JP3437664B2 - 信号発生回路及びそれを用いた画像表示装置の調整方法 - Google Patents

信号発生回路及びそれを用いた画像表示装置の調整方法

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JP3437664B2 JP00552095A JP552095A JP3437664B2 JP 3437664 B2 JP3437664 B2 JP 3437664B2 JP 00552095 A JP00552095 A JP 00552095A JP 552095 A JP552095 A JP 552095A JP 3437664 B2 JP3437664 B2 JP 3437664B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/04Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
    • H04N17/045Self-contained testing apparatus

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ(TV)受像機等
の画像表示装置の完成製造工程において実施される受像
管の表示画面のホワイトバランス調整や画像の偏向歪み
・振幅の調整、確認等に必要なテスト用コンポジットビ
デオ(composite video)信号を疑似的
に発生させる疑似コンポジットビデオ信号発生回路及び
これを用いた画像表示装置の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ受像機やコンピュータや各
種測定器のディスプレイ等の画像表示装置の高画質化、
大型化に伴って受像管の口径が大きくなっており、それ
に伴って受像管(ブラウン管)周辺部等の調整が重要に
なってきている。この受像管周辺部等の調整として、テ
レビ受像機を例にとれば、その完成製造工程において、
製造されたテレビ受像機の外部に設けられた信号発生器
からテスト用コンポジットビデオ信号を取り込み、例え
ばTV画面のホワイバランス調整、色純度調整(PC調
整)、コンバー調整、及び画素の偏向歪み、振幅の調
整、確認等が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、外部に設けられた信号発生器を用いて受像管周辺
部等の調整を行っているので、完成製造工程が複雑化
し、調整のために多くの時間を要するばかりか、コスト
高になるという問題があった。さらに、テレビ受像機の
保守メンテナンス作業時に上記の受像管周辺部等の調整
を行うに際し、その外部信号発生器との配線作業やその
後の調整作業が煩雑化するという問題もあった。
【0004】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、テレビ受像機
等の画像表示装置の受像管周辺部等の調整を容易にして
完成製造工程の簡略化を可能とすることであり、また該
完成製造工程における時間・コストを低減し得る疑似コ
ンポジットビデオ信号発生回路及びこれを用いた画像表
示装置の調整方法を提供することである。
【0005】また、本発明の他の目的は、テレビ受像機
等の画像表示装置の受像管周辺部等の調整が容易で、保
守メンテナンス作業の効率化が可能な疑似コンポジット
ビデオ信号発生回路及びこれを用いた画像表示装置の調
整方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の本発明の第1の特徴は図1に示すよう
に、 (a)内部にカソード電極K、グリッド電極G1,G2
を配設した電子銃2を具備し、その周辺部に色純化磁石
3、静コンバーゼンス磁石4、および偏向ヨーク5を具
備した受像管(CRT)1; (b)該カソード電極に接続されたドライブ回路11,
12,13; (c)該ドライブ回路11,12,13に接続された色
信号再生回路41; (d)該色信号再生回路41へ接続された映像増幅回路
38; (e)該映像増幅回路38に接続された波形整形回路3
7; とを少なく共具備する画像表示装置において、波形整形
回路37に“ハイインピーダンス”、“1”,“0”の
3ステートの信号VOUT を供給する疑似コンポジットビ
デオ信号発生回路17aを内蔵したマイクロコンピュー
タ17が、さらにこの画像表示装置に内蔵されているこ
と、及びこの疑似コンポジットビデオ信号発生回路が図
4に示すように基本クロックに基づいて疑似水平同期信
号及び疑似垂直同期信号を生成する同期信号生成部20
0と画像の表示形態を設定する表示設定部28と表示設
定部28によって設定された画像の表示形態に従い、該
疑似水平同期信号HDV及び該疑似垂直同期信号VDV
に基づいて3ステートのパルス信号VOUT を生成する信
号発生器27とを少なく共具備し、該3ステートのパル
ス信号VOUT は前記波形整形回路37により疑似コンポ
ジットビデオ信号にSQCV 変換されることである。
【0007】より好ましくは、請求項2記載のように第
1の特徴において同期信号生成部200は図4に示すよ
うに基本クロック発生部21と基本クロック発生部21
