JPH0931348A - ジスアゾ直接染料 - Google Patents

ジスアゾ直接染料

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JPH0931348A
JPH0931348A JP8201032A JP20103296A JPH0931348A JP H0931348 A JPH0931348 A JP H0931348A JP 8201032 A JP8201032 A JP 8201032A JP 20103296 A JP20103296 A JP 20103296A JP H0931348 A JPH0931348 A JP H0931348A
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JP
Japan
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formula
dye
reactive
alkyl
groups
Prior art date
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Pending
Application number
JP8201032A
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English (en)
Inventor
Peter Wild
ペーター・ビルト
Karin Hassenrueck
カリン・ハツセンリユク
Frank-Michael Stoehr
フランク−ミヒヤエル・シユテール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH0931348A publication Critical patent/JPH0931348A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B43/00Preparation of azo dyes from other azo compounds
    • C09B43/12Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups
    • C09B43/136Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups with polyfunctional acylating agents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシルおよび/またはアミド含有基質
を染色または印捺するために、特に紙をインキ−ジェッ
ト法により印捺するために、非常に適している染料の提
供。 【解決手段】 式(I) 【化1】 [式中、R1およびR4は互いに独立してアシル基を表
し、R2およびR3は互いに独立して水素または未置換の
もしくは置換されたC1−C4-アルキルを表し、Xは繊
維−反応性でない橋かけ員を表し、そしてnおよびmは
互いに独立して1または2を表す]の染料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はジスアゾ直接染料、それらの製造
方法並びにヒドロキシルおよび/またはアミド含有基質
を染色または印捺するためのそれらの使用に関する。
【0002】2価の反応性トリアジニル基により橋かけ
結合された2つのアゾ染料からなるジスアゾ染料は、例
えば、JP−A 8 580 932から知られている。
反応性トリアジニル−含有橋かけ員を含有する同様な染
料もEP−A 584 045にすでに記載されている。
【0003】式(I)
【0004】
【化3】
【0005】[式中、R1およびR4は互いに独立してア
シル基を表し、R2およびR3は互いに独立して水素また
は未置換のもしくは置換されたC1−C4-アルキルを表
し、Xは繊維−反応性でない橋かけ員を表し、そしてn
およびmは互いに独立して1または2を表す]の化合物
が今回見いだされた。
【0006】繊維−反応性でない橋かけ員とは、染色条
件下で繊維のOHまたはNH基と反応して共有結合を生
成できる繊維−反応性基を有していない2価の基を意味
すると理解される。
【0007】R1〜R4の定義におけるアシル基とは、有
機酸基、特にカルボン酸またはスルホン酸のもの、を意
味すると一般的に理解される。
【0008】R1〜R4の定義において好適な可能なアシ
ル基は、互いに独立して、アルケニルカルボニル、アル
キルカルボニル、アルキルスルホニル、アリールカルボ
ニルまたはアリールスルホニルである。好適なアルキル
基はここではC1−C4-アルキル、特にメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、se
c−ブチルまたはtert−ブチル、を有するものであ
る。好適なアリール基はここでは、未置換であるかまた
