JP3432200B2 - 床下地構造、およびそれ用の浮き根太匡体 - Google Patents

床下地構造、およびそれ用の浮き根太匡体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、建造物の床下地構造、即ち
洋間等のように直接仕上げ用とする床板や、和室のよう
に畳み載置用の床板を張設するための下地となる構造、
およびそのために使用する構成体に関するものであり、
特に建造物の部屋単位の区画に応じて配される土台によ
って囲まれた単位区画平面内略全域か、単位区画平面内
所望箇所の仕上げ床下面に、適宜容積の密閉空間層を簡
便且つ確実に形成可能とするようにした新規な構成から
なる床下地構造、および新規な構造からなる浮き根太匡
体を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】飛躍的な経済発展を遂げた後の低迷期が
続く不況の時代に入ったとはいえ、ある程度の経済的な
裏付けを維持し続けてきていることや、政策的な不況対
策が強力に推進されていること等の理由から、住宅建築
需要は、それなりの水準を推移している。しかし、確か
にその需要については、一頃のような売り手市場という
訳にはいかず、それまで弱者側に位置していた施主を保
護するための厳しい法規制が被せられたり、経済性や資
源保護等の思想に基づく省エネルギーに対する認識の広
がり等から、住宅を必要とする多くの施主は、施工業者
任せの姿勢から脱却して主義、主張を明確にできるよう
になり、施工業者から提供される様々なタイプの住宅
は、厳しい査定、選択に晒される時代に突入していると
いえる。
【0003】こうした住宅建築事情を受け、それまでの
格好の良さや最先端設備を組み込んで一見快適な生活が
実現されるかの如き錯覚を起こさせるようにした住宅内
容だけでは、到底施主の評価が得られ難いと知覚し、構
造強度や経済性については勿論のこと、快適な生活を実
現するために必要な各種機能上の対策についても、これ
までには考えられなかった程に様々な見直しを迫られ、
その実現化のために各方面からの開発、研究が進められ
てきている。
【0004】例えば、住宅の快適さを維持する上で重要
な要素の一つである暖冷房対策、特に東北や北関東、本
州の山間部地方のように、北海道程の極端な寒さではな
いがために中途半端な対応で済まされてきていた冬期間
の暖房対策については、一頃のような高気密、高断熱構
造とするために高価な費用を掛けた上に、高価な設備を
組み込んで集中暖冷房を取り入れ、建築費だけではなく
維持費にも経済的な負担が掛かってしまうような対策で
はあまりにも不経済であって、昨今の厳しい経済環境の
下では到底受け入れてはもらえず、建築費もとよりのこ
と維持費についても如何に経済的な配慮のなされた住宅
を実現するかが今後の住宅建築において必須の条件にな
ろうとしている。
【0005】こうした課題に対処しようとして、公的な
助成金まで付けたソーラーハウスの奨励策等も実施化さ
れ始めているいるものの、現実的には初期投資が掛かり
過ぎることに加え、冬期間の天候不順の問題があって、
このシステムは、暖房を必要とする地域に必ずしも適し
ておらず、殆ど普及をみていないのが実情であり、その
ため、これら改善を必要とする地域において、現状最も
実用的なエネルギー源といえる灯油を使った暖房システ
ム、但し従前からのファンヒーターやクリーンヒーター
等を使って局所暖房をするというのではなく、それら極
めて安価に入手できる温風暖房機を熱源に利用して、よ
り効率的に暖房しようとする提案がなされている。
【0006】例えば、実開昭57−172315号「温
風暖房装置」では、温風発生装置の温風吹出口を室内用
吹出口と床用吹出口との上下二段に利用するようにし、
床用吹出口からの温風は、ダクトを介して床パネルに誘
導するようにし、一つの温風暖房装置の温風で部屋全体
の暖房と部分フロア暖房とが可能になるようにしたもの
等も見受けられるが、このシステムでは、確かに部屋の
空間に放散されてしまう温風による熱エネルギーを、床
面からの暖房にも使える利点を有してはいるものの、床
パネルという特別な装置を必要とするために経済的な負
担が増すだけではなく、その取扱いが極めて煩雑になる
という欠点もあり、結局、このシステムは、床パネルを
省略し、ダクトで誘導した温風を火燵の中に誘導し、電
熱ヒーターなしで火燵を暖められるようにすると同時
に、部屋全体もそれなりに暖房できるというシステムと
して定着したに過ぎないものである。
【0007】本願発明者は、同じく経済的な温風暖房機
の温風を熱源として活用する手段の開発に取り組み、上
記した従前のもののように、所謂温風暖房機として所定
の部屋の床に据え置くのではなく、その部屋に隣接した