より出力された基本クロックを所定の水平周期分まで繰
り返しカウントすると共に水平同期パルスHCKを生成
する水平周期カウンタ22と水平周期パルスを所定の垂
直周期分まで繰り返しカウントする垂直周期カウンタ2
3と水平周期カウンタ22のカウンタ値より前記疑似水
平同期信号HDV及び水平方向のタイミング信号S11
を生成する水平位置デコーダ24と、垂直周期カウンタ
23のカウンタ値より疑似垂直同期信号VDV及び垂直
方向のタイミング信号S12を生成する垂直位置デコー
ダ25とを少なく共具備し、信号発生器27は、表示設
定部28によって設定された画像の表示形態に従って水
平方向タイミング信号S11および垂直方向タイミング
信号S12から所定のタイミング信号を選択し、その選
択されたタイミング信号と前記疑似水平同期信号HDV
及び疑似垂直同期信号VDVとを合成して、3ステート
のパルス信号VOUT を生成する構成にすることである。
【0008】また、請求項4に記載の本発明の第2の特
徴は図1に示すような内部にカソード電極K、グリッド
電極G1 ,G2 を配設した電子銃2を具備し、その周辺
部に色純化磁石3、静コンバーゼンス磁石4、及び偏向
ヨーク5を具備した受像管1と、カソード電極Kに接続
されたドライブ回路11,12,13とグリッド電極G
2に接続されたスクリーン調整回路18とドライブ回路
11,12,13に接続されたカットオフドライブ調整
回路14,15,16とドライブ回路11,12,13
に接続された色信号再生回路41と色信号生成回路41
へ接続された映像増幅回路38と映像増幅回路38およ
び偏向ヨーク5に接続され、偏向ヨーク5に電圧を印加
する偏向回路39と映像増幅回路38に接続された波形
生成回路37と波形成形回路37に“ハイインピーダン
ス(Hz)”、“1”,“0”,の3ステートの信号V
OUT を供給するマイクロコンピュータ17とを少なく共
具備した画像表示装置の調整方法であって、マイクロコ
ンピュータ17に所定の信号を入力し、所定の3ステー
ト信号VOUT をマイクロコンピュータ17が出力し、波
形成形回路37により、3ステート信号VOUT を所定の
疑似コンポジットビデオ信号SQCV に変換し、疑似コン
ポジットビデオ信号SQCV を映像増幅回路38に供給
し、映像増幅回路38より色信号を出力し、色信号を色
信号再生回路41を介してドライブ回路11,12,1
3に所定の色信号を供給し、受像管1に所定の調整用映
像を表示し、この所定の調整用映像を用いてカソード電
極Kおよびグリッド電極G2に印加する電圧、色純化磁
石3の位置、静コンバーゼンス磁石4の位置、偏向ヨー
ク5の位置を変えることにより、受像管1の調整を行う
調整方法であることである。
【0009】
【作用】この画像表示装置に内蔵された疑似コンポジッ
トビデオ信号発生回路は、同時に画像表示装置に内蔵さ
れたマイクロコンピュータ17にも内蔵され、マイクロ
コンピュータ17に所望の調整用映像を受像管に表示さ
せるための所定の信号を入力することにより、所定の3
ステート信号VOUT をマイクロコンピュータ17の出力
として出力する。そして波形整形回路37により、3ス
テート信号VOUTを所定の疑似コンポジットビデオ信号
QCV に変換し、疑似コンポジットビデオ信号SQCV
映像増幅回路38に供給し、映像増幅回路38より色信
号を出力し、色信号を該色信号再生回路41を介してド
ライブ回路11,12,13に所定の色信号を供給し、
受像管1に所望の調整用映像を表示する。そして、所望
の調整用映像を用いて、カソード電極K,グリッド電極
2 に印加する電圧、色純化磁石3の位置、静コンバー
ゼンス磁石4の位置、偏向ヨーク5の位置等を変えるこ
とにより受像管1のホワイトバランス調整、色純度調整
等種々の調整を行うことを特徴とする。したがって、画
像表示装置の外部から、他の調整用の色信号発生器等を
画像表示装置に配線しなくてもよいことを特徴とする。
すなわち自分自身が色信号発生手段を有するため、受像
管の調整が短時間で簡単にできることとなる。ここでマ
イクロコンピュータ17はその内部に、図4に示すよう
な疑似水平同期信号HDV及び疑似垂直同期信号VDV
を生成する同期信号生成部200と、画像の表示形態を
設定する表示設定部28と、表示設定部28によって設
定された画像の表示形態に従い、疑似水平同期信号HD
V及び疑似垂直同期信号VDVに基づいて“ハイインピ
ーダンス(Hz)”,“1”,“0”の3ステート信号
VOUT を出力する信号発生器27を内蔵しマイクロコン
ピュータ17の出力,VOUT を波形成形回路37を介す
ることにより簡単に疑似コンポジットビデオ信号SQCV
を得ることができる。すなわち、従来のようなアナログ
手段により色信号を形成する必要はないので、色信号を
形成する回路も極めて簡単化できることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例に係るテレビ
受像機の要部構成を示すブロック図である。このテレビ
受像機は、NTSC方式で電送されたカラー画像を受像
するもので、カラー受像管1を有している。このカラー
受像管1のネック部内には、電子ビームの放出、制御、
加速、及び収束を行う電子銃2がR(赤)・G(緑)・
