JP3439375B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP3439375B2
JP3439375B2 JP15110099A JP15110099A JP3439375B2 JP 3439375 B2 JP3439375 B2 JP 3439375B2 JP 15110099 A JP15110099 A JP 15110099A JP 15110099 A JP15110099 A JP 15110099A JP 3439375 B2 JP3439375 B2 JP 3439375B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シート、詳し
くは、跳上げ可能なシートクッションと前倒可能なシー
トバックとからなる自動車用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貨客兼用自動車のリヤシートに
は、荷物の積載時に折畳むことができるようにしたもの
がある(例えば、実開昭58ー135329号公報、実
公平6ー19406号公報)。
【0003】これは、前部で回動可動に枢着されたシー
トクッションの後端側に、ストッパがシートバックの下
端部に突き当たるように配設したロック装置を設け、こ
のロック装置のストッパを操作ベルトの操作力によって
上方に回動することによりロック解除されシートクッシ
ョンが前方に跳上げることができるように構成されてい
る。
【0004】そして、以上のシートクッションの後端側
に取付けられているストッパは、シートクッションの後
端面より後方に突出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、ストッパが外
部に突出されているため、シートクッションをその前部
を回転中心に前方に起立状に跳上げると、ストッパ(金
属製)が跳上げられたシートクッションの頂面より上方
に突出する突出物となる。
【0006】そのため、荷物等がストッパに接触すると
損傷する虞れがあるし、また、シートクッションの跳上
げ時の外観品質が損なわれる不具合もあった。
【0007】そこで、本発明は斯様な従来品の不具合を
除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係る車両用シートは、従来のロック装置を
シートクッションの内部に配設してなることを特徴とす
る。
【0009】従って、ロック装置を構成するストッパ
は、外部に露出することがない。
【0010】そして、ロック装置をシートクッションの
発泡体製クッション体に埋設してなることにより、シー
トクッションの跳上げ時に金属製のロック装置が発泡体
製のクッション体に被覆され、荷物等の損傷を完全に防
止できる。
【0011】また、ロック装置を前記クッション体と一
体のフレームに固定する固定片と、この固定片に上下方
向に回動自在に軸着され、バネの弾力により下方に付勢
されている前記ストッパとからなり、該ロック装置のス
トッパの上方における前記クッション体には、ストッパ
回動用の切欠部を設けてなる構成にすることにより、ス
トッパが発泡体製のクッション体に設けた切欠部内に配
設されているため、より一層荷物等の損傷を防止できる
し、また、スムーズにシートクッションのロック及びロ
ック解除でき、しかも、ロック解除のための操作ベルト
の操作力を低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面に基づいて説明する。図1はシートクッション(S
C)の後部(B)を示し、図中(1)は発泡体製のクッ
ション体で、このクッション体(1)の後端面(11)
から上面(10)に渉って切欠部(12)が形成されて
いる。
【0013】この切欠部(12)内に図2に示すロック
装置のストッパ(20)が上下方向に回動自在に軸着さ
れており、このストッパ(20)はクッション体(1)
と共に表皮(13)によって被覆されている。
【0014】以上のシートクッション(SC)の後部
(B)は、図5に示すように、シートバック(SB)の
下端部(A)に押え付けられている。
【0015】そして、図5に示すように、シートクッシ
ョン(SC)は、シートクッション(SC)の着座面側
に先端部を載置する操作ベルト(3)を引くことによ
り、シートバック(SB)に対するロックが解除されて
鎖線に示すように前部を回転中心に回動して起立状に跳
上げることができるように構成されている。
【0016】また、シートクッション(SC)を跳上げ
た後、シートクッション(SC)の元の位置にシートバ
ック(SB)を鎖線に示すように前倒して、前倒したシ
ートバック(SB)の背面を荷台として利用できるよう
に構成されている。
【0017】図2に示すロック装置(2)は、シートク
ッション(SC)のワイヤ製フレーム(25)(25)
に溶接される固定片(21)と、この固定片(21)に
基端側が軸(23)によって上下方向に回動自在に軸着
した前記ストッパ(20)とから構成され、このストッ
パ(20)は軸(23)に巻着したバネ(24)の弾力
によって常時先端部(201)が下方に付勢されてい
る。
【0018】前記固定片(21)は、操作ベルト(3)
の基端をボルト(30)で取付ける平板状のベルト取付
部(213)と、前記ストッパ(20)を軸(23)に
よって枢着するストッパ取付部(210)とから構成さ
れ、ストッパ取付部(210)の先端にはストッパ(2
0)の上方への回動を一定に規制する規制突部(21
1)が設けてある。
