JP3431827B2 - 交通事故防止機能付き携帯電話機 - Google Patents

交通事故防止機能付き携帯電話機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車の運転中には使
用できないようにした交通事故防止機能付き携帯電話機
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の携帯電話機やPHS(以下、単に
携帯電話機という)では、自動車運転中においても着信
または発信等の諸操作が可能であるために、運転中に携
帯電話機を操作することによりおきる不注意な交通事故
は増加している。このため、運転中に携帯電話に着信が
あった場合、運転者に代わり機械が自動音声応答すると
いうサービスを行っているシステムがある。このシステ
ムでは、これから運転しようとしている携帯電話機所持
者が、運転の直前にサービス会社に電話をし、決められ
たコードを入力することでそのような自動応答サービス
が開始される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した自動応答サー
ビスを行うシステムでは、そのサービスを受けるたびに
電話をかけて登録するという煩わしさがある。また、上
記サービスに加入していない人の携帯電話機には運転中
でも着信してしまう。さらに、上記サービスを受けるの
に別途契約料金が必要となる等の問題点がある。また、
上記サービスだとサービス時に於いても携帯電話端末自
体の操作、例えばメモリへの登録や発着信操作、各種機
能の設定等が行えるため、運転中の事故防止の根本的な
解決策にはならないという問題点があった。 【0004】本発明の目的は、携帯電話機所有者が自動
車運転中かつ走行中にはその操作を不能にし、走行中に
着信がある場合には機械による自動応答モードとなり、
また、停車中には従来の携帯電話として動作する機能を
有する交通事故防止機能付き携帯電話機を提供すること
にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、車のイグニッ
ションノイズから車のエンジン回転数を検出するための
エンジン回転数検出手段と、受信電界レベルの時間変動
からフェージングの有無を検出するためのフェージング
検出手段と、該フェージング検出手段によりフェージン
グがあると判断され、かつ前記エンジン回転数検出手段
により検出されたエンジン回転数が予め設定された参照
回転数以上のとき車は走行中と判定するための判定手段
と、該手段により車が走行中と判定されたときはキー入
力を不可とするキーロック状態とし、さらに着信があっ
たときには運転中で通話できないことを示す音声を発呼
者へ送信するように制御する制御手段と、を備えたこと
を特徴とする交通事故防止機能付き携帯電話機を提供す
る。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。 【0007】図1は、本発明になる交通事故防止機能付
き携帯電話機の構成例を示すブロック図で、自動車のエ
ンジン付近から発生するイグニッションノイズをとらえ
るためのループアンテナ101、ループアンテナ101
でとらえたイグニッションノイズ波形S1をパルス波形
に整形する波形整形部102、波形整形部102より出
力されたパルス信号S2の信号周波数に比例した直流電
圧を出力するFV変換部103、制御部113からの制
御信号Cで動作を開始または停止し、FV変換部103
より出力された直流電圧信号S3の電圧VDを制御部1
13より与えられる参照電圧VRと比較し、また無線部
からの包路線検波信号S4を元にフェージングの有無を
判定し、上記2つの比較判定結果から、走行判定信号S
5を制御部113に対し発する判定部104、例えば
「ただいま運転中です」という音声データを格納してあ
る音声メモリ格納部105、表示部106、マイク等か
らなる音声入力部107、スピーカとから成る音声出力
部108、キーボード部109、無線部110、電池1
11、携帯電話の通信に係わる周波数に共振したアンテ
ナ112、及び上記各部を制御する制御部113から成
っている。 【0008】図2は、図1の構成をもつ携帯電話の匡体
外観図で、キーボード部109には通常の各種操作キー
の他に、本発明の特徴とする交通事故防止機能を動作状
態とするか否かを設定するための運転キー201が設け
られている。また、表示部106の表示画面202も図
2に示されている。なお、運転キー201は、図2のよ
うに他キーとは別の独立したキーとしているが、これは
既存のキーの操作くみあわせ、例えば“**0”(上記
機能オフ)、“**1”(上記機能オン)により実現し
