JP3434487B2 - 位置連動式チャットシステム、そのための位置連動式チャット方法、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

位置連動式チャットシステム、そのための位置連動式チャット方法、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3434487B2
JP3434487B2 JP2000140563A JP2000140563A JP3434487B2 JP 3434487 B2 JP3434487 B2 JP 3434487B2 JP 2000140563 A JP2000140563 A JP 2000140563A JP 2000140563 A JP2000140563 A JP 2000140563A JP 3434487 B2 JP3434487 B2 JP 3434487B2
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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の利用者が仮
想的な対話空間であるチャットを利用して相互にコミュ
ニケーションを図ることのできるチャットシステムに関
し、特に、利用者が端末を用いて移動しながらチャット
を行うことのできる位置連動式チャットシステムに関す
る。また、本発明は、このような位置連動式チャットシ
ステムを実現するための、位置連動式チャット方法、お
よび、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、離れている人同士が直接的に
コミュニケーションを図るための種々のシステムが提案
されている。このようなシステムのうち、最も広く利用
されているのは、有線電話、無線通信、あるいは、移動
体通信である。有線電話では、交換機に有線接続された
複数の電話機を用いてコミュニケーションを図ることが
できる。また、無線通信では、複数の無線機間で電波を
直接的に送受信することによってコミュニケーションを
図ることができる。あるいは、移動体通信では、中継局
に対して無線接続された携帯電話やPHS(Personal Ha
ndy Phone)等の移動体通信端末を用いてコミュニケーシ
ョンを図ることができる。これら各システムは、いずれ
も音声によるコミュニケーション手段である点、およ
び、コミュニケーションの相手が特定されている点にお
いて共通している。
【0003】また、近年のインターネット技術の発達に
伴って新たに普及したコミュニケーションシステムとし
て、電子掲示板やチャットを挙げることができる。これ
らは、サーバ装置にインターネットを介して接続された
クライアント装置を用いて、サーバ装置に格納されたW
ebページに対して、複数人が対話的に文章の書き込み
や閲覧を行うことのできるシステムである。特にチャッ
トでは、文章の表示画面が比較的に短時間で更新される
ため、ある程度のリアルタイム性があり、仮想的な対話
空間として優れている。このチャットは、一般的には文
字によるコミュニケーション手段である点、および、対
話相手が必ずしも特定されておらず不特定者間で対話が
行われることが多い点において、上述の移動体通信等と
は異なる。
【0004】これら従来のシステムは、さらに下記のよ
うな特徴を有する。まず、有線電話の一種である会議電
話、無線通信、あるいは、チャットでは、複数人が相互
にコミュニケーションを図ることができる。例えば、会
議電話や無線通信では複数人の発言を相互に聞くことが
でき、チャットでは複数人がほぼ同時に書き込みを行っ
てその内容を見ることができる。
【0005】また、無線通信や移動体通信では、移動し
ている人同士がコミュニケーションを図ることができ
る。すなわち、無線通信では、無線機間で電波を送受信
できる範囲内であれば、利用者は徒歩や自動車等にて移
動しながら会話を行うことができる。また、移動体通信
では、移動体通信端末と中継局との間で電波を送受信で
きる範囲内であれば、やはり移動しながら会話を行うこ
とができる。なお、人同士のコミュニケーションシステ
ムではないが、自動車等の移動体内で地図情報等を閲覧
することができるカーナビゲーションシステム(以下、
カーナビ)では、移動している人に対して各種の情報を
提示することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、現実のコミュ
ニケーションにおいては、複数人が移動しながら会話等
を行う場面がしばしば見受けられる。例えば、街中を友
人と会話しながら歩く場合や、1台の車に家族が乗り合
わせてドライブする場合である。そして、このようなコ
ミュニケーションを図ることによって、移動時間を一層
楽しく有意義に過ごすことができる。しかしながら上記
従来のシステムのうち、複数人が移動しながらコミュニ
ケーションを図ることのできるものは無線通信だけであ
り、他のシステムはこのような要求を満たすことができ
ない。また、無線通信であっても、無線電波の到達距離
には限りがあることから、移動範囲が広範囲に及んだ場
合には、コミュニケーションを図ることが不可能にな
る。
【0007】また、このように移動しながら会話等を行
う場合、利用者の現在位置に応じてコミュニケーション
の内容を変えることができれば、一層興味深いコミュニ
ケーションを行うことができる。例えば、移動するにつ
れて移り変わる周囲の様々な風景について話し合った
り、その場所に詳しい人から様々な知識を得たりするこ
とができれば、このコミュニケーションは一層興味深い
ものとなる。しかしながら上記従来のシステムのうち、
利用者の位置に応じて情報の内容が変わるものはカーナ
ビだけであり、他のシステムはこのような要求を満たす
ことができない。しかし、カーナビは上述したように人
同士のコミュニケーション手段ではなく、双方向的なコ
ミュニケーションを行うことが不可能である。
【0008】なお、従来においても、対話者等の位置
と、コミュニケーションの内容とを連動させたシステム
が提案されている。例えば、特開平9−23275で
は、利用者の分身が仮想空間を移動した場合、この各分
身間の距離が小さい場合や視野が重なる場合に、両者の
音声が同一の音声ミキサに接続される。これによって各
利用者の聞こえる音声は、当該利用者の位置に応じて変
わることになる。また、特開平5−113941では、
仮想空間内での利用者の発信するメッセージの到達範囲
に重み付けが付加されて発信される。これによって、メ
ッセージ毎に、その到達範囲が変わることになる。
【0009】しかしながらこのようなシステムは、いず
れも仮想空間内において仮想的に設定された利用者同士
がコミュニケーションを行うためのものであり、現実の
人間が現実の空間内を移動することを想定したものでは
ない。例えば、これら従来のシステムは、利用者が自己
の位置等をシステム側に入力することを前提して構成さ
れているが、街中等を移動している利用者が自己の位置
等を逐一入力することは現実的には不可能であり、この
ようなシステムを現実世界のコミュニケーションに直ち
に適用することはできない。
【0010】また、これらシステムは、利用者の仮想的
な位置を中心として一定範囲でコミュニケーションが成
立するように構成されているが、このことが却って不都
合になる場合がある。例えば、これら従来のシステムで
は、2人の利用者A、Bがいずれも地区Cに居る場合、
両者の距離が近ければ対話ができるが、離れている場合
には対話ができない。しかしながら、例えば、地区Cに
関して対話したいような場合には、両者の距離に関わら
ず、地区C内に居る限りは対話が成立している方が便利
であり、使い勝手がよい場合がある。すなわち、利用者
の位置のみでなく、他の概念にて区画された範囲内でコ
ミュニケーションを確立することができれば好ましい。
これらのことから、従来のシステムでは、利用者の現在
位置に応じてコミュニケーションの内容を変えるシステ
ムとしては依然として問題点が多い。
【0011】その他、近年では、不特定多数の人とコミ
ュニケーションを図りたいとの要望が高まっている。例
えば、街中を歩いている場合に、周囲を歩いている様々
な人々に気軽に話しかけることができれば、今まで気が
つかなかった情報を偶発的に知ることができたり、未知
の人と偶発的に出会うことができる。このようなコミュ
ニケーション上の偶発性は、上記従来のコミュニケーシ
ョンシステムにおいては全く得ることのできないもので
ある一方、利用者にとって最も興味を引かれる要素であ
る。しかしながら上記従来のシステムのうち、不特定多
数の人と偶発的にコミュニケーションできるものはチャ
ットだけであり、その他のシステムはこの新たな要望を
満たすことができない。
【0012】これらのことから本発明の目的は、従来の
システムでは行うことのできなかったコミュニケーショ
ン形態、すなわち、複数の人が移動しながら、移動した
位置に応じた内容で、不特定多数の人とコミュニケーシ
ョンを図ることのできる全く新規なコミュニケーション
システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の位置連動式チャットシステ
ムは、サーバ装置にネットワークを介して接続された複
数の端末を用いてチャットを行う位置連動式チャットシ
ステムであって、サーバ装置は、各利用者の現在位置に
関連した地理的基準にて区分される複数のチャットルー
ムを生成するチャットルーム制御手段と、各端末から通
知された当該端末の現在位置の変化に基づいて、当該端
末の利用者が参加するチャットルームを選択するチャッ
トルーム選択手段と、チャットルーム選択手段にて選択
された同一のチャットルームに参加している各利用者の
各端末を介して送信された音声を、相互にミキシングす
る音声制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】上述のように従来においては、複数の人が
移動しながら、移動した位置に応じた内容で、不特定の
人とコミュニケーションを図ることができなかった。こ
れに対して上記本構成によれば、チャットルーム制御手
段にてチャットルームの生成が行われ、チャットルーム
選択手段にて各端末の現在位置の変化に基づいてチャッ
トルームが選択され、このチャットルームに参加してい
る利用者からの音声が音声制御手段にてミキシングされ
るので、この音声がチャットルーム参加者の各端末に出
力される。したがって、各利用者は、自己の現在位置
変化先の位置に居る他の利用者と音声チャットを行うこ
とができる。このため、移動時間を一層楽しく有意義に
過ごすことができ、移動するにつれて移り変わる周囲の
様々な風景について話し合ったり、その場所に詳しい人
から様々な知識を得たりすることができる。また、音声
チャットを行うことにより、近くに居る人を探して直接
的に話しかける等、不特定多数の人と偶発的にコミュニ
ケーションを図ることができる。
【0015】また、請求項2に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1に記載の位置連動式チャットシ
ステムにおいて、上記チャットルーム制御手段は、同一
階層において互いに範囲が異なり、下位階層に対して互
