JP3438428B2 - マグネットロール - Google Patents
マグネットロールInfo
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Description
の現像装置やクリーニング装置に用いられるマグネット
ロールの技術に関するものでる。
装置の現像装置には、図6に示されるように、複数の磁
極を持つ円柱状磁石1の中心にシャフト3を配したマグ
ネットロールmを非磁性体材料からなる円筒形状のスリ
ーブsに内装した、磁気シリンダー5が用いられてい
る。これは両端をフランジ7、9で封止するとともに、
マグネットロールmの一端から突出したシャフト3aで
回転可能に支持し、他の一端から突設したシャフト3b
を、前記フランジ9を貫通させてスリーブsの外部へ突
出させ、このシャフト3bを固定支持してマグネットロ
ールmをスリーブs内に非接触状態で内装したものであ
る。そして、マグネットロールmに対してスリーブsを
回転させることにより、磁性体からなる現像剤(トナー
やキャリア)をスリーブs表面に磁気吸着させ、感光ド
ラム上に形成された静電潜像上に転写させて現像画像を
得ている。
示すような構成の現像装置に組み込まれている。図例の
ものはマグネットロールmとして5つの極を配し、N1
極で感光ドラムDへの現像剤の転写(現像)を行い、N
2とN3極の間で現像剤を剥離するようになっている。
またS1、N2極は搬送極として、N3極はピックアッ
プ極、S2極はブレードBとの組み合わせにより規制極
としてそれぞれ位置付けられている。このような従来の
マグネットロールは、図8に示すような磁力分布となっ
ており、N2極とN3極とによって挟まれた部分が、現
像剤を一旦剥離させるための剥離ゾーン(極)として機
能している。この剥離ゾーン(極)は、隣接する2つの
同極に挟まれた部分では、現像剤に対してマグネットロ
ールからの反発力が働くという現象を利用したものであ
る。そして各磁極は、マグネットロールの長手方向全域
に亙って、このような磁力分布となっている。
ルットロールにあっては、剥離ゾーン(極)において剥
離した現像剤が、マグネットロールの両端部からこぼれ
落ちてしまうという問題点があった。すなわち、マグネ
ットロールの両端部から現像剤がこぼれると、マグネッ
トロールの駆動部(図示せず)に入り込み、ギヤ等の破
損や駆動部のロックに繋がったり、あるいは紙を汚した
することになる。
解決し、剥離ゾーン(極)における両端部から現像剤が
こぼれ落ちることなく、駆動部のトラブルや紙の汚れを
防止することのできるマグネットロールを提供すること
を目的としている。このような本発明は、長手方向にの
びる複数の磁極を外周面に形成し、周方向に隣接する2
つの同極に挟まれた剥離ゾーンを長手方向に沿って備え
た乾式電子写真装置に用いられるマグネットロールであ
って、前記剥離ゾーンの両端部における前記2極間に異
極を配置したマグネットロールである。ここで、前記剥
離ゾーンの両端部における前記2極間に、異極用の小片
磁石を貼り付けたものが好ましく、また、長手方向両端
部近傍における外周面の磁極数を6極とし、それ以外の
中央部における磁極数を5極としたものが好ましい。
長手方向にのびる複数の磁極を外周面に形成し、周方向
に隣接する2つの同極に挟まれた剥離ゾーンを長手方向
に沿って備えた乾式電子写真装置に用いられるマグネッ
トロールであって、前記剥離ゾーンの両端部における前
記2極の一方を無くした磁極配置としたマグネットロー
ルをも構成する。ここで、前記剥離ゾーンの両端部にお
ける前記2極の一方の磁極に相当する磁石体をカットし
たものが好ましく、また、長手方向両端部近傍における
外周面の磁極数を4極とし、それ以外の中央部における
磁極数を5極としたものが好ましい。
前記剥離ゾーンの磁束密度を、マグネットロールの長手
方向両端部近傍において50ガウス以上としたものが好
ましい。
によって上記課題を解決する。長手方向にのびる複数の
磁極を外周面に形成した乾式電子写真装置に用いられる
マグネットロールにあって、現像剤をマグネットロール
の外側のスリーブから引き離すための剥離ゾーン(極)
の磁束密度をマグネットロールの長手方向両端部近傍に
おいて中央部よりも大きくすると、マグネットロールの
両端部において、現像剤にマグネットロール方向への磁
気吸引力が作用する。
トロールの長手方向両端部近傍において50ガウス以上
とすると、上記磁気吸引力による作用がより確実とな
る。
数を4極あるいは6極にすると、互いに隣合う磁極の全
