JP3439205B2 - 観覧車 - Google Patents

観覧車

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JP3439205B2 JP2002026639A JP2002026639A JP3439205B2 JP 3439205 B2 JP3439205 B2 JP 3439205B2 JP 2002026639 A JP2002026639 A JP 2002026639A JP 2002026639 A JP2002026639 A JP 2002026639A JP 3439205 B2 JP3439205 B2 JP 3439205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観覧車に関する。
【0002】
【従来の技術】遊園地に設置されている従来の観覧車
は、外周側に乗篭を有する円環状の枠体と、枠体と回転
軸とを連結する放射状の複数本の連結杆と、から回転枠
を形成し、回転軸を支持枠にて支持すると共に、駆動手
段にて回転軸を回転させて回転枠及び乗篭を回転させる
ように構成したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
観覧車は回転枠が円形であるため、乗篭が上方位置にあ
る時間が短く、そのため見晴らしのよい高所での眺望時
間は乗客にとって短いものであった。さらに、地上の乗
降部に於ては乗篭が直ぐに上昇してしまうので迅速にか
つ注意して乗り降りしなければならず危険であった。ま
た、回転枠の中央(中心)側に連結杆や回転軸が存在す
るため、ジェットコースタやモノレール等の高架走行乗
物の軌道を観覧車に交差させるような斬新な配置ができ
ず、かつ、敷地が狭い場合でもそれらの軌道を観覧車か
ら避けて配置しなければならなかった。
【0004】そこで、本発明は、高所での眺望時間を長
くできると共に、高架走行乗物の軌道を斬新に配置でき
る観覧車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る観覧車は、固定枠体と、該固定枠体
の外周に沿って付設された軌道と、乗篭を回転可能に枢
着しかつ該軌道を転動する車輪にて走行する複数の乗篭
支持枠と、該乗篭支持枠を走行させる駆動機構と、を備
え、さらに、固定枠体を側方部の曲率半径R よりも大
きい曲率半径R の上辺部を有すると共に下辺部が上辺
部と同じ曲率半径である楕円状とし、且つ固定枠体の中
央を含む中間域を、部材のない空間窓部として構成し
た。また、各乗篭支持枠が、台車を介して相互に揺動可
能にかつエンドレス状に連結されて軌道を転動する車輪
にて走行し、上記各台車には、該台車が上下反転しても
上記軌道から脱輪しないで該軌道2を走行するように
車輪を介して該軌道に付設した。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0007】図1は、本発明の観覧車の実施の一形態を
示し、この観覧車は、固定枠体1と、固定枠体1の外周
に沿って付設された軌道2と、乗篭3を回転可能に枢着
しかつ軌道2を転動する車輪4…にて走行する複数の乗
篭支持枠5…と、乗篭支持枠5…を走行させる駆動機構
Eと、を備えている。なお、22は乗降場である。
【0008】具体的に説明すると、図1〜図3に示すよ
うに、固定枠体1は、正面視楕円形状であり、外周側に
2本の環状部材6,6を有すると共に、内周側に1本の
環状部材7を有し、これら3本の環状部材6,6,7を
複数本の連結杆8…にて三角形状に連結している。そし
て、固定枠体1の中央を含む中間域は、部材のない空間
窓部Kとされている。なお、固定枠体1は、その側方部
10,10及び下辺部11がV字型の支持枠体9…にて支持さ
れている。
【0009】軌道2は、一対の環状レール2a,2aか
ら成り、この一対のレール2a,2aは、固定枠体1の
外周側の連結杆8…に所定ピッチで付設された多数本の
保持杆13…に固着されている。
【0010】図2〜図3に示すように、乗篭支持枠5