いに範囲が重複する階層的な複数のチャットルームを生
成することを特徴とする。
【0016】この構成によれば、チャットルーム制御手
段により、階層的なチャットルームが生成されるので、
利用者は、この階層的なチャットルームのうちのいずれ
かに参加することができる。例えば、不慣れな土地では
比較的広域のチャットルームに参加してその土地の概要
を把握し、慣れている土地では比較的狭域のチャットル
ームに参加してより詳しい内容を話すことができる等、
自己のニーズに応じて種々の階層のチャットルームに参
加することができ、一層多角的なコミュニケーションを
行うことができる。
【0017】また、請求項3に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1または2に記載の位置連動式チ
ャットシステムにおいて、上記チャットルーム制御手段
は、地理的基準にて区分される複数のチャットルームに
対して、さらに各利用者の目的に基づく基準にて区分さ
れる複数のチャットルームを生成することを特徴とす
る。
【0018】この構成によれば、チャットルーム制御手
段により、利用者の目的に応じたチャットルームが生成
されるので、利用者は、自己の目的に合致したチャット
ルームに参加することができる。例えば、特定のエリア
内において、飲食店を探している場合には飲食店に関す
るチャットルームに参加して各種情報を得ることができ
る等、自己のニーズに応じて種々の目的のチャットルー
ムに参加することができ、一層多角的なコミュニケーシ
ョンを行うことができる。
【0019】また、請求項4に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の位
置連動式チャットシステムにおいて、上記チャットルー
ム制御手段は、上記チャットルーム選択手段にてチャッ
トルームが選択された際、当該チャットルームに参加し
ている利用者の人数に応じて、当該チャットルームの生
成、結合、または、分割を行うことを特徴とする。
【0020】この構成によれば、チャットルーム制御手
段により、チャットルームに参加している利用者の人数
に応じて、チャットルームの生成、結合、または、分割
が行われる。例えば、利用者の参加したいチャットルー
ムが生成されていない場合には当該チャットルームが生
成され、参加人数が少な過ぎるチャットルームがある場
合にはこれらが結合され、参加人数が多過ぎるチャット
ルームがある場合にはこのチャットルームが分割され
る。したがって、チャットルームの参加人数が常に適切
な人数に維持されるので、音声チャットを行う場合にお
いても音声の聞き取りに混乱等を生じさせることなく、
良好なコミュニケーションを図ることができる
【0021】また、請求項に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1〜のいずれか一つに記載の位
置連動式チャットシステムにおいて、上記サーバ装置
は、各端末から通知された当該端末の現在位置の変化に
基づいて、当該利用者の移動先の位置を推定する移動先
位置推定手段を備え、上記チャットルーム選択手段は、
上記移動先位置推定手段にて推定された利用者の移動先
の位置に対応するチャットルームを、当該利用者が参加
するチャットルームとして選択することを特徴とする。
【0022】この構成によれば、移動先位置推定手段に
よって、利用者の移動先の位置が推定され、チャットル
ーム選択手段によって、この推定された位置に対応する
チャットルームが選択される。したがって、各利用者
は、自己の移動先の位置に対応するチャットルームに参
加することができ、例えば、自動車の進行方向の渋滞状
況を話し合う等、自己の移動先についての各種の情報を
容易に入手することができる。
【0023】また、請求項に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1〜のいずれか一つに記載の位
置連動式チャットシステムにおいて、上記チャットルー
ム選択手段は、各端末から通知された当該端末の現在位
置に対応するチャットルームを、当該利用者が参加する
チャットルームとして選択するとともに、各端末から通
知された当該端末の現在位置の変化に応じて、当該利用
者が参加するチャットルームを切り替えることを特徴と
する。
【0024】この構成によれば、利用者が移動した場合
には、チャットルーム選択手段にてチャットルームが自
動的に切り替えられ、端末の現在位置に対応するチャッ
トルームが選択される。したがって、各利用者は、常
時、自己の現在位置等に対応したチャットルームに参加
することができ、手動にてチャットルームを切り替える
ことなく、最適な対話環境を維持することができる。
り具体的には、各利用者は、自己の現在位置についての
チャットルームに常時参加することができ、例え ば、目
の前にある飲食店等についての情報を得ることができる
等、一般的には各利用者にとって最も興味のある内容に
ついて会話を行うことができる。
【0025】また、請求項に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項に記載の位置連動式チャットシ
ステムにおいて、上記音声制御手段は、上記チャットル
ーム選択手段にてチャットルームの切り替えが行なわれ
る際、チャットルームの切り替えが行われる旨を、当該
切り替えられるチャットルームに参加している利用者の
端末に通知することを特徴とする。
【0026】この構成によれば、チャットルーム選択手
段にてチャットルームの切り替えが行なわれる際、この
切り替えが行われる旨が、音声制御手段にて端末に通知
される。したがって、各利用者は、チャットルームが切
り替えられることを事前に知ることができ、会話の内容
を整理したり、状況によってはその切り替えを停止させ
る等、切り替え時の対応を取ることができる。
【0027】また、請求項に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1〜のいずれか一つに記載の位
置連動式チャットシステムにおいて、上記サーバ装置
は、各端末から通知された当該端末の現在位置に基づい
て、各端末の相互間の距離を算出する端末間距離算出手
段を備え、上記音声制御手段は、上記端末間距離算出手
段にて算出された各端末の相互間の距離に応じて、当該
各端末にて出力される音声の音量を制御することを特徴
とする。
【0028】この構成によれば、端末間距離算出手段に
よって、各端末の相互間の距離が算出され、音声制御手
段によって、各端末の相互間の距離に応じて音量の制御
が行われる。したがって、例えば、各利用者から遠い人
の音声は小さい音量で出力され、近づくにつれて序々に
大きい音量で出力されるので、その音量によって遠近感
を感じることができ、一層リアリティーのあるコミュニ
ケーションを行うことができる。
【0029】また、請求項に記載の位置連動式チャッ
トシステムは、請求項1〜のいずれか一つに記載の位
置連動式チャットシステムにおいて、上記サーバ装置
は、各端末から通知された当該端末の現在位置に基づい
て、各端末の相互間の距離を算出する端末間距離算出手
段を備え、上記音声制御手段は、上記端末間距離算出手
段にて算出された各端末の相互間の距離が所定距離以内
である場合、利用者が相互に近接している旨を、当該近
接している各利用者の各端末に通知することを特徴とす
る。
【0030】この構成によれば、端末間距離算出手段に
よって、各端末の相互間の距離が算出され、音声制御手
段によって、各端末の相互間の距離が所定距離以内であ
る場合にはその旨が通知される。したがって、各利用者
は自己の近くに他の利用者が居る場合にはその旨を容易
に知ることができ、この利用者を探して直接話し掛ける
等、実際のコミュニケーションとの融合を図ることがで
きる。
【0031】また、請求項10に記載の位置連動式チャ
ットシステムは、請求項1〜のいずれか一つに記載の
位置連動式チャットシステムにおいて、上記音声制御手
段は、上記端末の利用者が参加するチャットルームが複
数選択された場合、この利用者の端末を介して送信され
た音声と、これら複数のチャットルームに参加している
各利用者の各端末を介して送信された音声とを、相互に
ミキシングすることを特徴とする。
【0032】この構成によれば、音声制御手段のミキシ
ングによって、複数のチャットルームへの参加を希望し
た利用者の音声はこれら複数のチャットルームに参加し
ている他の利用者に向けて送信され、また、複数のチャ
ットルームに参加している各利用者の音声はこの参加を
希望した利用者に向けて送信されるので、この利用者
は、複数のチャットルームの会話内容を同時に聞くこと
ができ、複数のチャットルームに同時に参加したり、あ
るいは、参加を検討するために他のチャットルームの会
話内容を試聴すること等ができる。
【0033】また、本発明は、位置連動式チャット方法
にかかるものであり、請求項11に記載の位置連動式チ
ャット方法は、サーバ装置にネットワークを介して接続
された複数の端末を用いてチャットを行うための位置連
動式チャット方法であって、サーバ装置において、各利
用者の現在位置に関連した地理的基準にて区分される複
数のチャットルームを生成するチャットルーム生成手順
と、各端末から通知された当該端末の現在位置の変化
基づいて、当該端末の利用者が参加するチャットルーム
を選択するチャットルーム選択手順と、チャットルーム
選択手順にて選択された同一のチャットルームに参加し
ている各利用者の各端末を介して送信された音声を、相
互にミキシングする音声制御手順と、を順次行うことを
特徴とする。
【0034】この方法によれば、チャットルームの生成
が行われ、各端末の現在位置の変化に基づいてチャット
ルームが選択され、このチャットルームに参加している
利用者からの音声がミキシングされるので、この音声が
チャットルーム参加者の各端末にて出力される。したが
って、各利用者は、自己の現在位置の変化先の位置に居
る他の利用者と音声チャットを行うことができる。この
ため、移動時間を一層楽しく有意義に過ごすことがで
き、移動するにつれて移り変わる周囲の様々な風景につ
いて話し合ったり、その場所に詳しい人から様々な知識
を得たりすることができる。また、音声チャットを行う
ことにより、近くに居る人を探して直接的に話しかける
等、不特定多数の人と偶発的にコミュニケーションを図
ることができる
【0035】また、請求項12に記載の位置連動式チャ
ット方法は、請求項11に記載の位置連動式チャット方
法において、各端末から通知された当該端末の現在位置
の変化に基づいて、当該利用者の移動先の位置を推定す
る移動先位置推定手順を備え、上記チャットルーム選択
手順において、上記移動先位置推定手順にて推定された
利用者の移動先の位置に対応するチャットルームを、当
該利用者が参加するチャットルームとして選択すること
を特徴とする。
【0036】この方法によれば、利用者の移動先の位置
が推定され、この推定された位置に対応するチャットル
ームが選択される。したがって、各利用者は、自己の移
動先の位置に対応するチャットルームに参加することが
でき、例えば、自動車の進行方向の渋滞状況を話し合う
等、自己の移動先についての各種の情報を容易に入手す
ることができる。
【0037】また、請求項13に記載の位置連動式チャ
