JP3440376B2 - 墓石の水平出し兼接着装置および方法 - Google Patents
墓石の水平出し兼接着装置および方法Info
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Description
に用いる墓石の水平出し兼接着装置およびその使用方法
に関する。
定する手段として接着剤が用いられるが、従来は、罐に
収容された接着剤を墓石の接合面に塗付して接合してい
た。しかしながら墓地は通常戸外であるから、雨天の日
は接着剤の取り扱いに支障がある。また、接着剤として
2液性のものを使う場合は各罐から取り出した2剤を塗
付作業前に混ぜ合わせるが、墓石の塗付作業を行なって
みると混ぜ合わせた接着剤が余ってしまうことがあり、
残った分は捨てることになる。
化するまでの間に上石の重みでしだいに押されて薄く広
がるので、接着剤の塗付量が不均等になり易いことも原
因して上石は均等に沈下せず、また逆に、接着剤の塗付
量の調節によって、水平でない下石の上に上石を水平に
設置できる技術的な保証もなく、墓石の水平出しは非常
に困難である。
け作業が雨天時にもあまり支障をきたさず接着剤に無駄
を生ぜず、また墓石の水平出しと接着が簡単確実にで
き、据付け作業を簡易にすることを目的としている。
に、本発明の墓石の水平出し兼接着装置においては、チ
ャックで2つの区画部に仕切られた袋のそれぞれの区画
部に2液性接着剤を構成する各剤を封入すると共に、袋
内の適宜部分に鉛玉を封入したものである。また本発明
の墓石の水平出し兼接着方法においては、上記装置のチ
ャックを開封して2液性接着剤を袋内で混ぜ合わせ、鉛
玉および上記混ぜ合わせた2液性接着剤を袋内に収容し
た状態で、下側となる墓石の上面に載置し、次いで上側
となる墓石を下石の上に降ろし、ハンマーで上石をたた
きながら鉛玉を適当寸法だけ潰すことにより上石の水平
出しを行ない、袋内の2液性接着剤が上石と下石の間に
狭圧されて袋外へ流出して上石と下石を接着するもので
ある。
装置は、上記の墓石の水平出し兼接着方法によって、接
着剤が人の手や道具に直接触れることなく上下の墓石間
に挿着されると共に鉛玉も同時にセットされる。接着剤
は、上石を下石上に降ろすことにより袋を破って袋外に
流出し上石と下石に直接接触し、時間の経過によって硬
化して両石を強力に接合する。上石の水平出しは、上記
硬化するまでの間に、ハンマーで上石の適宜部分をたた
いてその下方の鉛玉を潰して高さを低くすることにより
上石の水平出しを行なう。
づき図面を参照して説明する。図1〜3において、袋4
はそのほぼ中央にチャック1を有する偏平状の合成樹脂
製袋である。チャック1によって袋4は2つの区画部
2、3に仕切られる。チャックの近傍における袋の表裏
両面側に引き手8を取り付ける。チャック1は1条又は
2条のシール部1′を有しており、2条のシール部を有
する場合は、両シール部1′、1′は小間隔をなして平
行するように設ける。引き手8の基端がチャック近傍に
おける袋の表裏両面側に取り付けられ、その取り付け部
14は熱圧着または接着される。2条のシール部を有す
るチャックの場合はそれらシール部の間に取り付けられ
る。2条のシール部は2液性接着剤の各剤を仕切ると共
に、シール部間の小間隔帯へ接着剤が流入しないように
閉止する。これにより、2条のシール部の双方が開放さ
れないかぎり接着剤の2液が合流することはなく、運
搬、保管時に不用意に混り合わない信頼性が高くなる。
径は5mm程度がよい。鉛玉9は袋4のどちらの区画部
に封入してもよいし、袋の縁の密封部などの区画部外で
あってもよい。これは袋に付随して袋の取り扱いの中で
鉛玉も同時に取り扱えることに利点があり、作業の簡素
化や鉛玉の使用忘れを防ぐことに役立つからである。
袋4の表裏両面側に取り付けた引き手8に両手の指をか
けて引張ってチャック1を開封する。そうすると2つの
区画部2、3が連通状態となるので指で接着剤を交互に
両区画部に移動させる操作を繰り返して2液性接着剤の
2剤を混ぜ合わせる。混ぜ合わせた接着剤は袋内におい
て、1時間以上可塑性を保つので、その間に墓石の据え
付けを行なう。
し兼接着装置を通常4個下石上に載置して上石をその上
に降ろす。上石の重量で袋4が破け、2液が混合した接
着剤が袋外に流出し上石と下石に直接接触する。袋4の
強度や袋4の縁の密封部の強さは、墓石の重量で袋が破
ける程度にするが、袋が確実に破けるように袋4の縁の
密封部に切り口15を設けてもよい。さらにその切り口
15を利用して手で少しだけ破ってもよい。水平出しの
作業はハンマー13で上石の上部をたたくことにより行
