JP3434164B2 - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JP3434164B2
JP3434164B2 JP09781597A JP9781597A JP3434164B2 JP 3434164 B2 JP3434164 B2 JP 3434164B2 JP 09781597 A JP09781597 A JP 09781597A JP 9781597 A JP9781597 A JP 9781597A JP 3434164 B2 JP3434164 B2 JP 3434164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄熱式電気温風機等
に用いられる蓄熱装置に関し、内部に蓄熱材が配設され
た容器と前記蓄熱材を加熱する発熱体とを備えた蓄熱装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の蓄熱装置を用いた蓄熱式電
気温風機の断面図である。
【0003】図に示すように、一般家庭の暖房用の蓄熱
式電気温風機12に用いられる従来の蓄熱装置1は、容
器2内に蓄熱材3を充填し、前記容器2に接する加熱用
ヒーター4による前記蓄熱材3の融解過程と、前記容器
2と対流用空気5との熱交換による前記蓄熱材3の凝固
過程の繰り返しによって、前記容器2に熱を与え前記蓄
熱材3にて蓄熱したり、あるいは逆に蓄熱された前記蓄
熱材3の熱を放出するものである。
【0004】前記容器2に接する加熱用ヒーター4とし
ては、マイカヒーター等の平面ヒーターなどが使用さ
れ、常に容器2に密着する構造となっている。また、前
記蓄熱材3は物質の相変化を利用した潜熱型蓄熱材等か
らなる。
【0005】前記蓄熱式電気温風機12では、前記蓄熱
装置1を当該電気温風機12の対流用空気の通風路9内
に設け、放熱の必要としない夜間などに前記加熱用ヒー
ター4に通電して前記蓄熱装置1に熱エネルギーを蓄え
ておき、所定の温度に到達すれば通電を停止して正特性
発熱体等の温風ヒーター10との併用運転まで保温さ
れ、必要時の朝などに前記温風ヒーター10と併用する
ことにより、前記蓄熱装置1を有しない電気温風機に比
較して高い暖房能力が得られるものである。
【0006】図において、6は送風ファンであり、7は
前記送風ファン6を回転駆動させる送風用モーターであ
り、8は前記対流用空気5の吸込口であり、11は前記
対流用空気5の温風吹出口である。
【0007】上記蓄熱式電気温風機12は、前記蓄熱装
置1と正特性発熱体10の併用運転時、前記送風用モー
ター7により前記送風ファン6が回転すると、該送風フ
ァン6の吸引力により前記対流用空気5は前記吸込口8
から流入し、前記蓄熱装置1の放熱により温風となって
前記温風ヒーター10に至り、更に該温風ヒーター10
により暖められて温風吹出口11より放出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蓄熱装置1は、加熱用ヒーター4が容器2の外周面に密
着して配設された構成なので、前記加熱用ヒーター4か
らの熱が前記容器2を介して蓄熱材3に伝わり、また、
前記容器2に伝わることなく、周囲の空気中に放熱され
る熱もあり、伝熱効率が悪く、蓄熱に要する時間がかか
るという問題点を有していた。
【0009】また、この種の用途に用いられる前記蓄熱
材3は固相になると体積が減り、この固まった状態で前
記加熱用ヒーター4にて加熱されると、解け始めた部分
から体積膨張が始まり、まだ固まっている部分に非常に
大きな応力がかかり、ヒビワレによるクラック音が生じ
たり、前記容器2の変形や該容器2を構成する部材の接
合部の破損に伴う液状の前記蓄熱材3の容器2外への流
出などが生じるといった問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、蓄熱材加熱時
の伝熱ロスを減少させ蓄熱時間を短縮できる蓄熱装置の
提供を目的とするものである。さらには、加熱による蓄
熱材の膨張時に容器が破損して当該蓄熱材の容器外への
