JP5222648B2 - 電子式ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、電子式ガスメータに関する。
現在、超音波式流速センサを使用した超音波式ガスメータが提案されている(例えば、特許文献1)。上述した超音波式ガスメータは、ガス流路内に一定距離だけ離れて配置された超音波周波数で作動する例えば圧電式振動子からなる2つの音響トランスジューサによって超音波式流速センサを構成している。
そして、一方のトランスジューサの発生する超音波信号を他方のトランスジューサに受信させる動作を行って超音波信号がトランスジューサ間で伝搬される伝搬時間を計測し、この計測した伝搬時間に基づいてガス流速を間欠的に求め、この流速にガス流路の断面積と間欠時間とを乗じて通過流量を求めている。さらに、この通過流量を積算して求めた積算流量を表示することによって、電子式ガスメータを構成することができる。
また、従来の電子式ガスメータでは、ガス流路内に水が浸入することがある。例えば、都市ガス用のガスメータにおいて、水道管とガス管とが隣接しており、水道管が腐食して水が漏れた場合、漏れだした水がガス管を腐食させ、ガス管内に水が浸入し、結果として電子式ガスメータのガス流路内に水が浸入してしまう可能性がある。また、LPガス用のガスメータにおいても、ガス中の水分などが蓄積してガス流路内に水が溜まってしまう可能性は否定できない。
そこで、従来、他方のトランスジューサで受信された超音波信号の増幅度が小さくなり、且つ、伝搬時間が小さくなる場合に、ガス流路内がほぼ満水状態となったと判断する電子式ガスメータが提案されている。
特公平7−119638号公報
しかし、従来の電子式ガスメータでは、ガス流路内がほぼ満水状態とならない限り、水の浸入を検出することができず、少量の水の浸入については検出することができない。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、少量の水の浸入を判断することが可能な電子式ガスメータを提供することにある。
本発明の電子式ガスメータは、ガス流路内に間欠的に超音波信号を送信する送信手段と、前記超音波信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された信号を所定の強さまで増幅する増幅手段と、前記増幅手段により前記受信された信号の増幅度に基づいて、ガス流路内に水が浸入したか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段は、前記増幅度が初期の増幅度に、前記送信手段と前記受信手段との間に水とガスとの境界面が存在することにより増加する増幅度に応じた所定値を加算した値以上である場合に、ガス流路内の前記間に水とガスとの境界面が存在する所定量未満水が浸入したと判断することを特徴とする。
また、本発明の電子式ガスメータにおいて、前記判断手段は、前記増幅度が初期の増幅度に、前記間が水で満たされることにより減少する増幅度に応じた規定値を減算した値以下である場合に、ガス流路内の前記間が水で満たされる所定量以上の水が浸入したと判断することが好ましい。
また、本発明の電子式ガスメータにおいて、前記判断手段は、前記送信手段から送信されて前記受信手段により受信された超音波信号の伝搬時間が所定時間以下である場合、前記所定量以上の水が浸入したと判断することが好ましい。
また、本発明の電子式ガスメータにおいて、前記送信手段から送信されて前記受信手段により受信された超音波信号の伝搬時間に基づいて、ガス流路内を流れるガスの流量を計測する計測手段をさらに備え、前記判断手段は、前記計測手段により所定回数計測された流量のうち、最大のものと最小のものとの差が所定流量以上である場合、前記所定量未満水が浸入したと判断することが好ましい。
また、本発明の電子式ガスメータにおいて、前記判断手段は、前記計測手段により所定回数計測された流量のうち、最小のものの流量が、前記間に水とガスとの境界面が存在することにより減少する流量に応じた負の規定流量未満である場合、前記所定量未満水が浸入したと判断することが好ましい。
また、本発明の電子式ガスメータにおいて、前記計測手段により計測された流量に基づいて現在のモードを決定するモード決定手段をさらに備え、前記モード決定手段は、前記計測手段による規定回数の計測において、特定量以上の流量の増加及び減少が特定回数だけ繰り返された場合に、現在のモードを限界モードであると決定し、前記判断手段は、現在のモードが限界モードである場合のみに、前記所定量未満水が浸入したと判断することが好ましい。
