JP3439734B2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP3439734B2
JP3439734B2 JP2000355198A JP2000355198A JP3439734B2 JP 3439734 B2 JP3439734 B2 JP 3439734B2 JP 2000355198 A JP2000355198 A JP 2000355198A JP 2000355198 A JP2000355198 A JP 2000355198A JP 3439734 B2 JP3439734 B2 JP 3439734B2
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亮 松川
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セーラー万年筆株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製の軸筒
内にレフィールが収容された筆記具に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】筆記具、例えば普及型のボールペンの軸
筒は合成樹脂で射出成形されることが多い。そして、軸
筒内に収容されたボールペンレフィールは、その先端の
鍔部が軸筒の先端縁と軸筒の先端開口部に螺着される先
口とで挟圧保持されることが多い。つまり、ボールペン
レフィールは、その一端が片持ちの状態で保持されてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】軸筒を合成樹脂で射出
成形する際、軸筒の内周面を成形するための中子型は抜
き勾配が必要であるため、軸筒の先端開口と尾端開口の
大きさはやや異なる。そして、先端開口の方が尾端開口
よりも寸法精度が要求されるので、中子型は尾端方向に
抜くことが多い。従って、尾端開口の方が先端開口より
もやや大きく、軸筒の内周面とレフィールとの隙間は尾
端側の方が大きい。 【0004】軸筒の尾端側の内周面とレフィールとの隙
間を小さくするために中子型の抜き勾配を小さくする
と、型抜き時に軸筒の内周面に傷が発生し易い。そして
最近では、インキを目視できるように、軸筒を透明の合
成樹脂で成形することが多いが、軸筒が透明であるとこ
の傷が目立ちやすいので、どうしても大きな抜き勾配が
必要になる。 【0005】軸筒内に収容されたボールペンレフィール
は、前述のとおり、その先端部が片持ちの状態で保持さ
れているが、筆記時においては、筆圧によってペン先に
回転モーメントが働くので、ボールペンレフィールは、
その保持部を中心にして回動する。そして、軸筒の尾端
側の内周面とボールペンレフィールとの隙間が大きいと
回動量が大きくなり、筆記時にペン先ががたついて筆記
しにくく、また、繰り返し回動することによりボールペ
ンレフィールの保持力が低下する不具合が生じる。 【0006】そこで本発明は、合成樹脂で成形された軸
筒に収容されたレフィールのペン先が筆記時に大きく回
動することがなく、従って、筆記しやすく、かつレフィ
ールの保持力も低下することのない筆記具を提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、合成樹脂で成形された軸筒内に収容され
たレフィールの先端部が、軸筒の先端縁と軸筒の先端開
口部に螺着される先口とで挟圧保持された筆記具におい
て、軸筒は、その内周面を成形する中子型の抜き勾配の
ために、尾端開口が先端開口よりもやや大きく、かつ内
周面に、抜き勾配が小さいリブ部を軸線方向に複数本形
成する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1は軸筒10の断面
図を示すが、先端開口11と尾端開口12を有する軸筒
10は透明な合成樹脂で射出成形されたものである。軸
筒10の内周面は中子型(図示せず)により成形される
が、比較的大きな抜き勾配を有する中子型は尾端開口1
2方向に型抜きされる。つまり、先端開口11よりも尾
端開口12の方がやや大きい。そして、中子型には抜き
勾配の小さな部分が軸線方向に3箇所形成されており、
その結果、軸筒10の内周面には、尾端方向に進むにつ
れて高さが高くなる軸線方向の3本のリブ部13が形成
されている。つまり、軸筒10の先端側の内周面の断面
形状は完全な円形であるが、尾端側の内周面は完全な円
形ではなく、図3に示すように、略六角形状の異形をし
