JP3431615B2 - ディジタルδς変調器 - Google Patents
ディジタルδς変調器Info
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Description
オや音声通信等の分野で用いられる高性能のディジタル
・アナログ(D/A)コンバータを廉価に実現するため
のディジタル・デルタ・シグマ(ΔΣ)変調器に関し、
特にオーバーサプリング・ノイズシェーピング方式の1
ビットタイプD/Aコンバータを構成するのに好適なデ
ィジタルΔΣ変調器に関する。
近年のディジタル化の進歩に伴いアナログ信号を一定時
間毎にサンプリングしてその振幅値を多ビットのディジ
タル信号に変換するためのA/Dコンバータの需要と、
その逆のディジタル信号をアナログ信号に変換するため
のD/Aコンバータの需要が増大し、廉価で高性能のこ
れらの製品の開発が望まれている。
サンプリング周波数FS なるディジタル信号をそのま
まD/A変換するものであった。例えば、オーディオ分
野においては、FS =48kHz,16ビットのディ
ジタル信号をそのままD/A変換して216=6553
6通りの振幅値を生成し、これを後段の10次以上のア
ナログフィルタ(アナログ・ポスト・フィルタと称す
る)に通してアナログ信号の再生を行っていた。しかる
に、この手法では、216通りの振幅レベルを正確にL
SI(大規模集積回路)上で実現することが難しく、大
きな高調波や歪を多発し、またその回路規模も大きくな
り、さらには10次以上の急峻なアナログフィルタのカ
ットオフ・ポイント(22kHz近傍)において、位相
が回るために、聴感上の特性(聴感特性)も劣悪であっ
た。
グ・ポスト・フィルタの次数低減を目指して、2倍〜8
倍のオーバーサンプリング用のFIR(finite impulse
response )型のディジタル・インターポレーション・
フィルタ(ディジタル補間フィルタ)と、同じく2倍〜
8倍で動作可能なように高速化を図った16ビットD/
Aコンバータが開発された。これらにより、アナログ・
ポスト・フィルタの次数は4次〜6次に低減され、従っ
てカットオフ・ポイントでの位相回転が低く抑えられ、
聴感特性は若干向上した。しかしながら、D/Aコンバ
ータが216通りのアナログ振幅レベルを再生せねばな
らない点はそのままであり、LSI上での素子間バラツ
キによる特性劣化は避けられず、しかもシステムコスト
的にはさらに高価なものになってしまった。
タに対し、オーバーサンプリング比をより高く(32倍
〜256倍)とり、ベースバンド(0〜22kHz)で
の量子化ノイズを低く抑えたまま、16ビット等のマル
チビットデータを1〜数ビットのディジタル信号に変換
(再量子化)するという、いわゆるオーバーサンプリン
グ方式のノイズシェーピング技術が開発され始めた。
実際のD/A変換されるべきディジタルデータは1〜数
ビットであるため、D/Aコンバータとしては2〜数通
りの振幅値を表現するだけで良く、かつLSI上での素
子数が大幅に減り、従って素子間バラツキを抑え、高性
能化を図ることが可能であるという利点がある。
シェーピング技術としては一般的にΔΣ変調と呼ばれる
手法が用いられ、各種の具体的手法が開発されてきた
が、基本的には多ビットから少数ビットへの再量子化し
た時に発生するノイズをフィードバック等の手法により
経時的にキャンセルしていくものである。そのベースバ
ンド内における量子化ノイズのS/N比(信号対雑音
比)は、オーディオ用途では入力ディジタル信号のS/
N限界値97.8dB近くが必要とされ、 (i) オーバーサンプリング比 (ii) 再量子化ビット数 (iii) ΔΣ次数(ノイズシェーピング次数) の選択により決定される。これらの選択においては、従
来の大きな流れとして2種、(a) ΔΣ次数を安定な2次
とし、再量子化ビット数を1ビットとして、オーバーサ
ンプリング比を256倍(256FS =12.288
MHz)としたもの、(b) 量子化ビット数を2〜4ビッ
トとし、ΔΣ次数を3次(ただし、縦続接続ではなく、