B(青)にそれぞれ対応して3個備えられ、それら各電
子銃2は、カソード電極K、第1グリッド電極G1 及び
第2グリッド電極G2 をそれぞれ配設している。さら
に、カラー受像管1のネック部の外周には、色純化磁石
3と、静コンバーゼンス磁石4とが受像管1のコーン部
に向けて順次取り付けられている。色純化磁石3は、後
述する色純化調整の際に使用され、ドーナツ状の永久磁
石を2枚重ね合わせもので、この2枚の開き角度を変え
ると磁界の強さが、また2枚同時に回転させると磁界の
方向が変わるようになっている。静コンバーゼンス磁石
4は、後述するコンバー調整に使用されるもので、赤の
電子ビームと青の電子ビームとを僅かに動かすため4極
磁石と6極磁石から成っている。
【0012】また、カラー受像管1のコーン部には、水
平偏向用と垂直偏向用のコイルが1組になった偏向ヨー
ク5が取り付けられ、偏向ヨーク5は、調整作業時は上
下、左右にその位置を振ることができるようになってい
る。また、ファンネル部のフェースプレート側には複数
の穴が開孔されたシャドウマスク(色選別機構)6が装
着されている。さらに、このシャドウマスク6の個々の
穴に対応して3色蛍光体面7が形成され、カラー受像管
1は、シャドウマスク6の穴に入射する3本の電子ビー
ムのそれぞれの入射角によって色選別を行う。すなわ
ち、この時、赤の電子銃2から送出された電子ビーム
は、シャドウマスク6の穴を通って赤の蛍光体7にだけ
当たり、緑は緑の蛍光体だけに、青は青の蛍光体だけに
それぞれ当たるように設計されている。
【0013】一方、カラー受像管1の3つの電子銃2の
各カソード電極Kには、R,G,Bドライブ回路11,
12,13がそれぞれ接続され、更にそのR,G,Bド
ライブ回路11,12,13には、Rカットオフ・ドラ
イブ調整回路14、Gカットオフ・ドライブ調整回路1
5及びBカットオフ・ドライブ調整回路16がそれぞれ
接続されている。R,G,Bドライブ回路11,12,
13は、原色信号R,G,Bをそれぞれ取り込んで前記
各カソード電極Kへドライブする回路である。R,G,
Bカットオフ・ドライブ調整回路14,15,16は、
受像管1のR,G,Bのカットオフ点を調整すると共
に、各カソード電極Kに加わるドライブ電圧を調整し、
R,G,B各色のアノード電流を変化させるための回路
であり、その調整はテレビ受像機のシャーシ又は受像機
内部の所定の操作盤に取り付けられた可変抵抗ツマミを
操作することにより行う。
【0014】また、本発明の実施例のテレビ受像機は、
その一構成部品としてのマイクロコンピュータ17を搭
載しており、そしてこのマイクロコンピュータ17に
は、当該テレビ受像機の完成製造工程において各種の受
像管周辺部等の調整を行うために使用されるテスト用映
像信号を疑似的に発生させる疑似コンポジットビデオ信
号発生回路17aが内蔵されている。疑似コンポジット
ビデオ信号発生回路17aから出力された“ハイインピ
ーダンス(Hz)”、“1”,“0”の3ステート信号
Vout は波形整形回路37に入力され、波形整形回路3
7から出力された疑似コンポジットビデオ信号SQCV
映像増幅回路38に入力される。波形整形回路37は図
2に示すような回路を用いればよい。映像増幅回路38
からは同期信号と色信号とが出力され、同期信号は偏向
回路39を介して偏向ヨーク5に印加される。一方、映
像増幅回路38から出力された色信号は色信号再生回路
41を介して、R,G,Bドライブ回路11,12,1
3に供給されるようになっている。
【0015】図3(a)は図2の波形整形回路の入力信
号IA と出力信号OB との関係を示すタイミングチャー
トで、図3(b)はテレビ画面のイメージを図3(a)
のタイミングチャートに対応させて示したものである。
マイクロコンピュータからは“ハイインピーダンス(H
z)”、“0”,“1”の3ステートの出力VOUT が出
力され、波形整形回路37通過後は図3(a)のOB
示すような映像信号(疑似ココンポジットビデオ信号)
QCV となり、図3(b)に示す画面イメージとなる。
図3(b)でHDは水平同期パルスである。
【0016】図1に示すようにカラー受像管1の第2グ
リッド電極G2にはスクリーン調整回路18が接続され
ている。スクリーン調整回路18は、各第2グリッド電
極G2に加わる第2グリッド電圧を調整するための回路
であり、その調整はテレビ受像機のシャーシ又は所定の
操作盤に取り付けられた可変抵抗ツマミを操作すること
により行う。
【0017】図4は、図1中の疑似コンポジットビデオ
信号発生回路17aの内部構成を示すブロック図であ
る。この疑似コンポジットビデオ信号発生回路17a
は、基本クロックCKを発生する基本クロック発生部2
1と、基本クロックCKを通常の水平周期分まで繰り返
しカウントすると共に水平同期パルスHCKを生成する
水平周期カウンタ22と、水平同期パルスHCKの数を
通常の垂直周期分まで繰り返しカウントする垂直周期カ
ウンタ23とを有し、水平周期カウンタ22及び垂直周
期カウンタ23の出力側が水平位置デコーダ24及び垂
直位置デコーダ25にそれぞれ接続されている。たとえ
ば、NTSC方式では水平周期は63.5μs、垂直周
期分のHCKパルスカウントは262.5回となる。水