ている。また、リブ部13の本数は3本に限られるもの
ではない。 【0009】この軸筒10内に、図2に示すように、ボ
ールペンレフィール20が収容されている。ボールペン
レフィール20のインキ筒21も透明な合成樹脂で成形
されたものであり、インキ筒21に充填されたインキL
を目視できるようになっている。インキ筒21の先端開
口には、鍔部22aを有する継手22が嵌着されてお
り、継手22にペン先チップ23が嵌着されている。 【0010】ペン先チップ23は、ステンレスで砲弾型
に成形されており、先端のボールハウスにボール24が
回転自由に抱持されている。ペン先チップ23内には図
示略のスプリングが内蔵されており、このスプリングが
ボール24を前方に弾発している。従って、非筆記時に
は、ボール24はペン先チップ23の内向きの先端縁に
圧接し、ボール24とペン先チップ23の内向きの先端
縁とで弁機構を構成している。インキ筒21内のインキ
Lの後端には、インキLの消費とともに前進するグリー
ス状の逆流防止材25が配置されており、インキLがイ
ンキ筒22から逆流しないようになっている。 【0011】軸筒10の先端には口金30が螺着されて
おり、口金30の先端開口からペン先チップ23が突出
している。そして、継手22の鍔部22aは、軸筒10
の先端開口11縁と口金30内部の段部30aによって
挟圧されている。つまり、ボールペンレフィール20
は、その先端部が軸筒10の先端縁と口金30により挟
圧保持されており、先端部の片持ち状態で保持されてい
る。また、軸筒10の尾端開口12には尾栓14が嵌着
され、軸筒10の筆記時の把持部分の外周面には弾性に
富んだ材料からなるグリッパー15が嵌め込まれてい
る。 【0012】しかして、かかる筆記具にて筆記すると
き、軸筒10は傾斜姿勢になるので、筆圧によりペン先
チップ23に回転モーメントがかかり、ボールペンレフ
ィール20は、継手22の鍔部22aを中心にして回動
しようとする。しかし、軸筒10の尾端側の内周面に複
数本のリブ部13が形成されているので、図4に示すよ
うに、リブ部13とインキ筒21の隙間が極く僅かであ
り、ボールペンレフィール20の回動は規制され、ほと
んど回動しない。従って、ペン先チップ23の回動量も
極く僅かであり、筆記時のがたつきが少なくて書き易
く、かつボールペンレフィール20の保持力も低下する
ことがない。 【0013】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、合成樹
脂で成形された軸筒内に収容されたレフィールの先端部
が、軸筒の先端縁と軸筒の先端開口部に螺着される先口
とで挟圧保持された筆記具において、軸筒は、その内周
面を成形する中子型の抜き勾配のために、尾端開口が先
端開口よりもやや大きく、かつ内周面に、抜き勾配が小
さいリブ部を軸線方向に複数本形成したので、合成樹脂
で成形された軸筒に収容されたレフィールのペン先が筆
記時に大きく回動することがなく、従って、筆記しやす
く、かつレフィールの保持力も低下することのない筆記
具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】軸筒の断面図である。 【図2】本発明実施例の断面図である。 【図3】図1のA−A線における断面図である。 【図4】図2のB−B線における断面図である。 【符号の説明】 10 軸筒 11 軸筒の先端開口 12 軸筒の尾端開口 13 リブ部 14 尾栓 15 グリッパー 20 レフィール 21 インキ筒 22 継手 22a 継手の鍔部 23 ペン先チップ 24 ボール 25 逆流防止材 30 先口 L インキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 3/00 B43K 5/00 - 8/24

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 合成樹脂で成形された軸筒内に収容され
    たレフィールの先端部が、該軸筒の先端縁と該軸筒の先
    端開口部に螺着される先口とで挟圧保持された筆記具に
    おいて、 前記軸筒は、その内周面を成形する中子型の抜き勾配の
    ために、尾端開口が先端開口よりもやや大きく、かつ内
    周面に、抜き勾配が小さいリブ部が軸線方向に複数本形
    成されたことを特徴とする筆記具。
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