JP3441017B2 - セルロース繊維の脱蛍光処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物及び紙、パルプの着色法 - Google Patents
セルロース繊維の脱蛍光処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物及び紙、パルプの着色法Info
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- JP3441017B2 JP3441017B2 JP21526994A JP21526994A JP3441017B2 JP 3441017 B2 JP3441017 B2 JP 3441017B2 JP 21526994 A JP21526994 A JP 21526994A JP 21526994 A JP21526994 A JP 21526994A JP 3441017 B2 JP3441017 B2 JP 3441017B2
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルロース繊維の脱蛍光
処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物
及び紙、パルプの着色法に関する。
処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物
及び紙、パルプの着色法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙、パルプ用蛍光増白剤は数多く知られ
ているが、実際に使用されているものは例えば特公昭4
7―16429号、特公昭50―33814号、特公平
2―54867号などに開示されている様な4,4’―
ビストリアジニルアミノスチルベン―2,2’ジスルホ
ン酸系の化合物であり、充分な増白効果をしめしてい
る。しかし、昨今の環境問題、資源の再利用の観点から
故紙の再利用が重視されて、その脱墨及び脱蛍光処理が
行われているが、従来の4,4’―ビストリアジニルア
ミノスチルベン―2,2’ジスルホン酸系の蛍光増白剤
で処理された紙では脱蛍光処理が極めて困難である。
ているが、実際に使用されているものは例えば特公昭4
7―16429号、特公昭50―33814号、特公平
2―54867号などに開示されている様な4,4’―
ビストリアジニルアミノスチルベン―2,2’ジスルホ
ン酸系の化合物であり、充分な増白効果をしめしてい
る。しかし、昨今の環境問題、資源の再利用の観点から
故紙の再利用が重視されて、その脱墨及び脱蛍光処理が
行われているが、従来の4,4’―ビストリアジニルア
ミノスチルベン―2,2’ジスルホン酸系の蛍光増白剤
で処理された紙では脱蛍光処理が極めて困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セルロース系材料とり
わけ紙、パルプに対する親和力がたかく、かつその着色
物の増白性がすぐれ、なおかつ粉塵防止、計量の簡易化
の点から水性化が容易であって、しかも塩素系漂白剤を
使用しない処理方法で、脱蛍光処理が可能な蛍光増白剤
の開発が要望されている。
わけ紙、パルプに対する親和力がたかく、かつその着色
物の増白性がすぐれ、なおかつ粉塵防止、計量の簡易化
の点から水性化が容易であって、しかも塩素系漂白剤を
使用しない処理方法で、脱蛍光処理が可能な蛍光増白剤
の開発が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に
至った。即ち本発明は、 (1)下記式(1)で表されるクマリン化合物
うな課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に
至った。即ち本発明は、 (1)下記式(1)で表されるクマリン化合物
【化3】
(式(1)中、Zは炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよいフェニル基、―COOR
1(式中R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基を表
す)を表し、X,Yは、それぞれ独立に、炭素数1〜5
のアルコキシ基、炭素数1〜5のヒドロキシアルコキシ
基、ジ(炭素数1〜5のアルキル)アミノ基、フェニル
基、スルホン酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5
のアルコキシ基、モルフォリノ基、シクロヘキサノール
基、水酸基、下記式(2)で表される基 −N(R2)R3 (2) (式(2)中、R2,R3は、それぞれ独立に水素原子;
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置
換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基;水酸
基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、アミノ
カルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜8のアルコキシアルキル基;
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置
換されていてもよい炭素数1〜8のアルキルアミノアル
キル基、アリル基を表す)、又は下記式(3)で表され
る基
ン原子で置換されていてもよいフェニル基、―COOR
1(式中R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基を表
す)を表し、X,Yは、それぞれ独立に、炭素数1〜5
のアルコキシ基、炭素数1〜5のヒドロキシアルコキシ
基、ジ(炭素数1〜5のアルキル)アミノ基、フェニル
基、スルホン酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5
のアルコキシ基、モルフォリノ基、シクロヘキサノール
基、水酸基、下記式(2)で表される基 −N(R2)R3 (2) (式(2)中、R2,R3は、それぞれ独立に水素原子;
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置
換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基;水酸
基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、アミノ
カルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜8のアルコキシアルキル基;
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置
換されていてもよい炭素数1〜8のアルキルアミノアル
キル基、アリル基を表す)、又は下記式(3)で表され
る基
【化4】
(式(3)中、芳香環Aはベンゼン環またはナフタレン
環を表し、Bは−O−、−S−又は−NH−を、nは0
〜3の整数を表す)を表し、且つX,Y中のスルホン酸
基の数が合計1〜3個である)を表す。) (2)(1)に記載の式(1)のクマリン化合物の少な
くとも一種を含むセルロース系材料着色用水性液状組成
物 (3)(2)に記載の水性液状組成物を用いることを特
徴とするセルロース繊維の着色法 (4)セルロース繊維が紙又はパルプである(3)に記
載の着色法 (5)(3)に記載の着色法によって得られたセルロー
ス繊維をアルカリ剤及び活性酸素発生剤を含有する液中
に浸漬することを特徴とするセルロース繊維の脱蛍光処
理方法 (6)活性酸素発生剤が過酸化水素又はオゾンである
(5)に記載の脱蛍光処理方法 (7)セルロース繊維が紙又はパルプである(5)又は
(6)に記載の脱蛍光処理方法、に関する。
環を表し、Bは−O−、−S−又は−NH−を、nは0
〜3の整数を表す)を表し、且つX,Y中のスルホン酸
基の数が合計1〜3個である)を表す。) (2)(1)に記載の式(1)のクマリン化合物の少な
くとも一種を含むセルロース系材料着色用水性液状組成
物 (3)(2)に記載の水性液状組成物を用いることを特
徴とするセルロース繊維の着色法 (4)セルロース繊維が紙又はパルプである(3)に記
載の着色法 (5)(3)に記載の着色法によって得られたセルロー
ス繊維をアルカリ剤及び活性酸素発生剤を含有する液中
に浸漬することを特徴とするセルロース繊維の脱蛍光処
理方法 (6)活性酸素発生剤が過酸化水素又はオゾンである
(5)に記載の脱蛍光処理方法 (7)セルロース繊維が紙又はパルプである(5)又は
(6)に記載の脱蛍光処理方法、に関する。
【0005】本発明のセルロース繊維の脱蛍光処理方法