1次ΔΣ変調器を3ケ組み合わせながら、3次ノイズシ
ェーピング特性を得たもの)として、オーバーサンプリ
ング比を64倍(64FS =3.072MHz)とし
たもの、があったが、各々、以下の問題があった。
2.288MHzと高速であるため、LSIで量産化が
難しい。特に、1ビットD/A変換を行うアナログ回路
の高速化が難しく、良好なアナログ特性が得にくい。
少ないとは言え、多ビット(2ビット以上)であるた
め、これをD/A変換する時のアナログ素子間のバラツ
キの影響により、やはり良好なアナログ特性が得にく
い。具体的には素子間バラツキによりD/A変換のリニ
ア性が失われ易い。
変換特性を得るためには、量子化ビット数を1ビットと
し、より低いオーバーサンプリング比にて構成できる高
次ΔΣ変調器が必要である。
コンバータとしては、図1に示すような量子化ビット数
を1ビットとした4次ΔΣ変調器が本出願人により開発
されており、これはオーバーサンプリング比64FS
=3.072MHzにおいてS/N比98dBを達成し
たものである。A/Dコンバータを構成するその4次Δ
Σ変調器の回路はアナログ・スイッチド・キャパシタ回
路で構成されており、1〜4の積分器はアナログ演算増
幅器と積分キャパシタから成り、11の1ビット量子化
器はアナログコンパレータであり、フィードフォワード
・パスやフィードバック・ループ等はスイッチド・キャ
パシタ・ネットワークで構成され、各重み係数a1 〜
a4 ,g0 ,b1 は各加算器10,14,15にお
けるキャパシタの容量比にて実現されていた。
に、4個の積分器1〜4が縦続接続され、これらの各出
力は、4本のフィードフォワード・パス5〜8を介して
各重み係数a1 〜a4 を乗じた後、フィードフォワー
ド加算器10によって加算され、その加算結果が1ビッ
ト量子化器11によって1ビットの出力データに量子化
されると共に、この量子化された値がフィードバック・
パス12,13を介して初段の積分器1の入力部へフィ
ードバックされる。すなわち、このフィードバック・パ
スは1サンプル時間分の遅延器12と、ゲイン設定器1
3を有し、このパスの出力は初段加算器14によって新
たな入力信号と加算して初段積分器1に入力される。
(Z) と出力Y(Z) との関係は、1ビット量子化器
11による量子化ノイイズをQN 、1から10までの
回路の全てを含めた4次ループ15の伝達関数をH
(Z) とすると、
2kHz)においては、
次の積分特性を有するので、H(Z)≫1となる。従っ
て上記(1)式は、
ースバンドにおける量子化ノイズQNが1/H(Z)
倍されたノイズ・シェーピング特性をもった1ビットΔ
Σ変調出力Y(Z) が得られる。
ど、QN /H(Z) が小さくされ、結果としてS/N
比が向上することが分る。それ故、4次ループ15の伝
達関数H(Z) の次数が高い程S/N比が良くなり、
そのS/N比の値は各フィードフォワード・パス5〜8
の重み係数値a1 〜a4 と、ローカル・フィードバッ
ク・パス9の重み係数値b1 によって決定される。な
お、ローカル・フィードバック・パス9は、ΔΣ変調の
量子化ノイズスペイクトルにおいて、2重根のゼロ点を
挿入するものであり、S/N比向上のために有効である
が、ΔΣ変調器としては必須の要件ではない。
従来例のものは、4次ループ15をアナログ積分器等で
構成していたため、伝達関数の次数を高くしてS/N比
をさらに向上させることは困難であり、またLSIでの
量産化にも向いていなかった。
ルΔΣ変調器を実現することにより、前記の従来型の
(a),(b)の問題点を解消し、アナログ特性が良好
でLSIでの量産化が容易なD/Aコンバータを提供し
ようとするものである。ただし、図1のΔΣ変調器を応
用してアーキテクチャーによるディジタルΔΣ変調器を
単純なディジタル化で実現しようとすると、図1でアナ
ログスイッチド・キャパシタ・ネットワークで簡単に実
現されていた各重み係数a1 〜a4 ,g0 ,b1 等
の演算には、多ビットの乗算が必要となり、回路規模が
膨大になるという新たな問題が生ずる。また、オーディ