流出を確実に防止することのできる蓄熱装置の提供を目
的とするものである。加えて、加熱による蓄熱材の膨張
時に当該蓄熱材の固相部分のクラック音等の不快音を減
少させことのできる蓄熱装置の提供を目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明の蓄熱装置は、内部に蓄熱材が
配設された容器と、前記蓄熱材を加熱する発熱体とを備
えた蓄熱装置において、前記容器内に前記発熱体を配設
したことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の第2の発明の蓄熱装置は、
第1の発明の蓄熱装置において、前記容器内の略中心に
前記発熱体を配設し、該発熱体に接続された放熱体を前
記容器の内周面に設け、前記発熱体と放熱体との間に前
記蓄熱材を配設したことを特徴とするものである。
【0013】さらに、本発明の第3の発明の蓄熱装置
は、第2の発明の蓄熱装置において、前記放熱体の前記
発熱体側表面に、先端部が前記発熱体表面に接続された
放熱フィンを設けたことを特徴とするものである。
【0014】加えて、本発明の第4の発明の蓄熱装置
は、第3の発明の蓄熱装置において、前記放熱フィンを
傾斜して配設したことを特徴とするものである。
【0015】加えて、本発明の第5の発明の蓄熱装置
は、第2の発明の蓄熱装置において、前記発熱体を挟持
して覆う放熱板を設け、前記発熱体と放熱体とを前記放
熱板を介して接続し、前記放熱板と放熱体との間に前記
蓄熱材を配設したことを特徴とするものである。
【0016】上記構成によれば、本発明の第1の発明
蓄熱装置は、容器内に発熱体を配設した構成なので、前
記発熱体による蓄熱材の加熱時に、前記容器を介するこ
となく前記発熱体にて前記蓄熱材を加熱することができ
るとともに、前記発熱体の熱が前記容器外の空気に放熱
されることを確実に防止することができる。
【0017】また、本発明の第2の発明の蓄熱装置は、
第1の発明の蓄熱装置において、前記容器内の略中心に
前記発熱体を配設し、該発熱体に接続された放熱体を前
記容器の内周面に設け、前記発熱体と放熱体との間に前
記蓄熱材を配設した構成なので、前記発熱体による前記
蓄熱材の加熱時に、前記発熱体の熱が前記放熱体に伝熱
され、前記放熱体にて前記容器の内周面近傍に位置する
蓄熱材を加熱して固相から液相に相変化させることがで
き、該容器の内周面近傍に位置する液相の蓄熱材にてま
だ相変化していない蓄熱材の固相から液相への変化によ
る膨張時の前記容器に対する応力を分散させることがで
き、前記容器の内周面にかかる応力を減少させることが
できる。また、まだ相変化していない蓄熱材に対する応
力をも分散させることができる。
【0018】さらに、本発明の第3の発明の蓄熱装置
は、第2の発明の蓄熱装置において、前記放熱体の前記
発熱体側表面に、先端部が前記発熱体表面に接続された
放熱フィンを設けた構成なので、前記放熱フィンにて前
記蓄熱材を細かく分散させることができるとともに、容
器内の温度分布を均一にすることができる。
【0019】加えて、本発明の第4の発明の蓄熱装置
は、第3の発明の蓄熱装置において、前記放熱フィンを
傾斜して配設した構成なので、前記放熱フィンが外方へ
向かって下り傾斜するよう当該蓄熱装置を電気温風機等
内に配設することにより、蓄熱材が放熱により液相から
固相へ体積が減少して変化する際に、当該蓄熱材が自身
の重力の影響で下方へ降下して傾斜した前記放熱フィン
に接触し易くなり、再度加熱する時の蓄熱材への伝熱効
率を向上することができる。
【0020】加えて、本発明の第5の発明の蓄熱装置
は、第2の発明の蓄熱装置において、前記発熱体を挟持
して覆う放熱板を設け、前記発熱体と放熱体とを前記放
熱板を介して接続し、前記放熱板と放熱体との間に前記
蓄熱材を配設した構成なので、前記放熱板にて前記発熱
体からの熱を広範囲に伝熱させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る蓄熱装置について、図面とともに説明する。
【0022】図1は本発明の第1実施の形態にかかる蓄
熱装置の断面図である。
