザチューブとを備えたフューエルインレットが知られている。
このようなフューエルインレットは、特許文献1にあるように、ブリーザチューブの先端に拡管部を形成して、拡管部をインレットパイプの外周側から接続孔の周囲に押し当ててフランジ部を形成すると共に、リングプロジェクション溶接により一体としていた。
特開平9−150637号公報
こうした従来のものでは、ブリーザチューブのフランジ部をインレットパイプの外周から引き剥がそうとするブリーザチューブの軸方向に作用する引張力に対しては十分な強度を有する。即ち、フランジ部の周囲がリングプロジェクション溶接されているので、引張力による応力は十分に小さい。しかし、ブリーザチューブの軸方向に直交して作用する曲げ力に対しては、曲げ力によるフランジ部を外周から引き剥がそうとする箇所の応力が大きくなり、強度が比較的弱い場合があるという問題があった。
本発明の課題は、引張力に対しても、また、曲げ力に対して十分な強度を有するフューエルインレット及びその製造方法を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
燃料を燃料タンクに導くインレットパイプと、燃料を注入する際に前記燃料タンクから前記インレットパイプの先端側に空気を抜くブリーザチューブとを備えたフューエルインレットにおいて、
前記インレットパイプの先端側に設けた接続孔の周囲に、前記インレットパイプの径方向外側に向かって立設した筒部を有すると共に、該筒部から前記インレットパイプの内部に挿入した前記ブリーザチューブの先端に拡径部を設け、前記インレットパイプと前記ブリーザチューブとをロー付けしたことを特徴とするフューエルインレットがそれである。前記拡径部は、先端に向かって拡径するテーパ状に形成された構成でもよい。
また、燃料を燃料タンクに導くインレットパイプと、燃料を注入する際に前記燃料タンクから前記インレットパイプの先端側に空気を抜くブリーザチューブとを備えたフューエルインレットを製造するフューエルインレットの製造方法において、
前記インレットパイプの先端側に設けた接続孔の周囲に、前記インレットパイプの径方向外側に向かって立設した筒部をバーリング加工により形成し、該筒部から前記インレットパイプの内部に前記ブリーザチューブの先端を挿入し、挿入された先端を拡径して拡径部を形成してから、前記インレットパイプと前記ブリーザチューブとをロー付けすることを特徴とするフューエルインレットの製造方法がそれである。前記インレットパイプに挿入した拡径具を前記ブリーザチューブの先端に押し付けて、前記拡径部を形成するようにするとよい。
本発明のフューエルインレットは、ブリーザチューブに引張力が作用しても、拡径部が接続孔を通って引き抜くには大きな引張力を必要とし、また、ブリーザチューブに曲げ力が加わっても、筒部がブリーザチューブの倒れを防止すると共に、拡径部が接続孔から引き抜かれないように踏ん張るので、引張力に対しても、また、曲げ力に対しても十分な強度を有するという効果を奏する。
また、本発明のフューエルインレットの製造方法によると、ブリーザチューブに作用する引張力に対しても、また、曲げ力に対して十分な強度を有するフューエルインレットを容易に製造できるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はフューエルインレットで、フューエルインレット1は、インレットパイプ2とブリーザチューブ4とを備えている。インレットパイプ2は、燃料を燃料タンクに導くための円筒パイプであり、インレットパイプ2の先端を拡径して注入部6が形成されている。また、ブリーザチューブ4を取り付けるための平坦部8が形成されており、注入部6には、図示しないキャップと螺合するための螺旋溝12が設けられている。本実施形態では、インレットパイプ2とブリーザチューブ4とは、素材にステンレスパイプが用いられている。
インレットパイプ2は、まず、曲げ加工が行われて、図1に示すように、「く」の字状に曲げられる。そして、切断工程において、所定の長さに切断される。次に、開口側から図示しないエキスパンダポンチが挿入されて拡管して、注入部6を形成する。また、フレア加工が行われて、開口端を外側に折り曲げる。続いて、ローラ等を注入部6の外周に押し付けつつ、インレットパイプ2の軸廻りに回転させて、インレットパイプ2の注入部6へ螺旋溝12が形成される。
また、インレットパイプ2に平坦部8をプレス加工すると共に、図3(イ)に示すように、平坦部8にバーリング加工を施して、接続孔14を形成すると共に、接続孔14の周囲にインレットパイプ2の径方向外側に向かって立設した筒部16を形成する。
次に、図3(ロ)に示すように、予め曲げ加工したブリーザチューブ4の先端を接続孔14内に挿入すると共に、ブリーザチューブ4の先端が筒部16内を通って、インレットパイプ2の内部に突き出るように挿入する。