は例えば好適にはCl、COOH、NO2、C1−C4-ア
ルキルもしくはC1−C4-アルコキシにより置換された
フェニルまたはナフチルである。好適なアルケニル基
は、場合によりCOOHまたはC1−C4-アルキルによ
り置換されていてもよいC2−C4-アルケニル、特にC2
-アルケニルである。ここで挙げられるCOOH基を含
有する可能なアシル基は、例えば、無水マレイン酸、無
水琥珀酸、無水グルタル酸、無水酢酸、無水フタル
酸、、無水シトラコン酸または無水メチル琥珀酸から誘
導されるものである。
【0009】しかしながら、アシル基は式
【0010】
【化4】
【0011】[式中、R5およびR6は互いに独立してO
H、C1−C4-アルコキシ、C6−C10-アリールオキ
シ、C6−C10-アリール、C1−C4-アルキル、C1−C
4-アルキルメルカプトもしくはフェニルメルカプト、N
2またはモノ−もしくはジ置換されたアミノ、5−も
しくは6−員の環式アミノまたはモノ−もしくはジ−C
6−C10-アリールアミノを表す]の基を意味するとも理
解される。
【0012】好適な態様では、XはCOまたは脂肪族、
芳香族、炭素環式、複素環式もしくは芳香族−複素環式
のジカルボニル化合物を表すか、或いは式
【0013】
【化5】
【0014】[式中、R7はOH、C1−C4-アルコキ
シ、C6−C10-アリールオキシ、C6−C10-アリール、
1−C4-アルキル、C1−C4-アルキルメルカプトもし
くはフェニルメルカプト、NH2またはモノ−もしくは
ジ置換されたアミノ、例えばモノ−もしくはジ−C1
4-アルキルアミノまたは−C6−C10-アリールアミノ
または5−もしくは6−員のアミノを表す]の基を表
す。
【0015】特に好適な態様では、R7はNR1112
表し、ここでR11は水素、C1−C4-アルキルまたはC2
−C4-ヒドロキシアルキルを示し、そしてR12はC2
4-ヒドロキシアルキルまたはC2−C4-ヒドロキシア
ルコキシ−C2−C4-アルキルを示すか、或いは−NR
1112は未置換であるかまたはC1−C4-アルキルおよ
びヒドロキシルもしくはアミノによりモノ置換されたC
2−C4-アルキルよりなる系からの1〜3個の置換基に
より置換された1〜3個のヘテロ原子を含む5−もしく
は6−員の環を形成し、並びにそれらの塩も挙げられ
る。
【0016】R11またはR12に関して定義された各々の
アルキルまたは置換されたアルキル基は直鎖状もしくは
分枝鎖状であってよい。
【0017】N原子と結合されたヒドロキシル−または
ヒドロキシアルコキシ−置換されたアルキル基中で、ヒ
ドロキシルまたはヒドロキシアルコキシ基は好適にはN
原子と隣接するC原子上にない。同様に、ヒドロキシア
ルコキシ基中のヒドロキシル基も好適にはO原子と隣接
するC原子上にない。
【0018】−NR1112が複素環式環を示すなら、こ
れは窒素原子の他にN、OおよびSよりなる系からの1
もしくは2個の他のヘテロ原子を含有できる。好適に
は、R11は水素、C1−C2-アルキルまたはC2−C3-ヒ
ドロキシアルキルを表しそしてR12はC2−C3-ヒドロ
キシアルキルまたはC2−C3-ヒドロキシアルコキシ−
2−C3-アルキルを表すか、或いは−NR1112はピ
ロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはピペラジン環
を表し、それらはメチルおよび/またはヒドロキシルも
しくはアミノによりモノ置換されたC2−C3-アルキル
よりなる系からの1〜3個の基により置換されていても
よい。
【0019】特に好適には、R11は水素、メチルまたは
2−C3-ヒドロキシアルキルを表しそしてR12はC2
3-ヒドロキシアルキルを表すか、或いは−NR1112
はピロリジン、モルホリン、ピペラジンまたは
【0020】
【化6】
【0021】を表し、ここでR13はメチル、エチル、2
−ヒドロキシエチルまたは2−アミノエチルを示す。
【0022】特に好適には、R11は水素または2−ヒド
ロキシエチルを表しそしてR12は2−ヒドロキシエチル
を表す。
【0023】Xは好適には
【0024】
【化7】
【0025】を表すか、或いは式
【0026】
【化8】
【0027】[式中、oおよびpは(互いに独立して)
1〜6の数を表す]のジカルボニル化合物を表すか、或
いは式
【0028】
【化9】
【0029】[式中、Zは
【0030】
【化10】
【0031】を示す]の2価の基を表す。
【0032】特に好適には、R1およびR4は、互いに独
立して、C1−C4-アルキルカルボニル、例えばメチル
カルボニル、エチルカルボニルまたはプロピルもしくは
ブチルカルボニル、未置換であるかまたはC1−C4-ア
ルキル、C1−C4-アルコキシおよび/もしくはNO2
より置換されたベンゾイル、またはマレイニルを表す
か、或いは式
【0033】
【化11】
【0034】[式中、R5およびR6は互いに独立してO
H、C1−C4-アルコキシ、C1−C4-アルキルチオ、フ
ェニルチオ、フェノキシ、NH2またはNR89を示
