JP2003255817A - チャット式教育装置、コンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体 - Google Patents

チャット式教育装置、コンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体

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JP2003255817A
JP2003255817A JP2002057707A JP2002057707A JP2003255817A JP 2003255817 A JP2003255817 A JP 2003255817A JP 2002057707 A JP2002057707 A JP 2002057707A JP 2002057707 A JP2002057707 A JP 2002057707A JP 2003255817 A JP2003255817 A JP 2003255817A
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JP2002057707A
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Yuji Nagato
裕司 長門
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NTT Comware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向性と即時性を有する教育を実現させる
チャット式教育装置を提供する。 【解決手段】 チャットサーバ1は、送信要求により送
信する前のチャットデータを格納しておくチャットデー
タ格納部111と、受信したチャットデータを格納でき
るように構成された回答文DB110と、受信したチャ
ットデータに出題コマンドがある場合に伏せ字パラメー
タを有効にするパラメータ設定部103と、伏せ字パラ
メータが有効な場合は、受信されたチャットデータを回
答文DB110に格納し、さらに当該受信されたチャッ
トデータのなかの文字を予め決めた文字へ置換して、チ
ャットデータ格納部111に格納するチャットデータ処
理部105とを備えるので、出題コマンドを含んだチャ
ットデータにより、それ以降の生徒の回答文を伏せ字に
でき、それにより、双方向性と即時性を有するチャット
式の教育を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向性と即時性
を有する教育を実現させるチャット式教育装置、その装
置に処理を実行させるコンピュータプログラム及びそれ
を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来にあっては、以下のような教育が行
われている。
【0003】(1)実際の教育現場における一対多の教
育 (2)配送物による通信教育 (3)放送による通信教育 (4)専用の表示端末を利用した双方向の教育(5)イ
ンターネットを利用した教育
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の教育にあっては、以下の問題点がある。
(1)の教育では、教室などを確保する必要がある。
【0005】(2)の教育は、即時性に欠け、配送料金
などもかかる。
【0006】(3)の教育は一方通行であり、生徒から
教師へ質問等ができない。
【0007】(4)の教育には、設備等の初期コストが
必要になる。
【0008】(5)の教育は、双方向にできるが即時性
に欠ける。
【0009】そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、双方
向性と即時性を有する教育を実現させるチャット式教育
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、請求項1の本発明は、送信要求により送信す
る前のチャットデータを格納しておくチャットデータ格
納手段と、受信したチャットデータを格納できるように
構成された回答文データベースと、受信したチャットデ
ータに出題コマンドがある場合に伏せ字パラメータを有
効にするパラメータ設定手段と、前記伏せ字パラメータ
が有効な場合は、受信されたチャットデータを前記回答
文データベースに格納し、さらに当該受信されたチャッ
トデータのなかの文字を予め決めた文字へ置換して、前
記チャットデータ格納手段に格納するチャットデータ処
理手段とを備えるチャット式教育装置をもって解決手段
とする。
【0011】請求項2の本発明は、前記パラメータ設定
手段は、受信したチャットデータに正解コマンドがある
場合に前記伏せ字パラメータを無効にするように構成さ
れ、前記伏せ字パラメータが無効となった際に、前記格
納した各チャットデータに正答か誤答のいずれかを示す
文字または文字列を含ませて、前記チャットデータ格納
手段に格納する採点手段を備える請求項1記載のチャッ
ト式教育装置をもって解決手段とする。
【0012】請求項3の本発明は、前記採点手段は、正
解コマンドを含むチャットデータに含まれる文を正解文
として処理を行う請求項2記載のチャット式教育装置を
もって解決手段とする。
【0013】請求項4の本発明は、前記採点手段は、前
記回答文データベースの各チャットデータに、出題され
た時刻から回答された時刻までの時間長に応じた内容の
評価文を含ませる請求項2または3記載のチャット式教
育装置をもって解決手段とする。
【0014】請求項5の本発明は、前記採点手段は、前
記回答文データベースの各チャットデータを基に回答状
況を分析し、その分析結果をチャットデータとして前記
チャットデータ格納手段に格納する請求項2ないし4の
いずれかに記載のチャット式教育装置をもって解決手段
とする。
【0015】請求項6の本発明は、前記採点手段は、前
記出題コマンドを含むチャットデータをデータベースに
格納しておき、出題の指示があった場合に、当該データ
ベースから選択したチャットデータが、前記チャットデ
ータ格納手段に格納されるように処理する請求項2ない
し5のいずれかに記載のチャット式教育装置をもって解
決手段とする。
【0016】請求項7の本発明は、過去の誤答文を含む
チャットデータが蓄積されるデータベースを備え、前記
採点手段は、出題された問題文についての過去の誤答文
を含んだチャットデータを前記チャットデータ格納手段
に格納する請求項2ないし6のいずれかに記載のチャッ
ト式教育装置をもって解決手段とする。
【0017】請求項8の本発明は、前記パラメータ設定
手段は、受信したチャットデータに発言禁止コマンド及
びこれの適用対象のユーザIDがある場合に当該ユーザ
IDに対応する発言禁止フラグを有効にするように構成
され、前記チャットデータ処理手段は、受信されたチャ
ットデータの送信元のユーザの発言禁止フラグが有効な
場合は、当該受信されたチャットデータのなかの文字を
空白文字に置換して、前記チャットデータ格納手段に格
納する請求項1ないし7のいずれかに記載のチャット式
教育装置をもって解決手段とする。
【0018】請求項9の本発明は、前記パラメータ設定
手段は、受信したチャットデータに発言禁止解除コマン
ド及びこれの適用対象のユーザIDがある場合に当該ユ
ーザIDに対応する発言禁止フラグを無効にするように
構成され、受信したチャットデータに発言要求コマンド
がある場合に、送信元のユーザIDを発言要求IDリス
トに格納し、当該発言要求IDリストを教師の端末に表
示させる請求項8記載のチャット式教育装置をもって解
決手段とする。
【0019】請求項10の本発明は、ユーザIDにルー
ムIDを対応づけてチャットルーム別に処理を行うよう
に構成され、受信したチャットデータにチャットルーム
変更コマンドとこれの適用対象のユーザIDと変更先の
ルームIDとがある場合にそれらを当該ユーザIDのユ
ーザのものとして設定する請求項1ないし9のいずれか
に記載のチャット式教育装置をもって解決手段とする。
【0020】請求項11の本発明は、チャットルーム別
に処理を行うように構成され、同じチャットルームのユ
ーザからのチャットデータを表示させるときの情報量よ
りも、他のチャットルームのユーザからのチャットデー
タを表示させるときの情報量を少なくした請求項1ない
し11のいずれかに記載のチャット式教育装置をもって
解決手段とする。
【0021】請求項12の本発明は、請求項1ないし1
1のいずれかに記載のチャット式教育装置に処理を実行
させるコンピュータプログラムをもって解決手段とす
る。
【0022】請求項13の本発明は、請求項1ないし1
1のいずれかに記載のチャット式教育装置に処理を実行
させるコンピュータプログラムを記録した記録媒体をも
って解決手段とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
に係るチャット式教育装置を具体化したチャットサーバ
1の構成図であり、図2は、このチャットサーバ1を用
いたネットワークの構成図である。図2に示すように、
チャットサーバ(サーバ)1は、インターネットを介し
て、ユーザ毎の端末2に接続されている。端末2は、ユ
ーザである生徒および教師に利用されるものである。
【0024】サーバ1は、図1に示すように、チャット
データやその要求を受信する受信部101と、受信部1
01からのチャットデータを解析して処理を振り分ける
処理振り分け部102と、各種パラメータを設定するパ
ラメータ設定部103と、パラメータを格納するパラメ
ータ格納部104と、チャットデータを処理するチャッ
トデータ処理部105と、ユーザの情報が格納されるユ
ーザDB106と、問題文と正解文が格納される問題D
B107と、出題された問題文の格納および自動出題
と、採点処理を行う出題採点部108と、採点途中のデ
ータが格納される一時保存部109と、回答文を含んだ
チャットデータが格納される回答文DB110と、全て
のチャットデータが格納されるチャットデータ格納部1
11と、格納されたチャットデータを送信する送信部1
12と、入力操作により文字列を生成する入力部113
とを備える。なお、「DB」はデータベースの略称とし
て用いる。
【0025】図3は、端末2の構成図である。端末2
は、ユーザの入力操作により文字列(テキストデータ)
を生成する入力部21と、チャットデータやチャットデ
ータの要求を送信する送信制御部22と、ユーザIDが
格納される記憶部23と、少なくとも文字列を表示可能
な表示部24と、チャットデータを受信して表示させる
受信制御部25とを備えている。送信制御部22は、予
め記憶されたユーザIDに、入力部21が得た文字列を
後続させてチャットデータとし、これをサーバ1へ送信
する。また、サーバ1へ常時チャットデータを要求す
る。受信制御部25は、サーバ1からのチャットデータ
を表示部24へ表示するようになっている。なお各端末
2は、生徒および教師に使用されるものであるが本質的
な差違はない。この端末2に対して、例えば、教師は問
題文と正解文とを入力し、生徒は解答文を入力する。
【0026】次に、サーバ1を構成する各部の機能を説
明する。図4は、受信部101のフローチャートであ
る。受信部101は、いずれかの端末2からのデータを
待機し(ステップS101)、チャットデータが到来し
たときは(ステップS103:チャットデータ)、それ
を処理振り分け部102に与え(ステップS105)、
チャットデータの要求が到来したときは(ステップS1
03:要求)、送信部112にその端末2を送信先とし
て送信要求を行う(ステップS107)。そして、ステ
ップS105、107を終えるとステップS101へ戻
る。
【0027】図5は、送信部112のフローチャートで
ある。送信部112は、送信要求を待機し(ステップS
131)、これを受けると、チャットデータ格納部11
1に格納されたチャットデータを読み出し、送信先と指
定された端末2へと送信し(ステップS133)、ステ
ップS131へと戻る。
【0028】図6は、処理振り分け部102のフローチ
ャートである。処理振り分け部102は、チャットデー
タを待機し(ステップS151)、これを受けると、そ
のチャットデータに含まれるコマンドやその引数を解析
し(ステップS153)、解析結果に応じて選択的に処
理を振り分ける。
【0029】なお、チャットデータについては無条件に
チャットデータ処理部105へ与える(ステップS15
7)。パラメータ設定が必要なコマンドがあったとき
は、その指示をパラメータ設定部103へ与える(ステ
ップS159)。また、出題コマンドや正解コマンドが
あったときは、出題採点部108へチャットデータを与
える(ステップS161)。そして、ステップS15
7,S159、S161を終えると、ステップS151
へ戻る。
【0030】図7は、パラメータ設定部103のフロー
チャートである。パラメータ設定部103は、処理の指
示を待機し(ステップS171)、これを受信すると、
パラメータ変更が指示されたときは(ステップS17
3:パラメータ)、パラメータ格納部104を変更する