本発明の電子式ガスメータによれば、増幅度が初期の増幅度に所定値を加算した値以上である場合に、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、本件発明者は、水浸入時において増幅度が以下のような傾向にあることを見出した。すなわち、ガス流路内に少量の水が浸入した場合、水とガスとの境界面において超音波が散乱、屈折及び減衰等し、伝搬が不安定となる。このため、受信された超音波信号は小さくなり易く、増幅度は増加する傾向にある。このような理由から、本件発明者は、増幅度は少量の水が浸入した場合に増加傾向にあること見出した。このため、増幅度が初期の増幅度に所定値を加算した値以上である場合に、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、少量の水の浸入を検出することができる。
また、増幅度が初期の増幅度に規定値を減算した値以下である場合に、ガス流路内に所定量以上の水が浸入したと判断する。ここで、ガス流路内に多量の水が浸入し、満水に近い状態となった場合、送信手段から受信手段までが同じ媒質によって満たされることとなり、散乱、屈折及び減衰等が発生し難くなる。このため、多量の水が浸入した場合、増幅度は減少傾向にある。よって、増幅度が初期の増幅度に規定値を減算した値以下である場合に、ガス流路内に所定量以上の水が浸入したと判断することで、少量の水の浸入を検出できると共に、多量の水の検出についても検出できる電子式ガスメータを提供することができる。
また、超音波信号の伝搬時間が所定時間以下である場合、ガス流路内に所定量以上の水が浸入したと判断する。ここで、ガス流路内の多量の水が浸入した場合、伝搬時間は減少する傾向にある。このため、伝搬時間が所定時間以下である場合、ガス流路内に水が満水状態で浸入したと判断することで、多量の水についての検出精度を向上させることができる。
また、所定回数計測された流量のうち、最大のものと最小のものとの差が所定流量以上である場合、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、電子式ガスメータには、増幅度に基づいて、ガスと水の混合状態である混合ガスを判定したり、ダストの侵入を判断したりする機能が搭載されることがある。このため、増幅度のみで水の浸入を判定することなく、流量の差を用いることで、誤判断の可能性を減じることができ、混合ガスやダストを判定する電子式ガスメータにおいても、少量の水の浸入を検出することができる。
また、所定回数計測された流量のうち、最小のものの流量が負の規定流量未満である場合、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、ユーザがガスコンロ等を使用した場合、流量が増大して所定回数計測のうち最大流量と最小流量との差が大きくなってしまう。このため、流量が負の所定流量未満である場合にガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、ガス使用時においても誤判断することなく、少量の水の検出精度を向上させることができる。
また、現在のモードが限界モードである場合のみに、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、少量の水が浸入した場合、計測される流量が増減する傾向にある。特に、限界モードは、脈動が発生しない限り、突入するモードではなく、限界モードの発生時のみに、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、少量の水の検出精度を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電子式ガスメータを示す構成図である。同図に示す電子式ガスメータ1は超音波方式ガスメータであって、ガス流路内に距離Lだけ離され、かつ、ガス流方向Yに対して角度θをなすように、互いに対向して配置された2つの音響トランスジューサ(送信手段,受信手段)TD1,TD2を有している。
2つの音響トランスジューサTD1,TD2は、超音波周波数で作動する例えば圧電式振動子から構成されている。ガス流路には、両音響トランスジューサTD1,TD2の上流側に弁閉によってガス流路を遮断するガス遮断弁10が設けられている。
各トランスジューサTD1,TD2はトランスジューサインタフェース(I/F)回路11a,11bをそれぞれ介して送信回路12及び受信回路13に接続されている。送信回路12は、マイクロコンピュータ(μCOM)14の制御の下で、トランスジューサTD1,TD2の一方を駆動して超音波信号を発生させる信号をパルスバーストの形で送信する。
受信回路13は、ガス流路を通過した超音波信号を受信した他方のトランスジューサTD1,TD2からの信号を入力して超音波信号を所定の強さまで増幅する増幅器(増幅手段)13aを内蔵している。この増幅器13aの増幅度は、μCOM14によって調整することができる。また、μCOM14には、表示器15が接続されている。
