JP3440376B2 - 墓石の水平出し兼接着装置および方法 - Google Patents

墓石の水平出し兼接着装置および方法

Info

Publication number
JP3440376B2
JP3440376B2 JP2000188405A JP2000188405A JP3440376B2 JP 3440376 B2 JP3440376 B2 JP 3440376B2 JP 2000188405 A JP2000188405 A JP 2000188405A JP 2000188405 A JP2000188405 A JP 2000188405A JP 3440376 B2 JP3440376 B2 JP 3440376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stone
bag
leveling
chuck
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000188405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001329720A (ja
Inventor
幸介 濱田
Original Assignee
有限会社不二物産
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社不二物産 filed Critical 有限会社不二物産
Priority to JP2000188405A priority Critical patent/JP3440376B2/ja
Publication of JP2001329720A publication Critical patent/JP2001329720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3440376B2 publication Critical patent/JP3440376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、墓石の据え付け時
に用いる墓石の水平出し兼接着装置およびその使用方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】墓石の据え付けにおいて、墓石相互を固
定する手段として接着剤が用いられるが、従来は、罐に
収容された接着剤を墓石の接合面に塗付して接合してい
た。しかしながら墓地は通常戸外であるから、雨天の日
は接着剤の取り扱いに支障がある。また、接着剤として
2液性のものを使う場合は各罐から取り出した2剤を塗
付作業前に混ぜ合わせるが、墓石の塗付作業を行なって
みると混ぜ合わせた接着剤が余ってしまうことがあり、
残った分は捨てることになる。
【0003】また、接着剤は、上下の2つの石の間で固
化するまでの間に上石の重みでしだいに押されて薄く広
がるので、接着剤の塗付量が不均等になり易いことも原
因して上石は均等に沈下せず、また逆に、接着剤の塗付
量の調節によって、水平でない下石の上に上石を水平に
設置できる技術的な保証もなく、墓石の水平出しは非常
に困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、墓石の据付
け作業が雨天時にもあまり支障をきたさず接着剤に無駄
を生ぜず、また墓石の水平出しと接着が簡単確実にで
き、据付け作業を簡易にすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の墓石の水平出し兼接着装置においては、チ
ャックで2つの区画部に仕切られた袋のそれぞれの区画
部に2液性接着剤を構成する各剤を封入すると共に、袋
内の適宜部分に鉛玉を封入したものである。また本発明
の墓石の水平出し兼接着方法においては、上記装置のチ
ャックを開封して2液性接着剤を袋内で混ぜ合わせ、鉛
玉および上記混ぜ合わせた2液性接着剤を袋内に収容し
た状態で、下側となる墓石の上面に載置し、次いで上側
となる墓石を下石の上に降ろし、ハンマーで上石をたた
きながら鉛玉を適当寸法だけ潰すことにより上石の水平
出しを行ない、袋内の2液性接着剤が上石と下石の間に
狭圧されて袋外へ流出して上石と下石を接着するもので
ある。
【0006】
【作用】上記のように構成された墓石の水平出し兼接着
装置は、上記の墓石の水平出し兼接着方法によって、接
着剤が人の手や道具に直接触れることなく上下の墓石間
に挿着されると共に鉛玉も同時にセットされる。接着剤
は、上石を下石上に降ろすことにより袋を破って袋外に
流出し上石と下石に直接接触し、時間の経過によって硬
化して両石を強力に接合する。上石の水平出しは、上記
硬化するまでの間に、ハンマーで上石の適宜部分をたた
いてその下方の鉛玉を潰して高さを低くすることにより
上石の水平出しを行なう。
【0007】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1〜3において、袋4
はそのほぼ中央にチャック1を有する偏平状の合成樹脂