【0023】本実施の形態にかかる蓄熱装置は、蓄熱材
3が充填された容器2内の略中心部分に加熱用ヒーター
4を配設してなる構成からなる。前記蓄熱材3は蓄熱に
より膨張して液体化し放熱により収縮して固体化する潜
熱型蓄熱材等からなり、前記加熱用ヒーター4はマイカ
ヒーター等の平面ヒーターからなる。
【0024】前記加熱用ヒーター4による蓄熱材3の加
熱(蓄熱)時には加熱された加熱用ヒーター4の周りか
ら蓄熱材3の融解が始まり、徐々に周囲に広がって行
く。図において、3aは蓄熱材3の固相であり、3bは
蓄熱材3の液相である。
【0025】該構成によれば、前記蓄熱材3の前記加熱
用ヒーター4による加熱時に、前記加熱用ヒーター4の
熱を直接前記蓄熱材3に伝熱することができ、従来の容
器外部に加熱用ヒーターを設けた場合に比較して、容器
2を介さない分および容器2外の空気に放熱しない分、
伝熱ロスが少なく、伝熱効率が上がり、蓄熱に要する時
間を短縮することができる。
【0026】図2は本発明の第2実施の形態にかかる蓄
熱装置の断面図である。本実施の形態について、上述し
た第1実施の形態と相違する点のみ説明する。
【0027】本実施の形態にかかる蓄熱装置は、加熱用
ヒーター4と容器2との間に断面視略コ字形の放熱体1
5が設けられてなり、該放熱体15の一端側(開放側)
が前記加熱用ヒーター4に接触してなり、他端側が容器
2の内周面に接触してなる。
【0028】また、前記放熱体15の前記容器2に接す
る底部には、先端部が前記加熱用ヒーター4に接する放
熱フィン15aが複数設けられている。
【0029】このように、放熱フィン15aが設けられ
た放熱体15を加熱用ヒーター4と容器2との間に設け
ることにより容器2内が細分化され、これに伴って蓄熱
材3が細分化されている。
【0030】該構成によれば、本実施の形態にかかる蓄
熱装置は上述した第1実施の形態に比較して蓄熱材3の
解け方が異なり、本実施の形態にかかる蓄熱装置によれ
ば、ヒビワレによるクラック音を減少することができる
とともに、容器2にかかる応力を減少させることができ
る。
【0031】すなわち、上述した第1実施の形態におい
ては、容器2内の略中心で解け始めた蓄熱材3bから体
積膨張が始まり、その周りのまだ固まっている蓄熱材3
aに非常に大きな応力がかかり、ヒビワレによるクラッ
ク音が生じたり、容器2の変形や接合部の破損に伴う液
状の蓄熱材3の容器2外への流出などが生じるといった
問題を有している。
【0032】これに対して、本実施の形態においては、
加熱用ヒーター4による蓄熱材3の加熱時にそれに接し
ている放熱体15および放熱フィン15aにも熱が伝わ
って加熱され、加熱用ヒーター4の周囲だけでなく放熱
体15および放熱フィン15aの周囲からも蓄熱材3の
融解が始まり、容器2内部で加熱用ヒーター4から蓄熱
材3への熱伝導がより均一になり、蓄熱材3aにかかる
応力は上方の空気相に逃がすことにより、ヒビワレによ
るクラック音や、容器2にかかる応力を減少させること
ができる。これにより、クラック音等の不快音を減少さ
せることができるとともに、容器2の変形,破損を確実
に防止することができる。
【0033】図3は本発明の第3実施の形態にかかる蓄
熱装置の断面図であり、図4は該蓄熱装置の斜視図であ
る。図4においては容器2を切り欠いているが、これは
内部の構成を分かり易くするために切り欠いたものであ
って、容器2は内部を密閉してなるものである。本実施
の形態について、上述した第2実施の形態と相違する点
のみ説明する。
【0034】本実施の形態にかかる蓄熱装置は、上述し
た第2実施の形態において、容器2内部の加熱用ヒータ
ーとして円筒状のシーズヒーター4aを用いたものであ
って、さらに該シーズヒーター4aを放熱用の金属板1
6にて挟持してなるものである。また、放熱体15の一
端側および放熱フィン15aの先端部は前記金属板16
に接触してなる。
【0035】該構成によれば、加熱用ヒーターとしてシ
ーズヒーター4aを用いた場合であっても、該シーズヒ
ーター4aを挟持する前記金属板16を広範囲に配設し
たので、該金属板16により容器2内の広範囲において
