JP3434807B2 - テープキャリアパッケージとその製造方法 - Google Patents

テープキャリアパッケージとその製造方法

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JP3434807B2 JP2001146111A JP2001146111A JP3434807B2 JP 3434807 B2 JP3434807 B2 JP 3434807B2 JP 2001146111 A JP2001146111 A JP 2001146111A JP 2001146111 A JP2001146111 A JP 2001146111A JP 3434807 B2 JP3434807 B2 JP 3434807B2
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tape carrier
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    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、薄型半導体装置の
一種であるテープキャリアパッケージ(Tape Carrier P
ackage、TCP)とその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のICパッケージは、IC本体を外
部から保護し、回路基板に実装するための技術であっ
た。しかし、IC製品の応用範囲がますます拡大し、パ
ッケージの素材、サイズ及び形状が多様化する中で、効
果的に実装するためには、パッケージそのものに高い付
加価値が求められている。このようなパッケージに、テ
ープキャリアパッケージがある。テープキャリアパッケ
ージは、フレキシブルテープ上にフォトリソ技術によっ
てパターンを形成し、更にそのテープキャリアに、半導
体チップを搭載したパッケージである。 【0003】図7と図8は、従来のテープキャリアパッ
ケージを示したものである。図7は、このテープキャリ
アパッケージの正面図であり、図8は図7の線VIII-VII
Iに沿った断面図である。この従来技術によれば、ポリ
イミドなどのベースフィルム1には、テープ搬送用のス
プロケットホール2を形成してある。半導体素子10に
は、突起状の電極11が形成され、この電極11が、イ
ンナリード5を介して、外部基板と接続するための端子
3に接続される。ここで、インナリード5と端子3は、
エッチングで形成された銅パターンであり、その上に
錫、金又は半田によるメッキが施されている。端子3は
インナリード5より幅広に形成される。端子3を除いた
部分は、銅の配線パターンを保護するためのソルダーレ
ジスト6により保護されている。封止用樹脂12は、半
導体素子10とインナリード5を包んで保護する。 【0004】図9と図10は、他の従来例としての、特
開平5−21703号公報に開示されたテープキャリア
パッケージを示したものである。図9は、この構造のI
Cパッケージの正面図であり、図10は、図9の線X-X
に沿った断面図である。この従来例によれば、テープ基
材2にデバイスホール4を設け、このデバイスホール4
の周縁部のテープ基材2にリード8を設ける。更に、デ
バイスホール4の位置に複数の半導体チップ6を積層す
る。リード8の先端であるインナリード8aを半導体チ
ップ6上のバンプ10に接続した後、半導体チップ6
と、デバイスホール4とが樹脂材12等で封止されて1
つのテープキャリアパッケージとして構成されている。
しかし、この従来構造では、リード8をボンディングす
るチップ面同士を対向させて半導体チップ6を積層する
場合、全部のリード8をボンディングするためには、リ
ード8のボンディング工程の途中で、パッケージ全体を
ひっくり返す必要がある。また、各チップ6には相対す
る2方向に延伸するリードしか接続されていないので、
高密度化を図る上では不利である。 【0005】また、数年前から、プリント基板上の高密
度実装を可能とするICパッケージとしてボールグリッ
ドアレーと呼ばれるパッケージが現れてきた。この構造
は、ICパッケージの底面に、外部回路との接続のため
に金属ボールを格子状に配設したものである。この構造
によれば、外部接続用端子を2次元の平面内に配置する
ことができるので、パッケージをあまり大きくしない
で、多ピン化を実現できる利点がある。 【0006】図11と図12は、特開平8−14852
6号公報に開示された、テープキャリアを用いたボール
グリッドアレー(BGA)構造を示したものである。図
