JP3437407B2 - 半導体試験装置用タイミング発生器 - Google Patents

半導体試験装置用タイミング発生器

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JP3437407B2 JP13088097A JP13088097A JP3437407B2 JP 3437407 B2 JP3437407 B2 JP 3437407B2 JP 13088097 A JP13088097 A JP 13088097A JP 13088097 A JP13088097 A JP 13088097A JP 3437407 B2 JP3437407 B2 JP 3437407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体試験装置の
タイミング発生器において、インタリーブ方式に準じて
1パターン周期内に複数のタイミングパルスを発生させ
る装置であって、特にタイミングパルスの遅延時間精度
を向上させ、ハードウェアを縮小化し、高速に発生させ
る半導体試験装置用タイミング発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】始めに、従来の半導体IC試験装置の概
略について説明する。図4に半導体試験装置の基本的な
構成図を示す。テストプロセッサ1は装置全体の制御を
行い、テスタ・バスにより各ユニットに制御信号を与え
る。タイミング発生器3は装置全体のテストタイミング
を取るためにタイミングパルス信号を発生して、パター
ン発生器2、波形整形器4やパターン比較器7等に与
え、テストのタイミングを取る。パターン発生器2はD
UT(被試験デバイス)9に与える印加パターンとパタ
ーン比較器7に与える期待値パターンを生成する。
【0003】波形整形器4はパターン発生器2からの印
加パターンを信号波形に整形しドライバ5を経て、DU
T9にテスト信号を与える。DUT9からの応答信号は
コンパレータ6で電圧比較され、その結果の論理信号を
パターン比較器7に与える。パターン比較器7はコンパ
レータ6からの試験結果の論理パターンとパターン発生
器2からの期待値パターンとを論理比較して一致・不一
致を検出し、DUT9の良否判定を行う。不良の場合に
はフェイルメモリ8に情報を与え、パターン発生器2か
らの情報と共に記憶させ、後に不良解析が行われる。
【0004】これらの動作を行わせる各信号を生成する
ために、タイミング発生器3やパターン発生器2や波形
整形器4にはメモリのテーブルが準備されデータがメモ
りされている。これらのテーブルに与えるデータは、プ
ログラマが被測定DUT9の性能諸元を基に、テストパ
ターンを考察してテストプログラムを作成し、テストプ
ロセッサ1から各部に供給している。
【0005】パターン発生器2のテーブルには、例えば
0、1やL、H、Zの記述でピン1用からピンn用等の
各ピン用の試験パターンデータが準備されている。波形
整形器4のテーブルには波形モードなどの波形設定に関
するデータが準備され、パターン発生器2からの試験パ
ターンデータとタイミング発生器3からのセット、リセ
ットのタイミングパルス信号を用いてテスト信号を生成
しドライバ5に供給している。
【0006】タイミング発生器3にはRATE設定テー
ブルとクロック設定テーブルとがあり、RATE設定テ
ーブルにはパターン周期( Test Period)のデータがメ
モりされ、クロック設定テーブルにはドライバ波形のタ
イミングデータがメモりされている。これらのデータを
組み合わせて複数個のグループ、例えばTS1グルー
プ、TS2グループやTSnグループ等を準備して読み
出し、セット信号やリセット信号のタイミングパルスを
生成している。
【0007】このタイミング発生器3において、設定す
るパターン周期は、基準クロック(Reference Clock )
の整数倍に端数を生ずることもあるが、ハードでのパタ
ーン周期の生成は基準クロックの整数倍に設定するので
容易に生成できる。一方、タイミングパルス信号は基準
クロックの1/2、1/4、1/8、1/16、…、等
の分解能で精度良く生成させるので複雑である。基準ク
ロックの端数データ(Fractional Data )は前パターン
周期からの端数データと設定端数データとを加算し、加
算結果の整数倍データはデジタル的に遅延させ、端数デ
ータはアナログ可変遅延回路を用いて遅延させる。具体
的に説明する。
【0008】図5(A)にタイミング発生器3の基本的
な構成図を示す。構成としては、入力手段10、演算手
