JPH1123066A - 電気温風機 - Google Patents

電気温風機

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JPH1123066A
JPH1123066A JP9178645A JP17864597A JPH1123066A JP H1123066 A JPH1123066 A JP H1123066A JP 9178645 A JP9178645 A JP 9178645A JP 17864597 A JP17864597 A JP 17864597A JP H1123066 A JPH1123066 A JP H1123066A
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JP
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heat
air
air passage
concave portion
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Application number
JP9178645A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sugimoto
芳之 杉本
Yasushi Takanashi
靖士 高梨
Tomohisa Imai
智久 今井
Kunihiko Kaga
邦彦 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄熱装置の熱交換効率を高くし、しかも小型
化が図れる電気温風機を得ることを目的とする。 【解決手段】 箱状の温風機本体21に設けられた一つ
の吹出口23と、温風機本体内に設けられ、吹出口に通
じる第1の送風路24と、第1の送風路内に吹出口に向
けて空気を送風する送風ファン26と、第1の送風路の
途中に設けられた温風ヒータ28と、第1の送風路の途
中と連通する断熱ケース29と、断熱ケース29内に設
けられる蓄熱装置31と、蓄熱容器内に蓄熱装置が設け
られたときに、第1の送風路の途中と連通する流入口部
35と流出口部36とを有し、逆U字状に形成された第
2の送風路30と、流入口部及び流出口部を開閉するダ
ンパー機構37とを備えてなる電気温風機において、前
記蓄熱装置31は、直方体状の蓄熱レンガ33と蓄熱レ
ンガに内蔵された蓄熱ヒータ34とからなり、該蓄熱レ
ンガの端部を残して全面に凹部41を形成し、少なくと
も第2の送風路の入口側に位置する凹部内に多数のフィ
ン51を有する放熱板50を配置して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば温風ヒータお
よび蓄熱装置を用いて吹出口から温風を送風する電気温
風機、特にその蓄熱装置を効率よく働かせ、しかも小型
化が図れるものに関する。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば特開平5−248779
号公報に開示されている従来の電気温風機の構成を示す
断面図、図14は同電気温風機の蓄熱装置の部分断面を
有する斜視図、図15は図14の横断面図である。従来
の電気温風機は、蓄熱装置1を電気温風機本体14の対
流用空気の通風路9内に設け、放熱の必要としない夜間
などに加熱用ヒータ4に通電して熱エネルギーを蓄えて
おき、所定の温度に到達すれば、電気温風機本体14の
併用運転まで保温され、必要時の朝などに電気温風機本
体14と供用することにより、電気温風機本体14以上
の暖房能力を得るものである。
【0003】その蓄熱装置1は、容器2内に硝酸マグネ
シウムの潜熱蓄熱材料3を充填し、容器2に接した加熱
用ヒータ4による溶解過程と対流用空気5と容器2の熱
交換による凝固過程の繰り返しによって、当容器2内に
選択的に熱を与えて蓄熱したり、或いは逆に熱を放出す
るものである。その潜熱蓄熱材料3を充填する容器2
は、鉄系の薄板材料より形成された外装材12a,12
bの巻締め接合により構成されている。その外装材12
aの表面には加熱ヒータ4を外装面に接して設け、加熱
ヒータ4の反対面にはもうひとつの容器2が上記加熱ヒ
ータ4を挟むように外装材12aの側を加熱ヒータ4に
接して設けている。その容器2の外装材12bは放熱面
であり、複数の小さな凹凸を設けており、さらにこの外
装材12bには波形に形成された放熱板13を溶接など
をして設けている。
【0004】従来の電気温風機は上記のように構成さ
れ、例えば、蓄熱装置1と電気温風機本体14の併用運
転の場合、送風用モータ6によりファン7が回転する
と、ファン7の吸引力により、対流用空気5は吸込口8
から流入し、通風路9内にある蓄熱装置1を通過し、蓄
熱装置1の放熱により温風10となって温風ヒータ11
に至り、更に暖められた温風となり、温風吹出口13か
ら放出される。そして、対流用空気5が蓄熱装置1の放
熱により温風10となる場合、蓄熱装置1の外装材12
bの表面に凹凸を設け表面積を広くすると共に、この外
装材12bには波形に形成された放熱板13を設けるこ
とによって伝熱面積が大きくなり、熱交換効率が高く、
