JP3440306B2 - 3次元半導体光結晶素子の製造方法 - Google Patents

3次元半導体光結晶素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報処理、光伝
送等に用いられるレーザ、光導波路、光集積回路などの
さまざまな光デバイスなどを構成する基本構造となる3
次元半導体光結晶素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘電体の多次元周期構造では、結晶中で
電子状態にバンドギャップが生じることと同じ原理で、
光の波動を抑制する波長帯(以下、「Photonic
Band Gap」という。)が生じ、光を2次元的
・3次元的に閉じ込めることが可能である。実際の結晶
との類似性から、このような誘電体周期構造は光結晶
(Photonic Crystal)と呼ばれてい
る。この光結晶中では自然放出光の抑制が可能であり、
また光結晶に非周期部分を導入することにより、光共振
器、光導波路などの機能性をもつ素子を構成することが
できる。このようにして構成される光素子は、そのサイ
ズを光の波長程度までに小さくすることができ、このよ
うな光素子を2次元・3次元空間内で自由に接続するこ
とも可能である。また、自然放出光の制御によりレーザ
としての飛躍的な高性能化も可能である。
【0003】このような理論的な予測を背景として、さ
まざまな方法で2次元・3次元の誘電体周期構造(以
下、「屈折率変調構造」という)を作成する技術が提案
されており、近年の半導体リソグラフィ技術の発達によ
り光の半波長程度の2次元屈折率変調構造を作成するこ
とは十分可能になってきている。一方、3次元屈折率変
調構造の作成方法としては、リソグラフィにより2次元
屈折率変調構造を作り、さらに別の方法によりもう1次
元の屈折率変調構造を作りこむ方法が考えられている。
このような方法の一つとして、Yablonovitc
hらにより図3のようにレジスト上に形成された2次元
周期パターン31を用いて3回異なる方向にエッチング
を繰り返すことにより、半導体単結晶30に3次元屈折
率変調構造を作成する方法が提案されている(Phy
s.Rev.Lett.67(1991)P.229
5)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Yablon
ovitchらの方法では、斜め方向にまっすぐなエッ
チングを3回行うことが非常に困難であり、現在までも
光の波長の領域での構造は作成例がない。
【0005】一方、3次元の屈折率変調構造を実現する
には、単純に半導体多層膜にエッチングを施しただけの
3 次元周期構造では、2次元方向の屈折率変調に関して
は空気との屈折率差により十分大きな変調を実現するこ
とはできるが、多層膜積層方向の1次元屈折率変調に関
しては構成する半導体の屈折率差で制限されるため、十
分に大きな変調を実現することが難しい。
【0006】加えて、3次元的にPhotonic B
and Gapが開くためには、構成する材料の屈折率
の比が2以上でなければ不可能とされているので、従来
の方法では不十分である。
【0007】また、通常の半導体に対して大きな屈折率
差を得ようとすると、SiO2などの絶縁結晶を用いる
ことになるが、絶縁体と半導体で良質な交互多層膜を成
長することはきわめて困難であり、事実上不可能であ
る。
【0008】一方、AlGaAsとGaAsとの交互多
層膜においては、AlGaAs層だけをAl23 に転
化させることが可能であることが知られている。しか
し、この方法は、通常の半導体デバイスへの応用はある
が、光の半波長程度の微細な構造の光結晶への応用はま
だない。
【0009】以上のごとく、進歩した現在のリソグラフ
ィ技術をもってしても3次元的に光の波長オーダーの屈
折率変調構造を作ることは困難であり、実用的なレベル
で光集積回路の基板となりうるものはまだ見つかってい
ない。そこで、本発明は、かかる従来の技術の問題点を
解決し、光の波長程度の大きさの3次元屈折率変調構造
を実現し、3次元半導体光結晶素子を製造する方法を提