製袋である。チャック1によって袋4は2つの区画部
2、3に仕切られる。チャックの近傍における袋の表裏
両面側に引き手8を取り付ける。チャック1は1条又は
2条のシール部1′を有しており、2条のシール部を有
する場合は、両シール部1′、1′は小間隔をなして平
行するように設ける。引き手8の基端がチャック近傍に
おける袋の表裏両面側に取り付けられ、その取り付け部
14は熱圧着または接着される。2条のシール部を有す
るチャックの場合はそれらシール部の間に取り付けられ
る。2条のシール部は2液性接着剤の各剤を仕切ると共
に、シール部間の小間隔帯へ接着剤が流入しないように
閉止する。これにより、2条のシール部の双方が開放さ
れないかぎり接着剤の2液が合流することはなく、運
搬、保管時に不用意に混り合わない信頼性が高くなる。
【0008】袋4内には鉛玉9を封入しておく。鉛玉の
径は5mm程度がよい。鉛玉9は袋4のどちらの区画部
に封入してもよいし、袋の縁の密封部などの区画部外で
あってもよい。これは袋に付随して袋の取り扱いの中で
鉛玉も同時に取り扱えることに利点があり、作業の簡素
化や鉛玉の使用忘れを防ぐことに役立つからである。
【0009】墓石を上下に重ね合わせる作業に先立って
袋4の表裏両面側に取り付けた引き手8に両手の指をか
けて引張ってチャック1を開封する。そうすると2つの
区画部2、3が連通状態となるので指で接着剤を交互に
両区画部に移動させる操作を繰り返して2液性接着剤の
2剤を混ぜ合わせる。混ぜ合わせた接着剤は袋内におい
て、1時間以上可塑性を保つので、その間に墓石の据え
付けを行なう。
【0010】墓石の1つの接合面につき本発明の水平出
し兼接着装置を通常4個下石上に載置して上石をその上
に降ろす。上石の重量で袋4が破け、2液が混合した接
着剤が袋外に流出し上石と下石に直接接触する。袋4の
強度や袋4の縁の密封部の強さは、墓石の重量で袋が破
ける程度にするが、袋が確実に破けるように袋4の縁の
密封部に切り口15を設けてもよい。さらにその切り口
15を利用して手で少しだけ破ってもよい。水平出しの
作業はハンマー13で上石の上部をたたくことにより行
なう。水平出しが終了すれば、そのまま接着剤の硬化を
待つ。なお、本発明の装置は、その構造上、墓石を横並
びに接合する場合にも利用できる。この場合、隣接する
石に対して平行出しをする必要があれば、人手やハンマ
ーにより上記隣接する石に対して強く押しつける。ま
た、隣接する石の接着面に本発明の装置を保持するに
は、両面接着テープを用いればよい。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記の構成であるから、2液
性接着剤が袋内に一定量ずつ封入されており、墓石の接
合面に対して必要な接着剤を袋の個数で定めることがで
き、従来のように大きな容器で一度に大量の2液性接着
剤を混ぜ合わせて使い残しが無駄になったり、雨天によ
って作業に支障を来たしたりすることがない。
【0012】さらに本発明は接着剤と鉛玉が1つの袋内
に封入されており、その両者の取り扱いを1つの袋の取
り扱いで出来、また、接着剤が人体や衣類に付着したり
鉛玉が散乱して紛失したりすることもないので、墓石の
水平出しおよび接着が容易簡単に、しかも衣服等を汚す
ことなくきれいに行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の墓石の水平出し兼接着装置の平面図
である。
【図 2】本発明の墓石の水平出し兼接着装置の正断面
図である。
【図 3】本発明の墓石の水平出し兼接着方法を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 チャック 1′シール部 2 区画部 3 区画部 4 袋 5 2液性接着剤 6 剤 7 剤 8 引き手 9 鉛玉 10 下石 11 上石 12 重ね合う範囲 13 ハンマー 14 取り付け部 15 切れ目

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャック(1)で2つの区画部(2)
    (3)に仕切られた合成樹脂製袋(4)のそれぞれの区
    画部(2)(3)に、2液性接着剤(5)を構成する各
    剤(6)(7)をそれぞれ封入すると共に、チャック
    (1)を開封して2つの区画部(2)(3)を連通させ
    るための引き手(8)をチャック(1)近傍における袋
    (4)の表裏両面側に取り付け、袋(4)内の適宜部分
    に鉛玉(9)を封入してなる墓石の水平出し兼接着装置
  2. 【請求項2】チャック(1)は小間隔をなして平行する
    2条のシール部(1′)(1′)を有し、引き手(8)
    がシール部(1′)(1′)の間に取り付けられたもの
    である請求項1記載の墓石の水平出し兼接着装置
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の墓石の水平出し兼接
    着装置のチャック(1)を開封して2液性接着剤(5)
    の2剤(6)(7)を袋(4)内で混ぜ合わせ、鉛玉