前記シーズヒーター4aから蓄熱材3への熱伝導を均一
にすることができる。
【0036】これにより、加熱用ヒーターを小型化する
ことができ、コスト低減を図ることができる。
【0037】本実施の形態においては、放熱フィン15
aを前記放熱体15に代わって、図5に示すように、前
記金属板16に設ける構成としても良い。
【0038】また、前記シーズヒーター4aに代わっ
て、小型のマイカヒーター等の平面ヒーターを用いても
良い。この場合には、前記金属板16にて蓄熱材3が加
熱用ヒーター4に直接接触することを防止することがで
き、蓄熱材3の劣化を防止することができる。
【0039】図6は本発明の第4実施の形態にかかる蓄
熱装置の断面図であり、図7は上述した第2実施の形態
にかかる蓄熱装置の断面図である。本実施の形態につい
て、上述した第2実施の形態と相違する点のみ説明す
る。
【0040】本実施の形態にかかる蓄熱装置は、放熱体
15に設けられた放熱フィン15aを傾斜して配設して
なる構成からなる。
【0041】蓄熱材3である潜熱型蓄熱材は、液体から
固体になると体積が減るという性質があり、容器2表面
および放熱体15並びに放熱フィン15aの表面は、容
器2外部の温度の低い空気相から熱を奪われ易く、液体
の状態で放熱体15および放熱フィン15aに接触して
いる蓄熱材3は、その接触面から凝固が始まり、体積が
減少して放熱体15および放熱フィン15aから離れた
状態で固体になる。例えば、上述した第2実施の形態に
おいては図7に示す状態となる。この状態で再度加熱し
ても、放熱体15および放熱フィン15aからの熱は空
気相17を介して蓄熱材3に至るため伝わりにくく、伝
熱効率は悪くなる。
【0042】そこで、図6に示す本実施の形態にかかる
蓄熱装置のように、放熱フィン15aに傾斜を付け、当
該蓄熱装置をその放熱フィン15aが外側へ向かって下
り傾斜するよう電気温風機等内に配設することにより、
蓄熱材3が液体から固体になり体積が減少する際に、前
記放熱フィン15aに傾斜がついているため、蓄熱材3
が自身の重力の影響で下方に降下した場合に、前記放熱
フィン15aに接触しやすく、再度加熱した時に蓄熱材
3への熱伝導が良くなり、蓄熱時間の短縮につながる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の発
の蓄熱装置によれば、容器内に発熱体を配設した構成
なので、前記発熱体による蓄熱材の加熱時に、前記容器
を介することなく前記発熱体にて前記蓄熱材を加熱する
ことができるとともに、前記発熱体の熱が前記容器外の
空気に放熱されることを確実に防止することができる。
したがって、蓄熱材加熱時の伝熱効率を高め、伝熱ロス
を減少させ、蓄熱時間を短縮することができる。
【0044】また、本発明の第2の発明の蓄熱装置によ
れば、第1の発明の蓄熱装置において、前記容器内の略
中心に前記発熱体を配設し、該発熱体に接続された放熱
体を前記容器の内周面に設け、前記発熱体と放熱体との
間に前記蓄熱材を配設した構成なので、前記発熱体によ
る前記蓄熱材の加熱時に、前記発熱体の熱が前記放熱体
に伝熱され、前記放熱体にて前記容器の内周面近傍に位
置する蓄熱材を加熱して固相から液相に相変化させるこ
とができ、該容器の内周面近傍に位置する液相の蓄熱材
にてまだ相変化していない蓄熱材の固相から液相への変
化による膨張時の前記容器に対する応力を分散させるこ
とができ、前記容器の内周面にかかる応力を減少させる
ことができる。また、まだ相変化していない蓄熱材に対
する応力をも分散させることができる。したがって、蓄
熱材の膨張時の応力による容器の破損を確実に防止する
ことができ、破損に伴う液状の蓄熱材の容器外への流出
を確実に防止することができるとともに、クラック音等
の不快音の発生を低減することができる。
【0045】さらに、本発明の第3の発明の蓄熱装置に
よれば、第2の発明の蓄熱装置において、前記放熱体の
前記発熱体側表面に、先端部が前記発熱体表面に接続さ
れた放熱フィンを設けた構成なので、前記放熱フィンに
て前記蓄熱材を細かく分散させることができるととも