壁の中に所定の空間を設けて据え置き、温風の一部また
は全部をその部屋の床面の下に予め用意した暖気空間に
誘導し、建造物の床面からの暖房、即ちフロアヒーティ
ングを可能にするようにした、特開平9−250788
号「建造物の床暖房システム、およびそれ用の床構造パ
ネル」を開発済みとしているが、この提案によるもので
は、先ず何よりも、限られた熱量のファンヒーターやク
リーンヒーター等局所暖房器具の暖気を如何に効率的に
広域に達することができるようにするかという課題と、
そのために必要な暖気送り込み空間やそこまでの導管を
どのように配したらいいかという課題等の点で必ずしも
十分な実用性を兼ね備えているとはいえず、また、ラン
ニングコスト面で、確かに他の暖房システムに比較すれ
ば経済的になることを確認はしているものの、そのシス
テム実現のための建造物内の施工がかなり複雑で割高に
なりがちなことや、限られた熱源を効率的に利用する上
で十分とはいえない不都合さも幾分見受けられたこと等
から、それらの点について更なる改良の余地を残してい
た。
【0008】この発明は、以上のような状況に鑑み、既
に同種の暖房システムについて開発、実用化を進めてき
ていた実績に基づき、それら従前からのシステムを可能
な限り簡略化、規格化した施工によって実施可能とし、
しかも、それら従前までのものでは実現し得なかった熱
エネルギー効率が得られるようにする新たな技術的手段
についての開発、研究を継続し、長期に渡る試行錯誤と
幾多の試作実験とを繰り返してきた結果、遂に茲にきて
その完成を見るに至ったものであり、以下では、代表的
な実施例も取り上げながら、その構成の詳細を示してい
くこととする。
【0009】 〔発明の詳細な説明〕この発明の床下地構造は、基本的
に次のとおりの構成を要旨とするものである。即ち、建
造物の部屋単位の区画に応じて配される土台またはそれ
相当の部材によって囲まれた単位区画平面内であって、
同所に所定間隔置きに配された大引またはそれ相当の部
材上に、平面形が当該単位区画平面よりも小さく、上面
には所定間隔置きに根太を配し、四周壁および下面を閉
鎖してなる浮き根太匡体を載置、固定した構成によって
実現される床下地構造である。
【0010】この基本的な構成の床下地構造は、より具
体的には、建造物の部屋単位の区画に応じて配される土
台またはそれ相当の部材によって囲まれた単位区画平面
内であって、同所に所定間隔置きに配された大引または
それ相当の部材上に、平面形が当該単位区画平面よりも
小さく、上面には所定間隔置きに根太を配し、四周壁お
よび下面を閉鎖してなる浮き根太匡体が、その根太方向
を大引またはそれ相当の部材方向に直交状となる配置で
載置、固定されてなる構成を要旨とする床下地構造とい
うことができる。
【0011】更に、これら基本的な構成からなる床下地
構造には、以下のとおりの構成からなるものも包含され
ている。建造物の部屋単位の区画に応じて配される土台
またはそれ相当の部材によって囲まれた単位区画平面内
であって、同所に所定間隔置きに配された大引またはそ
れ相当の部材上に、平面形が当該単位区画平面よりも小
さく、上面には所定間隔置きに根太を配し、四周壁およ
び下面を閉鎖してなる浮き根太匡体が、その根太方向を
大引またはそれ相当の部材方向に直交状となる配置で載
置、固定されると共に、該浮き根太匡体の上面外側に
は、土台から立ち上げた柱、または柱および間柱に横設
した根太掛けとの間に、所定間隔置きであって、且つ浮
き根太匡体の根太天端と面一になるようにした補助根太
を配設、固定してなる床下地構造である。
【0012】建造物、殊にそれが木造軸組構造の住宅等
のような場合、一般には平面配置の部屋単位毎に土台を
回し、その土台を支持部として柱や間柱、筋交い等軸組
に相当する構造骨格部分を形成し、それらの表面を壁材
で覆って壁体を構成して部屋相互の区切りとすることか
ら、土台は部屋を造る区画に相当しており、それら土台
によって囲まれた範囲を単位区画平面とするものであ
り、したがって、この単位区画平面も、対象となる部屋
が八畳間か十畳間か等といった部屋のサイズの違いによ
って当然大きさは変わるものであり、それら何れもがこ
の発明の単位区画平面に相当することは言うまでもな
い。なお、それが木造軸組構造ではない、例えばパネル
構造等のような場合であって、部屋の区画が必ずしも土
台によるとは限らないものであれば、部屋毎を仕切る壁
体によって囲まれる平面区画のように、部屋を構成する
区画を単位区画平面として扱うものとし、常に土台の有
無だけによって決定されるとは限らないものとする。
【0013】そして、単位区画平面内には、通常の木造
軸組構造においては、床下地である根太組みをするため
の大引が、大抵90cm間隔で横設されており、この発