オ分野では2〜4チャンネルという多チャンネルのD/
Aコンバータが必要とされること、動作レートが64F
S =3.072MHzと高速であるのに対して、演算
すべきビット数が16ビット以上と大きいことなどによ
り、所期の目的を達成するためには、回路規模,高速動
作の点で解決すべき課題がある。
み、回路規模が小さく、高速動作が可能なディジタルΔ
Σ変調器を提供することにある。
路規模の小さな多チャンネル用のディジタルΔΣ変調器
を提供することにある。
め、本発明は、多ビットの入力ディジタル信号X(Z)
を累算する縦続接続された複数m個の累算手段と、該m
個の累算手段から出力される累算結果に対して各々のa
1 〜am の重み係数を乗じて、その乗算結果の総和を
とるフィードフォワード加算手段と、該フィードフォワ
ード加算手段の加算結果を所定の判定基準に基づいて、
前記入力ディジタル信号X(Z) よりもビット数の少
ないディジタル出力Y(Z) に再量子化する再量子化
手段と、該再量子化手段の再量子化値Y(Z) に応じ
た所定のフィードバック値を前記入力ディジタル信号X
(Z) と共に前記m個の累算手段の内の初段の累算手
段に入力するフィードバック手段とを有し、かつ前記フ
ィードフォワード加算手段は前記a1 〜am の重み係
数を2のべき乗とし、該重み係数の乗算をビットシフト
で実現しており、前記m個の累算手段は複数nチャンネ
ルの入力ディジタル信号X1(Z)〜Xn(Z)をチャ
ンネル順に順次入力可能とし、各々の該累算手段は1個
の多ビット加算器とnワードのシフトレジスタとを有し
て、該nワードのシフトレジスタの内の第1ワード目に
該多ビット加算器の出力が入力され、第nワード目の出
力が当該多ビット加算器の累算用データとしてフィード
バックされ、かつ前記再量子化手段からは、各チャンネ
ルの出力レートのn倍の動作の動作レートで全ての演算
が実施された結果として、再量子化値Y1(Z)〜Yn
(Z)が順次出力されることを特徴とする。
ードのシフトレジスタの第1ワード目から第nワード目
までのシフト転送間に、初期設定手段もしくは異常時リ
セット手段のいずれか一方または両者を配接したことを
特徴とすることができる。
ィジタル信号X(Z) を入力とする2以上のm個の縦
続接続されたm個の累積手段から出力される各累積結果
にa1 〜am なる重み係数を乗じて総和をとるフィー
ドフォワード加算手段において、a1 〜am なる重み
係数を2のべき乗とし、その乗算をブロック間配線のビ
ットシフトにて実現させるようにしているので、乗算器
が不要であり、そのため回路規模が小さく、高速動作や
多チャンネルタイムシェア使用の可能な高次のディジタ
ルΔΣ変調器を実現できる。しかも、再量子化出力を従
来よりも低速の1ビットデータにすることが可能である
ので、この1ビットデータをD/A変換するアナログ回
路の量産化を容易にし、アナログ特性を向上させるのに
貢献できる。また、本発明では、2以上のnチャンネル
のディジタル信号X1(Z)〜Xn(Z)を順次入力可
能とするm個の累算手段の各々が1個の多ビット加算器
とnワードのシフトレジスタとから成り、このnワード
の内の第1ワード目にその加算器からの出力が接続さ
れ、第nワード目の出力がその加算器の累算用データと
してフィードバックされるように構成し、各チャンネル
の出力レートのn倍の動作レートで全ての演算が実施さ
れ、出力Y1(Z)〜Yn(Z)が順次出力されるとい
うように、時分割で演算処理するようにしているので、
回路規模の小さな多チャンネル用のディジタルΔΣ変調
器を提供できる。
細に説明する。
z,16ビットのディジタルオーディオ信号を64倍オ
ーバーサンプリングした64FS =3.072MH
z,16ビットのディジタル信号を入力とし、ベースバ
ンド(0Hz〜22kHz)での量子化ノイイズを小さ
く抑えたノイズシェーピングを実現しながら、入力より
も少ないビット数に再量子化した64FS のディジタ
ルデータを出力する高次ΔΣ変調器に対して、本発明を
適用する場合について以下に説明する。
ビット数が1ビットの場合について述べるが、これは説