ット方法は、請求項11に記載の位置連動式チャット方
法において、上記チャットルーム選択手順において、
端末から通知された当該端末の現在位置に対応するチャ
ットルームを、当該利用者が参加するチャットルームと
して選択するとともに、各端末から通知された当該端末
の現在位置の変化に応じて、当該利用者が参加するチャ
ットルームを切り替えることを特徴とする。
【0038】この方法によれば、利用者が移動した場合
には、チャットルームが自動的に切り替えられ、端末の
現在位置に対応するチャットルームが選択される。した
がって、各利用者は、常時、自己の現在位置等に対応し
たチャットルームに参加することができ、手動にてチャ
ットルームを切り替えることなく、最適な対話環境を維
持することができる。より具体的には、各利用者は、自
己の現在位置についてのチャットルームに常時参加する
ことができ、例えば、目の前にある飲食店等についての
情報を得ることができる等、一般的には各利用者にとっ
て最も興味のある内容について会話を行うことができ
る。
【0039】また、本発明は、プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体にかかるものであ
り、請求項14に記載の記録媒体は、サーバ装置にネッ
トワークを介して接続された複数の端末を用いてチャッ
トを行うためのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、サーバ装置において、各
利用者の現在位置に関連した地理的基準にて区分される
複数のチャットルームを生成するチャットルーム生成手
順と、各端末から通知された当該端末の現在位置の変化
に基づいて、当該端末の利用者が参加するチャットルー
ムを選択するチャットルーム選択手順と、チャットルー
ム選択手順にて選択された同一のチャットルームに参加
している各利用者の各端末を介して送信された音声を、
相互にミキシングする音声制御手順とを順次実行するた
めのプログラムを記録して構成されている。
【0040】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、チャットルームの生成が行われ、各端末の現
在位置に関する情報に基づいてチャットルームが選択さ
れ、このチャットルームに参加している利用者からの音
声がミキシングされるチャットシステムを構築すること
ができる。したがって、各利用者は、自己の現在位置
変化先の位置に居る他の利用者と音声チャットを行うこ
とができる。このため、移動時間を一層楽しく有意義に
過ごすことができ、移動するにつれて移り変わる周囲の
様々な風景について話し合ったり、その場所に詳しい人
から様々な知識を得たりすることができる。また、音声
チャットを行うことにより、近くに居る人を探して直接
的に話しかける等、不特定多数の人と偶発的にコミュニ
ケーションを図ることができる。
【0041】ここで、「コンピュータ読み取り可能な記
録媒体」とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、
ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、D
VD等の任意の「可搬用の物理媒体」や、各種コンピュ
ータシステムに内蔵されるROM、RAM、ハードディ
スク(HD)等の任意の「固定用の物理媒体」、あるい
は、LAN、WAN、インターネットに代表されるネッ
トワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線
や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信
媒体」を含むものとする。また、「プログラム」とは、
任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法で
あり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わな
い。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成され
るものに限られず、複数のモジュールやライブラリとし
て分散構成されるものや、OSに代表される別個のプロ
グラムと協働してその機能を達成するものをも含む
【0042】また、請求項15に記載の記録媒体は、請
求項14に記載の記録媒体において、各端末から通知さ
れた当該端末の現在位置の変化に基づいて、当該利用者
の移動先の位置を推定する移動先位置推定手順を備え、
上記チャットルーム選択手順において、上記移動先位置
推定手順にて推定された利用者の移動先の位置に対応す
るチャットルームを、当該利用者が参加するチャットル
ームとして選択することを特徴とする。
【0043】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、利用者の移動先の位置が推定され、この推定
された位置に対応するチャットルームが選択される。し
たがって、各利用者は、自己の移動先の位置に対応する
チャットルームに参加することができ、例えば、自動車
の進行方向の渋滞状況を話し合う等、自己の移動先につ
いての各種の情報を容易に入手することができる。
【0044】また、請求項16に記載の記録媒体は、請
求項15に記載の記録媒体において、上記チャットルー
ム選択手順において、各端末から通知された当該端末の
現在位置に対応するチャットルームを、当該利用者が参
加するチャットルームとして選択するとともに、各端末
から通知された当該端末の現在位置の変化に応じて、当
該利用者が参加するチャットルームを切り替えることを
特徴とする。
【0045】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、利用者が移動した場合には、チャットルーム
が自動的に切り替えられ、端末の現在位置に対応するチ
ャットルームが選択される。したがって、各利用者は、
常時、自己の現在位置等に対応したチャットルームに参
加することができ、手動にてチャットルームを切り替え
ることなく、最適な対話環境を維持することができる。
より具体的には、各利用者は、自己の現在位置について
のチャットルームに常時参加することができ、例えば、
目の前にある飲食店等についての情報を得ることができ
る等、一般的には各利用者にとって最も興味のある内容
について会話を行うことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる位置連動式
チャットシステム(以下、本システム)、そのための位
置連動式チャット方法(以下、本方法)、および、プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(以下、本媒体)の実施の形態を図面に基づいて詳細に
説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定
されるものではない。
【0047】図1はこの実施の形態にかかる本システム
全体のブロック図である。本システムは、図1に示すよ
うに、サーバ装置1と、複数の端末2とを、インターネ
ット3を介して通信可能に接続して構成されている。以
下、本システムにて提供されるサービスの概要について
説明し、その後、本システムの構成および処理等の詳細
について説明する。
【0048】(サービスの概要) 本システムの会員として登録された利用者は、自己の端
末2を用いて他の利用者とチャットを行うことができ
る。ここで、端末2とは、少なくとも音声を送受信する
ことができるものであり、具合的には、図1に示すよう
に、携帯電話やPHS等の移動体通信端末、公衆電話や
家庭内電話等の固定電話、あるいは、カーナビと移動体
通信端末とを組み合わせて構成することができる。この
他、図示は省略するが、パーソナルコンピュータ(特に
携帯に適したノート型コンピュータ等)と移動体通信端
末とを組み合わせて構成することもでき、あるいは、パ
ーソナルコンピュータと家庭内電話等とを組み合わせて
構成することもできる。なお、端末2は、自己の現在位
置を特定するための情報(現在位置情報)を送信可能な
ように構成されているが、この点については後述する。
【0049】また、チャットとは、従来から知られてい
るように、仮想的な対話空間(以下、チャットルーム)
において利用者が相互に対話を行うためのサービスであ
る。特に、本システムでのチャットは、利用者が移動し
ながら対話を行う際の利便性や安全性を考慮して、音声
にて対話を行う音声チャットであることを基本とする。
ただし、モニタを備えた端末2を利用する場合には、テ
キストデータにて対話を行う文字チャットを併用するこ
ともできる。
【0050】本システムでは、各端末2の存在し得る地
理的なエリアが、所定の地理的な区分基準に従って複数
エリアに区分され、各エリアに対応した複数のチャット
ルームが生成される。例えば、東京都は渋谷区や新宿区
等に区分され、渋谷区に対応したチャットルームや、新
宿区に対応したチャットルームがそれぞれ生成される。
そして、各端末2の利用者は、自己の端末2の現在位置
(=自己の現在位置)が含まれるエリアに対応するチャ
ットルームに参加することができ、そのエリア内に居る
人と会話することができる。例えば、渋谷駅に居る利用
者は、渋谷区に対応したチャットルームに参加し、渋谷
区内に居る人と会話することができる。
【0051】また、利用者が移動することでその現在位
置が変化した場合には、チャットルームが自動的に変更
される。例えば、利用者が渋谷駅から新宿駅に移動した
場合、渋谷区に対応したチャットルームが新宿区に対応
したチャットルームに変更される。これによって利用者
は、常時、自己の現在位置に対応したチャットルームに
参加して会話することができる。本システムは、このよ
うな形態を基本として、さらに種々のバリエーションに
富んだコミュニケーションを提供する。このバリエーシ
ョンの内容については後述する。
【0052】(サービスの概要−チャットルームの区分
基準) ここで、上述のようにチャットルームを生成するための
地理的な区分基準について説明する。この地理的な区分
基準は、各チャットエリアに参加する利用者数が適当な
数になるように決定されることが好ましい。この区分基
準としては、住所標記に基づく基準として、都道府県別
の区分基準や、市区町村別の区分基準を採用することが
できる。例えば、市区町村別の区分基準を採用した場
合、チャットルームは、上述のように「渋谷区のチャッ
トルーム」や「新宿区のチャットルーム」の如く生成さ
れる(以下、このように市区町村別の区分基準にて区分
されたチャットルームを広域チャットルームと称す
る)。この他、複数の市区町村にまたがるような幹線道
路や電車線路に基づく区分基準を採用することもでき
る。この場合には、チャットルームを、「首都高速のチ
ャットルーム」や「山の手線のチャットルーム」の如く
生成することができる。この他にも、任意の地理的基準
にて区分を行うことができる。
【0053】また、チャットルームは、相互に範囲が異
なると共に相互に重複する階層的なものとして構成する
ことができる。例えば、上述の市区町村別の区分基準に
よる比較的広域なチャットルームに加え、各市区町村に
含まれる地理的目印(ランドマーク)を区分基準とする