段11、基準クロック遅延手段12、リタイミング手段
13及びアナログ可変遅延手段14より成っている。そ
して入力端子a1からは前パターン周期の端数データ
が、a2からは周期開始(Period Start)信号が、a3
からはタイミング遅延時間のデータが、a4からは基準
クロックがそれぞれ入力される。いま、パターン周期に
基準クロック以下の情報がある一例のテスト条件とし
て、周波数100MHzで1周期10ns(ナノ秒)の
基準クロック(以下、基準クロックの周期を「T」で表
現する)を用い、パターン周期は(5+3/4)T、タ
イミング遅延時間は(3+1/2)Tのタイミングパル
ス信号を連続して発生させるものとする。図6にその場
合のタイミングチャートを示す。
【0009】始めにa2から周期開始信号が入力される
と、入力手段10のラッチ回路f1をライトイネーブル
(Write Enable)にし、ラッチ回路f2にも周期開始信
号を与える。ラッチ回路はDタイプ・フリップフロップ
で構成され、WE(Write Enable)付と無いのがある。
a3からのタイミング遅延データ(3+1/2)は、既
にレジスタRに格納(メモリ)されているとする。(以
下、タイミング遅延データを「設定遅延データ」とい
う)。a4からの基準クロックを、ラッチ回路f1に与
えてa1からの端数データをラッチしそのデータを演算
手段11の加算器Kに与え、ラッチ回路f2に与えてa
2からの周期開始信号をラッチして基準クロック遅延手
段12にあるダウンカウンタCのロード端子に与え加算
器K出力の整数データNをロード(入力)する。加算器
Kは既に端数データと設定遅延データとを加算したデー
タを出力している。ダウンカウンタCのクロック端子に
も基準クロックを与える。
【0010】1発目のタイミングパルスの発生におい
て、a1からの端数データは0であるので、演算手段1
1の加算器Kの入力データは0と(3+1/2)とな
り、その出力データは(3+1/2)である。図6D参
照。3の整数データNは基準クロック遅延手段12のダ
ウンカウンタCに、1/2の端数データはアナログ可変
遅延手段14のラッチ回路f4に出力される。周期開始
の信号でダウンカウンタCは3のデータをロードし、a
4からの基準クロックで1づつ減数し、そのデータをデ
ータアウト端子doから出力する。3つの基準クロック
でデータアウト端子doの出力信号が零になると一致回
路h1で零と一致を取って基準クロック遅延信号Sを出
力し、リタイミング回路13のラッチ回路f3とアナロ
グ可変遅延手段14のラッチ回路f4とに与える。
【0011】リタイミング回路13は、基準クロック遅
延信号Sの遅延時間がダウンカウンタCなどによりバラ
ツキが生じるのを除去するために、基準クロックに固定
遅延器Dによる一定のオフセット時間を加えて、常に一
定の遅延時間のタイミングを取るための回路である。そ
こで、入力端子a1からリタイミング回路13までの最
大遅延時間よりやや大きい遅延時間を有する固定遅延器
Dにa4からの基準クロック信号を通し、既に開かれて
いるゲートh2を通過させた基準クロックをタイミング
パルスの基準としている。図6E参照。アナログ可変遅
延手段14ではラッチ回路f4にラッチされている端数
データ(1/2)の時間を遅延させ、出力端子b1から
(3+1/2)T遅延したタイミングパルスを出力す
る。図6F参照。1回目のパターン周期が終わると、パ
ターン周期(5+3/4)Tの端数データ(3/4)は
入力端子a1に印加される。
【0012】2発目のタイミングパルスの遅延時間は入
力端子a1に印加された端数データ(3/4)とレジス
タRにメモリの(3+1/2)の和であり、加算器Kで
加算され、(4+1/4)のデータを出力する。図6
C、D参照。4の整数データはダウンカウンタCに出力
され、(1/4)の端数データはアナログ可変遅延手段
14に出力され、1発目と同様にデジタル的及びアナロ
グ的に遅延されて(4+1/4)T遅延されたタイミン
グパルスが出力される。図6F参照。
【0013】3発目において、パターン周期は1発目と
2発目のパターン周期の端数データが(3/4+3/
4)=(1+1/2)となるので、構成は図示していな
いが、1の整数データを元のパターン周期に組み入れて
5基準クロックに1を加算した6基準クロックをパター
ン周期とする。図6A参照。よって、パターン周期の端
数データは(1/2)となり入力端子a1に供給され
る。レジスタRのデータは(3+1/2)であるのでそ
の加算結果は4となる。よって、加算器Kからの4の出
力データはダウンカウンタCに送られ、デジタル的遅延
のみが行われてタイミングパルスを発生する。図6F参