暖房能力が増すものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
気温風機では、蓄熱装置は容器2内に硝酸マグネシウム
の潜熱蓄熱材料3を充填してなり、その潜熱蓄熱材料3
は蓄熱状態では液相をしており、放熱で凝固過程が進
み、放熱が完了すると固相となるものであるため、潜熱
蓄熱材料3を充填してなる容器2は、丈夫な材質で形成
されなければならず、複数の大きな凹凸や複雑な形状に
できないものであった。そこで、対流用空気5が通過す
る通路9に設けられた蓄熱装置1の熱交換効率を高くす
るために容器2の外装材12bに放熱板13を設けてい
るが、放熱板13を設けるとその分だけ通風路9の幅が
大きくなり、ひいては電気温風機が大きくならざるを得
ないという問題点があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、蓄熱装置の熱交換効率を高く
し、しかも小型化が図れる電気温風機を得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電気温風機は、箱状に構成された温風機本体に設けられ
た一つの吹出口と、温風機本体内に設けられ、前記吹出
口に通じる第1の送風路と、前記第1の送風路内に前記
吹出口に向けて空気を送風する送風ファンと、前記第1
の送風路の途中に設けられた温風ヒータと、前記第1の
送風路の途中と連通する蓄熱容器と、蓄熱容器内に設け
られる蓄熱装置と、蓄熱容器内に蓄熱装置が設けられた
ときに、前記第1の送風路の途中と連通する流入口部と
流出口部とを有し、逆U字状に形成された第2の送風路
と、前記流入口部及び前記流出口部を開閉するダンパー
機構とを備えてなる電気温風機において、前記蓄熱装置
は、直方体状の蓄熱レンガと蓄熱レンガに内蔵された蓄
熱ヒータとからなり、該蓄熱レンガの端部を残して全面
に凹部を形成し、少なくとも第2の送風路の入口側に位
置する凹部内に多数のフィンを有する放熱板を配置して
構成されている。
【0008】本発明の請求項2に係る電気温風機の放熱
板は、コ字状に形成され、前記蓄熱レンガの上面と両側
面に形成された凹部内に配置され、該放熱板の外側面に
多数のフィンが設けられている。
【0009】本発明の請求項3に係る電気温風機のコ字
状に形成された放熱板は、それ自身の持つ弾性力で前記
蓄熱レンガの凹部の上面と両側面に密着固定されてい
る。
【0010】本発明の請求項4に係る電気温風機のコ字
状に形成された放熱板は、その両端部にそれぞれ取付片
を設け、これら取付片を金属ネジで締め付けし、該放熱
板を蓄熱レンガに固定している。
【0011】本発明の請求項5に係る電気温風機の放熱
板は、その一端にL字状の係止片を有し、前記蓄熱レン
ガの凹部の上面に設けられた係合凹部に該係止片を嵌合
させて固定し、その他端側を前記蓄熱レンガの凹部内に
配置させている。
【0012】本発明の請求項6に係る電気温風機の放熱
板は、前記第2の送風路の入口側に位置する凹部内に配
置されて構成させられている。
【0013】本発明の請求項7に係る電気温風機の放熱
板は、前記第2の送風路の入口側の蓄熱レンガの凹部内
に配置されていると共に前記第2の送風路の出口側の蓄
熱レンガの凹部内で上流側に配置され、前記第2の送風
路の入口側に位置する放熱板が前記第2の送風路の出口
側に位置する放熱板より大きく構成されている。
【0014】本発明の請求項8に係る電気温風機の放熱
板は、フィンが設けられているのと反対側の面に多数の
突起を有し、これら突起を前記蓄熱レンガの凹部の表面
に多数設けられた穴に圧入して前記蓄熱レンガに取り付
けられている。
【0015】本発明の請求項9に係る電気温風機の蓄熱
レンガは、その凹部の第2の送風路の入口側に位置する
表面に複数の縦溝を設け、前記放熱板は、フィンが設け
られているのと反対側の面に該蓄熱レンガの複数の縦溝
に嵌合する複数の凸部を形成し、該放熱板の複数の凸部
を該蓄熱レンガの複数の縦溝に嵌合させている。
【0016】本発明の請求項10に係る電気温風機の蓄
熱レンガは、その凹部の第2の送風路の入口側に位置す
る表面に複数の縦溝を設け、前記放熱板はフィンが設け
られているのと反対側の面を平面とし、該放熱板の平面
を蓄熱レンガの凹部の表面に当接させ、該蓄熱レンガの
凹部内に該放熱板を介してフィン側風路とレンガ側風路
とを形成している。
【0017】本発明の請求項11に係る電気温風機は、
箱状に構成された温風機本体に設けられた一つの吹出口
と、温風機本体内に設けられ、前記吹出口に通じる第1
の送風路と、前記第1の送風路内に前記吹出口に向けて
空気を送風する送風ファンと、前記第1の送風路の途中
に設けられた温風ヒータと、前記第1の送風路の途中と
連通する蓄熱容器と、蓄熱容器内に設けられる蓄熱装置
と、蓄熱容器内に蓄熱装置が設けられたときに、前記第
1の送風路の途中と連通する流入口部と流出口部とを有
し、逆U字状に形成された第2の送風路と、前記流入口
部及び前記流出口部を開閉するダンパー機構とを備えて
なる電気温風機において、前記蓄熱装置は、直方体状の
蓄熱レンガと蓄熱レンガに内蔵された蓄熱ヒータとから
なり、該蓄熱レンガの上面に第1の凹部を形成し、該蓄
熱レンガの前記第2の送風路の入口側に位置する側面に
第2の凹部を形成し、該蓄熱レンガの前記第2の送風路
の出口側に位置する側面に第3の凹部を形成し、第2の
凹部を第3の凹部より深くして第2の送風路の入口側風
路の幅を出口側風路の幅より大きくし、該第2の凹部内
に多数のフィンを有する放熱板を配置して構成されてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1に係る電気
温風機の構成を示す断面図である。図において、本発明
の電気温風機は、箱形状に構成された温風機本体21
と、温風機本体21に設けられた吸気口22および吹出
口23と、これら吸気口22および吹出口23に通じる
L状に屈曲した第1の送風路24と、第1の送風路24
内に吹出口23に向けて空気を送風するファンモータ2
5によって駆動される送風ファン26と、第1の送風路
24の途中に設けられた周囲温度に応じて発熱能力を自
動的に切り換える特性を有する自己温度制御型の温風ヒ
ータ28と、第1の送風路24の水平部の途中から流入
口部35を介して分岐し、かつその分岐の先端側である
流出口部36が吹出口23の内側に接続されて第1の送
風路24に連通した第2の送風路30と、第2の送風路
30内の途中に設けられた蓄熱装置31と、流入口部3
5を開閉するダンパー機構37とで大略構成されてい
る。なお、27は温風機本体1内の上部に設けられた制
御回路部である。
【0019】また、L字状に屈曲した第1の送風路24
は、温風機本体21の背面における吸気口22を有する
背面壁21b及び底面壁21cと、温風機本体21の内
部に設けられ、送風ファン26を覆うファンケーシング
32及び断熱ケース29の底部とで構成されている。さ
らに、温風機本体21の内部に設けられ、内部が第2の
送風路30となる断熱ケース29は、内側ケース29a
と、内側ケース29aを覆うケイ酸カルシウムの断熱材
29bと、断熱材29bを覆う外側ケース29cとから
構成されている。そして、断熱ケース29の内側ケース
29aが蓄熱容器となり、第2の送風路30を構成し、
その第2の送風路30の途中に蓄熱装置31が配置され
ている。また、断熱ケース29の外側ケース29cの下
端部がファンケーシング32の下端部と接続されてい
る。
【0020】この蓄熱装置11は、主剤を酸化マグネシ
ウムとし、シリカ、アルミナ、酸化第2鉄を含有材料と
してレンガ状に形成された顕熱型の一対の蓄熱レンガ3
3の内部にシーズヒータである蓄熱ヒータ34が設けら
れて構成されている。この蓄熱装置31が断熱ケース2
9の内側ケース29a内に配置されることにより、内側
ケース29a内に第2の送風路30がほぼ逆U字状に屈
曲する状態に構成される。29dは内側ケース29aの
下部中央に設けられ、蓄熱装置31を支持する支持ケー
スで、この支持ケース29dの両側壁と内側ケース29
aの下端部とで第1の送風路24と連通する第2の送風
路30の流入口部35と流出口部36とが構成されてい
る。なお、この蓄熱装置11の蓄熱ヒータ13の消費電
力は約520Wで、蓄熱体12の表面温度は約500℃
位に上昇する。
【0021】そして、蓄熱装置31の一対の蓄熱レンガ
33はその端部を残して全面に凹部41を形成してい
る。また、一対の蓄熱レンガ33における第2の送風路
30の入口側と出口側に位置する凹部41内にはそれぞ
れ多数のフィン51を有する放熱板50が配置されてい
る。その各放熱板50の端部がネジ52によって一対の
蓄熱レンガ33の凹部41に固定されている。そして、
各放熱板50のフィン51が一対の蓄熱レンガ33の凹
部41内に位置している。
【0022】また、第2の送風路30の流入口部35及
び流出口部36は、ダンパー機構37の開閉板38で開
閉されるが、その開閉板38の内端縁は流入口部35の
内側壁面の内端縁に隣接して設けられたシャフト39に
回動可能に支持され、そのシャフト39にギヤードモー
タ40が連結されている。そして、ギヤードモータ40
によりシャフト39が駆動され、この駆動で開閉板38
がシャフト39を支点に回動して流入口35及び流出口
部36を閉塞する状態と、この流入口35及び流出口部
36の実質的な開口量を複数段に調整して開放させる状
態に設定されるようになっている。
【0023】さらに、第1の送風路24の水平部には自
己温度制御型の温風ヒータ28が設けられているが、こ
の温風ヒータ28は第1の送風路24の水平部に配設さ
れた所定長さの通風フード24a内に配設されている。
この通風フード24aの上面には第1の送風路24にお
ける通風フード24aの上方通路を閉鎖する閉鎖板24
bが取り付けられており、この通風フード24a内にの
み風が送風されるように構成されている。従って、ダン
パー機構37の開閉板38が第2の送風路30の流入口
部35及び流出口部36を閉じた時には通風フード24
a内にのみ風が送風される。
【0024】また、制御回路部27は温風機本体21の
上面部の直下に設けられ、その制御回路部27の操作パ
ネル43の各種の操作ボタン44は温風機本体21の上
面部に露出するように設けられている。さらに、温風機
本体21内の上部側には制御回路部27を蓄熱装置31
から遮蔽する遮熱板45が傾斜させられて設けられてい
る。また、この実施の形態では、ファンモータ25は制
御回路部27を介して例えば三段階の回転速度に切り換
えられる。この切換により送風ファン26から送風され