を実施するには、アルカリ剤によって分解可能なクマリ
ン系蛍光色素で着色されたセルロース繊維をそれ自体公
知のアルカリ脱色法により脱蛍光処理される。例えば、
アルカリ剤として、例えば苛性ソ−ダ、苛性カリ、珪酸
ソ−ダを使用し、それらの水溶液中で10〜70℃、好
ましくは30〜60℃で0.5〜5時間浸漬、あるいは
必要に応じ攪拌すればよい。この場合アルカリ剤の濃度
は通常0.01〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量
%である。又アルカリ剤の水溶液に活性酸素発生剤を添
加して脱蛍光処理を行う事も出来る。活性酸素発生剤と
しては、例えば過酸化水素、オゾン及びオゾンを発生可
能な薬剤があげられる。これらは例えば過酸化水素水溶
液、オゾンを発生可能な薬剤の水溶液として使用に供さ
れる。活性酸素発生剤を含有する液中の活性酸素は過酸
化水素系水溶液における過酸化水素濃度が1〜8重量
%、アルカリの濃度が0〜3重量%程度の水溶液中に存
在する活性酸素の濃度に相当する濃度がよい。本発明の
脱蛍光処理方法における処理浴には、必要により脱墨剤
を添加して、脱蛍光処理と脱カ−ボン処理を同時に行っ
てもよい。本発明の脱蛍光処理方法において対象とする
セルロース繊維としては、例えば紙、パルプ等があげら
れる。脱蛍光処理に使用すべきアルカリ剤水溶液中のセ
ルロース繊維の濃度は2〜10重量%、好ましくは3〜
6重量%程度がよい。クマリン系蛍光色素としては、ア
ルカリ剤で分解されるものであれば特に制限はないが、
スルホン酸基を有し、好ましくはスルホン酸基を1〜3
個有するもの、さらに好ましくはスルホン酸基を1〜3
個有する7−トリアジニルアミノ−3−置換クマリン誘
導体等のセルロース繊維に対する着色能の高いものが使
用される。特に好ましいものとしては、上記式(1)で
表されるクマリン系化合物が挙げられる。
を実施するには、アルカリ剤によって分解可能なクマリ
ン系蛍光色素で着色されたセルロース繊維をそれ自体公
知のアルカリ脱色法により脱蛍光処理される。例えば、
アルカリ剤として、例えば苛性ソ−ダ、苛性カリ、珪酸
ソ−ダを使用し、それらの水溶液中で10〜70℃、好
ましくは30〜60℃で0.5〜5時間浸漬、あるいは
必要に応じ攪拌すればよい。この場合アルカリ剤の濃度
は通常0.01〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量
%である。又アルカリ剤の水溶液に活性酸素発生剤を添
加して脱蛍光処理を行う事も出来る。活性酸素発生剤と
しては、例えば過酸化水素、オゾン及びオゾンを発生可
能な薬剤があげられる。これらは例えば過酸化水素水溶
液、オゾンを発生可能な薬剤の水溶液として使用に供さ
れる。活性酸素発生剤を含有する液中の活性酸素は過酸
化水素系水溶液における過酸化水素濃度が1〜8重量
%、アルカリの濃度が0〜3重量%程度の水溶液中に存
在する活性酸素の濃度に相当する濃度がよい。本発明の
脱蛍光処理方法における処理浴には、必要により脱墨剤
を添加して、脱蛍光処理と脱カ−ボン処理を同時に行っ
てもよい。本発明の脱蛍光処理方法において対象とする
セルロース繊維としては、例えば紙、パルプ等があげら
れる。脱蛍光処理に使用すべきアルカリ剤水溶液中のセ
ルロース繊維の濃度は2〜10重量%、好ましくは3〜
6重量%程度がよい。クマリン系蛍光色素としては、ア
ルカリ剤で分解されるものであれば特に制限はないが、
スルホン酸基を有し、好ましくはスルホン酸基を1〜3
個有するもの、さらに好ましくはスルホン酸基を1〜3
個有する7−トリアジニルアミノ−3−置換クマリン誘
導体等のセルロース繊維に対する着色能の高いものが使
用される。特に好ましいものとしては、上記式(1)で
表されるクマリン系化合物が挙げられる。
【0006】式(1)で表されるクマリン系化合物のZ
における置換基を有していてもよいフェニル基の置換基
としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン
原子等が挙げられる。Zにおける置換していてもよいフ
ェニル基の具体例としては、例えばフェニル基、p―メ
チルフェニル基、p―クロロフェニル基等が挙げられ
る。又、ZにおけるR1 の炭素数1〜5のアルキル基と
しては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基等があげられる。Zにおける―COO
R1 の具体例としては、例えばカルボキシル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、ブトキシカルボニル基等が挙げられる。
における置換基を有していてもよいフェニル基の置換基
としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン
原子等が挙げられる。Zにおける置換していてもよいフ
ェニル基の具体例としては、例えばフェニル基、p―メ
チルフェニル基、p―クロロフェニル基等が挙げられ
る。又、ZにおけるR1 の炭素数1〜5のアルキル基と
しては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基等があげられる。Zにおける―COO
R1 の具体例としては、例えばカルボキシル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、ブトキシカルボニル基等が挙げられる。
【0007】X,Yにおける、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜5のアルコキシ基の置換基としては、例え
ば水酸基、メトキシ基、エトキシ基のような炭素数1〜
5のアルコキシ基、ヒドロキシエトキシのような炭素数
1〜5のヒドロキシアルコキシ基、ジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基のようなジ(炭素数1〜5のアルキ
ル)アミノ基、フェニル基、スルホン酸基等があげられ
る。式(2)の、R2 、R3 における、置換基を有して
いてもよい炭素数1〜5のアルキル基の置換基、置換基
を有していてもよい炭素数1〜8のアルコキシアルキル
基の置換基及び置換基を有していてもよい炭素数1〜8
のアルキルアミノアルキル基の置換基としては、例えば
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基等が
あげられる。
い炭素数1〜5のアルコキシ基の置換基としては、例え
ば水酸基、メトキシ基、エトキシ基のような炭素数1〜
5のアルコキシ基、ヒドロキシエトキシのような炭素数
1〜5のヒドロキシアルコキシ基、ジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基のようなジ(炭素数1〜5のアルキ
ル)アミノ基、フェニル基、スルホン酸基等があげられ
る。式(2)の、R2 、R3 における、置換基を有して
いてもよい炭素数1〜5のアルキル基の置換基、置換基
を有していてもよい炭素数1〜8のアルコキシアルキル
基の置換基及び置換基を有していてもよい炭素数1〜8
のアルキルアミノアルキル基の置換基としては、例えば
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基等が
あげられる。
【0008】X、Yにおける、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜5のアルコキシ基の具体例としては、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、t―ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、2―ヒドロキ
シエトキシ基、2―ヒドロキシプロポキシ基、4―ヒド
ロキシブトキシ基、2―メトキシエトキシ基、2―エト
キシエトキシ基、2―メトキシプロポキシ基、2―(2
―ヒドロキシエトキシ)エトキシ基、2―ジメチルアミ
ノエトキシ基、2―ジエチルアミノエトキシ基、フェニ
ルエトキシ基、2―スルホエトキシ基、3―スルホプロ
ポキシ基等があげられる。式(2)の、R2 、R3 にお
ける、置換基を有していてもよい炭素数1〜5のアルキ
ル基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、t―ブチル基、ヘキシル基、ヒド
ロキシエチル基、ジヒドロキシエチル基、ヒドロキシプ
ロピル基、ジヒドロキシプロピル基、スルホメチル基、
2―スルホエチル基、スルホフェニルメチル基、カルボ
キシエチル基、シアノエチル基、2―アミノカルボニル
エチル基、ベンジル基、フェネチル基等があげられ、置
換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルコキシアル
キル基の具体例としては、例えばメトキシエチル基、ジ
メトキシエチル基、エトキシエチル基、ジエトキシエチ
ル基、エトキシプロピル基、ジエトキシプロピル基、ブ
トキシエチル基等があげられ、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜8のアルキルアミノアルキル基の具体例と
しては、例えばメチルアミノエチル基、ジメチルアミノ
エチル基、エチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチ
ル基、メチルアミノプロピル基、エチルアミノプロピル
基等があげられる。
い炭素数1〜5のアルコキシ基の具体例としては、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、t―ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、2―ヒドロキ
シエトキシ基、2―ヒドロキシプロポキシ基、4―ヒド
ロキシブトキシ基、2―メトキシエトキシ基、2―エト
キシエトキシ基、2―メトキシプロポキシ基、2―(2
―ヒドロキシエトキシ)エトキシ基、2―ジメチルアミ
ノエトキシ基、2―ジエチルアミノエトキシ基、フェニ
ルエトキシ基、2―スルホエトキシ基、3―スルホプロ
ポキシ基等があげられる。式(2)の、R2 、R3 にお
ける、置換基を有していてもよい炭素数1〜5のアルキ
ル基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、t―ブチル基、ヘキシル基、ヒド
ロキシエチル基、ジヒドロキシエチル基、ヒドロキシプ
ロピル基、ジヒドロキシプロピル基、スルホメチル基、
2―スルホエチル基、スルホフェニルメチル基、カルボ
キシエチル基、シアノエチル基、2―アミノカルボニル
エチル基、ベンジル基、フェネチル基等があげられ、置
換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルコキシアル
キル基の具体例としては、例えばメトキシエチル基、ジ
メトキシエチル基、エトキシエチル基、ジエトキシエチ
ル基、エトキシプロピル基、ジエトキシプロピル基、ブ
トキシエチル基等があげられ、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜8のアルキルアミノアルキル基の具体例と
しては、例えばメチルアミノエチル基、ジメチルアミノ
エチル基、エチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチ
ル基、メチルアミノプロピル基、エチルアミノプロピル
基等があげられる。
【0009】X、Yにおける、式(2)で表される基の
具体例としては、例えばアミノ基、メチルアミノ基、エ
チルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、t
―ブチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチル
アミノ基、ヒドロキシエチルアミノ基、ジヒドロキシエ
チルアミノ基、ヒドロキシプロピルアミノ基、ジヒドロ
キシプロピルアミノ基、スルホメチルアミノ基、カルボ
キシエチルアミノ基、N―エチル―N―(シアノエチ
ル)アミノ基、N―エチル―N―(2―アミノカルボニ
ルエチル)アミノ基、ベンジルアミノ基、フェネチルア
ミノ基、N―エチル―N―ベンジルアミノ基、N―エチ
ル―N―(スルホフェニルメチル)アミノ基、2―スル
ホエチルアミノ基、N―メチル―N―(2―スルホエチ
ル)アミノ基、メトキシエチルアミノ基、ジメトキシエ
チルアミノ基、エトキシエチルアミノ基、ジエトキシエ
チルアミノ基、エトキシプロピルアミノ基、ジエトキシ
プロピルアミノ基、ブトキシエチルアミノ基、メチルア
ミノエチルアミノ基、ジメチルアミノエチルアミノ基、
エチルアミノエチルアミノ基、ジエチルアミノエチルア
ミノ基、ジ(メチルアミノエチル)アミノ基、ジ(エチ
ルアミノエチル)アミノ基、メチルアミノプロピルアミ
ノ基、エチルアミノプロピルアミノ基、アリルアミノ
基、ジアリルアミノ基等があげられる。
具体例としては、例えばアミノ基、メチルアミノ基、エ
チルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、t
―ブチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチル
アミノ基、ヒドロキシエチルアミノ基、ジヒドロキシエ
チルアミノ基、ヒドロキシプロピルアミノ基、ジヒドロ
キシプロピルアミノ基、スルホメチルアミノ基、カルボ
キシエチルアミノ基、N―エチル―N―(シアノエチ
ル)アミノ基、N―エチル―N―(2―アミノカルボニ
ルエチル)アミノ基、ベンジルアミノ基、フェネチルア
ミノ基、N―エチル―N―ベンジルアミノ基、N―エチ
ル―N―(スルホフェニルメチル)アミノ基、2―スル
ホエチルアミノ基、N―メチル―N―(2―スルホエチ
ル)アミノ基、メトキシエチルアミノ基、ジメトキシエ
チルアミノ基、エトキシエチルアミノ基、ジエトキシエ
チルアミノ基、エトキシプロピルアミノ基、ジエトキシ
プロピルアミノ基、ブトキシエチルアミノ基、メチルア
ミノエチルアミノ基、ジメチルアミノエチルアミノ基、
エチルアミノエチルアミノ基、ジエチルアミノエチルア
ミノ基、ジ(メチルアミノエチル)アミノ基、ジ(エチ
ルアミノエチル)アミノ基、メチルアミノプロピルアミ
ノ基、エチルアミノプロピルアミノ基、アリルアミノ
基、ジアリルアミノ基等があげられる。
【0010】X、Yにおける、式(3)で表される基の
具体例としては、例えばフェノキシ基、2―,3―また
は4―メチルフェノキシ基、3―または4―エチルフェ
ノキシ基、2―,3―または4―クロロフェノキシ基、
2,4―ジメチルフェノキシ基、4―メトキシフェノキ
シ基、4―エトキシフェノキシ基、2―または4―カル
ボキシフェノキシ基、4―メトキシカルボニルフェノキ
シ基、4―エトキシカルボニルフェノキシ基、2―,3
―または4―スルホフェノキシ基、2―メチル―4―ス
ルホフェノキシ基、4―メチル―2―スルホフェノキシ
基、4―メチル―3―スルホフェノキシ基、4―クロロ
―2―スルホフェノキシ基、2,4―ジスルホフェノキ
シ基、2,5―ジスルホフェノキシ基、1―ナフトキシ
基、2―ナフトキシ基、4―メトキシ―1―ナフトキシ
基、4―カルボキシ―1―ナフトキシ基、3―カルボキ
シ―6―カルボキシ―2―ナフトキシ基、2―,3―,
4―,5―,6―,7―または8―スルホ―1―ナフト
キシ基、1―,4―,5―,6―,7―または8―スル
ホ―2―ナフトキシ基、2,4―ジ―,3,6―ジ―,
3,7―ジ―,3,8―ジ―または4,7―ジ―1―ナ
フトキシ基、3,6―ジ―,6,8―ジ―または4,8
―ジ―スルホ―2―ナフトキシ基、3,6,8―トリス
ルホ―1―ナフトキシ基、3,6,8―トリスルホ―2
―ナフトキシ基、アニリノ基、2―,3―または4―メ
チルアニリノ基、2―,3―または4―エチルアニリノ
基、2,4―ジメチルアニリノ基、2,6―ジメチルア
ニリノ基、2,4,6―トリメチルアニリノ基、3―ま
たは4―メトキシアニリノ基、2―,3―または4―ク
ロロアニリノ基、4―カルボキシアニリノ基、4―メト
キシカルボニルアニリノ基、2―,3―または4―スル
ホアニリノ基、2,4―ジスルホアニリノ基、2,5―
ジスルホアニリノ基、4―メチル―2―スルホアニリノ
基、4―メチル―3―スルホアニリノ基、2―メチル―
4―スルホアニリノ基、4―クロロ―2―スルホアニリ
ノ基、4―クロロ―3―スルホアニリノ基、チオフェノ
ール基、2―,3―または4−メチルチオフェノール
基、1−チオナフトール基等が挙げられる。
具体例としては、例えばフェノキシ基、2―,3―また
は4―メチルフェノキシ基、3―または4―エチルフェ
ノキシ基、2―,3―または4―クロロフェノキシ基、
2,4―ジメチルフェノキシ基、4―メトキシフェノキ
シ基、4―エトキシフェノキシ基、2―または4―カル
ボキシフェノキシ基、4―メトキシカルボニルフェノキ
シ基、4―エトキシカルボニルフェノキシ基、2―,3
―または4―スルホフェノキシ基、2―メチル―4―ス
ルホフェノキシ基、4―メチル―2―スルホフェノキシ
基、4―メチル―3―スルホフェノキシ基、4―クロロ
―2―スルホフェノキシ基、2,4―ジスルホフェノキ
シ基、2,5―ジスルホフェノキシ基、1―ナフトキシ
基、2―ナフトキシ基、4―メトキシ―1―ナフトキシ
基、4―カルボキシ―1―ナフトキシ基、3―カルボキ
シ―6―カルボキシ―2―ナフトキシ基、2―,3―,
4―,5―,6―,7―または8―スルホ―1―ナフト
キシ基、1―,4―,5―,6―,7―または8―スル
ホ―2―ナフトキシ基、2,4―ジ―,3,6―ジ―,
