JPH0649740Y2 - ゴムチップタイル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コークリートの基盤上に貼る床材としてのタ
イルの改良に関するものである。

従来技術 従来のタイルとしては、陶器を正方形又は長方形にした
ものが知られている。

そして陶器製のタイルをモルタルにより、一つづつ貼り
付けることにより全面をタイル貼りする作業が行なわれ
ている。

考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来の陶器性のタイルの場合は、
表面が平滑である関係で滑り易く床材と用いるには危険
があった。

また陶器である関係から、切断しにくく床のコーナー部
分や階段等のエッジ部分を施工するには不向きであっ
た。

そこで本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、上記不都
合を解消することを目的とする。

問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、合成樹脂からなるベース材と、該ベ
ース材に接着剤を介して接着されたゴムチップからなる
表面材とからなるゴムチップタイルにより本目的を達成
する。

作用 本考案にかかるゴムチップタイルは、予め施工する床面
に合わせて平板状の合成樹脂板又は断面Ｌ字状の合成樹
脂板を作成しておき、その上に接着材を介してゴムチッ
プからなる表面材を貼り付けておく。

そして施工する床面にモルタル等の接着剤を全面に塗っ
た後に、ゴムチップタイルを貼り付ける。さらに階段等
のエッジ部に対してはＬ字状の合成樹脂板にゴムチップ
を接着させたタイルを貼り付け施工する。するとゴムチ
ップが透水性でできている為に例えタイル表面に水がか
かったとしても、水は直ぐにしみ込む。

実施例 以下に本考案を図面に示された一実施例に従って詳細に
説明する。

第１図において１は本実施例にかかる長方形状のタイル
であり、該タイル１は合成樹脂等からなるベース材２
と、該ベース材２上にウレタン系接着剤３を介してゴム
チップからなる表面材４が接着されたものからなる。

本実施例では、ベース材２は厚さ2mmであり、表面材４
は６〜7mmとなっている。

次に第２図に示すものは、第二実施例を示すもので、断
面Ｌ字状に形成された合成樹脂製のベース材２の表面に
ウレタン系接着剤３を介してゴムチップからなる表面材
４が接着されている。

以上延べた構成において本実施例にかかるゴムチップタ
イルは、予めタイルを貼りつける表面にコンクリート等
のモルタルをぬっておき、その上にタイルを貼り付けて
いくのである。

尚ゴムチップタイルを作成するにあたって、ゴムチップ
が透水性を有するように粒間に隙間を設けることが肝要
である。さらに一般にゴム表面は雨等で濡れた場合に滑
り易くなるので、表面材４の表面は滑りにくいように予
め粗雑面としておくのが好ましい。

効果 以上述べたように本考案にかかるゴムチップタイルは、
その表面が従来の陶器製のタイルに比較して加工しやす
いと共に透水性を有する為に滑りにくい。

また加工が容易であるため、タイルの貼り付け面が如何
なる場合にも簡単に対応することぐできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案にかかるタイルの正面断面図，第２図は
他の実施例を示すタイルの正面断面図である。 １…タイル、２…ベース材 ３…接着剤、４…表面材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】合成樹脂からなるベース材と、該ベース材
   に接着剤を介して接着された透水性を有するゴムチップ
   からなる表面材とからなるゴムチップタイル。