し、ここでR8は水素、C1−C4-アルキルまたはC1
4-ヒドロキシアルキルを示し、そしてR9はC1−C4-
アルキル、C2−C4-ヒドロキシアルキルまたはC2−C
4-ヒドロキシアルコキシ−C2−C4-アルキルを示す
か、或いは−NR1112は未置換であるかまたはC1
4-アルキルおよびヒドロキシルもしくはアミノにより
モノ置換されたC2−C4-アルキルよりなる系からの1
〜3個の置換基により置換された1〜3個のヘテロ原子
を含む5−もしくは6−員の環を形成する]の基を表
す。
【0035】R8またはR9に関して定義されている各々
のアルキルまたは置換されたアルキル基は直鎖状もしく
は分枝鎖状であってよい。
【0036】N原子と結合されたヒドロキシル−または
ヒドロキシアルコキシ−置換されたアルキル基中で、ヒ
ドロキシルまたはヒドロキシアルコキシ基は好適にはN
原子と隣接するC原子上にない。同様に、ヒドロキシア
ルコキシ基中のヒドロキシル基も好適にはO原子と隣接
するC原子上にない。
【0037】−NR89が複素環式環を示すなら、これ
は窒素原子の他にN、OおよびSよりなる系からの1も
しくは2個の他のヘテロ原子を含有できる。好適には、
8は水素、C1−C2-アルキルまたはC2−C3-ヒドロ
キシアルキルを表しそしてR9はC2−C3-ヒドロキシア
ルキルまたはC2−C3-ヒドロキシアルコキシ−C2−C
3-アルキルを表すか、或いは−NR89はピロリジン、
ピペリジン、モルホリンまたはピペラジン環を表し、そ
れらはメチルおよび/またはヒドロキシルもしくはアミ
ノによりモノ置換されたC2−C3-アルキルよりなる系
からの1〜3個の基により置換されていてもよい。
【0038】特に好適には、R9は水素、メチルまたは
2−C3-ヒドロキシアルキルを表しそしてR9はC2
3-ヒドロキシアルキルを表すか、或いは−NR89
ピロリジン、モルホリン、ピペラジンまたは
【0039】
【化12】
【0040】を表し、ここでR10はメチル、エチル、2
−ヒドロキシエチルまたは2−アミノエチルを示す。
【0041】特に好適には、R8は水素または2−ヒド
ロキシエチルを表しそしてR9は2−ヒドロキシエチル
を表す。
【0042】R2およびR3の定義におけるアルキル基の
好適な置換基はOH、OCH3またはOC25である。
【0043】好適な式(I)の化合物は式(II)
【0044】
【化13】
【0045】[式中、R1〜R4、X並びにnおよびmは
上記の意味を有する]に相当する。
【0046】他の好適な式(I)の化合物は式(III)
【0047】
【化14】
【0048】[式中、末端ナフタレン環中のSO3H基
は各場合とも互いに独立して3位、4位および/または
6位であり、そしてR1およびR4は互いに独立してC1
−C4-アルキルカルボニル、ベンゾイルまたはC1−C4
-アルキル、C1−C4-アルコキシおよび/もしくはNO
2により置換されたベンゾイルを表し、そしてX、mお
よびnは上記の意味を有する]に相当する。
【0049】特に好適な式(I)の化合物は式(IV)
【0050】
【化15】
【0051】[式中、末端ナフタレン環中のSO3H基
は各場合とも互いに独立して3位または4位であり、そ
してX、R1およびR4は上記の意味を有する]に相当す
る。
【0052】式(I)の化合物は対称性であってもまた
は非対称性であってもよい。
【0053】R1=R4であり、R2=R3であり、n=m
であり、且つ分子の右側半分上のSO3H基の位置が分
子の左側半分上の位置と同一であり、そしてXが上記の
意味を有する式(I)の対称性化合物が好ましい。
【0054】式(I)の好適な非対称性化合物は、Xが
【0055】
【化16】
【0056】[式中、R7は上記の意味を有しそしてR1
≠R4でありおよび/またはR2≠R3でありおよび/ま
たはn≠mでありおよび/または分子の右側半分上のS
3H基の位置が分子の左側半分上の位置と異なる]の
基を表すものである。
【0057】式(I)の化合物は遊離酸の形態、アルカ
リ金属、例えばリチウム、ナトリウムもしくはカルシウ
ムの塩の形態、または未置換のもしくは置換されたアン
モニウム塩の形態であることができ、混合された塩も特
に可能である。カチオンとして置換されたアンモニウム
を含有する塩では、これは第1級、第2級または第3級
アミンから誘導することができ、そして下記のアミン類
が例えば適する:モノ−、ジ−もしくはトリメチル−、
−エチル−、−プロピル−ブチルアミン、モノ−、ジ−
もしくはトリ−エタノール−、−プロパノール−または
−イソプロパノールアミン、N−メチル−N−ヒドロキ
シエチルアミン、N−メチル−N,N−ジ(ヒドロキシエ
チル)アミン、N−エチル−N−ヒドロキシエチルピペ
ラジン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピ
ルアミン、ジエチレングリコールアミン、ジグリコール
アミンおよび3−メトキシプロピルアミン。
【0058】例えばアンモニアまたはアルキル−もしく
