JP3440820B2 - 電子式ガス計量装置及び電子式ガスメータ - Google Patents

電子式ガス計量装置及び電子式ガスメータ

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JP3440820B2
JP3440820B2 JP12143898A JP12143898A JP3440820B2 JP 3440820 B2 JP3440820 B2 JP 3440820B2 JP 12143898 A JP12143898 A JP 12143898A JP 12143898 A JP12143898 A JP 12143898A JP 3440820 B2 JP3440820 B2 JP 3440820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体としてのガスの
流量を計測して積算し積算流量を求める電子式ガス計量
装置、及び積算流量を表示する電子式ガスメータに係
り、特に、ガス流路中のガスの流速を間欠的に測定し、
この測定した流速でガスが所定断面のガス流路を通じ間
欠時間の間流れたと推定して流量を計測する電子式ガス
計量装置及び電子式ガスメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子式ガスメータに適用
される流量計測装置として、例えば特公平7−1196
38号公報において提案されている超音波式流量計測装
置が知られている。提案の装置は、ガス流路内に一定距
離だけ離れて配置された超音波周波数で作動する例えば
圧電式振動子からなる2つの音響トランスジューサを有
し、一方のトランスジューサの発生する超音波信号を他
方のトランスジューサに受信させる動作を交互に行って
超音波信号がトランスジューサ間でガス流方向とガス流
と逆方向に伝搬される時間をそれぞれ計測し、この計測
した2つの伝搬時間の時間差に基づいてガス流路内を流
れているガスの流速を間欠的に求め、この流速にガス流
路の断面積を乗じて瞬時流量を求める演算処理を行うよ
うになっている、この瞬時流量に間欠時間を乗じて通過
流量を求め、更にこの通過流量を積算して求めた積算流
量を表示することによって、電子式ガスメータを構成す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子式ガス
メータを通じて供給するガスを消費する燃焼器のなかに
は、使用中に供給ガス圧に圧力変動を生じさせるものが
ある。例えば、GHP(ガスヒートポンプ)の場合、そ
の使用によってガス圧に約15mmH2 Oの変動を10
〜20Hzの周波数で生じさせる。このようなGHPは
ガス流路に脈流を生じさせる脈流発生源となり、集合住
宅などにおいて特定の消費宅に設置され使用されている
と、GHPの生じさせる圧力変動が他の消費宅の電子式
ガスメータの上流側にも生じるようになる。そして、隣
接する消費宅にガス消費がなく実際にはガスが流れてい
なくても、電子式ガスメータ上流側に上述のような圧力
変動が生じることにより、電子式ガスメータ内のガス流
路内に瞬間的なガスの流れが生じため、ある流量に相当
する時間差を計測してしまうようになる。これをガス消
費に伴うガス流量と誤認し、通過流量として積算し積算
流量を求めてしまうことがあると、積算値が実際のガス
使用量よりも大きくなってしまい、計量器としては致命
的な信頼性上の問題となる。
【0004】すなわち、図8(a)に示すような圧力変
動が電子式ガスメータの上流側に生じ、この圧力変動に
対応して図8(b)に示すような間欠的な計測が行われ
たとすると、圧力変動の底部では下流側から上流側への
流れが生じて−の時間差が計測され、圧力変動の頂部で
は上流側から下流側への流れが生じて+の時間差が計測
されるようになり、図8(c)に示すような通過流量が
求められるようになる。
【0005】よって本発明は、上述した状況に鑑み、間
欠的な計測によって流体の通過流量を推定して計測する
ようにしたものにおいて、上流側の圧力変動による通過
流量を誤って積算することで生じる誤差を低減してガス
使用量をより正確に積算できるようにした電子式ガス計
量装置を提供することを課題としている。
【0006】本発明はまた、間欠的な計測によって流体
の通過流量を推定して計測するようにしたものにおい
て、上流側の圧力変動による通過流量を誤って積算する
ことで生じる誤差を低減してガス使用量をより正確に積
算し表示できるようにした電子式ガスメータを提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
成された請求項1記載の発明は、ガス流路10中のガス
の流速に応じて変化する物理量を間欠的に測定し、該測
定した物理量と前記ガス流路の断面積と間欠時間とを乗
ずることによってガス流路を通過したガスの通過流量を
計測する流量計測手段100と、該流量計測手段によっ
て計測した通過流量に基づいて積算流量を求める流量積
算手段200とを備える電子式ガス計量装置において、
前記流量積算手段が、前記流量計測手段によって計測し
た前記ガス流路中を一方向に流れるガスの通過流量を順
次積算すると共に、該積算による積算値が所定値に達す
る毎に該積算値から前記所定値分差し引く第1の積算手
段14a−1と、該予備積算手段の積算値が所定値に達
する毎に、該所定値分加算して前記積算流量を求める第
2の積算手段14a−2と、前記流量計測手段が計測し
た物理量が前記ガス流路中を逆方向に流れるガスのもの
であるとき、前記第1の積算手段の積算値をクリアする
クリア手段14a−3とを有することを特徴とする電子
式ガス計量装置に存する。
【0008】請求項1記載の発明においては、流量計測
手段100は、ガス流路10中のガスの流速に応じて変
化する物理量を間欠的に測定し、この測定した物理量と
ガス流路の断面積と間欠時間とを乗ずることによってガ
ス流路を通過したガスの通過流量を計測する。流量積算
手段200は、流量計測手段100によって計測した通
過流量に基づいて積算流量を求める。流量積算手段20
0において、第1の積算手段14a−1が流量計測手段
100によって計測したガス流路中を一方向に流れるガ
スの通過流量を順次積算すると共に、この積算による積
算値が所定値に達する毎にこの積算値から所定値分差し
引く。第1の積算手段の積算値が所定値に達する毎に、
第2の積算手段14a−2がこの所定値分加算して積算
流量を求める。流量計測手段100の計測した物理量が
ガス流路10中を逆方向に流れるガスのものであると
き、クリア手段14a−3が第1の積算手段14a−1
の積算値をクリアする。
【0009】以上のように、第1の積算手段14a−1
が所定値に達するまでは通過流量は積算流量として直ち
に積算されず、第1の積算手段14a−1において通過
流量が積算されているだけであり、この間に物理量がガ
ス流路中を逆方向に流れるガスのものとなる物理量を流