照。4発目以降も上記の動作が行われタイミングパルス
を連続して送出する。
【0014】図5(B)はアナログ可変遅延手段14の
構成例である。アナログのパルス信号は入力端子a10
から入力し出力端子b10から出力する。15i(i=
1〜n)は、例えばインバータの従続した列で一定時間
の遅延回路が構成され、15 1 は(1/2)Tの遅延、
152 は(1/4)Tの遅延、154 は(1/16)T
の遅延のようなアナログ遅延を行う。16i(i=1〜
n)はセレクタで、ラッチ回路f4からの制御信号Si
(i=1〜n)でAi若しくはBiのいずれかを選択
し、アナログ信号を直接通過させたり規定の遅延を与え
たりする。
【0015】図5(A)ではテスト条件として、基本ク
ロックは周波数100MHzで1周期が10ns、パタ
ーン周期は(5+3/4)T、タイミング遅延時間は
(3+1/2)Tのタイミングパルス信号を連続して発
生させた。つまり、パターン周期は57.5nsで、タ
イミング遅延時間は35nsであった。このように、1
パターン周期内では1つのタイミングパルス信号しか生
成できない。しかしながら、最近では1パターン周期内
で2〜4のタイミングパルスを要求する場合が多くなっ
た。この1パターン周期内で複数のタイミングパルスを
発生させるためにインタリーブ方式で発生させており、
インタリーブ方式は不可欠となってきた。インタリーブ
方式とは交互配置した方式をいう。
【0016】図7にインタリーブ方式の回路ブロック図
を、図8にそのタイミングチャートを示す。回路構成と
しては図7に示すように、従来の図5(A)のタイミン
グ発生器3の回路を2つ、3mと3nとを並列に設け、
その出力をオア回路h3で複合し出力するものである。
3以上の複数のタイミング発生器3を並列に設けて1パ
ターン周期内に3以上のタイミングパルスを発生させる
こともできる。回路動作を説明する。図7でのテスト条
件の例として、図6と同一のタイミングパルスを発生さ
せるものとし、パターン周期は図6の場合の2倍の(1
1+1/2)Tとし、タイミング遅延時間は(3+1/
2)Tと他の1つは(9+1/4)Tである。(3+1
/2)T遅延のタイミングパルスはタイミング発生器3
mで発生させ、(9+1/4)T遅延のタイミングパル
スの発生をタイミング発生器3nにまかせることにす
る。タイミング発生器3nのパターン周期開始は3mよ
り5T遅らせ、設定遅延データはタイミング発生器3m
と同じく(3+1/2)とする。
【0017】図8のタイミングチャートを用いて説明す
る。図8Aは周期10nsの基準クロックである。図8
Bから図8Eはタイミング発生器3mのタイミングチャ
ートで、図8Fから図8Iはタイミング発生器3nのタ
イミングチャートで、図8Gは複合したタイミングパル
スの発生状況である。
【0018】タイミング発生器3mのパターン周期は
(11+1/2)Tであるので整数を取り、当初は図8
Bに示すように11Tであるので、1発目の端数データ
は図8Cに示すように0である。従って、加算器12の
出力データはレジスタRのデータ(3+1/2)である
ので3の整数データと(1/2)の端数データである。
よって、3の整数はデジタル的に、(1/2)はアナロ
グ的に遅延され、タイミングパルスは図8Eに示すよう
に(3+1/2)T遅延して発生する。
【0019】タイミング発生器3nのパターン周期は、
図8Fに示すようにタイミング発生器3mより5T遅れ
てスタートさせるので、1周期目の端数データは(3/
4)となり、図8Gのように送付され、加算器Kでレジ
スタRのデータ(3+1/2)と加算され、その出力デ
ータは図8Hに示すように(4+1/4)となる。従っ
て、図8Iのようなタイミングパルスが発生する。
【0020】3発目のタイミングパルス、つまりタイミ
ング発生器3mの2発目は、パターン周期の端数データ
が図8Cのように(1/2)となるから、レジスタRの
データ(3+1/2)と加算して、加算器Kの出力は図
8Dのように4となる。従ってタイミングパルスの発生
は図8Eのようになる。以下同様にして連続したタイミ
ングパルスを発生させる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、イン
タリーブ方式のタイミングパルスの発生は、図7に示す
ように、図5のタイミング発生器3を並列に2セット並
べて交互に動作させることにより、見かけ上、2倍速に
なる。3セット並列に並べて交互に動作させると3倍速
になる。この従来の回路構成でも半導体試験装置は充分
に稼動する。
【0022】しかしながら、従来の回路構成はハードウ