比較的狭域なチャットルームを生成することができる。
例えば、「渋谷区のチャットルーム」がある場合、さら
に「渋谷駅周辺のチャットルーム」、「原宿駅周辺のチ
ャットルーム」、あるいは、「代々木公園周辺のチャッ
トルーム」を構成することができる(以下、このように
ランドマークを区分基準として区分されたチャットルー
ムを中域チャットルームと称する)。
【0054】さらに、上述の如き地理的な区分基準に加
えて、各利用者のコミュニケーションの目的等を区分基
準に用いて、さらに階層細分化された狭域のチャットル
ームを生成することもできる。例えば、「渋谷駅周辺の
チャットルーム」がある場合、さらに、「(渋谷駅周辺
における)飲食店情報交換用のチャットルーム」や、
「(渋谷駅周辺における)友達募集用のチャットルー
ム」を構成することができる(以下、このように目的を
区分基準として区分されたチャットルームを狭域チャッ
トルームと称する)。図2は、本実施の形態において生
成されるチャットルームの構成を示す図である。この図
2に示すように、本実施の形態においては、広域チャッ
トルームCR1、中域チャットルームCR2、および、
狭域チャットルームCR3が生成されるものとする。
【0055】なお、同一の区分基準にて区分された複数
のチャットルームは、相互に隙間なく区分されることが
好ましく、特に、最も上位の階層(最も広域の階層、例
えば、広域チャットルーム)においては、端末2の移動
範囲を漏れなくカバーしていることが好ましい。ただ
し、比較的下位の階層におけるチャットルーム(比較的
に狭域の階層、例えば、中域チャットルームや狭域チャ
ットルーム)は、相互に隙間が生じていてもよい。例え
ば、上述の「渋谷駅周辺のチャットルーム」と「原宿駅
周辺のチャットルーム」とがある場合、渋谷駅周辺と原
宿駅周辺の間の位置に対応する中域チャットルームは必
ずしも必要でなく、この位置はその上位の「渋谷区のチ
ャットルーム」でカバーすることができる。
【0056】このように生成された複数のチャットルー
ムの中から、各利用者が参加するチャットルームを選択
するための方法について説明する。この選択方法は、少
なくとも各端末2の現在位置を基準として、1以上のチ
ャットルームを選択することのできる任意の方法が採用
される。ただし、1つの選択方法に限られず、複数の選
択方法を設け、選択方法自体を自動または手動で選択で
きるようにしてもよい。
【0057】本実施の形態において各利用者は、選択方
法として、「現在位置による選択」、「移動先位置によ
る選択」、または、「手動選択」を選ぶことができるも
のとする。このうち、「現在位置による選択」および
「移動先位置による選択」では、各端末2の現在位置に
基づいて自動的にチャットルームが選択される。具体的
には、「現在位置による選択」では、各端末2の現在位
置に対応する「広域チャットルーム」が自動的に選択さ
れる。また、「移動先位置による選択」では、各端末2
の現在位置の変化に基づいてその移動先が推定され、こ
の移動先の位置に対応する「広域チャットルーム」が自
動的に選択される。
【0058】一方、「手動選択」では、各利用者が手動
で「広域チャットルーム」、「中域チャットルーム」、
または、「狭域チャットルーム」を自由に選択すること
ができる。この「手動選択」を選ぶことにより、各利用
者は、自己の現在位置に関わらず任意の地域のチャット
ルームを選択して参加することができる。例えば、新宿
区にいる利用者が、「渋谷区のチャットルーム」を選択
して参加することができる。ただし、この他にも、チャ
ットルームを選択するための方法としては種々のものが
考えられ、例えば、各利用者の趣味や経歴等の属性に関
する情報を取得し、この属性情報に基づいて、各利用者
にとって興味や関連のあるチャットルームを自動的に選
択するようにしてもよい。
【0059】(システム構成―サーバ装置) このようなチャットを行うための本システムの構成につ
いて説明する。まず、サーバ装置1について説明する。
図1においてサーバ装置1は、概略的に、登録情報DB
(DB=データベース)10、地図情報DB11、現在
位置情報DB12、チャット情報DB13、Webペー
ジDB14、音声情報DB15、音量情報DB16、通
信制御IF(IF=インターフェース)17、および、
制御部18を備えて構成されており、これら各部はバス
等の通信路を介して通信可能に接続されている。さら
に、このサーバ装置1は、ルータ等の図示しない通信装
置および専用線を介して、インターネット3に通信可能
に接続されている。
【0060】このサーバ装置1の構成要素のうち、登録
情報DB10には、本システムの会員となった各利用者
に関する情報(登録情報)が格納される。この登録情報
は、例えば、図3に示すように、各利用者を一意に識別
するための利用者ID、各端末2を一意に識別するため
の端末ID、各利用者の端末2の電話番号、本システム
上における各利用者のニックネーム(ハンドル名)、お
よび、各利用者の自己紹介の内容を相互に関連付けて構
成される。なお、ハンドル名と自己紹介の内容は、端末
2にて音声出力が可能なように、AIFF(Audio Inte
rchange File Format)形式等の音声データにて格納さ
れている。
【0061】また、地図情報DB11には、各利用者の
存在し得るエリアの地図に関する情報(地図情報)が格
納されている。例えば、本システムが日本国内でのみ利
用される場合、この地図情報は日本地図に関する情報と
して構成される。この地図情報の具体的内容やデータ形
式は任意であるが、少なくとも各端末2から送信される
現在位置情報(例えば、端末2の緯度および経度)に基
づいて、当該端末2の利用者が参加するチャットルーム
を選択し得る情報として構成される。
【0062】また、現在位置情報DB12には、サーバ
装置1に対して接続が確立している端末2から送信され
た現在位置情報と、この現在位置情報に付随して得られ
た情報とが格納される。例えば、図4に示すように、現
在位置情報DB12に格納される情報は、端末IDと、
各端末2から送信され所定間隔で取得された複数の緯度
および経度と、それぞれの緯度および経度が取得された
時刻とを相互に関連付けて構成される。
【0063】また、チャット情報DB13には、本シス
テム内で生成されている各チャットルームに関する情報
(チャット情報)が格納される。このチャット情報は、
例えば、現在生成されている広域チャットルーム、中域
チャットルーム、および、狭域チャットルームの各々の
チャットルーム名、チャットルームID、各チャットル
ームに現在参加している利用者の端末IDを相互に関連
付けて構成される。
【0064】また、WebページDB14には、端末2
に対して送信される各種のWebページデータが格納さ
れている。このWebページデータとしては、文字チャ
ットや文字掲示板を行う際のWebページデータがあ
る。このWebページデータは、例えば、移動体通信端
末向けのページ記述言語であるCompact HTMLやその応用
記述言語、WML(Wireless Markup Language)、あるい
は、HDML(Handheld Device Markup Language)にて記
述され格納されている。このWebページデータに対し
ては、後述するWebページ生成部18fにて必要に応
じて様々な情報が付加されて、端末2に送信される。
【0065】また、音声情報DB15には、端末2に対
して送信される各種の音声データが格納されている。こ
の音声データとしては、チャットの利用方法をガイドす
るためのガイド音声の音声データがある。この音声デー
タは、例えば、AIFF(Audio Interchange File For
mat)形式にて格納されている。
【0066】また、音量情報DB16には、端末2に対
して送信される各種の音声データの音量に関する情報が
格納されている。例えば、図5に示すように、各端末2
の相互間の距離と、各端末2に送信する音声データに付
加すべき音量制御値とが相互に関連付けて格納されてい
る。ここで、音量制御値は、各端末2の相互間の距離が
遠い場合には音量が比較的小さくなり、各端末2の相互
間の距離が近い場合には音量が比較的大きくなるように
決定されている。そして、通信制御IF17は、当該サ
ーバ装置1とインターネット3(またはルータ等の通信
装置)との間における通信制御を行う。
【0067】次に、制御部18について説明する。この
制御部18は、サーバ装置1の各部を制御するもので、
登録処理部18a、チャットルーム制御部18b、チャ
ットルーム選択部18c、端末間距離算出部18d、移
動先位置推定部18e、Webページ生成部18f、お
よび、音声制御部18gを備えて構成されている。ここ
では、これら各部の機能を概説するに留め、各部にて行
なわれる処理の詳細は後述する。
【0068】このうち、登録処理部18aは、各利用者
が本システムの会員となるための登録処理と、各利用者
が本システムを利用するためにログインする際のログイ
ン処理とを行う。また、チャットルーム制御部18b
は、必要に応じて複数のチャットルームを生成し、さら
に、必要に応じてチャットルームの結合や分割を行うチ
ャットルーム制御手段である。また、チャットルーム選
択部18cは、チャットルーム制御部18bにて生成さ
れる複数のチャットルームのうち、各利用者が参加する
チャットルームを選択するチャットルーム選択手段であ
る。また、端末間距離算出部18dは、各端末2から通
知された現在位置情報に基づいて、各端末2の相互間の
距離を算出する端末間距離算出手段である。また、移動
先位置推定部18eは、各端末2から通知された現在位
置情報の変化に基づいて、当該利用者の移動先の位置を
推定する移動先位置推定手段である。
【0069】また、Webページ生成部18fは、必要
に応じてWebページDB14からWebページ情報を
取得し、このWebページ情報に必要な情報を付加する
ことによって、端末2に送信すべきWebページを生成
する。このWebページの生成は、例えば、CGI(Com
mon Gateway Interface)を用いて動的に行うことができ
る。そして、音声制御部18gは、同一のチャットルー
ムに参加している各利用者の各端末2を介して送信され
た音声を、相互にミキシングする音声制御手段である。
【0070】さて、これまでにサーバ装置1の構成につ
いて説明したが、図示の各構成要素は機能概念的なもの
であり、必ずしも物理的に図示の如く構成されているこ
とを要しない。例えば、サーバ装置1が備える制御機能
のうち、全部または任意の一部は、CPU(Central Pro
cessing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプ
ログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤー
ドロジックによるハードウェアとして実現することも可
能である。
【0071】さらに、サーバ装置1の分散・結合の具合
的形態は図示のものに限られず、その全部または一部
を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または
物理的に分散・結合して構成することができる。例え
ば、地図情報DB11と現在位置情報DB12を一つの