平位置デコーダ24は、水平周期カウンタ22のカウン
タ値より疑似水平同期信号HDV及び水平方向の各種タ
イミング信号S11を生成する機能を有し、垂直位置デ
コーダ25は、垂直周期カウンタ23のカウンタ値より
疑似垂直同期信号VDV及び垂直方向の各種タイミング
信号S12を生成する機能を有している。そして、これ
ら水平位置デコーダ24及び垂直位置デコーダ25の出
力側は、信号発生器27に接続されている。この信号発
生器27は、TV画面の表示形態を設定するための画面
表示設定信号S13を出力する表示設定部28に接続さ
れ、該表示設定部28からの画面表示設定信号S13に
従って、前記各種タイミング信号S11,12から必要
なタイミング信号を選択し、その選択されたタイミング
信号と疑似水平同期信号HDV及び疑似垂直同期信号V
DVとを合成することにより、“Hz(ハイインピーダ
ンス)”,“1”,“0”の3ステート信号VOUT を出
力するものである。
【0018】図5は本実施例に係る疑似コンポジットビ
デオ信号発生回路を具備したマイコン17の全体のシス
テムブロック図である。ただし、簡単化するため、割込
み制御回路、システム制御回路、タイミングジュネレー
タ等は図示を省略している。たとえばリモートコントロ
ール操作盤や、テレビ受像機のシャーシや内部の操作盤
のキー等を操作することにより、所望の疑似コンポジッ
ト信号に対応する入力信号をマイコン17の入出力ポー
トに入力すると、この入力信号に対してマイコン17の
プログラムメモリ(ROM)42に内蔵されたソフトウ
ェアによる処理がなされ、その処理された対応する信号
がデータバス43を介して表示設定部28に送られる。
そして表示設定部28から図4に示したように画面表示
設定信号S13が出力され、信号発生器27から“H
z”,“1”,“0”の3ステート信号がマイコン17
の出力VOUT として出力される。
【0019】本実施例では、マイコンの出力の3ステー
ト信号VOUT は波形整形回路37を介して疑似コンポジ
ットビデオ信号SQCV として出力されるが、これらの疑
似コンポジット信号SQCV は後述の調整作業に対応し
て、全白信号(図6(a))、白/黒信号(図6
(b))、RGB単色信号(図6(c))、クロスハッ
チ信号(図6(d))、ドット信号(図6(e))、ク
ロス/ドット信号(図6(f))、及び黒クロス信号
(図6(g))のような信号である。なお、図6(c)
は図6(a)と区別する便宜上、細かなクロスハッチで
表現しているが、実際には全面単色の映像となる信号で
あることはもちろんである。同様に図6(b)の斜線部
は全面黒を意味する。
【0020】次に、テレビ受像機の完成製造工程で行わ
れる本実施例の各種調整作業を具体的に説明する。
【0021】(1)連続ヒートラン この連続ヒートランは、テレビ受像機を構成するカラー
受像管1やその他の初期不良を検出するための作業であ
る。すなわち、最も負荷のかかる白色の表示を所定の時
間カラー受像管1に表示し、テレビ受像機に負荷をかけ
るものである。具体的には、リモートコントロール操作
盤等を用いて前記疑似コンポジットビデオ信号発生回路
17aの表示設定部28を全白表示用に設定し、疑似コ
ンポジットビデオ信号SQCV として全白信号を生成し、
これを映像増幅回路、色信号再生回路、およびR,G,
Bドライブ回路11,12,13を介してカラー受像管
1のカソード電極Kに供給することにより、図6(a)
に示すようにカラー受像管1の画面全体を所定の時間白
色に表示させ、初期不良を検出する。このようにして、
本発明によれば、テレビ受像機の完成製造工程における
連続ヒートラン試験が、特に外部回路との配線作業を供
うこともなく簡単かつ容易にすることが可能となる。こ
れにより、完成製造工程における時間・コストを低減す
ることができる。
【0022】(2)ホワイトバランス調整 カラー受像管1で白黒の画像を精度よく再現するには、
3つの電子銃2から放射される電子ビームの割合を蛍光
体7の発光能率などによってある値に設定する必要があ
る。この割合は画像の明るい部分、あるいは暗い部分で
あっても同じでなければならず、これに誤差がある場合
には白黒画像全体に色が付き、カラー放送受信時に正確
な色再現ができなくなる。そこで、ホワイトバランス調
整として、R,G,Bの各電子銃2の動作点とアノード
電流特性を調整し、画像の明るい部分や暗い部分であっ
ても特定の色が付かない画像にするのがホワイトバラン
ス調整である。具体的には、以下に述べる手順でカラー
受像管1のスクリーン調整、赤・緑・青のカットオフ調
整、及び青・赤(緑)のドライブ調整を行う。
【0023】まず、リモートコントロール操作盤等の
操作盤による操作を行ない、マイコン17に所定の信号
を入力しテレビ受像機の自動調節関係をすべて解除した
後に、疑似コンポジットビデオ信号発生回路17aの表
示設定部28を白/黒表示用に設定し、疑似コンポジッ
トビデオ信号SQCV として白/黒信号を生成し、これを
映像増幅回路、色信号再生回路およびR.G.Bドライ
ブ回路11,12,13を介してカラー受像管1の3つ
のカソード電極Kに供給することにより、図6(b)に
示すようにカラー受像管1の画面を白色と黒色の2色に
表示する。