はヒドロキシアルキルアミンと酸化アルキレンとの反応
により得られるポリグリコールアミン類もアミン類とし
て適する。
【0059】好適には1もしくは2個の第4級アンモニ
ウムイオンを含有するアンモニウム化合物から誘導され
る第4級アンモニウムイオンは置換されたアンモニウム
イオンとして存在することもでき、それらの例として挙
げられるものは水酸化テトラメチル−、テトラエチル
−、トリメチルエチル−、ジメチル−ジ−(2−ヒドロ
キシプロピル)−、トリメチル−ヒドロキシエチル−、
テトラヒドロキシエチル−およびトリメチルベンジル−
アンモニウムである。
【0060】本発明はさらに、化合物(Va)および/
または(Vb)
【0061】
【化17】
【0062】[式中、R1〜R4、nおよびmは上記の意
味を有する]の形態の、式(V)のモノアゾ染料を第1
級または第2級アミン類に対して反応性である少なくと
も2個の基を含有する反応性化合物と、式(V)のモノ
アゾ染料対反応性化合物のモル比が≧2:1で、反応さ
せることを特徴とする、式(I)の化合物の製造方法に
も関する。もちろんそれより低い比も可能であるが、そ
れらは化学量論的転化をもたらさない。3:1より大き
い(V)対反応性化合物の比も実際に同様に所望する目
標生成物をもたらすが、この変法は不経済であることを
記載しなければならない。
【0063】反応性化合物が第1級または第2級アミン
類に対して反応性であり且つ繊維−反応性基に対して反
応できる2個より多い基を含有するなら、これらをその
後の反応において例えば加水分解、アルコーリシスまた
はアミノリシスにより繊維−反応性でない基に転化させ
ることができる。
【0064】本発明に従う方法の好適な態様では、使用
される反応性化合物はホスゲン、脂肪族、芳香族、炭素
環式、複素環式もしくは芳香族−複素環式のジカルボン
酸またはそれらの誘導体、例えばエステル類、ハロゲン
化物、特に塩化物、もしくはイソシアナート類、または
【0065】
【化18】
【0066】[式中、R7は上記の意味を有するか、ま
たはHalが50〜100℃の温度におけるその後のH
−R7との反応で基R7に転化されるなら(DE−A 4
005 551参照)Halを表し、そしてHalは互
いに独立してハロゲン、特にCl、BrまたはF、を表
す]のジハロゲノ−複素環式化合物である。
【0067】式(I)の化合物の製造に関する反応条件
は本質的にはEP−A 361 186から転用させるこ
とができる。
【0068】式(I)の化合物は好適にはヒドロキシル
および/またはアミド含有基質の染色または印捺用の染
料として並びにセルロース−含有物質を、特に紙、木綿
およびビスコース並びに皮革を、良好な湿潤堅牢性およ
び光堅牢性を有する明るい赤色の色調に染色するための
染料として使用される。
【0069】これらの染料は、種々の原料の漂白された
もしくは未漂白のパルプ、例えば軟質木材もしくは硬質
木材亜硫酸塩パルプおよび/または硫酸塩パルプから出
発する、紙および布工業における、特にパルプにおける
そしてサイジングされたもしくはサイジングされていな
い等級用の紙の表面染色における、直接染料用に一般的
な全ての方法において使用することができる。それらは
また、ロングリカー(long liquor)からのエキゾースト
(exhaust)法または連続法により木綿、ビスコースおよ
び麻の糸−および製品を染色する際に使用することもで
きる。
【0070】本発明はさらにセルロース−含有物質を式
(I)の染料で染色する方法にも関する。
【0071】本発明に従う式(I)の化合物は固体また
は液体の染料調合物として使用することができる。それ
らは水性調合物、特に溶液、の形態で使用される。一般
的には、これらの水性染料調合物は1種もしくはそれ以
上の式(I)の染料、適宜ヒドロトロピー性化合物を含
んでいてもよい適当な有機溶媒、並びに他の助剤および
/または安定剤を含んでなる。
【0072】水性染料調合物は、染料塩を水中に溶解さ
せることにより、または適宜例えば加圧透過によりおよ
び/もしくは1種もしくはそれ以上の上記の有機溶媒を
所望するなら高められた温度(30〜100℃、特に3
0〜50℃)において加えそして無機および有機塩基を
加えることにより脱塩処理にかけられる縮合溶液から、
製造することができ、適宜、一般的なイオン性または非
イオン性の添加剤、例えば粘度を低下させるかおよび/
または表面張力を上昇させることができるもの、の追加
使用も可能である。
【0073】水性染料調合物は紙を染色または印捺する
ために特に好ましい。安定な液体の水性濃縮染料調合物
は、一般的に既知である方法で、適宜1種もしくはそれ
以上の助剤、例えばヒドロトロピー性化合物または安定
剤、を添加しながら、染料を水中に溶解させることによ
り、製造することができる。もちろん染料合成それ自体
の間に染料の中間的単離なしでそのような安定な水性濃
縮調合物を製造する可能性は特に有利である。
【0074】水性染料調合物は一般的には約0.5〜2
0重量%の1種もしくはそれ以上の式(I)の染料並び
に80〜99.5重量%の水および/または有機溶媒、
並びに適宜他の一般的成分を含有する。
【0075】ここで好適な有機溶媒はアルコール類およ
びそれらのエーテル類またはエステル類、カルボン酸ア
ミド類、ウレア類、スルホキシド類およびスルホン類、
特に<200の分子量を有するものである。特に適する
溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ル;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコール、チオジエチレングリコールおよびジ
プロピレングリコール;ブタンジオール;β−ヒドロキ
シプロピオニトリル、ペンタメチレングリコール、エチ
レングリコールモノエチルおよび−プロピルエーテル、
エチレンジグリコールモノエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、ブチルポリグリコー
ル、ホルムアミド、トリエチレングリコール、1,5−
ペンタンジオール、1,3,6−ヘキサントリオール、2
−ヒドロキシエチルアセテート、2−(2′−ヒドロキ
シ)エチルアセテート、グリセロール、グリコールアセ
テート、1,2−ジヒドロキシプロパン、1−メトキシ
−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロパノー
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピロリドン、N−
メチル−カプロラクタム、ε−カプロラクタム、N−メ
チル−カプロラクタム、ブチロラクトン、ウレア、テト
ラメチルウレア、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン、N,N′−ジメチロールプロピレンウレア、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホラン、イ
ソプロパノールおよびポリエチレングリコールである。
【0076】特に印捺インキ用の水性染料調合物のため
に一般的である他の使用できる添加剤は、それにより粘
度および/または表面張力を適用に必要な範囲に調節す
ることができるイオン性および非イオン性の物質、例え
ば、アニオン性、カチオン性または中性の表面活性剤、
例えば分散剤および粘度調節剤である。粘度調節剤の機
能を例えば有機溶媒により行うことができる。
【0077】好適な調合物は下記の組成:0.5〜20
重量%の、特に1〜15重量%の、1種もしくはそれ以
上の上記のタイプの染料、50〜99.5重量%の、特
に85〜99重量%の、水、0〜50重量%の、特に0
〜20重量%の、1種もしくはそれ以上の有機溶媒、並
びに0〜30重量%の、特に0〜10重量%の、粘度お
よび/または表面張力に影響を与える添加剤を有してお
り、ここで上記成分の総計が100重量%となる水性染
料調合物、特に染料溶液である。
【0078】水性染料調合物は、染料塩を水中に溶解さ
せることにより、または適宜例えば加圧透過によりおよ
び/もしくは1種もしくはそれ以上の上記の有機溶媒を
適宜高められた温度(30〜100℃、特に30〜50
℃)において加えそして無機および有機塩基を加えるこ
とにより異性体交換および/または脱塩処理にかけられ
る縮合溶液から、製造することができ、適宜、一般的な
イオン性または非イオン性の添加剤、例えば粘度を低下
させるかおよび/または表面張力を上昇させることがで
きるもの、も使用することができる。
【0079】(I)の塩の代わりに、対応する遊離酸を
少なくとも等モル量の対応する無機または遊離塩基と組
み合わせて使用することができる。
【0080】使用できる無機塩基は、例えば、水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸リチ
ウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムである。
【0081】使用できる有機塩基は、例えば、エタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N−メチルエタノールアミン、N,N−ジメチルエ
タノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、1−
アミノ−2−プロパノール、2−アミノ−1−プロパノ
ール、ジ−イソプロパノールアミン、N−2−ヒドロキ
シエチルジイソプロパノールアミン、トリス、N,N,N
−トリス−[2−(2′−ヒドロキシ−エトキシ)−エチ
ル]−アミンまたはナトリウムメトキシド、リチウムメ
トキシドもしくはカリウムtert.−ブトキシドであ
る。
【0082】本発明に従う水性染料は例えば、特にイン
キ−ジェット法による記録流体として使用することもで
きる印捺インキとしても適する。
【0083】従って、本発明は明るい赤色ないしマゼン