供することを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
問題点を克服して、半導体多層膜において3次元屈折率
変調構造を作り出し、3次元半導体光結晶素子を製造す
る方法について種々検討した結果、Alを構成要素とし
て含む特定種類の半導体層は酸化容易度がAlの組成に
極めて敏感であり、Alの組成にわずかな差をつけてお
けば条件を選定することによりAlを多く含む半導体層
中のAlだけを選択的に酸化することが可能であるこ
と、このようにして酸化されたAl23 は絶縁体であ
り低い屈折率を示すため光閉じ込め用のクラッド層とし
て利用することができることなどに着目し、本発明を完
成するに至った。
【0011】
【0012】即ち、本発明は、半導体基板上に、複数の
光閉じ込め用のクラッド層と複数の光伝送用のコア層と
が交互に積層されてなる3次元半導体光結晶素子の製造
方法において、まず、前記半導体基板上に、Alを含ん
だ第1の半導体からなる前記クラッド層と、Alを含ま
ない半導体もしくはAlを含んだ半導体であってもその
Alの組成が前記第1の半導体よりも0.02以上小さ
い第2の半導体からなる前記コア層とが、交互に積層さ
れた積層構造を成長させ、次に、前記クラッド層のAl
を選択的に酸化することにより、その一部もしくは全部
を酸化物に変化させ、最後に、前記積層構造による多層
膜に対して垂直に、エッチングにより2次元周期配列を
有する複数の孔を形成することを特徴とする。
【0013】
【0014】また、本発明は、半導体基板上に、複数の
光閉じ込め用のクラッド層と複数の光伝送用のコア層と
が交互に積層されてなる3次元半導体光結晶素子の製造
方法において、まず、前記半導体基板上に、Alを含ん
だ第1の半導体からなる前記クラッド層と、Alを含ま
ない半導体もしくはAlを含んだ半導体であってもその
Alの組成が前記第1の半導体よりも0.02以上小さ
い第2の半導体からなる前記コア層とが、交互に積層さ
れた構造を成長させ、次に、前記クラッド層のAlを選
択的に酸化することにより、その一部もしくは全部を酸
化物に変化させ、最後に、前記積層構造による多層膜に
対して垂直に、エッチングにより2次元周期配列を有す
る複数の柱状構造を形成することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、半導体基板がGaAsで
あり前記第1の半導体がAlGaAsであるか、半導体
基板がInPであり前記第1の半導体がInAlGaA
sもしくはAlAsSbであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図面によって本発明の実施の一形
態を説明する。
【0017】本発明の製造方法により得られる3次元半
導体光結晶素子は、図1(d)に示すように、強制酸化
により形成されたAl23 層7、GaAs半導体層
3、GaAs基板1及びエッチングにより積層構造8に
開けられた孔6より構成される。
【0018】この構成を作り出すには、具体的には、ま
ず、半導体基板としてのGaAs基板1上にAlを含ん
だ第1の半導体としてのAlGaAs半導体層2とAl
を含まない半導体もしくはAlを含んだ半導体であって
もそのAlの組成が前記第1の半導体よりも0.02以
上小さい第2の半導体としてのGaAs半導体層3によ
り構成される半導体多層膜4を作成する(図1(a))。
各半導体層を成長する方法としては、半導体エピタキシ
ャル成長法、例えば、分子線エピタキシャル成長法(M
BE)や有機金属気相成長法などがある。各半導体層の
膜厚は光の波長の半分程度であるが、その値は使いたい
光の波長によってそれぞれ異なる。なお、各半導体層の
膜厚は多少のバラツキがあっても許容される。半導体層
は、層の数が多い方がよいが3層ずつ程度でもよい。ま
た、AlGaAs半導体層は、AlxGa(1-x)Asで表
される組成を有する。ここで、AlはGaAs結晶のG
aを置換する形で添加される。このAlの組成xはコア
となる第2の半導体層よりも0.02以上多くAlを含
有するものであれば特定の数値に限定されることはない
が、その後の酸化工程を考慮すると、実用上はx=0.