明を簡単にするためであり、以下に説明する本発明の内
容は、再量子化ビット数が複数ビットの場合にも、その
まま適用できるものである。また、ΔΣ変調器の次数と
しては、16ビットディジタル入力信号が有しうるS/
N比の限界値97.8dBを、64倍オーバーサンプリ
ングして1ビット量子化ΔΣ変調にて実現可能とするた
めに、4次(m=4)の場合を実例として選択している
が、その求めるターゲットに応じた各種の次数やオーバ
ーサンプリング比の構成に対しても、本発明は適用可能
である。
トΔΣ変調器の基本動作は前述の図1の従来例と同様な
ので、その説明は省略する。
係数a1 〜a4 を2のべき乗に設定した場合の本発明
を説明するための回路構成を示す。入力信号X(Z)
は16ビット,64FS =3.072MHzのディジ
タル信号であり、各積分回路は21〜24のディジタル
累算器、すなわち多ビットの加算器(アキュムレータ)
と累算レジスタとにより構成される。各累算器21〜2
4は、その入力に対してK1 〜K4 倍の演算空間を有
する。すなわち、各累算器21〜24の積分ゲインは1
/K1 〜1/K4 であり、これらのゲインの値は2の
べき乗に設定されているので、乗算は不要で、各段の累
算器の出力は次段の入力部へブロック間配線のビットシ
フトにより直結されている。
パス5〜8とフィードフォワード加算器10、および1
ビット量子化器11は、この図2の回路構成では、25
〜28のフィードフォワード・パスと29の加算量子化
器とにより構成される。一例として重み係数a1 〜a
4 の値を、
ードフォワード・パス25〜28では、各累算器21〜
24の出力を4ビット,3ビット,2ビット,1ビット
ずつLSB側へビットシフトさせた各ブロック間配線に
より直接加算量子化器29へ送ることで、乗算器等の具
体的な乗算回路を設けることなく、実質的にa1 〜a
4 の重み係数を乗じることが可能である。
ット加算器29a〜29cにより構成される。多ビット
加算器29aはフィードフォワード・パス25と26か
らのデータを加算し、多ビット加算器29bはフィード
フォワード・パス27と28からのデータを加算し、こ
れら多ビット加算器の2つの加算結果が後段の多ビット
加算器29cにより加算され、これにより4個のパスか
らのデータの総和をとることができる。1ビット量子化
は、その総和が正が負かを判定してその結果を出力すれ
ば良い。従って、加算器29cの加算結果のサインビッ
トがこの判定結果、すなわち1ビット量子化出力として
出力される。
ク・パス33を介して、ゲインg0倍されて入力加算器
34へフィードバックされ、入力レジスタ31から出力
された新たな入力出データX(Z) と多ビット加算器
34により加算されて、1段目の累算器21へ送られ
る。
フルスケール値をxmax ,−xm ax とすると、上
記の1ビット量子化出力の値Y(Z) は、正または負
のフルスケール値xmax ,−xmax を表現するも
のであり、これがg0 倍されてフィードバックされ
る。従って、これは、Y(Z) =1(正)のときに、
−g0 ・xmax を、Y(Z) =0(負)のとき
に、+g0 ・xmax を新たな入力データX(Z)
に加算することを意味している。ここで、1と0とは、
1ビットデータにて正と負とを表わすために用いたもの
であり、0は負を表わす。なお、データ形式として2の
補数形式をとる場合には、加算器29cの加算結果のサ
インビットは、判定結果が正のときには0で表現され、
判定結果が負のときには1で表現されるので、これをイ
ンバータ30で反転してY(Z) として出力させる。
クループ33にゲインg0 を設けたが、これは入力X
(Z) との相対的な関係を示すもので、入力間に1/
g0のゲインを設けて、フィードバック系のゲインを1
とした場合にも全く等価である。また、前式(1)で前
述のフィードバック系の遅延Z−1は、系全体のクロー
ズループ内のどこに置いても効果は同一であり、図2の
回路構成では各累算器21〜24における累算レジスタ
の動作に自動的に組み込まれている。
器がディジタル化した回路で構成され、また乗算器等を