は、一対の環状レール2a,2aの間に配設された矩形
状枠部14と、矩形状枠部14から外周側へ付設された一対
のV字状枠部15,15とから成り、この一対のV字状枠部
15,15の先端に設けられた水平支軸16を介して乗篭3が
回転可能に枢着されている。なお、矩形状枠部14には補
強杆14a,14aが十字状に付設されている。
【0011】そして、各乗篭支持枠5…は、軌道2を走
行する台車17を介して相互に揺動可能に連結されてい
る。なお、これについて詳しくは後述する。
【0012】上記台車17は、一対の環状レール2a,2
aの間隔寸法に略等しい長さ寸法のI字型の本体部17a
と、本体部17aの両端に回転自在に設けられた複数個の
上記車輪4…と、を有している。
【0013】車輪4は本体部17aの片側について6個設
けられ、その内、環状レール2aの上縁側及び下縁側に
2個ずつ配設されると共に、内側縁側に2個配設され、
台車17が上下反転しても脱輪しないものとされている。
【0014】また、台車17本体部17aの中間部には、隣
接する乗篭支持枠5,5用の取付片23…が付設されてお
り、一対の取付片23,23の間に、乗篭支持枠5の矩形状
枠部14の補強杆14aの端部が挿嵌されると共に、連結ピ
ン18にて揺動可能に枢結されている。つまり、各乗篭支
持枠5…の間に各台車17…が介在状に枢結され、全体と
してエンドレス状(無端状)に連結一体化されている。
【0015】しかして、駆動機構Eは、軌道2側へ固定
枠体1に沿って固設された複数対の回転駆動輪19…と、
各乗篭支持枠5…から固定枠体1側へ突設された動力伝
達板20…と、を備えている。
【0016】回転駆動輪19は、例えばタイヤが用いられ
ると共に、モーター21の出力軸に直接乃至間接に取付け
られており、対向する各対の回転駆動輪19,19は、相互
に所定の間隙寸法Mをもってかつモーター取付部材を介
して固定枠体1外周側の連結杆8に固設されている。
【0017】そして、図1と図4に示す如く、複数対の
回転駆動輪19…は、固定枠体1の外周に沿って所定ピッ
チで並設され、固定枠体1下辺部11の側方部10,10寄り
の両側に4対ずつ配置されている。なお、各対の回転駆
動輪19,19は、相互に逆回転するように設定されてい
る。
【0018】図2〜図4に示すように、動力伝達板20
は、各対の回転駆動輪19,19の間隙寸法Mと略等しい
(僅かに大きい)厚さ寸法Tであり、各対の回転駆動輪
19,19の間を通過するよう乗篭支持枠5の矩形状枠部14
の補強杆14aに進行方向(矢印A方向)に固着されてい
る。なお、動力伝達板20の両端縁は、鋭角状に面取りさ
れている。
【0019】しかして、各対の回転駆動輪19,19を相互
に逆回転させることによって、各動力伝達板20…が順次
進行方向(矢印A方向)に一定速度で送られ、これによ
って、連結一体化した乗篭支持枠5…が軌道2に沿って
移動し、乗篭3…が回転する。
【0020】このとき、図1に示すように、楕円形状の
固定枠体1は、その側方部10の曲率半径R1 よりも上辺
部12の曲率半径R2 の方が大きいため、乗篭3の上下方
向の移動速さは、側方部10の中間部で最も速く、上辺部
12の中間部(最上位置)で最も遅い。つまり、乗篭3内
の乗客は、高所からの眺望をゆっくりと楽しむことがで
きる。固定枠体1の上辺部12では乗篭3の進行方向の移
動速さがゆっくりしているため、乗客は見晴らしのよい
高所での眺望を比較的長い間楽しむことができる。ま
た、この場合、下辺部11も上辺部12と同じ曲率半径であ
り、下辺部11の中間部(最下位置)近傍では乗篭3の上
下移動が殆どないため、乗降場22の平坦面を長くするこ
とができ、かつ、乗客の乗降を安全かつ容易にすること
ができる。
【0021】そして、本発明の観覧車は、固定枠体1の
中間域に部材のない空間窓部Kが設けられているため、
この空間窓部Kに、ジェットコースタやモノレール等の
高架走行乗物の(別の)軌道を通して観覧車の軌道2と
交差させる(図示省略)。
【0022】
