JP3006643U - 石積み構造物用目地材 - Google Patents

石積み構造物用目地材

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JP3006643U
JP3006643U JP1994009686U JP968694U JP3006643U JP 3006643 U JP3006643 U JP 3006643U JP 1994009686 U JP1994009686 U JP 1994009686U JP 968694 U JP968694 U JP 968694U JP 3006643 U JP3006643 U JP 3006643U
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joint material
stones
masonry structure
joint
masonry
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JP1994009686U
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Inventor
松井継大
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ト−ア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 石に対する追従性がよく、また施工が簡単で
あり、さらに耐気候性および耐水性に優れた目地材を提
供する。 【構成】 石積み構造物用に用いられる目地材1を独立
気泡組織のスポンジにより構成し、石と石との間に介設
されて石の重みによって押し潰されたときに、石に対し
て優れた追従性が得られるようにすることにより、石に
対する密着性を向上させて石と石との間を良好にシール
できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は石積み構造物用目地材に係わり、特に、石と石とを積み重ねて構成す る墓石用の目地材として用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、石と石とを積み重ねて構造物を構成するときには、上記石と石と の間に空気、水、塵芥および光等が浸入するのを防止するために、上記石と石と との間に目地材を介設するようにしている。
【0003】 従来は、上記目地材として、例えば、特公昭62−54835号公報にて提案 されているように、アクリル材が用いられていた。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】 上記アクリル材は比較的に硬いので、介設される石の表面形状に対する追従性 が悪い問題があった。 このため、石の表面形状や設置状態によっては、最悪の場合は石が傾いてしま う不都合が発生することがあった。
【0005】 また、例えば墓石の場合、石の角部が面取りされているが、上記面取りの状態 は石を成形する作業者によって個人差があり、ばらばらの状態であった。このた め、上記アクリル材を目地材として用いると、端部において石と目地材との間に 隙間ができてしまうことがあった。
【0006】 また、上記アクリル材は石の表面に対する追従性が悪いので、石と目地材との 間に隙間ができやすかった。このため、アクリル材を目地材として用いた場合に は、細心の注意を払って施工しないと目地材としての役目を十分に果たすことが できず、石と石との間に空気、水、塵芥および光等が浸入するのを完全には防止 することができなかった。
【0007】 上記石と石との間に空気、水、塵芥および光等が浸入すると、石積み構造物が 内部から劣化してしまう不都合があった。また、冬場においては、上記石と石と の間に浸入した水が凍結すると、目地材の上側に積まれている石が上記凍結した 氷によって持ち上げられ、場合によっては滑り落ちてしまうことがあった。
【0008】 本考案は上述の問題点にかんがみ、石に対する追従性がよく、また施工が簡単 であり、さらに耐気候性および耐水性に優れた目地材を提供することを目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の石積み構造物用目地材は、石と石との間に介在させて空気、水、塵芥 および光等が上記石と石との間に浸入するのを防止するために用いられる石積み 構造物用目地材において、 上記空気、水、塵芥および光等の浸入を防止するための目地材が独立気泡組織 のスポンジにより構成されていることを特徴とする。
【0010】 また、本考案の他の特徴とするところは、上記目地材は墓石に用いられる目地 材であって、上記墓石の大きさに対応する所定の大きさの矩形の枠型形状に形成 されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案の目地材は独立気泡組織のスポンジにより構成されているので、石と石 との間に介設されたときに、石の重みによって押し潰され、石に対して密着した 状態で用いられる。すなわち、石に対する追従性がよく、石と石との間を良好に シールすることができる。
【0012】 また、独立気泡組織のスポンジなので、自由にカットすることが可能となり、 施工する環境に合わせて任意の形状および大きさに成形することが容易となる。 また、使用時には石の重みによって圧密された状態となるので、優れた耐気候性 および耐水性が得られようになる。
【0013】
【実施例】
次に、添付図面を参照して本考案の石積み構造物用目地材の一実施例を詳述す る。 図1は、本考案の石積み構造物用目地材1の平面図、図2は石積み構造物用目 地材1の断面図である。
【0014】 図1に示したように、本実施例の石積み構造物用目地材1は大型用目地材1a 、中型用目地材2b、小型用目地材1cの3種類の大きさに形成した例を示して いる。
【0015】 これらの目地材1a〜1cは、それぞれが矩形の枠型形状に形成されていて、 大型用目地材1aの内径寸法が中型用目地材2bの外形寸法と略同じ大きさに形 成されている。
【0016】 また、中型用目地材2bの内径寸法が小型用目地材1cの外形寸法と略同じ大 きさに形成されている。したがって、これらの3種類の目地材1a〜1cは、上 記大型用目地材1aの外形寸法と同じ大きさの1枚のシートから製造することが できるので、3種類の目地材を製作する際の材料の歩留りが大幅に向上する。
【0017】 このような形状に構成された目地材1a〜1cは、図2に示すように独立気泡 組織の発泡体、すなわち、スポンジ2によって構成されている。このような独立 気泡組織の発泡体としては、例えば、下記の表のような物性を有するものを用い ることができる。
【0018】
【表1】