ェアをまるまる2セット分+α以上必要とするため、ハ
ードウェアの小型化、省力化、高速化のためには障害と
なることがある。また、それぞれにアナログ可変遅延手
段14を有している。このアナログ可変遅延手段14
は、遅延時間tpdの調整が困難であり、ソフト的には
補正できず、若干の固有の誤差を有する。従って、異な
る複数個のアナログ可変遅延手段14を用いてタイミン
グパルスを発生させると、期待遅延値と実際遅延値との
差である遅延リニアリティ・エラー分が遅延パルスのジ
ッタに足された形でDUT9に印加され問題を生ずるこ
ともある。
【0023】この発明は、上記の問題点を解決し、より
小型化、省力化し、遅延リニアリティ・エラーが発生し
ないインタリーブ方式に代わる新しいタイプのタイミン
グ発生器を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は1パターン周期に2以上の複数のタイミ
ングパルスを発生させて遅延リニアリティ・エラーを防
止するために、リタイミング手段13とアナログ可変遅
延手段14とを複数のタイミングパルスに対して共通に
用いるようにする。また、演算手段11も共通に使用す
るようにする。つまり、入力手段10と基準クロック遅
延手段12は1パターン周期に発生させる複数のタイミ
ングパルス数pに合わせて複数の入力手段10i(i=
1〜p)とそれに対応する基準クロック遅延手段12i
(i=1〜p)とを設ける。
【0025】従って、構成は次のようになる。パター
ン周期の端数データをラッチするラッチ回路f1iとパ
ターンスタート信号をラッチするラッチ回路f2iとか
ら成り、複数のパターン周期の端数データをその周期開
始信号に同期して交互に出力する複数の入力手段10i
と、交互に出力されるパターン周期の端数データとレ
ジスタRに格納されている設定遅延データとを加算して
複数の入力手段10iと対応して設けられたそれぞれの
基準クロック遅延手段12iとバッファメモリ17iと
に出力する演算手段11と、演算手段11からの出力
データの整数値Nを受けて基準クロック周期Tの上記整
数値N倍遅延した基準クロック遅延信号Sを出力する複
数の基準クロック遅延手段12iと、演算手段11か
らの出力データの端数データを一時記憶し、基準クロッ
ク遅延信号Sを受けて端数データを出力する複数のバッ
ファメモリ17iと、基準クロック遅延信号Sを受け
て、その基準クロック遅延信号Sのタイミングを再生し
出力するリタイミング手段13と、バッファメモリ1
7iからの端数データを受けて、上記リタイミング手段
13からの基準クロック遅延信号Sを端数データ分遅延
させて出力するアナログ可変遅延手段14とから構成さ
れている。
【0026】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1に本発明の一実施例の
構成図を、図2に図1のタイミングチャートを、図3に
他の実施例の構成図を示す。図5、図6と対応する部分
には同一符号を付す。先ず、図1と図2に基づいて説明
する。
【0027】テスト条件は従来の図7及び図8の説明に
用いた同じ条件とする。つまり、パターン周期は(11
+1/2)T、タイミング遅延時間は(3+1/2)T
と(9+1/4)T、第2の周期開始信号は第1の周期
開始信号より5T遅らせ、設定遅延データは共に(3+
1/2)とする。入力信号は従来のインタリーブ方式と
同様に、入力端子a1i(i=1〜p)からパターン周
期の端数データと、a2i(i=1〜p)からそのパタ
ーン周期の周期開始信号とを入力する。図1では第1周
期と第2周期の2種類の入力であるのでpは1と2であ
る。a4からは基準クロックを入力する。a3からの設
定遅延データの(3+1/2)は予めレジスタRに記憶
させているものとする。
【0028】初めにa2から第1の周期開始信号が入力
されると、次の基準クロックでa1からの0の端数デー
タを取り込み演算手段11の加算器Kの一方の入力端子
に与える。図2A、B、C参照。加算器Kは直ちにレジ
スタRの設定遅延データの(3+1/2)と加算し、3
の整数データは基準クロック遅延手段12のダウンカウ
ンタCに与え、(1/2)の端数データはバッファメモ
リ17に与える。図2D参照。ダウンカウンタCは直ち
に3の整数をロードし、基準クロックで減数し始める。
バッファメモリ17はライトイネーブルになっているの
で次の基準クロックで(1/2)の端数データをロード
する。バッファメモリ17は、図1ではFIFO(Firs
t-in First-out)のメモリを用いている。FIFOとは