明の床下地構造においても、その所定間隔置きに配され
る大引を床下地のための支持構造部として利用すること
を前提にしているが、仮に、木造軸組構造以外の、例え
ばパネル工法や2×4あるいは2×6工法等であって、
大引を採用しない構造のものの場合には、それら工法に
おける構造用の床パネル自体を、先の大引相当部材と看
做し、床からの積載荷重を構造体に伝える上で都合の良
い部位が支持構造部となるようにする。
【0014】浮き根太匡体は、単位区画平面内に納まる
平面形のものでなければならず、基本的に箱型骨格体
(即ち、所定サイズの浮き根太匡体を構成するための骨
組みをなすもの)と、該箱型骨格体の四周壁面を閉鎖す
る側壁板(閉鎖性に問題がなけれは特に素材は限定され
ないが、製作性、経済性等から市販の合板または石膏ボ
ード等で十分である。)、および下面を閉鎖する下面板
(前記側壁板の場合と同様に素材は限定されないが、側
壁板の場合よりも強度の面での配慮を必要とする。)と
により、上面だけを開放状とした適宜深さ、例えば10
cm前後から30cm程度までの深さ(但し、対象とな
る部屋の天井高との係りや、平面サイズに応じた熱効率
を得るための空間容積等の要素によって変わり、したが
って、例示した範囲に限定されるものでないことは言う
までもない。)の箱状のものに形成されるようにし、開
放状とした上面全面には、仕上げ用の床板を張設するた
めの根太が所定間隔、例えば30cm間隔あるいは45
cm間隔等といった間隔を置いて平行に架け渡されてな
るものとされ、該浮き根太匡体が、所定の如くして大引
またはそれ相当の部材上に載置状とされたときに、本来
なら直接床下地の根太を受ける筈の大引またはそれ相当
の部材から、仕上げ用の床板を支持する根太が、浮き根
太匡体の深さ分だけ上方に浮いたようになる構造が実現
されるものとする。
【0015】上記のとおりの構造の浮き根太匡体は、建
造物施工現場において他の軸組部材の施工と同様に完全
に現場施工によって形成しても勿論差し支えはないが、
施工手順をよって簡便化すると共に、施工精度のバラつ
きを無くすためには、工場加工によって、少なくとも各
部毎、即ち四周壁の側壁板と骨材とを四枚のパネル化す
ると共に、下面板と骨材とを一枚のパネルとするか、そ
れらを複数個に分割したものとなし、現場において一枚
板状のものにしてから更に組み立てて箱型のものとする
ようにしたり、あるいは、箱型全体を一つの部材として
工場加工によるものとするか、搬入性を考慮して、三畳
間とか四畳半間等のように小サイズの部屋用のものの場
合はともかくとして、箱型形状のものを幾つかに分割、
形成して小箱型のものとなし、それら分割した小箱型の
ものを現場に搬入した上、大引またはそれ相当の部材上
において所定サイズの一個の浮き根太匡体が単位区画平
面内に実現されるようにすることもできる。
【0016】
【関連する発明】この発明には、上記したとおりの構成
からなる床下地構造に関連し、それに使用する次のとお
りの構成を要旨とする浮き根太匡体が包含されている。
即ち、平面形が当該単位区画平面よりも小さい平面形
で、所定の深さとなるように形成した箱型骨格体の、四
周壁および下面の各内側に側壁板または下面板を夫々添
設して当該四周壁および下面を閉鎖することにより、閉
鎖各面内側を滑らか面に形成する一方、箱型骨格体の下
面骨材の存在する位置の下面板上であって、根太配置上
で必要となる箇所全てに渡り、小断面束材を立設、固定
した上、該小断面束材上端に中間を支持させ、両端を箱
型骨格体四周壁の側壁板および/または上端骨材に支持
させるようにした構造で、所定間隔置きに根太を配設し
てなるようにした構成を要旨とする、前記床下地構造に
使用する浮き根太匡体である。
【0017】箱型骨格体は、この浮き根太匡体の箱型形
状を保持するための骨組みとして機能すると共に、その
四周壁および下面の各内側に側壁板と下面板とを夫々添
設するための下地構造、および上面に配設する根太両端
を受支する構造部分として機能するものであり、形成す
べき浮き根太匡体の平面サイズ(それが分割形成される
ようにしたものにあっては、分割された個々のものの平
面サイズ)の大きさに必要な強度に対応できるようにし
た骨組み構造であれば、特にその骨組み構造の如何は問
われず、また、骨材(箱型骨格体を構成する部材)も、
例えば30mm角あるいは30×45mm等の角材や、
適宜断面形の軽量型鋼等によるものとすることができる
上、単位区画平面に応じ、幾つかに分割形成するように
したものにおいては、現場での連結が容易で且つできる
だけ気密性が維持できるようにするため、分割された相
互の端縁構造を、例えば相欠き接ぎや実接ぎのような気
密性の確保に有利な接続を可能とするようにしたものと
するのが望ましい。