図2は、図1に示したμCOM14の内部を示す構成図である。μCOM14は、図2に示すように、プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニット(CPU)14a、CPU14aが行う処理のプログラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるROM14b、及び、CPU14aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM14cなどを内蔵している。また、これらはバスライン14dによって互いに接続されている。
また、CPU14aは、2つのトランスジューサTD1,TD2を用いて、サンプリング時間毎にガス流速を計測し、計測したガス流速にガス流路の断面積を乗じて瞬時流量を計測する計測機能(計測手段)を備えている。さらに、CPU14aは、計測機能によって計測される規定回数分の瞬時流量の値から、現在のモードを決定するモード決定機能(モード決定機能)を有している。
図3は、図2に示したCPU14aによって決定されるモードを示す状態遷移図である。なお、図3に示すモードは、電子式ガスメータ1のCPU14aによって決定されるモードの一部を示すものであり、電子式ガスメータ1には、他のモードが存在していてもよい。
図3に示す例において、電子式ガスメータ1は、小脈動モード、大脈動モード、及び限界モードの3モード間を遷移する構成となっている。小脈動モードとは、3モードのうち最もガスの脈動が小さいときのモードであり、大脈動モード及び限界モードとなるにつれて、ガスの脈動は大きくなる。ガスの脈動が大きくなると、ガス流量にバラツキが生じるため、正確な瞬時流量を計測し難くなる。そこで、電子式ガスメータ1は、脈動が大きくなるとモードを変化させ、計測間隔を長くしたり、計測回数を増やしたりして、より正確な瞬時流量を求めようとする。なお、計測間隔を長くしたり、計測回数を増やしたりすると、内蔵電池を消費しやすくなるため、電子式ガスメータ1は基本的に小脈動モードで動作し、電池消費量を少なくするようにしている。
具体的に説明する。まず、現在小脈動モードであるとする。この場合において、CPU14aは、規定回数(例えば15回)の計測において特定量(例えば13l/h又は5%)以上の増加及び減少が特定回数(例えば3回)繰り返されたかを判断する。そして、繰り返されたと判断した場合、CPU14aは現在のモードを小脈動モードから大脈動モードに切り替える。
また、大脈動モードにおいて、CPU14aは、規定回数(例えば15回)の計測において特定量(例えば15l/h又は5%)以上の増加及び減少が特定回数(例えば5回)繰り返されたかを判断する。そして、繰り返されたと判断した場合、CPU14aは現在のモードを大脈動モードから限界モードに切り替える。
さらに、限界モードにおいて、CPU14aは、規定の複数回数(例えば5回)だけ連続して、瞬時流量の変化量が規定範囲内(5l/h又は5%)であったかを判断する。そして、この条件が成立する場合、CPU14aは現在のモードを限界モードから大脈動モードに切り替える。
また、大脈動モードにおいて、CPU14aは、規定の複数回数(例えば7回)だけ連続して、瞬時流量の変化量が規定範囲内(3l/h又は5%)であったかを判断する。そして、この条件が成立する場合、CPU14aは現在のモードを大脈動モードから小脈動モードに切り替える。
再度、図1及び図2を参照する。本実施形態においてCPU14aは、受信された超音波信号の増幅度に基づいてガス流路内に水が浸入したか否かを判断する判断機能(判断手段)を備えている。特に、CPU14aは、ガス流路内における水の所定量未満の浸入であるか、所定量以上の浸入であるかを区別して判断できるようになっている。
図4は、任意流量のガスを流したときの増幅度、瞬時流量及び伝搬時間を浸水量毎に計測した実験結果を示す図である。なお、図4に示す実験では、各それぞれの値について64回の計測を行い、増幅度については64回の計測のうちで最大値と最小値を示し、瞬時流量については最大値、最小値及びそれらの差を示し、伝搬時間に関しては正逆双方についての平均値を示している。
図4に示すように、浸水量が0ccである場合、増幅度は最大値及び最小値の双方において「20」となっている。この「20」という値は、増幅度の初期値である。そして、浸水量が多くなり、浸水量20cc〜70ccの範囲では、増幅度が最低でも「35」以上となっている。このため、増幅度は、初期の増幅度に所定値(例えば「10」)を加算した値以上となっている。
また、浸水量が80ccとなり、ガス流路内がほぼ満水状態となった場合、増幅度は最大で「10」最小で「8」となっている。このため、増幅度は、初期の増幅度に規定値(例えば「10」)を減算した値以下となっている。
