JP3435586B2 - 電子写真用トナーおよびその製造方法 - Google Patents

電子写真用トナーおよびその製造方法

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JP3435586B2
JP3435586B2 JP02947695A JP2947695A JP3435586B2 JP 3435586 B2 JP3435586 B2 JP 3435586B2 JP 02947695 A JP02947695 A JP 02947695A JP 2947695 A JP2947695 A JP 2947695A JP 3435586 B2 JP3435586 B2 JP 3435586B2
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眞一 鈴木
尚弘 廣瀬
健司 林
智江 菊地
幹夫 神山
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Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真用トナー及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真の現像に用いられるトナ
ーは、一般に熱可塑性樹脂中に着色剤(カーボンブラッ
ク、磁性粉、顔料等)、荷電制御剤、及びその他添加剤
を溶融混練し、次いで粉砕、分級することにより製造さ
れている。
【0003】しかしながら、上記の粉砕によりトナーを
製造する方法には種々の欠点が存在する。第一には樹脂
製造の為の重合装置、混練の為の装置、粉砕機、分級
機、等の多くの工程に伴う装置が必要であり、工程数も
多くエネルギー消費も大きいことがコストが高くなる原
因となっている。特に近年、高画質化の為、更に小粒
径、シャープな粒度分布の傾向が強まり、より高コスト
となっている。第二には、混練工程で着色剤やその他添
加剤が樹脂に均一に分散するのが極めて困難であり、故
にこの方法で製造されたトナーは、着色剤、電荷制御剤
等が分散不良の為に各粒子の帯電特性が異なり、これが
解像度低下につながっている。
【0004】これらの粉砕法によるトナーにみられるさ
まざまな欠点を改良する為に、乳化重合法や懸濁重合法
等による重合トナーの製造方法が提案されている(特公
昭36-10231号、特公昭47-518305号、特公昭51-14895号
等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重合ト
ナーにもさまざまな問題がある。重合時に用いられた分
散剤、界面活性剤等の親水性物質が洗浄工程でも完全に
は除去できずトナー表面に残存する。このためトナーの
摩擦帯電特性が悪く、安定した帯電性が得られず、特に
高温高湿の条件下においては充分に行われなくなったり
した。この結果、逆電荷性トナーや飛散トナーが生じ、
これにより形成される画像に汚れやかぶりが発生すると
いう問題があった。また荷電制御剤を予め重合トナーに
均一分散させるときでも、重合性単量体に対する親和性
に欠けたり、重合性単量体の重合反応を阻害したりする
場合も生じる。
【0006】本発明の目的は、従来の荷電制御剤を添加
する方法ではなく、トナー表面に荷電制御基を存在せし
め、安定した帯電特性を有する電子写真用トナー及びそ
の製造法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、帯電性が環境特性に
左右されないような電子写真用トナーおよびその製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成によって達成される。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】) 重合体微粒子を複数個会合させてな
る電子写真用トナーの製造において、重合体に含有され
る側鎖基と反応性化合物とを化学結合させた後、複数個
会合させ不定形重合粒子とし、荷電制御基をトナー表面
に存在させることを特徴とする電子写真用トナーの製造
方法。
【0014】) 前記側鎖基が、カルボキシ基、エポ
キシ基、水酸基、アミノ基、置換アミノ基、フェニル
基、ハロゲン原子から選択される少なくとも一種である
ことを特徴とする前記記載の電子写真用トナーの製造
方法。
【0015】) 重合体微粒子を複数個会合させてな
る電子写真用トナーの製造において、重合体微粒子を複
数個会合させ不定形重合体粒子にした後、該重合体に含
有される側鎖基と反応性化合物とを化学結合させ、荷電
制御基をトナー表面に存在させることを特徴とする電子
写真用トナーの製造方法。
【0016】) 前記側鎖基が、カルボキシ基、エポ
キシ基、水酸基、アミノ基、置換アミノ基、フェニル
基、ハロゲン原子から選択される少なくとも一種である
ことを特徴とする前記記載の電子写真用トナーの製造