(ステップS175)。一方、フラグ変更が指示された
ときは(ステップS173:フラグ)、ユーザDB10
6を変更する(ステップS177)。そして、ステップ
S175、177を終えるとステップS171へ戻る。
【0031】図8は、チャットデータ処理部105のフ
ローチャートである。チャットデータ処理部105は、
チャットデータを待機し(ステップS191)、入力さ
れたチャットデータを伏せ字処理すべきでないと判断し
たときには(ステップS193:無処理)、チャットデ
ータをそのままチャットデータ格納部111に加える
(ステップS195)。一方、伏せ字処理すべきとき
(ステップS193:伏せ字)、チャットデータを回答
文DB110に加え(ステップS197)、さらにチャ
ットデータを伏せ字してチャットデータ格納部111に
加える(ステップS199)。そして、ステップS19
5、199を終えると、送信部112に送信指示し(ス
テップS201)、ステップS191へ戻る。
【0032】図9は、出題採点部108のフローチャー
トである。出題採点部108は、処理振り分け部102
または入力部113からの情報を待機し(ステップS2
11)、処理振り分け部102から問題文としてチャッ
トデータを渡されると(ステップS213:問題文)、
それを問題DB107に格納し(ステップS217)、
正解文としてチャットデータを渡されると(ステップS
213:正解文)、それを問題DB107に格納し(ス
テップS218)、採点処理を行う(ステップS21
9)。また、入力部113から、教師のユーザIDが入
力(ステップS213:教師ID)されると、問題DB
107から1つの問題文を読み出して、このユーザID
と問題文を含むチャットデータを処理振り分け部102
へ渡す(ステップS221)。そして、ステップS21
7、219、221を終えるとステップS211へ戻
る。
【0033】図10は、採点処理を示すフローチャート
である。先ず、回答文DB110から1つのチャットデ
ータを抽出する(ステップS1001)。そして、問題
DB107を参照して、これが正答か否かを判定する
(ステップS1003)。正答の場合は、回答文に正答
であることを示す文字等(例えば「○」)を後続させ
(ステップS1005)、さらに、時間評価を行う(ス
テップS1007)。つまり、伏せ字の開始時刻から、
タイムスタンプの時刻までの時間長さに応じた評価を行
い、その評価結果をさらに後続させる。例えば、この回
答までの時間の長さに応じた順位を付してもよい。ま
た、回答までの時間の長短に応じて、咤激励するあるい
は褒める内容の文字列を付してもよい。
【0034】一方、ステップS1003で誤答と判定し
た場合は、誤答であることを示す文字等(例えば
「×」)を後続させる(ステップS100)。そして、
ステップS1007、1009を終えると、採点後のチ
ャットデータを一時保存部109に加える(ステップS
1011)。次の回答についても同様の採点を行い、採
点を終えると、一時保存部109のチャットデータをチ
ャットデータ格納部111に格納する(ステップS10
13)。
【0035】次に、具体例を挙げて処理を説明する。先
ず、問題文、回答文、正解文のいずれをも含まないチャ
ットデータの流れを説明する。ユーザID「TARO」
を有する生徒が、端末2の入力部21に「みんな元気
?」という入力操作を行うと、入力部21が、この文字
列を送信制御部22に与え、送信制御部22は、記憶部
23からユーザIDを読み出し、これを文字列に付し
て、チャットデータとしてサーバ1に送信する。
【0036】サーバ1の受信部101は、チャットデー
タを受信すると、処理振り分け部102へ送り、処理振
り分け部102はチャットデータ格納部111へ格納
し、送信部112は、チャットデータ格納部111のチ
ャットデータを、そのユーザの端末2へ送信する。な
お、サーバ1は、チャットデータに、これを受信した日
付と時刻で構成されるタイムスタンプ(TS)を付け
る。
【0037】端末2の受信制御部25は、チャットデー
タを受信すると、これを表示部24に表示させる。これ
により、「TARO:みんな元気?:TS」と表示され
る。また、他の端末2にあっては、送信制御部22は、
チャットデータの要求を常時行う。これを受信した受信
部101は、送信部112に送信要求を行うので、チャ
ットデータ格納部111のチャットデータが、そのユー
ザの端末2へ送信される、したがって、他の端末2の表
示部24にも「TARO:みんな元気?:TS」と表示
される。なお、チャットデータ格納部111は、複数の
チャットデータを格納でき、送信部112は最新のもの
から要求数分だけ過去に遡ったチャットデータを端末2
に送信する。
【0038】次に、教師からの出題の際の処理と、生徒
の回答の際の処理と、教師の正解入力の際の処理とを説
明するが、図11には端末2に表示される画面を示す。
【0039】まず、教師からの出題の際の処理を説明す
る。
【0040】ここで、図12に示すように、ユーザDB
106は、ユーザ毎のレコードで構成され、それぞれに
は、該当ユーザのユーザIDが、そのユーザが教師か生
徒かを示すユーザID区分とともに格納されていること
とする。また、パラメータ格納部104には、回答文を
伏せ字にすべきか否かの判断のための伏せ字パラメータ
が格納されていることとする。なお、ユーザDB106
のレコードには、管理を目的としたユーザの氏名、住所
等が格納されるが図示省略する。
【0041】ユーザID「ICHIRO」を有する教師
が、例えば、「問題です。日本一高い山は?」という入
力操作を行うと、端末2は、「ICHIRO:問題で
す。日本一高い山は?」というチャットデータをサーバ
1に送信する。
【0042】受信部101は、これが要求でないので、
このチャットデータを処理振り分け部102に与える
(S103−>S105)。
【0043】処理振り分け部102は、このチャットデ
ータをチャットデータ処理部105へ送る(S153−
>S157)。またチャットデータには、予め設定され
た出題コマンド「問題」が含まれているので、パラメー
タ設定部103に、伏せ字パラメータを有効にする指示
を行い(S153−>S159)、さらに同判定結果に
より、チャットデータを問題として出題採点部108へ
送る(S153−>S161)。
【0044】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザIDについてユーザDB10
6で対応しているユーザID区分を基に、チャットデー
タの送信元を、伏せ字の不要な教師に属するユーザと判
定し、これにより、チャットデータをそのままチャット
データ格納部111に加え(S195)、送信指示を行
う(S201)。したがって、チャットデータ「ICH
IRO:問題です。日本一高い山は?:TS」が各端末
2に表示されることになる。
【0045】パラメータ設定部103は、処理振り分け
部102の指示にしたがって、伏せ字パラメータを有効
にする(S173−>S175)。出題採点部108
は、チャットデータを問題として渡されると、そのチャ
ットデータを問題DB107に格納する(S213−>
S217)。
【0046】次に、生徒の回答の際の処理を説明する。
生徒「TARO」が、例えば、回答文「富士山です。」
の入力操作を行うと、端末2は、「TARO:富士山で
す。」というチャットデータをサーバ1に送信する。
【0047】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に渡し、処理振り分け部102は、
コマンドが含まれていないため、チャットデータ処理部
105にのみ渡す(S157)。
【0048】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザID「TARO」に対してユ
ーザDB106で対応しているユーザID区分を基に、
チャットデータの送信元を、伏せ字の必要な生徒に属す
るユーザと判定し、さらに、パラメータ格納部104の
伏せ字パラメータが有効であることを確認すると、チャ
ットデータを回答文DB110に加える(S197−>
S197)。続いて、チャットデータの回答文の各文字
を、例えば、「*」に置換する、つまり伏せ字を行い、
その後のチャットデータをチャットデータ格納部111
に加える(S199)。そして送信指示を行う(S20
1)。
【0049】したがって、チャットデータ「TARO:
******:TS」が各端末2に表示され、これ以降
においても、同様に処理された生徒のチャットデータが
伏せ字になって次々に表示されることになる。
【0050】次に、教師の正解入力の際の処理を説明す
る。前述の教師が、例えば、正解文「正解は「富士山」
です。」の入力操作を行うと、端末2は、「ICHIR
O:正解は「富士山」です。」というチャットデータを
サーバ1に送信する。
【0051】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に渡す。
【0052】処理振り分け部102は、このチャットデ
ータをチャットデータ処理部105へ送る(S15
7)。また、チャットデータには、予め設定された正解
コマンド「正解」が含まれているため、パラメータ設定
部103に、伏せ字パラメータを無効にする指示を行う
(S159)。また、同判定結果により、このチャット
データを正解文として出題採点部108に渡す(S16
1)。
【0053】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザID「ICHIRO」に対し
てユーザDB106で対応しているユーザID区分を基
に、チャットデータの送信元を、伏せ字の不要な教師と
判定すると、チャットデータをチャットデータ格納部1
11に加える(S193−>S195)。そして送信指
示を行う(S201)。
【0054】したがって、チャットデータ「ICHIR
O:正解は「富士山」です。:TS」が各端末2に表示
されることになる。
【0055】また、パラメータ設定部103は、処理振
り分け部102の指示にしたがって、伏せ字パラメータ
を無効にする(S173−>S177)。したがって、
次のチャットデータからは、それが生徒からのものであ
っても伏せ字されずにそのまま表示される。
【0056】出題採点部108は、チャットデータを正
解として渡されたので、これを問題文に対応づけて問題
DB107に格納する(S218)。そして、採点処理
(S219)を行う。このため、回答文DB110に格
納されたチャットデータの回答文にその正否と評価とが
付されてチャットデータ格納部111に移送され、それ
らが、各端末2からの要求等により表示されることにな
る。
【0057】次に、自動出題機能について説明する。な
お、問題DB107には、出題コマンドを含む問題文
と、正解コマンドを含む正解文の組が多数格納されてい
ることとする。
【0058】サーバ1のオペレータが、入力部113
に、予め知らされていた教師のユーザIDを入力する
と、入力部113は、これを出題採点部108に渡す。
教師のユーザIDが入力されたので(S213)、問題
DB107から1つの問題文を、例えばランダムに読み
出して、このユーザIDと問題文とタイムスタンプを含
むチャットデータを生成して処理振り分け部102へ渡
す(ステップS221)。このチャットデータは、前述
のチャットデータ「ICHIRO:問題です。日本一高
い山は?:TS」のごとく、つまり生徒にとっては、教
師から出題されたように処理される。したがって、教師
が端末2を利用して問題文を入力する労力が軽減され
る。
【0059】また、出題採点部108を次のように構成
してもよい。つまり、出題採点部108が、予め設定し
た出題時刻に問題DB107から1つの問題文を、例え
ばランダムに読み出し、これ含むチャットデータを処理
振り分け部102に入力し、さらに予め設定した回答締
め切り時刻に問題DB107から前記問題文に対応する
回答文を読み出し、これを含むチャットデータを処理振
り分け部102に入力する。これにより出題時刻には問
題文が表示され、回答締め切り時刻には採点が行われ
る。教師が留守にしている場合にでも生徒に出題し、さ
らに採点及び分析を行うことができる。、また、出題採
点部108を次の処理が行えるように構成してもよい。
【0060】図13は、採点処理(ステップS218)
の直後に行う回答文分析処理の手順を示す図である。な
お、問題DB107には、問題文に対応づけて、その問
題文について過去になされた回答文が多数格納されたこ
ととする。
【0061】先ず、直前で採点した問題文についての今
回の回答状況を分析する(ステップS1101)。つま
り、正解者数を算出し、それをチャットデータに含め
て、一時保存部109に加える。同様に、算出した不正
解者数をチャットデータに含めて一時保存部109に加
える。さらに今回の誤答文のそれぞれをチャットデータ
に含めて一時保存部109に加える。そして、一時保存
部109のチャットデータをチャットデータ格納部11
1に移し替える。これら、分析結果は、各端末2からの
要求等により表示されることになる。したがって、生徒