    (9)および上記混ぜ合わせた2液性接着剤(5)を袋
    (4)内に収容した状態で、墓石の据え付けにおける下
    石(10)の上面であって上石(11)が重ね合わされ
    る範囲(12)における適所に載置し、次いで上石(1
    1)を下石(10)上に降ろし、ハンマー(13)で上
    石(11)をたたきながら鉛玉(9)を適当寸法だけ潰
    すことにより上石(10)の水平出しを行ない、上石
    (11)と下石(10)間で狭圧されて袋(4)外へ流
    出する前記2液性接着剤(5)で上石(11)と下石
    (10)を接着することを特徴とする墓石の水平出し兼
    接着方法
JP2000188405A 2000-05-22 2000-05-22 墓石の水平出し兼接着装置および方法 Expired - Fee Related JP3440376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188405A JP3440376B2 (ja) 2000-05-22 2000-05-22 墓石の水平出し兼接着装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188405A JP3440376B2 (ja) 2000-05-22 2000-05-22 墓石の水平出し兼接着装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001329720A JP2001329720A (ja) 2001-11-30
JP3440376B2 true JP3440376B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=18688193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000188405A Expired - Fee Related JP3440376B2 (ja) 2000-05-22 2000-05-22 墓石の水平出し兼接着装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3440376B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006643U (ja) 1994-07-14 1995-01-31 ト−ア株式会社 石積み構造物用目地材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006643U (ja) 1994-07-14 1995-01-31 ト−ア株式会社 石積み構造物用目地材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001329720A (ja) 2001-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200604063A (en) Container for wet sheet package
RU2009101572A (ru) Способ присоединения горлышка к пакету из эластичной пленки
JP3440376B2 (ja) 墓石の水平出し兼接着装置および方法
JP2002004639A (ja) 墓石の水平出し兼接着装置および方法
JPS60500679A (ja) 接着固定されるフアスナ
US7008133B2 (en) Disposable single-use applicator
CN108192525A (zh) 粘结组件及其离型膜
JPH0713747U (ja) 袋状容器
JP2007113358A (ja) 防蟻施工方法及び防蟻構造
CN220130807U (zh) 容器封口片及其应用的容器
JP3710350B2 (ja) パテ剤施工用注出袋の注出部構造
JPH0715289Y2 (ja) 配線固定具
JPH0735895Y2 (ja) 溝蓋受枠の養生カバー
JP4410911B2 (ja) 屋根瓦の瓦止め方法
JP6670474B2 (ja) 封入治具
WO1989012004A1 (en) Method for opening paper pack
JP3069082U (ja) アンカ―部材付き閉塞栓
JPS6056362A (ja) 蓄電池の製造法
JPH1193460A (ja) 一体化構造の耐震墓石
KR100567072B1 (ko) 반도체 칩 부착방법
JP3194827B2 (ja) フランス落とし受け金物および絨毯貼り施工部におけるフランス落とし受け金物の取付構造
JPS5912350Y2 (ja) 接合用押え板
JPS6065451A (ja) 蓄電池の製造法
JP6235427B2 (ja) ボールホルダー
JP2006036265A (ja) ラベル付き樹脂ボトル容器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees