JP3431342B2 - レーザリペア機能付顕微鏡 - Google Patents

レーザリペア機能付顕微鏡

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JP3431342B2
JP3431342B2 JP09382295A JP9382295A JP3431342B2 JP 3431342 B2 JP3431342 B2 JP 3431342B2 JP 09382295 A JP09382295 A JP 09382295A JP 9382295 A JP9382295 A JP 9382295A JP 3431342 B2 JP3431342 B2 JP 3431342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶モジュール、IT
O基板、カラーフィルター等の製造工程で、パターン欠
陥や短絡などの不良部分をレーザを用いて修正するレー
ザリペア機能を有するレーザリペア機能付顕微鏡に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体または高密度多層基板など
の試料表面を、TVカメラで観察しながらレーザ加工す
る装置の一例として、特開平4−23453号公報に開
示されるように、XYステージに乗せた試料像を、凸レ
ンズで一旦拡大するとともに、ハーフミラーを用いて透
過および反射させ、この反射した像をTVカメラの撮像
面で結像させ、また透過した像をレーザ光源のパターン
マスクに結像させるようにしたものがある。
【0003】また、従来、レーザリペア機能付顕微鏡と
して、図7に示すように、顕微鏡本体1の3眼鏡筒の直
筒側にレーザ発振管2、TVカメラユニット3、可変ス
リット41および該スリット41を照射する光源42を
有する加工用レーザヘッド4を取り付けたものがある。
この場合、レーザヘッド4の可変スリット41は、対物
レンズ6と結像レンズ7が作る中間像位置に配置され、
TVカメラユニット3は、結像レンズ7と可変スリット
41との間に配置されたビームスプリッタ9によって分
岐された光路に設けられ、そのカメラ撮像面31は、リ
レーレンズ12を介した結像位置に配置されている。ま
た、顕微鏡本体1の3眼鏡筒の光路切り換え用として、
切り換えプリズム11が結像レンズ7とビームスプリッ
タ9との間に出し入れ可能に配置されている。この場
合、接眼:直筒の分光光量比は0:100、100:0
となっている。
【0004】このような装置で対象物5をレーザリペア
するには、まず光路切り換えプリズム11を光路から外
し、直筒(レーザヘッド)側を100%とし、対物レン
ズ6のピントを合わせる。このピント合わせはTVカメ
ラユニット3側のモニターに対象物5の像を写し出すこ
とで行われる。また、これと同時に、モニターには、可
変スリット41のスリット像が現れる。このスリット像
によりレーザ加工範囲を設定するが、この範囲設定は、
図示しないモータにより可変スリット41の開口幅を調
整することにより行う。この状態で、作業者は、モニタ
ーに写る観察像から対象物5の修正したい部分をスリッ
ト位置に移動し、スリット幅を調整しながら、レーザに
よる修正を行うようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは、まず、前者の場合、試料表面の像
をハーフミラーを介してTVカメラの撮像面で結像させ
ているので、TVカメラの像が、試料の像に対して、上
下または左右が逆になってしまう。このことは、作業者
にとって、試料の取扱いが逆になるため、作業上の混乱
を招き、加工ミスの原因となるという問題点がある。
【0006】そこで、台形プリズムを使用して像の向き
を調整することが考えられるが、こうすると、その分光
学部品が多くなり、更に機構も複雑になってしまう。一
方、後者の場合、構造上、結像レンズ7から中間像位置
までが180mm前後であって、3眼鏡筒の直筒のヘッ
ド取り付け面8から可変スリット41までの距離が極め
て小さいものになるた。そのため、図示するようにヘッ
ド取り付け面8と可変スリット41の間にビームスプリ
ッタ9を配置し、このビームスプリッタ9により光を偏
向させ、さらにミラー10により光路を折り曲げ、TV
カメラユニット3に達するように構成すると、カメラ撮
像面31を中間像面に置くことが難しく、リレーレンズ
12が光路となる。このため、光学部品が著しく多くな
り、構造的にも複雑なものになってしまうという問題点
がある。
【0007】そこで、ビームスプリッタ9を破線9´の
位置に、ミラー10を破線10´の位置にそれぞれ配置
すれば、ビームスプリッタ9を移動させた分だけ中間画
像の位置をずらすことができるが、それでも装置として
実現するのは実際上困難である。一方、ミラー10´を
設けず、ビームスプリッタ9´により偏向された水平な
光軸に直接TVカメラ5を横向きにして配置することも
考えられる。光すれば、中間像位置にTVカメラ5を配
置できるが、顕微鏡の観察像の上下が逆転してしまうの
で、TVモニターに映る像と肉眼で見る観察像が鏡像関
係になり、好ましくない。
【0008】また、TVモニターと顕微鏡を同時に観察
することができないという問題点もある。つまり、TV
カメラの解像度は未だ人間の肉眼より劣っており、その
ため目で見る顕微鏡観察も必要で、この際に光路切り換
えプリズム11によりいちいち光路を切り換えなければ
ならないため、そのための手間が面倒である。できれば
TVモニターと顕微鏡観察をプリズム11の切り換え作
業なしで同時にできることが好ましい。
【0009】さらに、光路に出し入れされる光路切り換
えプリズム11とTVカメラユニット3側に光を偏向さ
せるビームスプリッタ9を上下方向に2段に配置してい
るため、つまり、2段構えのプリズム構成が必要となる
ため、さらに機構が複雑になり、その分のスペースも無
駄になる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、肉眼観察と撮像手段による観察を同時に行うことが
でき、しかも撮像手段でのモニタ像を正しく表示できる
構成の簡単なレーザリペア機能付顕微鏡を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザリペア
のための可変スリット手段を有する加工用レーザ手段
と、この加工用レーザ手段からのレーザを対象物上に
像させる対物レンズを含む結象光学系を有するレーザリ
ペア機能付顕微鏡において、前記対物レンズからの光路
を直進方向及びこの直進方向と交差する第1の偏向方向
に切り換える第1の光路切り換え手段と、前記直進方向
及びこの直進方向と交差し前記第1の偏向方向と異なる
第2の偏向方向に切り換える第2の光路切り換え手段と
を、前記結像光学系による中間像位置と前記対物レンズ
との間の同一位置に選択的に交換可能に設け、前記直進
方向の光路に対象物を撮像する撮像手段を、前記第1の
偏向方向の光路に前記対象物を肉眼で観察するための肉
眼観察手段を、前記第2の偏向方向の光軸に前記加工用
レーザ手段をそれぞれ配置している。
【0012】また、本発明は、前記第1の光路切り換え
手段と前記第2の光路切り換え手段は、前記第1の偏向
方向と前記第2の偏向方向とが前記同一位置に挿入され
た状態において180度の配置関係になるように配置
し、更に、前記第1の偏向方向と反対側に前記加工用レ
ーザ手段からのレーザ光を遮光する遮蔽部材を配置し、
前記第2の光路切り換え手段は、前記第2の偏向方向と反
対側に前記加工用レーザ手段からのレーザ光が前記肉眼
観察手段に入射することを防止する遮蔽部材を配置して
いる。 また、本発明は、前記第1の光路切り換え手段と
前記第2の光路切り換え手段は、前記第1の偏向方向と
前記第2の偏向方向とが前記同一位置に挿入された状態
において90度の配置関係になるように配置し、更に、
前記第2の光路切り換え手段は、前記第2の偏向方向と
反対側に前記加工用レーザ手段からのレーザ光を遮光す
る遮蔽部材を配置している。
【0013】
【作用】この結果、本発明によれば、前記第1の光路切
り換え手段と前記第2の光路切り換え手段を切り換える
だけで、レーザリペアと撮像手段によるTV観察を同時
に行なうことができるとともに、撮像手段によるTV観
察と肉眼観察手段による顕微鏡観察も同時に行なうこと
ができるようになる。
【0014】また、本発明によれば、前記直進方向の光
路に対象物を撮像する撮像手段を、前記第1の偏向方向
の光路に前記対象物を肉眼で観察するための肉眼観察手
段を、前記第2の偏向方向の光軸に前記加工用レーザ手
段をそれぞれ配置することで、前記第1の光路切り換え
手段と第2の光路切り換え手段を切り換えても常に対物
レンズの光軸上の直進方向に撮像手段が配置されること
から、撮像手段のTVモニタ像が対象部材の像に対して
逆になることを防止できる。また、本発明によれば、
記第1又は第2の光路切り換え手段に前記加工用レーザ
手段からのレーザ光を遮光する遮蔽部材を配置すること
で、顕微鏡観察とレーザリペア時にレーザ光が肉眼観察
手段に入射することを防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1は、第1実施例の概略構成を示すも
