JPH10322728A - マルチカソード型crtのコンバーゼンス評価装置 - Google Patents

マルチカソード型crtのコンバーゼンス評価装置

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JPH10322728A
JPH10322728A JP12388397A JP12388397A JPH10322728A JP H10322728 A JPH10322728 A JP H10322728A JP 12388397 A JP12388397 A JP 12388397A JP 12388397 A JP12388397 A JP 12388397A JP H10322728 A JPH10322728 A JP H10322728A
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JP
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crt
address
image
screen
convergence
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JP12388397A
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English (en)
Inventor
Koji Ichigaya
弘司 市ヶ谷
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SEFUTO KENKYUSHO KK
Original Assignee
SEFUTO KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多ビームモノクロCRTやマルチカソード型
カラーCRTのように、単一色の蛍光体に複数の電子ビ
ームを照射するタイプのCRTの製造に必要なコンバー
ゼンスの調整を容易かつ迅速に行うことができるマルチ
カソード型CRTのコンバーゼンス評価装置を提供す
る。 【解決手段】 演算回路23は、同一色の蛍光体に照射
される複数の電子ビームについて、信号発生回路20か
らの映像信号によりそれぞれの電子ビームごとに表示さ
れた映像に基づいて、光センサ12が設けられた点の画
像領域でのアドレスを、各電子ビームごとに算出する。
この演算回路23は、各電子ビームによるアドレスの差
分から集束ずれの状態を定量的に評価し、その結果を表
示装置25に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多ビームモノクロ
CRTやマルチカソード型カラーCRTなどのコンバー
ゼンスを評価するマルチカソード型CRTのコンバーゼ
ンス評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機のブラウン管やパソ
コン用のマンマシンインターフェースとして用いられる
CRT(Cathode−Ray Tube)は、高真
空とされたガラスバルブのフェースプレート内側に蛍光
体粉末を塗布して蛍光面を形成し、この蛍光面上に電子
ビームを照射して走査することにより、蛍光体を発光さ
せて映像を表示する。
【0003】カラー映像を表示するCRTでは、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)の3色(三原色)の蛍
光体が、非常に細かいドット状に規則正しく配列するよ
うに蛍光面に塗布されている。また、それぞれの蛍光体
に電子ビームを照射するために、3本の電子銃が用いら
れる。各電子銃から発射された3本1束の電子ビーム
は、蛍光面上で集束するよう調整された状態で、偏向ヨ
ークによって磁気的に偏向され、蛍光面上をラスター走
査する。
【0004】蛍光面の手前近傍には、色選別を行うため
のシャドウマスクが取り付けられている。シャドウマス
クには、多数の穴又はスロットが所定ピッチで設けら
れ、それぞれの穴又はスロットは、R,G,B3個一組
の連続するドット状の蛍光体と対応している。蛍光面の
全面を走査している各電子ビームのビーム径は、シャド
ウマスクの穴もしくはスロットよりも大きく、シャドウ
マスクの穴もしくはスロットを通過した電子は蛍光面に
到達して蛍光体を発光させるが、それ以外の多くの電子
はシャドウマスクに遮られて蛍光面には達しない。
【0005】各電子ビームの偏向中心と、シャドウマス
クの各穴の中心とを結ぶ直線は、その穴に対応する3つ
の蛍光体のうちそれぞれの電子ビームがランディングす
べき蛍光体の中心を通るよう設計されている。シャドウ
マスクが設けられていることにより、例えばR用の電子
銃から発射された電子ビームがある穴を通過した場合、
この電子ビームは、その穴に対応する3個の蛍光体R,