【0018】この箱型骨格体は、その四周壁および下面
の各内側に側壁板(閉鎖性に問題がなけれは特に素材は
限定されないが、製作性、経済性等から市販の合板また
は石膏ボード等一般的な素材によるもので差支えはな
い。)と、下面板(前記側壁板の場合と同様に素材は限
定されないが、側壁板の場合よりも強度の面での配慮を
必要とする。)とが添設されて閉鎖状となるようにし、
それら四周壁および下面の各内側が滑らか面に形成され
るようにしなければならず、また、必要があれば、更に
それら各板の内側表面(即ち、骨材に当接した面と反対
面)にアルミニウム箔やアルミ蒸着シート等の熱反射機
能層を形成するようにしたり、あるいは、各側壁板、下
面板の外側表面(即ち、骨材に当接した面)には、合成
樹脂発泡体や軽量気泡コンクリート板、グラスウールマ
ットその他公知の各種断熱材、遮熱材を添設してなるも
のとする外、各板自体を蓄熱合板のような特殊合板を採
用してなるものとすることもでき、それら平滑面機能、
断熱機能と共に、取扱い性を考慮して極力軽量化に有利
なものとするのが望ましい。
【0019】更に、箱型骨格体の上面は、各部屋の床仕
上げに必要な根太が所定間隔、例えば、従前からの住宅
構造に採用されてきている30cmあるいは45cm等
の間隔で、上面開放部分全域に配設されるようにし、各
根太両端は、対応する骨材および/または側壁板に腰掛
け接ぎのような接合構造で、接着剤と釘あるいは適宜金
具を使って確実に連結すると共に、中間部分は、垂直荷
重によっても撓みを生じさせない範囲で極力断面を小さ
くした小断面束材、例えば角材やアルミパイプ、軽量型
鋼その他によって支持するようにし、それら小断面束材
は、その立設位置を、望ましくは、単位区画平面内に所
定間隔置きに配される大引に合致させるか、大引に相当
するパネル部材等の場合には、その支持強度を配慮した
適切な位置に対応する配置となるように規制し、根太に
掛かる仕上げ床板上からの積載荷重が、円滑に大引また
はそれ相当の部材に伝達されるようにしたものとすべき
である。以下では、上記したこの発明の床下地構造、お
よびそれに使用する浮き根太匡体の構成がより明確に把
握できるように、幾つかの具体的な実施例を取り上げて
説明を加えていくことにする
【0020】
【実施例1】図1の一部を省略すると共に、浮き根太匡
体を単位区画平面内に納める直前の状態のままで示す斜
視図、および図2の納めた状態での縦断面図には、この
発明の床下地構造の最も基本的な構成からなるものであ
って、工場において一つの箱もの状に加工された上、現
場の建造物所定の単位区画平面まで搬入して床下地構造
を実現するようにした代表的な事例を示してある。
【0021】建造物の基礎B上には土台1が載置され、
アンカーボルトB1によって固定されると共に、開口部
や耐力壁等の配置に応じ所定箇所には柱2,2,……立
設され、これら土台1,1,……で囲まれた区画が、建
造物における一つの部屋を構成する単位区画平面とな
り、該単位区画平面内には、平行する土台1,1を両端
支持部として大引3,3,……が90cm間隔で架け渡
されて軸組構造の基礎回り構造に形成されている。図
中、B2は、大引を支える基礎構造としての束を示して
いる。
【0022】浮き根太匡体5は、単位区画平面の大きさ
よりも縦、横寸法とも45cm程度小さめの平面形のも
のであって、全体深さを約20cm程度のものに工場加
工によって形成されており、それを現場まで移送し、既
に土台1上に柱2,2,……が建て込まれている状態で
も、該浮き根太匡体5を、縦の姿勢、即ち下面板8が水
平でない姿勢にして適宜柱2,2の間から搬入し、当該
建造物の単位区画平面内の大引3,3,……の直上にお
いて、再び水平状の姿勢に戻した図1の状態にした上、
静かに大引3,3,……上に降ろし、箱型骨格体6の骨
材61,61,……で、大引3および柱2,2間に配し
た補助横架材41,41に対峙する箇所を、それら対応
する大引3および補助横架材41,41に釘その他適宜
金具によって連結することにより、工場加工された浮き
根太匡体5が、基礎B周りの構造躯体と一体化され、建
造物構造躯体の一部を成すようにする。
【0023】こうして単位区画平面内所定位置に浮き根
太匡体5が納められた後、大引3,3,……から箱型骨
格体5の深さ寸法分、即ち約20cmだけ上方に浮かせ
た状態に配設されている根太9,9,……、および、こ
の浮き根太匡体5の存在しない単位区画平面箇所、即
ち、浮き根太匡体5の周りで、補助横架材41,41,
……と、柱2,2,……基端から所定高さ位置に横架、
固定した根太掛け4,4,……との間に、現場において
根太9,9,……と同じ水平面内に納まるようにして取
り付けた補助根太91,91,……により、この部屋の
床下地構造を実現するものであり、図2の要部縦断面図