ので、上述した図7と同一部分には同符号を付してい
る。
【0016】この場合、光路切り換えプリズム11に代
えて、光路切り換えプリズム21を設けている。この光
路切り換えプリズム21は、結像レンズ7の光軸を接眼
レンズ22の方向とTVカメラユニット3の方向に2分
割するプリズム212と、結像レンズ7の光軸をレーザ
ヘッド方向とTVカメラユニット3の方向に2分割する
プリズム211を有していて、これらプリズム211、
212を光路に対して切り換えて挿入できるようになっ
ている。
【0017】そして、プリズム212により偏向された
光軸上の中間像位置には、プリズム22を介して接眼レ
ンズ23を、透過された光軸方向にはTVカメラユニッ
ト3をそれぞれ配置し、一方、プリズム211により偏
向された光軸上の中間像位置には、ミラ10を介してレ
ーザヘッド4を、また透過された光軸方向にはTVカメ
ラユニット3をそれぞれ配置している。
【0018】なお、このような光路切り換えプリズム2
1では、図2に示すようにプリズム211については、
レーザヘッド4からのレーザ光が対象物5まで通過する
際に、レーザ光が接眼レンズ23側に入射しないように
するための遮蔽板211aを取り付け、また、プリズム
212についても、レーザヘッド4からのレーザ光が誤
って発振されても、接眼レンズ23側に入射しないよう
にするための遮蔽板212aを取り付けている。
【0019】しかして、このような構成によれば、ま
ず、対象物5をレーザリペアするには、光路切り換えプ
リズム21のプリズム211が光路に入るように切り換
える。すると、対象物5からの観察像は、プリズム21
2を透過され、TVカメラユニット3の撮像面31に結
像され、モニター上に対象物5の像を写し出し、同時
に、プリズム212での偏向によりモニター上に可変ス
リット41のスリット像を写し出し、この状態で、レー
ザ加工の範囲を設定することで、レーザヘッド4からの
レーザ光により対象物5の所望部分の修正を行うように
なる。
【0020】一方、顕微鏡観察とTV観察を同時に行い
たい場合は、光路切り換えプリズム21のプリズム21
2が光路に入るように切り換える。すると、対象物5か
らの観察像は、プリズム212より偏向され、プリズム
22を介して接眼レンズ23で結像され、同時に、対象
物5からの観察像は、プリズム212を透過され、TV
カメラユニット3の撮像面31にも結像され、モニター
に対象物5の像を写し出し、TV観察も可能としてい
る。
【0021】従って、このような第1実施例によれば、
光路切り換えプリズム21のプリズム211を光路上に
切り換えることで、レーザリペアとTV観察とを同時に
行なうことができ、また、プリズム212を光路上に切
り換えることで、顕微鏡観察とTV観察とを同時に行な
うことができるので、従来のようにTV観察と顕微鏡観
察に光路を切り換えるものと比べ、同時観察時に光路の
切り換える必要がなく操作を簡単にできる。
【0022】また、光路切り換えプリズム21のプリズ
ム211、212を同一位置で切り換えることで、対物
レンズ6からの光路を接眼レンズ23方向TVカメラ
ユニット3方向に、またTVカメラユニット3方向
ーザヘッド4方向に切り換えることができるので、従来
のように光路切り換えプリズム(11)とTVカメラユ
ニット側に光を偏向させるビームスプリッタ(9)を上
下方向に2段に配置したものと比べ、2段構えのプリズ
ム構成を必要とせず、1段のプリズム構成でよいことか
ら、装置全体をコンパクトにできるとともに、光路切り
換えプリズム21から中間像位置までの距離が長くなる
ので、TVカメラユニット3、レーザヘッド4および接
眼レンズ23のいずれもが直接中間像位置に配置するこ
とができ、リレーレンズが不要になる。
【0023】また、光路切り換えプリズム21のプリズ
ム211、212は、それぞれレーザヘッド4からのレ
ーザ光が接眼レンズ23に入射するのを防止する遮蔽部
板211a、212aをそれぞれ設けているので、レー
ザ光が接眼レンズ23を通して目に入ることがない。
【0024】なお、第1実施例では、レーザ発振管2と
可変スリット41がレーザヘッド4の一つの筺体に収ま
っているが、可変スリット41のみを独立させて、中間
像位置に配置してもよい。また、ミラー10をなくして
レーザ発振管2を横倒しにして配置してもよい。また、
対物レンズ6と結像レンズ7との間隔が離れた構成の顕
微鏡の場合は、図1に破線で示したように光路切り換え
プリズム21の後の位置に結像レンズ7をそれぞれ配置
することで、リレーレンズなしに接眼レンズ23、TV
カメラユニット3、レーザユニット4を中間像位置に配
置することができる。 (第2実施例)図3は、第2実施例の概略構成を示すも
ので、この場合も上述した図1と同一部分には同符号を
付している。
【0025】この実施例は、光路切り換えプリズム21
と接眼レンズ23側のプリズム22との間にリレーレン
ズ24を配置してなる延長光学系の顕微鏡について、可
変スリット41を内蔵したレーザヘッド4とTVカメラ
ユニット3を取り付けたものである。また、光路切り換
えプリズム21とレーザヘッド4の間に光路折り曲げプ
リズム25を配置し、結像レンズ7を透過する対象物5
からの観察像を光路切り換えプリズム21と光路折り曲
げプリズム25により2回反射させ、中間像位置に合致
させてレーザヘッド4の可変スリット41を配置してい
る。このように接眼レンズ側にリレーレンズを配置する
構成は、対象物5として例えばLCD基板のように数+
cmの大きさを有するものを扱う場合などで、対物レン
ズ光軸からある程度離れた位置に接眼レンズを配置する
必要がある場合に採用される。
【0026】また、図4に示すように光路切り換えプリ
ズム21の各プリズム211と212を光路に対して直
角方向に移動する移動台26上に固定され、プリズム2
11とプリズム212が別個に光路に挿入されるように
なっている。この移動台26は、移動案内機構として、
滑り案内のアリ261を用いている。
【0027】また、これらプリズム211、プリズム2
12の透過率:反射率はそれぞれ50:50(TVカメ
ラ:レーザヘッド)、80:20(TVカメラ:接眼レ
ンズ)になっている。また、レーザ光が接眼レンズ23
に入射しないようにするため、図1で述べたようにプリ
ズム211、212のそれぞれに遮蔽板211a、21
2aを設けている。
【0028】しかして、このような構成においても、対
象物5をレーザリペアするには、手動操作により光路切
り換えプリズム21のプリズム211を光路に挿入す
る。すると、この場合も対象物5からの観察像は、プリ
ズム212を透過され、TVカメラユニット3の撮像面
31に結像され、モニター上に対象物5の像を写し出
し、同時に、プリズム212での偏向によりモニター上
に可変スリット41のスリット像を写し出し、この状態
でレーザ加工の範囲を設定することで、レーザヘッド4
からのレーザ光により対象物5の所望部分の修正を行う
ようになる。
【0029】また、顕微鏡観察とTV観察を同時に行い
たい場合は、手動操作により光路切り換えプリズム21
のプリズム212が光路に挿入する。すると、対象物5
からの観察像は、プリズム212より偏向され、リレー
レンズ24と全反射プリズム22により結像レンズ7の
中間像を接眼レンズ23の手前に結像させ、同時に、対
象物5からの観察像は、プリズム212で反射せずに透
過され、TVカメラユニット3の撮像面31に結像さ
れ、モニターに対象物5の像を写し出し、TV観察も可
能にしている。
【0030】従って、このような第2実施例によれば、
光路切り換えプリズム21のプリズム211または21
2を直進して通過する結像レンズ7の中間像をTVカメ
ラユニット3の撮像面31に結像させることで、TVカ
メラユニット3の位置を対象物5、対物レンズ6に対し
直筒の位置に配置するようになるので、TVモニタなど
での像が対象物5の像に対し逆になるようなことがなく
なり、作業者にとって、作業上の混乱を招く原因を排除
でき、加工ミスをなくすことができる。
【0031】また、対物レンズ5とTVカメラユニット
3の光軸間でTVカメラユニット3側に光路を導くため
の従来のリレーレンズやミラーなどの光学部品を省くこ
ともできるので、構成の簡単化も実現できる。
【0032】また、TVカメラと一緒にAF機構を使用
することもできる。この場合、図3において、27はA
F機構、28はダイクロイックミラーを示している。さ
らに、TVカメラの代わりに35mmカメラを配置して
写真撮影を行うなど、プリズム211とプリズム212
を透過する光路は、その他の目的にも使用できる。 (第3実施例)図5は、第3実施例に用いられる光路切
り換えプリズム21の概略構成を示すもので、この場
合、プリズム211の取り付け位置を上方から見て90
度回転させて、プリズム211と212の間にレーザを
しゃ断する遮蔽板213を設けている。 こうすること
で、上述した第1および第2実施例では、接眼レンズ2
3に対してTVカメラユニット3とレーザヘッド4が一
列方向に配置されていたものが、図6に示すようにTV
カメラユニット3とレーザヘッド4が横並びに配置され
るようになり、これらの配置スペースを有効にでき、装
置のコンパクト化が実現できる。また、プリズム211
の取り付け位置を変更することで、プリズム212での
遮蔽板212aを不要にして、1枚の遮蔽板213のみ
で対応できるので、部品点数を減らすこともできる。
【0033】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明中には以下の発明が含まれる。レーザリペアのための
可変スリット手段を有する加工用レーザ手段と、この加
工用レーザ手段からのレーザを対象物上に結像させる対
物レンズを含む結象光学系を有するレーザリペア機能付
顕微鏡において、前記対物レンズからの光路を直進方向
及びこの直進方向と交差する第1の偏向方向に切り換え
る第1の光路切り換え手段と、前記直進方向及びこの直
進方向と交差し前記第1の偏向方向と異なる第2の偏向
方向に切り換える第2の光路切り換え手段とを、前記結
像光学系による中間像位置と前記対物レンズとの間の同
一位置に選択的に交換可能に設け、前記直進方向の光路
に対象物を撮像する撮像手段を、前記第1の偏向方向の
光路に前記対象物を肉眼で観察するための肉眼観察手段
を、前記第2の偏向方向の光軸に前記加工用レーザ手段
をそれぞれ配置したことを特徴とするレーザリペア機能
付顕微鏡。
【0034】このようにすれば、レーザペリアと撮像手
段によるTV観察を同時に行うことができるとともに、
撮像手段によるTV観察と肉眼観察手段による顕微鏡観
察も同時に行うことができ、特に、TV観察と顕微鏡観
察を行うための光路の切り換えを一切必要とすることが
なくなり、この種観察のための操作を簡単にできる。ま
た、光路切り換え手段は、1段のプリズム構成でよいこ
とから、装置全体をコンパクトにできる。
【0035】
【0036】また、撮像手段は常に、直進して通過する
光路方向に配置されることから、撮像手段のTVモニタ
像が対象部材の像に対して逆になることを防止でき、作
業者にとって、作業上の混乱を招く原因を排除でき、加
工ミスなどをなくすことができ、また、撮像手段に光路
を導くための従来のリレーレンズやミラーなどの光学部
品を省くことができることで、構成の簡略化も実現でき
る。
【0037】本発明は、前記第1の光路切り換え手段と
前記第2の光路切り換え手段は、前記第1の偏向方向と
前記第2の偏向方向とが前記同一位置に挿入された状態
において180度の配置関係になるように配置し、更
に、前記第1の偏向方向と反対側に前記加工用レーザ手
段からのレーザ光を遮光する遮蔽部材を配置し、前記第
2の光路切り換え手段は、前記第2の偏向方向と反対側に
前記加工用レーザ手段からのレーザ光が前記肉眼観察手
段に入射することを防止する遮蔽部材を配置している。
また、本発明は、前記第1の光路切り換え手段と前記第2
の光路切り換え手段は、前記第1の偏向方向と前記第2
の偏向方向とが前記同一位置に挿入された状態において
90度の配置関係になるように配置し、更に、前記第2
の光路切り換え手段は、前記第2の偏向方向と反対側に
前記加工用レーザ手段からのレーザ光を遮光する遮蔽部
材を配置している。このようにすれば、加工レーザ手段
からのレーザ光が肉眼観察手段に入射することを防止で
きる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、撮像
手段によるTV観察と肉眼観察手段による顕微鏡観察も
同時に行うことができ、特に、TV観察と顕微鏡観察を
行うための光路の切り換えを一切必要とすることがなく
なり、この種観察のための操作を簡単にできる。また、
光路切り換え手段は、1段のプリズム構成でよいことか
ら、装置全体をコンパクトにできる。
【0039】また、撮像手段は、ビームスプリッターに
対し、常に直進して通過する光路方向に配置されること
から、撮像手段のTVモニタ像が対象部材の像に対し逆
になるようなことを防止でき、作業者にとって、作業上
の混乱を招く原因を排除でき、加工ミスなどをなくすこ
とができ、また、撮像手段側に光路を導くための従来の
リレーレンズやミラーなどの光学部品を省くこともでき
ることで、構成の簡単化も実現できる。
【0040】さらに、光路切り換え手段の各ビームスプ
リッターは、加工用レーザ手段からのレーザ光が肉眼観
察手段に入射するのを防止する遮蔽部材を有しているこ
とから、加工用レーザ手段からのレーザ光が目に入るよ
うな恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1実施例に用いられる光路切り換えプリズム
の構成を示す図。
【図3】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図4】第2実施例に用いられる光路切り換えプリズム