G,Bのうち、Rの蛍光体には照射されるが、シャドウ
マスクに遮られることによりG及びBの蛍光体には照射
されない。G用の電子銃と蛍光体G、B用の電子銃と蛍
光体Bについても同様の関係がある。かかる機構によ
り、色選別が行われる。
【0006】カラーCRTの場合、R,G,B用の3本
の電子ビームは、画面上のどの位置に偏向されても一つ
に集まるようにしなければならない。この3本のビーム
の重なりをコンバーゼンスという。R,G,B用の3本
の電子ビームが適正に集束されないと、色ずれの状態に
なる。逆に、カラーCRTの場合には、この色ずれの具
合から、電子ビームのコンバーゼンスの状態を把握でき
る。熟練技術者であれば、色ずれの状態を目視しながら
色ずれが小さくなるようフェライトシートを偏向ヨーク
に貼付するなど、従来から慣用的に行われている方法で
CRTのコンバーゼンスの調整を行うことができる。
【0007】ところで、モノクロCRTの場合は、電子
銃が1本だけ設けられているのが普通であるが、特殊な
用途のモノクロCRTでは、複数の電子銃が設けられた
ものがある。このようなCRTは、多ビームモノクロC
RTと呼ばれ、単色の蛍光体が塗布された蛍光面に対し
て複数の電子銃から発射された複数の電子ビームを集束
させた状態で偏向する。多ビームモノクロCRTは、カ
ラーCRTのシャドウマスクを取り外し、蛍光面に単色
の蛍光体を塗布すればよいだけなので、既存の技術を用
いて、極めて容易に製造することができる。電子銃を複
数にして、蛍光体に到達する電子ビームの量を多くすれ
ば、蛍光体が発する光の輝度はそれだけ高くなる。この
ため、多ビームモノクロCRTは、高い輝度が必要とさ
れる3管式のカラープロジェクター、とりわけ業務用の
大画面カラープロジェクターなどに利用することが考え
られる。
【0008】図13は、一般的なカラープロジェクタの
原理的な構造の概略を示した図である。一般的なカラー
プロジェクターには、図13に示すように、R,G,B
それぞれについて1本ずつ、合計3本のモノクロCRT
60R,60G,60Bが設けられている。各モノクロ
CRT60R,60G,60Bには、画面に表示された
画像がスクリーンに拡大投影されるようにレンズ61
R,61G,61Bが設けられている。各CRTの蛍光
面上で形成される各色のモノクロ映像は、レンズ61
R,61G,61Bによって光学的にスクリーン62上
に拡大投影されて混色され、これによりスクリーン62
上に大画面のカラー映像が表示される。
【0009】このような構造のカラープロジェクター
は、スクリーン上での映像の明るさが各CRTの輝度に
依存する。このため、カラープロジェクターの中には、
各CRTの輝度を高めるために、図13のモノクロCR
T60R,60G,60Bとして、例えば前述のような
3本の電子銃を備えた多ビームモノクロCRTを用いる
が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】多ビームモノクロCR
Tの場合には、複数の電子ビームを正しく集束した状態
で偏向しないと、表示された映像がぼけた状態となる。
したがって、コンバーゼンスの調整は多ビームモノクロ
CRTの製造においても、カラーCRTの場合と同じく
必須の工程となる。尚、「コンバーゼンス」といった場
合は、一般にはカラーCRTにおける3本の電子ビーム
の集束状態を指すが、本明細書では、多ビームモノクロ
CRTにおける複数の電子ビームの集束状態について
も、カラーCRTの場合と同様に「コンバーゼンス」と
いうものとする。
【0011】ところで、多ビームモノクロCRTの場
合、それぞれの電子ビームが照射された蛍光体が発する
光の色はすべて同じである。このため、多ビームモノク
ロCRTのコンバーゼンス調整についても、従来のカラ
ーCRTのコンバーゼンス調整と同じく技術者の目視に
頼ることにすると、各電子ビームによる蛍光体の発光色
がまったく同じであるため、カラーCRTのように色ず
れを尺度にコンバーゼンスの良否を評価することができ
ない。このため多ビームモノクロCRTのコンバーゼン
スの調整は、熟練技術者が行う場合であっても非常に手
間のかかるものとなる。
【0012】前述のように、多ビームモノクロCRTの
製造そのものは非常に容易であり、製造そのものにかか
るコストは非常に低い。しかしながら、困難なコンバー
ゼンス調整に大きなコストがかかるため、全体としての
コストが上昇し、そのことが多ビームモノクロCRTの
普及を妨げる最大の要因となっている。また、カラーC
RTについても、各色の電子銃を例えば3本ずつ合計9
本設けたマルチカソード型とすることによって輝度を上
げることができでると考えられる。実際に、このような
カラーCRTの実現可能性については従来から議論され
てきた。しかしながら、この場合も、同一色の蛍光体を
発光させる複数の電子ビームを、許容できる程度まで集