からも判るとおり、それらを根太9,9,……と補助根
太91,91,……とを支持部として、その部屋に応じ
た仕上げ用の床板Fを張設して、その部屋の床を完成す
るものである。
【0024】その結果、図2に示されているとおり、床
板Fの下面には、構造躯体から独立した、換言すれば壁
体から完全に独立し、且つ基礎B周りおよび地盤上に形
成される空間からも完全に独立した空間が、しかも、四
周壁面も下面も滑らか面とされ、当該空間内には根太
9,9,……を支える小断面束材62,62,……だけ
が林立状となっているだけで、空気の流動には殆ど何等
の支障も来たすことのない独立空間を有する床下地構造
が実現されることになる。
【0025】
【実施例2】図3の一部を省略して示す斜視図には、上
記実施例1と違い、単位区画平面内に略合致するように
したサイズの浮き根太匡体5を採用してなる、この発明
の床下地構造の他の実施例を示してあり、前記実施例1
と同様に、建造物の基礎B上には土台1が載置、固定さ
れると共に、所定箇所には柱2,2,……立設されてお
り、これら土台1,1,……で囲まれた区画を単位区画
平面とし、該単位区画平面内には、平行する土台1,1
を両端支持部とした大引3,3,……が90cm間隔で
架け渡されて軸組構造を形成している。
【0026】この建造物の単位区画平面内の大引3,
3,……上には、その平面形のサイズが略単位区画平面
内に納まるようにすると共に、全体深さを約20cm程
度としてなる浮き根太匡体5が、予め工場のおいて、後
述する実施例3のように、その全体平面形を三分割した
箱もの状のものとして加工された上、適宜柱2,2の間
から搬入され、大引3,3,……上においてそれら三分
割した箱もの状のものを連結することによって一つのも
のとなるようにして載置状とされた上、その箱型骨格体
6の骨材61,61,……で大引3および柱2に対峙す
る箇所を、それら対応する大引3および柱2または根太
掛け4に釘その他金具によって連結することにより、工
場加工された浮き根太匡体5が、基礎B回りの構造躯体
と一体化されて構造躯体の一部を成すようにする。
【0027】こうして単位区画平面内に浮き根太匡体5
が納められた後、大引大引3,3,……から箱型骨格体
5の深さ寸法分、即ち約20cmだけ上方に浮かせた状
態に配設されている根太9,9,……を支持部として、
その部屋に応じた仕上げ用の床板Fを張設することによ
り、床板Fの下面には、構造躯体から独立した、換言す
れば壁体からも完全に独立し、且つ基礎B周りおよび地
盤上に形成される空間からも感染に独立した空間が、し
かも、四周壁面も下面も滑らか面とされ、当該空間内に
は根太9,9,……を支える小断面束材62,62,…
…だけが林立状となっているだけで、空気の流動には殆
ど何等の支障も来たすことのない空間を有する床下地構
造が実現されるものである。
【0028】
【実施例3】図4の分解斜視図には、浮き根太匡体5
が、予め工場において小箱型形状のものに分割、形成さ
れてなるものとし、上記した実施例等のように、この発
明の床下地構造を、より簡便に形成し得るようにした浮
き根太匡体5の代表的な事例を取り上げてあり、図から
も容易に理解されるように、この浮き根太匡体5は、必
要とする平面サイズを略三等分した平面形に分割し、両
端側に配する端置き匡体部51,52と、それらの間に
配する中間匡体部53とからなるようにしたものであ
る。
【0029】端置き匡体部51,52は、根太9の両端
に位置する二周壁および根太9に平行する一方の一周壁
の三周壁が側壁板7、および下面が下面板8で閉鎖さ
れ、残る根太9に平行する一方の一周壁側を開放して接
続面にすると共に、上面には根太9,9,……を30c
mあるいは45cm等、従前から採用根太間隔となるよ
うに配してなる構造のものとされ、浮き根太匡体5を完
成するために組み合わせる際には両端側に配されること
になるものであり、全く対称形のものに形成しても差し
支えはないが、後述の中間匡体部53を複数個選択的に
連続して配置できるようにするためには、接続面となる
側の根太9の配置が、図示した斜視図のように、どちら
か側のものの方には根太9がない構造のものに形成する
か、図示にはしていないが、双方とも半裁した1/2根
太とし、接続した段階で必要な断面の根太9となるよう
な構造のものとするか、あるいは双方とも根太間隔の中
間辺りで分割したものにする等、中間匡体部53との連
結に都合が良くなる構造のものとすべきである。
【0030】一方、中間匡体部53は、上記端置き匡体
部51,52の間に配置して、互いに相対することとな
る接続面同士で連結することにより、最終的に所定の浮
き根太匡体5が完成されるようにするものであり、四周
壁の中、根太9の両端に位置する二周壁が側壁板7で、