は今回の問題の回答状況を知ることができ、これを学力
向上に役立てることが可能となる。
【0062】次に、この問題文についての過去の回答状
況を含めての分析を行う(ステップS1103)。問題
DB107から、同問題文についての誤答文を読み出
す。そして、その問題文についての全正解者数を算出
し、それをチャットデータに含めて、一時保存部109
に加える。同様に、算出した全不正解数をチャットデー
タに含めて、一時保存部109に加える。そして、全誤
答文なかで多かったもののそれぞれをチャットデータに
含めて一時保存部109に加える。そして、一時保存部
109のチャットデータをチャットデータ格納部111
に移し替え、処理を終える。これら、過去を含めての分
析結果は、各端末2からの要求等により表示されること
になる。したがって、生徒はその問題の過去を含めての
回答状況を知ることができ、これを学力向上に役立てる
ことが可能となる。
【0063】また、サーバ1に、回答の途中経過を表示
させるための途中経過処理部(図示せず)を設け、処理
振り分け部102が、予め設定された回答経過確認コマ
ンド、例えば、「経過確認」がチャットデータに含まれ
ていれば、このチャットデータを途中経過処理部へと送
り、この処理部は、回答文DB110を参照して、この
チャットデータの送信元の教師が出題した問題の回答状
況(回答人数等)を、その教師の端末に表示させるよう
にしてもよい。かかる構成及び作用により、教師は、正
解文の投入時期を適切に判断することができる。
【0064】以上のように、本発明の第1の実施形態の
チャットサーバによれば、送信要求により送信する前の
チャットデータを格納しておくチャットデータ格納部1
11と、受信したチャットデータを格納できるように構
成された回答文DB110と、受信したチャットデータ
に出題コマンドがある場合に伏せ字パラメータを有効に
するパラメータ設定部103と、伏せ字パラメータが有
効な場合は、受信されたチャットデータを回答文DB1
10に格納し、さらに当該受信されたチャットデータの
なかの文字を予め決めた文字へ置換して、チャットデー
タ格納部111に格納するチャットデータ処理部105
とを備えるので、出題コマンドを含んだチャットデータ
により、それ以降の生徒の回答文を伏せ字にでき、双方
向性と即時性を有するチャット式の教育を実現できる。
【0065】また、パラメータ設定部103は、受信し
たチャットデータに正解コマンドがある場合に伏せ字パ
ラメータを無効にするように構成されている。そして、
伏せ字パラメータが無効となった際に、格納した各チャ
ットデータに正答か誤答のいずれかを示す文字または文
字列を含ませて、チャットデータ格納部111に格納す
る出題採点部108を備えるので、正解コマンドを含ん
だチャットデータにより採点を行うことができ、したが
って、教師の労力が軽減され、生徒にとっても採点結果
を迅速に得ることができる。
【0066】また、出題採点部108は、正解コマンド
を含むチャットデータに含まれる文を正解文として処理
を行うので、教師の労力が軽減される。
【0067】また、出題採点部108は、回答文DB1
10の各チャットデータに、出題された時刻から回答さ
れた時刻までの時間長に応じた内容の評価文を含ませる
ので、教師の労力が軽減され、生徒の学習意欲を増進さ
せることができる。
【0068】また、出題採点部108は、回答文DB1
10の各チャットデータを基に回答状況を分析し、その
分析結果をチャットデータとしてチャットデータ格納部
111に格納するので、これにより、教師などによる分
析の労力が軽減され、生徒の学習意欲を増進させること
ができる。
【0069】また、出題採点部108は、出題コマンド
を含むチャットデータを問題DB107に格納してお
き、出題の指示があった場合に、当該問題DB107か
ら選択したチャットデータが、結局はチャットデータ格
納部111に格納されるように、処理振り分け部102
に与えるので、教師による出題の労力を軽減させること
ができる。
【0070】また、過去の誤答文を含むチャットデータ
が蓄積される問題DB107を備え、出題採点部108
は、出題された問題文についての過去の誤答文を含んだ
チャットデータをチャットデータ格納部111に格納す
るので、生徒は過去の誤答文を学習に役立てることがで
きる。
【0071】次に、第2の実施形態に係るチャットサー
バを説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態のそ
れをさらに発展させたもので、そのネットワーク構成は
共通であり、サーバおよび端末においても上記基本機能
を共通して備える。そしてサーバの機能だけが向上して
いるので、基本事項の説明は省略する。また、基本機能
が等しいものには同じ参照符号を適用する。
【0072】ユーザDB106にあって、各生徒のレコ
ードは、さらに、その生徒の発言が禁止されてか否かに
応じた値に設定される発言禁止フラグを備えている。な
お、発言禁止フラグは、当初は無効に設定されている。
【0073】また、処理振り分け部102は、チャット
データに発言禁止コマンド「発言を禁止」とそれを適用
するユーザIDがあるときは、パラメータ設定部103
に、そのユーザIDに対応する発言禁止フラグを有効に
するように指示し、一方、チャットデータに発言禁止解
除コマンド「発言禁止を解除」とそれを適用するユーザ
IDがあるときは、パラメータ設定部103に、そのユ
ーザIDに対応する発言禁止フラグを無効にすべく指示
するように構成されている。
【0074】また、チャットデータ処理部105は、発
言禁止フラグの状態に応じて、入力されたチャットデー
タを発言禁止処理すべきとき判断したときは、文字列の
各文字を空白文字に置き換えてチャットデータ格納部1
11に加えるように構成されている。
【0075】次に、第2の実施の形態の処理の流れを説
明する。教師が「TAROの発言を禁止します。」とい
う入力操作を行うと、端末2は、「ICHIRO:TA
ROの発言を禁止します。」というチャットデータをサ
ーバ1に送信する。
【0076】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に与え、処理振り分け部102は、
このチャットデータをチャットデータ処理部105へ送
る。またチャットデータには、予め設定された発言禁止
コマンド「発言を禁止」とそれを適用するユーザID
「TARO」が含まれているので、処理振り分け部10
2は、パラメータ設定部103に、ユーザID「TAR
O」に対応する発言禁止フラグを有効にする指示を行
う。