3,7―ジ―,3,8―ジ―または4,7―ジ―1―ナ
フトキシ基、3,6―ジ―,6,8―ジ―または4,8
―ジ―スルホ―2―ナフトキシ基、3,6,8―トリス
ルホ―1―ナフトキシ基、3,6,8―トリスルホ―2
―ナフトキシ基、アニリノ基、2―,3―または4―メ
チルアニリノ基、2―,3―または4―エチルアニリノ
基、2,4―ジメチルアニリノ基、2,6―ジメチルア
ニリノ基、2,4,6―トリメチルアニリノ基、3―ま
たは4―メトキシアニリノ基、2―,3―または4―ク
ロロアニリノ基、4―カルボキシアニリノ基、4―メト
キシカルボニルアニリノ基、2―,3―または4―スル
ホアニリノ基、2,4―ジスルホアニリノ基、2,5―
ジスルホアニリノ基、4―メチル―2―スルホアニリノ
基、4―メチル―3―スルホアニリノ基、2―メチル―
4―スルホアニリノ基、4―クロロ―2―スルホアニリ
ノ基、4―クロロ―3―スルホアニリノ基、チオフェノ
ール基、2―,3―または4−メチルチオフェノール
基、1−チオナフトール基等が挙げられる。
【0011】これらの置換基のうち、好ましいものとし
ては、例えばZはフェニル基、p−メチルフェニル基、
p−クロロフェニル基、カルボキシル基、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基等が、Xはフェノキシ
基、アミノ基、シクロヘキサノール基、モルフォリノ
基、水酸基、アリルアミノ基、ジアリルアミノ基、メト
キ基、エトキシ基、2―ヒドロキシエトキシ基、2―メ
トキシエトキシ基、2―エトキシエトキシ基、2―メト
キシプロポキシ基、2―ジメチルアミノエトキシ基、2
―ジエチルアミノエトキシ基、2―スルホエトキシ基、
メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、
ジエチルアミノ基、ヒドロキシエチルアミノ基、ジヒド
ロキシエチルアミノ基、ジメチルアミノプロピルアミノ
基、スルホメチルアミノ基、N―エチル―N―(シアノ
エチル)アミノ基、ジエチルアミノプロピルアミノ基、
N―エチル―N―(スルホフェニルメチル)アミノ基、
N―メチル―N―(2―スルホエチル)アミノ基が、Y
はp―スルホフェニルアミノ基、2―,3―または4―
スルホフェノキシ基、2―メチル−4―スルホフェノキ
シ基、4―メチル−2―スルホフェノキシ基、4―メチ
ル−3―スルホフェノキシ基、4―クロロ―2―スルホ
フェノキシ基、2,4―ジスルホフェノキシ基、2,5
―ジスルホフェノキシ基、1―ナフトキシ基、2―ナフ
トキシ基、2―,3―,4―,5―,6―,7―または
8―スルホ―1―ナフトキシ基、1―,4―,5―,6
―,7―または8―スルホ―2―ナフトキシ基、2,4
―ジ―,3,6―ジ―,3,7―ジ―,3,8―ジ―ま
たは4,7―ジ―1―ナフトキシ基、3,6―ジ―,
6,8―ジ―または4,8―ジ―スルホ―2―ナフトキ
シ基、3,6,8―トリスルホ―1―ナフトキシ基、
3,6,8―トリスルホ―2―ナフトキシ基、2―,3
―または4―スルホアニリノ基、2,4―ジスルホアニ
リノ基、2,5―ジスルホアニリノ基、4―メチル―2
―スルホアニリノ基、4―メチル―3―スルホアニリノ
基、2―メチル―4―スルホアニリノ基、4―クロロ―
2―スルホアニリノ基等があげられる。
ては、例えばZはフェニル基、p−メチルフェニル基、
p−クロロフェニル基、カルボキシル基、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基等が、Xはフェノキシ
基、アミノ基、シクロヘキサノール基、モルフォリノ
基、水酸基、アリルアミノ基、ジアリルアミノ基、メト
キ基、エトキシ基、2―ヒドロキシエトキシ基、2―メ
トキシエトキシ基、2―エトキシエトキシ基、2―メト
キシプロポキシ基、2―ジメチルアミノエトキシ基、2
―ジエチルアミノエトキシ基、2―スルホエトキシ基、
メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、
ジエチルアミノ基、ヒドロキシエチルアミノ基、ジヒド
ロキシエチルアミノ基、ジメチルアミノプロピルアミノ
基、スルホメチルアミノ基、N―エチル―N―(シアノ
エチル)アミノ基、ジエチルアミノプロピルアミノ基、
N―エチル―N―(スルホフェニルメチル)アミノ基、
N―メチル―N―(2―スルホエチル)アミノ基が、Y
はp―スルホフェニルアミノ基、2―,3―または4―
スルホフェノキシ基、2―メチル−4―スルホフェノキ
シ基、4―メチル−2―スルホフェノキシ基、4―メチ
ル−3―スルホフェノキシ基、4―クロロ―2―スルホ
フェノキシ基、2,4―ジスルホフェノキシ基、2,5
―ジスルホフェノキシ基、1―ナフトキシ基、2―ナフ
トキシ基、2―,3―,4―,5―,6―,7―または
8―スルホ―1―ナフトキシ基、1―,4―,5―,6
―,7―または8―スルホ―2―ナフトキシ基、2,4
―ジ―,3,6―ジ―,3,7―ジ―,3,8―ジ―ま
たは4,7―ジ―1―ナフトキシ基、3,6―ジ―,
6,8―ジ―または4,8―ジ―スルホ―2―ナフトキ
シ基、3,6,8―トリスルホ―1―ナフトキシ基、
3,6,8―トリスルホ―2―ナフトキシ基、2―,3
―または4―スルホアニリノ基、2,4―ジスルホアニ
リノ基、2,5―ジスルホアニリノ基、4―メチル―2
―スルホアニリノ基、4―メチル―3―スルホアニリノ
基、2―メチル―4―スルホアニリノ基、4―クロロ―
2―スルホアニリノ基等があげられる。
【0012】本発明の式(1)で表されるクマリン系化
合物の具体例としては、例えば次のような化合物があげ
られる。各具体例において、スルホン酸基は遊離酸の形
で表すものとする。
合物の具体例としては、例えば次のような化合物があげ
られる。各具体例において、スルホン酸基は遊離酸の形
で表すものとする。
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】
【化13】
【0022】
【化14】
【0023】本発明の式(1)で表されるクマリン系化
合物は、例えば特公昭43―17296号に記載の方法
等に準じて7―アミノクマリン化合物類と塩化シアヌ
ル、アミン化合物類、アルコール化合物類等と、順次縮
合して製造することができる。更に詳しくは、本発明の
式(1)の化合物は、式(4)
合物は、例えば特公昭43―17296号に記載の方法
等に準じて7―アミノクマリン化合物類と塩化シアヌ
ル、アミン化合物類、アルコール化合物類等と、順次縮
合して製造することができる。更に詳しくは、本発明の
式(1)の化合物は、式(4)
【0024】
【化15】
【0025】の7−アミノクマリン化合物類とX−H,
Y−H(X,Yは、前記と同じ意味を表す。)の化合物
を塩化シアヌルにそれぞれ1モル比ずつ任意の順序で縮
合させて得られる。この縮合反応は水溶媒あるいはアセ
トンやジメチルホルムアミドの様な不活性有機溶媒を単
独で、または混合して使用し、行われる。十分な溶解性
が得られない場合には界面活性剤等の併用も可能であ
る。縮合反応では塩化水素が遊離するので中和剤を添加
して行うのが好ましく、リチウム,ナトリウム,カリウ
ムなどのアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩が
有利に使用される。また場合により有機アミン類も使用
できる。反応温度は使用する各原料化合物の反応性の大
小により異なるが、通常一次縮合反応は0〜20℃、二
次縮合反応は20〜70℃、三次縮合反応は50〜12
0℃で行われる。反応終了後、式(1)のクマリン系化
合物は一般的に知られている方法(例えば塩析、酸析
等)で単離し、必要に応じて精製することが出来る。
Y−H(X,Yは、前記と同じ意味を表す。)の化合物
を塩化シアヌルにそれぞれ1モル比ずつ任意の順序で縮
合させて得られる。この縮合反応は水溶媒あるいはアセ
トンやジメチルホルムアミドの様な不活性有機溶媒を単
独で、または混合して使用し、行われる。十分な溶解性
が得られない場合には界面活性剤等の併用も可能であ
る。縮合反応では塩化水素が遊離するので中和剤を添加
して行うのが好ましく、リチウム,ナトリウム,カリウ
ムなどのアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩が
有利に使用される。また場合により有機アミン類も使用
できる。反応温度は使用する各原料化合物の反応性の大
小により異なるが、通常一次縮合反応は0〜20℃、二
次縮合反応は20〜70℃、三次縮合反応は50〜12
0℃で行われる。反応終了後、式(1)のクマリン系化
合物は一般的に知られている方法(例えば塩析、酸析
等)で単離し、必要に応じて精製することが出来る。
【0026】式(1)のクマリン系化合物の水性液状組
成物を有利に得るには、式(1)のクマリン系化合物の
反応液又は取り出しケーキの水性懸濁液に塩基として無