方法。5) 前記1〜4のいずれか1項記載の電子写真用トナ
ーの製造方法により製造された電子写真用トナー。
【0017】本発明を、更に詳しく述べる。重合体微粒
子を得る方法としては、重合性単量体を乳化重合法、懸
濁重合法、分散重合法、沈澱重合法、界面重合法等の
他、合成樹脂の粉砕微粉等があるが、好ましくは乳化重
合法により製造される重合体微粒子が用いられる。この
粒子の平均粒径は、目標とする不定形トナーの平均粒径
以下であればよいが、好ましくは体積平均粒径が約0.01
〜2μmである。
【0018】本発明の側鎖基をもつ重合性単量体として
は、 (1)カルボキシル基を有するものとして、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、イタ
コン酸、フマール酸、マレイン酸、ケイ皮酸、マレイン
酸モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチルエステ
ル等が挙げられる。
【0019】(2)エポキシ基を有するものとしては、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレー
ト、アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0020】(3)水酸基を有するものとして、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、ジエチレングリコー
ルモノアクリレート、ジエチレングリコールモノメタク
リレート、プロピレングリコールモノアクリレート、プ
ロピレングリコールモノメタクリレート、アリルアルコ
ール、多価アルコールのモノアリルエーテル等が挙げら
れる。
【0021】(4)アミノ基、置換アミノ基を有するも
のとして、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、
ジブチルアミノエチルアクリレート、ジブチルアミノエ
チルメタクリレート等の不飽和カルボン酸含アミノエス
テル;p-アミノスチレン、m-アミノスチレン、p-ジメチ
ルアミノスチレン、3-スチレン-β-アラニン、2-スチレ
ングルミン等のスチレンアミノ誘導体;4-ビニルピリジ
ン、2-ビニルピリジン等のビニルピリジン類;アリルア
ミン、ジアリルベンジルアミン等のビニルアミン誘導
体;N-ビニルカルバゾール、ビニルピラジン、ビニルピ
ラゾリン、ビニルモルホリン、2,4-ジアミノ-6-ビニル-
s-トリアジン、ビニルピペラジン等の複素環を有するビ
ニル化合物が挙げられる。
【0022】(5)フェニル基を有するものとしては、
スチレン、α-メチルスチレン等のスチレン誘導体;ア
クリル酸フェニル、メタクリル酸フェニル、アクリル酸
ベンジル、メタクリル酸ベンジル等のアクリル酸、メタ
クリル酸;p-フェニル安息香酸、α-ビニルナフトエー
ト、o-ビニルナフトエート、ビニルフタレート等芳香族
ビニルエステル類;フェニルビニルエーテル、ベンジル
ビニルエーテル等の芳香族ビニルエーテル類;フェニル
ビニルケトン、ベンジルビニルケトン等の芳香族ビニル
ケトン類が挙げられる。
【0023】(6)ハロゲン原子を有するものとして
は、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル
類;アクリル酸クロロエチル、メタクリル酸クロロエチ
ル、アクリル酸-o-クロロフェニル、メタクリル酸-o-ク
ロロフェニル等のアクリル 酸、メタクリル酸のハロゲ
ン化やアリルエステル類;o-クロロスチレン、p-ブロモ
スチレン、2-クロロ-3,5-ジメチルスチレン、3-クロロ-
α-メチルスチレン、α-クロロメチルスチレン、p-クロ
ロメチルスチレン、o-クロロメチルスチレン等のハロゲ
ン化スチレン類が挙げられる。
【0024】これら側鎖基を有する重合体は、重合体微
粒子全体の0.1重量パーセント以上、好ましくは1重量
パーセント以上含有されていればよい。
【0025】側鎖基と化学結合し荷電制御基を構成する
反応性化合物は、重合体表面に存在する側鎖基との化学
反応能を有するものであればどのようなものもかまわな
く、以下に具体的例示化合物を挙げる。ただしこれらの
化合物に限定されないことはもちろんのことである。
【0026】側鎖基が、(1)カルボキシル基を有する
ものと反応する化合物としては、ジエタノールアミン、
エタノールアミン、CF3OH、CF3CF2OH、CHF2CF2CH2OH等
のフルオロ基を含有するアルコール;ヘキサメチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、キシリレンジアミン、
フェニレンジアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、
ジブチルアミン、ジプロピルアミン、ピロリジン、ピペ
リジン、ピペラジン等のアミノ化合物が挙げられる。
【0027】側鎖基が、(2)エポキシ基を有するもの