量計測手段100が計測したときには、第1の積算手段
14a−1の積算値をクリア手段14a−3がクリアす
るようになっている。従って、ガスの使用がない状態で
上流側に圧力変動が生じ、この圧力変動によって生じる
ガス流路10中のガスの流れによる通過流量を流量計測
手段100が計測することがあっても、このような状態
のときには一般に、流量計測手段100の計測した物理
量がガス流路中を逆方向に流れるガスのものとなり、こ
の計測によって第1の積算手段14a−1をクリアする
ことによって、第1の積算手段14a−1が所定値を越
えて通過流量を積算することがなくなり、ガス消費がな
いにも拘わらず、圧力変動によって計測される通過流量
を第2の積算手段14a−2が積算流量として加算する
ことを防ぐことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子式ガス計量装置において、流量積算手段200が上流
側の前記ガス流路中のガス圧力の変動を検出する圧力変
動検出手段17を有し、該圧力変動検出手段によって圧
力変動を検出しているとき前記クリア手段による前記第
1の積算手段の積算値のクリアを行い、前記圧力変動検
出手段によって圧力変動を検出していないとき前記クリ
ア手段による前記第1の積算手段の積算値のクリアを行
わないようにしたことを特徴とする電子式ガス計量装置
に存する。
【0011】請求項2記載の発明においては、請求項1
の発明の作用に加え、流量積算手段200の圧力変動検
出手段17が上流側のガス流路中のガス圧力の変動を検
出しているときクリア手段14a−3による第1の積算
手段14a−1の積算値のクリアを行い、そうでないと
きクリアを行わないようにしているので、上流側のガス
流路中にガス圧力の変動がないにも拘わらず、ガス流量
が小さいがために、流量計測手段100の計測した物理
量がノイズなどの影響を受けて誤ってガス流路10中を
逆方向に流れるガスのものとなってしまっても、このこ
とによって第1の積算手段14a−1の積算値がクリア
されることがなく、正確な積算流量を求めることができ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の電子式ガス計量装置において、前記流量計測手段
が、ガス流路中のガスの流速に応じて変化する物理量を
間欠的に測定する測定手段100aを有し、該測定手段
によって測定した物理量と前記ガス流路の断面積と間欠
時間とを乗ずることによってガス流路を通過したガスの
通過流量を計測し、前記測定手段が、前記ガス流路中の
ガスの流れ方向に離間して前記ガス流路内た配置された
2つの音響トランスジューサTD1、TD2を有し、該
両トランスジューサ間で超音波信号の送受を交互に行
い、前記両トランスジューサ間での流れ方向とこれと逆
方向との超音波信号の伝搬時間の差を物理量として出力
する超音波式流速測定手段からなることを特徴とする電
子式ガス計量装置に存する。
【0013】請求項3記載の発明においては、ガス流路
中のガスの流速に応じて変化する物理量が、超音波信号
がガス流路中をガスの流れ方向及び流れと逆方向にそれ
ぞれ伝搬する時間の差であるので、音響トランスジュー
サによる超音波信号の送受によって時間測定して機械的
な動作を伴うことなく、電子的に流量測定が行える。
【0014】請求項4記載の発明は、ガス流路10中の
ガスの流速に応じて変化する物理量を間欠的に測定し、
該測定した物理量と前記ガス流路の断面積と間欠時間と
を乗ずることによってガス流路を通過したガスの通過流
量を計測する流量計測手段100と、該流量計測手段に
よって計測した通過流量に基づいて積算流量を求める流
量積算手段200と、該流量積算手段によって求めた積
算流量を表示する表示手段15とを備える電子式ガスメ
ータにおいて、前記流量積算手段が、前記流量計測手段
によって計測した前記ガス流路中を一方向に流れるガス
の通過流量を順次積算すると共に、該積算による積算値
が所定値に達する毎に該積算値から前記所定値を差し引
く第1の積算手段14a−1と、該第1の積算手段の積
算値が所定値に達する毎に、該所定値を加算して前記積
算流量を求める第2の積算手段14a−2と、前記流量
計測手段で計測した物理量が、前記ガス流路中をガスが
逆方向にガス流れたことに相当するものであるとき、前
記第1の積算手段の積算値をクリアするクリア手段14
a−3とを有することを特徴とする電子式ガスメータに
存する。
【0015】請求項4記載の発明においては、流量計測
手段100は、ガス流路中のガスの流速に応じて変化す
る物理量を間欠的に測定し、この測定した物理量とガス
流路の断面積と間欠時間とを乗ずることによってガス流
路を通過したガスの通過流量を計測する。流量積算手段
200は、流量計測手段によって計測した通過流量に基
づいて積算流量を求め、表示手段15がこの積算流量を
表示する。流量積算手段200において、第1の積算手
段14a−1が、流量計測手段によって計測したガス流
路中を一方向に流れるガスの通過流量を順次積算すると
共に、この積算による積算値が所定値に達する毎にこの
積算値から所定値分差し引く。第1の積算手段14a−
1の積算値が所定値に達する毎に、第2の積算手段14
a−2がこの所定値を加算して積算流量を求める。流量
計測手段100の計測した物理量がガス流路10中を逆
方向に流れるガスのものであるとき、クリア手段14a
−3が第1の積算手段14a−1の積算値をクリアす
る。
【0016】以上のように、第1の積算手段14a−1
が所定値に達するまでは通過流量は積算流量として直ち
に積算されず、第1の積算手段14a−1において通過
流量が積算されているだけであり、この間に物理量がガ
ス流路中を逆方向に流れるガスのものとなる物理量を流
量計測手段100が計測したときには、第1の積算手段
14a−1の積算値をクリア手段14a−3がクリアす
るようになっている。従って、ガスの使用がない状態で
上流側に圧力変動が生じ、この圧力変動によって生じる
ガス流路中のガスの流れによる通過流量を流量計測手段
100が計測することがあっても、このような状態のと
きには一般に、流量計測手段の計測した物理量がガス流
路中を逆方向に流れるガスのものとなり、この計測によ
って第1の積算手段14a−1がクリアされることによ
って、第1の積算手段14a−1が所定値を越えて通過
流量を積算することがなくなり、ガス消費がないにも拘
わらず、圧力変動によって計測される通過流量を積算流
量として加算することを防ぎ、実際のガス使用量よりも
多い積算流量を表示手段15に表示しないようにでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は本発明に係る電子式ガス計
量装置を組み込んで構成した電子式ガスメータの一実施
の形態を示している。図示の電子式ガスメータは超音波
式として構成されており、流体であるガスを流すガスメ