る風量(風速)が、強、中、弱に設定されるようになっ
ている。
【0025】次に、本発明の実施の形態1の作用につい
て説明する。例えば、蓄熱ヒータ34は蓄熱の操作ボタ
ン44を押圧操作することによって通電され、この蓄熱
ヒータ34により蓄熱レンガ33が加熱され、この蓄熱
レンガ33に徐々に熱が蓄えられ、約80分で蓄熱が完
了する。この蓄熱時には、第2の送風路30の流入口部
35及び流出口部36がダンパー機構37の開閉板38
により閉塞され、これにより第2の送風路30内への空
気の流入が防止され、効率的な蓄熱が行われる。このよ
うにして蓄熱装置31に充分な熱を蓄えた後において、
操作パネル43の所定の操作ボタン44を操作して急速
暖房の設定を行う。そうすると、ギヤードモータ40の
制御でダンパー機構37の開閉板38が回動して流入口
部35及び流出口部36が開放される。
【0026】また、温風ヒータ28およびファンモータ
25が通電され、温風ヒータ28が発熱し、送風ファン
26が回転する。その送風ファン26の回転により、温
風機本体21の外部の空気が吸気口22から第1の送風
路24内に吸入され、この空気が第1の送風路24内を
通して温風ヒータ28に向けて送風される。そして、こ
の空気が温風ヒータ28に接触することにより加熱され
て温風となり、この温風が吹出口23に向かって順次送
風される。
【0027】第1の送風路24内を流通する空気の一部
は、流入口部35から第2の送風路30内に流入し、こ
の第2の送風路30内を流通する間に蓄熱装置31と接
触し、この蓄熱装置31の蓄熱レンガ33に蓄えられて
いる熱を吸収して温風となり、この温風が流出口部36
に向かって順次送風される。このように急速暖房の場合
に、第2の送風路30に入った空気は蓄熱レンガ33か
ら熱が伝えられる放熱板40の多数のフィン41を通過
するため、放熱板40による熱交換効率が向上し、しか
も第2の送風路30は実質的に一対の蓄熱レンガ33の
凹部41によって構成され、蓄熱装置31が設けられる
蓄熱容器であるは内側ケース29aは蓄熱装置31とほ
ぼ同じ大きさ済むために電気温風機の小型化が図れる。
そして、流出口部36から流出する温風と、第1の送風
路24内を流通する温風とが吹出口23の内側で合流し
て混合し、この混合した温風が吹出口23から温風機本
体21の前方に吹き出る。このようにして室内は例えば
約6畳の部屋で5℃から20℃に約18分で暖められ
る。
【0028】なお、蓄熱装置31の蓄熱レンガ33に蓄
えられている熱量が放出される時間は約30分であり、
それ以降は蓄熱レンガ33の温度は次第に低下してい
く。そこで、温度センサ(図示省略)が検出した温度が
所定温度、例えば100℃以下のときには制御回路部2
7はギヤードモータ40を制御し、ダンパー機構37の
開閉板38を回動させて流入口部35及び流出口部36
を閉塞し、それ以降は通常暖房に移行させる。一方、通
常暖房を設定した場合は、ギヤードモータ40の制御で
ダンパー機構37の開閉板38が回動して流入口部35
及び流出口部36が閉塞され、送風ファン26から送風
される空気の全量が温風ヒータ28の周囲に送られる。
そして、この空気の風量に応じた能力で温風ヒータ28
が発熱し、この発熱でその空気が加熱されて所定の温風
となり、この温風が吹出口23から吹き出る。
【0029】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2に係る電気温風機の蓄熱レンガと放熱板を示す斜視
図、図3は同実施の形態2に係る電気温風機の放熱板の
変形例を示す斜視図、図4は図3の放熱板を蓄熱レンガ
に取り付ける状態を示す断面図である。この実施の形態
2では、放熱板50はコ字状に形成され、その外側面に
多数のフィン51が設けられている。この放熱板50は
それ自身の持つ弾性力で一対の蓄熱レンガ33の凹部4
1の上面と両側面に密着固定されているため、蓄熱レン
ガに対する放熱板50の取り付けが容易となる。また、
一対の蓄熱レンガ33の凹部の略全面が外側面に多数の
フィン51が設けられた放熱板50で密着して覆われる
こととなり、蓄熱レンガ33と放熱板50の密着性が高
まり、蓄熱レンガ33から放熱板50への熱の伝達性が
向上し、しかも放熱板50の放熱面積が増大し、放熱板
50による熱交換効率がより一層向上した。
【0030】また、図3及び図4に示すように、放熱板
50の端部にそれぞれ取付片50aと、L字状の取付片
50bを設け、これら取付片50a、取付片50bを金
属ネジ53で締め付け固定することにより、コ字状の放
熱板50を蓄熱レンガ33に取り付ける方法もある。こ
のような取り付け方法では、蓄熱レンガ33に対して放
熱板50が確実に取り付けられることとなり、また蓄熱
レンガ33と放熱板50の密着性が高まり、蓄熱レンガ
33から放熱板50への熱の伝達性が向上し、放熱板5
0による熱交換効率がより一層向上した。
【0031】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3に係る電気温風機の蓄熱レンガと放熱板を示す斜視図
である。この実施の形態2では、多数のフィン51を有
する放熱板50はその一端にL字状の係止片50cを有
するものである。また、一対の蓄熱レンガ33の凹部4
1の上面には係合凹部41aが設けられている。そし