の構成を示す図。
【図5】本発明の第3実施例に用いられる光路切り換え
プリズムの構成を示す図。
【図6】第3実施例の概略構成を示す図。
【図7】従来のレーザリペア機能付顕微鏡の一例の概略
構成を示す図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体、2…レーザ発振管、3…TVカメラユ
ニット、31…撮像面、4…加工用レーザヘッド、41
…可変スリット、42…光源、5…対象物、6…対物レ
ンズ、7…結像レンズ、21…光路切り換えプリズム、
211、212…プリズム、211a、212a…遮蔽
板、22…プリズム、23…接眼レンズ、24…リレー
レンズ、25…光路折り曲げプリズム、26…移動台、
261…アリ、27…AF機構、28…ダイクロイック
ミラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−113015(JP,A) 特開 昭59−99304(JP,A) 特開 昭63−276014(JP,A) 特開 昭63−280209(JP,A) 特開 平1−164911(JP,A) 特開 平2−252451(JP,A) 特開 平2−275918(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/06 G02B 21/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザリペアのための可変スリット手段
    を有する加工用レーザ手段と、この加工用レーザ手段か
    らのレーザを対象物上に結像させる対物レンズを含む結
    象光学系を有するレーザリペア機能付顕微鏡において、前記対物レンズからの光路を直進方向及びこの直進方向
    と交差する第1の偏向方向に切り換える第1の光路切り
    換え手段と、前記直進方向及びこの直進方向と交差し前
    記第1の偏向方向と異なる第2の偏向方向に切り換える
    第2の光路切り換え手段とを、前記結像光学系による中
    間像位置と前記対物レンズとの間の同一位置に選択的に
    交換可能に設け、 前記直進方向の光路に対象物を撮像する撮像手段を、前
    記第1の偏向方向の光路に前記対象物を肉眼で観察する
    ための肉眼観察手段を、前記第2の偏向方向の光軸に前
    記加工用レーザ手段をそれぞれ配置 したことを特徴とす
    るレーザリペア機能付顕微鏡。
  2. 【請求項2】前記第1の光路切り換え手段と前記第2の光
    路切り換え手段は、前記第1の偏向方向と前記第2の偏
    向方向とが前記同一位置に挿入された状態において18
    0度の配置関係になるように配置されることを特徴とす
    る請求項1記載のレーザリペア機能付顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記第1の光路切り換え手段と前記第2の
    光路切り換え手段は、前記第1の偏向方向と前記第2の
    偏向方向とが前記同一位置に挿入された状態において9
    0度の配置関係になるように配置されることを特徴とす
    る請求項1記載のレーザリペア機能付顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記第1の光路切り換え手段は、前記第1
    の偏向方向と反対側に前記加工用レーザ手段からのレー
    ザ光を遮光する遮蔽部材を配置し、前記第2の光路切り
    換え手段は、前記第2の偏向方向と反対側に前記加工用
    レーザ手段からのレーザ光が前記肉眼観察手段に入射す
    ることを防止する遮蔽部材を配置したことを特徴とする
    請求項2記載のレーザリペア機能付顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記第2の光路切り換え手段は、前記第
    2の偏向方向と反対側に前記加工用レーザ手段からのレ
    ーザ光を遮光する遮蔽部材を配置したことを特徴とする
    請求項3記載のレーザリペア機能付顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記第1の光路切り換え手段と前記肉眼
    観察手段の間に延長光学系を配置し、前記対物レンズの
    光軸から前記肉眼観察手段の接眼レンズを離したことを
    特徴とする請求項1記載のレーザリペア機能付顕微鏡。
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