また下面が下面板8にて閉鎖され、根太9に平行する二
周壁とも開放して接続面にすると共に、上面には、上記
端置き匡体部51,52の場合と同様に根太9,9,…
…が30cmあるいは45cm等の間隔で平行に配され
てなる構造のものに形成されている。
【0031】両端の端置き匡体部51,52と、その間
に配される中間匡体部53との、夫々の接続面での接続
は、当然できるだけ気密になる接続構造のもの、例え
ば、図示したような相欠き構造のもの、あるいは実接ぎ
その他の公知の接続構造、その他突付け構造であっても
継ぎ目に添え板や目止めテープを当てたものとする等と
いった手段を併用してなるものとする必要があり、ま
た、図示にはしていないが、端置き匡体部51,52、
中間匡体部53とも、夫々の側壁板7の外側および下面
板8の外側にウレタンホーム等の公知の断熱材を添設し
たり、あるいは、側壁板7および下面板8の夫々の内側
にアルミ箔を積層し、空間周囲を熱反射性能のある構造
のものとする等、浮き根太匡体5によって実現される床
下空間の用途に応じた各種機能が助長、増強されるよう
にした付随的な技術的手段を併用したものとすることが
できる。
【0032】端置き匡体部51,52、中間匡体部53
の夫々の上面に配される根太9,9,……は、組み立て
られて一つの浮き根太匡体5に完成したときに必要とす
る根太9,9,……配置を考慮して形成されていなけれ
ばならず、各根太9,9,……とも、図示したとおり、
床面からの積載荷重に耐え得るだけの強度を有する小断
面束材62,62,……によって撓みや変形破壊が阻止
されるような構造のものとされていなければならず、構
造強度の確保が保証される限り、この小断面束材62,
62,……の素材は特に限定されるものではなく、木
材、アルミ材、鋼材その他で棒状または管状のものや、
型鋼のような特殊断面によるものとすることも可能であ
るが、例えば浮き根太匡体5内部空間に暖気を送り込ん
でフロアヒーティングのための空間とするような場合で
あれば、それら小断面束材62,62,……の断面は、
暖気の移動にできるだけ抵抗の掛からない円形または楕
円形断面等によるものとすべきである。
【0033】なお、この実施例では、両端の端置き匡体
部51,52の間に一個の中間匡体部53を配すること
によって所定の浮き根太匡体5が完成されるものとして
いるが、同じ構造の中間匡体部53を複数個用意してお
き、それらを必要個数だけ間に介するようにすれば、基
本的に二種類の端置き匡体部51,52とこの中間匡体
部53との三種類、場合によっては同一形状の端置き匡
体部51,52とこの中間匡体部53との二種類の構造
のものによって、少なくとも根太9,9,……が平行す
る方向のサイズを変えた幾つかの平面サイズの浮き根太
匡体5の実現も可能となるようなものにすることもでき
る。
【0034】
【作用効果】以上のとおりの構成からなるこの発明の床
下地構造は、躯体構造が軸組構造であれ、各種パネル構
造であれ、従前どおりの構造、工法によって建て上げら
れていく建造物にそのまま採用可能になる床下地構造で
あって、従前どおりに施工された大引またはそれ相当の
部材の上に直接載置、形成することができるものであっ
て、しかも、構造躯体と一体化された浮き根太匡体に
は、床下地に必要となる根太が所定の如くに組み込まれ
た構造となっていて、そのまま床下地構造を完成するこ
とになるため、それら根太の上に、当該単位区画平面を
部屋とするその部屋の仕上げ、即ち洋間であってフロー
リング仕上げとするのか、和室の板の間かあるいは畳み
敷きの部屋とするか等に応じた床材を直接、張設しさえ
すれば、そのまま床が完成するものであり、その単位区
画平面内における床主要部分の下面には、採用した浮き
根太匡体のサイズに応じた広さと厚さとからなり、外界
からは殆ど隔絶されて独立した空間が確保されてなる構
造を実現することになり、所定の部屋の床下環境を年間
通じて殆ど変化のないものとすることができ、床下から
の部屋床面上への温湿度の変化を無くすと同時に、部屋
床面を通して室内温度の床下方向への漏出も略完璧に遮
断することが可能になるため、特に寒冷地冬期間の室内
暖房効果に極めて有利な床構造を造り上げることができ
るという秀れた特徴が得られるものとなる。
【0035】しかも、浮き根太匡体を工場生産によるも
のとすることも可能であって、そのように規格化された
ものとすることにより、品質管理されて構造、機能に秀
れたものとすることができる上、生産コストを低減化さ
せ、現場施工も特殊な技能を要せず、単に据え置き、施
工済となっている大引やそれ相当の部材、柱あるいは根
太掛け等に釘止めその他公知の手段によって固定するだ
けで従前工法によって建て込まれた躯体構造部に一体化
し得るものになるという利点があり、その利点は、特に