ータ中の流路としてのガス流路10内にガス流方向にお
いて距離Lだけ離され互いに対向して配置された超音波
周波数で作動する例えば圧電式振動子からなる2つの音
響トランスジューサTD1及びTD2と、ガス流路10
に連通した空所10a内に距離lだけ離れた管壁10b
に対向して配置された音響トランスジューサTD3とを
有する。ガス流路10には、両音響トランスジューサT
D1、TD2の上流側に弁閉によってガス流路10を遮
断する遮断弁10cが設けられている。
【0018】各トランスジューサTD1及びTD2、T
D3はトランスジューサインタフェース(I/F)回路
11a及び11bをそれぞれ介して送信回路12及び受
信回路13に接続されている。送信回路12は、マイク
ロコンピュータ(μCOM)14の制御の下で、トラン
スジューサTD1、TD2の一方を駆動して超音波信号
を発生させる信号をパルスバーストの形で送信し、この
ための発振回路(図示せず)を内蔵している。受信回路
13は、ガス流路10を通過した超音波信号を受信した
他方のトランスジューサTD1、TD2からの信号を入
力して超音波信号を処理する前置増幅器(図示せず)を
内蔵している。トランスジューサTD3については、ト
ランスジューサTD1及びTD2に対するとは別のタイ
ミングでμCOM14が送信回路12と受信回路13を
制御し、トランスジューサTD3を駆動して超音波信号
を発生させるように送信回路12を制御するとともに、
同じトランスジューサTD3が管壁10bから反射され
てくる超音波信号を受信して発生する信号を入力させる
ように受信回路13を制御する。
【0019】ガス流路10の上流側、すなわち、ガス流
路10内を超音波が伝搬する時間をトランスジューサT
D1、TD2によって超音波を送受して計測する計測区
間よりも上流側の管壁には、ガス流路10内の圧力を検
知するための圧力センサ16が設けられている。圧力セ
ンサ16は圧力の大きさに応じて変化する圧力信号を発
生し、ガス流路10のガス流に脈流を生じさせる圧力変
動が生じているときには、これを検知して圧力の変動に
応じて変化する図8(a)に示すような圧力信号を発生
し、これを圧力判定回路17に入力する。
【0020】圧力判定回路17は、図8(a)に示すよ
うな圧力信号の変動分を抽出し、この抽出した圧力変動
が予め定めた周波数範囲において一定振幅範囲を超えて
いるときに反転する判定信号を出力するように構成され
る。具体的には、圧力判定回路17は例えば圧力センサ
16からの圧力信号をコンデンサ結合を介して入力する
ことによって、圧力信号中の圧力変動部分のみを抽出し
て入力し、これを一定の周波数幅をもったバンドパスフ
ィルタを通した上で全波整流し、この結果得られる直流
レベルを予め設定した判定値と比較し、判定値を超えて
いないときにはその出力の判定信号を例えばLレベルに
保持し、判定値を超えているときには、圧力信号に所定
周波数範囲内に入る一定の振幅以上の圧力変動成分が重
畳していると判定してその出力の判定信号をLからHレ
ベルに反転する。この圧力判定回路17が出力する判定
信号はμCOM14に入力される。μCOM14は、こ
の入力した判定信号に基づいて圧力変動の有無を検出す
ることができる。
【0021】また、μCOM14は、図3に示すよう
に、プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニ
ット(CPU)14a、CPU14aが行う処理のプロ
グラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるRO
M14b、CPU14aでの各種の処理過程で利用する
ワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリア
などを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRA
M14cなどを内蔵し、これらがバスライン14dによ
って相互接続されている。
【0022】μCOM14内のCPU14aは、送信回
路12から信号を供給するトランスジューサと受信回路
13で超音波信号を受信するトランスジューサとを交互
に切り替える制御を行うと共に、2つのトランスジュー
サ間で交互に送受信した超音波信号の伝搬時間を測って
ガス流路10内を流れているガスの流速を間欠的に求め
るための流速演算処理を行う。CPU14aは、流速演
算処理の他に、この演算した流速とガス流路10の断面
積とに基づいて瞬時流量を求める流量演算処理、演算し
た瞬間流量に間欠時間を乗じて通過流量を演算する通過
流量演算処理、通過流量を積算して積算流量を求める流
量積算処理、この流量積算処理によって求めた流量積算
値を表示器15に表示させる表示処理を行う。なお、上
記流量積算処理を行うに当たって、CPU14aは上記
圧力判定回路17から入力されている判定信号に基づい
て圧力変動の有無を検出する圧力変動検出処理を行う。
【0023】以上はガスメータとして機能するための処
理であるが、CPU14aは更に、ガス流路10中のガ
ス流量が予め定めた合計流量値(接続する燃焼器の消費
流量を合計して予め設定される)を越えた場合、ガスホ
ースの抜けなどによって、燃焼器による消費ガス流量以
外の異常ガスがガス流路10に流れていると判断して、
ガス流路10に設けた遮断弁手段としての遮断弁10c
を弁閉してガス流路を遮断させる安全機能のための合計
流量遮断処理などを行う。
【0024】上述した構成の装置における流量計測の原
理を以下に説明する。μCOM14の内蔵するCPU1
4aは、送信回路12にトリガ信号を出力してパルスバ
ースト信号を発生させ、これを一方のトランスジューサ
TD1、TD2に供給させて、この一方のトランスジュ
ーサに超音波信号を発生させる。また、一方のトランス
ジューサから送信された超音波信号を受信する他方のト
ランスジューサからの信号を受信回路13に受信させ、
これに応じて受信回路13が発生する信号を取り込む。
その後、μCOM14の内蔵するCPU14aは、超音
波信号を発生するトランスジューサと超音波信号を受信
するトランスジューサを逆にして同じ動作をもう一度繰
り返す制御を行う。そして、μCOM14のCPU14
aは、送信回路12にトリガ信号を出力して一方のトラ
ンスジューサに超音波信号を発生させて、この超音波信
号を受信する他方のトランスジューサが発生する信号を
受信回路13を介して取り込むまでの時間T1、T2を
それぞれ測り、この測った時間T1、T2からガス流の
流速を後述のようにして求める。
【0025】また、μCOM14のCPU14aは、ト
ランスジューサTD1、TD2についての制御とは別の
タイミングで、トランスジューサTD3についての制御
を行い、送信回路12にトリガ信号を出力してパルスバ
ースト信号を発生させ、これをトランスジューサTD3
に印加させて、このトランスジューサTD3に超音波信
号を発生させる。また、トランスジューサTD3から送