このように増幅度が変化する理由は以下の通りである。ガス流路内に20〜70ccなどの少量の水が浸入した場合、水とガスとの境界面において超音波が散乱、屈折及び減衰等し、伝搬が不安定となる。このため、受信された超音波信号は小さくなり易く、増幅度は増加する傾向にある。一方、ガス流路内に80ccなどの多量の水が浸入し、ほぼ満水状態となった場合、音響トランスジューサTD1,TD2間は同じ媒質によって満たされることとなる。このため、水とガスの境界面がなく、散乱、屈折及び減衰等が発生し難くなり、増幅度は減少傾向にある。このような理由から、増幅度は少量の水の浸入に対しては増加傾向にあり、多量の水の浸入に対しては減少傾向にある。
以上より、本実施形態においてCPU14aは、増幅度が、初期の増幅度に所定値を加算した値以上である場合に、所定量未満の水が浸入し、初期の増幅度に規定値を減算した値以下である場合に、所定量以上の水が浸入したと判断することができる。
また、50cc以上の多量の水が浸入した場合、伝搬時間は短くなる傾向にある。すなわち、図4に示すように、浸水量が0cc〜40ccにおいて伝搬時間は正逆ともに、約248μs程度となっている。これに対して、浸水量が50ccから80ccでは、伝搬時間が134μs未満に低下する。これは、都市ガスやLPガスよりも水の方が光の伝搬が速くなる性質があるためである。
よって、CPU14aは、初期の増幅度に規定値を減算した値以下であり、且つ、伝搬時間が所定時間(例えば134μs)以下である場合に、所定量以上の水が浸入したと判断することで、所定量以上の水が浸入したについて、判断精度を向上させることができる。
また、20cc以上の水が浸入した場合、瞬時流量は以下のような傾向にある。すなわち、浸水量が0ccであると、水とガスとの境界面における屈折、散乱等が発生しないため、瞬時流量はほぼ正確に測定される。このため、瞬時流量の最大値と最小値との差は、非常に小さくなる。ところが、20cc以上の水が浸入した場合、水の影響を受けて瞬時流量の最大値と最小値との差は所定流量(例えば174l/h)以上となる。このように、瞬時流量の最大値と最小値との差は、水の浸入によって大きくなる傾向にある。
従って、CPU14aは、増幅度が、初期の増幅度に所定値を加算した値以上であり、且つ、所定回数計測された瞬時流量のうち、最大のものと最小のものとの差が所定流量以上である場合に、所定量未満の水が浸入したと判断する。これにより、所定量未満の水が浸入したについて、判断精度を向上させることができる。
特に、電子式ガスメータ1には、増幅度に基づいて、ガスと空気の混合状態である混合ガスを判定したり、ガス流路内にダストが侵入したことを判定したりするものがある。このため、増幅度のみで水の浸入を判断することなく、瞬時流量の差を用いることで、混合ガスやダストの侵入と誤判断してしまう可能性を減じることができ、混合ガスやダストを判定する電子式ガスメータにおいても、少量の水の浸入を検出することができる。
また、20cc以上の水が浸入した場合、瞬時流量の最低値は以下のような傾向にある。すなわち、浸水量が0ccであると、水とガスとの境界面における屈折、散乱等が発生しないため、瞬時流量はほぼ正確に測定される。このため、瞬時流量の最小値は、ガスが流れている場合に正の値となり、ガスが流れていなかったとしてもゼロ近傍の値となる。ところが、20cc以上の水が浸入した場合、水の影響を受けて瞬時流量の最小値は、負の規定流量(例えば−80l/h)未満となる。このように、瞬時流量の最小値は、水の浸入によって負側にある程度大きな値となる傾向にある。
従って、CPU14aは、上記の条件に加えて、所定回数計測された瞬時流量のうち、最小のものが負の規定流量未満である場合に、所定量未満の水が浸入したと判断する。これにより、所定量未満の水が浸入したについて、判断精度を向上させることができる。
特に、ユーザがガスコンロ等を使用した場合、瞬時流量が増大して所定回数計測のうち最大流量と最小流量との差が大きくなってしまうことがある。このため、瞬時流量が負の規定流量未満である場合にガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、ガス使用時においても誤判断することなく、少量の水の検出精度を向上させることができる。
また、水が浸入した場合、上記したように超音波の屈折、散乱等により瞬時流量の乱れが生じてしまう。このため、電子式ガスメータ1は、限界モードに突入しやすくなってしまう。よって、CPU14aは、現在のモードが限界モードである場合のみに、ガス流路内に所定量未満の水が浸入したと判断することで、少量の水の検出精度を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る電子式ガスメータ1の詳細な動作を、フローチャートを参照して説明する。図5は、本実施形態に係る電子式ガスメータ1の水検出に関わる処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、CPU14aは、まずタイマをスタートさせる(S1)。次に、CPU14aは、タイマスタートから所定期間経過したか否かを判断する(S2)。所定期間経過していないと判断した場合(S2:NO)、CPU14aは、増幅度が初期の増幅度から規定値を減算した値以下であるか否かを判断する(S3)。