【0019】この規制突部(211)は、図1に示すよ
うに、クッション体(1)の切欠部(12)内に配設さ
れている。
【0020】ストッパ(20)は先端に直角状に折曲す
る折曲部(201)を有し、基端に図3に示すように下
方への回動を一定に規制する下方規制突片(202)が
一体に設けてある。
【0021】操作ベルト(3)は、ストッパ(20)を
被覆する部分の表皮(13)の外側からシートバック
(SB)の下端部(A)とシートクッション(SC)の
後端部(B)との間を通してシートクッション(SC)
の着座面側に延出されている。
【0022】以上のロック装置(2)は、図3に示すよ
うに、クッション体(1)内に埋設されている。クッシ
ョン体の発泡成形時に、フレーム(25)(25)に溶
接されているロック装置(2)は、クッション体成形用
のモールド内でクッション体(1)と一体に成形され
る。
【0023】図3はシートクッション(SC)のロック
状態を示し、シートクッション(SC)の前部は車床側
に回動自在に枢着されているが、後部(B)はシートバ
ック(SB)の下端部(A)で押え付けられている。
【0024】そして、このシートクッション(SC)の
後部(B)側に、例えば車両の衝突時の上向きの衝撃荷
重が作用すると、ストッパ(20)の先端に有する折曲
部(201)がシートバック(SB)内に設けた係止部
材(不図示)に間接的に突き当たり、シートクッション
(SC)の後部がシートバック(SB)の下端部(A)
から離脱して跳上がることがないように構成されてい
る。そのため、乗員の着座状態は完全に確保される。
【0025】図4は荷物の積載時等において、シートク
ッション(SC)のロック状態を解除してシートクッシ
ョン(SC)を跳上げる状態を示すものである。
【0026】操作ベルト(3)の先部(31)をバネ
(24)の弾力に抗して引くと、ストッパ(20)が軸
(23)を回転中心にクッション体(1)の切欠部(1
2)内を上方に回動する。そのため、ストッパ(20)
の折曲部(201)が起立状になりシートバック(S
B)の下端部(A)に対して離脱する状態になる。
【0027】そして、更に操作ベルト(3)を引くと、
その操作ベルト(3)の引張力がシートクッション(S
C)の跳上げ力になり、シートクッション(SC)が前
部を中心に回動して起立状になる。その際、ロック装置
(2)はクッション体(1)と共に表皮(13)に被覆
され、外部に露出することがない。
【0028】然る後、シートバック(SB)を前述の如
く前倒することにより、シートバック(SB)の背面が
水平状になり、荷台として利用可能となる。
【0029】図3、図4において、図中(14)はシー
トクッション(SC)の底面に張着したカーペットを示
す。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ロック装置がシートク
ッションの内部に配設されストッパが外部に露出するこ
とがないため、ストッパの外部への突出に伴う前記従来
品の不具合を解消できる。
【0031】更にロック装置を発泡体製クッション体内
に埋設することにより、シートクッションの跳上げ時に
おけるロック装置へ接触による荷物等の損傷を完全に防
止できる。
【0032】また、ロック装置のストッパをクッション
体に設けた切欠部内に配設することにより、ストッパが
クッション体に保護され、ストッパによるロック及びロ
ック解除が確実になるし、また、操作ベルトによるロッ
ク解除の操作力も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を切欠して示す斜視図である。
【図2】本発明に使用するロック装置の斜視図である。
【図3】ロック状態の要部の断面図である。
【図4】ロックを解除する状態の要部の断面図である。
【図5】シートクッション、シートバックの動きを説明
する説明図である。
【符号の説明】
SC シートクッション SB シートバック 1 シートクッションのクッション体 2 ロック装置 12 クッション体の切欠部 20 ロック装置のストッパ 21 ロック装置の固定片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/30 - 2/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部で回動可動に枢着されたシートクッ
    ションの後端側に、ストッパがシートバックの下端部に
    突き当たるように配設したロック装置を設け、このロッ
    ク装置のストッパを操作ベルトの操作力によって上方に
    回動することによりロック解除されシートクッションを
    前方に跳上げることができる車両用シートにおいて、 前記ロック装置はシートクッションの内部に配設してな
    ることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置は、シートクッションの
    発泡体製クッション体に埋設してなる請求項1記載の車
    両用シート。
  3. 【請求項3】 前記ロック装置は、前記クッション体と
    一体のフレームに固定する固定片と、この固定片に上下
    方向に回動自在に軸着され、バネの弾力により下方に付
    勢されている前記ストッパとからなり、 該ロック装置のストッパの上方における前記クッション
    体には、ストッパ回動用の切欠部を設けてなる請求項1
    記載の車両用シート。
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