【0024】リモートコントロール操作盤あるいは他
の所定の操作盤の操作によりコントラスト調節を最低に
すると共に、明るさ調節を最大にした後、スクリーン調
整、赤・緑・青のカットオフ調整を操作盤等に取り付け
られたそれぞれの可変抵抗ツマミを回転し、最低にした
後に約1/4回転程度戻す。
【0025】操作盤のサービススイッチを切り換えて
ラスターを横線1本にした後、スクリーン調整の可変抵
抗ツマミを徐々に回転して、赤、緑、青のいずれかの色
の1色がかすかに見える位置に合わせる。
【0026】カットオフ調整の可変抵抗ツマミを操作
して、各色のアノード電流を増加させ赤、緑、青がかす
かに見える位置に合わせた後に、サービススイッチを元
に戻して画面を出す。
【0027】赤、青ドライブ調整の可変抵抗ツマミ、
あるいは緑と青とドライブ調整の可変抵抗ツマミを操作
して、明るい画面で白黒画像、すなわち色が付かないよ
うに調整した後に、明るさ調整を絞り、暗い画面でも色
がついていないことを確認する。もし、色が付いていれ
ば〜の調整を繰り返す。
【0028】また、上記ホワイトバランス調整にホワイ
トバランス調整測定器を使用する場合は、まずホワイト
バランス調整測定器自身を校正する必要が生じる場合が
ある。このために、テレビ受像機からの赤・緑・青色の
単色信号を校正用の基準信号としてホワイトバランス調
整測定器の外部から与えて調整を行う。その際に、リモ
ートコントロール操作盤等を用いてテレビ受像機の内部
の前記疑似コンポジットビデオ信号発生回路17aの表
示設定部28をR・G・B単色表示用に設定し、疑似コ
ンポジットビデオ信号SQCV としてR・G・B単色信号
を生成し、これを映像増幅回路38、色信号再生回路4
1、およびR,G,Bドライブ回路11,12,13を
介してカラー受像管1のカソード電極Kに供給すること
により、図6(c)に示すようにカラー受像管1の画面
を赤/緑/青色のうちの一色に表示する。この受像管1
の画面の色を用いて、ホワイトバランス調整測定器を校
正することにより、テレビ受像機の完成製造工程や保守
メンテナンス作業時で実施されるホワイトバランス調整
作業を何ら特別の配線作業等を伴うことなく容易にする
ことが可能となる。これにより、完成製造工程における
時間・コストを低減することができると共に、保守メン
テナンス作業においても、ホワイトバランス調整用の電
源等を各家庭等の現場に持参する必要もなく、その効率
化が可能となる。また、ホワイトバランス調整測定器の
校正も容易となり、現場でホワイトバランス調整測定器
の異常が発生した場合も、簡単に再校正が行なえるた
め、保守メンテナンスが高効率に可能となる。
【0029】(3)画像の偏向歪み・振幅の調整/確認 リモートコントロール操作盤等を用いて所定の入力信号
をマイコン17に入力し、疑似コンポジットビデオ信号
発生回路17aの表示設定部28をクロスハッチ表示用
に設定し、疑似コンポジットビデオ信号SQCV としてク
ロスハッチ信号を生成し、これを映像増幅回路38、色
信号再生回路41、およびR,G,Bドライブ回路1
1,12,13を介してカラー受像管1のカソード電極
Kに供給することにより、カラー受像管1の画面に図6
(d)に示すような格子状パターンを表示する。この画
面により、画像の偏向歪みや振幅を確認し、調整するこ
とができるので、テレビ受像機の完成製造工程や保守メ
ンテナンス作業時で実施される画像の偏向歪みや振幅の
調整およびその確認作業を何ら特別の配線作業を伴うこ
ともなく容易にすることが可能となる。これにより、完
成製造工程における時間・コストを低減することができ
ると共に、現場にR,G,Bドライブ回路用の疑似コン
ポジットビデオ信号発生器やその他の電源を搬入する必
要もなくなるので保守メンテナンス作業の効率化が可能
となる。
【0030】(4)画面調整 同様にマイコン17に所定の入力信号を送り、疑似コン
ポジットビデオ信号発生回路17aの表示設定部28を
ドットパターン表示用に設定し、疑似コンポジットビデ
オ信号SQCV としてドット信号を生成し、これを映像増
幅回路38、色信号再生回路41、およびR,G,Bド
ライブ回路11,12,13を介してカラー受像管1の
カソード電極Kに供給することにより、カラー受像管1
の画面に図6(e)に示すようなドットパターンを表示
する。そしてこの画面を観察して、画面調整を行なうこ
とにより、テレビ受像機の完成製造工程や保守メンテナ
ンス作業時で実施される画像調整において調整作業を何
ら特別の配線を伴うこともなく容易にすることが可能と
なる。特に受像管周辺は高電圧回路があるが、本発明に
よれば、危険な配線もなく安全である。これにより、完
成製造工程における時間・コストを低減することができ
ると共に、各家庭、ユーザー等の現場に信号発生器や電
源を搬入する必要なく保守メンテナンス作業の効率化が
可能となる。
【0031】(5)コンバー調整 カラー受像管1のR,G,B、3つの電子銃2のうち中
央にある緑の電子銃2は、カラー受像管1の中心軸と一
致し、そしてその左右の赤と青との電子銃2は決められ
た蛍光体7に電子ビームが3つとも重なって当たるよう
に設計されている。しかし、実際には多少のずれがあっ
て電子ビームが重ならないことが多く、そのため、静コ