データベースとして結合することも可能である。あるい
は、サーバ装置1の各DBを、データベースサーバとし
て独立させ集中管理してもよい。なお、実際のサーバ装
置1の構成機能としては、さらにファイアウォールサー
バやDNS(Domain Name System)サーバの機能を付加
することができるが、これらについては従来と同様に構
成することができるためにその説明を省略する。
【0072】(システム構成−端末) 次に、端末2の構成について説明する。この端末2は、
上述したように、携帯電話やPHS等の移動体通信端
末、公衆電話等の固定電話、あるいは、移動体通信端末
とカーナビとを組み合わせた構成を基本とし、さらに必
要な機能を付加して構成されている。ここでは、各端末
2に共通の機能を抽出して説明する。この端末2は、図
1に示すように、概略的には、制御部20、ROM2
1、RAM22、GPS(Global Positioning System)
23、入力装置24、出力装置25、入出力制御IF2
6、A/D変換部27、および、通信制御IF28、ア
ンテナ29を備えて構成されており、これら各部がバス
等にてデータ通信可能に接続されている。
【0073】このうち、制御部20は、当該端末2の各
部を制御するもので、Webブラウザ20a、音声解析
部20b、音声出力調整部20cを備えて構成されてい
る。このうち、Webブラウザ20aは、入力されたU
RL (Uniform Resource Locator)に基づいて、インタ
ーネット3を介してサーバ装置1からWebページのデ
ータを取得し、このデータを解釈して出力装置25にW
ebページを表示させる表示制御を行うものである。こ
のWebブラウザ20aとしては、パーソナルコンピュ
ータ用のWebブラウザに比べて簡易に構成された移動
体通信端末用のWebブラウザを用いることができる。
【0074】また、音声解析部20bは、入力装置24
を介して入力された各利用者の音声を解析し、この音声
の内容が所定の音声コマンドに該当する場合には、この
音声コマンドに応じた制御信号を出力する。そして、音
声出力調整部20cは、サーバ装置1から送信された音
声データの音声出力を制御する。具体的には、サーバ装
置1から送信された音声データのヘッダを解析し、この
ヘッダに含まれる音量制御値を読み取ることによって音
声の出力音量を決定し、この出力音量にて音声が出力さ
れるように、図示しない音声増幅器の増幅制御を行う。
【0075】この制御部20は、その全部または任意の
一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプ
ログラムにて実現することができる。すなわち、ROM
21には、OS(Operating System)と協動してCPU
に命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプロ
グラムが格納されている。このコンピュータプログラム
は、RAM22にロードされることによって実行され、
CPUと協動して制御部20を構成する。しかしなが
ら、このコンピュータプログラムは、端末2に対して任
意のネットワークを介して接続されたアプリケーション
プログラムサーバ装置1に格納されてもよく、必要に応
じてその全部または一部をダウンロードすることも可能
である。あるいは、制御部20の全部または任意の一部
を、ワイヤードロジック等によるハードウェアとして実
現することも可能である。
【0076】また、図1において、GPS23は、図示
しない衛星から受信した電波に基づいて当該端末2の現
在の位置(緯度および経度)を計測する。ただし、各端
末2の現在位置をサーバ装置1にて特定することができ
る場合には、このGPS23を省略することができる。
例えば、端末2がPHSである場合には、このPHSか
ら発信された電波が複数の基地局に到達する際の時間差
に基づいて当該PHSの現在位置をサーバ装置1にて特
定することができ、あるいは、PHSへの着信等を行う
ために各基地局に登録されている当該PHSの位置情報
を利用することもできる。その他、端末2が固定電話で
ある場合には、当該固定電話の電話番号に基づいて当該
固定電話の位置を電話局側で特定することができる。し
たがって、このような位置情報をサーバ装置1が基地局
等から取得できる場合には、端末2のGPS23を省略
することができる。
【0077】また、入力装置24としては、少なくとも
マイク(または、ハンドフリーマイク)を備えて構成さ
れており、その他にもプッシュボタン等を併用すること
ができる。また、出力装置25としては、少なくともス
ピーカを備えており、その他にもモニタを用いることが
できる。これら入力装置24および出力装置25は入出
力制御IF26を介して制御部20等に接続される。
【0078】また、A/D変換部27は、マイクから入
力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、あるい
は、制御部20からのデジタル信号をスピーカに出力す
るためのアナログ信号に変換する。また、アンテナ29
は、通信制御IF28を介してサーバ装置1等に対する
無線通信を行う。ただし、端末2が固定電話である場
合、アンテナ29は省略することができる。
【0079】このように構成された端末2は、例えば、
図示しない基地局や中継局に設けられた図示しないゲー
トウェイ・サーバ等を介してインターネット3に接続さ
れており、所定の通信規約(例えば、TCP/IP(tra
nsport control protocol/internet protocol)や、WAP
(Wireless Application Protocol))に従ってサーバ
装置1にアクセスすることができる。
【0080】(位置連動式チャット処理) 次に、このように構成された本システムにおけるチャッ
ト処理について説明する。図6にはチャット処理のメイ
ンフローチャートを示す。
【0081】(ログイン処理) 最初に、利用者のログイン認証を行うためのログイン処
理について説明する。利用者は、任意のタイミングで
(一般には、最初にサーバ装置1にアクセスした際)、
本システムに入会するための会員登録を行う。この会員
登録は任意の方法にて行うことができ、この際に各利用
者が端末2の入力装置24を介してハンドル名および自
己紹介の内容を入力すると、サーバ装置1の制御部18
によって当該端末2からの送信信号に含まれる電話番号
が取得されると共に、利用者IDが付与され、これら各
情報が登録情報DB10に格納される。
【0082】その後、利用者は、端末2を介してチャッ
ト開始を指示することができる。具体的には、インター
ネット3に対するダイヤルアップ接続を行なった後、マ
イクに対して「チャット開始」等の音声を発すると、こ
の音声が音声解析部20bにて解析され、本システムへ
チャットの開始を要求するための所定のURLが通信制
御IF28を介して所定の通信規約にて送信され、この
URLに基づくルーティングによってサーバ装置1に対
するチャット開始の要求が行われる(ステップS6−
1、S6−2)。あるいは、音声コマンドに代えて、端
末2のモニタに表示される図示しないメニュー画面を介
してチャット開始を選択してもよい。
【0083】サーバ装置1では、端末2からの送信の有
無が監視されており(ステップS6−3)、送信を受け
ると、この送信の内容が制御部18にて解析され、その
結果に応じて当該制御部18の各部に処理が移される。
送信の内容がチャットの開始要求である場合には、登録
処理部18aの制御下において、本システムへのログイ
ンの可否が判断される。すなわち、登録情報DB10を
参照し(ステップS6−4)、チャットの開始要求を送
った端末2の電話番号が当該登録情報DB10に登録さ
れているか否かを判断する。
【0084】ここで、登録されていないと判断された場
合には、ログイン不可と判断して(ステップS6−
5)、ログインエラーを伝えるための音声や登録を促す
音声の音声データを音声情報DB15から取得して、こ
れを端末2に送信する(ステップS6−6)。そして端
末2は、サーバ装置1からの音声データを通信制御IF
28を介して受信し、この音声データをA/D変換部2
7にてアナログ変換して、スピーカにて音声出力する
(ステップS6−7、S6−8)。なお、端末2からサ
ーバ装置1への各種の要求送信と、サーバ装置1から端
末2への各種データの送信、および、端末2における音
声出力は以下の処理においてもほぼ同様に行われるもの
とし、以下ではその共通の処理についての説明を省略す
る。
【0085】(チャットルームの選択方法の選定) 一方、チャットの開始要求を送った端末2の電話番号が
登録情報DB10に登録されていないと判断される場合
には、ログイン可と判断し、次の処理に移行する(ステ
ップS6−5)。ここでは、サーバ装置1は、チャット
の選択方法を選ぶためのガイド音声(例えば、「チャッ
トの選択方法を選んで下さい」)の音声データを音声情
報DB15から取得して端末2に送信し(ステップS6
−9)、このガイド音声が端末2のスピーカから出力さ
れる(ステップS6−7、S6−8)。そして利用者
が、マイクに対して、「現在位置による選択」、「移動
先位置による選択」、または、「手動選択」のいずれか
の音声コマンドを発すると、この音声が音声解析部20
bにて解析され、チャットの選択方法を特定する情報が
サーバ装置1に送信される(ステップS6−10〜S6
−12)。以降、利用者によってチャット終了が指示さ
れる迄、この選択された方法によるチャットが行なわれ
る(ステップS6−13、S6−14)。
【0086】(チャットルームの自動選択) まず、「現在位置による選択」または「移動先位置によ
る選択」が選ばれた場合について説明する。図7は、チ
ャットルーム自動選択時におけるチャット処理のフロー
チャートである。まず、端末2の現在位置(=利用者の
現在位置)が取得される(ステップS7−1)。具体的
には、各端末2からはサーバ装置1との通信を行なって
いる間は継続的に位置情報が送信されている。ここで取
得された現在位置は、現在位置情報DB12に格納され
る。
【0087】(チャットルームの自動選択−現在位置に
よる選択) そして、「現在位置による選択」が選ばれている場合に
は、チャット情報DB13が参照され、端末2の現在位
置を含むエリアに対応して生成された広域チャットルー
ムが選択される(ステップS7−2、7−3)。例え
ば、端末2の現在位置が「渋谷区神宮前〜」である場合
には、「渋谷区のチャットルーム」が選択される。
【0088】(チャットルームの自動選択−移動先位置
による選択) 一方、「移動先位置による選択」が選ばれている場合に
は、移動先位置推定部18eにて端末2の移動先位置が
推定される(ステップS7−4)。具体的には、現在位
置情報DB12に格納された端末2のこれまでの現在位
置および現在位置の取得時刻が呼び出され、この現在位
置の変化の方向および変化速度が算出される(ただし、
チャットの初期においては、複数の現在位置が存在しな
いために端末2の移動先は推定できないので、ステップ
S7−3と同様に、現在位置に基づくチャットルーム選
択が行なわれる)。
【0089】例えば、現在位置の変化の方向は、最初に
取得された現在位置から、最後に取得された現在位置に