11は、この構造のICパッケージの断面図であり、図
12は、底面図である。この公報は、耐湿度性が高く、
低コストで、量産性の高いBGA型の半導体装置の一例
を開示している。この構造によれば、例えば、ポリイミ
ドフィルムなどからなる可撓性樹脂基板2の中央にデバ
イスホール2aを設けるとともに、この可撓性樹脂基板
2の表面に、銅箔からなるリード3を設け、テープキャ
リアパッケージ用の基板として用いる。リード3の先端
であるインナリード3aは半導体チップ1の電極1aに
接続される。各リード3は、底面に配置された対応の半
田ボールなどのバンプ5に接続されている。しかし、こ
の公報に記載の構造は、同一サイズのパッケージから多
くの外部端子を引き出すことは可能だが、1つのパッケ
ージに1つの半導体チップしか搭載されていない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
造では、1つのテープキャリアに、1つの半導体素子し
か搭載できなかったり、或いは、複数の半導体素子を搭
載できても、全部のリードをボンディングするために
は、リードのボンディング工程の途中で、パッケージ全
体をひっくり返す必要があった。また、半導体素子に2
方向のリードしか接続されていない場合は、高密度化を
図る上では不利であるという問題があった。したがっ
て、従来技術では、高機能且つ高付加価値のテープキャ
リアを提供することは困難であった。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係わるテープキ
ャリアパッケージは、表面に第1の電極が形成された第
1の半導体素子と、テープキャリア上に設けられるとと
もに前記第1の電極に接続された長いリードと、表面に
第2の電極が形成されるとともに前記第1の半導体素子
をその上に積層した第2の半導体素子と、前記テープキ
ャリア上に設けられるとともに前記第2の電極に接続さ
れた短いリードと、前記第1の半導体素子と、前記第2
の半導体素子と、前記長いリードと、前記短いリードと
を封止する樹脂材とを含むことを特徴とする。 【0009】本発明に係わる別のテープキャリアパッケ
ージは、表面に第1の電極が形成された第1の半導体素
子と、前記第1の電極に接続される一端と、テープキャ
リア上で第1のランドを形成する他端とを有する長いリ
ードと、表面に第2の電極が形成されるととも前記第1
の半導体素子をその上に積層した第2の半導体素子と、
前記第2の電極に接続される一端と、前記テープキャリ
ア上で第2のランドを形成する他端とを有する短いリー
ドと、前記第1の半導体素子と、前記第2の半導体素子
と、前記長いリードと、前記短いリードとを封止する樹
脂材と、前記第1のランドと前記第2のランド上に搭載
された外部接続用の半田ボールとを含むことを特徴とす
る。 【0010】前記長いリードと前記短いリードはそれぞ
れ複数本有り、前記長いリードと前記短いリードが隣り
合って交互に並ぶように配設されている。 【0011】前記第2の半導体素子のサイズは前記第1
の半導体素子のサイズより大きく、前記第2の電極は、
前記第2の半導体素子が前記第1の半導体素子に対面す
る領域の外側に設けられている。 【0012】前記第1の半導体素子は前記第1の電極が
形成された第1の面と、第1の面に対向する第2の面と
を有し、前記第2の半導体素子は前記第2の電極が形成
された第3の面と、第3の面に対向する第4の面とを有
し、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子は、
第2の面が第3の面に対面するように積層される。 【0013】また、前記第2の半導体素子の第4の面を
除いて、樹脂材が塗布される。 【0014】前記第2の半導体素子と前記第1の半導体
素子の各々は、実質的に平行な2組の辺を有し、前記長
いリードと前記短いリードは、各辺に対して実質的に直
角の方向に延出する。前記第1の半導体素子と前記第2
の半導体素子とは、接着剤にて接着される。前記長いリ
ードと前記短いリードは、外方に向かって実質的に同一
平面内に延伸している。前記第1の半導体素子と前記第
2の半導体素子とは、接着剤にて接着される。 【0015】本発明に係わるテープキャリアパッケージ
の製造方法は、テープキャリア上に設けられた長いリー
ドに対して第1の半導体素子上の電極を位置合わせした
後、ボンディングツールで、前記長いリードを1本ずつ
ボンディングするステップと、第2の半導体素子上に形
成した電極に対して、テープキャリア上に設けた短いリ
ードを位置合わせした後に、前記第1の半導体素子を前