に、容器内の温度分布を均一にすることができる。この
ように蓄熱材を分散させることにより、固体状の蓄熱材
がヒビワレし、クラック音が発生することをさらに低減
することができる。また、容器内の温度分布が均一とな
ることにより、蓄熱時間を短縮することができる。
【0046】加えて、本発明の第4の発明の蓄熱装置に
よれば、第3の発明の蓄熱装置において、前記放熱フィ
ンを傾斜して配設した構成なので、前記放熱フィンが外
方へ向かって下り傾斜するよう当該蓄熱装置を電気温風
機等内に配設することにより、蓄熱材が放熱により液相
から固相へ体積が減少して変化する際に、当該蓄熱材が
自身の重力の影響で下方へ降下して傾斜した前記放熱フ
ィンに接触し易くなり、再度加熱する時の蓄熱材への伝
熱効率を向上して、蓄熱時間を短縮することができる。
【0047】加えて、本発明の第5の発明の蓄熱装置に
よれば、第2の発明の蓄熱装置において、前記発熱体を
挟持して覆う放熱板を設け、前記発熱体と放熱体とを前
記放熱板を介して接続し、前記放熱板と放熱体との間に
前記蓄熱材を配設した構成なので、前記放熱板にて前記
発熱体からの熱を広範囲に伝熱させることができ、発熱
体の形状を小型化することができ、コスト低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかる蓄熱装置の断
面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態にかかる蓄熱装置の断
面図である。
【図3】本発明の第3実施の形態にかかる蓄熱装置の断
面図である。
【図4】本発明の第3実施の形態にかかる蓄熱装置の斜
視図である。
【図5】放熱板の他の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4実施の形態にかかる蓄熱装置の断
面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態にかかる蓄熱装置の断
面図である。
【図8】従来の蓄熱装置を用いた蓄熱式電気温風機の断
面図である。
【符号の説明】
2 容器 3 蓄熱材 4,4a 加熱用ヒーター(発熱体) 15 放熱体 15a 放熱フィン 16 金属板(放熱板)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−17760(JP,A) 特開 昭61−240034(JP,A) 特開 平7−120069(JP,A) 特開 平8−75266(JP,A) 特開 平5−248779(JP,A) 特開 昭62−98154(JP,A) 特開 平9−33108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 7/02 F28D 20/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に蓄熱材が配設された容器と、前記
    蓄熱材を加熱する発熱体とを備えた蓄熱装置において、
    前記容器内の略中心に前記発熱体を配設し、該発熱体に
    接続された放熱体を前記容器の内周面に設け、前記発熱
    体と放熱体との間に前記蓄熱材を配設したことを特徴と
    する蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱体の前記発熱体側表面に、先端
    部が前記発熱体表面に接続された放熱フィンを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱フィンを傾斜して配設したこと
    を特徴とする請求項2記載の蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱体を挟持して覆う放熱板を設
    け、前記発熱体と放熱体とを前記放熱板を介して接続
    し、前記放熱板と放熱体との間に前記蓄熱材を配設した
    ことを特徴とする請求項1記載の蓄熱装置。
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