実施例にも取り上げたように、単位区画平面内に納める
浮き根太匡体を幾つかに分割形成するようにしたものと
すれば、現場までの移送は勿論のこと、現場において単
位区画平面内所定位置に搬入、据え付け作業も、場合に
よっては一人の作業者でも実施可能とするものになり、
それだけ取扱い作業性にも秀れたものとなることから、
全体として大幅にコストダウンと施工効率の向上とを可
能とすることになって経済効果が期待され、極めて実用
価値の高いものとすることができる。
【0036】更に、我が国の建造物、特に住宅建築にお
いては、部屋が和室、洋室の別に係らず、四畳半、六
畳、八畳、十畳等部屋のサイズが規格化されたものにな
っていることから、浮き根太匡体を完全に一つの箱もの
に完成したものとする場合は勿論のこと、各部、例えば
側壁板と骨材、あるいは下面板と骨材とを夫々パネル化
して現場組立て式のものとする場合でも、あるいは側壁
板、下面板、骨材夫々を別々の部材化して現場施工によ
るものとした場合でも、何れも規格化が容易であり、上
記したとおりの秀れた効果が享受できるものになるとい
う特徴を有している。
【0037】また、この発明の浮き根太匡体を組み込ん
で形成される床下地構造によって実現される床下空間
を、例えば、四周壁の何れか都合の良い箇所から暖気を
送り込むようにすれば、その空間は、上述した如く、略
完全に周囲の構造躯体から独立した空間を形成している
上、当該空間内には、予め配慮して小断面束材しか配置
されておらず、しかも四周壁および下面何れの空間に面
した表面を滑らか面に形成してなるものとしてあること
から、空間内に導入された暖気は、殆ど何ものにも邪魔
されることもなく、瞬く間に浮き根太匡体全体に行き届
かせることができるだけではなく、同空間内の暖気を建
造物の壁体から抜け出させてしまったり、基礎や土台、
大引等といった構造躯体の一部に接触してそれらに熱エ
ネルギーを奪われ、空間内に送り込まれた熱エネルギー
効率を落としてしまうといった従前までのものに有りが
ちだった弊害が完全に払拭され、送り込まれた熱エネル
ギーによって空間全体を効率的且つ略均質な温度環境の
下に維持し続けることを可能にするものとなる。
【0038】したがって、この発明の床下地構造によっ
て実現される床下空間を上記のように暖気空間に利用す
るようにすれば、熱源を何等暖房専用のボイラーその他
の大型の設備機器によるものとせずとも、局所暖房に使
用している灯油直炊き式のファンヒーター、あるいは最
近多用され始めてきている、同じく局所暖房用で、灯油
または電気エネルギーで水やオイル等熱媒体を加温し、
暖められた周囲の空気をファンで送りだす構造の温風暖
房機によって発生させた暖気でも、十分にその空間を暖
めることができ、その結果、根太に直張りした床材を通
じた床暖房によっても十分部屋を暖房することが可能に
なり、極めて経済的なフロアヒーティングを実現できる
ことになって、寒冷地の住宅における暖房システムとし
て大いに役立つものとすることができる。
【0039】叙述の如く、この発明の床下地構造、およ
びそれに使用する浮き根太匡体は、その新規な構成によ
って所期の目的を普く達成可能とするものであり、構造
自体も特に込み入ったものとなっておらず、特別高度な
技能なくしても容易に製造可能になる浮き根太匡体を使
って効率的な施工が保証され、完成した床下に様々な用
途に使用可能な独立した空間を確保できるものとなるこ
とから、そのままでも十分に断熱、保温機能に秀れた建
造物床の実現が可能な上、安価な熱源によってでも十分
な暖房効果が得られる空間にも活用できるものとなっ
て、特に寒冷地等に立地する住宅用床のために大いに役
立つものとなり、それら地域に必要な建築技術の一つと
した各方面から高い評価を得て広く採用、普及していく
ものになると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の床下地構造、およびそれに使用する
浮き根太匡体を代表する幾つかの実施例を示したもので
ある。
【図1】一部を省略すると共に、浮き根太匡体を単位区
画平面内に納める直前の状態のままで示す斜視図であ
る。
【図2】単位区画平面内に浮き根太匡体を納めた状態に
おける縦断面図である。
【図3】他の実施例によるもので、一部を省略すると共
に、浮き根太匡体を単位区画平面内に納めた状態で示す
斜視図である。
【図4】浮き根太匡体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 土台 2 柱 3 大引 4 根太掛け 41 同 補助横架材 5 浮き根太匡体 6 箱型骨格体 61 同 骨材 62 同 細断面束材 7 側壁板 8 下面板 9 根体 91 同 補助根体 Β 基礎 Β1 同 アンカー Β2 同 束 F 仕上げ床板