て、一対の蓄熱レンガ33の係合凹部41aに放熱板5
0のL字状の係止片50cを嵌合させて放熱板50が蓄
熱レンガ33に固定され、放熱板50の他端側を蓄熱レ
ンガ33の凹部41内に配置させている。
【0032】このように、放熱板50の一端のL字状の
係止片50cが蓄熱レンガ33に内蔵されている蓄熱ヒ
ータ34に近い係合凹部41aから熱を取り出すため、
放熱板50は蓄熱レンガ33からより多くの熱を取り出
すことができ、放熱板50による熱交換効率がより一層
向上するものである。なお、図5には一枚の放熱板50
が一対の蓄熱レンガ33に固定されている例が示されて
いるが、実際は二枚の放熱板50を取り付けるもので、
図面上残りの一枚は省略している。
【0033】実施の形態4.図6は本発明の実施の形態
4に係る電気温風機の構成を示す断面図である。図6に
おいて、図1の本発明の実施の形態1と同様の構成は同
一符号を付して重複した構成の説明を省略する。この実
施の形態4では、多数のフィン51を有する放熱板50
は第2の送風路30の入口側に位置する蓄熱レンガ33
の凹部41内にだけ配置されている。このように、第2
の送風路30における風量が落ちて少なくなって放熱板
50を入れると圧損が大きくなる出口側風路30bより
風量が多い入口側風路30aに放熱板50が配置される
ことにより、放熱板50を効率よく働かせることができ
る。
【0034】実施の形態5.図7は本発明の実施の形態
5に係る電気温風機の構成を示す断面図である。図7に
おいて、図1の本発明の実施の形態1と同様の構成は同
一符号を付して重複した構成の説明を省略する。この実
施の形態5では、多数のフィン51を有する放熱板50
は、第2の送風路30の入口側の蓄熱レンガ33の凹部
41内に配置されていると共に第2の送風路30の出口
側の蓄熱レンガ33の凹部41内で上流側に配置されて
いる。そして、第2の送風路30の入口側に位置する放
熱板50は第2の送風路30の出口側に位置する放熱板
より大きく形成されている。このように、第2の送風路
30における入口側と出口側の風量の違いに合わせて第
2の送風路30の入口側に位置する放熱板50は第2の
送風路30の出口側に位置する放熱板より大きく形成す
るように放熱板50の大きさを変えることにより、圧損
を抑えて放熱板50を効率よく働かせることができる。
【0035】実施の形態6.図8は本発明の実施の形態
6に係る電気温風機の蓄熱レンガと放熱板を示す斜視図
である。この実施の形態6では、放熱板50は多数のフ
ィン51が設けられているのと反対側の面に多数の突起
50dを有する。また、蓄熱レンガ33の凹部40の一
側面にに多数の穴41bが設けられている。そして、放
熱板50の多数の突起50dを蓄熱レンガ33の多数の
穴41bに圧入して放熱板50が蓄熱レンガ33に取り
付けられている。
【0036】このように、放熱板50の多数の突起50
dが蓄熱レンガ33に内蔵されている蓄熱ヒータ34に
近い多数の穴41bから熱を取り出すため、放熱板50
は蓄熱レンガ33からより多くの熱を取り出すことがで
き、放熱板50による熱交換効率がより一層向上するも
のである。なお、図8には一枚の放熱板50が一対の蓄
熱レンガ33に固定されている例が示されているが、実
際は二枚の放熱板50を取り付けるもので、図面上残り
の一枚は省略している。
【0037】実施の形態7.図9は本発明の実施の形態
7に係る電気温風機の蓄熱レンガと放熱板を示す斜視図
である。この実施の形態7では、蓄熱レンガ33の凹部
41の第2の送風路30の入口側と出口側に位置する表
面に複数の縦溝41cを設けている。また、放熱板50
は、フィン51が設けられているのと反対側の面に蓄熱
レンガ33の複数の縦溝41cに嵌合する複数の凸部5
0dを放熱板50自体を折り曲げ加工して形成してい
る。そして、放熱板50の複数の凸部55dを蓄熱レン
ガ33の複数の縦溝41cに嵌合させる。なお、放熱板
50は蓄熱レンガ33にネジによって取り付けられてい
る。
【0038】このように、放熱板50の複数の凸部55
dを蓄熱レンガ33の複数の縦溝41cに嵌合させてい
ることにより、蓄熱レンガ33の凹部41と放熱板50
の表面積が多くなり、それに伴い放熱板50の放熱面積
が多くなって放熱板50による熱交換効率がより一層向
上するものである。なお、図9には一枚の放熱板50が
一対の蓄熱レンガ33に固定されている例が示されてい
るが、実際は二枚の放熱板50を取り付けるもので、図
面上残りの一枚は省略している。
【0039】実施の形態8.図10は本発明の実施の形
態8に係る電気温風機の蓄熱レンガと放熱板を示す斜視
図、図11は同実施の形態8に係る電気温風機の蓄熱レ
ンガに放熱板を取り付けた状態を示す平面図である。こ
の実施の形態8では、蓄熱レンガ33の凹部41の第2
の送風路30の入口側と出口側に位置する表面に複数の
縦溝41cを設けている。また、放熱板50は、フィン
51が設けられているのと反対側の面を平面として形成
されている。そして、放熱板50の平面を蓄熱レンガ3
3の凹部41の側面に当接させ、放熱板50の端部がネ
ジ52によって内側ケース29aに固定され、蓄熱レン
ガ33の凹部41内に放熱板50を介してフィン側風路
30cとレンガ側風路30dとを形成したものである。