束させるコンバーゼンス調整が困難であることから、こ
れまでのところ実現されていない。尚、本明細書では、
多ビームモノクロCRTやマルチカソード型カラーCR
Tのように一色の蛍光体に複数の電子ビームを照射する
タイプのCRTを、一括してマルチカソード型CRTと
呼ぶものとする。
【0013】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、多ビームモノクロCRTやマルチカソード型
カラーCRTのように、単一色の蛍光体に複数の電子ビ
ームを照射するタイプのCRTの製造に必要なコンバー
ゼンスの調整を容易かつ迅速に行うことができるマルチ
カソード型CRTのコンバーゼンス評価装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、マルチカソード型CRTの、一つの色
の蛍光体に同時に照射される複数の電子ビームのコンバ
ーゼンスを評価するマルチカソード型CRTのコンバー
ゼンス評価装置において、CRT画面上での輝度を電気
信号に変換する光電変換手段と、前記複数の電子ビーム
のそれぞれについて、前記光電変換手段の画面上でのア
ドレスを求めるのに用いる所定の映像群を表示する映像
信号を前記CRTに供給する映像信号発生手段と、前記
複数の電子ビームそれぞれによって前記所定の映像を表
示したときの前記光電変換手段のサンプリング輝度デー
タから前記光電変換手段の前記画面上でのアドレスをそ
れぞれの電子ビームごとに求め、これらのアドレスに基
づいて、前記複数の電子ビームの蛍光面上でのコンバー
ゼンスを評価する演算手段と、を具備することを特徴と
する。
【0015】本発明は、上記より、光電変換手段の表示
画面上でのアドレスを、複数の電子ビームのそれぞれに
ついて、CRT画面に表示された映像に基づいて算出す
るので、複数の電子ビームが照射される蛍光体が同一色
の場合であっても、各電子ビームについて求めたアドレ
スに基づいて複数の電子ビームの集束状態からのずれの
様子を定量的に評価することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
一実施形態について説明する。図1は、本実施形態のマ
ルチカソード型CRTのコンバーゼンス評価装置の概略
斜視図、図2はそのブロック図である。CRT10は、
本実施形態のコンバーゼンス評価装置を用いてコンバー
ゼンスを調整しようとする多ビームモノクロCRTであ
り、3本の電子銃から発射された3本の電子ビームを集
束させた状態で偏向するタイプのものである。センサフ
レーム11には、光センサ12を挿入するための15個
の穴が設けられている。制御装置13には、後述の信号
発生回路20、増幅回路21、A/D変換回路22、演
算回路23及び制御回路24が含まれている。
【0017】コンバーゼンスの調整を行う場合には、セ
ンサフレーム11をCRT10の前面に装着する。測定
者は、それぞれの穴に順番に光センサ12を挿入して、
集束ずれ等の測定を行う。尚、本実施形態では、測定者
の作業性を考慮してセンサフレーム11を設けたが、こ
のセンサフレーム11は必須のものではなく、測定者が
CRT10の画面上の適当な位置に光センサを当てて、
その点におけるコンバーゼンスを測定するよにしてもよ
い。また、一つの光センサ12を測定者が順番にセンサ
フレーム11に設けられたそれぞれの穴に挿入し、それ
ぞれの穴の位置におけるコンバーゼンスを順番に測定し
てゆくようにしてもよいが、センサフレーム11のすべ
ての穴に予め15本の光センサ12を挿入しておき、す
べての点におけるコンバーゼンスを一括して測定するマ
ルチチャンネル方式としてもよい。
【0018】図2において、信号発生回路20は、後述
する所定の映像をCRT12に表示させるための映像信
号を一定の表示期間(1垂直信号期間)ごとに切り替え
て測定対象である多ビームモノクロCRT10に供給す
る。この映像信号は、各電子ビームごとに所定の同一の
映像を表示させるものである。各電子ビームごとに表示
された映像に基づいて、光センサ12は所定のタイミン
グで画面上の輝度をサンプリングし、その信号を出力す
る。この出力信号は増幅回路21で増幅され、A/D変
換回路22でディジタル信号に変換されたあと、演算回
路23に供給される。演算回路23では、それぞれの電
子ビームごとに後述の処理を行って各光センサのアドレ
スを求め、その結果に基づいて各電子ビーム間の集束状
態、すなわちコンバーゼンスを評価する。制御回路24
は、信号発生回路20及び演算回路23の動作を制御す
るとともに、演算回路23での演算結果をCRT等の表
示装置25に表示させるという役割も果たす。
【0019】ここで、CRT画面10上における光セン
サ12のアドレスについて説明する。本実施形態では、
多ビームモノクロCRT10の表示領域を、上下及び左
右にそれぞれ32分割した大アドレスと、各大アドレス