記第2の半導体素子の上に積層させて接着し、ボンディ
ングツールで、短いリードを1本ずつボンディングする
ステップと、前記第1の半導体子素子と、前記第2の半
導体素子と、前記長いリードと、前記短いリードとを樹
脂材で封止するステップとを含む。また、前記封止する
ステップでは、前記第1の半導体素子に対面しない前記
第2の半導体素子の面には樹脂材が塗布されない。 【0016】本発明に係わるテープキャリアパッケージ
の別の製造方法は、テープキャリア上に設けられた長い
リードに対して、第1の半導体素子上の電極を位置合わ
せした後、ボンディングツールで、前記長いリードを同
時にボンディングするステップと、第2の半導体素子上
の電極を、テープキャリアに設けられた短いリードと位
置合わせした後に、前記第1の半導体素子を前記第2の
半導体素子上に積層させて接着し、ボンディングツール
で、短いリードを1本ずつボンディングするステップ
と、前記第1の半導体素子と、前記第2の半導体素子
と、前記長いリードと、前記短いリードとを樹脂材で封
止するステップとを含む。前記封止するステップでは、
前記第1の半導体素子に対面しない前記第2の半導体素
子の面を除いて樹脂材が塗布される。 【0017】 【本発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に
ついて、図を参照しながら詳細に説明する。 実施の形態1 図1と図2は、本発明の実施の形態1を示したものであ
る。図1は本実施の形態1に係わるテープキャリアパッ
ケージの正面図であり、図2は図1のテープキャリアパ
ッケージの線II-IIに沿った断面図である。 【0018】ポリイミド等からなるベースフィルム1に
は、テープ搬送用のスプロケットホール2を穿設してあ
る。下側半導体素子10には突起状の電極11が形成さ
れ、この電極11が、インナリード5を介して、外部基
板と接続するための端子3に接続される。上側半導体素
子7には、突起状の電極8が形成され、この電極8がイ
ンナリード4を介して、外部基板と接続するための端子
3に接続される。電極8又は11に接続されるインナリ
ード4又は5の部分は幅を狭くすることで、隣り合うリ
ード間の距離を確保している。インナリード5は、イン
ナリード4よりも短く形成されている。上側半導体素子
7と下側半導体素子10の外形は、略正方形であり、上
側半導体素子7は、下側半導体素子10よりもサイズ
(面積)が小さい。ベースフィルム1に形成したインナ
リードの配列を変更すれば、長方形などの外形を有する
上側半導体素子7と下側半導体素子10の場合にも対応
できる。上側半導体素子7を下側半導体素子10に積層
させて、上側半導体素子7と下側半導体素子10は、接
着剤9により接合されている。 【0019】各半導体素子7と10において、略正方形
の4辺の各々に沿って電極8又は電極11が配置され、
電極11は、上側半導体素子7の周辺部から十分離れた
位置に設けられ、下側半導体素子10の電極11にイン
ナリード5をボンディングする際に上側半導体素子7が
邪魔にならないようにしてある。また、上側半導体素子
7の4辺が下側半導体素子10の4辺に平行になるとと
もに、上側半導体素子7の各電極8が、下側半導体素子
10の隣り合う電極11の中間に位置するように、両半
導体素子を互いに位置決めしてある。この電極8と11
に、インナリード4と5が、それぞれ、接続される。ま
た、上側半導体素子7に接続されるインナリード4は、
下側半導体素子10に接続される隣り合ったインナリー
ド5の間に位置するように配置されている。すなわち、
インナリード4とインナリード5は、隣り合って交互に
位置するように配列されている。インナリード4とイン
ナリード5は、このように交互に配列しなくてもかまわ
ない。例えば、一方向に延出しているリード群のうち、
インナリード4のみを連続して配列し、その隣にインナ
リード5を連続して配列してもよい。また、図1に示し
た例において、四方向に延出している4つのリード群の
うち、特定の群がインナリード4のみ又はインナリード
5のみを含むような配列であってもかまわない。 【0020】電極8及び電極11に、それぞれ、接続さ
れるインナリード4及び5の反対側の端部付近は、外部
回路に接続するための端子3として形成されている。端
子3とインナリード4及び5には、錫、金又は半田によ
るメッキが施されている。これら銅の配線パターン(す
なわち、4と5)は、ソルダレジスト6とベースフィル
ム1との間に挟持されるとともに、外界から保護され
る。封止用樹脂12は、上側半導体素子7の全体と、下