なう。水平出しが終了すれば、そのまま接着剤の硬化を
待つ。なお、本発明の装置は、その構造上、墓石を横並
びに接合する場合にも利用できる。この場合、隣接する
石に対して平行出しをする必要があれば、人手やハンマ
ーにより上記隣接する石に対して強く押しつける。ま
た、隣接する石の接着面に本発明の装置を保持するに
は、両面接着テープを用いればよい。
性接着剤が袋内に一定量ずつ封入されており、墓石の接
合面に対して必要な接着剤を袋の個数で定めることがで
き、従来のように大きな容器で一度に大量の2液性接着
剤を混ぜ合わせて使い残しが無駄になったり、雨天によ
って作業に支障を来たしたりすることがない。
に封入されており、その両者の取り扱いを1つの袋の取
り扱いで出来、また、接着剤が人体や衣類に付着したり
鉛玉が散乱して紛失したりすることもないので、墓石の
水平出しおよび接着が容易簡単に、しかも衣服等を汚す
ことなくきれいに行なえる。
である。
図である。
視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】チャック(1)で2つの区画部(2)
(3)に仕切られた合成樹脂製袋(4)のそれぞれの区
画部(2)(3)に、2液性接着剤(5)を構成する各
剤(6)(7)をそれぞれ封入すると共に、チャック
(1)を開封して2つの区画部(2)(3)を連通させ
るための引き手(8)をチャック(1)近傍における袋
(4)の表裏両面側に取り付け、袋(4)内の適宜部分
に鉛玉(9)を封入してなる墓石の水平出し兼接着装置 - 【請求項2】チャック(1)は小間隔をなして平行する
2条のシール部(1′)(1′)を有し、引き手(8)
がシール部(1′)(1′)の間に取り付けられたもの
である請求項1記載の墓石の水平出し兼接着装置 - 【請求項3】請求項1又は2記載の墓石の水平出し兼接
着装置のチャック(1)を開封して2液性接着剤(5)
の2剤(6)(7)を袋(4)内で混ぜ合わせ、鉛玉
(9)および上記混ぜ合わせた2液性接着剤(5)を袋
(4)内に収容した状態で、墓石の据え付けにおける下
石(10)の上面であって上石(11)が重ね合わされ
る範囲(12)における適所に載置し、次いで上石(1
1)を下石(10)上に降ろし、ハンマー(13)で上
石(11)をたたきながら鉛玉(9)を適当寸法だけ潰
すことにより上石(10)の水平出しを行ない、上石
(11)と下石(10)間で狭圧されて袋(4)外へ流
出する前記2液性接着剤(5)で上石(11)と下石
(10)を接着することを特徴とする墓石の水平出し兼
接着方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188405A JP3440376B2 (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 墓石の水平出し兼接着装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000188405A JP3440376B2 (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 墓石の水平出し兼接着装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001329720A JP2001329720A (ja) | 2001-11-30 |
JP3440376B2 true JP3440376B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=18688193
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3440376B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3006643U (ja) | 1994-07-14 | 1995-01-31 | ト−ア株式会社 | 石積み構造物用目地材 |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000188405A patent/JP3440376B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3006643U (ja) | 1994-07-14 | 1995-01-31 | ト−ア株式会社 | 石積み構造物用目地材 |
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