をさらに3600分割した小アドレスを考える。左右方
向の大アドレス、小アドレスをそれぞれX,xで表し、
上下方向の大アドレス、小アドレスをそれぞれY,yで
表す。大アドレスと小アドレスはそれぞれ独立に計算さ
れ、その後両者を結び付けた絶対アドレスAX,AYを
求める。この絶対アドレスによって、画面上のすべての
点が特定される。尚、CRT画面上における大アドレ
ス、小アドレス、絶対アドレスを特に区別する必要が無
い場合には、単にアドレスという。
【0020】ところで、3本の電子ビームが蛍光面上で
完全に集束した状態(すなわちコンバーゼンスが完全に
調整されている状態)であれば、CRT画面上のどの点
においても、それぞれの電子ビームに基づいて測定した
アドレスは同じくなるはずである。その理由は、ここで
いうアドレスはCRT10に表示された特定の映像に基
づいて算出されるものであり、この映像を表示するため
の映像信号は、各電子ビームについて同じものが供給さ
れるからである。
【0021】しかしながら、実際には各電子ビーム間の
集束ずれがあるため、各電子ビームに基づいて測定した
アドレスは異なる値となる。したがって、このアドレス
値から、多ビームモノクロCRT10のコンバーゼンス
の良否を評価することができる。この場合、各電子ビー
ムごとに所定の映像を表示させてアドレスを求めるの
で、CRTが多ビームモノクロCRTであっても、それ
ぞれの電子ビームの集束ずれを区別することが可能とな
る。このようにして得られた各電子ビームについてのア
ドレス値から、各点において3本の電子ビームのアドレ
スが等しくなるように偏向ヨークなどを調整すれば、多
ビームモノクロCRT10について容易にコンバーゼン
スを調整することが可能となる。
【0022】ここで、実際に、センサフレーム11のあ
る穴に光センサ12を挿入し、その光センサ12のCR
T上でのアドレスを求める方法を説明する。尚、以下の
説明では、先ず、3本の電子銃のうちの1本から発射さ
れた電子ビームに基づいてアドレスを求める。まず、信
号発生回路20が、画面全面を黒にするための映像信号
及び全面を白にするための映像信号を生成し、1表示期
間ごとに順次CRT10に送る。そのときの輝度を光セ
ンサで測定し、それぞれを黒レベル、白レベルの輝度デ
ータとして演算回路23の内部に記憶する。次に、信号
発生回路20は、CRTの画面を左右方向に1/2,1
/4,1/8,1/16,1/32に分割して白と黒を
交互に表示させる信号S1,S2,S3,S4,S5を
生成し、順次CRT10へ送出する。尚、S1〜S5
は、この順番で順位づけをする。すなわち、S1は最上
位の信号、S5は最下位の信号である。CRT10はこ
れらの信号に基づいて、白と黒が交互に配列された分割
映像を表示する。図3は、信号S2に基づいて画面を1
/4分割した映像を表示した例である。
【0023】センサフレーム11のある測定穴に挿入さ
れた光センサ12によって、上記S1〜S5に基づく映
像が表示されたときの輝度を測定し、黒レベル及び白レ
ベルのときの輝度と比較する。そして、黒レベルと一致
しているときは「0」、白レベルと一致しているときは
「1」と符号化する。また、中間的な値で「0」とも
「1」とも言えないときは「F」と符号化する。符号化
された各輝度データは、それぞれD1,D2,D3,D
4,D5として演算回路23の内部に記憶される。
【0024】図4は、S1〜S5に基づく白黒交互映像
とCRT画面の左右方向の位置との対応関係を示してい
る。図4においてイ、ロ、ハ、ニ、ホは、画面上の左右
方向におけるこれらの点に光センサが配置された場合
に、どのような結果が得られるかを説明するための仮の
測定点を示している。図4の左端はCRT画面の左端に
対応し、図4の右端はCRT画面の右端に対応する。ま
た、図5は、図4のイ、ロ、ハ、ニ、ホの各点における
符号化された輝度データD1,D2,D3,D4,D5
を示した表である。
【0025】図4及び図5において、イの場合には、D
1〜D5は、すべて0又は1に確定している。このた
め、X方向の大アドレスX(イ)は、 X(イ) = 16×1+8×0+4×1+2×0+1
×1 = 21 という式に基づいて大アドレスXを算出することができ
る。この式で、中辺第1項〜第5項は、それぞれ信号S
1〜S5に対応している。
【0026】次にロ、ハ、ニ、ホについて考える。これ
らの点は、いずれも一つ以上の映像について、ちょうど
白と黒が切り替わる所に位置している。このような点で
はサンプリング輝度データは0か1には確定せず、した
がってイの場合のように計算式だけから大アドレスを算
出することはできない。しかし、図5の表を見ると分か
るように、ある信号に対する輝度データが「F」であれ
ば、それよりも下位のすべての信号に対する輝度データ
は「F」である。したがって、最も上位に位置する