信され管壁10bで反射された超音波信号を受信する同
じトランスジューサTD3からの信号を受信回路13に
受信させ、これに応じて受信回路13が発生する信号を
取り込む。そして、CPU14aは、送信回路12にト
リガ信号を出力してトランスジューサTD3に超音波信
号を発生させて、この超音波信号の反射の第1波と第2
波を受信する同じトランスジューサTD3が発生する信
号を受信回路13を介して取り込むまでの時間Tr1、
Tr2をそれぞれ測り、この測った時間Tr1、Tr2
からガス流路10内と同じ温度、圧力、ガス種である
が、ガス流のない雰囲気における音速を後述のようにし
て求める。
【0026】今、静止ガス中での音の伝搬速度(音速)
をc、ガス流の流速をvとすると、ガス流の順方向の超
音波信号の伝搬速度は(c+v)となる。トランスジュ
ーサTD1及びTD2間の距離をLとすると、トランス
ジューサTD1からの超音波信号がガス流と同じ方向に
進んでトランスジューサTD2に到達する時間(伝搬時
間)T1と、トランスジューサTD2からの超音波信号
がガス流と逆方向に進んでトランスジューサTD1に到
達する時間(伝搬時間)T2とは、 T1=L/(c+v) (1) T2=L/(c−v) (2) となる。(1)、(2)式より v=(L/2)・(1/T1−1/T2) =(L/2)・((T2−T1)/(T2・T1)) (3) となり、Lが既知であるときには、T1及びT2を計測
することによって流速vを求めることができる。
【0027】なお、T2・T1=L/(c+v)・(c
−v)=L/(c2 −v2 )であり、流速vは音速cに
比べて極めて小さな数値であるので、式中のv2 はc2
に比べて極めて小さく無視でき、T2・T1=L/c2
することができる。そして、上式(3)は最終的には、 v=((T2−T1)・c2 )/2 =(T2−T1)・(c2 )・(1/2) と書き直すことができる。ここで、Td=(T2−T
1)とすると、 v=Td・(c2/2) =Td・k (4) ただし、k=c2/2 となる。すなわち、ガス流方向とこれと逆方向の超音波
伝搬時間の差Tdに定数kを乗じてガス流速vが求めら
れる。以上のことから明らかなように、上記演算するC
PU14aとTD1及びTD2とは超音波式流速計測手
段100aを構成している。
【0028】流速vが求められたときには、瞬時流量Q
iはガス流路10の既知の断面積をS、物の構造その他
によって変化する補正係数をαとすると、 Qi=Td・α・S・k =K・Td (5) となり、瞬時流量Qiが求められる。ただし、 K=α・S・k (6) とする。なお、Kは上述の説明から明らかなように、音
速、ガス温度、ガス圧力など多くの要素を含んだ補正の
ための係数である。
【0029】なお、式(6)中の静止ガス中の音速cに
ついては、図2に示したように、ガス流路10に連通し
ているが、ガス流路10中のガス流に影響されない静止
ガスの空間10a中において、第3の音響トランスジュ
ーサTD3から発した超音波信号が壁面10bで反射し
てトランスジューサに戻ってくるまでの時間を計測し、
この時間によってトランスジューサTD3から壁面10
bまでの往復距離2lを割ることによって求めることが
できるので、この計測を適宜行って求めた音速cを用い
るようにすればよい。
【0030】従って、瞬時流量Qiを求める毎に、すな
わち、サンプリングする毎に、この流量Qiに前回求め
た(サンプリングした)時点からの経過時間(サンプリ
ング間隔時間)を乗じることによって通過流量Qtが求
まる。よって、上記演算を行うCPU14aと上記超音
波式流速測定手段100aとは流量計測手段100を構
成している。この求まった通過流量Qtを積算すること
によって、積算したガス積算流量Qs、すなわち、ガス
供給量(ガス使用量)を求めることができるようにな
る。このガス積算流量Qsを求めるに当たって、通過流
量Qtを直接積算してガス積算流量Qsを求めるのでは
なく、通過流量Qtを予備的に積算して予備積算流量Q
を求め、この予備積算流量Qが所定値を超える毎に、ガ
ス積算流量Qsに所定値を加算すると共に予備積算流量
から所定値を差し引くことを繰り返す。このガス積算流
量Qsを表示器15に表示させることによって電子式ガ
スメータを構成することができる。
【0031】そして、流速vを計測するに当たって測定
した伝搬時間の差Tdが負となったとき、すなわち、ガ
ス流が下流側から上流側に流れているときには、それ以
前に予備的に積算した通過流量はガス使用に伴うガス流
によるものでなく、圧力変動によって生じたものである
と判断し、予備積算流量Qをクリアする。すなわち、計
測した物理量がガス流路中をガスが逆方向に流れたこと
に相当するものであるときには、予備積算流量Qをクリ
アする。
【0032】ただし、口火のみを使用しているような場
合には、ガス流の流速は極めて小さくなり、伝搬時間差
Tdも極めて小さくなるため、各伝搬時間の測定にノイ
ズによる僅かな誤差が生じたときに、ガス流があっても
時間差が負になることがあり、このことによって予備積
算流量Qをクリアすると、僅かな量でもガス使用に伴う
通過流量を積算されなくなって積算流量に誤差が生じる
ようになる。そこで、時間差Tdが負になって予備積算
流量をクリアする際には、圧力判定回路17からの判定
信号によって圧力変動の有無を検出し、圧力変動のある
ときのみクリアし、圧力変動のないときにはクリアしな
いようにしている。
【0033】上述した瞬時流量Qiを求めるためのサン
プリング動作、すなわち、μCOM14のCPU14a
から送信回路12にトリガ信号を出力してパルスバース
ト信号を発生させ、一方のトランスジューサに超音波信
号を発生させると共に、この一方のトランスジューサか
ら送信された超音波信号を受信する他方のトランスジュ
ーサからの信号を受信回路13に受信させ、これに応じ
て受信回路13が発生する信号を取り込むまでの動作と
これと逆の動作とからなるサンプリング動作は、例え
ば、平均値がN秒となるようなランダム周期で行われ
る。このために、μCOM14のCPU14aはランダ
ム時間を生成するための処理を行う。サンプリング周期
のランダム時間は、予め定めたランダム範囲N1〜N2
から平均値がN秒となるように選ばれる。
【0034】上述のように、μCOM14のCPU14
aは、上記サンプリング毎に測定した超音波信号の伝搬
時間T1及びT2の差Tdを求めるが、このサンプリン
グ毎に圧力判定回路17からの判定信号を入力し、この
入力した判定信号がHレベルであるとき、圧力変動が生
じていると判断する。圧力変動が生じているときには一
般に、これを原因としてガス流の流速に大きな変化を生
じさせる大きな脈流が生じていると判断することができ
る。このような判断をしたときには、次のサンプリング
時点から、サンプリング周期を平均値N秒のランダム時
間から、ランダム周期の平均値Nのx分の1であるN/