必要とせず、各重み係数がブロック間配線のビットシフ
トのみで構成される。このため図2の回路構成によれ
ば、回路規模が小さく高速動作の可能なΔΣ変調器が実
現される。
フトをさらに理解し易くするための図であり、特に2個
の20ビット累算器35,36の出力を各々4ビット,
3ビットずつビットシフトして、17ビット加算器37
へ転送する際のブロック間配線の様子を示すものであ
る。即ち、20ビット累算器35の出力QA5〜QA2
0は下位方向へ4ビットシフトされて、17ビット加算
器37の入力ポートA1〜A16へ入力され、20ビッ
ト累算器36の出力QB4〜QB20は下位方向へ3ビ
ットシフトされて17ビット加算器37の他の入力ポー
トB1〜B17へ入力される。これにより、乗算器等を
必要としないで2のべき乗の演算が実現され、回路規模
が簡易でかつ高速動作が可能な再量子化のための演算処
理ができる。なお、上記の累算器35は図2の累算器2
1,23、また累算器36は図2の累算器22,24、
また加算器37は図2の加算器29a,29bにそれぞ
れ対応する。
割で行う複数チャンネル用のディジタルΔΣ変調器を実
現するために、本発明を適用した場合の本発明の第1の
実施例の回路構成を示す。ここでは、具体例として2チ
ャンネルの場合について説明するが、3チャンネル以上
の場合にも本例の構成が同様に適用可能であることは、
以下の説明により明らかである。
累算レジスタは、2チャンネル分としての2ワードのシ
フトレジスタREG1(45,41〜44)、REG2
(50,46〜49)として用意されており、2チャン
ネル分の入力X1(Z),X 2(Z)がシフトレジスタ
45,50を介して交互に入力されるたびに、同一の演
算回路を用いて、2チャンネル分の出力Y1(Z),Y
2(Z)を交互に生成し、出力していく。クロック供給
回路40から上記各シフトレジスタへ共通して供給され
る動作クロックMCKは、各チャンネルの動作レートが
64FS =3.072MHzであるとすると、その2
倍の128FS =6.144MHzである。この動作
クロックMCKの1クロックの演算期間1/6.144
MHz≒163ns内に、2チャンネルの内の一方のチ
ャンネルについての演算と、1ビット出力、および次の
チャンネルの演算準備が実施される。
2(46〜49)から出力された一方のチャンネルの前
回までの累算データは、各累算器内の自己ループ・パス
と、次段の累算器へのパスと、フィードフォワード加算
器を経た1ビット出力と、フィードバック・パスを経て
新たな入力と加算された後での初段の累算器へのパス等
の一連の演算を実施されて、各第1のシフトレジスタR
EG1(41〜44)に取り込まれる。同時に、各第1
のシフトレジスタREG1(41〜44)に貯えられて
いたもう一方のチャンネルの累積データは、各第2のシ
フトレジスタREG2(46〜49)へ移動され、次回
サイクルでの演算に使用されうるようになる。以上の動
作を繰り返すことで、回路規模の大きな各演算回路を増
やすことなく、簡易な2チャンネル・タイムシェア型の
ディジタルΔΣ変調器が実現できる。
分のレジスタとしてシフトレジスタREG1,REG2
を用いたが、それは、(i) チャンネル間の選択用のマ
ルチプレクサが不用になること、(ii) マルチプレクサ
による遅延時間を主要な演算経路から省略できること、
(iii) 各レジスタに同一のクロックが供給できるので、
コントロールが簡易になること、等の利点により、回路
規模の削減と演算の高速化に貢献しうるためである。
の設定および異常動作時のリセットを行うための回路5
1〜54を、各累算器の第1のシフトレジスタREG1
と第2のシフトレジスタREG2の間に接続している。
この回路51〜54は、本例のΔΣ変調器の動作スター
ト時に累算レジスタREG2を初期設定したり、動作中
の異常時すなわち発振時にそのレジスタREG2の値を
所定値に設定する機能を有する。この回路51〜54
は、系全体の何処に置いても構わないが、特に本実施例
のように同一の演算回路を複数チャンネルで時分割で共
用する場合には、この回路51〜52を高速動作が必要