【0040】このように、蓄熱レンガ33の凹部41内
に放熱板50を介してフィン側風路30cとレンガ側風
路30dとを形成したことにより、蓄熱レンガ33から
出た熱をレンガ側風路30dの蓄熱レンガ33から直接
放熱させ、放熱板50を伝わって出た熱はフィン側風路
30eのフィン51を通じて放熱することにより、二経
路の風路で熱交換効率がより一層向上するものである。
【0041】実施の形態9.図12は本発明の実施の形
態9に係る電気温風機の構成を示す断面図である。図1
2において、図1の本発明の実施の形態1と同様の構成
は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。こ
の実施の形態9では、一対の直方体状の蓄熱レンガ33
の上面に第1の凹部42aを形成し、その蓄熱レンガ3
3の第2の送風路30の入口側に位置する側面に第2の
凹部42bを形成し、その蓄熱レンガ33の第2の送風
路30の出口側に位置する側面に第3の凹部42cを形
成し、第2の凹部42bを第3の凹部42cより深くし
て第2の送風路30の入口側風路30aの幅を出口側風
路30bの幅より大きく形成している。そして、第2の
凹部42b内に多数のフィン51を有する放熱板50を
配置したものである。このように、第2の送風路30に
おける入口側風路30aに設けられた放熱板50の風量
損失分を大きい入口側風路30aの幅で補い、風量低下
を防ぐことにより、多くの熱量を取り出することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に係る電
気温風機によれば、第1の送風路の途中と連通する蓄熱
容器内に設けられて逆U字状の第2の送風路を形成する
蓄熱装置は、直方体状の蓄熱レンガと蓄熱レンガに内蔵
された蓄熱ヒータとからなり、該蓄熱レンガの端部を残
して全面に凹部を形成し、少なくとも第2の送風路の入
口側に位置する凹部内に多数のフィンを有する放熱板を
配置しているので、急速暖房の場合に第1の送風路から
第2の送風路に入った空気は蓄熱レンガから熱が伝えら
れる放熱板の多数のフィンを通過するため、放熱板によ
る熱交換効率が向上し、しかも蓄熱装置が設けられる蓄
熱容器は蓄熱装置とほぼ同じ大きさ済むために電気温風
機の小型化が図れるという効果がある。
【0043】本発明の請求項2に係る電気温風機によれ
ば、放熱板はコ字状に形成され、蓄熱レンガの上面と両
側面に形成された凹部内に配置され、該放熱板の外側面
に多数のフィンが設けられているので、蓄熱レンガの凹
部の略全面が外側面に多数のフィンが設けられた放熱板
で覆われることとなり、放熱板による熱交換効率がより
一層向上するという効果がある。
【0044】本発明の請求項3に係る電気温風機によれ
ば、コ字状に形成された放熱板はそれ自身の持つ弾性力
で蓄熱レンガの凹部の上面と両側面に密着固定されてい
るので、蓄熱レンガに対する放熱板の取り付けが容易と
なり、また蓄熱レンガと放熱板の密着性が高まり、蓄熱
レンガから放熱板への熱の伝達性が向上し、放熱板によ
る熱交換効率がより一層向上するという効果がある。
【0045】本発明の請求項4に係る電気温風機によれ
ば、コ字状に形成された放熱板はその両端部に取付片を
設け、これらの取付片を金属ネジで締め付けし、該放熱
板を蓄熱レンガに固定しているので、蓄熱レンガに対し
て放熱板が確実に取り付けられることとなり、また蓄熱
レンガと放熱板の密着性が高まり、蓄熱レンガから放熱
板への熱の伝達性が向上し、放熱板による熱交換効率が
より一層向上するという効果がある。
【0046】本発明の請求項5に係る電気温風機によれ
ば、放熱板はその一端にL字状の係止片を有し、蓄熱レ
ンガの凹部の上面に設けられた係合凹部に該係止片を嵌
合させて固定し、その他端側を蓄熱レンガの凹部内に配
置させているので、放熱板の一端のL字状の係止片が蓄
熱レンガに内蔵されている蓄熱ヒータに近い係合凹部か
ら熱を取り出すため、放熱板は蓄熱レンガからより多く
の熱を取り出すことができ、放熱板による熱交換効率が
より一層向上するという効果がある。
【0047】本発明の請求項6に係る電気温風機によれ
ば、放熱板は第2の送風路の入口側に位置する凹部内に
配置されているので、第2の送風路における風量が落ち
て少なくなり、放熱板を入れると圧損が大きくなる出口
側風路より風量が多い入口側風路に放熱板が配置される
こととなり、放熱板を効率よく働かせることができると
いう効果がある。
【0048】本発明の請求項7に係る電気温風機によれ
ば、放熱板は前記第2の送風路の入口側に位置する凹部
内に配置されていると共に前記第2の送風路の出口側に
位置する凹部内で上流側に配置され、その入口側に位置
する放熱板が出口側に位置する放熱板より大きいので、
第2の送風路における入口側と出口側の風量の違いに合
わせて放熱板の大きさを変えることにより、圧損を抑え
て放熱板を効率よく働かせることができるという効果が
ある。
【0049】本発明の請求項8に係る電気温風機によれ
ば、放熱板は、フィンが設けられているのと反対側の面
に多数の突起を有し、これら突起を前記蓄熱レンガの凹
部の表面に多数設けられた穴に圧入して前記蓄熱レンガ
に取り付けられているので、放熱板の多数の突起が蓄熱
レンガに内蔵されている蓄熱ヒータに近いところから熱