そして、初期の増幅度から規定値を減算した値以下でないと判断した場合(S3:NO)、CPU14aは、現在のモードが限界モードであるか否かを判断する(S4)。限界モードでないと判断した場合(S4:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、限界モードであると判断した場合(S4:YES)、CPU14aは、増幅度が初期の増幅度に所定値を加算した値以上であるか否かを判断する(S5)。
初期の増幅度に所定値を加算した値以上でないと判断した場合(S5:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、初期の増幅度に所定値を加算した値以上であると判断した場合(S5:YES)、CPU14aは、所定回数計測された瞬時流量のうち、最大のものと最小のものとの差が所定流量以上であるか否かを判断する(S6)。ここで、電子式ガスメータ1にはGHP(ガスヒートポンプ)が接続され、GHPによる振動によって脈動が生じ、瞬時流量が変動してしまう可能性がある。よって、所定流量は、GHPによって生じる脈動以上の値としておくことが望ましい。これにより、GHPによって最大瞬時流量と最小瞬時流量との差が所定流量以上となってしまうことを防止できるからである。
最大の瞬時流量と最小の瞬時流量との差が所定流量以上でないと判断した場合(S6:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、最大の瞬時流量と最小の瞬時流量との差が所定流量以上であると判断した場合(S6:YES)、CPU14aは、最小の瞬時流量が負の規定流量未満であるか否かを判断する(S7)。ここで、負の規定流量は、GHPの脈動による下限値未満の値としておくことが望ましい。これにより、GHPによって最小瞬時流量が負の規定流量未満となってしまうことを防止できるからである。
最小の瞬時流量が負の規定流量未満でないと判断した場合(S7:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、最小の瞬時流量が負の規定流量未満であると判断した場合(S7:YES)、CPU14aは、カウンタの値をインクリメントする(S8)。そして、CPU14aは、カウンタの値が特定の値(特定の値は2以上の整数であって例えば「15」)に達したか否かを判断する(S9)。
特定の値に達していないと判断した場合(S9:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、特定の値に達したと判断した場合(S9:YES)、CPU14aは、所定量未満の少量の水を検出したと判断する(S10)。その後、CPU14aは、ガス遮断弁10を駆動させて、遮断を行う(S11)。そして、図5に示す処理は終了する。このように、本実施形態では、1回だけ所定量未満の水を検出しただけでガス遮断弁10を駆動させず、複数回所定量未満の水を検出した場合に、ガス遮断弁10を駆動させている。これにより、誤判断によってガス遮断弁10を駆動されて遮断されてしまう事態を防止している。
特に、水の浸入時にはガスを使用すべきではない。このため、水の浸入時にはガス遮断弁10を容易に弁開すべきではなく、ユーザによって容易に弁開できないように構成される可能性がある。このため、誤判断により遮断されてしまうと、ユーザは自ら弁開できず非常に不利益となる。よって、上記の如く複数回所定量未満の水を検出した場合にガス遮断弁10を駆動させることで、水の検出時における遮断という極めて誤判断による影響が大きい場合に、誤判断による遮断を防止できる。
ところで、ステップS3において、初期の増幅度から規定値を減算した値以下であると判断した場合(S3:YES)、CPU14aは、伝搬時間が所定時間以下であるか否かを判断する(S12)。伝搬時間が所定時間以下でないと判断した場合(S12:NO)、処理はステップS2に移行する。
一方、伝搬時間が所定時間以下であると判断した場合(S12:YES)、CPU14aは、カウンタの値をインクリメントする(S13)。そして、CPU14aは、カウンタの値が特定の値(特定の値は2以上の整数であって例えば「15」)に達したか否かを判断する(S14)。特定の値に達していないと判断した場合(S14:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、特定の値に達したと判断した場合(S14:YES)、CPU14aは、所定量以上の多量の水を検出したと判断する(S15)。