と反応する化合物としては、ヘキサメチレンジアミン、
ジエチレントリアミン、キシリレンジアミン、フェニレ
ンジアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ジブチル
アミン、ジプロピルアミン、ピロリジン、ピペリジン、
ピペラジン、モルホリン、イソホロンジアミン等のアミ
ノ化合物;ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水フタル酸、
無水ピロメリット酸等の酸無水物等が挙げられる。
【0028】側鎖基が、(3)水酸基を有するものと反
応するとしては、テレフタロイルクロライド、CF3CH2CO
Cl等の酸ハロゲン化物;フェニルイソシアネート、キシ
レンイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン-4,4′-ジイソシアネート、トル
イレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート
等のイソシアネート化合物が挙げられる。
【0029】側鎖基が、(4)アミノ基、置換アミノ基
を有するものと反応する化合物としては、メチルイオダ
イド、プロピルブロマイド、ステアリルブロマイド等の
ハロゲン化アルキル;クロロベンゼン、ヨードベンゼ
ン、ヨードトルエン等のハロゲン化アリール;フェニル
イソシアネート、キシレンイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン-4,4′-ジイ
ソシアネート、トルイレンジイソシアネート、フェニレ
ンジイソシアネート等のイソシアネート化合物;酢酸、
パーフルオロ酢酸、マロン酸、コハク酸、安息香酸、イ
ソフタル酸、ニコチン酸等のカルボン酸類;無水フタル
酸、無水トリメリット酸等の酸無水物;エピクロルヒド
リン、ブチレンオキサイド等の含エポキシ化合物が挙げ
られる。
【0030】側鎖基が、(5)フェニル基を有するもの
と反応するものとしては、塩素、臭素、フッ素、ヨウ
素、硫酸、硝酸、プロピルクロライド等を用いたフリー
デルクラフト反応試薬;ベンゾイルクロライド等を用い
たフリーデルクラフト反応試薬が挙げられる。
【0031】側鎖基が、(6)ハロゲン原子を有するも
のと反応するものとしては、ヘキサメチレンジアミン、
エタノールアミン、キシリレンジアミン、フェニエンジ
アミン、アンモニア、オクチルアミン、ブチルアミン、
プロピルアミン、ジブチルアミン、トリオクチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン等のアミン類が挙げら
れる。
【0032】本発明の重合体微粒子を得るための、化合
物について述べる。
【0033】〔単量体〕重合性単量体としては、疎水性
単量体を必須の構成成分とし、必要に応じて親水性単量
体、架橋性単量体が用いられる。
【0034】(1)疎水性単量体 単量体成分を構成する疎水性単量体としては、特に限定
されるものではなく従来公知の単量体を用いることがで
きる。また、要求される特性を満たすように、1種また
は2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
【0035】具体的には、モノビニル芳香族系単量体、
(メタ)アクリル酸エステル系単量体、ビニルエステル系
単量体、ビニルエーテル系単量体、モノオレフィン系単
量体、ジオレフィン系単量体、ハロゲン化オレフィン系
単量体等を用いることができる。
【0036】ビニル芳香族系単量体としては、例えば、
スチレン、o-メチルスチレン、m-メチルスチレン、p-メ
チルスチレン、p-メトキシスチレン、p-フェニルスチレ
ン、p-クロロスチレン、p-エチルスチレン、p-n-ブチル
スチレン、p-tert-ブチルスチレン、p-n-ヘキシルスチ
レン、p-n-オクチルスチレン、p-n-ノニルスチレン、p-
n-デシルスチレン、p-n-ドデシルスチレン、2,4-ジメチ
ルスチレン、3,4-ジクロロスチレン等のスチレン系単量
体およびその誘導体が挙げられる。
【0037】アクリル系単量体としては、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸-2-エチルヘキシル、ア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸-2-エチルヘ
キシル、β-ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノ
アクリル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタク
リル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル等が挙げられる。
【0038】ビニルエステル系単量体としては、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等が挙げ