タ色の印捺を生ずるためのインキ−ジェット記録システ
ム用の記録流体としての水性染料調合物の使用にも関す
る。
【0084】本発明に従う方法のインキ−ジェット法と
は、インキ小滴が基質上に噴霧されるインキ−ジェット
記録方法を意味すると理解される。微細なインキ小滴は
種々の方法により発生させることができる。それらは一
般的に既知であるサーマル−ジェット(例えばバブル−
ジェット)、ピエゾ−ジェットまたはバルブ−ジェット
法により製造される。インキ−ジェットプリンター用の
好適な記録材料は紙である。
【0085】本発明に従う染料をインキ−ジェット記録
システム用の記録流体として使用する時には、下記の利
点が生ずる:物理的性質、例えば粘度、表面張力などが
適当な範囲であり、記録流体がインキ−ジェット記録装
置の微細な放出開口部の中で詰まらず、それが高濃度の
像を形成し、貯蔵中に物理的性質における変化がなくま
たは固体成分の沈着が記録流体中で起きず、この記録流
体は記録媒体の性質に関する制限なしに種々の記録媒体
上での記録用に適しており、最後にこの記録流体は急速
に定着されそして優れた耐水性、光堅牢性、耐摩耗性お
よび解像性を有する像を与える。
【0086】以下の製造実施例は本発明を説明するもの
であるが、本発明をそれらに限定するものではない。実
施例において、部数は断らない限り常に重量による。
【0087】
【実施例】下記のモノアゾ染料を本発明に従う染料
(I)の製造用の出発化合物として使用した。それらの
製造はDOS 2 232 541に記載されているか、
または対応する方法で実施された。
【0088】
【化19】
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】実施例1 150部のNa3塩としてのモノアゾ染料を2.5リット
ルの水中にpH9.5において、LiOHを添加しなが
ら、溶解させた。pHをpH8に保ちながら、ホスゲン
を45℃以下の温度においてアシル化が終了するまで通
した。反応生成物が部分的に沈澱した。600部の塩化
ナトリウムの添加により沈澱を完了させた。沈澱を吸引
濾別しそして70℃において乾燥した。225gの式
【0092】
【化20】
【0093】の塩を含有する染料がNa3塩として得ら
れた。
【0094】 λmax(pH9、水):511、540nm この染料はパルプ状の紙を一般的方法で明るい青色がか
った赤色の色調に染色する。
【0095】実施例2 2リットルの水中に溶解させた染料2を出発物質として
使用しそして工程が実施例1と同様であった時には、2
10gの遊離酸の形態で式:
【0096】
【化21】
【0097】に相当する塩を含有する染料が得られた。
【0098】 λmax(pH9、水):519、544nm それは紙を明るい青色がかった赤色の色調に染色する。
【0099】実施例3 150部(0.2モル)のモノアゾ染料2を2.2リット
ルの水中にpH10.5においてNaOHと共にそして
60℃において溶解させた。22gのテレフタル酸二塩
化物を1時間にわたり散布すると、pHは自然に9に低
下しそして5重量%強度NaOHを用いてこの値に保っ
た。混合物を60℃においてさらに1.5時間にわたり
撹拌し、単離しそして60℃において真空中で乾燥し
た。205gの遊離酸の形態で式:
【0100】
【化22】
【0101】に相当する塩を含有する染料が得られた。
【0102】 λmax(pH9、水):519、544nm それは紙を明るいマゼンタ色の色調に染色する。
【0103】実施例4 モノアゾ染料1を出発物質として使用しそして工程が実
施例3と同様であった時には、200gの遊離酸の形態
で式:
【0104】
【化23】
【0105】に相当する染料がNa6塩として得られ
た。
【0106】 λmax(pH9、水):512、540nm(肩) それは紙を明るい赤色の色調に染色する。
【0107】実施例5 工程が実施例3と同様でありそして130g(0.2モ
ル)のモノアゾ染料3をNa6塩として使用した時に
は、180gの位置3にSO3H基のない実施例3の式
の染料が得られた。
【0108】λmax(pH9、水):516nm実施例6 A.150部(0.2モル)のNa3塩としてのモノアゾ
染料2を1.5リットルの水中に20℃およびpH8に
おいて撹拌添加した。88g(0.11モル)のトリク
ロロトリアジンを懸濁液中に0.5時間にわたり散布し
そして炭酸ナトリウム溶液を用いてpHを8に保った。
その後、混合物を50℃に加熱しそしてこの温度におい
て1時間撹拌しながら、pH8を炭酸ナトリウム溶液を
用いて保った。その遊離酸の形態で式
【0109】
【化24】
【0110】に相当する染料の赤色溶液が得られた。
【0111】B.70mlのジエタノールアミンを上記
の溶液に加えそして混合物を95℃に約1時間加熱し
た。溶液を自然に85〜90℃に冷却し、そして350
gの塩化ナトリウムを次に散布した。沈澱したNa塩と
しての式
【0112】
【化25】
【0113】の染料を50℃において単離した。