x秒の固定の短い周期に変更し、x回ガス流中の超音波
信号の伝搬時間T1及びT2を計測する。
【0035】また、xとして例えば8が設定されるが、
このときには、N/8秒の周期で8回の計測を行い、こ
の8回の計測の各々において伝搬時間T1及びT2が得
られるが、サンプリング毎に流速演算を行わずこれらの
差Td=(T2−T1)の計算のみを行い、8個の計測
値が得られた段階でこれらのTdの平均値を求める。そ
して、この平均値Tdから上記式(5)に基づいて瞬時
流量Qiの平均値を演算し、この瞬時流量Qiの平均値
にN/8×8=N秒の時間を乗じて通過流量Qtを求
め、それまでの積算流量に加算してガス積算流量Qsを
求める。勿論、このような処理を行っている過程で、判
定信号がLレベルになったときには、元のサンプリング
周期に戻した流速計測処理を行うことになる。
【0036】このように、脈流を生じさせる圧力変動を
検出したときにサンプリング周期を短くして計測した伝
搬時間に基づいて求めたTdの平均値により通過流量Q
tを求めるようにしているので、サンプリング周期が長
い場合に生じる脈流による誤差が低減されるようにな
り、また圧力変動がなくなったときには元の長いサンプ
リング周期に戻されるので、サンプリング周期が短いま
まになって必要以上に電力消費されることがなく、電池
消耗も最小限に抑えることができる。
【0037】上述の例では、相前後するサンプリング時
に計測した伝搬時間の差Tdo及びTdの差の絶対値が
予め定めた判定値Tth以上となったときには、大きな脈
流が生じていると判断してサンプリング周期を平均値N
秒のランダム時間から、N/x秒の固定の短い周期に変
更し、x回ガス流の伝搬時間T1及びT2を計測するよ
うにしているが、この小さくした固定のサンプリング周
期は比較的短く、単純に8倍のサンプリングとなるの
で、期間限定といえどもサンプリング動作の回数が多く
なって比較的大きな電流消費が行われる。
【0038】そこで、この代わりに、図4に示すよう
に、サンプリング周期のランダム時間を、平均値N秒で
選ぶため設定したランダム範囲N1〜N2の上限値N2
のみをN2′に下げて平均値N′も小さくなるように変
更するようにしてもよい。このランダム範囲の上限値の
下方への変更によって、サンプリング周期がそれ以前の
平均値N秒のランダム時間よりも短くなる。この場合
も、サンプリング毎に流速演算を行わず、8個の計測値
が得られた段階でこれらの平均値を求め、この平均値か
ら平均流速vaを演算し、この平均流速vaにN/8×
8=N秒の時間を乗じて通過流量Qを求め、それまでの
積算流量に加算して積算する。
【0039】上記8回の計測によって得られる8個の伝
搬時間のうちの最大値又は最小値と上記平均値との差が
予め定めた大きさ以下となったときには、脈流が小さく
なったと判断して次のサンプリング時点から、ランダム
範囲の上限値N2′を元のN2に戻し、元の平均値N秒
のランダムなサンプリング周期による計測に移行させ
る。この場合、平均のサンプリング周期は短くなるが何
倍にもサンプリング回数が増えることがなく、この点か
らは電流消費は少なくて済む。
【0040】しかし、この例では、ランダム範囲の上限
値のみを下げているだけであるので、サンプリング周期
の平均値を下げるのに限界がある。そこで、図5に示す
ように、平均時間N秒のランダム範囲N1〜N2を、上
限値及び下限値をともに下げて、平均値N′秒のランダ
ム範囲N1′〜N2′に変更するようにしてもよい。こ
の場合も、流速の計測及び積算流量の積算のし方は上述
したものと同様に行えばよい。この場合、上下限値の両
方を変更しているので、サンプリング周期を任意の平均
値に下げることができるようになる。
【0041】上述のように圧力変動の検出によってサン
プリング周期を小さくしているときにおいても、ガスメ
ータには合計流量遮断機能が求められる。この合計流量
遮断機能は、ガスメータに流れる流量がガス機器の消費
流量の合計である予め定めた流量以上となったとき、ガ
スホースの抜けなどが発生したと判断してガスメータ内
のガス流路に設けた遮断弁10cを弁閉させるとともに
図示しない警報手段に警報を発生させる機能であるが、
サンプリング周期を小さくしているときには、物理量の
平均値によって流速や通過流量を求めている関係で、瞬
時最大値が捕捉されないようになっている。そこで、合
計流量遮断の判定を行うときには、検出流量の最大値を
用いるか、又は、平均流速や平均通過流量から最小値を
差し引いたものに所定の係数Wを乗じ、これを最小値に
加算したものを用い、これが予め定めた流量以上となっ
ているかどうかを判定するようにする。この場合の係数
Wとしては、交流の実効値を求める際の1.4が用いら
れる。
【0042】以上概略動作を説明したが、CPU14a
が行う処理を示す図6及び図7のフローチャートを参照
して、以下その詳細を説明する。CPU14aは例えば
電池電源の投入によって動作を開始し、図示しない初期
化ステップにおいて、μCOM14内のRAM14cに
形成した各種のエリアの初期設定を行ってからその最初
のステップS1に進む。ステップS1においては、RA
M14cのワークエリアに形成された圧力変動検出中フ
ラグエリアFに1が設定されているか否かを判定する。
圧力変動検出中フラグエリアFは圧力判定回路17から
の判定信号により圧力変動を検出していないとき0、検
出しているときには1が設定されている。ステップS1
の判定がNOで、圧力変動検出中フラグエリアFが0に
なっているときには、ステップS2に進んでランダム時
間TR を生成する。このランダム時間TR の生成は、下
限値N1秒、上限値N2秒の範囲内から選択され、選択
した所定個数の平均値がN秒となるように行われる。生
成したランダム時間TR をRAM14c内に形成したサ
ンプリングタイマエリアSTに格納する。次にステップ
S3に進み、ここで上記ステップS2においてランダム
時間が格納されたサンプリングタイマエリアSTの内容
をRAM14c内の所定エリアに形成したサンプリング
カウンタSCに格納する。
【0043】次にステップS4に進み、ここで音響トラ
ンスジューサTD1から超音波信号を送信し、この送信
した超音波信号が音響トランスジューサTD2に到達す
るまでにかかった時間を伝搬時間T1として計測する。
続いてステップS5に進み、ここで音響トランスジュー
サTD2から超音波信号を送信し、この送信した超音波
信号が音響トランスジューサTD1に到達するまでにか
かった時間を伝搬時間T2として計測する。
【0044】その後ステップS6に進んで、RAM14
c内の時間エリアTdの内容(前回計測時間)を時間エ
リアTdoに格納させてから次のステップS7に進む。
ステップS7においては、ステップS4で計測した伝搬
時間T2とステップS5で計測した伝搬時間T1との差
Tdをとり、これを今回計測時間として時間エリアTd
に格納してからステップS8に進む。
