JP3440253B2 - 車両用衝撃吸収装置 - Google Patents

車両用衝撃吸収装置

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セオックホ べー
ヤング チョー
ドンワ パーク
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    • E01F15/00Safety arrangements for slowing, redirecting or stopping errant vehicles, e.g. guard posts or bollards; Arrangements for reducing damage to roadside structures due to vehicular impact
    • E01F15/14Safety arrangements for slowing, redirecting or stopping errant vehicles, e.g. guard posts or bollards; Arrangements for reducing damage to roadside structures due to vehicular impact specially adapted for local protection, e.g. for bridge piers, for traffic islands
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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上において車
両の衝突が予想される施設物の前方に設置することによ
り、衝突事故時の衝撃を吸収して車両及び構造物の破損
を防止し、且つ人命被害を防止するための車両用衝撃吸
収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高速道路を含んだ全道路上の中
央分離体の始点、高速道路分岐点、トンネル入口、橋梁
の始点及びトールゲートのトールブースなどにはコンク
リート構造物が設置されており、車両の衝突の際には甚
大な財産被害や人命被害が発生している。
【0003】従って、従来は道路上において車両の衝突
が予想される場所に衝撃吸収を目的として、廃タイヤを
積層したものや廃ゴムを用いて作ったゴムブロック等の
衝撃吸収物が設置されていた。
【0004】しかし、このような施設物では車両の衝突
による衝撃を効果的に吸収できず、また様々な衝突速度
に対処し難い。
【0005】更に、タイヤ積層した形態のものは、衝突
によるタイヤの飛散などによって走行中の他の車両の事
故を招く虞があり、衝突によって変形したタイヤやゴム
ブロックが原状に復帰しようとする反発力によって、車
両が弾き飛ばされて二次的な事故を引き起こす原因とな
る虞がある。そして何よりも、上述したような従来の衝
撃吸収物に対する安定性の検証は、皆無な状態と言って
も過言ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかるよう
に廃タイヤを積層した施設物や廃ゴムからなるゴムブロ
ックが設置されて発生する問題点を解決するためのもの
で、その目的は車両用衝撃吸収装置の設置長さの調節を
容易にして様々な衝突速度に対処可能であり、変形後に
現状に復帰しようとする衝撃吸収施設の回復力による反
発力を最小化して衝突による衝撃を効果的に吸収し、且
つ施設物の破壊と人命被害を防止し、ひいては二次事故
を防止することができる安定した車両用衝撃吸収装置を
提供することにある。
【0007】本発明の別な目的は設置、補修、管理を容
易にし、かつ再利用を可能とした車両用衝撃吸収装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の車両用衝撃吸収装置は、道路などの施設に設置
される車両用衝撃吸収装置において、衝撃吸収素材から
なる前面緩衝体と;前記前面緩衝体の後方に位置し、衝
撃吸収素材からなる少なくとも一以上の緩衝体ユニット
からなる後部緩衝体と:前記前面緩衝体と前記後部緩衝
体ユニットとの間に配された補強用リブと:前記緩衝体
ユニットを後方に案内する案内手段と:前記前面緩衝体
と前記後部緩衝体ユニットのそれぞれの内部空間に位置
する緩衝吸収部材と:を含んでなり、前記緩衝体ユニッ
ト内には衝突の衝撃によって収縮し、緩衝体ユニットの
反発力を制御する収縮体が固定され、前記緩衝体ユニッ
トは車両の予測衝突速度に応じて設置数量を調整し得る
ことを特徴とする。また本発明は、道路などの固定物に
設置される車両用衝撃吸収装置において、衝撃吸収素材
からなる半円筒形の前面ゴム板と;前記前面ゴム板の後
方に位置し、衝撃吸収素材からなる少なくとも一枚以上
の単位体ゴム板と;前記前面ゴム板と前記単位体ゴム板
との間に位置する補強リブと;前記単位体ゴム板を後方
に案内する案内手段と;前記前面ゴム板と前記単位体ゴ
ム板のそれぞれの内部空間に位置する衝撃吸収部材と;
を含んでなり、前記単位体ゴム板内には車両衝撃によっ