機塩基又は(及び)有機塩基を加えpH値7〜13にし
て溶解することにより調製することができ、又必要に応
じて可溶化剤を加えることもできる。ここで使用しうる
無機又は有機塩基としては例えばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム、等の水酸化物、炭酸塩、
炭酸水素塩、又はモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、3―プロパノールアミ
ン、2―プロパノールアミン、ジプロパノールアミン、
トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、メチルジエタ
ノールアミン、エチルジエタノールアミン、N―メチル
エタノールアミン、N―エチルエタノールアミン、N,
N―ジメチルエタノールアミン、N,N―ジエチルエタ
ノールアミン、N―フェニルエタノールアミン等の有機
アミン類を挙げる事が出来るが、これらに限定されるも
のではない。使用されうる可溶化剤としては、例えば、
尿素、アルキル尿素、ε―カプロラクタム等の酸アミド
化合物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、メチルセル
ソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチレン
グリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ブチルポリグリコー
ル、フェニルグリコール、ヘキシレングリコール、チオ
グリコール、グリセリン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ブチロラクトン、N―メチル―2―ピロリドン、
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルア
ルコール、等の水溶性有機溶剤を挙げる事ができる。こ
れらの可溶化剤は単独でまた2種以上を併用して使用す
ることが出来る。なお、液状化を容易にするために反応
終了液を限外濾過膜、逆浸透膜で処理して脱塩すると、
濃厚溶液が容易に得られる。
成物を有利に得るには、式(1)のクマリン系化合物の
反応液又は取り出しケーキの水性懸濁液に塩基として無
機塩基又は(及び)有機塩基を加えpH値7〜13にし
て溶解することにより調製することができ、又必要に応
じて可溶化剤を加えることもできる。ここで使用しうる
無機又は有機塩基としては例えばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム、等の水酸化物、炭酸塩、
炭酸水素塩、又はモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、3―プロパノールアミ
ン、2―プロパノールアミン、ジプロパノールアミン、
トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、メチルジエタ
ノールアミン、エチルジエタノールアミン、N―メチル
エタノールアミン、N―エチルエタノールアミン、N,
N―ジメチルエタノールアミン、N,N―ジエチルエタ
ノールアミン、N―フェニルエタノールアミン等の有機
アミン類を挙げる事が出来るが、これらに限定されるも
のではない。使用されうる可溶化剤としては、例えば、
尿素、アルキル尿素、ε―カプロラクタム等の酸アミド
化合物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、メチルセル
ソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチレン
グリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ブチルポリグリコー
ル、フェニルグリコール、ヘキシレングリコール、チオ
グリコール、グリセリン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ブチロラクトン、N―メチル―2―ピロリドン、
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルア
ルコール、等の水溶性有機溶剤を挙げる事ができる。こ
れらの可溶化剤は単独でまた2種以上を併用して使用す
ることが出来る。なお、液状化を容易にするために反応
終了液を限外濾過膜、逆浸透膜で処理して脱塩すると、
濃厚溶液が容易に得られる。
【0027】本発明の水性液状組成物は通常式(1)で
表されるクマリン化合物5〜35重量%、可溶化剤0〜
30重量%、溶液のpH値を7〜13にするための塩基
と水(残余)というような割合で混合して調製される。
又必要により混合された組成物について濾過処理を施す
ことも出来る。本発明の水性液状組成物にはこの他、界
面活性剤、防かび剤等が必要に応じて添加される.本発
明の式(1)クマリン系化合物の水性液状組成物はセル
ロース系材料とりわけ紙、パルプの着色に適している。
紙、パルプの着色法としてはパルプの叩解時又叩解
後、抄紙されるまでの工程で染料を添加して着色する内
添法と抄紙後のサイズプレス工程でサイズプレス液に
染料を添加する外添法に大別されるが、その他紙の表面
に染料、無機白色顔料、バインダー等から調製された塗
工液をオーバーコーティングする方法等も採用される。
本発明の水性液状組成物はいずれの方法にも適用可能で
あるが、より好ましい方法は内添法である。
表されるクマリン化合物5〜35重量%、可溶化剤0〜
30重量%、溶液のpH値を7〜13にするための塩基
と水(残余)というような割合で混合して調製される。
又必要により混合された組成物について濾過処理を施す
ことも出来る。本発明の水性液状組成物にはこの他、界
面活性剤、防かび剤等が必要に応じて添加される.本発
明の式(1)クマリン系化合物の水性液状組成物はセル
ロース系材料とりわけ紙、パルプの着色に適している。
紙、パルプの着色法としてはパルプの叩解時又叩解
後、抄紙されるまでの工程で染料を添加して着色する内
添法と抄紙後のサイズプレス工程でサイズプレス液に
染料を添加する外添法に大別されるが、その他紙の表面
に染料、無機白色顔料、バインダー等から調製された塗
工液をオーバーコーティングする方法等も採用される。
本発明の水性液状組成物はいずれの方法にも適用可能で
あるが、より好ましい方法は内添法である。
【0028】内添法においては、まずパルプをパルパ
ー、リファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパ
ルプスラリーとなし、これに温度10〜40℃において
通常0.01〜2.0%相当(乾燥紙重量あたりの純分
量)の式(1)のクマリン系化合物の水性液状組成物を
添加し、更に通常のサイズ剤、硫酸バンド、紙力増強
剤、固着剤等を必要に応じて添加した後、常法により抄
紙工程、乾燥工程を経て、蛍光増白された着色紙を得
る。又、外添法においては、まずパルプをパルパー、リ
ファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパルプス
ラリーとなし、通常の填料、サイズ剤、硫酸バンド、定
着剤等を適宜添加したあと常法により抄紙を行う。その
後、シリンダードライヤーで乾燥を行う工程において多
数(通常20〜60本)配置されたシリンダードライヤ
ーの中間部に設置されたサイズプレス機により、式
(1)のクマリン系化合物の水性液状組成物を含有した
サイズプレス塗工液を塗工し、以下乾燥することによっ
て蛍光増白された着色紙が得られる。前記におけるサイ
ズプレス塗工液は本発明の水性液状組成物と澱粉、PV
A,CMC、表面サイズ剤、水等を適宜混合して調製さ
れるものであり、サイズプレス塗工液中の式(1)のク
マリン系化合物の含有量は通常0.04〜2.0%(純
分量)であり、サイズプレス塗工液の塗工量は通常乾燥
抄造紙あたり1〜3g/m2 (固形分)である。本発明
の式(1)のクマリン系化合物の水性液状組成物は、紙
(セルロース繊維)に対する親和力が高いので、カラー
バリュー(着色濃度)に優れ、かつ得られた着色紙の蛍
光増白効果が良好である。本発明の式(1)のクマリン
系化合物は紙に対する高い親和力を有する点から、紙へ
の記録を目的としたインキジェット記録用インク及び、
文具用インクにも常法により適用できる。
ー、リファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパ
ルプスラリーとなし、これに温度10〜40℃において
通常0.01〜2.0%相当(乾燥紙重量あたりの純分
量)の式(1)のクマリン系化合物の水性液状組成物を
添加し、更に通常のサイズ剤、硫酸バンド、紙力増強
剤、固着剤等を必要に応じて添加した後、常法により抄
紙工程、乾燥工程を経て、蛍光増白された着色紙を得