ンバーゼンス磁石4によって磁界を加え、画面の中心部
で重ね合わせる調整をコンバー調整という。このコンバ
ー調整は次の手順で行う。
【0032】まず、本発明の画像表示装置のリモート
コントロール操作盤等を用いて、マイコン17に所定の
信号入力を行い、前記疑似コンポジットビデオ信号発生
回路17aの表示設定部28をクロス/ドット表示用に
設定し、疑似コンポジットビデオ信号SQCV としてクロ
ス/ドット信号を生成し、これを映像増幅回路38、色
信号再生回路41、およびR,G,Bドライブ回路1
1,12,13を介してカラー受像管1のカソード電極
Kに供給することにより、カラー受像管1の画面に図6
(f)に示すようなドットと格子状パターンを表示す
る。
【0033】静コンバーゼンス磁石4は、4極磁石と
6極磁石とからなることは前述したが、この4極磁石を
画面中央部のクロスハッチ部分に着目しながら調整して
赤と青の縦ラインを重ね合わせてマゼンタにすると共
に、さらに4極磁石を調整して赤と青の横ラインを重ね
合わせてマゼンタにする。
【0034】静コンバーゼンス磁石4の6極磁石を調
整して緑とマゼンタの縦ラインを重ね合わせると共に、
さらに6極磁石を調整して緑とマゼンタの横ラインを重
ね合わせて白にする。
【0035】〜の調整作業で画面中央部の赤、緑、
青の縦のラインと横のラインが重なり合う。
【0036】次に、画面周辺部の色ずれを調整する。
具体的には、偏向ヨーク5の位置を上下、又は左右に振
りながら補正し、赤、緑、青の3つの色を重ね合わせ、
調整が完了したら、受像管1のコーン部と偏向ヨーク5
の間にゴム製のクサビを入れて偏向ヨーク5を固定す
る。このような調整法を用いることにより、テレビ受像
機の完成製造工程や保守メンテナンス作業時で実施され
るコンバー調整において調整作業を何ら特別な配線を伴
うこともなく容易かつ安全にすることが可能となる。こ
れにより、完成製造工程における時間・コストを低減す
ることができると共に、現場に信号発生器等を搬入する
必要なく保守メンテナンス作業の効率化が可能となる。
【0037】(6)色純度調整(PC調整) 上述したように、カラー受像管1は、R,G,Bの3つ
の電子銃2から送出された電子ビームが赤、緑、青のそ
れぞれの蛍光体7に当たるように設計されている。しか
し実際には、電子銃2の製造上のわずかなばらつきや偏
向ヨーク5との組み合わせ、あるいは外部磁界などによ
り、電子ビームが所定の蛍光体7に正しく当たらないこ
とがあり、それによって画面に色むらができる。これを
色純度不良という。そこで、色純度調整を行うことによ
り、画面全面が色むらなく、一様な色を再現できるよう
にする。具体的には、マイコン17に所定の入力信号を
リモートコントロール操作盤やその他の操作盤を用いて
入力し、前記疑似コンポジットビデオ信号発生回路17
aの表示設定部28を十文字クロスパターン表示用に設
定し、疑似コンポジットビデオ信号SQCV として黒クロ
ス信号を生成し、これをカラー受像管1のカソード電極
Kに供給することにより、カラー受像管の画面に図6
(g)に示すような十文字のクロスパターンを表示す
る。そして、この十文字のクロスパターンに着目し、偏
向ヨーク5の位置を僅かに前後に動かすことと、色純化
磁石3を調整することによって、全面が色むらなく、一
様な色を再現できるようにする。したがって、テレビ受
像機の完成製造工程や保守メンテナンス作業時で実施さ
れる色純度調整等の調整において調整作業を容易にする
ことが可能となる。これにより、完成製造工程における
時間・コストを低減することができると共に、保守メン
テナンス作業の効率化が可能となる。特にテレビ受像機
の高画質化、大型化に伴って、受像管1の口径が大きく
なっている現在、色純度不良は特に偏向角度の大きい大
型カラー受像管に発生しやすいが、上述の手法によれば
その調整は容易であり、その結果、時間、コストを低減
することができることとなる。とりわけ、色純度不良に
関しては、住宅に使用されている鉄筋や鉄骨が磁化され
て発生する磁界などもあり、さらに地磁気の影響が場所
によって異なる場合もあり、しばしば、再調整が必要な
場合が生じる。この場合、各家庭における調整,保守メ
ンテナンスに際し、専用の電源を各家庭まで持参し、複
雑な配線を行う必要もなくなるので、画像表示装置の、
調整、保守メンテナンスが短時間かつ容易に行うことが
可能となる。
【0038】なお、以上の実施例における説明はNTS
C方式の受像機について説明したがハイビジョン(HD
TV)受像機でもよい。また、カラー受像管にて例示を
したのであって、白黒テレビ受像機であってもよいこと
はもちろんである。またテレビ受像機に限らず、各種ブ
ラウン管オシロスコープ等の測定器のディスプレイや、
コンピューター用の各種ディスプレイ、ゲーム機器等の
ディスプレイ等の他の画像表示装置に適用できることは
もちろんである。特に超大型スクリーン(VLS)等に
本発明を用いると好適である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、基本クロックに基づいて疑似水平同期信号及び疑似
垂直同期信号を生成する同期信号生成部と、画像の表示
形態を設定する表示設定部と、前記表示設定部によって