られる。
【0039】ビニルエーテル系単量体としては、ビニル
メチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブ
チルエーテル、ビニルフェニルエーテル等が挙げられ
る。
【0040】モノオレフィン系単量体としては、エチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、1-ブテン、1-ペンテ
ン、4-メチル-1-ペンテン等が挙げられる。
【0041】ジオレフィン系単量体としては、ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられる。
【0042】(2)親水性単量体 単量体成分を構成する親水性単量体としては、特に限定
されるものではなく従来公知の単量体を用いることがで
きる。また、要求される特性を満たすように、1種また
は2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
【0043】例えば、カルボキシル基含有単量体、スル
ホン酸基含有単量体、第1級アミン、第2級アミン、第
3級アミン、第4級アンモニウム塩等のアミン系の化合
物を用いることができる。
【0044】カルボン酸基含有単量体としては、フマー
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、マレイン酸
モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチルエステル
等が挙げられる。
【0045】スルホン酸基含有単量体としては、スルホ
ン酸スチレン、アリルスルホコハク酸、アリルスルホコ
ハク酸オクチル等が挙げられる。
【0046】アミン系の化合物としては、ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタアク
リレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチ
ルアミノエチルメタアクリレート、3-ジメチルアミノフ
ェニルアクリレート、2-ヒドロキシ-3-メタクリルオキ
シプロピルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0047】(3)架橋性単量体 重合粒子の特性を改良するために架橋性単量体を添加し
ても良い。架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン、
ジビニルナフタレン、ジビニルエーテル、ジエチレング
リコールメタクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、
フタル酸ジアリル等の不飽和結合を2個以上有するもの
が挙げられる。
【0048】〔重合開始剤〕本発明に用いられる重合開
始剤は公知のものを使用できるが、懸濁重合法の場合は
油溶性ラジカル重合開始剤、乳化重合法の場合は水溶性
ラジカル重合開始剤が用いられる。油溶性ラジカル重合
開始剤の例として、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスバレロイルニトリル等が挙げられる。水溶性のラ
ジカル重合開始剤の例として、過硫酸塩(過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム等)、アゾ系化合物(4,4′-ア
ゾビス4-シアノ吉草酸及びその塩、2,2′-アゾビス(2-
アミジノプロパン)二塩酸塩等)、パーオキサイト化合
物等が挙げられる。
【0049】更に上記ラジカル性重合開始剤は、必要に
応じて還元剤と組み合わせレドックス系開始剤とする事
が可能である。レドックス系開始剤を用いる事で、重合
活性が上昇し重合温度の低下が図れ、更に重合時間の短
縮が期待できる。
【0050】重合温度は、重合開始剤の最低ラジカル生
成温度以上であればどの温度を選択しても良いが例えば
50℃から80℃の範囲が用いられる。但し、常温開始の重
合開始剤例えば過酸化水素-還元剤(アスコルビン酸
等)の組み合わせを用いる事で室温またはそれ以上の温
度で重合する事も可能である。
【0051】〔連鎖移動剤〕分子量を調整する目的とし
て、一般的に用いられる連鎖移動剤が用いることが可能
である。
【0052】連鎖移動剤としては、特に限定されるもの
ではなく例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカ
プタン、tert-ドデシルメルカプタン等のメルカプタン
が使用される。
【0053】本発明に係る重合体微粒子の分子量は特に
制限されないが、重量平均分子量で2000〜1000000、好
ましくは8000〜500000である。
【0054】〔着色重合体微粒子の製造方法〕本発明の
重合体微粒子には、可視画像を形成するに十分な割合で
着色剤を含有させておくことが必要である。その製造方