先入れ先出し方式をいう。バッファメモリ17を用いる
のは制御信号が有るときのみデータを出力し、無いとき
は0出力にしたいからである。
【0029】基準クロック遅延手段12のダウンカウン
タCは、0になると零一致回路h1で一致が取れて、ほ
ぼ3T遅延された基準クロック遅延信号Sを出力する。
基準クロック遅延信号Sはリタイミング手段13に送ら
れて再びタイミングを調整してアナログ可変遅延手段1
4に送られる。バッファメモリ17は基準クロック遅延
信号Sでリードイネーブルとなり端数データを出力し、
アナログ可変遅延手段14のラッチ回路f4に送られ
る。アナログ可変遅延手段14では3T遅延した基準ク
ロック遅延信号Sを、端数データによる(1/2)Tの
時間、遅延させて(3+1/2)T遅延したタイミング
パルスを出力する。図2E、G参照。
【0030】入力端子a2iに第2の周期開始信号が第
1の周期開始信号より5T遅れて入力されると、次の基
準クロックでa1iからの(3/4)の端数データを取
り込み演算手段11の加算器Kの一方の入力端子に与え
る。図2F、G参照。加算器Kは直ちにレジスタRの設
定遅延データの(3+1/2)と加算して(4+1/
4)のデータを出力し、4の整数データは基準クロック
遅延手段12iのダウンカウンタCiに与え、(1/
4)の端数データはバッファメモリ17iに与える。図
2H参照。ダウンカウンタCiは直ちに4の整数をロー
ドし、基準クロックで減数し始める。バッファメモリ1
7iはライトイネーブルになっているので次の基準クロ
ックで(1/4)の端数データをロードする。
【0031】基準クロック遅延手段12iのダウンカウ
ンタCiは、4つの基準クロックをカウントして0にな
ると零一致回路h1iで一致が取れて、ほぼ4T遅延さ
れた基準クロック遅延信号Sを出力する。基準クロック
遅延信号Sはリタイミング手段13に送られて再びタイ
ミングを調整してアナログ可変遅延手段14に送られ
る。バッファメモリ17iは基準クロック遅延信号Sで
リードイネーブルとなり端数データを出力し、アナログ
可変遅延手段14のラッチ回路f4に送られる。アナロ
グ可変遅延手段14では4T遅延した基準クロック遅延
信号Sを、端数データによる(1/4)Tの時間、遅延
させて(4+1/4)T遅延したタイミングパルスを出
力する。図2I、G参照。
【0032】11Tの時間が経過すると、a2から再び
周期開始信号が入力され、a1からは(1/2)の端数
データが送られてくる。図2B参照。次の基準クロック
で(1/2)の端数データを取り込み演算手段11の加
算器Kに送る。加算器KではレジスタRの設定遅延デー
タ(3+1/2)と加算して4の整数データを出力して
基準クロック遅延手段12のダウンカウンタCに与え
る。図2D参照。ダウンカウンタCは直ちに4の整数を
ロードし、基準クロックで減数し始める。4つの基準ク
ロックをカウントして0になると零一致回路h1で一致
が取れて、ほぼ4T遅延された基準クロック遅延信号S
を出力する。基準クロック遅延信号Sはリタイミング手
段13に送られて再びタイミングを調整してアナログ可
変遅延手段14に送られる。端数データは0であるので
アナログ可変遅延手段14での遅延は行わず、4T遅延
したタイミングパルスを出力する。図2E、G参照。そ
の後は同様にして、継続してタイミングパルスを発生す
る。
【0033】図3は他の実施例の構成図である。これは
演算手段11に2つの加算器Kと加算器Kiとを設け、
a1から入力のデータ演算は加算器Kで、a1iから入
力のデータ演算は加算器Kiで行うようにしたものであ
る。他は図1とほぼ同様であるので説明は省略する。た
だ、a1から入力のデータに加算する設定遅延データと
a1iから入力のデータに加算する設定遅延データとが
異なる値である場合には、レジスタRを2つ準備してそ
れぞれに異なる設定遅延データをメモリしそれぞれの加
算器に与えればよいので便利である。
【0034】以上詳細に説明してきたが、構成は実施例
に限るものではない。基準クロック遅延手段12のカウ
ンタCはダウンカウンタでなく、アップカウンタで構成
してもよい。要は基準クロックで整数値Nを計数して一
致すると基準クロック遅延信号Sを発生できればよい。
また、バッファメモリ17にFIFOを用いたが、これ
に限らず、ラッチ回路とゲート回路で構成することもで
きる。要は常時は0出力で、必要なときのみデータを出
力できる回路であればよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明は
1パターン周期内に複数のタイミングパルスを発生させ