【0077】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザIDについてユーザDB10
6で対応しているユーザID区分を基に、チャットデー
タの送信元を発言禁止の適用を受けない教師と判定し、
これにより、チャットデータをそのままチャットデータ
格納部111に加えて送信指示を行う。したがって、チ
ャットデータ「ICHIRO:TAROの発言を禁止し
ます。:TS」が各端末2に表示されることになる。
【0078】パラメータ設定部103は、処理振り分け
部102の指示にしたがって、ユーザID「TARO」
に対応する発言禁止フラグを有効にする。
【0079】さて、生徒「TARO」が、例えば、発言
として「それは困ります。」の入力操作を行うと、端末
2は、「TARO:それは困ります。」というチャット
データをサーバ1に送信する。
【0080】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に渡し、処理振り分け部102は、
コマンドが含まれていないため、チャットデータ処理部
105にのみ渡す。
【0081】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザID「TARO」に対してユ
ーザDB106で対応しているユーザID区分を基に、
チャットデータの送信元を、発言禁止を適用すべき生徒
に属するユーザと判定し、さらに、その生徒の発言禁止
フラグが有効であることを確認すると、チャットデータ
の発言「それは困ります。」の各文字を空白文字に置換
し、置換後のチャットデータをチャットデータ格納部1
11に加え、送信指示を行う。
【0082】したがって、置換後のチャットデータ「T
ARO: :TS」が各端末2に表示さ
れ、すなわち発言が禁止されることになる。
【0083】そして、教師が「TAROの発言禁止を解
除します。」という入力操作を行うと、端末2は、「I
CHIRO:TAROの発言を解除します。」というチ
ャットデータをサーバ1に送信する。
【0084】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に与え、処理振り分け部102は、
このチャットデータをチャットデータ処理部105へ送
る。またチャットデータには、予め設定された発言禁止
解除コマンド「発言禁止を解除」とそれを適用するユー
ザID「TARO」が含まれているので、処理振り分け
部102は、パラメータ設定部103に、ユーザID
「TARO」に対応する発言禁止フラグを無効にする指
示を行う。
【0085】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザIDについてユーザDB10
6で対応しているユーザID区分を基に、チャットデー
タの送信元を発言禁止の適用を受けない教師と判定し、
これにより、チャットデータをそのままチャットデータ
格納部111に加えて送信指示を行う。したがって、チ
ャットデータ「ICHIRO:TAROの発言禁止を解
除します。:TS」が各端末2に表示されることにな
る。
【0086】パラメータ設定部103は、処理振り分け
部102の指示にしたがって、ユーザID「TARO」
に対応する発言禁止フラグを無効にする。
【0087】さて、生徒「TARO」が、例えば、発言
として「先生ありがとう。」の入力操作を行うと、端末
2は、「TARO:先生ありがとう。」というチャット
データをサーバ1に送信する。
【0088】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に渡し、処理振り分け部102は、
コマンドが含まれていないため、チャットデータ処理部
105にのみ渡す。
【0089】チャットデータ処理部105は、受け取っ
たチャットデータのユーザID「TARO」に対してユ
ーザDB106で対応しているユーザID区分を基に、
チャットデータの送信元を、発言禁止を適用すべき生徒
と判定するが、その生徒の発言禁止フラグが無効である
ので、チャットデータをそのままチャットデータ格納部
111に加え、送信指示を行う。
【0090】したがって、チャットデータ「TARO:
先生ありがとう。:TS」が各端末2に表示されること
になる。なお、発言禁止されている生徒のユーザIDと
タイムスタンプを表示させない、つまり発言されたこと
すら分からないようにサーバ1を構成しても良い。
【0091】ところで、禁止された発言内容は、教師の
端末2さえも表示されないので、緊急の発言要求は表示
されるように措置を講ずる必要がある。
【0092】例えば、図14に示すように、発言要求し
ている生徒のユーザIDを格納する発言要求IDリスト
114と、このリストへユーザIDの書き込みを行う発
言要求IDリスト生成部115と、発言要求IDリスト
114を教師の端末2へ送信して表示させる発言要求I
Dリスト送信部116を設け、処理振り分け部102
が、予め設定された発言要求コマンド「発言要求」がチ
ャットデータに含まれていれば、このチャットデータを
発言要求IDリスト生成部115へと送り、発言要求I
Dリスト生成部115は、これが発言禁止された生徒か
らのものであるときに限り、そのチャットデータのユー
ザIDを発言要求IDリスト114に書き込み、発言要
求IDリスト送信部116が、発言要求IDリスト11
4の更新があったときに限り、その内容を教師の端末2
に表示させるようにすれば、発言禁止された生徒による
発言要求を教師に伝えることができる。
【0093】以上のように、本発明の第2の実施形態の
チャットサーバによれば、発言禁止コマンドと適用する
ユーザIDを含んだ文字列の投入により、教師は、その
生徒の発言を禁止でき、さらに、発言禁止解除コマンド
を含んだ文字列の投入により、その発言禁止を解除する
ことができる。
【0094】具体的は、パラメータ設定部103は、受
信したチャットデータに発言禁止コマンド及びこれの適
用対象のユーザIDがある場合に当該ユーザIDに対応
する発言禁止フラグを有効にするように構成され、チャ
ットデータ処理部105は、受信されたチャットデータ
の送信元のユーザの発言禁止フラグが有効な場合は、当
該受信されたチャットデータのなかの文字を空白文字に
置換して、チャットデータ格納部111に格納するの
で、教師が生徒の発言を禁止することができる。また、
パラメータ設定部103は、受信したチャットデータに
発言禁止解除コマンド及びこれの適用対象のユーザID
がある場合に当該ユーザIDに対応する発言禁止フラグ
を無効にするように構成され、受信したチャットデータ