法は、重合方法により異なるが、例えば懸濁重合法にお
いては、重合性単量体中に着色剤を界面活性剤で分散す
るもしくは溶解せしめた後、分散媒中に分散、重合させ
る。好ましくは、表面改質剤で処理された着色剤を界面
活性剤分散濃度を臨界ミセル濃度(CMC)以上にした
水溶液中で分散した分散液を界面活性剤濃度がCMC以
下になるまで希釈させ、その分散液に水溶性ラジカル重
合開始剤を溶解し、疎水性単量体を添加して水系析出重
合を行い、重合体微粒子を得る乳化重合法である。
【0055】〔会合融着工程〕重合工程によって生成さ
れた顔料含有重合体微粒子を用いて複数個を会合、融着
を行い非球形電子写真用トナーを生成する。
【0056】会合融着方法としては、様々な方法、例え
ば特開昭60-220358号、特開平4-284461号等がある。し
かし、これらの方法では、所望の粒径、粒径分布を制御
することがかなり困難である。そこで本発明者等は、特
開平5-115572号の方法、即ち、重合体微粒子分散液の臨
界凝集濃度以上の濃度で凝集剤を添加し、更に水に対し
て無限溶解する有機溶媒を添加する方法で、重合体微粒
子を複数個会合させて非球形トナー粒子を生成した。
【0057】凝集剤として用いられるものとしては、金
属塩が好ましく、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化リチウム等の一価の金属塩;塩化カルシウム、
塩化亜鉛、硫酸銅、硫酸マグネシウム、硫酸マンガン等
の二価の金属塩;塩化アルミニウム、塩化鉄等の三価の
金属塩が挙げられる。
【0058】水に無限溶解する溶媒としては、重合体微
粒子を溶解しないものが好ましく、例えば、メタノー
ル、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、
t-ブタノール、メトキシメタノール等のアルコール類や
アセトニトリル、ジオキサンなどが挙げられる。
【0059】本発明のトナー粒子の平均粒径(体積平
均)は、1〜30μmが好ましく、3〜15μmがさらに好ま
しい。
【0060】〔着色剤の分散〕着色剤の分散は、水相中
で界面活性剤濃度をCMC以上で行われる。分散方法
は、機械的撹拌、例えば、サンドグラインダー、音波処
理、例えば、超音波分散、加圧分散、例えば、マントン
ゴーリン等が用いられる。
【0061】〔界面活性剤〕界面活性剤としては、スル
ホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ア
リールアルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウムな
ど)、硫酸エステル塩(テトラデシル硫酸ナトリウム、
ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム
など)、脂肪酸塩(オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸
ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリ
ウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、
オレイン酸カルシウムなど)などが挙げられる。
【0062】〔着色剤〕着色剤としては無機顔料、有機
顔料を挙げることができる。
【0063】(無機顔料)無機顔料としては、従来公知
のものを用いることができる。どのような顔料でも使用
することができるが、具体的な無機顔料を以下に例示す
る。
【0064】黒色の顔料としては、例えば、ファーネス
ブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、
サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラッ
ク、更にマグネタイト、フェライト等の磁性粉も用いら
れる。
【0065】これらの無機顔料は所望に応じて単独また
は複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加
量は重合体に対して約2から約20重量%であり、好まし
くは約3から15重量%が選択される。
【0066】(有機顔料)有機顔料としては、従来公知
のものを用いることができる。どのような顔料でも使用
することができるが、具体的な有機顔料を以下に例示す
る。
【0067】マゼンタまたはレッド用の顔料としては、
C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.
I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.
ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピ
グメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.
ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:
1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド1
23、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド1
44、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド1
66、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド1
78、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
【0068】オレンジまたはイエロー用の顔料として
は、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレン
ジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエ
ロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイ
エロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメント
イエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメン
トイエロー138、等が挙げられる。
【0069】グリーンまたはシアン用の顔料としては、
C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:
2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブル
ー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリー
ン7等が挙げられる。
【0070】これらの有機顔料は所望に応じて単独また
は複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加
量は重合体に対して約2から約20重量%であり、好まし
くは約3から15重量%が選択される。
【0071】本発明の電子写真用トナーとして用いる場
合、着色剤の他に、荷電制御剤、定着向上剤、流動化剤
等を用いてもよい。これらの成分は、重合性単量体中に
所望の含量を添加しても、必要に応じてトナーに外添し
て使用する事も可能である。
【0072】(定着向上剤)定着向上剤としては、公知
のものが用いられる。一般的には、ポリオレフィン系が
用いられる。例えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、酸化処理されたポリエチレン及びポリプ
ロピレン、酸変成処理されたポリエチレン及びポリプロ
ピレン等が用いられる。更には、カルナウバワックス、
脂肪酸アミドも用いられる。
【0073】(荷電制御剤)荷電制御剤としては、プラ
ス帯電性としてニグロシン系の電子供与性染料、ナフテ
ン酸または高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミ
ン、第4級アンモニウム塩、アルキルアミド、金属錯
体、顔料、フッ素処理活性剤等、マイナス帯電性として
電子受容性の有機錯体、塩素化パラフィン、塩素化ポリ
エステル、銅フタロシアニンのスルホニルアミン等が挙
げられる。
【0074】(外添剤)外添剤には、例えば流動化剤、
帯電制御剤及び滑剤等の微粒子がある。流動化剤として
は、無機微粉末、例えば疎水性シリカ、酸化チタン、ア
ルミナ及びこれらの硫化物、窒化物及び炭化ケイ素等が
挙げられる。帯電制御剤としては、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリスチレン粉末、ポリメチルメタクリレート粉末
及びポリエチレン微粒子等が挙げられる。
【0075】(滑剤)滑剤には、例えばステアリン酸の
バリウム、ニッケル、コバルト、ストロンチウム、銅、
マグネシウム、カルシウム塩等、オレイン酸亜鉛、マン
ガン、鉄、コバルト、銅、鉛、マグネシウム塩、パルミ
チン酸の亜鉛、コバルト、銅、マグネシウム、ケイ素、
カルシウム塩、リノール酸の亜鉛、コバルト、カルシウ
ム塩、リシノール酸の亜鉛、カプリル酸の鉛塩、カプロ
ン酸の鉛塩等の高級脂肪酸の金属塩が挙げられる。これ
らは必要に応じて添加される。
【0076】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0077】〔着色剤分散液の調製〕着色剤としてカー
ボンブラック(リーガルR330、キャボット社製)26.67
gに対してドデシル硫酸ナトリウム3.63g、イオン交換
水250mlを混和した後、加圧型分散器(RANNIE社
製Model MINI-LAB、type8.30H)を用い、カーボンブラ
ックの1次粒子径の10倍以下の分散粒径に分散した着色
剤分散液を調製した。着色剤の分散粒径はレーザー回折
粒度分布測定装置SALD-1100(島津製作所(株)製)を用
い粒径を測定した結果、平均粒径は0.23μmであった。
【0078】〔重合体微粒子の合成−1〕撹拌装置、温
度センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた500mlのセ
パラブルフラスコに脱気済みイオン交換水235mlに上記
着色剤分散液15mlを添加し、更にスチレン23.61g、ア
クリル酸ノルマルブチル4.60g、メタクリル酸1.23g、
グリシジルメタクリレート1.23g、t-ドデシルメルカプ
タン0.2gを加え、窒素気流下500rpmの撹拌速度で撹拌
しつつ、内温を70℃に昇温させた。内温が70℃になった
時点で、過硫酸カリウム0.76gを脱気済みイオン交換蒸
留水50mlに溶解した重合開始剤水溶液を添加し、7時間
重合させた後室温まで冷却した。生成した重合体微粒子
をレーザー回折粒度分布測定装置SALD-1100(島津製作
所(株)製)を用い粒径を測定した結果、平均粒径は0.26
μmであった。これを重合体微粒子分散液1とする。
【0079】〔重合体微粒子の合成−2〕重合性単量体
をスチレン17.93g、アクリル酸ノルマルブチル4.60
g、メタクリル酸1.23g、クロルメチルスチレン6.07
g、としたこと以外は〔重合体微粒子の合成−1〕と同
様に重合体微粒子を生成した。粒径を測定した結果、平
均粒径は0.28μmであった。これを重合体微粒子分散液
2とする。
【0080】〔重合体微粒子の合成−3〕重合性単量体
をスチレン17.93g、アクリル酸ノルマルブチル4.60
g、メタクリル酸1.23g、p-アミノスチレン6.07g、と
したこと以外は〔重合体微粒子の合成−1〕と同様に重
合体微粒子を生成した。粒径を測定した結果、平均粒径
は0.18μmであった。これを重合体微粒子分散液3とす
る。
【0081】〔重合体微粒子の合成−4〕重合性単量体
をスチレン23.61g、アクリル酸ノルマルブチル4.60
g、メタクリル酸1.23g、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート1.23g、としたこと以外は〔重合体微粒子の合成−
1〕と同様に重合体微粒子を生成した。粒径を測定した
結果、平均粒径は0.26μmであった。これを重合体微粒
子分散液4とする。
【0082】〔トナー粒子の生成−1〕撹拌装置、温度
センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた500mlのセパ
ラブルフラスコにpH=7に調整した重合体微粒子分散
液1を250ml入れ、室温下250rpmで撹拌する。ここにm-
キシリレンジアミン1.92gを添加し、この混合液を50℃
まで昇温し2時間反応させた。この後、塩化カリウム7.