そして、インレットパイプ2内のブリーザチューブ4の先端を拡径して拡径部18を形成する。図3(ハ)に示すように、インレットパイプ2内に拡径具20を挿入する。拡径具20はポンチ部22を備え、ポンチ部22は略尖塔形状に形成されており、ポンチ部22をブリーザチューブ4の先端内に挿入する。
その際、ブリーザチューブ4の外周をクランプ具24により把持すると共に、平坦部8にクランプ具24を接触させる。この状態で、拡径具20を図矢印方向に移動して、ポンチ部22をブリーザチューブ4の先端内周に押し付けて、ブリーザチューブ4の先端を径方向外側に押し広げて、先端に向かって徐々にテーパ状に拡径する拡径部18を形成する。
拡径部18は、接続孔14の内径よりも径方向外側に押し広げて、筒部16からブリーザチューブ4を引き抜くように作用する引張力が加わっても、容易に抜けないように形成する。また、拡径部18を形成する際、ブリーザチューブ4を少し径方向外側に拡径して、ブリーザチューブ4の外周を筒部16の内周に密着させるようにしてもよい。ブリーザチューブ4の外周あるいは筒部16の内周には予めロー材を付着させておく。
拡径部18を形成した後、インレットパイプ2とブリーザチューブ4とをロー付けして、図2に示すように一体とする。インレットパイプ2の筒部16とブリーザチューブ4とをロー付けする。高周波誘導加熱によるロー付け、、インレットパイプ2とブリーザチューブ4と炉中に入れて加熱するロー付け、あるいは、火炎によるロー付けのいずれでもよい。
次に、前述した本実施形態のフューエルインレットの作動について説明する。
フューエルインレット1を自動車の燃料タンクに取り付ければ、図示しない注入ノズルを注入部6に挿入しガソリンを注入する際、燃料タンク内の空気がブリーザチューブ4を介して排出されるため、ガソリンの供給をスムーズに行うことができ、また燃料タンク内のガソリンへの気泡の混入が防止される。
一方、組立時等に、ブリーザチューブ4に、ブリーザチューブ4を接続孔14から引き抜く方向の引張力が作用しても、拡径部18が接続孔14を通って引き抜くには大きな引張力を必要とするので、容易に引き抜くことができない。
更に、ブリーザチューブ4に、ブリーザチューブ4の軸方向と直交する方向に作用する曲げ力が加わっても、筒部16がブリーザチューブ4の倒れを防止すると共に、拡径部18が接続孔14から引き抜かれないように踏ん張るので、容易にブリーザチューブ4が接続孔14から引き抜かれたりすることがない。
また、バーリング加工により筒部を形成すると共に、拡径具によりブリーザチューブ4の先端に拡径部18を形成し、ロー付けにより一体とするので、引張力に対しても、また、曲げ力に対して十分な強度を有するフューエルインレット1を容易に製造できる。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としてのフューエルインレットの一部を断面で示す正面図である。 本実施形態のフューエルインレットの要部拡大断面図である。 本実施形態のフューエルインレットの製造工程順を説明する説明図である。
符号の説明
1…フューエルインレット 2…インレットパイプ
4…ブリーザチューブ 6…注入部
8…平坦部 12…螺旋溝
14…接続孔 16…筒部
18…拡径部 20…拡径具
22…ポンチ部 24…クランプ具

Claims (4)

  1. 燃料を燃料タンクに導くインレットパイプと、燃料を注入する際に前記燃料タンクから前記インレットパイプの先端側に空気を抜くブリーザチューブとを備えたフューエルインレットにおいて、
    前記インレットパイプの先端側に設けた接続孔の周囲に、前記インレットパイプの径方向外側に向かって立設した筒部を有すると共に、該筒部から前記インレットパイプの内部に挿入した前記ブリーザチューブの先端に拡径部を設け、前記インレットパイプと前記ブリーザチューブとをロー付けしたことを特徴とするフューエルインレット。
  2. 前記拡径部は、先端に向かって拡径するテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフューエルインレット。
  3. 燃料を燃料タンクに導くインレットパイプと、燃料を注入する際に前記燃料タンクから前記インレットパイプの先端側に空気を抜くブリーザチューブとを備えたフューエルインレットを製造するフューエルインレットの製造方法において、
    前記インレットパイプの先端側に設けた接続孔の周囲に、前記インレットパイプの径方向外側に向かって立設した筒部をバーリング加工により形成し、該筒部から前記インレットパイプの内部に前記ブリーザチューブの先端を挿入し、挿入された先端を拡径して拡径部を形成してから、前記インレットパイプと前記ブリーザチューブとをロー付けすることを特徴とするフューエルインレットの製造方法。
  4. 前記インレットパイプに挿入した拡径具を前記ブリーザチューブの先端に押し付けて、前記拡径部を形成することを特徴とする請求項3に記載のフューエルインレットの製造方法。
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