る装置として、従来のインタリーブ方式に代え、統合し
たタイミング発生器20とした。特に、リタイミング手
段13とアナログ可変遅延手段14を1つにし、共通し
て使用できるようにした。
【0036】従って、従来問題となっていた遅延リニア
リティ・エラーの発生を無くし、しかもハードウェアの
より以上の小型化、省力化、高速化が可能となった。こ
の発明は実用に際しての効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1のタイミングチャートである。
【図3】本発明の他の実施例の構成図である。
【図4】半導体試験装置の基本的な構成図の例である。
【図5】図5(A)はタイミング発生器の基本的な構成
図の例であり、図5(B)はアナログ可変手段14の構
成図の例である。
【図6】図5(A)のタイミングチャートである。
【図7】インタリーブ方式のタイミング発生器の構成図
である。
【図8】図7のタイミングチャートである。
【符号の説明】 1 テストプロセッサ 2 パターン発生器 3 3m、3n タイミング発生器 4 波形整形器 5 ドライバ 6 コンパレータ 7 パターン比較器 8 フェイルメモリ 9 DUT(被試験デバイス) 10 入力手段 11 演算手段 12 基準クロック遅延手段 13 リタイミング手段 14 アナログ可変遅延手段 15i(i=1〜n) アナログ遅延器 16i(i=1〜n) セレクタ 17、17i バッファメモリ(FIFO) 20 タイミング発生器 C、Ci ダウンカウンタ D 固定遅延器 R レジスタ S 基準クロック遅延信号 K、Ki 加算器 fi(i=1〜m) ラッチ回路 h1、h1i 一致回路 h2、h4,h4i アンド回路 h3、h5、h6、h7 オア回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1パターン周期内に複数のタイミングパ
    ルスを発生する半導体試験装置用タイミング発生装置に
    おいて、 入力端子(a1i)からのパターン周期の端数データを
    ラッチし出力するラッチ回路(f1i)と入力端子(a
    2i)からの周期開始信号をラッチし出力するラッチ回
    路(f2i)とから成り複数のパターン周期の端数デー
    タを該周期開始信号に同期して交互に出力する複数の入
    力手段(10i)と、 複数の入力手段(10i)から交互に出力されるパター
    ン周期の端数データとレジスタ(R)に格納されている
    設定遅延データとを加算し、複数の入力手段(10i)
    と対応して設けられたそれぞれの基準クロック遅延手段
    (12i)とバッファメモリ(17i)とに出力する演
    算手段(11)と、 演算手段(11)からの出力データの整数値(N)を受
    けて基準クロック周期(T)の上記整数値(N)倍遅延
    した基準クロック遅延信号(S)を出力する複数の基準
    クロック遅延手段(12i)と、 演算手段(11)からの出力データの端数データを一時
    記憶し、基準クロック遅延信号(S)を受けて端数デー
    タを出力する複数のバッファメモリ(17i)と、 基準クロック遅延信号(S)を受けて、該基準クロック
    遅延信号(S)のタイミングを再生し出力するリタイミ
    ング手段(13)と、 バッファメモリ(17i)からの端数データを受けて、
    上記リタイミング手段(13)からの基準クロック遅延
    信号(S)を端数データ値の遅延をさせて出力するアナ
    ログ可変遅延手段(14)と、 を具備することを特徴とする半導体試験装置用タイミン
    グ発生器。
  2. 【請求項2】 基準クロック遅延手段(12i)はダウ
    ンカウンタ(Ci)と零一致回路(h1i)とから成
    り、演算手段(11)からの整数値(N)の入力データ
    を該データの周期開始信号でダウンカウンタ(Ci)に
    ロードし、基準クロック毎に減数し、0値になると零一
    致回路(h1i)で一致を取り基準クロック遅延信号
    (S)を発生することを特徴とする請求項1記載の半導
    体試験装置用タイミング発生器。
  3. 【請求項3】 バッファメモリ(17i)はFIFOか
    ら成り、演算手段(11)からの端数データを該データ
    の周期開始信号でFIFOに取り込み、対応する基準ク
    ロック遅延信号(S)で読み出すことを特徴とする請求
    項1又は2記載の半導体試験装置用タイミング発生器。
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