てが異極となるよう形成できることになり、マグネット
ロールの全周にわたって現像剤に対する磁気吸引力(現
像剤がすリーブ側に引きつけられる方向に働く力)が働
くことになる。
の詳細について説明する。図1には、本発明のマグネッ
トロールの磁束密度パターンを示している。図例のもの
は、(イ)としてマグネットロールの両端近傍における
磁束密度パターンを、(ロ)として(イ)以外の中央部
における磁束密度パターンをそれぞれ表している。
(イ)に示すように、マグネットロールの両端部におい
て6極構造とし、S3極を剥離ゾーン(極)部分と円周
上において同一位置に配置している。このS3極は50
ガウス以上の磁束密度とすることが、確実に本発明の効
果を得るためには望ましい。一方、この両端部以外の部
分、すなわち中央部においては(ロ)に示した磁束密度
パターンとしているが、これは従来のマグネットロール
と同一である。このような(ロ)に示した磁束密度パタ
ーンにおいては、図から明らかなように隣接するN2極
とN3極が同極となっており、同極に挟まれた部分Aで
は、現像剤に対してマグネットロールからの反発力が働
き、剥離ゾーン(極)として機能することが判ってい
る。従って、マグネットロールの中央部においては、こ
のN2極とN3極に挟まれた部分Aが剥離ゾーン(極)
となる。そしてこの部分Aと両端部におけるS3極と
が、円周上の同一位置に配置されている。図2には、こ
の剥離ゾーン(極)における長手方向の磁気力分布を、
現像剤の受ける吸引力と反発力として表している。図に
示しているように、両端部においてはS3極によって適
当な磁気吸引力が発生し、それ以外の中央部において
は、同極のN2極とN3極が隣合っているため、(イ)
のようにほとんど磁気吸引力が発生しないか、(ロ)の
ようにむしろ現像剤に対して(イ)とは逆に反発力とな
っている。
造によって実現できる。図は(イ)として側面図、
(ロ)として正面図を表している。図例のものは、N1
〜N3、S1、S2の計5極に相当する5つの磁石体を
シャフト3の周囲に貼り合わしてマグネットロールを構
成し、両端部のみS3極用の小片磁石を貼り付けたもの
である。このような構造とすることによって、図2に示
した長手方向の磁気力分布が得られる。
を付加的に設けたものであるが、次図としてこれとは逆
の構造のものも提案される。図4(イ)、(ロ)には、
別の実施例として、両端部における磁極数を減らした場
合の磁束密度パターンを表している。先に説明したよう
に、隣合う2つの磁極を同極にすると、2つの同極に挟
まれた部分で現像剤に対してマグネットロールからの反
発力が働く。従って、例えば図1(ロ)の磁束密度パタ
ーンに対して、N2極を無くして(イ)の磁極配置にし
たり、N3極を無くして(ロ)の磁極配置にして計4極
の磁極構成にすることにより、剥離ゾーン(極)のマグ
ネットロール両端部分において磁気吸引力を得ることが
できる。このような磁束密度パターンは図5の正面図に
示すように、貼り合わせタイプのマグネットロールにあ
っては、N2またはN3極に相当する磁石体の両端部を
カットしておけばよい。
ットロールについて説明したものであったが、一体成型
後に着磁を行うボンド磁石についても容易に適用でき
る。
によれば、以下の優れた効果が得られる。長手方向にの
びる複数の磁極を外周面に形成し、周方向に隣接する2
つの同極に挟まれた剥離ゾーンを長手方向に沿って備え
た乾式電子写真装置に用いられるマグネットロールであ
って、前記剥離ゾーンの両端部における前記2極間に異
極を配置したり、或いは前記2極の一方を無くした磁極
配置とすると、当該剥離ゾーン両端部において、現像剤
にマグネットロール方向への磁気吸引力が作用するの
で、剥離ゾーン(極)のマグネットロール両端部におい
て現像剤がこぼれ落ちることが無くなり、駆動部ギヤの
破損や駆動部のロックが発生したり、あるいは紙を汚し
たりすることが無くなる。具体的には、例えば前記剥離
ゾーンの両端部における前記2極間に異極用の小片磁石
を貼り付けたり、前記2極の一方の磁極に相当する磁石
体をカットすることにより上記効果が得られるのであ
る。
数を6極とし、それ以外の中央部における磁極数を5極
としたり、或いは長手方向両端部近傍における外周面の
磁極数を4極とし、それ以外の中央部における磁極数を
5極とすれば、当該両端部において互いに隣合う磁極の
全てが異極となるよう形成できることになり、当該両端
部においてマグネットロールの全周にわたって現像剤に
対する磁気吸引力が働くことになり、剥離ゾーン(極)
