JPH0715289Y2 - 配線固定具 - Google Patents

配線固定具

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JPH0715289Y2
JPH0715289Y2 JP283191U JP283191U JPH0715289Y2 JP H0715289 Y2 JPH0715289 Y2 JP H0715289Y2 JP 283191 U JP283191 U JP 283191U JP 283191 U JP283191 U JP 283191U JP H0715289 Y2 JPH0715289 Y2 JP H0715289Y2
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JP
Japan
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layer
wall surface
capsule
substrate
elastic
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JP283191U
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JPH0498828U (ja
Inventor
喜一 亀田
Original Assignee
株式会社東京カメダデンキ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線等の配線を引き廻
す際、該配線を所要間隔で壁や床などに固定するストッ
パ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配線固定具10として用いられる
ストッパ−の形状としては、図7に示す如く、平板形状
をした基板11の裏面に接着剤層27を形成すると共
に、該接着剤層27を保護紙29で覆い、基板11の上
面に弾性変形し得る略円形状の配線保持部13と、該保
持部13の先端15を係合させる係止部17とを形成し
たものが有る。
【0003】このストッパ−は、使用に際して基板11
の裏面に貼着されている保護紙29を剥すことにより接
着剤層27を露出させ、該露出させた接着剤層27を用
いて基板11を壁面などに接着固定し、基板11の上面
に設けた保持部13の内側に電線等の配線すべき線を通
す様にして保持部13の先端15を係止部17に係合さ
せ、以て配線が移動しないように壁面等に固定するもの
である。
【0004】尚、従来の配線固定具10において、基板
11の裏面に弾性体層を設け、弾性体層の下面に接着剤
層を形成することにより、接着剤層を被接着面の湾曲等
に沿う様に変形可能としているものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の配線固
定具は、裏面の保護紙を剥して壁面などに押し付けるの
みで所要位置へ容易に固定し得るも、壁面が木材やコン
クリ−ト地の如く、ストッパ−を貼着すべき壁面等の表
面が粗面として形成されている場合には、当該固定具の
基板と壁面等との接着力が弱くなり、電線等の配線を保
持部に通して配線したとき、該固定具に外力が加わると
固定具が壁面等から外れ易い欠点が有った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、保形性を有す
る固定具基板の裏面に弾性体層を形成し、弾性体層の下
面に接着剤層を形成して保護紙を貼着すると共に、前記
弾性体層に空腔を形成し、該空腔内に液体接着剤を封入
した脆弱なカプセルを挿入する。
【0007】
【作 用】本考案は基板の裏面に弾性体層を形成してい
る故、弾性体層が変形し、接着剤層を壁面などの凹凸や
湾曲に合わせることができ、接着面積を充分に確保する
ことができる。又、弾性体層に空腔を設けて液体接着剤
を封入したカプセルを弾性体層内に埋設している故、基
板を強く壁面などに押し付けることによりカプセルを破
壊し、液体接着剤を壁面等と弾性体層の下面との間に浸
透させ、壁面等と弾性体層との接着を強固且つ永続的に
接合させることができる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例は、図1に示す様に、基板1
1の上面に従来と同様に略環状形状とされたバンド状の
保持部13と、該保持部13の先端15に係合する係止
部17とを設けると共に、基板11の下面には更に弾性
体層21を形成するものである。
【0009】この基板11は、合成樹脂により保持部1
3や係止部17と一体に形成するものとし、大きさは1
5mm乃至20mm程度の正方形にして、厚さを約3mm程度
とすることにより剛性を有する平板形状とし、弾性体層
21は、発泡させた軟質合成樹脂を基板11と同一大き
さに形成し、且つ、厚さを3mm乃至4mm程度として前記
基板11の下面へ強固に接着固定するものとし、該弾性
体層21の下面に接着剤を塗布することにより接着剤層
27を形成する。更に、前記弾性体層21には、図3に
示す様に、四隅に長円径の透孔を形成することにより該
弾性体層21内に空腔23を設けるものとし、該空腔2
3内へ、脆性を有する材質により成形されたカプセルに
流動性の高い液体接着剤を封入した脆弱なカプセル25
を埋設し、図1や図2に示した様に、空腔23や接着剤
層27を覆う様に保護紙29を弾性体層11の下面全面
に貼着して配線固定具10とするものである。
【0010】この配線固定具10としてのストッパ−を
用いて配線を壁面等に固定する際には、保護紙29を剥
して接着剤層27を露出させ、保持部13を指先で把持
しつつ基板11の裏面を壁面や天井又は床などの所要箇
所に押し付ければ、弾性体層21の所要箇所が壁面等の
表面形状に沿う様に部分的に圧縮変形しつつ接着剤層2
7により壁面等へ固定具10を接着することができ、更
に、接着に際して弾性体層21が圧縮されることによ
り、脆性を有する脆弱なカプセル25は壁面等と基板1
1の裏面とに挟まれて破壊され、カプセル25が破壊さ
れることによりカプセル25内に封入された液体接着剤
が壁面等と弾性体層21の下面との間に浸透し、弾性体
層21を壁面等へ一層強力に接着することができる。
【0011】尚、液体接着剤は、脆弱なカプセル25に
封入されているも、該カプセル25は弾性体層21に埋