【0114】 λmax(pH9、水):519、545nm それは紙を明るい光堅牢性のマゼンタ色の色調に染色し
た。
【0115】実施例7〜45 実施例6に記載されたものと同様な方法により対応する
モノアゾ染料を使用して、Xが式
【0116】
【化26】
【0117】を示す式(I)の他の価値ある直接ジスア
ゾ染料が製造された。全ての染料は紙および木綿を明る
い赤色ないしマゼンタ色の色調に染色する。
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】
【表5】
【0121】
【表6】
【0122】実施例46 150部(0.2モル)のモノアゾ染料2を2.3リット
ルの水中にpH9においてLiOHと共にそして60℃
において溶解させた。27.7部(0.11モル)の1,
5−ジイソシアナト−ナフタレンを10部に分けて30
分間にわたり加えそして温度を60℃に保ちそしてpH
をLiOHを用いて8〜8.5に保った。混合物を引き
続きこれらの条件下で2時間そして80℃においてさら
に30分間撹拌した。清澄化後に、8容量%の塩化ナト
リウムを用いて約200gを沈澱させそして60℃にお
いて真空中で乾燥した。
【0123】220gの遊離酸の形態で式:
【0124】
【化27】
【0125】に相当する染料がNa6塩として得られ
た。
【0126】 λmax(pH9、水):520、547nm それは紙を明るいマゼンタ色の色調に染色する。
【0127】Xが式(VI)
【0128】
【化28】
【0129】が実施例46に記載されたものと同様な方
法により製造され、下記の式(VII) O=C−N−Z−N=C=O (VII) のジイソシアナート類が使用された。これらの式におい
て、Zは下記のものを表す:
【0130】
【化29】
【0131】
【表7】
【0132】
【表8】
【0133】実施例90 200gの実施例3の塩を含有する染料を3リットルの
水中に40℃および8のpHにおいて溶解させた。溶液
を一般的な加圧透過装置(例えば、Sesalからの膜G2
0を有する)中で1.5リットルに濃縮し、そしてCl-
含有量が<0.05%となるまで限外濾過を行った。次
に溶液を約1リットルに濃縮すると、染料含有量はNa
6塩に基づいて10.5%であった。
【0134】この溶液は比較的長時間にわたり安定であ
りそして紙または木綿の染色のため並びにインキ−ジェ
ット印捺用の印捺インキの製造のために直接使用され
た。
【0135】実施例に記載された他の染料からも対応す
る方法で安定な濃縮された溶液が得られた。
【0136】使用指示A 0.5部の実施例3からの染料粉末を100部の熱水中
に溶解させそして溶液を室温に冷却する。この溶液を、
粉砕機中で2,000部の水と共に粉砕された100部
の化学的に漂白された亜硫酸塩セルロースに加える。1
5分間にわたり十分混合した後に、ロジンサイズ剤およ
び硫酸アルミニウムを用いてサイジングを一般的方法で
行う。この物質から製造される紙は青色がかった赤色の
色調を示しそして排水に対する良好な堅牢性、良好な湿
潤堅牢性および良好な光堅牢性を有する。
【0137】使用指示B 50部の漂白された軟質木材パルプおよび50部の漂白
されたセイヨウブナパルプ(自由度30°SR(°SR
=ホッパーライグラー度))並びに0.5部の実施例3
からの染料を水(pH4、水硬度10°dH[ドイツ硬
度]の中で混合する。16分後にシート製造を行う。こ
の紙は青色がかった赤色の色調に強く染色される。対照
的に、pH7における染色は強度または色調におけるず
れは示さない。消費度は100%に達しそして排水は無
色である。
【0138】使用指示C 100gの実施例46からの染料溶液を25gの2−ピ
ロリドンおよび225gの水と共に撹拌しそして混合物
を0.8μフィルター上で清澄化した。商業的に入手で
きるインキ−ジェットプリンター、例えば HP Desk Jet
560、Canon BJC 600 および BJC 4000、にこのインキ
を充填し、そして対応するプリンターを用いて光および
ブリードに対して堅牢性である明るいマゼンタ色の印捺
が紙の上に生成された。
【0139】ピロリドンの代わりに、その他の一般的な
有機溶媒、例えばジ−またはトリエチレングリコール、
ペンタンジオール、1,2−プロピレングリコール、ウ
レアなども使用された。
【0140】実施例4の式の染料を使用した時には、光
および水に対して堅牢性でありそして7nmだけ低い吸
収極大を有する明るいマゼンタ色の印捺が同様にして得
られた。
【0141】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0142】1.式(I)
【0143】
【化30】
【0144】[式中、R1およびR4は互いに独立してア
シル基を表し、R2およびR3は互いに独立して水素また
は未置換のもしくは置換されたC1−C4-アルキルを表
し、Xは繊維−反応性でない橋かけ員を表し、そしてn
およびmは互いに独立して1または2を表す]の化合