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の部屋単位の区画に応じて配され
    る土台またはそれ相当の部材によって囲まれた単位区画
    平面内であって、同所に所定間隔置きに配された大引ま
    たはそれ相当の部材上に、平面形が当該単位区画平面よ
    りも小さく、上面には所定間隔置きに根太を配し、四周
    壁および下面を閉鎖してなる浮き根太匡体を載置、固定
    したことを特徴とする床下地構造。
  2. 【請求項2】 建造物の部屋単位の区画に応じて配され
    る土台またはそれ相当の部材によって囲まれた単位区画
    平面内であって、同所に所定間隔置きに配された大引ま
    たはそれ相当の部材上に、平面形が当該単位区画平面よ
    りも小さく、上面には所定間隔置きに根太を配し、四周
    壁および下面を閉鎖してなる浮き根太匡体が、その根太
    方向を大引方向に直交状となる配置で載置、固定されて
    なることを特徴とする床下地構造。
  3. 【請求項3】 建造物の部屋単位の区画に応じて配され
    る土台またはそれ相当の部材によって囲まれた単位区画
    平面内であって、同所に所定間隔置きに配された大引ま
    たはそれ相当の部材上に、平面形が当該単位区画平面よ
    りも小さく、上面には所定間隔置きに根太を配し、四周
    壁および下面を閉鎖してなる浮き根太匡体が、その根太
    方向を大引またはそれ相当の部材方向に直交状となる配
    置で載置、固定されると共に、該浮き根太匡体の上面外
    側には、土台から立ち上げた柱、または柱および間柱に
    横設した根太掛けとの間に、所定間隔置きであって、且
    つ浮き根太匡体の根太天端と面一になるようにした補助
    根太を配設、固定してなることを特徴とする床下地構
    造。
  4. 【請求項4】 浮き根太匡体は、複数個に分割形成され
    たものとし、単位区画平面内の大引またはそれ相当の部
    材上において連結、一体化することにより、所定サイズ
    の匡体に組み立てられ、大引またはそれ相当の部材上に
    所定配置で載置、固定されるようにした、請求項1ない
    し3何れか記載の床下地構造。
  5. 【請求項5】 平面形が当該単位区画平面よりも小さい
    平面形で、所定の深さとなるように形成した箱型骨格体
    の、四周壁および下面の各内側に側壁板または下面板を
    夫々添設して当該四周壁および下面を閉鎖することによ
    り、閉鎖各面内側を滑らか面に形成する一方、箱型骨格
    体の下面骨材の存在する位置の下面板上であって、根太
    配置上で必要となる箇所全てに渡り、小断面束材を立
    設、固定した上、該小断面束材上端に中間を支持させ、
    両端を箱型骨格体四周壁の側壁板および/または上端骨
    材に支持させるようにした構造で、所定間隔置きに根太
    を配設してなる、請求項1ないし4何れか記載の床下地
    構造に使用する浮き根太匡体。
  6. 【請求項6】 小断面束材が、その立設位置を、単位区
    画平面内に所定間隔置きに配される大引またはそれ相当
    の部材の配置に合致させるよう規制されてなるものとし
    た、請求項5記載の浮き根太匡体。
  7. 【請求項7】 小断面束材は、木材、アルミニウム材、
    鋼材等の何れか、あるいはそれら素材の組合せからなる
    ものとして形成された、請求項5または6何れか記載の
    浮き根太匡体。
  8. 【請求項8】 側壁板および/または下面板は、蓄熱合
    板等熱エネルギー損失の少ない素材、構造によるものと
    して形成された、請求項5ないし7何れか記載の浮き根
    太匡体。
  9. 【請求項9】 側壁板および下面板は、その内側となる
    表面にアルミニウム箔やアルミ蒸着シート等の熱反射機
    能層を有するものに形成されてなるようにした、請求項
    5ないし8何れか記載の浮き根太匡体。
  10. 【請求項10】 側壁板および下面板の外側、または箱
    型骨格体を含む側壁板および下面板の外側には、断熱材
    が適宜手段によって添設されてなるものとした、請求項
    5ないし9何れか記載の浮き根太匡体。
  11. 【請求項11】 建造物の施工現場において最終的に単
    位区画平面内に納まる所定サイズとなるものが、予め工
    場において複数個に分割、形成されてなるようにした、
    請求項5ないし10何れか記載の浮き根太匡体。
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