設定された画像の表示形態に従い、前記疑似水平同期信
号及び疑似垂直同期信号に基づて3ステートのパルス信
号VOUT を出力する生成する信号発生器とをテレビ受像
機等の画像表示装置のマイクロコンピュータ内に備え、
このマイクロコンピュータから出力される3ステートの
パルス信号VOUT を波形整形回路を通すことによって簡
単に疑似コンポジットビデオ信号SQCV を得ることがで
きる。すなわち、従来のアナログ回路による疑似コンポ
ジットビデオ信号生成に比してはるかに単純化された回
路により受像管の調整用の色信号を供給することができ
る。しかも、疑似コンポジットビデオ信号等の色信号生
成回路が、画像表示装置に内蔵されているので、調整の
毎に外部から配線する必要なくなる。
【0040】したがって本発明によれば、テレビ受像機
等の画像表示装置の完成製造工程や保守メンテナンス作
業時に実施される受像管周辺部等の調整作業を容易にす
ることが可能となる。これにより、完成製造工程におけ
る時間・コストを低減することができると共に、保守メ
ンテナンス作業の効率化が可能となる。
【0041】特に、水平周期カウンタ及び垂直周期カウ
ンタのカウンタ値を用いて、前記疑似水平同期信号及び
前記疑似垂直同期信号を生成するようにしたので、NT
SC方式やハイジョン(HDVT)方式等種々のテレビ
ジョン方式に準拠した疑似コンポジットビデオ信号を簡
易的確に生成することが可能となり、汎用性も広く、か
つ安価に製造できる。
【0042】特にテレビ受像機等各種の画像表示装置の
高画質化、大型化に伴って、受像管の口径が多くなって
いる現在、色純度不良は特に偏向角度の大きい大型カラ
ー受像管に発生しやすいが、本発明によればその調整を
容易にし、時間、コストを低減することができる。テレ
ビ受像機の調整は工場出荷時に調整され、動作も安定
し、信頼性が向上している。したがって、通常は出荷後
各家庭等のユーザーの現場で調整を行うことはまれであ
るが色純度不良に関しては住宅に使用されている鉄筋や
鉄骨が磁化されて発生する磁界などもあり、さらに地磁
気の影響が場所によって異なる場合もあり、再調整が必
要な場合が生じる。こような色純度調整に限らず、本発
明によれば、ホワイトバランス調整,画面調整,画像の
偏向歪み調整等種々の各家庭等現場における調整,保守
メンテナンスが、従来のようにR,G,Bドライブ回路
に色信号を印加するための信号発生器や、そのための各
種の電源を現場まで持参し、複雑な配線を行う必要もな
く、調整、保守メンテナンスが短時間かつ容易に行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るテレビ受像機の要部構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の波形整形回路37の一例を示す図であ
る。
【図3】図3(a)は波形整形回路を用いて疑似コンポ
ジットビデオ信号を形成する場合のタイミングチャート
の一例で、図3(b)はそれに対応した表示画面上のイ
メージ図である。
【図4】図1中の疑似コンポジットビデオ信号発生回路
の内部構成を示すブロック図である。
【図5】マイクロコンピュータ17の概略のシステムブ
ロック図であり、システム制御回路、割込み制御回路等
の図示は簡単化のため省略している。
【図6】各種のコンポジットビデオ信号の画面表示例を
示す図である。
【符号の説明】
1 カラー受像管 2 電子銃 3 色純化磁石 4 静コンバーゼンス磁石 5 偏向ヨーク 6 シャドウマスク 7 螢光体 11 Rドライブ回路 12 Gドライブ回路 13 Bドライブ回路 14 Rカットオフドライブ調整回路 15 Gカットオフドライブ調整回路 16 Bカットオフドライブ調整回路 17 マイクロコンピュータ 17a 疑似コンポジットビデオ信号発生回路 18 スクリーン調整回路 21 基本クロック発生部 22 水平周期カウンタ 23 垂直周期カウンタ 24 水平位置デコーダ 25 垂直位置デコーダ 27 信号発生器 28 表示設定部 37 波形成形回路 38 映像増幅回路 39 偏向回路 41 色信号再生回路 42 プログラムメモリ(ROM) 43 データバス 200 同期信号生成部 HDV 疑似水平同期信号 VDV 疑似垂直同期信号 S11,S12 各種タイミング信号 VOUT 3ステート信号 SQCV 疑似コンポジットビデオ信号 Hz ハイインピーダンス HD 水平同期パルス
フロントページの続き (72)発明者 大力 健 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝 半導体システム技術セン タ―内 (56)参考文献 特開 平1−304493(JP,A) 特開 平6−6832(JP,A) 特開 平6−14349(JP,A) 特開 平5−130648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 17/00 - 17/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 “ハイインピーダンス”、“1”,
    “0”,の3ステートのパルス信号を出力するマイクロ
    コンピュータと、前記3ステートのパルス信号を受像管