なレジスタREG2からレジスタREG1への演算経路
の中に挿入して遅延時間を増やすことは非常に不利であ
る。従って、本実施例では、レジスタREG1からレジ
スタREG2へのシフト転送間の経路にその回路51〜
54を配置することで、レジスタREG2からレジスタ
REG1への演算経路の高速化に貢献できるようにして
いる。
有限ビット数であることより、そのオーバーフローが代
表的なものであるが、このオーバーフローを避けるため
に、本回路51〜54はレジスタREG1へ取り込まれ
た毎回の累算結果を常にチェックし、その累算結果があ
らかじめ定めた値(閾値)以上であれば発振したと判定
して、レジスタREG2へは正常状態へ戻すための所定
値(例えば、オール零)へリセットしたデータを送り込
む。これにより、レジスタREG2からレジスタREG
1への演算経路の高速化を劣化させることなく、簡易な
回路構成によって、安定なディジタルΔΣ変調器を提供
できる。
さらに詳細に示すものであり、レジスタ62は図4のレ
ジスタ41〜44、レジスタ63は図4のレジスタ46
〜49、回路64は図4の回路51〜54にそれぞれ対
応する。図5では、2チャンネル分の累算シフトレジス
タとして62のレジスタREG1と63のレジスタRE
G2、さらに61の累算用加算器がそれぞれ20ビット
で構成され、レジスタREG1とレジスタREG2の間
に64の初期設定および異常時リセット回路が挿入接続
されている。この累算器の累算ゲインは1/2としたの
で、入力データはD1〜D19の19ビットとなってい
る。加算器61は通常の全加算器(フルアダー)が20
個接続されたキャリーリップル加算器(Carry-Ripple-A
dder)であり、そのデータ形式は2の補数形式としてあ
る。各20ビットの第1累算シフトレジスタREG1
(62)と第2累積シフトレジスタREG2(63)お
よび、初期設定・異常時リセット回路64内の2ビット
の前回データを記憶するレジスタは、クロック供給回路
40からの同一の128FS =12.28MHzのク
ロックMCKによって動作され、このクロックMCKの
1周期毎にデータをレジスタ間でシフト転送させてい
く。レジスタREG1とレジスタREG2は、それぞれ
別チャンネルのデータを貯えている。
ビットのレジスタは、第1累算シフトレジスタREG1
(62)に貯えられたチャンネルの前回データの上位2
ビット(J19,J20)を貯えている。本例では、異
常時としてオーバーフロー発生を検出することを目的と
しており、
とを示しており、上記(a)または(b)の場合には、
リセット指令として、
(63)への転送データはオール零にリセットされる。
また、初期設定では、動作初期時に、初期設定信号を
の内容をオール零に設定する。
では、入力が19ビットであること、すなわち累算器の
演算空間が入力データのビット数(19ビット)よりも
1ビット以上大きいことを前提とするが、通常の高次Δ
Σ変調では、累算ゲインが1/2以下に設定されること
が多いので、この全体条件は、非常に有効な判定の条件
となり得る。上記(a),(b)についてさらに補足す
れば、上記の
で正規化した時に+0.5以上の値であったことを示し
ているものであり、従って新たな19ビット入力を加え
た結果は正値であるはずである。従って、レジスタRE
G1のサインビットであるQ20′はこのときは0でな
ければならない。故に、Q20′=1となれば、正のオ
ーバーフローが発生してサインビットが判定してしまっ
たことが認識される。
で正規化した時に−0.5以下の値であったことを示し
ているので、新たな19ビット入力を加えた値は負値の
ままであるはずである。従って、レジスタREG1のサ
インビットであるQ20′はこのときは1でなければな
らない。故に、Q20′=0となれば、負のオーバーフ
ローが発生してサインビットが反転してしまったことが
認識される。
出を20ビット全てのチェックを必要とせずに、わずか
3ビットのチェックのみで実現できること、新たなコン
トロール回路を設けることなくすでに使用されている単