86gを蒸留水に溶解した塩化カリウム水溶液63mlを添加
し、さらにイソプロパノール35mlを添加し、この混合液
を85℃まで昇温し、6時間反応を行い室温まで冷却し
た。この反応液をレーザー回折粒度分布測定装置SALD-1
100(島津製作所(株)製)を用い粒径を測定した結果、
平均粒径5.62μmの非球形粒子を得た。更に、非球形粒
子を濾過後、蒸留水に懸濁分散後、稀塩酸液を用いpH
=1まで調整した後、洗浄を繰り返し電解質等の夾雑物
を除去した後、濾過、乾燥を行い(トナー−1)を得
た。
【0083】〔比較トナー粒子の生成−1〕m-キシリレ
ンジアミンを添加しなかったこと以外は〔トナー粒子の
生成−1〕と同様の工程にてトナーを得た。但し粒径制
御の為、塩化カリウムは3.93gに減らした。
【0084】〔トナー粒子の生成−2〕撹拌装置、温度
センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた500mlのセパ
ラブルフラスコにpH=9に調整した重合体微粒子分散
液2を250ml入れ、室温下250rpmで撹拌する。ここに塩
化カリウム9.23gを蒸留水に溶解した塩化カリウム水溶
液63mlを添加し、次いでイソプロパノール30mlを添加し
た。この混合液を85℃まで昇温し、6時間反応を行い非
球形粒子を生成した。この反応液を50℃に冷却後、トリ
メチルアミン4.7gを添加しこの温度で2時間反応させ
た。この後〔トナー粒子の生成−1〕と同様の処理を行
い(トナー−2)を得た。
【0085】〔比較トナー粒子の生成−2〕トリメチル
アミンを添加しなかったこと以外は〔トナー粒子の生成
−1〕と同様の工程にてトナーを得た。
【0086】〔トナー粒子の生成−3〕撹拌装置、温度
センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた500mlのセパ
ラブルフラスコにpH=9に調整した重合体微粒子分散
液3を250ml入れ、室温下250rpmで撹拌する。ここにエ
チルアイオダイド15.9gを添加し、この混合液を50℃ま
で昇温し2時間反応させた。この後、塩化カリウム7.86
gを蒸留水に溶解した塩化カリウム水溶液63mlを添加
し、さらにイソプロパノール35mlを添加し、この混合液
を85℃まで昇温し、6時間反応を行い室温まで冷却し
た。この後〔トナー粒子の生成−1〕と同様の処理を行
い(トナー−3)を得た。
【0087】〔トナー粒子の生成−4〕撹拌装置、温度
センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた500mlのセパ
ラブルフラスコにpH=9に調整した重合体微粒子分散
液4を250ml入れ、室温下250rpmで撹拌する。ここにCF3
CH2COCl 2.77gを添加し、この混合液を50℃まで昇温し
2時間反応させた。この後、塩化カリウム7.86gを蒸留
水に溶解した塩化カリウム水溶液63mlを添加し、さらに
イソプロパノール35mlを添加し、この混合液を85℃まで
昇温し、6時間反応を行い室温まで冷却した。この後、
1N水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH=13に調整した
以外は〔トナー粒子の生成−1〕と同様の処理を行い
(トナー−4)を得た。
【0088】〔トナー粒子の生成−5〜6〕m-キシリレ
ンジアミンの代わりに、ジエタノールアミン、ブチルア
ミンを用いる以外は〔トナー粒子の生成−1〕と同様の
処理を行い(トナー−5)、(トナー−6)を得た。
【0089】〔トナー粒子の生成−7〜8〕トリメチル
アミンの代わりに、ジブチルアミン、トリエチルアミン
を用いる以外は〔トナー粒子の生成−2〕と同様の処理
を行い、(トナー−7)、(トナー−8)を得た。
【0090】〔比較トナー粒子の生成−3〕〔比較トナ
ー粒子の生成−1〕で得られたトナーに荷電制御剤とし
て四級アンモニウム塩(P-51;オリエント化学社製)を
0.5重量%をヘンシェルミキサーを用いて添加した。
【0091】本発明のトナーと比較トナーをトナー濃度