【0045】ステップS8においては、再び圧力変動検
出中フラグFが1となっているか否かを判定する。この
ステップS8の判定がNOのとき、すなわち、圧力変動
検出中フラグFが1でないときにはステップS9に進ん
で圧力判定回路17からの判定信号がHレベルであるか
否か、すなわち、圧力変動が生じているか否かを判定す
る。このステップS9の判定がNOであるとき、すなわ
ち、圧力変動が発生していないときには、これを原因と
する脈流は発生していないとしてステップS10に進
む。
【0046】ステップS10においては、後述するサブ
ルーチンに進んで、上記ステップS7で求めた時間差T
dに基づく流速vの計測、計測した流速vに基づく通過
流量の計測、計測した通過流量Qtに基づくガス積算流
量Qsの積算に関する計測処理を行う。ステップS10
の終了後はステップS11に進んで、上記ステップS3
においてサンプリングタイマエリアSTの値を格納した
サンプリングカウンタエリアSCがカウントアップして
いるか否かを判定する。このステップS11の判定がN
Oの間ステップS11の判定を繰り返し、判定がYES
となるまで待機する。ステップS11の判定がYESと
なったら上記ステップS1に戻って上述の動作を繰り返
す。
【0047】今、上記ステップS9の判定がYESとな
ったとき、すなわち、判定信号がHレベルとなって圧力
変動が生じたと判断されたときにはステップS12に進
む。
【0048】ステップS12においては、圧力変動中で
あることを示す圧力変動検出中フラグエリアFに1を設
定し、RAM14c内に形成した計測回数エリアxに1
を格納し、かつRAM14cに形成したx番目の検出バ
ッファエリア[x]に時間エリアTdの値を格納してか
ら上記ステップS11に進んでサンプリングカウンタエ
リアSCがカウントアップするのを待って上記ステップ
S1に戻る。
【0049】上記ステップS12において圧力変動検出
中フラグエリアFに1が設定されると、ステップS1の
判定がYESとなってステップS13に進むようにな
る。ステップS13においては、サンプリングタイマエ
リアSTに平均値Nを8等分したN/8秒を格納してか
らステップS3に進んでステップS3以降の処理を行う
ようになる。また、上記ステップS12において圧力変
動検出中フラグエリアFに1が設定されることによっ
て、ステップS8の判定がYESとなってステップS1
4に進むようになる。ステップS14においては、計測
回数エリアxをインクリメントし、計測回数エリアxの
数値に相当するx番目の検出バッファエリア[x]に時
間エリアTdの値を格納してからステップS15に進
む。
【0050】ステップS15においては、計測回数エリ
アxの値が8未満であるか否かを判定し、判定がYES
のときには上記ステップS11に進んでサンプリングタ
イマエリアSTの値を設定したサンプリングタイマカウ
ンタSCのカウントアップを待って上記ステップS1に
戻り、上述のステップの処理を繰り返すことになるの
で、検出バッファエリア[x]にTd値が順次格納され
るようになる。そして、計測回数エリアxの値が8にな
ると、ステップS15の判定がNOとなってステップS
16に進むようになる。
【0051】ステップS16においては、時間エリアT
dに8個の検出バッファエリア[x]の値の平均値を格
納し、その後ステップS17に進んで判定信号がHレベ
ルであるか否かを判定し、この判定がNOであるとき、
すなわち、圧力変動があるときにはステップS18に進
んで圧力変動検出中フラグエリアFに1を設定し、計測
回数エリアxに0を格納し、かつサンプリングタイマエ
リアSTにN秒を格納する。その後ステップS10に進
んで上述のように流速、通過流量、積算流量をそれぞれ
求める。
【0052】ステップS17の判定がYESのとき、す
なわち、圧力変動がないときにはステップS19に進ん
で圧力変動検出中フラグエリアFに0を設定し、かつサ
ンプリングタイマエリアSTにN秒を格納してからステ
ップS10に進む。よって、以後上記ステップS1及び
ステップS8の判定がNOとなって元のサンプリング周
期による計測に戻るようになる。
【0053】次に、ステップS10における流速vの計
測、通過流量Qtの計測に基づく流量積算処理を行うサ
ブルーチンを示す図7のフローチャートについて説明す
る。サブルーチンでは、その最初のステップS10aに
おいて、上記式(4)に示すように、上記時間エリアT
dとRAM14cの係数エリアkの値を乗じて流速を求
め、これをRAM14c内の流速エリアvに格納する。
次に、ステップS10bに進んで上記ステップS10a
において求めた流速を格納した流速エリアvの値とサン
プリングタイマエリアSTの値とを乗じて通過流量Qt
を求め、これをRAM14c内の通過流量エリアQtに
格納する。その後、ステップS10cに進んで圧力判定
回路17からの判定信号がHレベルであるか否かを判定
し、判定がNOのとき、すなわち、圧力変動がないとき
にはステップS10dに進んでRAM14c内の予備的
流量積算エリアQに上記ステップS10cにおいて通過
流量エリアQtに格納した通過流量を加算する。続いて
ステップS10eに進んで予備的流量積算エリアQの値
が予め定めた値α(リットル)以上であるか否かを判定
し、この判定がNOのときにはサブルーチンを抜けて図
6のフローチャートの次のステップS11に進む。この
ステップ10d及び10eの処理によってCPU14a
は第1の積算手段14a−1として働いている。
【0054】上記ステップS10cの判定がYESのと
き、すなわち、圧力変動があるときには、次にステップ
S10fに進んで上記ステップS7において時間エリア
Tdに格納した時間差が負であるか否か、すなわち、逆
流が生じているかどうかを判定する。このステップS1
0fの判定がNOのときには上記ステップS10dに進
んで上記ステップS10bにおいて通過流量エリアQt
に格納した通過流量を予備的流量積算エリアQに加算す
る。ステップS10fの判定がYESのとき、すなわち
逆流が生じているときにはステップS10gに進んで予
備的流量積算エリアQの値をクリアしてから上記ステッ
プS10eに進む。このステップS10f及び10gの
処理によりCPU14aはクリア手段14a−3として
働いている。
【0055】ステップS10eの判定がYESのとき、
すなわち、予備的流量積算エリアQの値がα以上となっ
ているときには、ステップS10hに進んで予備的流量
積算エリアQの値からαを差し引くと共に、RAM14
c内の本流量積算エリアQsの値にαを加算してこれを
流量積算エリアQsに新しい積算流量として格納し、ま
た流量積算エリアQsの内容を表示器15に適宜出力し
て表示させる。このステップS10hの処理によりCP
U14aは第2の積算手段として働いている。そして、
上記第1の積算手段14a−1、第2の積算手段14a
−2及びクリア手段14a−3並びに圧力判定回路17
が流量積算手段200を構成している。