側半導体素子10の側部及びインナリード4及び5と、
ソルダレジスト6の一部と、ベースフィルム1の一部と
を覆って、パッケージ全体を保護する。この構成によれ
ば、下側半導体素子10の底面部は、封止用樹脂12に
より覆われていないので、パッケージの全体の厚さを薄
くすることができる。 【0021】実施の形態2 実施の形態2は、実施の形態1によるテープキャリアパ
ッケージの製造方法に係わる。図3(a)から図3
(d)は、本発明の実施の形態2に係わる製造方法のス
テップを示す。先ず、図3(a)に示すように、テープ
キャリアパッケージ用のテープキャリアを準備する。ポ
リイミドなどのベースフィルム1には、テープ搬送用の
スプロケットホール2が穿設されている。インナリード
4とインナリード5の各々は、一方の端部に、外部基板
と接続される端子3を有する。インナリード4とインナ
リード5の各々の他方の端部は、ボンディング工程にお
いて、各半導体素子上の対応する電極に接続される。下
側半導体素子10上の電極11に接続するインナリード
5は、上側半導体素子7上の電極8に接続するインナリ
ード4よりも短く形成されている。端子3とインナリー
ド4と5には、これらの銅パターンを外界から保護する
ために錫、金又は半田によるメッキが施されている。6
は銅の配線パターンを保護する為のソルダレジストであ
る。 【0022】次に、図3(b)に示すように、上側半導
体素子7を準備し、突起状の電極8とインナリード4と
の位置合わせを行い、ボンディングツール13を用いて
超音波熱圧着等の方法で、インナリード4を1本ずつ、
上側半導体素子7の上に形成された突起状の電極8にボ
ンディングする。 【0023】次に、図3(c)に示すように、上面に接
着剤9を塗布された半導体素子10を準備し、突起状の
電極11とインナリード5との位置合わせを行い、ボン
ディングツール13を用いて超音波熱圧着等の方法で、
インナリード5を1本ずつ、電極11にボンディングす
る。下側半導体素子10上の電極11は、インナリード
5が延伸する平面より下にあるので、インナリード5は
下方向に少し折り曲げられる。ここで、接着剤9は、予
め上側半導体素子7の裏面に塗布されていてもかまわな
い。 【0024】最後に、図3(d)に示すように、上側半
導体素子7の全体と、下側半導体素子10の側部と、イ
ンナリード4及び5と、ソルダレジスト6の一部とベー
スフィルム1の一部とを封止用樹脂12で覆って、パッ
ケージ全体を保護する。その後、封止用樹脂12を硬化
するために熱を加える(図示せず)。このとき、その熱
で同時に接着剤9も硬化する。以上で半導体素子2個を
積層搭載したテープキャリアパッケージが形成される。 【0025】実施の形態3 実施の形態3は、実施の形態1によるテープキャリアパ
ッケージの他の製造方法に係わる。図4(a)から図4
(d)は実施の形態3による製造方法のステップを示し
ている。まず、図4(a)に示すように、テープキャリ
アパッケージ用のテープキャリアを準備する。ポリイミ
ドなどのベースフィルム1には、テープ搬送用のスプロ
ケットホール2が穿設されている。インナリード4とイ
ンナリード5の一方の端部は、半導体素子上の電極に接
続され、他方の端部には、外部基板と接続する端子3を
有する。インナリード5は、インナリード4よりも短く
形成される。 【0026】次に、図4(b)に示すように、上側半導
体素子7を準備し、突起状の電極8とインナリード4の
位置合わせを行い、ボンディングツール14を用いて、
超音波熱圧着等の方法で、すべてのインナリード4を同
時にボンディングする。 【0027】次に、図4(c)に示すように、上面に接
着剤9が塗布された半導体素子10を準備し、突起状の
電極11とインナリード5の位置合わせを行い、ボンデ
ィングツール13を用いて、超音波熱圧着等の方法で、
リードを1本ずつボンディングする。ここで、接着剤9
は予め半導体素子7の裏面に塗布してあってもかまわな
い。 【0028】最後に、図4(d)に示すように、上側半
導体素子7の全体と、下側半導体素子10の側部と、イ
ンナリード4及び5と、ソルダレジスト6の一部と、ベ
ースフィルム1の一部とを封止用樹脂12で覆って、パ
ッケージ全体を保護する。その後、封止用樹脂12を硬
化するために熱を加える(図示せず)。その熱で同時に
接着剤9も硬化する。以上で半導体素子2個を積層搭載
したテープキャリアパッケージが形成される。 【0029】実施の形態4 図5から図6は実施の形態4を示したものである。実施
の形態4は、外部回路に接続するための端子部分を、ラ
ンド構造とし、このランド上に半田ボール等の金属ボー