てもよい。いづれにしてもこのような簡単なキーの操作
のみで、以下に述べる交通事故防止機能が動作するモー
ドとすることができる。 【0009】以下、信号の流れに沿って本構成例の動作
を説明する。一般に自動車はエンジンの回転数に逆比例
する周期で発生するイグニッションノイズを空間に放出
している。ループアンテナ101は上記イグニッション
ノイズを捕らえるための、通信用アンテナとは別に携帯
電話機内部に設けられたアンテナであり、このループア
ンテナ101でとらえたイグニッションノイズ信号S1
は波形整形部102へ入力される。波形整形部102で
は、上記入力信号を波形整形し、綺麗なパルス信号S2
に変換して後段に出力する。図3に波形整形前のイグニ
ッションノイズ信号S1の波形と、波形整形後のパルス
信号S2の波形例を示す。このような波形整形は、例え
ば信号S1を全波整流し、そのレベルが所定の域値以下
の状態が所定の時間以上続いたときパルス信号S2をロ
ーレベルへ、上記所定の域値以上の状態が所定の時間以
上続いたときパルス信号S2をハイレベルへと切り換え
る回路により容易に実現できる。 【0010】波形整形部102より出力されたパルス信
号S2はFV変換部103へ入力され、そのパルス周波
数、即ちエンジン回転数に比例した直流電圧VDの信号
S3に変換され、判定部104に入力される。判定部1
04は、制御部113からの参照電圧VRと上記直流電
圧VDとを比較し、エンジン回転数がその域値以上かを
検出する。また、判定部104は、無線部110より入
力される包路線検波信号S4のレベル変動からフェージ
ングの有無を判定する。以下、この2つの判定について
説明する。 【0011】始めにエンジン回転数の検出について説明
する。参照電圧VRはキーボード部109から入力さ
れ、制御部へ設定される。例えば1000回転以上を走
行中、1000回転未満を停車中と判定するには「10
00」をキーボード部から制御部113に入力する。す
ると制御部113は1000回転に対応する直流電圧を
判定部104に参照電圧VRとして与える。そしてFV
変換部103からの直流電圧信号S3の電圧VDと参照
電圧VRから、その差電圧 【数1】V=VD−VR が算出されるが、この差電圧Vが正または0のときには
エンジン回転数は設定された値以上であり、負のときに
は設定された値以下となる。しかし、隣接する他車から
のイグニッションノイズによる誤判定の可能性もあるの
で、次に示すフェージングの有無の判定結果も合わせて
走行中あるいは停車中の判断が行われる。 【0012】次に、フェージングの検出について説明す
る。一般に定在波性の電磁界分布の中を移動局が走行す
ると、受信波の包路線はランダムに変動する。また、受
信波のレベルが単位時間あたりにあるレベルと交差する
回数(以下レベル交差回数と呼ぶ)は、速度の増加にと
もない増加する。そこで判定部104では、包路線検波
信号S4のレベルが、1つのレベルを単位時間に所定回
数以上交差したかを調べる。そしてこの回数が所定回数
を超えたときフェージングありと判定し、所定回数に満
たないレベル交差回数のときにはフェージングなしと判
定する。なお、上記フェージングの有無を判定するため
のレベル交差回数基準値は、やはりキーボード部109
より予め入力・設定しておく。 【0013】以上に説明した2つの判定結果から車が停
車中か否かを判定する方法を表1に示す。即ち、フェー
ジングなしのときは差電圧Vに関係なく、停車中と判定
して判定信号S5を「停車中」とし、フェージングがあ
って差電圧Vが正または0のときは走行中と判断して判
定信号S5を「走行中」として出力する。なお、差電圧
が負でかつフェージングが「ある」の状態、即ち走行中
であるにも関わらず回転数がしきい値未満という状態4
は存在しないものとしている。 【表1】 【0014】以上のような判定部104の処理の具体的
な方法の例を図5のフローチャートに示す。この図にお
いては、まずFV変換部103からの直流電圧VDを取
り込み(S501)、(数1)から差電圧Vを求めてこ
れが非負(正か0)か負かを判定する(S502)。こ
の差電圧Vが非負であれば、次に無線部110からの包
路線検波信号S4を取り込み、その1つのレベルに対す
る交差回数を検出してフェージングの有無を検出する
(S504)。その結果、フェージングありと判定した
とき(S505で“Yes”)、判定信号を「走行中」と
して制御部113へ出力し、判定処理を終わる。またS
502またはS505で“No”のときは、判定信号を
「停車中」として制御部113へ出力し(S503)、
判定処理を終わる。 【0015】制御部113は、上記した判定部104の