【0056】図6のフローチャートのステップS13を
変更することによって、圧力変動検出後のサンプリング
の仕方を変えることができる。その一例として、ステッ
プS13において、ランダム範囲を下限値N1秒、上限
値N2よりも小さな上限値N2′秒の範囲に変更すると
ともに、この範囲内から選択した所定個数の平均値をN
より小さいN′秒となるように変更する。これに伴っ
て、ステップS18及び20においてはサンプリングタ
イマエリアSTにN′秒を格納するように変更する。他
の例としては、ステップS13において、ランダム範囲
を下限値N1より小さい下限値N1′秒、上限値N2よ
りも小さな上限値N2′秒の範囲に変更するとともに、
この範囲内から選択した所定個数の平均値をNより小さ
いN′秒となるように変更する。これに伴って、ステッ
プS18及び20においてはサンプリングタイマエリア
STにN′秒を格納するように変更する。
【0057】なお、図6のフローチャートのステップS
10の前後に合計流量オーバ遮断処理ステップを追加す
ることができる。この合計流量オーバ遮断処理において
は、圧力変動中フラグFが1であるか否かによって判断
を変える。圧力変動中フラグが0であるときは、物理量
である時間差Tdの平均値が、これによって求めた通過
流量が予め定めた合計流量値を越えるような値となって
いるかどうかを判定し、判定がYESのときにはガス流
路10に設けた遮断弁10cを弁閉させる弁閉信号を発
生する。また、圧力変動中フラグが1であるときには、
物理量である時間差Tdの平均値が、これによって求め
た通過流量が予め定めた合計流量値を越えるような値に
なっているかどうか、あるいは、時間差Tdの平均値に
所定の係数を乗じて求めた通過流量が予め定めた合計流
量値を越えるような値となっているかどうかを判定し、
判定がYESのときにはガス流路10に設けた遮断弁1
0cを弁閉させる弁閉信号を発生する。
【0058】上述した実施の形態における電子式ガス計
量装置においては、第1の積算手段としての予備的流量
積算エリアQが所定値に達するまでは通過流量は積算流
量として直ちに積算されず、通過流量が予備的に積算さ
れているだけであり、この間に流量計測手段100によ
り物理量がガス流路中を逆方向に流れるガスのものとな
る物理量を計測したときには、その積算値をクリア手段
としてのCPU14aがクリアするようになっている。
従って、ガスの使用がない状態で上流側に圧力変動が生
じ、この圧力変動によって生じるガス流路中のガスの流
れによる通過流量を流量計測手段としてのCPU14a
が計測することがあっても、このような状態のときには
一般に、計測した物理量がガス流路中を逆方向に流れる
ガスのものとなり、この計測によって予備的積算流量を
クリアすることによって、所定値を越えて通過流量を予
備的に積算することがなくなり、ガス消費がないにも拘
わらず、圧力変動によって計測される通過流量を積算流
量として加算することを防ぐことができる。
【0059】また、圧力変動検出手段としての圧力判定
回路17が上流側のガス流路中のガス圧力の変動を検出
しているとき予備的な積算値のクリアを行い、そうでな
いときクリアを行わないようにしているので、上流側の
ガス流路中にガス圧力の変動がないにも拘わらず、ガス
流量が小さいがために、計測した物理量がノイズなどの
影響を受けて誤ってガス流路中を逆方向に流れるガスの
ものとなってしまっても、このことによって予備的な積
算値がクリアされることがなく、正確な積算流量を求め
ることができる。
【0060】また、流路中の流体の流速に応じて変化す
る物理量が、超音波信号が流体中を流れ方向及び流れと
逆方向にそれぞれ伝搬する時間の差であるので、音響ト
ランスジューサTD1、TD2による超音波信号の送受
によって時間測定して機械的な動作を伴うことなく、電
子的に流量測定が行える。
【0061】また、上述した実施の形態における電子式
ガスメータにおいては、ガスの使用がない状態で上流側
に圧力変動が生じ、この圧力変動によって生じるガス流
路中のガスの流れによる通過流量を計測することがあっ
ても、このような状態のときには一般に、計測した物理
量がガス流路中を逆方向に流れるガスのものとなり、こ
の計測によって予備的な積算値をクリアすることによっ
て、所定値を越えて通過流量を積算することがなくな
り、ガス消費がないにも拘わらず、圧力変動によって計
測される通過流量を積算流量として加算することを防
き、実際のガス使用量よりも多い積算流量を表示しない
ようにできる。
【0062】上述した実施の形態においては、ガス流路
10中のガスの脈流が予め定めた判定値より大きく変化
したとき、ガス流路中のガスの流速に応じて変化する物
理量であるTdを間欠的に測定する間隔を短くしている
ので、脈流の変化に沿った点のTdを確実に測定するこ
とができるようになり、測定したTdとガス流路の断面
積と間欠時間とを乗ずることによって計測するガス流路
を通過したガスの通過流量を、測定間隔が長いままにし
ている場合に比べて小さな誤差にて計測することができ
る。
【0063】上述した実施の形態においては、測定手段
100aが超音波式流速測定手段として構成されている
が、測定手段100aは流路10中のガスの流速に応じ
て変化する物理量を間欠的に測定することのできるもの
であてば、フルイディック式流量計など他の形式のもの
であってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ガス流路中のガスの流れによる通過流量を予
備的に積算し、この予備的な積算値が所定値を越えたと
き初めて流量を積算するようにしたことにより、ガスの
使用がない状態で上流側に圧力変動が生じ、この圧力変
動によって生じるガス流路中のガスの流れによる通過流
量を計測することがあっても、計測した物理量がガス流
路中を逆方向に流れるガスのものとなったときには、こ
の計測によって予備的な積算値をクリアすることで、予
備的な積算値が所定値を越えて通過流量を積算すること
をなくし、ガス消費がないにも拘わらず、圧力変動によ
って計測される通過流量を積算流量として加算すること
を防ぐことができるので、上流側の圧力変動による通過
流量を誤って積算することで生じる誤差を低減してガス
使用量をより正確に積算できる電子式ガス計量装置が得
られる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1の効果に加え、上流側のガス流路中のガス圧力の変
動を検出しているとき予備的な積算値をクリアするが、
そうでないときクリアを行わないようにし、上流側のガ
ス流路中にガス圧力の変動がないにも拘わらず、ガス流
量が小さいがために、ノイズなどの影響を受けて誤って
ガス流路中を逆方向に流れるガスのものとなってしまっ
ても、このことによって予備的なの積算値がクリアされ
ることがなく、正確な積算流量を求めることができる電