「F」のところで、その点のアドレスは確定する。例え
ばロの場合には、最上位のS1に対する輝度データD1
が「F」なので、大アドレスX(ロ)は、15又は16
のいずれかである。
【0027】ここで、X(ロ)が15であるか16であ
るかは、最上位の映像信号S1に基づく映像を表示した
ときに得られた輝度出力を演算回路23に予め記憶され
た黒レベル、白レベルの輝度データと比較することによ
って決定することができる。すなわち、この出力値が黒
レベルに近いときは大アドレスXは15、白レベルに近
いときは大アドレスXは16とすればよい。
【0028】ハ、ニ、ホについてもロの場合と同様に考
えることができる。すなわち、大アドレスX(ハ)、X
(ニ)、X(ホ)は、 X(ハ)=16×0+7or8=7 or 8 X(ニ)=16×1+7or8=23 or 24 X(ホ)=16×1+8×1+4×0+2×1+0or1
=26 or 27 となり、それぞれについて、輝度データが「F」である
最上位の映像信号の輝度出力を演算回路23に記憶され
た黒レベル及び白レベルの輝度データと比較することに
よって最終的な大アドレスXを決定することができる。
【0029】以上では左右方向の大アドレスXについて
説明したが、上下方向の大アドレスYについても同様に
して算出できる。その結果、画面上での当該光センサ1
2が設けられた点の大アドレス(X,Y)が決定され
る。尚、上記では、大アドレスを求めるために画面を最
大で1/32ずつに分割したが、本発明は、これには限
られず、一般には1/2n ずつに分割することによっ
て、上記と同様な方法で大アドレスを求めることができ
る。
【0030】次に、小アドレスの測定について説明す
る。大アドレスが確定したあと、その大アドレスで特定
される画面上の長方形領域に、図6(a)〜(h)に示
すような、この大アドレスで特定される長方形領域を横
方向に8分割し、そのうちの一つの部分だけを白レベル
とし、その他を黒レベルとした8種類の映像(以下「ハ
ッチ映像」という)を表示させる。このハッチ映像を表
示させる信号も、信号発生回路20において生成され
る。尚、図6では、便宜上、白レベルを黒で、黒レベル
を白で示している。
【0031】図6(a)〜(h)の映像は、1表示期間
ごとに順次切り換えられる。一つのハッチ映像が表示さ
れるごとに、光センサによって輝度データをサンプリン
グする。このとき、ハッチ映像の白レベルの部分の間隔
と光センサの指向特性(受光可能な角度範囲がどれくら
いか)とが適当な関係にあれば、図7に示すように、得
られたサンプリング輝度データの大きさを実線の棒グラ
フの長さに対応させて等間隔に並べたときに、その包絡
線は正弦波状となる。尚、図7において点線で示した部
分は、包絡線が周期関数的であることを分かりやすく示
すために描いたものである。図2の演算回路は、サンプ
リング輝度データからこの包絡線の波形を求め、更に求
めた波形についてフリーエ変換を行って1次高調波の位
相計算を行う。これにより、この正弦波状包絡線のピー
クの位相が求められる。
【0032】図7の包絡線のピークの位相は、この大ア
ドレス1区分内における光センサの位置に対応する。し
たがって、この位相と大アドレスの1区分の長さとの関
係から、光センサの当該大アドレス内における小アドレ
スを算出することができる。このとき、例えば0.1°
の精度で位相計算を行うものとすれば、大アドレスの1
区分は360°に対応するので1つの大アドレスを36
00等分した小アドレスxが求められる。小アドレスy
についても、当該大アドレスの長方形領域を縦方向に8
分割し、そのうちの一つの部分だけを白レベルとし、そ
の他を黒レベルとした8種類のハッチ映像を表示させ、
上記と同様の手続きを行うことによって、算出すること
ができる。
【0033】以上のようにして、光センサ12が設けら
れている位置の大アドレスと小アドレスが確定する。こ
れらを(X0 ,Y0 )、(x0 ,y0 )とすると、絶対
アドレスAX及びAYは、 AX=X0 ×3600+x0 AY=Y0 ×3600+y0 という式によって求めることができる。
【0034】ところで、小アドレスx,yを算出する際
の条件として、図7に示すサンプリング輝度データの包
絡線が正弦波状であると仮定したが、一般的には、測定
対象であるCRT10の画面サイズ、偏向周波数、発光
面と光センサとの距離、センサの指向特性のばらつき等
のために、正弦波状の包絡線を得ることは難しい。例え
ば、光センサの指向特性に比べて図6に示すハッチ間隔
が広い場合には、サンプリング輝度データは、図8のよ
うに包絡線が歪んだ波形となる。このような場合には、
標本化定理により、フリーエ変換して得る第1次高調波
(基本波)の位相には高次高調波の成分が混入してお
り、正しい位相を得ることができなくなる。
【0035】特に、CRT10の水平偏向周波数が高い
場合には、ハッチ間隔を狭くしようとすると、高帯域の