その後、CPU14aは、ガス遮断弁10を駆動させて、遮断を行う(S11)。そして、図5に示す処理は終了する。このように、本実施形態では、所定量以上の水を検出した場合においても、複数回所定量未満の水を検出してガス遮断弁10を駆動させ、誤判断による遮断を防止している。同様に、複数回所定量以上の水を検出した場合にガス遮断弁10を駆動させることで、水の検出時における遮断という極めて誤判断による影響が大きい場合に、誤判断による遮断を防止している。
また、ステップS2において、タイマスタートから所定期間経過したと判断した場合(S2:YES)、CPU14aはカウンタの値をクリアする(S16)。その後、処理はステップS1に移行する。このように、本実施形態では、所定期間経過毎にカウンタの値がクリアされる。ここで、カウンタの値をクリアしない場合、水の浸入を誤判断する毎にカウンタがインクリメントされてガス遮断弁10が遮断されてしまう事態が生じ得る。ところが、カウンタの値をクリアするため、誤判断の蓄積による遮断を防止することができる。
なお、所定期間は、1週間(168時間)としておくことが望ましい。ガスの使用パターンは一般的に1週間で1サイクルする。よって、所定期間を1週間とすることで、誤判定することなく確実に水の浸入を検出できる。
このようにして、本実施形態に係る電子式ガスメータ1によれば、増幅度が初期の増幅度に所定値を加算した値以上である場合に、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、本件発明者は、水浸入時において増幅度が以下のような傾向にあることを見出した。すなわち、ガス流路内に少量の水が浸入した場合、水とガスとの境界面において超音波が散乱、屈折及び減衰等し、伝搬が不安定となる。このため、受信された超音波信号は小さくなり易く、増幅度は増加する傾向にある。このような理由から、本件発明者は、増幅度は少量の水が浸入した場合に増加傾向にあること見出した。このため、増幅度が初期の増幅度に所定値を加算した値以上である場合に、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、少量の水の浸入を検出することができる。
また、増幅度が初期の増幅度に規定値を減算した値以下である場合に、ガス流路内に所定量以上の水が浸入したと判断する。ここで、ガス流路内に多量の水が浸入し、満水に近い状態となった場合、一方の音響トランスジューサTD1,TD2から他方の一方の音響トランスジューサTD1,TD2までが同じ媒質によって満たされることとなり、散乱、屈折及び減衰等が発生し難くなる。このため、多量の水が浸入した場合、増幅度は減少傾向にある。よって、増幅度が初期の増幅度に規定値を減算した値以下である場合に、ガス流路内に所定量以上の水が浸入したと判断することで、少量の水の浸入を検出できると共に、多量の水の検出についても検出できる電子式ガスメータ1を提供することができる。
また、超音波信号の伝搬時間が所定時間以下である場合、ガス流路内に所定量以上の水が浸入したと判断する。ここで、ガス流路内の多量の水が浸入した場合、伝搬時間は減少する傾向にある。このため、伝搬時間が所定時間以下である場合、ガス流路内に水が満水状態で浸入したと判断することで、多量の水についての検出精度を向上させることができる。
また、所定回数計測された瞬時流量のうち、最大のものと最小のものとの差が所定流量以上である場合、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、電子式ガスメータには、増幅度に基づいて、ガスと水の混合状態である混合ガスを判定したり、ダストの侵入を判断したりする機能が搭載されることがある。このため、増幅度のみで水の浸入を判定することなく、瞬時流量の差を用いることで、誤判断の可能性を減じることができ、混合ガスやダストを判定する電子式ガスメータ1においても、少量の水の浸入を検出することができる。
また、所定回数計測された瞬時流量のうち、最小のものの流量が負の規定流量未満である場合、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、ユーザがガスコンロ等を使用した場合、瞬時流量が増大して所定回数計測のうち最大流量と最小流量との差が大きくなってしまう。このため、瞬時流量が負の所定流量未満である場合にガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、ガス使用時においても誤判断することなく、少量の水の検出精度を向上させることができる。
また、現在のモードが限界モードである場合のみに、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断する。ここで、少量の水が浸入した場合、計測される瞬時流量が増減する傾向にある。特に、限界モードは、脈動が発生しない限り、突入するモードではなく、限界モードの発生時のみに、ガス流路内に所定量未満水が浸入したと判断することで、少量の水の検出精度を向上させることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、上記実施形態において各値は上記した値に限らず、適宜変更可能である。また、水の浸入を判断する各値に関しては、電子式ガスメータ1において可変とできることが望ましい。これにより、例えばGHPが接続されないガスメータにおいては、脈動が少ないと考えられるため、例えば瞬時流量の最大値と最小値との差が所定流量以上であるかを判断するにあたり、所定流量の値を小さくすることもできるからである。