る。又、外添法においては、まずパルプをパルパー、リ
ファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパルプス
ラリーとなし、通常の填料、サイズ剤、硫酸バンド、定
着剤等を適宜添加したあと常法により抄紙を行う。その
後、シリンダードライヤーで乾燥を行う工程において多
数(通常20〜60本)配置されたシリンダードライヤ
ーの中間部に設置されたサイズプレス機により、式
(1)のクマリン系化合物の水性液状組成物を含有した
サイズプレス塗工液を塗工し、以下乾燥することによっ
て蛍光増白された着色紙が得られる。前記におけるサイ
ズプレス塗工液は本発明の水性液状組成物と澱粉、PV
A,CMC、表面サイズ剤、水等を適宜混合して調製さ
れるものであり、サイズプレス塗工液中の式(1)のク
マリン系化合物の含有量は通常0.04〜2.0%(純
分量)であり、サイズプレス塗工液の塗工量は通常乾燥
抄造紙あたり1〜3g/m2 (固形分)である。本発明
の式(1)のクマリン系化合物の水性液状組成物は、紙
(セルロース繊維)に対する親和力が高いので、カラー
バリュー(着色濃度)に優れ、かつ得られた着色紙の蛍
光増白効果が良好である。本発明の式(1)のクマリン
系化合物は紙に対する高い親和力を有する点から、紙へ
の記録を目的としたインキジェット記録用インク及び、
文具用インクにも常法により適用できる。
【0029】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、実施例中、部とあるのは重量部を表し、%
は重量%を表す。 実施例1 塩化シアヌル19.0部をアセトン80部に溶解し、3
00部の氷水中に撹伴下に注入する。この懸濁液を5℃
以下に保ちつつ、2―ナフトール―3,6―ジスルホン
酸ジナトリウム34.8部を溶かした400部の水溶液
を、10%水酸化リチウム水溶液にてpH値3〜4に維
持しながら30分かけて滴下する。その後、1時間反応
させた後30℃まで加熱し、この反応液中へ7―アミノ
―3―フェニルクマリン22.5部をアセトン600部
に溶かした液を30分かけて滴下する。その後、10%
水酸化リチウム水溶液にてpH値6〜7に維持しなが
ら、温度を50℃に保ちながら3時間反応する。その
後、ジエタノールアミン21.0部を添加しアセトンを
留去しながら加熱し、温度80℃で2時間反応する。こ
うして得られた反応液に活性炭2部を添加し精製処理
し、濾過した濾液に対液20%の塩化ナトリウムを加え
塩析し、析出した固形物を濾別、乾燥することにより、
本発明のNo.1のクマリン化合物55.0部を得た(水中
における(以下同じ)極大吸収波長;λmax =356n
m)。これを水120部、尿素30部、エチレングリコ
ール30部の混合物に添加し、60℃に昇温しながら水
酸化リチウムを加え、pH値を8.5に調整して溶解
し、少量の不溶解分を濾別してNo.1のクマリン化合物を
含む本発明の水性液状組成物を得た。
明する。尚、実施例中、部とあるのは重量部を表し、%
は重量%を表す。 実施例1 塩化シアヌル19.0部をアセトン80部に溶解し、3
00部の氷水中に撹伴下に注入する。この懸濁液を5℃
以下に保ちつつ、2―ナフトール―3,6―ジスルホン
酸ジナトリウム34.8部を溶かした400部の水溶液
を、10%水酸化リチウム水溶液にてpH値3〜4に維
持しながら30分かけて滴下する。その後、1時間反応
させた後30℃まで加熱し、この反応液中へ7―アミノ
―3―フェニルクマリン22.5部をアセトン600部
に溶かした液を30分かけて滴下する。その後、10%
水酸化リチウム水溶液にてpH値6〜7に維持しなが
ら、温度を50℃に保ちながら3時間反応する。その
後、ジエタノールアミン21.0部を添加しアセトンを
留去しながら加熱し、温度80℃で2時間反応する。こ
うして得られた反応液に活性炭2部を添加し精製処理
し、濾過した濾液に対液20%の塩化ナトリウムを加え
塩析し、析出した固形物を濾別、乾燥することにより、
本発明のNo.1のクマリン化合物55.0部を得た(水中
における(以下同じ)極大吸収波長;λmax =356n
m)。これを水120部、尿素30部、エチレングリコ
ール30部の混合物に添加し、60℃に昇温しながら水
酸化リチウムを加え、pH値を8.5に調整して溶解
し、少量の不溶解分を濾別してNo.1のクマリン化合物を
含む本発明の水性液状組成物を得た。
【0030】実施例2
塩化シアヌル19.0部をアセトン80部に溶解し80
部の氷と80部の水の混合物中に撹伴下添加する。この
懸濁液を5℃以下に保ちつつ、2,5―ジスルホアニリ
ンモノナトリウム27.5部を溶解した300部の中性
水溶液を、10%炭酸ナトリウム水溶液にてpH値3〜
4に維持しながら30分かけて滴下する。その後、3時
間反応させた後30℃まで加熱し、この反応液中へ7―
アミノ―3―フェニルクマリン22.5部をDMF溶媒
70部に溶解した液を30分かけて滴下する。その後、
10%炭酸ナトリウム水溶液にてpH値6〜7に維持し
ながら、温度を50℃に保ちながら2時間反応する。そ
の後、70%エチルアミン水溶液160部を添加しアセ
トンを留去しながら加熱し、温度80℃で2時間反応す
る。こうして得られた反応液に活性炭2部を添加し精製
処理し、濾過した濾液に塩酸を加え酸析し、析出した固
形物を濾別し、本発明のNo.2のクマリン化合物53.8
部を得た(極大吸収波長;λmax =358nm)。これ
を水120部、尿素30部、エチレングリコール30部
の混合物に添加し、60℃に昇温しながら水酸化リチウ
ムを加え、pH値を8.5に調整して溶解し、少量の不
溶解分を濾別してNo.2のクマリン化合物を含む本発明の
水性液状組成物を得た。
部の氷と80部の水の混合物中に撹伴下添加する。この
懸濁液を5℃以下に保ちつつ、2,5―ジスルホアニリ
ンモノナトリウム27.5部を溶解した300部の中性
水溶液を、10%炭酸ナトリウム水溶液にてpH値3〜
4に維持しながら30分かけて滴下する。その後、3時
間反応させた後30℃まで加熱し、この反応液中へ7―
アミノ―3―フェニルクマリン22.5部をDMF溶媒
70部に溶解した液を30分かけて滴下する。その後、
10%炭酸ナトリウム水溶液にてpH値6〜7に維持し
ながら、温度を50℃に保ちながら2時間反応する。そ
の後、70%エチルアミン水溶液160部を添加しアセ
トンを留去しながら加熱し、温度80℃で2時間反応す
る。こうして得られた反応液に活性炭2部を添加し精製
処理し、濾過した濾液に塩酸を加え酸析し、析出した固
形物を濾別し、本発明のNo.2のクマリン化合物53.8
部を得た(極大吸収波長;λmax =358nm)。これ
を水120部、尿素30部、エチレングリコール30部
の混合物に添加し、60℃に昇温しながら水酸化リチウ
ムを加え、pH値を8.5に調整して溶解し、少量の不
溶解分を濾別してNo.2のクマリン化合物を含む本発明の
水性液状組成物を得た。
【0031】実施例3、4
実施例1における2―ナフトール―3,6―ジスルホン
酸ジナトリウムの代わりにp―フェノールスルホン酸ナ
トリウムを用いて実施例1と同様の操作により本発明の
No.3のクマリン化合物を得た(極大吸収波長;λmax =
349nm)。また実施例2における70%エチルアミ
ン水溶液の代わりにモルフォリンを用いて実施例2と同
様の操作により本発明のNo.4のクマリン化合物を得た
(極大吸収波長;λmax =361nm)。又、実施例1
と同様の操作によりNo.3又は4 のクマリン化合物を含む
本発明の水性液状組成物を得た。これらの水性液状組成
物は常温で6ヶ月、―5℃で1ヶ月放置しても安定であ
って、結晶析出や固化がなく、濃度低下や色相変化もな
かった。
酸ジナトリウムの代わりにp―フェノールスルホン酸ナ
トリウムを用いて実施例1と同様の操作により本発明の
No.3のクマリン化合物を得た(極大吸収波長;λmax =
349nm)。また実施例2における70%エチルアミ
ン水溶液の代わりにモルフォリンを用いて実施例2と同
様の操作により本発明のNo.4のクマリン化合物を得た
(極大吸収波長;λmax =361nm)。又、実施例1
と同様の操作によりNo.3又は4 のクマリン化合物を含む
本発明の水性液状組成物を得た。これらの水性液状組成
物は常温で6ヶ月、―5℃で1ヶ月放置しても安定であ
って、結晶析出や固化がなく、濃度低下や色相変化もな
かった。
【0032】実施例5
塩化シアヌル19.0部を界面活性剤0.5部を含む2
00部の氷水中に撹伴下添加し分散化する。この懸濁液
を5℃以下に保ちつつ、2,5―ジスルホアニリンジナ
トリウム29.7部を溶解した300部の水溶液を、1
0%炭酸ナトリウム水溶液にてpH値3〜4に維持しな
がら30分かけて滴下する。その後、3時間反応させた
後30℃まで加熱し、この反応液中へ7―アミノ―3―