信号発生回路が必要になるという問題がある。これを解
決するために、図6に示した縦方向のハッチ映像又は横
方向のハッチ映像(図示せず)を用いる代わりに、図9
に示すような斜め方向のハッチ映像を用いることができ
る。
【0036】図10は、ハッチの間隔及び光センサの指
向特性を同じにした場合において、縦線ハッチ映像に基
づく場合(同図(a))と斜め線ハッチ映像に基づく場
合(同図(b))に、サンプリング輝度データの包絡線
がどのように異なるかを示した図である。図10(a)
(b)において、それぞれ5つずつ示した円50a,5
0bは、その中心に光センサ12が位置する場合の受光
可能な範囲を示しており、図10(a)の縦線51a及
び図10(b)の斜め線51bは、ハッチ映像のうち白
レベルとされた部分を示している。この場合、縦線51
aと斜め線51bは、水平方向に沿った幅は等しいが、
ある点に置かれた光センサ12が光を受けるハッチ映像
の数は、図10(b)の場合の方が図10(a)の場合
よりも多くなる。したがって、サンプリング輝度データ
の包絡線52bの方が、サンプリング輝度データの包絡
線52aに比べ、より正弦波に近くなる。このため、図
10(b)のような斜め線ハッチ画像を用いることによ
り、光センサの受光可能範囲が同じ場合に、ハッチ間隔
がある程度広くても、比較的良好なサンプリング輝度デ
ータを得ることができる。
【0037】尚、ハッチ間隔が適当かどうかを判断する
には、次の方法を用いることができる。本実施形態のよ
うに1周期を8データで標本化する場合は、第1次高調
波の位相計算には主に第7次高調波が混入し、第7次高
調波の割合が大きいほど誤差が増大する。そこで、第7
次高調波の強度を計算し、第1次高調波の強度との比率
を計算する。そして、第7次高調波の強度の第1次高調
波の強度に対する比率についてある一定の基準を設けて
おき、この基準を超えない場合は有効、この基準を超え
た場合は無効とする。このような方法を採ることによ
り、アドレス測定における大きな誤差を回避することが
出来る。一般的には、標本化するときのデータ数がNの
場合は、第1次高調波と第N−1次高調波の強度の比率
を求めればよい。
【0038】また、ハッチ間隔が適当かどうかにかかわ
らず歪み少ないサンプリング輝度データを得る方法とし
て、映像の強度が、図11に示すように、画面の左右方
向に正弦波状に変化するように変調した映像信号を用い
ることもできる。ここまでは、いずれか一つの電子ビー
ムについて光センサ12のアドレスを求めた。同様の方
法で残りの二つの電子ビームについても、その光センサ
のアドレスを求める。三つの電子ビームが蛍光面上で完
全に集束していれば、この光センサのアドレスは、どの
電子ビームについても同じである。しかし、実際には完
全にコンバーゼンスがとれていることは稀であり、幾分
かのずれ(差分)が生じているのが普通である。そこ
で、演算回路23は、これらの差分に基づいて、光セン
サ12が設けられた点におけるコンバーゼンスを評価す
る。具体的には、基準となる一つの電子ビームを選び、
その電子ビームを基準として、光センサを設けた各点に
おいて、他の二つの電子ビームが、左右方向(x軸方
向)及び上下方向(y軸方向)においてどの程度ずれて
いるかを算出する。これにより、コンバーゼンスの定量
的な評価が可能となる。
【0039】尚、上記では、各電子ビームについて、ま
ず大アドレスを求め、続いて小アドレスを求めることに
よって、画面上での絶対アドレスを求めた。しかしなが
ら、大アドレスを求めることは、必ずしも必要ではな
い。すなわち、各電子ビームの集束状態からのずれ量が
大アドレスの1区分に比べて小さい場合には、各電子ビ
ームについて求めた小アドレスだけを用いてアドレスの
差分値(相対的なずれ量に対応する)を算出してもよ
い。また、例えば図1に示すようなセンサフレーム11
を用いることによって各穴の位置における大アドレスの
値が予め分かっている場合には、大アドレスを測定する
必要はなく、直ちに各電子ビームについて小アドレスを
測定し、これらからアドレスの差分値を算出すればよ
い。
【0040】このようにして3本の電子ビーム同士の相
対的なずれが算出されたら、図2の制御回路24は、基
準とした電子ビームから見て、他の電子ビームがどの方
向にどの程度ずれているかをグラフィック的に表示した
画面を、数値結果と併せて表示装置25に表示する。図
12は、このような測定結果表示画面の一例である。同
図において、左下の表示領域40には、図1に示すセン
サフレームの8つの穴の位置において得られた、それぞ
れの点における集束ずれの状態がグラフィック的に分か
り易く表示されている。図12の画面の右下の表示領域
41には、光センサ12がある穴に挿入されているとき
に得られた、その点における集束ずれを拡大表示した画
像が表示されている。表示領域41において、No.