至る方向として決定してもよい。あるいは、最後に取得
された現在位置と、その一つ前に取得された現在位置と
の間の変位ベクトルを適用してもよい。この他、現在位
置の変化の方向を決定する際には、地図情報DB11に
格納されている地図情報を考慮してもよい。例えば、現
在位置の軌跡が、高速道路や国道等の幹線道路に一致す
る場合には、この幹線道路における進行方向を現在位置
の変化の方向としてもよい。また、変化速度は、最初に
取得された現在位置の取得時刻と、最後に取得された現
在位置の取得時刻との平均値として決定してもよい。あ
るいは、最後に取得された現在位置の取得時刻と、その
一つ前に取得された現在位置の取得時刻との平均値とし
て決定してもよい。
【0090】このように現在位置の変化の方向および変
化速度が算出されると、これら変化の方向および変化速
度に基づいて、次に端末2が移動する移動先の位置が算
出される。そして、チャット情報DB13が参照され、
端末2の移動先位置を含むエリアに対応して生成された
広域チャットルームが選択される(ステップS7−
5)。例えば、端末2の現在位置が渋谷区であり、移動
先位置が新宿区である場合には、「新宿区のチャットル
ーム」が選択される。したがって、移動先を見越したチ
ャットルームに参加することができるので、これから向
かう情報に関する渋滞情報等を入手することができ、状
況によってはコミュニケーションが一層有用なものにな
る。
【0091】(チャットルームの自動選択−チャットル
ームの最終決定) 次に、このように選択されたチャットルームが、当該利
用者が現在参加しているチャットルームであるか否かが
判断される(ステップS7−6。ただし、チャットの初
期では、利用者が参加しているチャットルームが存在し
ないので、この判断はスキップされる)。そして、チャ
ット情報DB13を参照して、選択されたチャットルー
ムに対する現在の参加人数xが取得され、この参加人数
xと所定の閾値との大小関係に基づいて、利用者を参加
させるチャットルームが最終的に決定される。この閾値
は、1つのチャットルームに参加可能な最大人数であ
り、音声チャットにおいて各利用者が聞き取れる音声数
等を考慮して決定される。
【0092】まず、0<x≦所定の閾値の場合には(ス
テップS7−8)、選択されたチャットルームが既に生
成されており、かつ、このチャットルームに利用者が参
加しても問題ないと判断できるので、このチャットルー
ムが、利用者を参加させるチャットルームであるとして
最終的に決定される。
【0093】一方、x=0の場合には(ステップS7−
9)、選択されたチャットルームに参加している利用者
が存在しない(このチャットルームが現在は生成されて
いない)と判断することができる。この場合、チャット
ルーム生成部にてチャットルームが新たに生成される
(ステップS7−10)。そして、この新たなチャット
ルームが、利用者を参加させるチャットルームであると
して最終的に決定される。
【0094】ただし、このように新たなチャットルーム
を生成しても直ちには他の会話相手が存在しないことに
なるため、チャットルームの生成に代えて、チャットル
ームの結合を行うようにしてもよい(ステップS7−1
0)。すなわち、選択されたチャットルーム(例えば、
渋谷区のチャットルーム)と、このチャットルームのエ
リアに隣接するエリアの広域チャットルームのうち、比
較的に参加人数の少ないチャットルーム(例えば、千代
田区のチャットルーム)とを結合して一つのチャットル
ーム(渋谷区および千代田区の共通チャットルーム)を
構成してもよい。
【0095】また、ステップS7−10において、x=
0でない場合(すなわち、x>所定の閾値の場合)に
は、選択されたチャットルームが既に生成されているも
のの、このチャットルームに利用者を参加させた場合に
は参加者数が多くなりすぎて問題があると判断できるの
で、チャットルームの分割が行なわれる(ステップS7
−11)。具体的には、同一のエリアに対応する新たな
チャットルームを生成し、既にチャットルームに参加し
ている利用者を、所定比率で新たなチャットルームに移
す。例えば、渋谷区のチャットルームが混在している場
合、渋谷区の第2チャットルームを生成、渋谷区のチャ
ットルームの参加者の約半分を第2チャットルームに移
す。そしてこのように分割されたチャットルームが、利
用者を参加させるチャットルームであるとして最終的に
決定される。
【0096】あるいは、チャットルームを分割すること
に代えて、同一エリアを対象として電子掲示板に新たな
利用者を参加させ、チャットルームに空きが生じるまで
待たせるようにしてもよい(ステップS7−11)。こ
こで、電子掲示板とは、従来から知られているように、
利用者が相互に情報の書き込みや閲覧を行うための仮想
的スペースである。特に、本システムでの掲示板は、利
用者が移動しながら利用する際の利便性や安全性を考慮
して、音声にて書き込みや閲覧を行う音声掲示板として
構成されることが好ましい。
【0097】このようにチャットルームが最終的に決定
された後、新たな利用者に実際にチャットを行なわせる
ための音声ミキシング処理が行なわれる(ステップS7
−12)、端末2を用いて音声チャットを行うことが可
能となる(ステップS7−13)。この音声ミキシング
処理については後述する。そして、利用者によってチャ
ット終了の指示がある迄(ステップS7−14、S7−
15)、ステップS7−1〜S7−12が繰り返され
る。
【0098】(チャットルームの自動切り替え) ここで、利用者が徒歩や自動車等によって移動すること
によって、端末2からサーバ装置1に送信される現在位
置が変化した場合、ステップS7−3において、これま
で参加していたチャットルームとは異なる新たなチャッ
トルームが選択されることがある。例えば、ステップS
7−1において端末2からの現在位置が「新宿区〜」に
変化していた場合、新宿区のチャットルームが選択され
る。
【0099】(チャットルームの自動切り替え−切り替
え通知) この場合には、ステップS7−6からステップS7−1
6に移行し、チャットルームの切り替えを通知するため
の警告用の音声(例えば、「チャイム音」)の音声デー
タが音声情報DB15から取得され、端末2に送信され
る。そして、端末2のスピーカから、この警告用の音声
が出力される。したがって各利用者は、チャットルーム
が切り替えられることを事前に知ることができ、この切
り替えに対応することができる。なお、ここで、利用者
が現在のチャットルームへ参加し続けたい場合には、チ
ャットルームの切り替えを拒否できるようにしてもよ
い。例えば、切り替えを告げる音声の音声データを送信
した後、所定時間以内に端末2からチャットルームの維
持要求がなかった場合にのみチャットルームを切り替え
るものとし、維持要求があった場合には、後述するチャ
ットルームの手動選択と同様に扱い、チャットルームを
維持するようにしてもよい。
【0100】このように利用者にチャットルームの切り
替えを告げた後、ステップS7−12において、新たな
チャットルームを対象として音声ミキシングが行なわれ
ることにより、チャットルームが自動的に切り替えられ
る。したがって利用者は、常に、自己の現在位置に対応
したチャットルームに参加することができ、自己の状況
に最も関連する話題について会話を行うことができる。
【0101】(音声ミキシング処理) 次に、ステップS7−12において行なわれる音声ミキ
シング処理およびステップS7−13において行われる
音声チャットの内容について説明する。図8は、音声ミ
キシング処理のフローチャートである。基本的には、サ
ーバ装置1は、各端末2から音声データが送信されると
(ステップS8−1、S8−2)、この音声データをチ
ャットルーム毎にミキシングし、各端末2に送信する
(ステップS8−3)。このため、同一のチャットルー
ムに参加している各利用者には、他の利用者の会話やそ
の背景音が聞こえることになる(ステップS8−4)。
したがって、各利用者は、移動しながら他の利用者と会
話することができる。特に、ここで会話している他の利
用者は、自己の居る場所と同一のエリアに居るため、そ
の場所に関する情報を共通の話題にすることができ、周
囲のお店の情報や交通情報等を交換することができる。
また、全く知らない人と会話することになるため、様々
な人と偶発的に出会うことができ、新しい友達を作るこ
と等を容易に行うことができる。
【0102】このような音声ミキシング処理において
は、利用者間の実際の出会いを促進したり、臨場感を向
上させるため、以下の処理が行なわれる。まず、現在位
置情報DB12から、同一チャットルームに参加してい
る利用者の現在位置が所定間隔で取得され(ステップS
8−5)、端末間距離算出部18dによって、各利用者
間の距離が算出される。そして、この距離が所定の距離
以内であるか否かを判断することによって、相互に近接
している端末2があるか否かが判断され(ステップS8
−6)、所定距離以内である場合には、これら利用者に
対し、他の利用者と近接した位置に居る旨を知らせるた
めの音声(例えば、「チャット仲間が近くに居ます」と
いう音声)の音声データを音声情報DB15から取得す
る。そして、この音声データを、近接関係にある利用者
に送信する音声データにミキシングすると(ステップS
8−7)、端末2のスピーカから当該音声が出力される
(ステップS8−4)。これによって、各利用者は、チ
ャット仲間が近くに居ることを知ることができるので、
実際に会う約束を交わすこと等が容易になり、実際の出
会いが促進される。
【0103】また、音声制御部18gは、端末間距離算
出部18dによって算出された各利用者間の距離に応じ
て、各端末2にて出力される音声の音量を制御する。具
体的には、端末間距離算出部18dによって算出された
各利用者間の距離に基づいて、音量情報DB16を参照
し、音声データに付加すべき音量制御値を決定する(ス
テップS8−8)。そして、この音量制御値を各端末2
に送信する音声データのヘッダに所定の通信規約に従っ
て付加した後(ステップS8−9)、当該音声データを
各端末2に送信する(ステップS8−3)。そして各端
末2では、音声を出力する際(ステップS8−4)、音
声出力調整部20cにてこの音声データのヘッダの内容
を解析して音声の出力音量を決定し、この出力音量にて
音声が出力されるように、図示しない音声増幅器の増幅
制御を行う。ここで、音量制御値は、上述のように各端
末2の相互間の距離が遠い場合には音量が比較的小さく
なり、各端末2の相互間の距離が近い場合には音量が比
較的大きくなるように決定されている。したがって、各
利用者は、音量の大小の程度によって他の利用者がどの
程度の距離に居るのかを判断することができる。
【0104】(チャットルームの手動選択) 次に、チャットルームの手動選択が選ばれた場合につい
て説明する。図9は、チャットルーム手動選択時におけ
るチャット処理のフローチャートである。手動選択が選
ばれた場合には、チャットルーム選択部18cの制御下
において、チャット情報DB13が参照され、開設中の
チャットルームのうち、利用者が参加することのできる
チャットルームのチャットルーム名と、各チャットルー
ムに参加している参加人数xとが取得される(ステップ
S9−1)。そして、これらの情報が利用者に音声にて