一のクロック供給回路40を利用できること、初期設定
と異常時のリセットとを同一のリセット回路で共用して
いること、単一回路で2チャンネル用に共用できるこ
と、等の点で非常に簡易な回路で実現できる。しかも、
リセットや異常検出の遅延を、キャリー(Carry)伝播
遅延等を含むレジスタREG2からレジスタREG1へ
の演算経路から省くことができるので、簡易で高速な2
チャンネル用のディジタルΔΣ変調器が実現できる。
は、初期設定値および異常時リセット値をオール零とし
たが、これは回路説明を簡易にするためであり、オール
零以外のリセット値を用いること、また初期設定値と異
常時リセット値を異なる値にすること等が類似の回路構
成により容易に実現可能であることは勿論である。
た実施例のΔΣ変調器から1個の多ビット加算器を省
き、回路の簡素化を図った本発明の第2実施例について
説明する。この実施例は、図2もしくは図4に示したフ
ィードバック・パスのゲインg 0 を2以上の整数値と
し、初段加算器(図2,図4の加算器34)を省略する
ものである。以下に、g0 =2の場合とg0 =3の場
合について初段累算器内の累算用加算器を示した図6,
図7を参照して本実施例を説明するが、これらの回路は
入力側に1/g0 のゲインをもたせてフィードバック
・ゲインを1とした場合と等価である。また、g0 ≧
4の場合に対しても、以下の説明よる手法を拡張してい
くことで容易に類推可能である。
=23 =8(図1参照)の場合について示すもので、
図2,図4に示す初段加算器(34)は排除され、19
ビットの累算用加算器の入力端子のD1〜D16へは入
力X(Z) の16ビットデータx1 〜x16が直接入
力され、加算器入力端子のD17へは、入力X(z )の
サインビットX16の反転値
れ、加算器入力端子のD18とD19へは量子化結果で
ある1ビット出力値Y(Z) が入力される。なお、以
下の説明では、出力値Y(Z) は、量子化結果が正の
ときにY(Z) =1、量子化結果が負のときにY
(Z) =0で表現され、かつ入力データX(Z) を始
めとして全ての演算に用いられるデータ形式は2の補数
形式において左側をMSB側として表現されるものとす
る。
で表現すると、上位3ビットがサインビット拡張され
て、
正)のときにはフィードバック値は−2・FS(FSは
入力16ビットの最大値)となり、
(4)式のデータを加算した結果は、x1 6=0の場合
(入力X(Z) が正値)には、
値)には、
共に、
のときには、フィードバック値は+2FSとなり、
なり、その加算した結果は、x16=0のときには、
に(7)式で表現される。
初段加算器を排除しながらも、入力x(z) とフィー
ドバック量±g0 ・FSとが自動的に加算されて、初
段累算器(初段の累算レジスタ)に入力されていること
が理解できる。
合について示すもので、やはり初段加算器は排除され、
累算用加算器は19ビットである。この零では、g0
の値が奇数であるので、19ビットの累算用加算器の入
力端子のD1〜D15へはX (Z) のサインビットを
除く下位15ビットデータx1 〜x15が直接入力さ
れ、加算器の入力端子のD16へはサインビットx16
の反転値である反転x1 6が入力され、加算器の入力端
子D17へは量子化結果である1ビット出力値Y (Z)
の反転値である反転Y(Z) が、加算器の入力端子の
D18〜D19へはそのY(Z) が入力される。
ら、フィードバック値は−3・FSであり、
その加算結果は、x16=0の場合には、
ドバック値は+3・FSであり、 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 …(15)
の加算結果は、x16=0の場合には、
される。
図7に示す回路構成により、初段加算器を排除しながら
も、入力X(Z) とフィードバック量±g0 ・FSと
が自動的に加算されて、初段累算器(初段の累算レジス
タ)に入力されていることが理解できる。
合にも当然同様な手法により拡張していけることは明ら
かである。その手法の要部の1つとしては、g0 =n
において、nが偶数のときには入力X(Z) のサイン