設されている故、通常はカプセル25に直接外力が加わ
ることがなく、不用意に該カプセル25が破壊されるこ
とは防止されている。そして、空腔23を設けてカプセ
ル25を弾性体層21に埋設するに際しては、弾性体層
21の中央に空腔23を設けることも可能であり、又、
図4に示す様に、カプセル25を弾性体層21の四辺に
沿って各々平行としつつ各辺の略中央部近傍に埋設する
こともある。尤も、前述の様に弾性体層21の四隅近傍
にカプセル25を埋設する場合は、基板11を壁面等に
押し付けるに際し、把持した保持部13を揺らすように
して基板11を壁面等へ押し付ければ、押圧力は弾性体
層21の各隅に集中し、カプセル25を極めて容易に破
壊することができ、又、カプセル25が破壊されること
により流れ出した液体接着剤によって弾性体層21の四
隅近傍が強固に且つ確実に壁面などへ接着されることと
なり、外力により、当該ストッパ−が壁面等から外れる
際に初期剥離が多く発生する四隅を強力に接着すること
ができる故、該ストッパ−である固定具10が壁面等か
ら剥がれることを確実に防止する利点が有り、各辺の中
央部近傍に埋設した場合は、円柱等の曲面形状をした壁
面等に当該配線固定具10を取り付ける際、弾性体層2
1が壁面等に沿って変形することにより曲面の軸線に沿
ったカプセル25が先ず容易に破壊され、弾性体層21
の裏面が壁面形状に沿って変形することにより弾性体層
21の下面と壁面との接触面積が広く確保されると共
に、破壊されたカプセル25から流出した接着剤により
弾性体ひいては当該ストッパが壁面へ確実に接着され
る。
【0012】尚、カプセル25に封入される液体接着剤
は、瞬間接着剤を用いれば、短時間で固定具10を確実
強固に壁面等へ接着することができ、又、吸湿硬化性の
接着剤を用いれば、屋外などの水に濡れる場所で配線を
固定する場合に適し、硬化後の硬度が比較的低い接着剤
を用いれば、耐衝撃性を損なうことなく配線を壁面等へ
固定することができる。
【0013】又、保持部13は先端15に係合部を有す
る不連続環状に限ることなく、図5及び図6に示す如
く、一端を基板に固定した帯状とし、該帯状の保持部1
3における所要箇所に複数の小孔14を設け、該小孔1
4と係合する突起部18を設けた環状の係止部17を基
板11の上面に形成し、該係止部17に帯状とした保持
部13の先端15を通し、以て帯状の保持部13により
配線を締め上げて配線を固定具10に固定することもで
きる。
【0014】更に、前記実施例は基板11及び弾性体層
21の大きさを15mm乃至20mm程度の正方形形状とし
ているも、基板11や弾性体層21の大きさは、配線の
太さに応じて変更し、又、保持部13の幅に合わせて適
宜に縦長又は横長の長方形とすることもでき、カプセル
25の形状も長円形に限ることなく、球形状とすること
ができることは云う迄もない。
【0015】
【考案の効果】本考案は、接着剤を封入した脆弱なカプ
セルを弾性体層に埋設する構造としている故、意図的に
外力を加えた場合には容易にカプセルが破壊されるも、
不用意な破壊は防止されているものであり、平板形状と
された基板の裏面に液体接着剤を封入したカプセルを内
蔵する弾性体層を有し、該弾性体層をもって壁面等に接
着するものである故、弾性体層が壁面の凹凸や湾曲に応
じて変形し、固定具と壁面等との接着面積を広く確保す
ることにより強固に接着することができ、且つ、当該固
定具を壁面等に押圧する際、弾性体層に埋設されたカプ
セルが破壊されてカプセルに封入されていた液体接着剤
が弾性体層と壁面等との間に流出して浸透し、以て該固
定具を壁面等へ一層確実強固に接着固定することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配線固定具を示す側面図、
【図2】本考案に係る配線固定具を示す正面図、
【図3】本考案に係る配線固定具に用いる弾性体を示す
底面図、
【図4】本考案に係る配線固定具に用いる弾性体の他の
実施例を示す底面図、
【図5】本考案に係る配線固定具の他の実施例を示す正
面図、
【図6】本考案に係る配線固定具の他の実施例を示す側
面図、
【図7】従来の配線固定具を示す側面図。
【符号の説明】
10 固定具 11 基板 13 保持部 17 係止部 21 弾性体層 23 空腔 25 カプセル 27 接着剤層 29 保護紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保形性を有する平板形状をした固定具基
    板の上面に配線を固定する保持部を有し、且つ、基板の
    裏面に弾性体層を有し、該弾性体層の下面に接着剤層を
    有すると共に弾性体層内に空腔を有し、該空腔内に液体
    接着剤が封入された脆性を有するカプセルを内臓し、該
    カプセル及び前記弾性体層の下面に形成された接着剤層
    を保護紙で覆った構造を特徴とする配線固定具。
JP283191U 1991-01-31 1991-01-31 配線固定具 Expired - Lifetime JPH0715289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP283191U JPH0715289Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 配線固定具

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JP283191U JPH0715289Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 配線固定具

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Publication Number Publication Date
JPH0498828U JPH0498828U (ja) 1992-08-26
JPH0715289Y2 true JPH0715289Y2 (ja) 1995-04-10

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ID=31731254

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