1,No.2,No.3は三つの電子ビームに対応し、
基準となる電子ビームNo.1のスポットは原点に配置
され、残りの電子ビームNo.2及びNo.3のスポッ
トは、電子ビームNo.1との相対的な位置関係に基づ
いて配置されている。その上の表示領域42に示された
数値は、表示領域41に表示された電子ビームNo.2
の電子ビームのNo.1からのずれのx成分とy成分、
および電子ビームNo.3のNo.1からのずれのx成
分とy成分である。
【0041】この場合、各電子ビームを区別するため
に、それぞれの電子ビームを特定の色で区別するように
することも可能である。このようにすれば、本来は同じ
蛍光色を発している多ビームモノクロCRTの各電子ビ
ームを、カラーCRTの場合と同じように色で識別する
ことができる。このようにすることにより、作業者は視
覚的にコンバーゼンスのずれを把握することができ、コ
ンバーゼンスの調整作業が非常に容易となり、熟練技術
者でなくとも、多ビームモノクロCRTについてコンバ
ーゼンスの調整作業を行うことが可能となる。尚、セン
サフレーム11の15個の穴すべてに光センサを挿入す
るマルチチャンネル型とすれば、図12の表示領域40
に示すような測定結果が、15本の光センサについて一
回の測定で得られることになる。
【0042】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、上記実施形態は、本発明を多ビームモノク
ロCRTのコンバーゼンス調整に適用した場合である
が、この方法は三原色の各色について電子銃を複数(例
えば3本ずつ)備えたマルチカソード型カラーCRTの
コンバーゼンス調整にも適用できる。三原色の各色につ
いて複数の電子銃を設ければ、高い輝度が実現できると
いう利点があり、それに伴う各種の用途が考えられる。
このようなマルチカソード型カラーCRTの考え方自体
は既に従来からあるが、実際に実現されなかった最大の
原因は、同じ色の蛍光体に照射される複数の電子ビーム
に対するコンバーゼンス調整を適正な手間とコストの範
囲内で実行することが困難だったためである。しかし、
本発明のコンバーゼンス評価装置を用いれば、このよう
なマルチカソード型カラーCRTについてのコンバーゼ
ンス調整も容易に行うことができるので、マルチカソー
ド型カラーCRTの実現に道を開くことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光電変換手段の表示画面上でのアドレスを、複数の電子
ビームのそれぞれについて、CRT画面に表示された映
像に基づいて算出するので、同一色の蛍光体に複数の電
子ビームが同時に照射されるCRTであっても、各電子
ビームについて求めたアドレスから複数の電子ビームの
コンバーゼンスのずれの様子を定量的、かつ自動的に評
価することができ、したがって、多ビームモノクロCR
Tやマルチカソード型カラーCRTのように、単一色の
蛍光体に複数の電子ビームを照射するタイプのCRTの
製造に必要なコンバーゼンスの調整を容易かつ迅速に行
うことができ、したがって、従来はコンバーゼンスの調
整を測定者の目視による定性的な検査に頼らざるを得
ず、そのため製造そのもののコストに比べてコンバーゼ
ンス調整に大きなコストがかかっていたマルチカソード
型CRTのコストを大幅に下げることが可能となるマル
チカソード型CRTのコンバーゼンス評価装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のマルチカソード型CRT
のコンバーゼンス評価装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態のマルチカソード型CRT
のコンバーゼンス評価装置のブロック図である。
【図3】信号S2に基づいて画面を1/4分割した映像
を表示した例である。
【図4】信号S1〜S5に基づく白黒交互映像とCRT
画面の左右方向の位置との対応関係を示した図である。
【図5】図4のイ、ロ、ハ、ニ、ホの各点における符号
化された輝度データD1,D2,D3,D4,D5を表
にして示した図である。
【図6】大アドレスの長方形領域を横方向にハッチ状に
8分割し、そのうちの一つのハッチだけを白レベルと
し、その他を黒レベルとした映像を示した図である。
【図7】図6に示す各映像に基づいて得られたサンプリ
ング輝度データを等間隔に並べた図である。
【図8】光センサの指向特性に比べてハッチ間隔が広い
ために、サンプリング輝度データの包絡線が歪んだ波形
となった例を示す図である。
【図9】斜め方向のハッチ映像の一例を示す図である。
【図10】ハッチの間隔及び光センサの指向特性を同じ
にした場合において、縦線ハッチ映像に基づく場合と斜
め線ハッチ映像に基づく場合に、サンプリング輝度デー
タの包絡線がどのように異なるかを示した図である。
【図11】画面の左右方向に正弦波状に変化するように
変調した映像の一例を示す図である。
【図12】各電子ビームの集束ずれの測定結果をグラフ
ィック的に示した測定結果表示画面の一例を示す図であ
る。
【図13】一般的なカラープロジェクタの原理的な構造
を示した図である。
【符号の説明】
10 多ビームモノクロ 11 センサフレーム 12 光センサ 13 制御装置 20 信号発生回路 21 増幅回路 22 A/D変換回路 23 演算回路 24 制御回路 25 表示装置 40,41,42 表示領域 50a,50b 光センサの受光可能範囲 51a 縦線 51b 斜め線 52a,52b サンプリング輝度データの包絡線 60R,60G,60B モノクロCRT 61R,61G,61B レンズ 62 スクリーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチカソード型CRTの、一つの色の