ビットx16をそのままD16へ入力させ、nが奇数の
ときにはそのサインビットの反転x16がD17へ入力
させることである。いずれにしても、本実施例によれ
ば、19ビットの初段加算器を排除できることにより、
回路規模が大いに削減できること、また最も演算遅延が
大きい経路の遅延を減ずることができ、これにより特に
高速動作を要求される第1の実施例のような複数チャン
ネルのディジタルΔΣ変調器を実現する上でその効果が
絶大であると期待できる。
乗算器が不要で回路規模が小さく、高速動作や多チャン
ネルタイムシェア使用の可能な高次のディジタルΔΣ変
調器を実現でき、しかも再量子化出力を従来よりも低速
の1ビットデータにすることが可能であるので、このΔ
Σ変調器の出力をD/A変換するアナログ回路の量産化
を容易にし、アナログ特性を向上させるのに貢献でき、
また、同一の演算回路をチャンネル毎に時分割で利用す
ることで、回路規模の小さな多チャンネル用のディジタ
ルΔΣ変調器を提供できるという効果がある。
Σ変調器の構成を示すブロック図である。
ードフォワード・パスの重み係数a1 〜a4 を2のべ
き乗に設定してブロック間配線のビットシフトにて各係
数の乗算を実現させた場合の4次1ビット量子化のディ
ジタルΔΣ変調器の構成を示すブロック図である。
トの詳細を示すブロック図である。
シェア型のディジタルΔΣ変調器の構成を示すブロック
図である。
チャンネル用ディジタルΔΣ変調器の累算レジスタ間に
配置させた場合の詳細な構成例を示す回路図である。
ク・ゲインg0 が2の場合における初段累算用加算器
における入力X(Z) とフィードバック−g0 Y(Z
) との加算回路の構成を示す回路図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 多ビットの入力ディジタル信号X(Z)
を累算する縦続接続された複数m個の累算手段と、 該m個の累算手段から出力される累算結果に対して各々
のa1 〜am の重み係数を乗じて、その乗算結果の総
和をとるフィードフォワード加算手段と、 該フィードフォワード加算手段の加算結果を所定の判定
基準に基づいて、前記入力ディジタル信号X(Z) よ
りもビット数の少ないディジタル出力Y(Z)に再量子
化する再量子化手段と、 該再量子化手段の再量子化値Y(Z) に応じた所定の
フィードバック値を前記入力ディジタル信号X(Z)
と共に前記m個の累算手段の内の初段の累算手段に入力
するフィードバック手段とを有し、 前記フィードフォワード加算手段は前記a1 〜am の
重み係数を2のべき乗とし、該重み係数の乗算をビット
シフトで実現しており、 前記m個の累算手段は複数nチャンネルの入力ディジタ
ル信号X1(Z)〜X n(Z)をチャンネル順に順次入
力可能とし、各々の該累算手段は1個の多ビット加算器
とnワードのシフトレジスタとを有して、該nワードの
シフトレジスタの内の第1ワード目に該多ビット加算器
の出力が入力され、第nワード目の出力が当該多ビット
加算器の累算用データとしてフィードバックされ、 かつ前記再量子化手段からは、各チャンネルの出力レー
トのn倍の動作の動作レートで全ての演算が実施された
結果として、再量子化値Y1(Z)〜Yn(Z )が順次
出力されることを特徴とするディジタルΔΣ変調器。 - 【請求項2】 前記nワードのシフトレジスタの第1ワ
ード目から第nワード目までのシフト転送間に、初期設
定手段もしくは異常時リセット手段のいずれか一方また
は両者を配接したことを特徴とする請求項1に記載のデ
ィジタルΔΣ変調器。
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-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001199803A patent/JP3431615B2/ja not_active Expired - Lifetime
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