フェニルクマリン22.5部をアセトン600部に溶解
した液を30分かけて滴下する。その後、10%炭酸ナ
トリウム水溶液にてpH値6〜7に維持しながら、温度
を50℃に保ちながら3時間反応する。その後、ジエタ
ノールアミン21.0部を添加しアセトンを留去しなが
ら加熱し、温度80℃で2時間反応する。こうして得ら
れた反応液を活性炭2部を添加し精製処理し、濾過した
濾液に対液20%の塩化ナトリウムを加え塩析し、析出
した固形物を濾別し、本発明のNo.5のクマリン化合物6
6.5部(極大吸収波長;λmax =360nm)を得
た。これを水120部、尿素30部、エチレングリコー
ル30部の混合物に添加し、60℃に昇温しながら水酸
化ナトリウムを加え、pH値を8.0に調整して溶解
し、少量の不溶解分を濾別してNo.5のクマリン化合物を
含む本発明の水性液状組成物を得た。この水性液状組成
物は常温で6ヶ月、―5℃で1ヶ月放置しても安定であ
って、結晶析出や固化がなく、濃度低下や色相変化もな
かった。
00部の氷水中に撹伴下添加し分散化する。この懸濁液
を5℃以下に保ちつつ、2,5―ジスルホアニリンジナ
トリウム29.7部を溶解した300部の水溶液を、1
0%炭酸ナトリウム水溶液にてpH値3〜4に維持しな
がら30分かけて滴下する。その後、3時間反応させた
後30℃まで加熱し、この反応液中へ7―アミノ―3―
フェニルクマリン22.5部をアセトン600部に溶解
した液を30分かけて滴下する。その後、10%炭酸ナ
トリウム水溶液にてpH値6〜7に維持しながら、温度
を50℃に保ちながら3時間反応する。その後、ジエタ
ノールアミン21.0部を添加しアセトンを留去しなが
ら加熱し、温度80℃で2時間反応する。こうして得ら
れた反応液を活性炭2部を添加し精製処理し、濾過した
濾液に対液20%の塩化ナトリウムを加え塩析し、析出
した固形物を濾別し、本発明のNo.5のクマリン化合物6
6.5部(極大吸収波長;λmax =360nm)を得
た。これを水120部、尿素30部、エチレングリコー
ル30部の混合物に添加し、60℃に昇温しながら水酸
化ナトリウムを加え、pH値を8.0に調整して溶解
し、少量の不溶解分を濾別してNo.5のクマリン化合物を
含む本発明の水性液状組成物を得た。この水性液状組成
物は常温で6ヶ月、―5℃で1ヶ月放置しても安定であ
って、結晶析出や固化がなく、濃度低下や色相変化もな
かった。
【0033】実施例6
実施例1で塩化シアヌルに2―ナフトール―3,6―ジ
スルホン酸ジナトリウムと7―アミノ―3―フェニルク
マリンを縮合させたのち、アセトンを減圧で留去し、対
液10%の塩化ナトリウムにより塩析、濾過し脱水す
る。このケーキをエチレングリコール500部中に懸濁
させ、約120℃に昇温し4時間反応させる。この間4
0%水酸化ナトリウム水溶液で、pH値8〜9に保つ。
その後放冷し、析出した結晶を濾別、乾燥して本発明の
No.6のクマリン化合物の白色結晶を得た。(極大吸収波
長;λmax =351nm)
スルホン酸ジナトリウムと7―アミノ―3―フェニルク
マリンを縮合させたのち、アセトンを減圧で留去し、対
液10%の塩化ナトリウムにより塩析、濾過し脱水す
る。このケーキをエチレングリコール500部中に懸濁
させ、約120℃に昇温し4時間反応させる。この間4
0%水酸化ナトリウム水溶液で、pH値8〜9に保つ。
その後放冷し、析出した結晶を濾別、乾燥して本発明の
No.6のクマリン化合物の白色結晶を得た。(極大吸収波
長;λmax =351nm)
【0034】実施例7〜38
実施例1〜6に準じて式(1)のクマリン化合物、それ
を含む水性液状組成物を製造した。表1に式(1)のク
マリン化合物とその含有率(%)、可溶化剤とその含有
率(%)、塩基の種類と調整pH値及び得られた化合物
の蛍光極大吸収波長(nm)と、それを用いて実施例3
9又は40に準じ紙を着色した時の色相を示した。尚、
表中EGはエチレングリコール、DGはジエチレングリ
コール、TGはトリエチレングリコール、PEGはポリ
エチレングリコール、PGはプロピレングリコール、M
Aはモノエタノールアミン、DAはジエタノールアミ
ン、TAはトリエタノールアミンを意味する。
を含む水性液状組成物を製造した。表1に式(1)のク
マリン化合物とその含有率(%)、可溶化剤とその含有
率(%)、塩基の種類と調整pH値及び得られた化合物
の蛍光極大吸収波長(nm)と、それを用いて実施例3
9又は40に準じ紙を着色した時の色相を示した。尚、
表中EGはエチレングリコール、DGはジエチレングリ
コール、TGはトリエチレングリコール、PEGはポリ
エチレングリコール、PGはプロピレングリコール、M
Aはモノエタノールアミン、DAはジエタノールアミ
ン、TAはトリエタノールアミンを意味する。
【0035】
表1
実施例No. 式(1)のクマリン 可溶化剤と 塩基の種類と λmax と色
(化合物No. ) 化合物の含有率 その含有率 調整pH値 相
7 6 尿素5 LiOH 348
DG15 pH8.0 中庸の白
8 6 尿素13 NaOH 352
PG5 pH8.5 中庸の白
9 5 尿素10 NaOH 348
TG10 pH9.0 中庸の白
10 5 尿素10 LiOH 346
DG15 pH9.0 中庸の白
11 10 DG20 KOH 349
pH9.0 中庸の白
12 10 尿素5 TA 349
EG20 pH9.0 中庸の白
13 6 尿素10 TAとNaOH 348
DG10 pH8.5 中庸の白
14 10 尿素10 LiOH 347
DG15 pH8.5 中庸の白
15 5 PEG 15 MA 350
pH8.5 中庸の白
【0036】
16 6 尿素10 NaOH 351
PG15 pH9.0 中庸の白
17 8 尿素10 NaOH 355
TG10 pH9.0 中庸の白
18 8 尿素10 LiOH 354
DG15 pH8.5 中庸の白
19 10 尿素5 NaOH 355
DG15 pH8.0 中庸の白
20 7 尿素13 LiOH 356
PG5 pH9.0 中庸の白
21 8 尿素5 NaOH 353
TG10 pH8.5 中庸の白
22 10 尿素5 TA 349
DG15 pH8.5 中庸の白
23 15 尿素15 DA 348
pH8.5 中庸の白
24 10 尿素5 NaOH 351
EG5 pH9.0 中庸の白
25 5 尿素10 TA 349
EG10 pH9.0 中庸の白
26 12 尿素5 LiOH 353
DG15 pH8.5 中庸の白
27 8 尿素5 LiOH 359
EG15 pH8.0 緑青味白
28 10 尿素10 NaOH 356
EG10 pH9.0 青味白
29 10 尿素10 TA 351
DG10 pH8.0 青味白
30 8 尿素10 LiOH 357
DG15 pH8.5 青味白
【0037】
31 10 尿素10 LiOH 357
EG15 pH8.0 青味白
32 12 尿素10 NaOH 355
EG10 pH9.0 青味白
33 10 尿素10 TA 353
DG10 pH8.0 青味白
34 8 尿素10 LiOH 359
DG15 pH8.5 青味白
35 10 尿素5 LiOH 355
EG15 pH8.0 青味白
36 8 尿素13 NaOH 354
PG5 pH9.0 青味白
37 5 尿素10 NaOH 356
TG10 pH9.0 青味白
38 12 尿素10 LiOH 361
DG15 pH8.5 緑青味白
【0038】実施例39(着色例)
実施例5で調製された水性液状組成物0.02部(No.
(5)の化合物0.005部含有)と水50部からなる
水溶液を調製し、これに広葉樹晒クラフトパルプ(叩解
度35°SR)を2部(乾燥重量)を加え、室温で10
分間撹伴した後、0.04部のロジン系サイズ剤(RF
サイズ880L―50、ミサワセラミックケミカルKK
製)加えた。更に5分間撹拌した後、結晶硫酸アルミニ
ウムを0.05部加え10分間撹拌した。次いでJIS
P―8209(パルプ試験用手スキ紙調製方法)に記載
の方法に準じ抄紙、乾燥する。かくして得られた抄造紙
はカラーバリューのある蛍光増白効果を示した。又、抄
紙後の白水着色は殆ど蛍光を示さなかった。
(5)の化合物0.005部含有)と水50部からなる
水溶液を調製し、これに広葉樹晒クラフトパルプ(叩解
度35°SR)を2部(乾燥重量)を加え、室温で10
分間撹伴した後、0.04部のロジン系サイズ剤(RF
サイズ880L―50、ミサワセラミックケミカルKK
製)加えた。更に5分間撹拌した後、結晶硫酸アルミニ
ウムを0.05部加え10分間撹拌した。次いでJIS
P―8209(パルプ試験用手スキ紙調製方法)に記載
の方法に準じ抄紙、乾燥する。かくして得られた抄造紙
はカラーバリューのある蛍光増白効果を示した。又、抄
紙後の白水着色は殆ど蛍光を示さなかった。
【0039】実施例40(着色例)
実施例2で調製された水性液状組成物20.0部(No.