に発言要求コマンドがある場合に、送信元のユーザID
を発言要求IDリストに格納し、当該発言要求IDリス
トを教師の端末に表示させるので、教師が発言禁止を解
除することができる。
【0095】次に、第3の実施形態に係るチャットサー
バを説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態のそ
れをさらに発展させたもので、そのネットワーク構成は
共通であり、サーバおよび端末においても上記基本機能
を共通して備える。そしてサーバの機能だけが向上して
いるので、基本事項の説明は省略する。また、基本機能
が等しいものには同じ参照符号を適用する。
【0096】このサーバ1は、複数のチャットルームを
構成しており、ユーザDB106にあって、各生徒のレ
コードは、さらに、その生徒の属するチャットルームの
IDを備えている。
【0097】また、チャットデータ格納部111をルー
ムごとに備え、チャットデータ処理部105および出題
採点部108は、入力されたチャットデータのユーザI
Dに対応するルームIDを判別し、そのルームIDに対
応するチャットデータ格納部111には上記処理を行
い、一方、他のチャットデータ格納部111に対して
は、チャットデータ処理部105が、チャットデータの
文字列の一部を所定の文字に置き換えて加えるように構
成されている。
【0098】そして、チャットデータ格納部111のチ
ャットデータが、対応するチャットルームのユーザの端
末2に送信表示されるようになっている。
【0099】次に、第3の実施の形態の処理の流れを説
明する。ルームID「R01」のチャットルームを受け
持つ教師が「江戸時代の問題です。」という入力操作を
行うと、端末2は、「ICHIRO:江戸時代の問題で
す。:TS」というチャットデータをサーバ1に送信す
る。
【0100】受信部101は、このチャットデータを処
理振り分け部102に与え、処理振り分け部102は、
このチャットデータをチャットデータ処理部105へ送
る。チャットデータ処理部105は、受け取ったチャッ
トデータのユーザIDについてユーザDB106で対応
しているルームID、つまり「R01」を読み込み、こ
れに対応するチャットデータ格納部111に対しては、
そのチャットデータをそのまま書き込む。一方、他のチ
ャットデータ格納部111に対しては、「江戸時代の問
題です。」の中の一部、例えば、前半部分を「*」に置
換することで、「*****問題です。」に書き換えて
書き込む。
【0101】また、第3の実施形態では、端末2からの
データ要求にルームIDが含まれ、受信部101が処理
振り分け部102へと、そして処理振り分け部102が
チャットデータ処理部105へとそのデータ要求を送
り、チャットデータ処理部105はそれに含まれるルー
ムIDに対応するチャットデータ格納部111に対して
送信要求を行う。
【0102】したがって、ルームID「R01」のチャ
ットルームに参加しているユーザの端末2には、チャッ
トデータ「ICHIRO:江戸時代の問題です。:T
S」が表示されることになる。その一方で、それ以外の
チャットルームに参加しているユーザの端末2には、チ
ャットデータ「ICHIRO:*****問題です。:
TS」が表示されることになる。
【0103】ところで、チャットルームが生徒の学力レ
ベル毎に設けられている場合は、生徒の属するチャット
ルームを教師の意向により変更できるようにする必要が
ある。これを行うには、例えば、処理振り分け部102
を、チャットデータにチャットルーム変更コマンド「ル
ーム変更」とそれを適用するユーザIDと変更先のルー
ムIDとがあり、かつそのチャットデータのユーザID
が、教師のものであるるときは、パラメータ設定部10
3に、そのユーザIDに対応するルームIDを当該指定
されたルームIDに変更すべく指示するように構成し、
パラメータ設定部103がその指示にしたがってルーム
IDを変更する構成とすればよい。
【0104】以上のように、本発明の第3の実施形態の
チャットサーバによれば、ユーザIDにルームIDを対
応づけてチャットルーム別に処理を行うように構成さ
れ、受信したチャットデータにチャットルーム変更コマ
ンドとこれの適用対象のユーザIDと変更先のルームI
Dとがある場合にそれらを当該ユーザIDのユーザのも
のとして設定するので、教師は生徒のチャットルームを
変更させることができる。
【0105】また、同じチャットルームのユーザからの
チャットデータを表示するときの情報量よりも、他のチ
ャットルームのユーザからのチャットデータを表示する
ときの情報量を少なくして、他のチャットルームから見
学する見学者の情報取得意欲が掻きたてるようにしたの
で、その見学しているチャットルームに惹きつけること
ができる。
【0106】なお、上記各実施形態においては、コマン
ドに対応する引数がなかったときは、そのチャットデー
タの処理を終了させるか、またはその送信元の端末への
エラー表示を行ってから処理を終了させる。
【0107】また、上記説明した処理をサーバ1に実行
させるコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープな
どのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録した
り、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、
広く流通させることができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信要求により送信する前のチャットデータを格納して
おくチャットデータ格納手段と、受信したチャットデー
タを格納できるように構成された回答文データベース
と、受信したチャットデータに出題コマンドがある場合
に伏せ字パラメータを有効にするパラメータ設定手段
と、伏せ字パラメータが有効な場合は、受信されたチャ
ットデータを回答文データベースに格納し、さらに当該
受信されたチャットデータのなかの文字を予め決めた文
字へ置換して、チャットデータ格納手段に格納するチャ
ットデータ処理手段とを備えるので、出題コマンドを含
んだチャットデータにより、それ以降の生徒の回答文を
伏せ字にでき、これにより、双方向性と即時性を有する
教育を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るチャット式教育
装置を具体化したチャットサーバ1の構成図であり
【図2】チャットサーバ1を用いたネットワークの構成
図である。