子式ガス計量装置が得られる。
【0066】更に、請求項3記載の発明によれば、ガス
流路中のガスの流速に応じて変化する物理量が、超音波
信号がガス流路中をガスの流れ方向及び流れと逆方向に
それぞれ伝搬する時間の差であるので、音響トランスジ
ューサによる超音波信号の送受によって時間測定して機
械的な動作を伴うことなく、電子的に流量測定が行え、
機械的な疲労や摩耗が少なく長寿命化の図られた電子式
ガス計量装置が得られる。
【0067】請求項4記載の発明によれば、圧力変動に
よって計測される通過流量を積算流量として加算するこ
とを防ぐことができるので、上流側の圧力変動による通
過流量を誤って積算することで生じる誤差を低減してガ
ス使用量をより正確に積算し表示できるようにした電子
式ガスメータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるを電子式ガス計量装置を組み込ん
だ電子式ガスメータの基本構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明による電子式ガス計量装置を組み込んだ
電子式ガスメータの一実施の形態を示す図である。
【図3】図2中の一部分の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図4】図2の電子式ガスメータにおけるサンプリング
の仕方の一例を説明するための説明図である。
【図5】図2の電子式ガスメータにおけるサンプリング
の仕方の他の一例を説明するための説明図である。
【図6】図3中のCPUが行う処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図7】図6のフローチャート中の一部分のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図8】従来の問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 ガス流路 100 流量計測手段 TD1、TD2 音響トランスジューサ 100a 測定手段(超音波式流速測定手段) 200 流量積算手段 15 表示手段(表示器) 17 圧力変動検出手段(圧力判定回路) 14a−1 第1の積算手段(CPU) 14a−2 第2の積算手段(CPU) 14a−3 クリア手段(CPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−75511(JP,A) 特開 平6−174520(JP,A) 特開 平5−157597(JP,A) 特開 平8−122117(JP,A) 特開 平11−258018(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 15/075 G01F 1/00 G01F 1/66 101 G01F 3/22 G01F 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路中のガスの流速に応じて変化す
    る物理量を間欠的に測定し、該測定した物理量と前記ガ
    ス流路の断面積と間欠時間とを乗ずることによってガス
    流路を通過したガスの通過流量を計測する流量計測手段
    と、該流量計測手段によって計測した通過流量に基づい
    て積算流量を求める流量積算手段とを備える電子式ガス
    計量装置において、 前記流量積算手段が、前記流量計測手段によって計測し
    た前記ガス流路中を一方向に流れるガスの通過流量を順
    次積算すると共に、該積算による積算値が所定値を超え
    る毎に該積算値から前記所定値分差し引く第1の積算手
    段と、 該第1の積算手段の積算値が所定値を超える毎に、該所
    定値を加算して前記積算流量を求める第2の積算手段
    と、 前記流量計測手段で計測した物理量が、前記ガス流路中
    をガスが逆方向に流れたことに相当するものであると
    き、前記第1の積算手段の積算値をクリアするクリア手
    段とを有することを特徴とする電子式ガス計量装置。
  2. 【請求項2】 前記流量積算手段が、上流側の前記ガス
    流路中のガス圧力の変動を検出する圧力変動検出手段を
    有し、 該圧力変動検出手段によって圧力変動を検出していると
    き前記クリア手段が前記第1の積算手段の積算値のクリ
    アを行い、前記圧力変動検出手段によって圧力変動を検
    出していないとき前記クリア手段が前記第1の積算手段
    の積算値のクリアを行わないようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の電子式ガス計量装置。
  3. 【請求項3】 前記流量計測手段が、ガス流路中のガス
    の流速に応じて変化する物理量を間欠的に測定する測定
    手段を有し、該測定手段によって測定した物理量と前記
    ガス流路の断面積と間欠時間とを乗ずることによってガ
    ス流路を通過したガスの通過流量を計測し、 前記測定手段が、前記ガス流路中のガスの流れ方向に離
    間して前記ガス流路内た配置された2つの音響トランス
    ジューサを有し、該両トランスジューサ間で超音波信号
    の送受を交互に行い、前記両トランスジューサ間での流
    れ方向とこれと逆方向との超音波信号の伝搬時間の差を
    物理量として出力する超音波式流速測定手段からなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の電子式ガス計量装
    置。
  4. 【請求項4】 ガス流路中のガスの流速に応じて変化す
    る物理量を間欠的に測定し、該測定した物理量と前記ガ
    ス流路の断面積と間欠時間とを乗ずることによってガス
    流路を通過したガスの通過流量を計測する流量計測手段
    と、該流量計測手段によって計測した通過流量に基づい
    て積算流量を求める流量積算手段と、該流量積算手段に
    よって求めた積算流量を表示する表示手段とを備える電
    子式ガスメータにおいて、 前記流量積算手段が、前記流量計測手段によって計測し
    た前記ガス流路中を一方向に流れるガスの通過流量を順
    次積算すると共に、該積算による積算値が所定値を超え
    る毎に該積算値から前記所定値を差し引く第1の積算手
    段と、 該第1の積算手段の積算値が所定値を超える毎に、該所
    定値を加算して前記積算流量を求める第2の積算手段
    と、 前記流量計測手段で計測した物理量が、前記ガス流路中
    をガスが逆方向にガス流れたことに相当するものである
    とき、前記第1の積算手段の積算値をクリアするクリア
    手段とを有することを特徴とする電子式ガスメータ。
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