て収縮し、単位体ゴム板の反発力を抑える波形の鋼板が
一体固定されており、それぞれの単位体ゴム板は車両の
多様な予測衝突速度に応じて単位体ゴム板の設置数量を
調節し得るようにしたことを特徴とする。本発明によれ
ば、後部緩衝体ユニットの設置数を必要に応じて増減す
ることができ、その結果、車両用衝撃吸収装置の設置長
さの調節が可能であるので、多様な衝突に対処可能であ
る。また、変形後本来の形状に復帰しようとする衝撃吸
収物の回復力による反発力を最小化し、衝突による衝撃
を効果的に吸収する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の平断面図、図2は本発
明の組み立てられた状態の側断面図、図4は本発明の衝
撃吸収材の別な実施例であり、81はスポンジ部材、8
2は水袋、83は砂袋である。また、図5a及び図5b
は本発明の斜視図である。
【0010】前記図に示すように、車両衝撃吸収装置1
0の前面には半円筒形の前面ゴム板20が設けられてお
り、この前面ゴム板20の後方にはボルトとナットで連
結された一組の1、2単位体ゴム板(後部緩衝体ユニッ
ト)30、30’が順次付着されているもので、前記前
面ゴム板20と1、2単位体ゴム板30、30’は衝撃
吸収部材からなっている。
【0011】前記前面ゴム板20と1、2単位体ゴム板
30、30’との間に挿入された補強用リブ40の内部
には複数枚の鋼鈑50が一定の間隔で埋め込まれてい
る。下部層の鋼鈑51の底面には凹溝52が設けられて
おり、路面にアンカーボルト61で固定された図3のレ
ール60上に前記前面ゴム板20と前記1、2単位体ゴ
ム板30、30’がのせられ、車両衝突の際に車両衝撃
吸収装置10が後方に移動するように案内する手段を有
し、前記複数枚の鋼鈑50、51は衝撃による衝撃エネ
ルギーを、1、2単位体ゴム板30、30’へ伝達する
手段を有する。
【0012】また、鋼鈑50、51を覆っている補強用
リブ40は衝撃による鋼鈑50、51の破損を最小化す
る機能を有する。
【0013】前記1、2単位体ゴム板30、30’の内
方には波形鋼鈑70が設けられており、前面ゴム板20
と1、2単位体ゴム板30、30’自体の衝撃減衰効果
によって収縮する。また前面ゴム板20と1、2単位体
ゴム板30、30’のそれぞれの内部空間には前面ゴム
板20や1、2単位体ゴム板30、30’のような材質
の衝撃吸収部材80が位置する。
【0014】前記2単位体ゴム板30’の後面は、全道
路上の中央分離台の始点、高速道路の分岐点、トンネル
入口及び橋梁の始点のコンクリート防壁90または
「H」ビームのような固定物にアンカーボルト91で固
定できるようにする。
【0015】そして、前記前面ゴム板20と1、2単位
体ゴム板30、30’のそれぞれの内部空間にはスポン
ジ部材81、水袋82または砂袋83などが装填され
る。
【0016】このように構成された本発明は、全道路上
の中央分離台の始点、高速道路分岐点、トンネル入口及
び橋梁の始点のコンクリート防壁90又は「H」ビーム
のような固定物の路面にレール60をアンカーボルト6
1で固定させ、半円筒形の前面ゴム板20が前面に配置
されるように前記前面ゴム板20と前記1、2単位体ゴ
ム板30、31’が前記レール60上にのせられる。こ
の際、下部層の鋼鈑51の凹溝52がレール60上に位
置する。
【0017】また、2単位体ゴム体30’の後面が固定
物コンクリート防壁90または「H」ビームにアンカー
ボルト91で固定させた状態で車両が正面から前面ゴム
板20に衝突すると、衝撃吸収能力の大きい前面ゴム板
20と1、2単位体ゴム板30、31自体の衝撃減衰効
果によって吸収され、波形鋼鈑70の変形エネルギーに
よって車両衝撃吸収装置10は収縮する。
【0018】この際、下部層の鋼鈑51はレール60の
案内に従って後方に摺動され、車両衝撃吸収装置10の
側方に離脱するか飛散することを防いで2次事故の危険
を予防することができる。
【0019】さらに、波形鋼鈑70は衝突によって塑性
変形されるので、変形した1、2単位体ゴム板30、3
0’の回復力を抑制する。よって1、2単位体ゴム板3
0、30’の反発力により車両が弾き飛ばされることが
防止されるので、2次事故の誘発を抑えることができ
る。
【0020】衝突後は変形された波形鋼鈑70のみを取
り替えて前面ゴム板20及び1、2単位体ゴム板30、
30’の再使用が可能である。
【0021】更にまた、例えば高速道路の分岐点等よう
に、衝突エネルギーが大きいことが予想されるコンクリ
ート防壁には、一般道路とは異なって、1、2単位体ゴ
ム板30、30’に追加して、同様な単位体ゴム板をさ
らに複数個連設することができる。このようにすれば衝
撃エネルギーが大であってもこれを吸収することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車両用
衝撃吸収装置の設置長さの調節を容易にして多様な衝突
に対処可能であり、変形後本来の形状に復帰しようとす
る衝撃吸収物の回復力による反発力を最小化し、衝突に
よる衝撃を効果的に吸収して、施設の破壊と人命被害を
防止することができる。また二次事故を防止することが