ルを配置したボールグリッドアレー(BGA)構造とし
た点が、実施の形態1と異なる。図5は実施の形態4に
係わるテープキャリアパッケージの正面図である。図6
は図5の線VI-VIに沿った断面図である。ポリイミドな
どのベースフィルム1には、テープ搬送用のスプロケッ
トホール2が穿設されている。実施の形態1と同様に、
上側半導体素子7と下側半導体素子10の外形は、略正
方形であり、上側半導体素子7は、下側半導体素子10
よりもサイズ(面積)が小さい。ベースフィルム1に形
成したインナリードの配列を変更すれば、長方形などの
外形を有する上側半導体素子7と下側半導体素子10の
場合にも、対応できる。また、上側半導体素子7の4辺
が下側半導体素子10の4辺に平行になるようにして、
上側半導体素子7を下側半導体素子10に積層してあ
る。上側半導体素子7と下側半導体素子10は、接着剤
9により接合されている。インナリード5は、インナリ
ード4よりも短く形成されている。 【0030】インナリード4とインナリード5の各々
は、対応するランド15につながり、このランドを介し
て外部回路に接続される。ランド15は、ベースフィル
ム1の表面上の平面内に、格子状に配設されていて、上
側半導体素子7と下側半導体素子10の積層構造の周囲
を取り囲む。ランド15上には、半田ボール等の金属ボ
ール16を設け、この金属ボール16を介して外部回路
と接続する。金属ボール16は、封止用樹脂12の表面
よりも高く突き出ている。この構造では、外部接続用の
ランド15を2次元の平面内に配置することができるの
で、パッケージ全体をあまり大きくしないで、多ピン化
が図れる利点がある。銅パターンからなるランド15、
インナリード4及びインナリード5には、錫、金又は半
田によるメッキが施されている。 【0031】上側半導体素子7と下側半導体素子10に
は、四角形の4辺の各々に沿って、突起状の電極8及び
電極11が、それぞれ、配置される。電極11は、イン
ナリード4及び5をボンディングする際に邪魔にならな
いように、上側半導体素子7の周辺部から十分離れた位
置に設けられる。 【0032】上側半導体素子7に接続されるインナリー
ド4は、下側半導体素子10に接続される隣り合ったイ
ンナリード5の間に位置するように配置されている。電
極8及び電極11に、それぞれ、接続されるインナリー
ド4及び5の反対側の端部にあるランド15は、外部回
路に接続するための端子としての役割をする。これら銅
の配線パターンであるインナリード4と5は、ソルダレ
ジスト6とベースフィルム1との間に挟持されるととも
に、外界から保護される。封止用樹脂12は、上側半導
体素子7の全体と、下側半導体素子10の側部と、イン
ナリード4及び5と、ソルダレジスト6の一部と、ベー
スフィルム1の一部とを覆ってパッケージ全体を保護す
る。実施の形態4の場合も、実施の形態1と同様に、下
側半導体素子10の底面部は、封止用樹脂12により覆
われていない。したがって、パッケージの全体の厚さを
薄くできるという点で有利である。 【0033】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
発明によれば、1つのテープキャリアパッケージの内部
に2つの半導体素子を積層して収容することが可能とな
るとともにパッケージの厚さを薄く構成できるので、テ
ープキャリアパッケージの高機能化や高付加価値化が可
能となる。 【0034】請求項2に係わる発明によれば、テープキ
ャリアパッケージの構造をBGA(Ball Grid Array)
タイプとしたので、テープキャリアパッケージを回路基
板に搭載する際、他の部品と同時に半田付するリフロー
方式が可能となる。 【0035】請求項3に係わる発明によれば、第1の電
極と第2の電極はそれぞれ複数個有り、長いリードと短
いリードはそれぞれ複数本有り、長いリードと短いリー
ドが隣り合って交互に並ぶように配設されているので、
上側半導体素子と下側半導体素子とを接続する場合に便
利である。 【0036】請求項4と請求項5に係わる発明によれ
ば、下側半導体素子のサイズは上側半導体素子のサイズ
より大きく、下側半導体素子の電極は、上側半導体素子
が下側半導体素子に対面する領域の外側に設けられてい
る。したがって、両半導体素子の電極形成面が同じ方向
を向いた状態で積層でき、インナリードを電極にボンデ
ィングする際に、従来技術のように、ボンディング工程
の途中で、パッケージ全体をひっくり返す必要がない。 【0037】請求項6に係わる発明によれば、下側半導
体素子の底面は、樹脂材が塗布されないので、パッケー