を取り出すため、放熱板は蓄熱レンガからより多くの熱
を取り出すことができ、放熱板による熱交換効率がより
一層向上するという効果がある。
【0050】本発明の請求項9に係る電気温風機によれ
ば、蓄熱レンガの凹部の第2の送風路の入口側と出口側
に位置する表面に複数の縦溝を設け、前記放熱板はフィ
ンが設けられているのと反対側の面に該蓄熱レンガの複
数の縦溝に嵌合する複数の凸部を形成し、該放熱板の複
数の凸部を該蓄熱レンガの複数の縦溝に嵌合させている
ので、蓄熱レンガの側面凹部と放熱板の表面積が多くな
り、それに伴い放熱板の放熱面積が多くなって放熱板に
よる熱交換効率がより一層向上するという効果がある。
【0051】本発明の請求項10に係る電気温風機によ
れば、蓄熱レンガの凹部の第2の送風路の入口側と出口
側に位置する表面に複数の縦溝を設け、前記放熱板はフ
ィンが設けられているのと反対側の面を平面とし、該放
熱板の平面を蓄熱レンガの凹部の表面に当接させ、該蓄
熱レンガの凹部内に該放熱板を介してフィン側風路とレ
ンガ側風路とを形成したので、蓄熱レンガから出た熱を
レンガ側風路の蓄熱レンガから直接放熱させ、放熱板を
伝わって出た熱はフィン側風路のフィンを通じて放熱す
ることにより、二経路の風路で熱交換効率がより一層向
上するという効果がある。
【0052】本発明の請求項11に係る電気温風機によ
れば、蓄熱装置は、直方体状の蓄熱レンガと蓄熱レンガ
に内蔵された蓄熱ヒータとからなり、該蓄熱レンガの上
面に第1の凹部を形成し、該蓄熱レンガの前記第2の送
風路の入口側に位置する側面に第2の凹部を形成し、該
蓄熱レンガの前記第2の送風路の出口側に位置する側面
に第3の凹部を形成し、第2の凹部を第3の凹部より深
くして第2の送風路の入口側風路の幅を出口側風路の幅
より大きくし、該第2の凹部内に多数のフィンを有する
放熱板を配置したので、入口側風路に設けられた放熱板
の風量損失分を大きい入口側風路の幅で補い、風量低下
を防ぐことにより、多くの熱量を取り出することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る電気温風機の構
成を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る電気温風機の蓄
熱レンガと放熱板を示す斜視図である。
【図3】 同実施の形態2に係る電気温風機の放熱板の
変形例を示す斜視図である。
【図4】 図3の放熱板を蓄熱レンガに取り付ける状態
を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る電気温風機の蓄
熱レンガと放熱板を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る電気温風機の構
成を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態5に係る電気温風機の構
成を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態6に係る電気温風機の蓄
熱レンガと放熱板を示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態7に係る電気温風機の蓄
熱レンガと放熱板を示す斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態8に係る電気温風機の
蓄熱レンガと放熱板を示す斜視図である。
【図11】 同実施の形態8に係る電気温風機の蓄熱レ
ンガに放熱板を取り付けた状態を示す平面図である。
【図12】 本発明の実施の形態9に係る電気温風機の
構成を示す断面図である。
【図13】 従来の電気温風機の構成を示す断面図であ
る。
【図14】 同電気温風機の蓄熱装置の部分断面を有す
る斜視図である。
【図15】 図14の横断面図である。
【符号の説明】
21 温風機本体、22 吸気口、23 吹出口、24
第1の送風路、25ファンモータ、26 送風ファ
ン、28 温風ヒータ、30 第2の送風路、31 蓄
熱装置、35 流入口部、36 流出口部、37 ダン
パー機構、41凹部、50 放熱板、51 フィン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 智久 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 加賀 邦彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状に構成された温風機本体に設けられ
    た一つの吹出口と、温風機本体内に設けられ、前記吹出
    口に通じる第1の送風路と、前記第1の送風路内に前記
    吹出口に向けて空気を送風する送風ファンと、前記第1
    の送風路の途中に設けられた温風ヒータと、前記第1の
    送風路の途中と連通する蓄熱容器と、蓄熱容器内に設け
    られる蓄熱装置と、蓄熱容器内に蓄熱装置が設けられた
    ときに、前記第1の送風路の途中と連通する流入口部と
    流出口部とを有し、逆U字状に形成された第2の送風路
    と、前記流入口部及び前記流出口部を開閉するダンパー
    機構とを備えてなる電気温風機において、 前記蓄熱装置は、直方体状の蓄熱レンガと蓄熱レンガに