【図3】端末2の構成図である。
【図4】受信部101のフローチャートである。
【図5】送信部112のフローチャートである。
【図6】処理振り分け部102のフローチャートであ
る。
【図7】パラメータ設定部103のフローチャートであ
る。
【図8】チャットデータ処理部105のフローチャート
である。
【図9】出題採点部108のフローチャートである。
【図10】採点処理を示すフローチャートである。
【図11】端末2に表示される画面を示す図である。
【図12】ユーザDB106の構成とデータ例を示す図
である。
【図13】回答文分析処理の手順を示す図である。
【図14】第2の実施形態のチャットサーバの構成の一
部を示す図である。
【符号の説明】
1 チャットサーバ 2 端末 21 入力部 22 送信制御部 23 記憶部 24 表示部 25 受信制御部 101 受信部 102 処理振り分け部 103 パラメータ設定部 104 パラメータ格納部 105 チャットデータ処理部 106 ユーザDB 107 問題DB 108 出題採点部 109 一時保存部 110 回答文 111 チャットデータ格納部 112 送信部 113 入力部 114 発言要求IDリスト 115 発言要求IDリスト生成部 116 発言要求IDリスト送信部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信要求により送信する前のチャットデ
    ータを格納しておくチャットデータ格納手段と、 受信したチャットデータを格納できるように構成された
    回答文データベースと、 受信したチャットデータに出題コマンドがある場合に伏
    せ字パラメータを有効にするパラメータ設定手段と、 前記伏せ字パラメータが有効な場合は、受信されたチャ
    ットデータを前記回答文データベースに格納し、さらに
    当該受信されたチャットデータのなかの文字を予め決め
    た文字へ置換して、前記チャットデータ格納手段に格納
    するチャットデータ処理手段とを備えるチャット式教育
    装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ設定手段は、受信したチ
    ャットデータに正解コマンドがある場合に前記伏せ字パ
    ラメータを無効にするように構成され、 前記伏せ字パラメータが無効となった際に、前記格納し
    た各チャットデータに正答か誤答のいずれかを示す文字
    または文字列を含ませて、前記チャットデータ格納手段
    に格納する採点手段を備える請求項1記載のチャット式
    教育装置。
  3. 【請求項3】 前記採点手段は、正解コマンドを含むチ
    ャットデータに含まれる文を正解文として処理を行う請
    求項2記載のチャット式教育装置。
  4. 【請求項4】 前記採点手段は、前記回答文データベー
    スの各チャットデータに、出題された時刻から回答され
    た時刻までの時間長に応じた内容の評価文を含ませる請
    求項2または3記載のチャット式教育装置。
  5. 【請求項5】 前記採点手段は、前記回答文データベー
    スの各チャットデータを基に回答状況を分析し、その分
    析結果をチャットデータとして前記チャットデータ格納
    手段に格納する請求項2ないし4のいずれかに記載のチ
    ャット式教育装置。
  6. 【請求項6】 前記採点手段は、前記出題コマンドを含
    むチャットデータをデータベースに格納しておき、出題
    の指示があった場合に、当該データベースから選択した
    チャットデータが、前記チャットデータ格納手段に格納
    されるように処理する請求項2ないし5のいずれかに記
    載のチャット式教育装置。
  7. 【請求項7】 過去の誤答文を含むチャットデータが蓄
    積されるデータベースを備え、 前記採点手段は、出題された問題文についての過去の誤
    答文を含んだチャットデータを前記チャットデータ格納
    手段に格納する請求項2ないし6のいずれかに記載のチ
    ャット式教育装置。
  8. 【請求項8】 前記パラメータ設定手段は、受信したチ
    ャットデータに発言禁止コマンド及びこれの適用対象の
    ユーザIDがある場合に当該ユーザIDに対応する発言
    禁止フラグを有効にするように構成され、前記チャット
    データ処理手段は、受信されたチャットデータの送信元
    のユーザの発言禁止フラグが有効な場合は、当該受信さ
    れたチャットデータのなかの文字を空白文字に置換し
    て、前記チャットデータ格納手段に格納する請求項1な
    いし7のいずれかに記載のチャット式教育装置。
  9. 【請求項9】 前記パラメータ設定手段は、受信したチ
    ャットデータに発言禁止解除コマンド及びこれの適用対
    象のユーザIDがある場合に当該ユーザIDに対応する
    発言禁止フラグを無効にするように構成され、 受信したチャットデータに発言要求コマンドがある場合
    に、送信元のユーザIDを発言要求IDリストに格納
    し、当該発言要求IDリストを教師の端末に表示させる
    請求項8記載のチャット式教育装置。
  10. 【請求項10】 ユーザIDにルームIDを対応づけて
    チャットルーム別に処理を行うように構成され、受信し
    たチャットデータにチャットルーム変更コマンドとこれ
    の適用対象のユーザIDと変更先のルームIDとがある
    場合にそれらを当該ユーザIDのユーザのものとして設
    定する請求項1ないし9のいずれかに記載のチャット式
    教育装置。
  11. 【請求項11】 チャットルーム別に処理を行うように
    構成され、同じチャットルームのユーザからのチャット
    データを表示させるときの情報量よりも、他のチャット
    ルームのユーザからのチャットデータを表示させるとき
    の情報量を少なくした請求項1ないし10のいずれかに
    記載のチャット式教育装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    のチャット式教育装置に処理を実行させるコンピュータ
    プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    のチャット式教育装置に処理を実行させるコンピュータ
    プログラムを記録した記録媒体。
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