3以上が適当と考えられる。これにより作成される半導
体多層膜4は、格子の整合した同種半導体の成長である
ことから極めて高品質である。なお、AlGaAs半導
体層の膜圧は、後の酸化工程におけるサイズ変化を織り
込んで厚めに作成しておくこともできる。
【0019】次に、AlGaAs半導体層2のみを選択
的に酸化する。酸化する方法としては、水蒸気を用いる
方法でもよいし他の方法でもよい。AlはGaやAsよ
りも極めて酸化されやすいことから、酸化はAlに対し
てのみ進行し、AlGaAs半導体層2のみが酸化され
強制酸化により形成されたAl23層7に置き変わる。
この結果、図1(b)のように多層膜積層方向には、ク
ラッドとなる強制酸化により形成されたAl23層とコ
アとなるGaAs半導体層とが交互に積層された積層構
造8が実現する。この酸化工程においては、クラッドと
なるAlGaAs半導体層のAlはAl23の結晶を作
るが、GaおよびAsは結晶格子から脱落し、消失する
こととなる。従って、この酸化工程において、AlGa
As半導体層が強制酸化により形成されたAl23層に
転化することにより多少のサイズ変化が起こるが、この
サイズの変化を見込んであらかじめAlGaAs半導体
層は厚めに作成しておくのがよい。なお、サイズの変化
は、脱落したGa・As原子の代わりにO原子が入り込
み、Al原子と結合しAl23結晶を形成するためにわ
ずかであり、実用上問題はない。これにより作成される
多層膜は、格子の整合した極めて高品質の同種半導体層
に由来するものであるから、その結果、GaAs半導体
層3と強制酸化により形成されたAl23層7の積層構
造8も十分に高品質なものが形成されることとなる。な
お、Alが酸化される速さは、Alの組成xに影響さ
れ、xの値が大きければ速く、小さければ遅くなる。従
って、Alの組成xの値が大きい方が作業能率は向上す
る。
【0020】最後に、リソグラフィ技術により半導体多
層膜4に2次元屈折率変調構造を作り出すが、まず、半
導体多層膜の表面に電子線リソグラフィにより2次元周
期構造の任意のマスクパターン5を作成する(図1
(c))。マスクパターンの作成は電子線に限らず、X線
やイオンビームを用いたリソグラフィでもよい。このマ
スクパターンに基づいて垂直にエッチングを行い、半導
体多層膜に周期的な垂直な孔6を形成する(図1
(d))。エッチングの方法は、プラズマエッチングや反
応性イオンエッチングなどがある。この工程により2次
元方向の屈折率変調に関してはエッチングによりあけら
れた孔6の屈折率(空気の屈折率=1)と半導体部分3
の屈折率(GaAsの屈折率=3.4)との屈折率差に
より十分に大きな変調を実現することができる。なお、
孔の径はコアとなるGaAs半導体層の膜圧と同じ程度
のものでよく、特に孔の形状や口径は限定されるもので
はない。ここで、Al23の屈折率は低く(屈折率=
1.5)、多層膜積層方向についても強い1次元屈折率
変調が得られ、上記のエッチングによる2次元屈折率変
調構造とあいまって結果として有効な3次元屈折率変調
構造を実現することができ、全体がPhotonic
Band Gap形成に必要とされる屈折率比2以上の
3次元的な光結晶となる。
【0021】なお、半導体多層膜4に孔を空ける凹型で
はなく、図2のように半導体多層膜を柱状に残す凸型の
構成としても凹型と同じ目的を達成することができる。
この柱状にエッチング処理された多層膜13の柱も、凹
型の場合と同じく、コアの役割を果たすGaAs半導体
層11とクラッドの役割を果たす強制酸化により形成さ
れたAl23層12とから構成される。
【0022】ここで、強制酸化により形成されたAl2
3層7、12はGaAs基板1、10とコア部である
GaAs半導体層3、11とを電気的に絶縁してしまう
が、酸化時間を調整することにより一部に未酸化のAl
GaAs領域を残すこともでき、この様な構成をとると
多層膜の垂直方向に電気的接触をとることも可能であ
る。酸化工程において一部酸化し、その後にエッチング
処理をした場合には、多層膜の周囲の部分のみ酸化さ
れ、中央部に未酸化領域ができることになるが、このよ
うな場合でも、中央部を光結晶としてではなく、導電領