できる 安定的な施設を提供することは勿論のこと、設
置、補修、管理が容易であり且つ再活用が可能な効果な
どを奏している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の設置状態を示す平断面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿った側断面図である。
【図3】本発明の装置において路面に敷設されるレール
の斜視図である。
【図4】本発明の装置の全面ゴム板と波形鋼鈑の空間部
に装填される衝撃吸収部材の別な実施例であり、(a)
はスポンジを装填した状態を示し、(b)は砂袋または
水袋を装填した状態を示す。
【図5】本発明の装置の斜視図であり、(a)は高速道
路に設置された状態の斜視図、(b)は一般的な道路に
設置された状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用衝撃吸収装置 20 前面ゴム板 30、30’ 単位体ゴム板 40 補強用リブ 50、51 鋼鈑 52 凹溝 60 レール 61 アンカーボルト(anchor bolt) 70 波形鋼鈑 80 衝撃吸収部材 81 スポンジ部材 82 水袋 83 砂袋 90 コンクリート防壁 91 アンカーボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チョー ヤング 大韓民国 プサン ヤンドグ ドンサム 1 ドン 562−332/3 (72)発明者 パーク ドンワ 大韓民国 プサン ハーウンダエグ グ ェオドン 1286 (56)参考文献 特開 昭55−59207(JP,A) 実開 平2−129417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 15/00 - 15/14 E01F 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路などの施設に設置される車両用衝撃
    吸収装置において、 衝撃吸収素材からなる前面緩衝体と、 この前面緩衝体の後方に位置し、衝撃吸収素材からなる
    少なくとも一以上の緩衝体ユニットからなる後部緩衝体
    と、 前記前面緩衝体と前記後部緩衝体ユニットの間に配され
    た補強用リブと、 前記緩衝体ユニットを後方に案内する案内手段と、 前記前面緩衝体と前記後部緩衝体ユニットのそれぞれの
    内部空間に位置する緩衝吸収材と、 を含んでなり、 前記緩衝体ユニット内には衝突の衝撃によって収縮し、
    緩衝体ユニットの反発力を抑制する収縮体が固定され、
    前記緩衝体ユニットは車両の予測衝突速度に応じて設置
    数量を調整し得ることを特徴とする車両用衝撃吸収装
    置。
  2. 【請求項2】 道路などの施設に設置される車両用衝撃
    吸収装置において、 衝撃吸収素材からなる半円筒形の前面ゴム板と、 この前面ゴム板の後方に位置し、衝撃吸収素材からなる
    少なくとも一枚以上の単位体ゴム板と、 前記前面ゴム板と前記単位体ゴム板との間に位置する補
    強リブと、 前記単位体ゴム板を後方に案内する案内手段と、 前記前ゴム板と前記単位体ゴム板のそれぞれの内部空間
    に位置する緩衝吸収材と、 を含んでなり、 前記単位体ゴム板内には車両衝撃によって収縮し、単位
    体ゴム板の反発力を抑える波形の鋼板が一体固定されて
    おり、それぞれの単位体ゴム板は車両の多様な予測衝突
    速度に応じて単位体ゴム板の設置数量を調整し得ること
    を特徴とする車両用衝撃吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記案内手段が路面に敷設されたレール
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両
    用衝撃吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記補強リブ内の下端の鋼板に、前記案
    内手段に結合する凹溝が一体に形成されていることを特
    徴とする請求項2または3に記載の車両用衝撃吸収装
    置。
  5. 【請求項5】 前記衝撃吸収部材がゴム材からなること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用
    衝撃吸収装置。
  6. 【請求項6】 前記前面ゴム板と波形の鋼板の内部空間
    にスポンジが挿入されていることを特徴とする請求項2
    から5のいずれかに記載の車両用衝撃吸収装置。
  7. 【請求項7】 前記前面ゴム板と波形の鋼板の内部空間
    に水袋が挿入されていることを特徴とする請求項2から
    のいずれかに記載の車両用衝撃吸収装置。
  8. 【請求項8】 前記前面ゴム板と波形の鋼板の内部空間
    に砂袋が挿入されていることを特徴とする請求項2から
    のいずれかに記載の車両用衝撃吸収装置。
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