5%で、平均粒径60μmのフェライト粒子にスチレン/
メチルメタクリレート共重合体でコートしたキャリアと
混合させ異なる環境下で帯電量を測定した。結果は、以
下の表1に示した。
【0092】
【表1】
【0093】本発明のトナーは粒子表面に荷電制御基が
存在しているので、帯電性に優れ、かつ高温高湿条件下
でも変化が少なかった。一方比較トナーは、ほとんど帯
電しないか、もしくは不十分で、高温高湿条件下で帯電
量が大きく低下してしまった。
【0094】上記現像剤を用い、熱ローラー定着器とク
リーニングブレードを備えた電子写真複写機『U-Bix303
5』(コニカ(株)製)により、コピー像を形成する実写
テストを行い下記項目に関して、初期と1万コピー連続
した時を評価した。但し、(トナー−4)に関しては、
複写機の改造を行い逆帯電でも評価を出来るようにして
測定した。
【0095】(1)解像度 細線チャートのコピー画像を形成し、識別可能な細線の
1mm当たりの本数で判定した。
【0096】(2)かぶり 常温常湿環境下(温度20℃、相対湿度50%)で連続して
コピー画像を形成し「サクラデンシトメーターPDA-60」
(コニカ(株)製)により白地部分の反射濃度を測定し、
かぶりを判定した。
【0097】(3)帯電量 常温常湿環境下(温度20℃、相対湿度50%)で連続して
コピー画像を形成し、トナーを分取し、常法に従い帯電
量を測定した。
【0098】
【表2】
【0099】表2から、本発明のトナーは、帯電性、耐
環境性に優れ、かつ安定したものであり、また解像度が
高く、かぶりの少ない鮮明な画像が得られ、耐刷性にも
すぐれたものであることが解る。
【0100】
【発明の効果】本発明により、帯電性、耐環境性に優
れ、かつ安定し、また解像度が高く、かぶりの少ない鮮
明な画像が得られ、耐刷性にもすぐれた電子写真用トナ
ーおよびその製造方法を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神山 幹夫 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平5−150543(JP,A) 特開 平5−224462(JP,A) 特開 平2−51164(JP,A) 特開 昭63−177147(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/087 - 9/097

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合体微粒子を複数個会合させてなる電
    子写真用トナーの製造において、重合体に含有される側
    鎖基と反応性化合物とを化学結合させた後、複数個会合
    させ不定形重合粒子とし、荷電制御基をトナー表面に存
    在させることを特徴とする電子写真用トナーの製造方
  2. 【請求項2】 前記側鎖基が、カルボキシ基、エポキシ
    基、水酸基、アミノ基、置換アミノ基、フェニル基、ハ
    ロゲン原子から選択される少なくとも一種であることを
    特徴とする請求項1記載の電子写真用トナーの製造方
  3. 【請求項3】 重合体微粒子を複数個会合させてなる電
    子写真用トナーの製造において、重合体微粒子を複数個
    会合させ不定形重合体粒子にした後、該重合体に含有さ
    れる側鎖基と反応性化合物とを化学結合させ、荷電制御
    基をトナー表面に存在させることを特徴とする電子写真
    用トナーの製造方法
  4. 【請求項4】 前記側鎖基が、カルボキシ基、エポキシ
    基、水酸基、アミノ基、置換アミノ基、フェニル基、ハ
    ロゲン原子から選択される少なくとも一種であることを
    特徴とする請求項3記載の電子写真用トナーの製造方
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の電子
    写真用トナーの製造方法により製造された電子写真用ト
    ー。
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