通知される(ステップS9−2)。
【0105】ここで、利用者が参加することのできるチ
ャットルームとは任意の基準を用いて決定することがで
きるが、例えば、新たに生成したり結合や分割をする必
要のないチャットルーム(0<参加人数x≦所定の閾値
であるチャットルーム)である。このようにチャットル
ームの選択範囲に制限を設けることにより、サーバ装置
1の負荷を低減することができる。もちろん、このよう
な制限を設けることなく、全てのチャットルームを選択
対象として、自動選択時と同様、チャットルームの生
成、結合、あるいは、分割を行なってもよい。
【0106】選択可能なチャットルームについての通知
を聞いた利用者は、その中から自己の参加したいチャッ
トルームを選択し、そのチャットルームの音声にて入力
する(ステップS9−3〜S9−6)。すると、サーバ
装置1では、このチャットルームに新たな利用者を参加
させるための音声ミキシング処理が行なわれる(ステッ
プS9−7〜S9−9)。これらステップS9−8、S
9−9の処理は、図7のステップS7−12、S7−1
3と同様に行うことができる。そして、利用者によって
チャット終了の指示がある迄、音声ミキシング処理が繰
り返される(ステップS9−10、S9−11)。な
お、この手動選択時のチャットにおいては、利用者の現
在位置に関わらずチャットルームが選択されているの
で、チャットルームの自動切り替えは行なわれない。こ
のように利用者は、チャットルームを手動にて選択して
参加することができるので、現在位置とは必ずしも関連
しないチャットルームにも容易に参加することができ
る。
【0107】その他、これまで説明した処理以外にも、
音声チャットの利便性等を高めるための各種の処理を付
加することができる。例えば、既に一つのチャットルー
ムが選択され会話が行われている場合において、さらに
一つまたは複数の他のチャットルームを選択できるよう
にし、この選択されたチャットルームの音声について聞
き取りができるように音声ミキシングを行ってもよい。
この場合、利用者は、実際に参加しているチャットルー
ムの他に、興味のあるチャットルームの音声を試聴する
ことができる。ここで、複数のチャットルームの音声を
単に混在させたのでは聞き取りが困難になるため、試聴
しているチャットルームの音声を相対的に小さくした
り、音質を変える等することが好ましい。
【0108】また、チャットルーム以外にも、公共情報
(天気予報、道路案内、地域案内等)やBGMをサーバ
装置1側で取り込み、利用者の希望に応じて、チャット
音声に音声ミキシングしてもよい。この場合、各利用者
は、音声チャットを行いながら各種の公共情報を聞くこ
とができたり、あるいは、BGMを聞きながら音声チャ
ットを行うことができるので、音声チャットの利便性や
楽しさが一層向上する。あるいは、サーバ装置1または
端末2に音声エフェクトを行うための処理部を設け、自
己の音声や、他の利用者から送信された音声に任意の音
声エフェクト処理を行うようにしてもよい。この場合、
例えば、実際とは全くことなる声で音声チャットを行う
ことにより、匿名的なコミュニケーションを行うことが
できる。
【0109】あるいは、各利用者の希望に応じて、他の
利用者の自己紹介情報を送信してもよい。例えば、サー
バ装置1は、各利用者の指示に基づいて、登録情報DB
10およびチャット情報DB13を参照して、当該利用
者が参加しているチャットルームの他の利用者のハンド
ル名を音声にて通知する。そして、利用者にてハンドル
名が選択されると共に自己紹介情報を呼び出す旨が指示
された場合には、このハンドル名に対応する利用者の自
己紹介情報の音声データを登録情報DB10から呼び出
して、利用者に送信する。この場合には、各利用者は他
の利用者の自己紹介を聞くことができ、音声チャットの
内容に反映させること等ができる。
【0110】また、利用者の希望に応じて、一人または
複数人の他の利用者との間において個別的な会話を行う
ことができるようにしてもよい。例えば、サーバ装置1
は、各利用者の指示に基づいて、上述のように他の利用
者のハンドル名を通知する。そして、利用者にてハンド
ル名が選択されると共に個別会話を行う旨が音声コマン
ドにて指示された場合には、このハンドル名に対応する
利用者に対して個別会話の承諾を求めるための音声が通
知される。承諾を求められた利用者が、個別会話に応じ
る旨を音声にて告げると、この利用者と、個別会話を希
望した利用者との間において個別的な会話を可能とす
る。
【0111】この個別会話は、様々な方法によって達成
することができるが、例えば、両者だけが参加するチャ
ットルームを生成することによって達成することがで
き、あるいは、通常の移動体通信端末間での通話を確立
させてもよい。この場合、各利用者は、他の利用者と個
別的な会話を行うことができるので、秘密性のある会話
を容易に行うことができる。
【0112】ただし、個別的な会話を行う場合に、利用
者がそれまで参加していたチャットルームへの接続が切
れてしまうことは好ましくない場合が考えられる。この
ため、それまで参加していたチャットルームには継続的
に参加したままで、さらに個別的な会話を行えるように
することが好ましい。このようなシステムは、例えば、
個別会話に合意した利用者からの音声については、当該
個別会話を行う利用者相互の端末にのみ送信するものと
してロックし、同時に、それまで参加していたチャット
ルームの音声については、上記個別会話を行っている利
用者が聞き取りのみ可能となるようにミキシングを行う
ことにより達成することができる。
【0113】このように「聞き取りのみ」可能となるよ
うに構成するのは、個別会話を行う利用者の端末から送
信された音声が、個別会話を行うための音声であるの
か、あるいは、チャットルームで発言するための音声で
あるのかを区別することが困難であるため、全て個別会
話用の音声であると判断し、チャットルームへの発言と
してミキシングされないようにするためである。
【0114】しかしながらこのような区別を行うことが
できる場合には、個別会話向けの音声については、個別
会話に合意した利用者相互の端末にのみ送信するものと
してロックし、チャットルーム向けの音声については、
それまでと同様にチャットルームの音声にミキシングす
るようにしてもよい。このような区別は、例えば、全て
の音声は基本的にチャットルーム向けの音声であると判
断し、端末2の特定のボタンを押しながら発せられた音
声のみを個別会話向けの音声であると判断することによ
って達成することができる。あるいは、所定の閾値以上
の音量の音声のみを個別会話向けの音声であると判断し
たり、所定の音声コマンドが発せられた後の所定時間内
の音声のみを個別会話向けの音声であると判断すること
も可能である。
【0115】さて、これまで本発明の一実施の形態につ
いて説明したが、本発明は、この実施の形態に示した内
容に限定されることなく、上述の特許請求の範囲に記載
した技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実
施されてよいものである。例えば、チャットルームの区
分基準やチャットルームの選択方法は、上記内容に限定
されることなく他の区分基準や選択方法を採用すること
ができる。また、上記の各処理以外にも他の異なる処理
を付加することができ、例えば、チャットを行う際に各
利用者から料金を徴収するための課金処理を付加するこ
とができる。
【0116】また、サーバ装置1と端末2を接続するネ
ットワークとしては、上述したインターネット3以外に
も任意のネットワークを利用することができる。例え
ば、限定されたエリア内でLAN、WANあるいはパソ
コン通信網を用いて、実施の形態と同様のシステムを構
築することができる。この他、文書中や図面中で示した
処理手順、制御手順、具体的名称、数値等については、
特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0117】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1、
、または、14に記載の本発明によれば、各利用者
は、自己の現在位置の変化先の位置に居る他の利用者と
音声チャットを行うことができる。このため、移動時間
を一層楽しく有意義に過ごすことができ、移動するにつ
れて移り変わる周囲の様々な風景について話し合った
り、その場所に詳しい人から様々な知識を得たりするこ
とができる。また、音声チャットを行うことにより、近
くに居る人を探して直接的に話しかける等、不特定多数
の人と偶発的にコミュニケーションを図ることができ
る。
【0118】また、請求項2に記載の本発明によれば、
利用者は、この階層的に生成されたチャットルームのう
ちのいずれかに参加することができるので、自己のニー
ズに応じて種々の階層のチャットルームに参加すること
ができ、一層多角的なコミュニケーションを行うことが
できる。
【0119】また、請求項3に記載の本発明によれば、
チャットルーム制御手段により、利用者の目的に応じた
チャットルームが生成されるので、利用者は、自己の目
的に合致したチャットルームに参加することができる。
【0120】また、請求項4に記載の本発明によれば、
利用者は常に適切な人数が参加しているチャットルーム
に参加することができ、音声チャットを行う場合におい
ても音声の聞き取りに混乱等を生じることなく、良好な
コミュニケーションを図ることができる
【0121】 また、請求項5、12、または、15に記
載の本発明によれば、各利用者は、自己の移動先の位置
に対応するチャットルームに参加することができ、例え
ば、自動車の進行方向の渋滞状況を話し合う等、自己の
移動先についての各種の情報を容易に入手することがで
きる。
【0122】また、請求項6、13、または、16に記
載の本発明によれば、各利用者は、常時、自己の現在位
置等に対応したチャットルームに参加することができ、
手動にてチャットルームを切り替えることなく、最適な
対話環境を維持することができる。より具体的には、各
利用者は、自己の現在位置についてのチャットルームに
常時参加することができ、例えば、目の前にある飲食店
等についての情報を得ることができる等、一般的には各
利用者にとって最も興味のある内容について会話を行う
ことができる。
【0123】また、請求項に記載の本発明によれば、
各利用者は、チャットルームが切り替えられることを事
前に知ることができ、会話の内容を整理したり、場合に
よってはその切り替えを停止させる等、切り替え時の対
応を取ることができる。
【0124】また、請求項に記載の本発明によれば、
例えば、各利用者から遠い人の音声は小さい音量で出力
され、近づくにつれて序々に大きい音量で出力されるの
で、その音量によって遠近感を感じることができ、一層
リアリティーのあるコミュニケーションを行うことがで
きる。
【0125】また、請求項に記載の本発明によれば、
各利用者は自己の近くに他の利用者が居る場合にはその
旨を容易に知ることができ、直接話し掛ける等、実際の
コミュニケーションとの融合を図ることができる。
【0126】また、請求項10に記載の本発明によれ
ば、各利用者は、複数のチャットルームの会話内容を同
時に聞くことができ、複数のチャットルームに同時に参