    蛍光体に同時に照射される複数の電子ビームのコンバー
    ゼンスを評価するマルチカソード型CRTのコンバーゼ
    ンス評価装置において、 CRT画面上での輝度を電気信号に変換する光電変換手
    段と、 前記複数の電子ビームのそれぞれについて、前記光電変
    換手段の画面上でのアドレスを求めるのに用いる所定の
    映像群を表示する映像信号を前記CRTに供給する映像
    信号発生手段と、 前記複数の電子ビームそれぞれによって前記所定の映像
    を表示したときの前記光電変換手段のサンプリング輝度
    データから前記光電変換手段の前記画面上でのアドレス
    をそれぞれの電子ビームごとに求め、これらのアドレス
    に基づいて、前記複数の電子ビームの蛍光面上でのコン
    バーゼンスを評価する演算手段と、 を具備することを特徴とするマルチカソード型CRTの
    コンバーゼンス評価装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号発生手段から供給された映
    像信号に基づいて前記CRTに表示される前記所定の映
    像群は、 前記CRT画面上の所定の画像表示領域内を横方向にp
    分割してp箇所の分割領域に明部又は暗部のいずれか一
    方を順次表示する横ハッチ映像および当該所定の画像表
    示領域内を縦方向にq分割してq箇所の分割領域に明部
    又は暗部のいずれか一方を順次表示する縦ハッチ映像を
    含み、 前記演算手段は、 前記CRT画面に前記縦ハッチ映像及び横ハッチ映像が
    表示されているときの前記光電変換手段の出力信号に基
    づいて当該所定の画像表示領域内における小アドレスを
    算出するものである、 請求項1記載のマルチカソード型CRTのコンバーゼン
    ス評価装置。
  3. 【請求項3】 前記映像信号発生手段から供給された映
    像信号に基づいて前記CRTに表示される前記所定の映
    像群は、 前記CRT画面上の所定の画像表示領域内を斜め方向に
    r分割してr箇所の分割領域に明部又は暗部のいずれか
    一方を順次表示する第1の斜めハッチ映像および当該所
    定の画像表示領域内を前記第1の斜めハッチ映像の分割
    方向と略直交する方向にs分割してs箇所の分割領域に
    明部又は暗部のいずれか一方を順次表示する第2の斜め
    ハッチ映像を含み、 前記演算手段は、 前記CRT画面に第1の斜めハッチ映像及び第2の斜め
    ハッチ映像が表示されているときの前記光電変換手段の
    出力信号に基づいて当該所定の画像表示領域内における
    小アドレスを算出するものである、 請求項1記載のマルチカソード型CRTのコンバーゼン
    ス評価装置。
  4. 【請求項4】 前記映像信号発生手段から供給された映
    像信号に基づいて前記CRTに表示される前記所定の映
    像群は、更に、 CRT画面を横方向に1/2,1/4,・・・,1/2
    n ずつに分割して明部と暗部を交互に表示する白黒交互
    映像およびCRT画面を縦方向に1/2,1/4,・・
    ・,1/2m ずつに分割して明部と暗部を交互に表示す
    る白黒交互映像からなる大アドレス算出用映像を含み、 前記演算手段は、更に、 前記CRT画面に前記大アドレス算出用映像が表示され
    ているときの前記光電変換手段の出力信号に基づいて前
    記光電変換手段の前記CRT画面上での大アドレスを算
    出し、この大アドレスで特定される領域を前記所定の画
    像表示領域として前記小アドレスを算出するものであ
    る、 請求項2又は3記載のマルチカソード型CRTのコンバ
    ーゼンス評価装置。
  5. 【請求項5】 前記マルチカソード型CRTは、多ビー
    ムモノクロCRTである請求項1,2,3又は4記載の
    マルチカソード型CRTのコンバーゼンス評価装置。
  6. 【請求項6】 前記マルチカソード型CRTは、一つの
    色の蛍光体について複数の電子銃が設けられているカラ
    ーCRTである請求項1,2,3又は4記載のマルチカ
    ソード型CRTのコンバーゼンス評価装置。
JP12388397A 1997-05-14 1997-05-14 マルチカソード型crtのコンバーゼンス評価装置 Pending JPH10322728A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2187286A1 (es) * 2001-09-11 2003-05-16 Iglesias Angel Sa Sistema de deteccion de estado en monitores.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2187286A1 (es) * 2001-09-11 2003-05-16 Iglesias Angel Sa Sistema de deteccion de estado en monitores.

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