におけるマグネットロールの両端部での磁気吸引力を容
易に得ることができる。
ネットロールの長手方向両端部近傍において50ガウス
以上とすると、上記磁気吸引力による作用がより確実と
なり、一層の上記効果が得られる。このようなマグネッ
トロール構造は、張り合わせタイプや一体成型タイプの
マグネットロールに適用することが可能であり、結果と
して現像装置の信頼性向上に寄与することになる。
を表す説明図で、(イ)はマグネットロールの両端近傍
におけるパターン、(ロ)は(イ)以外の中央部におけ
るパターン
布を、現像剤の受ける吸引力と反発力として表した説明
図
図
度パターンを表す説明図で、(イ)は、図1(ロ)の磁
束密度パターンに対して、N2極を無くしたもの、
(ロ)は図1(ロ)の磁束密度パターンに対して、N3
極を無くしたもの
図
表す説明図
ドラム 3 シャフト 3a、3b シャフトの突出部 5 磁気シリンダー 7、9 フランジ m マグネットロール s スリーブ B ブレード
Claims (7)
- 【請求項1】 長手方向にのびる複数の磁極を外周面に
形成し、周方向に隣接する2つの同極に挟まれた剥離ゾ
ーンを長手方向に沿って備えた乾式電子写真装置に用い
られるマグネットロールであって、前記剥離ゾーンの両
端部における前記2極間に異極を配置したマグネットロ
ール。 - 【請求項2】 前記剥離ゾーンの両端部における前記2
極間に、異極用の小片磁石を貼り付けてなる請求項1記
載のマグネットロール。 - 【請求項3】 長手方向両端部近傍における外周面の磁
極数を6極とし、それ以外の中央部における磁極数を5
極とした請求項1又は2記載のマグネットロール。 - 【請求項4】 長手方向にのびる複数の磁極を外周面に
形成し、周方向に隣接する2つの同極に挟まれた剥離ゾ
ーンを長手方向に沿って備えた乾式電子写真装置に用い
られるマグネットロールであって、前記剥離ゾーンの両
端部における前記2極の一方を無くした磁極配置とした
マグネットロール。 - 【請求項5】 前記剥離ゾーンの両端部における前記2
極の一方の磁極に相当する磁石体をカットしてなる請求
項4記載のマグネットロール。 - 【請求項6】 長手方向両端部近傍における外周面の磁
極数を4極とし、それ以外の中央部における磁極数を5
極とした請求項4又は5記載のマグネットロール。 - 【請求項7】 前記剥離ゾーンの磁束密度を、マグネッ
トロールの長手方向両端部近傍において50ガウス以上
とした請求項1〜6の何れか1項に記載のマグネットロ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21758595A JP3438428B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | マグネットロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21758595A JP3438428B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | マグネットロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962104A JPH0962104A (ja) | 1997-03-07 |
JP3438428B2 true JP3438428B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=16706597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21758595A Expired - Fee Related JP3438428B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | マグネットロール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3438428B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21758595A patent/JP3438428B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0962104A (ja) | 1997-03-07 |
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