域としてのみ用いることができる。なお、酸化工程にお
いては、最上層は多層膜の周囲からばかりでなく、上方
向からも酸化が進むため、最上層はAlの組成xの小さ
い半導体層で終了するか、酸化を防止するための保護層
をつける必要がある。
【0023】さらに、半導体多層膜を組成の異なる2種
以上のAlGaAs半導体層で構成し、最もAlの組成
xの大きい層を選択的に酸化することによっても3次元
屈折率変調構造を得ることができる。また、半導体基板
としてInP、半導体多層膜の構成としてInAlGa
As半導体層又はAlAsSb半導体層を用いてもよ
い。同様に、その他Alを含む混晶材料を半導体基板上
に成長した材料系でもよい。なお、Alの組成xの異な
る半導体多層膜においてAlを酸化する場合は、Alの
組成xに0.02以上の差があれば、xの値の大きい半
導体層のAlみが選択的に酸化され、xの値の小さい層
のAlは酸化されることはない。従って、Alの組成x
の大きな半導体層のAlのみを選択的に強制酸化により
形成されたAl23 層に転化することができるので、
3次元屈折率変調構造を容易に作成することが可能であ
る。この場合の酸化工程においても、AlGaAs半導
体層とGaAs半導体層からなる半導体多層膜の場合と
同様に、半導体層中のAlの組成xが小さくなればなる
ほど、Alを酸化するのに要する時間は長くなる傾向に
ある。また、酸化工程においては、半導体層中のAlの
組成xの差が大きければ大きいほどxの値が大きい半導
体層のAlのみが選択的に酸化されやすく、Alの組成
xの差が同じ値をとるならばxの絶対値が大きくなれば
なるほどxの値が大きな半導体層のAlのみが選択的に
酸化されやすくなる傾向にある。
【0024】
【実施例】以下図面を用いて本発明の3次元半導体光結
晶素子の製造法の実施例を説明する。
【0025】まず、分子線エピタキシャル成長法によ
り、GaAs基板1上に厚さ0.12μmのAlxGa
1-xAs(x=0.95)の半導体層2と厚さ0.12μ
mのGaAs半導体層3を交互に10層成長し半導体多
層膜4を作り出す(図1(a))。これを高温水蒸気雰囲
気中で熱処理し、AlGaAs半導体層を酸化する。こ
れによりAlGaAs半導体層2が強制酸化により形成
されたAl23層7に置き換わる。次に、この多層膜上
に電子線リソグラフィにより2次元周期構造のマスクパ
ターン5を形成する(図1(c))。これをマスクとして
垂直にエッチングを行い、多層膜に口径が0.12μm
の周期的な垂直な孔6を形成する(図1(d))。
【0026】この結果、構造は図1(d)のように多層
膜積層方向には強制酸化により形成されたAl23層と
GaAs半導体層が交互に積層された積層構造8が実現
する。
【0027】
【発明の効果】本発明の方法によれば、多層膜作成後の
プロセスによって特定の材料で構成される特定の膜のみ
を酸化し、低屈折率の材料に転化するため、多層膜の垂
直方向についても強い屈折率変調を得ることができる。
このため、リソグラフィー技術のみでは困難であった光
の波長オーダーの3次元屈折率変調構造を容易に作成す
ることができる。
【0028】また、はじめの多層膜は格子の整合した同
種半導体の成長であることから極めて高品質の半導体多
層膜の形成が可能であり、その結果AlGaAs半導体
層膜酸化後のGaAs半導体層と強制酸化により形成さ
れたAl23 層の積層構造も十分に高品質なものが形
成できる。そしてこの酸化過程において、Alを構成要
素として含む半導体は酸化容易度がAlの組成xに極め
て敏感であり、Alの組成にわずかな差をつけておけ
ば、条件を選定することにより一方の材料だけを選択的
に酸化することが可能であり、幅広い材料を用いて3次
元半導体光結晶素子の製造が可能となる。
【0029】さらに、強制酸化により形成されたAl2
3層は絶縁層であり基板とコア部とを電気的に絶縁し
てしまうが、酸化時間を調整することにより未酸化のA
lGaAs領域を残すと、多層膜の垂直方向にも電流を
流すことができ、電流注入型のレーザなどに利用するこ
とも可能となる。
【0030】加えて、基板としてGaAs、半導体多層
膜の構成としてAlGaAs半導体層及びGaAs半導
体層を用いている場合の他、半導体多層膜を組成の異な