ジ全体の厚さを薄くできる。 【0038】請求項7に係わる発明によれば、下側半導
体素子と上側半導体素子の各々は、実質的に平行な2組
の辺を有し、長いリードと短いリードは、各辺に対して
実質的に直角の方向に延出しているので、リードが整然
と配列され、コンパクトなテープキャリアパッケージを
実現できる。 【0039】請求項8に係わる発明によれば、長いリー
ドと短いリードは、外方に向かって実質的に同一平面内
に延伸しているので、テープキャリアパッケージを回路
基板に実装する際に便利である。 【0040】請求項9に係わる発明によれば、第1の半
導体素子と第2の半導体素子とは、接着剤にて接着され
ることで、両半導体素子間の位置決めが確実となる。 【0041】請求項10に係わる発明によれば、実施の
形態1の構造を有するテープキャリアパッケージを効率
よく製造できる。 【0042】請求項11と請求項13に係わる発明によ
れば、封止するステップにおいて、上側半導体素子に対
面しない下側半導体素子の面には樹脂材が塗布されない
ので、パッケージ全体の厚さを薄くできる。 【0043】請求項12に係わる発明によれば、上側半
導体素子上に形成された全ての突起状の電極と、これら
の電極に接続される全てのインナリードとが、ボンディ
ングツールによって同時に接続されるので、ボンディン
グ時間が短縮できる。したがって、生産効率が上がり、
その結果生産コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態1に係わるテープキャリアパッケー
ジの正面図である。 【図2】図1のテープキャリアパッケージの線II-IIに
沿った断面図である。 【図3】本発明の実施の形態2に係わる製造方法の各ス
テップを示す図である。 【図4】本発明の実施の形態3に係わる製造方法の各ス
テップを示す図である。 【図5】本発明の実施の形態4に係わるテープキャリア
パッケージの正面図である。 【図6】図5のテープキャリアパッケージの線VI-VIに
沿った断面図である。 【図7】従来技術によるテープキャリアパッケージの正
面図である。 【図8】図7のテープキャリアパッケージの線VIII-VII
Iに沿った断面図である。 【図9】他の従来技術としての特開平5−21703号
公報に開示されたテープキャリアパッケージの正面図で
ある。 【図10】図9のテープキャリアパッケージの線X-Xに
沿った断面図である。 【図11】他の従来技術としての特開平8−14852
6号公報に開示されたボールグリッドアレー構造の断面
図である。 【図12】図11の底面図である。 【符号の説明】 1 テープキャリア、 2 スプロケットホール、 3
端子、 4、5、インナリード、 6 ソルダレジス
ト、 7 上側半導体素子、 8、11 突起状の電
極、 9 接着剤、 10 下側半導体素子、 12
封止用樹脂、13、14 ボンディングツール、 15
ランド、 16 金属ボール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 H01L 25/065 - 25/07 H01L 25/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1の電極が形成された第1の表面と、
    第1の表面に対向する第2の表面とを有する第1の半導
    体素子と、 第2の電極が形成された第3の表面と、第3の表面に対
    向する第4の表面とを有する第2の半導体素子であり、
    第2の表面と第3の表面とが対面するようにして、第1
    の半導体素子が積層された前記第2の半導体素子と、 開口部を1つのみ有し、前記第1の半導体と前記第2の
    半導体とが前記開口部内に配置されるテープキャリア
    全長に亙り直線状に延伸するとともに、第1の後方部分
    と、第1の後方部分より細い第1の前方部分とを有し、
    第1の後方部分がテープキャリア上に設けられ、第1の
    前方部分が前記第1の電極に接続された長いリードと第2の後方部分と、屈曲するとともに第2の後方部分よ
    り細い第2の前方部分とを有し、第2の後方部分が、前
    記テープキャリア上に設けられ、第2の前方部分が前記
    第2の電極に接続された短いリードと前記第1の半導体素子と、前記第2の半導体素子と、前
    記長いリードと、前記短いリードとを、前記第4の表面
    を除いて封止する樹脂材とを含むことを特徴とするテー
    プキャリアパッケージ
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