加したり、あるいは、参加を検討するために他のチャッ
トルームの会話内容を試聴すること等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる本システム全体の
ブロック図である。
【図2】チャットルームの構成を示す図である。
【図3】登録情報DBに格納される情報の構成例を示す
図である。
【図4】現在位置情報DBに格納される情報の構成例を
示す図である。
【図5】音量情報DBに格納される情報の構成例を示す
図である。
【図6】チャット処理のメインフローチャートである。
【図7】チャットルーム自動選択時におけるチャット処
理のフローチャートである。
【図8】音声ミキシング処理のフローチャートである。
【図9】チャットルーム手動選択時におけるチャット処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ装置 10 登録情報DB 11 地図情報DB 12 現在位置情報DB 13 チャット情報DB 14 WebページDB 15 音声情報DB 16 音量情報DB 17 通信制御IF 18 制御部 18a 登録処理部 18b チャットルーム制御部 18c チャットルーム選択部 18d 端末間距離算出部 18e 移動先位置推定部 18f Webページ生成部 18g 音声制御部 2 端末 20 制御部 20a Webブラウザ 20b 音声解析部 20c 音声出力調整部 21 ROM 22 RAM 23 GPS 24 入力装置 25 出力装置 26 入出力制御IF 27 A/D変換部 28 通信制御IF 29 アンテナ 3 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−257189(JP,A) 増井俊之,インターフェイスの街角: 16 地図データベースの活用,UNIX MAGAZINE,日本,株式会社ア スキー,1999年 3月 1日,第14巻, 第3号,p.159〜170 小笠原誠,インターネットアレコレ大 作戦,インターネットASCII,日 本,株式会社アスキー,1999年 4月 1日,第4巻,第4号,p.210〜211 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 17/60 H04M 3/56

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバ装置にネットワークを介して接続
    された複数の端末を用いてチャットを行う位置連動式チ
    ャットシステムであって、 サーバ装置は、 各利用者の現在位置に関連した地理的基準にて区分され
    る複数のチャットルームを生成するチャットルーム制御
    手段と、 各端末から通知された当該端末の現在位置の変化に基づ
    いて、当該端末の利用者が参加するチャットルームを選
    択するチャットルーム選択手段と、 チャットルーム選択手段にて選択された同一のチャット
    ルームに参加している各利用者の各端末を介して送信さ
    れた音声を、相互にミキシングする音声制御手段と、 を備えたことを特徴とする位置連動式チャットシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記チャットルーム制御手段は、同一階
    層において互いに範囲が異なり、下位階層に対して互い
    に範囲が重複する階層的な複数のチャットルームを生成
    することを特徴とする請求項1に記載の位置連動式チャ
    ットシステム。
  3. 【請求項3】 上記チャットルーム制御手段は、地理的
    基準にて区分される複数のチャットルームに対して、さ
    らに各利用者の目的に基づく基準にて区分される複数の
    チャットルームを生成することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の位置連動式チャットシステム。
  4. 【請求項4】 上記チャットルーム制御手段は、上記チ
    ャットルーム選択手段にてチャットルームが選択された
    際、当該チャットルームに参加している利用者の人数に
    応じて、当該チャットルームの生成、結合、または、分
    割を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の位置連動式チャットシステム。
  5. 【請求項5】 上記サーバ装置は、各端末から通知され
    た当該端末の現在位置の変化に基づいて、当該利用者の
    移動先の位置を推定する移動先位置推定手段を備え、 上記チャットルーム選択手段は、上記移動先位置推定手
    段にて推定された利用者の移動先の位置に対応するチャ
    ットルームを、当該利用者が参加するチャットルームと
    して選択することを特徴とする請求項1〜のいずれか
    一つに記載の位置連動式チャットシステム。
  6. 【請求項6】 上記チャットルーム選択手段は、各端末
    から通知された当該端末の現在位置に対応するチャット
    ルームを、当該利用者が参加するチャットルームとして
    選択するとともに、各端末から通知された当該端末の現
    在位置の変化に応じて、当該利用者が参加するチャット
    ルームを切り替えることを特徴とする請求項1〜のい
    ずれか一つに記載の位置連動式チャットシステム。
  7. 【請求項7】 上記音声制御手段は、上記チャットルー
    ム選択手段にてチャットルームの切り替えが行なわれる
    際、チャットルームの切り替えが行われる旨を、当該切
    り替えられるチャットルームに参加している利用者の端
    末に通知することを特徴とする請求項に記載の位置連
    動式チャットシステム。
  8. 【請求項8】 上記サーバ装置は、各端末から通知され
    た当該端末の現在位置に基づいて、各端末の相互間の距
    離を算出する端末間距離算出手段を備え、 上記音声制御手段は、上記端末間距離算出手段にて算出
    された各端末の相互間の距離に応じて、当該各端末にて
    出力される音声の音量を制御することを特徴とする請求
    項1〜のいずれか一つに記載の位置連動式チャットシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 上記サーバ装置は、各端末から通知され
    た当該端末の現在位置に基づいて、各端末の相互間の距
    離を算出する端末間距離算出手段を備え、 上記音声制御手段は、上記端末間距離算出手段にて算出
    された各端末の相互間の距離が所定距離以内である場
    合、利用者が相互に近接している旨を、当該近接してい
    る各利用者の各端末に通知することを特徴とする請求項
    1〜のいずれか一つに記載の位置連動式チャットシス
    テム。
  10. 【請求項10】 上記音声制御手段は、上記端末の利用
    者が参加するチャットルームが複数選択された場合、こ
    の利用者の端末を介して送信された音声と、これら複数
    のチャットルームに参加している各利用者の各端末を介
    して送信された音声とを、相互にミキシングすることを
    特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の位置連
    動式チャットシステム。
  11. 【請求項11】 サーバ装置にネットワークを介して接
    続された複数の端末を用いてチャットを行うための位置
    連動式チャット方法であって、 サーバ装置において、 各利用者の現在位置に関連した地理的基準にて区分され
    る複数のチャットルームを生成するチャットルーム生成
    手順と、 各端末から通知された当該端末の現在位置の変化に基づ
    いて、当該端末の利用者が参加するチャットルームを選
    択するチャットルーム選択手順と、 チャットルーム選択手順にて選択された同一のチャット
    ルームに参加している各利用者の各端末を介して送信さ
    れた音声を、相互にミキシングする音声制御手順と、 を順次行うことを特徴とする位置連動式チャット方法。
  12. 【請求項12】 各端末から通知された当該端末の現在
    位置の変化に基づいて、当該利用者の移動先の位置を推
    定する移動先位置推定手順を備え、 上記チャットルーム選択手順において、上記移動先位置
    推定手順にて推定された利用者の移動先の位置に対応す
    るチャットルームを、当該利用者が参加するチャットル
    ームとして選択することを特徴とする請求項11に記載
    の位置連動式チャット方法。
  13. 【請求項13】 上記チャットルーム選択手順におい
    て、各端末から通知された当該端末の現在位置に対応す
    るチャットルームを、当該利用者が参加するチャットル
    ームとして選択するとともに、各端末から通知された当
    該端末の現在位置の変化に応じて、当該利用者が参加す
    るチャットルームを切り替えることを特徴とする請求項
    11に記載の位置連動式チャット方法。
  14. 【請求項14】 サーバ装置にネットワークを介して接
    続された複数の端末を用いてチャットを行うためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 サーバ装置において、 各利用者の現在位置に関連した地理的基準にて区分され
    る複数のチャットルームを生成するチャットルーム生成
    手順と、 各端末から通知された当該端末の現在位置の変化に基づ
    いて、当該端末の利用者が参加するチャットルームを選
    択するチャットルーム選択手順と、 チャットルーム選択手順にて選択された同一のチャット
    ルームに参加している各利用者の各端末を介して送信さ
    れた音声を、相互にミキシングする音声制御手順と、 を順次実行するためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 各端末から通知された当該端末の現在
    位置の変化に基づいて、当該利用者の移動先の位置を推
    定する移動先位置推定手順を備え、 上記チャットルーム選択手順において、上記移動先位置
    推定手順にて推定された利用者の移動先の位置に対応す
    るチャットルームを、当該利用者が参加するチャットル
    ームとして選択することを特徴とするプログラムを記録
    した請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  16. 【請求項16】 上記チャットルーム選択手順におい
    て、各端末から通知された当該端末の現在位置に対応す
    るチャットルームを、当該利用者が参加するチャットル
    ームとして選択するとともに、各端末から通知された当
    該端末の現在位置の変化に応じて、当該利用者が参加す
    るチャットルームを切り替えることを特徴とするプログ
    ラムを記録した請求項15に記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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