る2種以上のAlGaAs半導体層で構成しても、ま
た、基板としてInP、多層膜の構成として、InAl
GaAs半導体層またはAlAsSb半導体層を用いて
も、その他Alを含む混晶材料を半導体基板上に成長し
た材料系でも、3次元屈折率変調構造を構成することが
可能であり、幅広い材料を用いて3次元半導体光結晶素
子を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における3次元半導体光結晶素子の製
造方法を示す図である。(a)はエピタキシャル成長され
た半導体多層膜の斜視図、(b)は酸化処理後の多層膜
の斜視図である、(c)は半導体多層膜上に施された2
次元周期のマスクパターンの斜視図、(d)エッチング
後の半導体多層膜の斜視図(一部透視図)
【図2】 本発明における別の実施形態により製造され
た3次元光半導体光結晶素子を示す図である。
【図3】 従来の方法における3次元半導体光結晶素子
の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1;GaAs基板 2;AlGaAs半導体層 3;GaAs半導体層 4;半導体多層膜 5;マスクパターン 6;孔 7;強制酸化により形成されたAl23層 8;積層構造 10;GaAs基板 11;GaAs半導体層 12;強制酸化により形成されたAl23層 13;柱状にエッチング処理された多層膜 30;半導体単結晶 31;レジスト上に形成された2次元周期パターン 32;エッチング用のビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/13 G02B 6/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、複数の光閉じ込め用のク
    ラッド層と複数の光伝送用のコア層とが交互に積層され
    てなる3次元半導体光結晶素子の製造方法において、ま
    ず、前記半導体基板上に、Alを含んだ第1の半導体か
    らなる前記クラッド層と、Alを含まない半導体もしく
    はAlを含んだ半導体であってもそのAlの組成が前記
    第1の半導体よりも0.02以上小さい第2の半導体か
    らなる前記コア層とが、交互に積層された積層構造を成
    長する工程と、次に、前記クラッド層のAlを選択的に
    酸化することにより、その一部もしくは全部を酸化物に
    変化させる工程と、最後に、前記積層構造による多層膜
    に対して垂直に、エッチングにより2次元周期配列を有
    する複数の孔を形成する工程と、からなることを特徴と
    する、3次元半導体光結晶素子の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板上に、複数の光閉じ込め用のク
    ラッド層と複数の光伝送用のコア層とが交互に積層され
    てなる3次元半導体光結晶素子の製造方法において、ま
    ず、前記半導体基板上に、Alを含んだ第1の半導体か
    らなる前記クラッド層と、Alを含まない半導体もしく
    はAlを含んだ半導体であってもそのAlの組成が前記
    第1の半導体よりも0.02以上小さい第2の半導体か
    らなる前記コア層とが、交互に積層された積層構造を成
    長する工程と、次に、前記クラッド層のAlを選択的に
    酸化することにより、その一部もしくは全部を酸化物に
    変化させる工程と、最後に、前記積層構造による多層膜
    に対して垂直に、エッチングにより2次元周期配列を有
    する複数の柱状構造を形成する工程と、からなることを
    特徴とする、3次元半導体光結晶素子の製造方法。
  3. 【請求項3】前記半導体基板がGaAsであり前記第1
    の半導体がAlGaAsであるか、前記半導体基板がI
    nPであり前記第1の半導体がInAlGaAsもしく
    はAlAsSbであることを特徴とする、請求項1又は
    請求項2に記載の3次元半導体光結晶素子の製造方法。
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