    の調整に必要な調整用映像を生成するための疑似コンポ
    ジットビデオ信号に変換する波形整形回路とを備える信
    号発生回路であって、前記マイクロコンピュータに内蔵
    された疑似コンポジットビデオ信号発生回路は、 基本クロックに基づいて疑似水平同期信号及び疑似垂直
    同期信号を生成する同期信号生成部と、 画像の表示形態を設定する表示設定部と、 該表示設定部によって設定された前記画像の表示形態に
    従い、前記疑似水平同期信号及び前記疑似垂直同期信号
    に基づいて前記3ステートのパルス信号を生成する信号
    発生器とを備え、前記疑似コンポジット信号に対応する入力信
    号を前記マイクロコンピュータの入出力ポートに入力す
    ると、前記入力信号に対して前記マイクロコンピュータ
    のプログラムメモリに内蔵されたソフトウェアによる処
    理が前記マイクロコンピュータでなされ、その処理結果
    に対応する信号がデータバスを介して前記表示設定部に
    送られ、前記画像の表示形態が前記受像管の調整用に設
    定される ことを特徴とする信号発生回路。
  2. 【請求項2】 前記同期信号生成部は 基本クロック発生部と該基本クロック発生部より出力さ
    れた基本クロックを所定の水平周期分まで繰り返しカウ
    ントすると共に水平同期パルスを生成する水平周期カウ
    ンタと前記 水平同期パルスを所定の垂直周期分まで繰り返しカ
    ウントする垂直周期カウンタと前記 水平周期カウンタのカウンタ値より前記疑似水平同
    期信号及び水平方向のタイミング信号を生成する水平位
    置デコーダと前記 垂直周期カウンタのカウンタ値より疑似垂直同期信
    号及び垂直方向のタイミング信号を生成する垂直位置デ
    コーダ とを少なく共具備し、前記信号発生器は、前記表示設定
    部によって設定された画像の表示形態に従って前記水平
    方向及び垂直方向のタイミング信号から所定のタイミン
    グ信号を選択し、その選択されたタイミング信号と前記
    疑似水平同期信号及び疑似垂直同期信号とを合成して、
    前記3ステートのパルス信号を生成することを特徴とす
    る請求項1に記載の信号発生回路。
  3. 【請求項3】 前記マイクロコンピュータが、テレビ受
    像機の自動調節関係をすべて解除した後に、前記表示設
    定部が前記表示形態を設定し、前記疑似コンポジットビ
    デオ信号が、前記波形整形回路に接続された映像増幅回
    路及び、該映像増幅回路に接続された色信号再生回路を
    介して、前記受像管のカソード電極のドライブ回路へ供
    されることにより、前記受像管の画面が前記調整用映
    像を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の信
    号発生回路。
  4. 【請求項4】 内部にカソード電極、グリッド電極を配
    設した電子銃を具備し、その周辺部に色純化磁石、静コ
    ンバーゼンス磁石、及び偏向ヨークを具備した受像管
    と、前記カソード電極に接続されたドライブ回路と前記
    グリッド電極に接続されたスクリーン調整回路と前記
    ライブ回路に接続されたカットオフドライブ調整回路と
    前記ドライブ回路に接続された色信号再生回路と該色信
    号再生回路へ接続された映像増幅回路と該映像増幅回路
    及び前記偏向ヨークに接続され、前記偏向ヨークに電圧
    を印加する偏向回路と前記映像増幅回路に接続された波
    形生成回路と該波形成形回路に“ハイインピーダン
    ス”、“1”,“0”,の3ステートのパルス信号を供
    給するマイクロコンピュータとを少なく共具備した画像
    表示装置の調整方法であって、前記 マイクロコンピュータの入出力ポート前記疑似コ
    ンポジット信号に対応する入力信号を入力し、前記入力信号に応じて、前記マイクロコンピュータのプ
    ログラムメモリに内蔵されたソフトウェアによる処理
    を、前記マイクロコンピュータが実行し、 前記処理結果に対応する信号が前記マイクロコンピュー
    タのデータバスを介して表示設定部に送られ、 該表示設定部において、画像の表示形態が設定され、 前記画像の表示形態に従い、前記3ステートのパルス信
    前記マイクロコンピュータが出力し、前記 波形整形回路により、前記3ステートのパルス信号
    前記疑似コンポジットビデオ信号に変換し、前記 疑似コンポジットビデオ信号を前記映像増幅回路に
    供給し、前記 映像増幅回路より色信号を出力し、 該色信号を前記色信号再生回路を介して前記ドライブ回
    路に前記色信号を供給し、前記受像管に調整用映像を表
    示し、 該調整用映像を用いて前記カソード電極及び前記グリッ
    ド電極に印加する電圧、前記色純化磁石の位置、前記
    コンバーゼンス磁石の位置、前記偏向ヨークの位置を変
    えることにより、前記受像管の調整を行うことを特徴と
    する画像表示装置の調整方法。
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