物。
【0145】2.R1およびR4が互いに独立してアルキ
ルカルボニル、アルキルスルホニル、アリールカルボニ
ル、アリールスルホニルまたは式
【0146】
【化31】
【0147】[式中、R5およびR6は互いに独立してO
H、C1−C4-アルコキシ、C6−C10-アリールオキ
シ、C6−C10-アリール、C1−C4-アルキル、C1−C
4-アルキルメルカプトもしくはフェニルメルカプト、N
2またはモノ−もしくはジ置換されたアミノを表す]
の基を示す、上記1記載の化合物。
【0148】3.XがCOまたは脂肪族、芳香族、炭素
環式、複素環式もしくは芳香族−複素環式のジカルボニ
ル化合物を表すか、或いは式
【0149】
【化32】
【0150】[式中、R7はOH、C1−C4-アルコキ
シ、C6−C10-アリールオキシ、C6−C10-アリール、
1−C4-アルキル、アリールもしくはアルキルメルカ
プト、NH2またはモノ−もしくはジ置換されたアミノ
を表す]の基を表す、上記1記載の化合物。
【0151】4.XがCOまたは式
【0152】
【化33】
【0153】[式中、oおよびpは(互いに独立して)
1〜6の数を表す]のジカルボニリデン基を表すか、或
いは式
【0154】
【化34】
【0155】[式中、Zは
【0156】
【化35】
【0157】を示す]の2価の基を表す、上記1記載の
化合物。
【0158】5.式(II)
【0159】
【化36】
【0160】に相当する、上記1記載の化合物。
【0161】6.式(III)
【0162】
【化37】
【0163】[式中、末端ナフタレン環中のSO3H基
は各場合とも互いに独立して3位、4位および/または
6位であり、そしてR1およびR4は互いに独立してC1
−C4-アルキルカルボニル、ベンゾイルまたはC1−C4
-アルキル、C1−C4-アルコキシおよび/もしくはNO
2により置換されたベンゾイルを表す]に相当する、上
記1記載の化合物。
【0164】7.式(IV)
【0165】
【化38】
【0166】[式中、末端ナフタレン環中のSO3H基
は各場合とも互いに独立して3位または4位である]に
相当する、上記1記載の化合物。
【0167】8.化合物(Va)および/または(V
b)
【0168】
【化39】
【0169】[式中、R1〜R4、nおよびmは上記1に
示された意味を有する]の形態の、式(V)のモノアゾ
染料を第1級または第2級アミン類に対して反応性であ
る少なくとも2個の基を含有する反応性化合物と、式
(V)のモノアゾ染料対反応性化合物のモル比が≧2:
1で、反応させることを特徴とする、上記1記載の化合
物の製造方法。
【0170】9.0.5〜20重量%の上記1記載の染
料、50〜99.5重量%の水および/または有機溶
媒、並びに適宜他の一般的成分を含んでなる、水性染料
調合物。
【0171】10.上記1記載の化合物を適用する、ヒ
ドロキシルおよび/またはアミド基を含有する基質を染
色または印捺する方法。
【0172】11.インキ−ジェット法により紙を印捺
するための、上記10記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カリン・ハツセンリユク アメリカ合衆国サウスカロライナ州29464 マウントプレザント・ホリーベンドドライ ブ1143 (72)発明者 フランク−ミヒヤエル・シユテール ドイツ51519オーデンタール・アムテレン ジーフエン10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、R1およびR4は互いに独立してアシル基を表
    し、R2およびR3は互いに独立して水素または未置換の
    もしくは置換されたC1−C4-アルキルを表し、Xは繊
    維−反応性でない橋かけ員を表し、そしてnおよびmは
    互いに独立して1または2を表す]の化合物。
  2. 【請求項2】 化合物(Va)および/または(Vb) 【化2】 [式中、R1〜R4、nおよびmは請求項1に示された意
    味を有する]の形態の、式(V)のモノアゾ染料を第1
    級または第2級アミン類に対して反応性である少なくと
    も2個の基を含有する反応性化合物と、式(V)のモノ
    アゾ染料対反応性化合物のモル比が≧2:1で、反応さ
    せることを特徴とする、請求項1記載の化合物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 0.5〜20重量%の請求項1記載の染
    料、50〜99.5重量%の水および/または有機溶
    媒、並びに適宜他の一般的成分を含んでなる、水性染料
    調合物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化合物を適用する、ヒド
    ロキシルおよび/またはアミド基を含有する基質を染色
    または印捺する方法。
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