さらに、本実施形態では、水を検出してガス遮断弁10を遮断させた場合、各種表示を行ってもよく、遮断復帰についてもユーザにより容易に復帰できないように、センタ側のみにおいて復帰できるようにしておいてもよい。
本発明の実施形態に係る電子式ガスメータを示す構成図である。 図1に示したμCOMの内部を示す構成図である。 図2に示したCPUによって決定されるモードを示す状態遷移図である。 任意流量のガスを流したときの増幅度、瞬時流量及び伝搬時間を浸水量毎に計測した実験結果を示す図である。 本実施形態に係る電子式ガスメータの水検出に関わる処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…電子式ガスメータ
10…ガス遮断弁
11a,11b…トランスジューサI/F回路
12…送信回路
13…受信回路
13a…増幅器(増幅手段)
14…μCOM
14a…CPU(判断手段,計測手段,モード決定手段)
14b…ROM
14c…RAM
14d…バスライン
15…表示器
TD1,TD2…音響トランスジューサ(送信手段,受信手段)

Claims (6)

  1. ガス流路内に間欠的に超音波信号を送信する送信手段と、
    前記超音波信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された信号を所定の強さまで増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段により前記受信された信号の増幅度に基づいて、ガス流路内に水が浸入したか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記増幅度が初期の増幅度に、前記送信手段と前記受信手段との間に水とガスとの境界面が存在することにより増加する増幅度に応じた所定値を加算した値以上である場合に、ガス流路内の前記間に水とガスとの境界面が存在する所定量未満水が浸入したと判断する
    ことを特徴とする電子式ガスメータ。
  2. 前記判断手段は、前記増幅度が初期の増幅度に、前記間が水で満たされることにより減少する増幅度に応じた規定値を減算した値以下である場合に、ガス流路内の前記間が水で満たされる所定量以上の水が浸入したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子式ガスメータ。
  3. 前記判断手段は、前記送信手段から送信されて前記受信手段により受信された超音波信号の伝搬時間が所定時間以下である場合、前記所定量以上の水が浸入したと判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子式ガスメータ。
  4. 前記送信手段から送信されて前記受信手段により受信された超音波信号の伝搬時間に基づいて、ガス流路内を流れるガスの流量を計測する計測手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記計測手段により所定回数計測された流量のうち、最大のものと最小のものとの差が所定流量以上である場合、前記所定量未満水が浸入したと判断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子式ガスメータ。
  5. 前記判断手段は、前記計測手段により所定回数計測された流量のうち、最小のものの流量が、前記間に水とガスとの境界面が存在することにより計測される流量に応じた負の規定流量未満である場合、前記所定量未満水が浸入したと判断する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子式ガスメータ。
  6. 前記計測手段により計測された流量に基づいて現在のモードを決定するモード決定手段をさらに備え、
    前記モード決定手段は、前記計測手段による規定回数の計測において、特定量以上の流量の増加及び減少が特定回数だけ繰り返された場合に、現在のモードを限界モードであると決定し、
    前記判断手段は、現在のモードが限界モードである場合のみに、前記所定量未満水が浸入したと判断する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれか1項に記載の電子式ガスメータ。
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