(2)の化合物5.0部含有)と水976.0部とから
なる水溶液にアニオン系表面サイズ剤(ポリマロン38
2、荒川化学工業製)4部を加えた後、溶液のpH値を
9.0に調整し、サイズプレス塗工液とする。この液を
サイズプレス機に送り、ステキヒトサイズ度7秒の弱サ
イズ紙を着色すると、均染性の良いカラーバリューのあ
る蛍光増白紙が得られた。
(2)の化合物5.0部含有)と水976.0部とから
なる水溶液にアニオン系表面サイズ剤(ポリマロン38
2、荒川化学工業製)4部を加えた後、溶液のpH値を
9.0に調整し、サイズプレス塗工液とする。この液を
サイズプレス機に送り、ステキヒトサイズ度7秒の弱サ
イズ紙を着色すると、均染性の良いカラーバリューのあ
る蛍光増白紙が得られた。
【0040】実施例41(着色例)
実施例1で調製された水性液状組成物20部にクレー8
00部、重質炭酸カルシウム200部、アクリル系分散
剤(Kayacryl ResinC―220N、日本
化薬(株)製)3部、リン酸エステル化澱粉(MS―4
600 日本食品化工(株)製)50部、ラテックス
(スチレン―ブタジエン系L―1622旭化成工業
(株)製)120部、耐水化剤(Sumirez Re
sin 636、住友化学工業(株)製)4部からなる
混合物について、水を加えて固形物が55%になるよう
に調製したコート液を作製し、上質紙に塗布、乾燥し蛍
光増白された紙を得た。この物はカラーバリューの高い
蛍光増白紙であった。又、実施例1〜38に記載のクマ
リン化合物の水性液状組成物を用い、実施例39〜41
に記載の着色法に従い、蛍光増白紙を得たところ、何れ
の場合もカラーバリューの高い蛍光増白効果を示した。
00部、重質炭酸カルシウム200部、アクリル系分散
剤(Kayacryl ResinC―220N、日本
化薬(株)製)3部、リン酸エステル化澱粉(MS―4
600 日本食品化工(株)製)50部、ラテックス
(スチレン―ブタジエン系L―1622旭化成工業
(株)製)120部、耐水化剤(Sumirez Re
sin 636、住友化学工業(株)製)4部からなる
混合物について、水を加えて固形物が55%になるよう
に調製したコート液を作製し、上質紙に塗布、乾燥し蛍
光増白された紙を得た。この物はカラーバリューの高い
蛍光増白紙であった。又、実施例1〜38に記載のクマ
リン化合物の水性液状組成物を用い、実施例39〜41
に記載の着色法に従い、蛍光増白紙を得たところ、何れ
の場合もカラーバリューの高い蛍光増白効果を示した。
【0041】実施例42(脱蛍光処理例)
実施例39で得られた着色増白紙2部をメタケイ酸ソー
ダ0.08部、苛性ソーダ0.02部、過酸化水素水
(35%品)0.12部、脱墨剤(リポトールLH―1
00、日華化学製)0.003部を含む水溶液66部中
で、50℃の温度で3時間処理し、次いでJISP―8
209(パルプ試験用手スキ紙調製方法)に記載の方法
に準じ抄紙、乾燥し、蛍光増白性が無い紙が得られ、脱
蛍光処理が完了した。又、実施例1〜38で得られたク
マリン化合物を用い、実施例39〜40の着色法の操作
により着色した紙を、実施例42と同様な脱蛍光処理を
施したところ、何れの場合も蛍光増白性が無い紙が得ら
れ、脱蛍光処理が完了した。
ダ0.08部、苛性ソーダ0.02部、過酸化水素水
(35%品)0.12部、脱墨剤(リポトールLH―1
00、日華化学製)0.003部を含む水溶液66部中
で、50℃の温度で3時間処理し、次いでJISP―8
209(パルプ試験用手スキ紙調製方法)に記載の方法
に準じ抄紙、乾燥し、蛍光増白性が無い紙が得られ、脱
蛍光処理が完了した。又、実施例1〜38で得られたク
マリン化合物を用い、実施例39〜40の着色法の操作
により着色した紙を、実施例42と同様な脱蛍光処理を
施したところ、何れの場合も蛍光増白性が無い紙が得ら
れ、脱蛍光処理が完了した。
【0042】
【発明の効果】紙、パルプ等のセルロース繊維の蛍光着
色剤として特定のクマリン系蛍光色素を選択したことに
より、アルカリ剤と、必要により活性酸素発生剤とをを
含有する溶液で処理することによりセルロース繊維から
該蛍光着色剤を容易に除去することができるので、環境
に与える影響が極めて小さい。又、本発明のクマリン系
蛍光色素を用いることにより、紙、パルプ等からカラー
バリューの高い蛍光増白紙を得ることができる。さら
に、本発明のクマリン系蛍光色素の水性液状組成物は、
化学的にも物理的にも安定で、極めて扱い易い。
色剤として特定のクマリン系蛍光色素を選択したことに
より、アルカリ剤と、必要により活性酸素発生剤とをを
含有する溶液で処理することによりセルロース繊維から
該蛍光着色剤を容易に除去することができるので、環境
に与える影響が極めて小さい。又、本発明のクマリン系
蛍光色素を用いることにより、紙、パルプ等からカラー
バリューの高い蛍光増白紙を得ることができる。さら
に、本発明のクマリン系蛍光色素の水性液状組成物は、
化学的にも物理的にも安定で、極めて扱い易い。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
D06P 5/02 DBB D06P 5/02 DBB
D21C 5/02 D21C 5/02
9/00 9/00
D21H 19/10 D21H 19/10 C
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C09B 57/02
D21H 19/10
CA(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (7)
- 【請求項1】下記式(1)で表されるクマリン化合物 【化1】 (式(1)中、Zは炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよいフェニル基、―COOR
1(式中R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基を表
す)を表し、X,Yは、それぞれ独立に、炭素数1〜5
のアルコキシ基、炭素数1〜5のヒドロキシアルコキシ
基、ジ(炭素数1〜5のアルキル)アミノ基、フェニル
基、スルホン酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5
のアルコキシ基;モルフォリノ基、シクロヘキサノール
基、水酸基、下記式(2)で表される基 −N(R2)R3 (2) (式(2)中、R2,R3は、それぞれ独立に水素原子;
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置
換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基;水酸
基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、アミノ
カルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜8のアルコキシアルキル基;
水酸基、スルホン酸基、カルボキシル基、シアノ基、ア
ミノカルボニル基、フェニル基、スルホフェニル基で置
換されていてもよい炭素数1〜8のアルキルアミノアル
キル基;アリル基を表す)、又は下記式(3)で表され
る基 【化2】 (式(3)中、芳香環Aはベンゼン環またはナフタレン
環を表し、Bは−O−、−S−又は−NH−を、nは0
〜3の整数を表す)を表し、且つX,Y中のスルホン酸
基の数が合計1〜3個である)を表す。) - 【請求項2】請求項1に記載の式(1)のクマリン化合
物の少なくとも一種を含むセルロース系材料着色用水性
液状組成物 - 【請求項3】請求項2に記載の水性液状組成物を用いる
ことを特徴とするセルロース繊維の着色法 - 【請求項4】セルロース繊維が紙又はパルプである請求
項3に記載の着色法 - 【請求項5】請求項3に記載の着色法によって得られた
セルロース繊維をアルカリ剤及び活性酸素発生剤を含有
する液中に浸漬することを特徴とするセルロース繊維の
脱蛍光処理方法 - 【請求項6】活性酸素発生剤が過酸化水素又はオゾンで
ある請求項5に記載の脱蛍光処理方法 - 【請求項7】セルロース繊維が紙又はパルプである請求
項5又は6に記載の脱蛍光処理方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21526994A JP3441017B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-08-18 | セルロース繊維の脱蛍光処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物及び紙、パルプの着色法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-162940 | 1994-06-22 | ||
JP16294094 | 1994-06-22 | ||
JP21526994A JP3441017B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-08-18 | セルロース繊維の脱蛍光処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物及び紙、パルプの着色法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874196A JPH0874196A (ja) | 1996-03-19 |
JP3441017B2 true JP3441017B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=26488556
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP21526994A Expired - Fee Related JP3441017B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-08-18 | セルロース繊維の脱蛍光処理方法、クマリン化合物、それを含む水性液状組成物及び紙、パルプの着色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3441017B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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