判定信号を受けて携帯電話機の動作を制御するが、図4
は、この制御動作に関連する処理のフローチャートであ
る。図4に於いては、まず交通事故防止機能が選択され
ているかを調べる(S401)。この選択は、図2に示
した運転キー201をユーザが操作して行う。そしてこ
の防止機能が選択されていない場合には、通常携帯電話
機として動作する通常モードとする(S402)。ここ
で通常モードとは、携帯電話機のキー操作が任意時間に
可能であり、また任意時間に発着信が可能である状態を
いう。また、事故防止機能が選択されている場合には、
以下の交通事故防止機能の動作処理を開始する。即ち、
まず、表示画面202に交通事故防止機能が選択されて
いることを表すアイコン203を表示する(S40
3)。次に、キー入力をすべて無効にするキーロック処
理を行い(S404)、判定部104に動作開始を要求
する(S405)。この要求を受けた判定部104は図
5の処理を行い、判定信号S5を出力する。制御113
は、この判定信号を受信するまで待ち(S406)、受
信するとその判定信号が「停車中」か「走行中」かを調
べ(S407)、停車中であれば通常モードとする(S
402)。一方、S407で「走行中」であったとき
は、着信の有無を検出し(S408)、なければSTA
RTへ戻り、着信があればオフフック処理を行い(S4
09)、音声データ格納部105より音声データを読み
込み、音声出力部108を制御して「ただいま運転中で
す」の音声データを発呼者の方へ送信する(S41
0)。このアナウンスは予め定めた規定回数行うとよ
く、そのアナウンスが終わるとオンフック処理を行って
回線を切断し(S411)、STARTへ戻る。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、運転前に運転者が簡単
なキー操作で交通事故防止の機能を選択しておけば、走
行中には自動応答モード並びにキー入力不能になるの
で、走行中に於ける運転者の不用意な携帯電話機操作に
よる交通事故を防止することができる。また、本機能を
備えた携帯電話機であっても、運転者以外の同乗者は本
機能をOFFに設定しておくことで、通常の従来の携帯
電話機として、走行中でも各種操作並びに発信または着
信が行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明になる交通事故防止機能付き携帯電話機
の構成例を示すブロック図である。 【図2】図1の携帯電話機の外観を示す図である。 【図3】エンジン回転数検出方法の説明図である。 【図4】制御部の動作を示すフローチャートである。 【図5】判定部の動作を示すフローチャートである。 【符号の説明】 101 ループアンテナ 102 波形整形部 103 FV変換部 104 判定部 105 音声データ格納部 110 無線部 113 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−174169(JP,A) 特開2000−78658(JP,A) 特開 平7−115680(JP,A) 特開 平10−70492(JP,A) 特開 平10−257555(JP,A) 特開 平8−307924(JP,A) 特開 平6−78076(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車のイグニッションノイズから車のエン
    ジン回転数を検出するためのエンジン回転数検出手段
    と、 受信電界レベルの時間変動からフェージングの有無を検
    出するためのフェージング検出手段と、 該フェージング検出手段によりフェージングがあると判
    断され、かつ前記エンジン回転数検出手段により検出さ
    れたエンジン回転数が予め設定された参照回転数以上の
    とき車は走行中と判定するための判定手段と、 該手段により車が走行中と判定されたときはキー入力を
    不可とするキーロック状態とし、さらに着信があったと
    きには運転中で通話できないことを示す音声を発呼者へ
    送信するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする交通事故防止機能付き携帯電
    話機。
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JP2002320029A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Kenwood Corp 携帯電話装置
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