【0019】 したがって、本実施例の石積み構造物用目地材1は、押圧力に応じた厚さで偏 平になるとともに高い弾性復元力を有し、様々な目地巾にピッタリとフィットさ せることができる。
【0020】 このように構成された本実施例の石積み構造物用目地材1は、例えば、墓石用 の目地材として良好に用いることができる。そして、これを使用するときには、 図3の斜視図に示すように、矩形の枠型形状に形成された大型用目地材1aをシ バ台3の中央部に載置する。上記シバ台3は石材にて構成されたものであり、墓 石の一番下側部分を構成するものである。
【0021】 上述のようにして大型用目地材1aをシバ台3の中央部に載置したら、次に、 図4に示すように、上記大型用目地材1aの内側に位置するシバ台3上に接着剤 4および水平取りバランサ5を配置する。
【0022】 上記接着剤4は、合成樹脂の袋内に収められた接着であり、いわゆるパックタ イプとよばれているものである。また、上記水平取りバランサ5は、鉛玉にて構 成されたものであり、石積み構造物の水平を確保するために配置されるものであ る。
【0023】 次に、図5に示すように、シバ台3の上に上台6を載せる。これにより、上記 石積み構造物用目地材1、接着剤4および水平取りバランサ5には、図5中にお いて矢印7で示したように重量がそれぞれ加えられる。したがって、上記重量に よって上記合成樹脂の袋が破られるので、上記袋内に収められている接着剤4が シバ台3と上台6との間に押し広げられこととなり、これらの両者が接着される ことになる。
【0024】 そして、本実施例の石積み構造物用目地材1は独立気泡構造による発泡体より なるので、上記上台6の重量のために押し潰される。これにより、上記シバ台3 と上台6との間に空気、水、塵芥および光等が浸入するのが、上記石積み構造物 用目地材1によって確実に防止される。
【0025】 次に、図6に示すように、上記上台6の上側に上記中型用目地材2bを載置す る。以後の処理は、上述したシバ台3上における処理と同じ処理を行う。そして 、最後にカッター9を用いて上台6およびサオ8の側端からはみ出している石積 み構造物用目地材1をカットして仕上げる。これにより、石と石との間に隙間が 生じることなく、しかも簡単にかつ良好に仕上げることができる。
【0026】 すなわち、上述したように、本実施例の石積み構造物用目地材1は独立気泡組 織の発泡体、すなわち、スポンジ2によって構成されているので、柔軟性および 弾性復元力に富んでいる。したがって、このようにして石と石との間に配置する と、図7に示すように、弾性復元力により面取りされている角部にも良好に密着 させることができる。
【0027】 しかも、所定の箇所に配置し、その上側に積んだ石の側端からはみ出している 目地材をカッター9でもってカットするだけの作業で施工を行うことができるの で、現場で行う作業が簡単であり、誰にでも簡単にかつ綺麗に施工することがで きる。
【0028】 なお、上述した実施例では矩形の枠型状に形成した例を示したが、図8に示す ように、枠型に形成したものを十文字にカットし、全体としては矩形の枠型状で あるものの、4個の鉤型のピースに分割するようにしてもよい。
【0029】 このように形成すれば、図9に示すように、鉤型のピース1aと鉤型のピース 1aとの間に任意の長さの補助部材10を介在させることにより、種々の大きさ の石積み構造物に適用することができるようなり、汎用性を大幅に向上させるこ とができるる。
【0030】
【考案の効果】
本考案は上述したように、石積み構造物において石と石との間に介在させて用 いる目地材を独立気泡組織のスポンジにより構成したので、石に対する追従性が よく、したがって、石と石との間を隙間無く塞ぐことができるる。これにより、 空気、水、塵芥および光等が上記石と石との間に浸入するのを確実に防止するこ とができる。また、施工が簡単であるとともに、優れた耐気候性および耐水性を 得ることができる。
【0031】 請求項2の考案によれば、石積み構造物の大きさに対応する所定の大きさの矩 形の枠型形状に形成したので、シート状の部材から無駄なく製作することができ 、製品の歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す石積み構造物用目地材
の平面図である。
【図2】実施例の石積み構造物用目地材の断面図であ
る。
【図3】施工状態を示す斜視図である。
【図4】施工状態を示す斜視図である。
【図5】施工状態を示す斜視図である。
【図6】施工状態を示す斜視図である。
【図7】施工した状態の説明図である。
【図8】石積み構造物用目地材の変形例を示す平面図で
ある。
【図9】石積み構造物用目地材の変形例の使用例を示す
図である。
【符号の説明】
1 石積み構造物用目地材 1a 大型用目地材 1b 中型用目地材 1c 小型用目地材 2 スポンジ 3 シバ台 4 接着剤 5 水平取りバランサ 6 上台 7 矢印 8 サオ 9 カッター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石と石との間に介在させて空気、水、塵
    芥および光等が上記石と石との間に浸入するのを防止す
    るために用いられる石積み構造物用目地材において、 上記空気、水、塵芥および光等の浸入を防止するための
    目地材が独立気泡組織のスポンジにより構成されている
    ことを特徴とする石積み構造物用目地材。
  2. 【請求項2】 上記目地材は墓石に用いられる目地材で
    あって、上記墓石の大きさに対応する所定の大きさの矩
    形の枠型形状に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の石積み構造物用目地材。
JP1994009686U 1994-07-14 1994-07-14 石積み構造物用目地材 Expired - Lifetime JP3006643U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3440376B2 (ja) 2000-05-22 2003-08-25 有限会社不二物産 墓石の水平出し兼接着装置および方法
JP2017020292A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 有限会社匠栄技研 石材構造物の補強用枠体及び当該補強用枠体を用いた補強方法

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JP3440376B2 (ja) 2000-05-22 2003-08-25 有限会社不二物産 墓石の水平出し兼接着装置および方法
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