【0023】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0024】(請求項1によれば)乗篭3の上下方向の
移動速さは、側方部10の中間部で最も速く、上辺部12の
中間部(最上位置)で最も遅くなり、乗篭3内の乗客
は、高所からの眺望をゆっくりと楽しむことでき、また
上辺部12では乗篭3の進行方向の移動速さがゆっくりし
ているため、乗客は見晴らしの良い高所での眺望を比較
的長い間楽しむことができ、また、下辺部11(最下位
置)近傍では乗降場の平坦面を長くすることができ、か
つ、乗客の乗降を安全かつ容易にすることができる。ま
ジェットコースタやモノレール等の高架走行乗物の
(別の)軌道を、固定枠体1の空間窓部Kに通して観覧
車の軌道に交差させることができ、観覧車と高架走行乗
物とで斬新なレイアウト(配置)の多様化を図ることが
できる。またそれによって、例えば、スピードの早いジ
ェットコースタが観覧車を通過する際、双方の乗客が新
鮮なスリル感を受けることができる。さらに、敷地が狭
い場合でも高架走行乗物の軌道を観覧車から避けて配置
する必要がなくなり、軌道の延長や敷地の有効利用を行
う事ができる。
【0025】(請求項2によれば)複数の台車17…のみ
を先に軌道2へ取付けてから各乗篭支持枠5を各台車17
…に取付けることができ、取付作業が迅速かつ容易であ
る。また、交換修理等で乗篭3及び乗篭支持枠5を取外
す場合は、隣の乗篭3及び乗篭支持枠5を支持しておく
必要がないので、迅速かつ容易に作業を行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の観覧車の実施の一形態を示す一部断面
正面図である。
【図2】固定枠体及び乗篭支持枠を示す要部断面側面図
である。
【図3】乗篭支持枠の走行状態を示す要部断面平面図で
ある。
【図4】乗篭支持枠の走行状態を示す要部の一部断面正
面図である。
【符号の説明】
1 固定枠体 2 軌道 3 乗篭 4 車輪 5 乗篭支持枠 10 側方部 12 上辺部 17 台車 19 回転駆動輪 20 動力伝達板 E 駆動機構 K 空間窓部 M 間隙寸法 R1 曲率半径 R2 曲率半径 T 厚さ寸法
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−328419(JP,A) 特開 昭60−40081(JP,A) 特開 平7−75690(JP,A) 特開2002−102544(JP,A) 実開 平2−23595(JP,U) 実開 平2−143986(JP,U) 実公 昭51−388(JP,Y2) 実公 昭11−12452(JP,Y1) 米国特許1737032(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63G 1/00 - 33/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠体1と、該固定枠体1の外周に沿
    って付設された軌道2と、乗篭3を回転可能に枢着しか
    つ該軌道2を転動する車輪4…にて走行する複数の乗篭
    支持枠5…と、該乗篭支持枠5を走行させる駆動機構E
    と、を備え、さらに、固定枠体1を側方部10の曲率半
    径R よりも大きい曲率半径R の上辺部12を有する
    と共に下辺部11が上辺部12と同じ曲率半径である楕
    円状とし、且つ固定枠体1の中央を含む中間域を、部材
    のない空間窓部Kとすることを特徴とする観覧車。
  2. 【請求項2】 各乗篭支持枠5…が、台車17…を介して
    相互に揺動可能にかつエンドレス状に連結されて軌道2
    を転動する車輪4…にて走行し、上記各台車17は、該台
    車17が上下反転しても上記軌道2から脱輪しないで該軌
    道2を走行するように前記車輪4…を介して該軌道2に
    付設した請求項1記載の観覧車。
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