    内蔵された蓄熱ヒータとからなり、該蓄熱レンガの端部
    を残して全面に凹部を形成し、少なくとも第2の送風路
    の入口側に位置する凹部内に多数のフィンを有する放熱
    板を配置したことを特徴とする電気温風機。
  2. 【請求項2】 前記放熱板はコ字状に形成され、前記蓄
    熱レンガの上面と両側面に形成された凹部内に配置さ
    れ、該放熱板の外側面に多数のフィンが設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の電気温風機。
  3. 【請求項3】 前記コ字状に形成された放熱板はそれ自
    身の持つ弾性力で前記蓄熱レンガの凹部の上面と両側面
    に密着固定されていることを特徴とする請求項2記載の
    電気温風機。
  4. 【請求項4】 前記コ字状に形成された放熱板はその両
    端部に取付片をそれぞれ設け、これら取付片を金属ネジ
    で締め付けし、該放熱板を蓄熱レンガに固定したことを
    特徴とする請求項2記載の電気温風機。
  5. 【請求項5】 前記放熱板はその一端にL字状の係止片
    を有し、前記蓄熱レンガの凹部の上面に設けられた係合
    凹部に該係止片を嵌合させて固定し、その他端側を前記
    蓄熱レンガの凹部内に配置させたことを特徴とする請求
    項2記載の電気温風機。
  6. 【請求項6】 前記放熱板は、前記第2の送風路の入口
    側に位置する凹部内に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載の電気温風機。
  7. 【請求項7】 前記放熱板は前記第2の送風路の入口側
    に位置する凹部内に配置されていると共に前記第2の送
    風路の出口側に位置する凹部内で上流側に配置され、該
    入口側に位置する放熱板が出口側に位置する放熱板より
    大きいことを特徴とする請求項1記載の電気温風機。
  8. 【請求項8】 前記放熱板はフィンが設けられているの
    と反対側の面に多数の突起を有し、これら突起を前記蓄
    熱レンガの凹部の表面に多数設けられた穴に圧入して前
    記蓄熱レンガに取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載の電気温風機。
  9. 【請求項9】 前記蓄熱レンガの凹部の第2の送風路の
    入口側と出口側に位置する表面に複数の縦溝を設け、前
    記放熱板は、フィンが設けられているのと反対側の面に
    該蓄熱レンガの複数の縦溝に嵌合する複数の凸部を形成
    し、該放熱板の複数の凸部を該蓄熱レンガの複数の縦溝
    に嵌合させたことを特徴とする請求項1記載の電気温風
    機。
  10. 【請求項10】 前記蓄熱レンガの凹部の入口側と出口
    側に位置する表面に複数の縦溝を設け、前記放熱板は、
    フィンが設けられているのと反対側の面を平面とし、該
    放熱板の平面を蓄熱レンガの凹部の側面に当接させ、該
    蓄熱レンガの凹部内に該放熱板を介してフィン側風路と
    レンガ側風路とを形成したことを特徴とする請求項1記
    載の電気温風機。
  11. 【請求項11】 箱状に構成された温風機本体に設けら
    れた一つの吹出口と、温風機本体内に設けられ、前記吹
    出口に通じる第1の送風路と、前記第1の送風路内に前
    記吹出口に向けて空気を送風する送風ファンと、前記第
    1の送風路の途中に設けられた温風ヒータと、前記第1
    の送風路の途中と連通する蓄熱容器と、蓄熱容器内に設
    けられる蓄熱装置と、蓄熱容器内に蓄熱装置が設けられ
    たときに、前記第1の送風路の途中と連通する流入口部
    と流出口部とを有し、逆U字状に形成された第2の送風
    路と、前記流入口部及び前記流出口部を開閉するダンパ
    ー機構とを備えてなる電気温風機において、 前記蓄熱装置は、直方体状の蓄熱レンガと蓄熱レンガに
    内蔵された蓄熱ヒータとからなり、該蓄熱レンガの上面
    に第1の凹部を形成し、該蓄熱レンガの前記第2の送風
    路の入口側に位置する側面に第2の凹部を形成し、該蓄
    熱レンガの前記第2の送風路の出口側に位置する側面に
    第3の凹部を形成し、第2の凹部を第3の凹部より深く
    して第2の送風路の入口側風路幅を出口側風路幅より大
    きくし、該第2の凹部内に多数のフィンを有する放熱板
    を配置したことを特徴とする電気温風機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487091B1 (ko) * 2002-09-16 2005-05-03 김성수 내화벽돌을 이용한 열풍기
JP2009030912A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Dainichi Co Ltd 蓄熱装置
CN109556167A (zh) * 2019-01-24 2019-04-02 河北建筑工程学院 一种变型式蓄热电暖气

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